JP3196044U - 袈裟 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一模様、同一色彩の染色を工業的に効率よく施し、布生地を裁断、縫製した袈裟を提供する。【解決手段】まず、工程1で、デジタルスキャナーにより、図柄、文様などあらかじめ決定した模様を必要サイズで読み取る。これとは別に工程2として染色する布地を用意する。そして工程1で得たデジタル情報を染色する生地等の特徴や使用目的に合わせて画像の後処理を施す。捺染が終了した生地には、染料脱落防止及び、染色堅牢度を向上させるため、ソーピング(洗濯処理)を施工し、袈裟本体の布生地が完成する。完成した布生地を、袈裟仕様に合わせて工程3で裁断・縫製し、次いで工程4で縫製処理してデジタル捺染による法衣袈裟に仕上げる。【選択図】図2

Description

本考案は、あらゆる生活場面で数多く使用されている模様(文様及び紋様)を、デジタルスキャナーで読み取って、布生地にデジタル印刷(刷り込み)を施した後、袈裟用に裁断、縫製することで、従来の袈裟の製造過程を簡略化した袈裟に関する。
織物の模様表現は、その使用目的に応じて色・形・紋様が決定されている。また織物はこれを構成する先染めした経糸と緯糸を用いる関係上、製織された模様紋様はその変更が不可能である。また、無地布への染色は、型染めによる場合は型による模様表現であり、手描き染の場合には、独特の風合いが得られるが、同一の模様を二つと作成できないという課題がある。
製織の一例として、紋紙か又はこの紋紙に相当するデ−タを組み込んだコンピュ−タソフトを利用した染付けにより、簡単に紋織物の量産をはかること、あるいはその一部に特注要素を付与して得た紋紙又はこれに相当するデ−タを組み込んだコンピュ−タソフトによって紋織物を製造することもなされている。
しかし、模様や色彩が一品一品異なる袈裟を工業的に量産するには、かなりの課題が残されていた。そこで本考案は、デジタル捺染技法を用いることによって、量産することのできる新たな袈裟を提供することを目的としている。
本考案は、上記の目的を達成するため、施そうとする模様(文様、色彩)を被複写物からスキャナーで読み込んでデジタルデータ化し、このデジタルデータをデジタル捺染機に入力してデータ化した模様を忠実に表現して、布生地に染色を施し、この布生地を裁断した後、それらの裁断片を紬いで袈裟としたものである。
従来の製織または染色技法においては、模様の固定化と色彩の限定という制約があったが、ここで採用するデジタル捺染技法では、スキャナーによる模様と色彩の読み取りと、読み取ったデータのその後の処理において変化や調整および部分的な選択などが自由度の大きい範囲で可能になると同時に、文様の大きさ・向き・色などを任意に変化させることが可能である。
また、これまでの製織生地の持つ特徴、すなわち「暑い」「厚い」「重い」という点を、通常の布生地にデジタル捺染機で捺染加工を加えることで、「涼しい」「軽い」「薄い」という特徴に代替することができる。
さらに、従来の職人による染色工程全般における手間を大幅に省力し、短期間で安価な捺染布生地を作成することができる。こうして捺染された布生地を袈裟用に裁断し、それらの裁断片を紬いで袈裟を縫製する。
これらの特徴を可能にするために、本考案で使用する染料には、「反応染料」「酸性染料」「昇華染料」の3種類が中心となるが、いずれも前処理・後処理の必要な染料である。また「顔料」を染料とする方法もとることができる。いずれの染料、顔料も原反である布生地の特性に合わせて、使用することが可能である。
さらに、デジタル文様袈裟においては、デジタル信号を処理して決定した模様を紙に出力印刷して、染色前に紋様を具体的に検討したり、変更したりすることも可能にできる。この場合も、模様の色・形・大きさを自由に変更したり改変したりすることが可能である。
金襴地に鳳凰の図柄を描いた模様を示す図 布地の裁断、縫製で袈裟を作成する一連の工程を示す流れ図 各裁断片を縫い合わせて袈裟に仕上げた袈裟の展開図
以下、本考案に係る袈裟を、染色した布生地を用いて作成するまでの過程を詳しく説明する。
まず、工程1で、デジタルスキャナーにより、図柄、文様などあらかじめ決定した模様を必要サイズで読み取る。これとは別に工程2として染色する布地を用意する。そして工程1で得たデジタル情報を染色する生地等の特徴や使用目的に合わせて画像の後処理を施す。
染色する生地が袈裟法衣用の正絹とした場合、デジタル捺染を施工する生地に、高発色を確保し、波うち、いがみ防止のための前処理、いわゆる「湯通し」を行う。これにより、インク浸透を進化させ「にじみ」防止を図り、柄際のシャープさ、および生地に均一に染色することが確保できる。
模様については、スキャナーの段階で、視認による模様のズレや色の滲みなどの修正や補正を行い、より鮮明な画像を確保し、また、必要な補正を加え、より明確に染色できるように、スキャナー解像を行う。
前記の前処理加工した生地をデジタル捺染機にセットし、工程2に示すように修正補正を加えた画像をデジタル捺染機に導入して、絹生地に捺染する。
捺染が終了した生地には、染料脱落防止及び、染色堅牢度を向上させるため、ソーピング(洗濯処理)を施工し、袈裟本体の布生地が完成する。
完成した布生地を、袈裟仕様に合わせて工程3で示すように裁断・縫製し、次いで工程4で示すように縫製処理してデジタル捺染による法衣袈裟に仕上げる。
図1において、矩形の黒枠で囲った部分は、捺染した布生地を袈裟用に裁断する箇所を示す。これらの矩形の裁断片を図3に示すように繋ぎ合わせて袈裟1に仕上げる。なお、図3の矩形で示す枠5内には、これらの裁断片が組み込まれる。
この裁断・縫製加工で仕上げられた袈裟1に、必要な場合にはさらに刺繍、金彩などの加工を加えることもある。
このデジタル袈裟の原本である図1の織物は、所謂「錦織」の技法で織り上げたものをデジタル加工で生地に捺染した。縫製技法は、従来の織物の袈裟と同じく、条毎に文様を合わせて、縫い上げ、仕立てたものである。従って、この染めによる袈裟は、何等従来の袈裟とその仕上がりにおいて、違いはない。
文様の原典は、寺院の寺宝・建物・仏像や石碑等の事物や、寺院の歴史を示す風物詩や祭礼、また寺院を代表する人物画や、歴史上の著名人物なども、デジタルで表現できる。
このデジタル袈裟の一大特徴である、従来の金糸銀糸による豪華な織物を 染めによる袈裟として、考案したもので、袈裟としての品位と豪華さの表現に金彩加工により従来の織物と同様の質感と華麗さを表現することができる。
1 袈裟
2 紐座
3 田相
4 竪条
5 枠

Claims (2)

  1. 染色しようとする模様をスキャナーで読み込んでデジタルデータ化し、このデジタルデータをデジタル捺染機に入力して布生地に染色を施し、この捺染した布生地を袈裟用に裁断した後、それらの裁断片を縫製してなる袈裟。
  2. 前記袈裟が金襴地の法衣である請求項1記載の袈裟。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017089030A (ja) * 2015-11-06 2017-05-25 有限会社鈴木商会 袈裟用表生地及びその製造方法

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