JP3195971U - スイング矯正具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザがバックスイングにおいて腰をスウェイしないように促すことができ、かつダウンスイングにおいて腰の回転を十分に行なうように促すことができる簡素な構造のスイング矯正具を提供する。【解決手段】腰ベルト2と、足掛け具4と、一端が腰ベルト2に他端が足掛け具4にそれぞれ係留されるバンド3と、を備え、バンド3は、腰ベルト2との係留位置が、ユーザ100の腰部に巻き付け固定された腰ベルト2のゴルフスイング時の飛球方向側となる体側部に対応した位置であり、ユーザ100の腰部を腰ベルト2に沿って背中側に半巻して、ゴルフスイング時の飛球方向と反対側となる体側部における腰部と大腿部の付け根に沿って通され、足掛け具4に係留されるようになっていて、腰部を回転しない状態において、少なくとも腰部と大腿部の付け根から足掛け具4までの長さ部分が、延びて所要強度の緊張状態になる長さの紐状弾性体31aよりなる。【選択図】図2

Description

本考案は、ゴルフスイングを矯正するためのスイング矯正具に関する。
ゴルフにおけるミスショットの代表的な原因の一つとして、バックスイングにおける腰のスウェイ(腰が飛球方向と逆方向に動くことをいう。以下同じ。)が挙げられる。腰がスウェイすると、パワーが逃げてヘッドスピードが上がらず十分な飛距離が得られない。また、他の代表的な原因には、ダウンスイングにおける腰の回転が十分に行われていないことが挙げられる。腰の回転が十分でないと、インパクトの瞬間におけるゴルフクラブのヘッドスピードを確保できず、十分な飛距離が得られない。
従来、バックスイングにおけるスウェイを防止するスイング矯正具の一例として、ベルト部と、弾性体である帯紐部とからなり、帯紐部でベルト部のユーザの飛球方向と反対側の腰の位置と同ユーザの飛球方向と反対側の足とをつなぐ構成のものが既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−155965号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたスイング矯正具にあっては、バックスイングにおける腰のスウェイを防止できるものの、ダウンスイングにおける腰の回転が十分に行われることを促すものではなかった。したがって、ダウンスイングにおける腰の回転が十分に行われることを促すことによって、インパクトの瞬間におけるゴルフクラブのヘッドスピードを確保し、十分な飛距離が得られるようにする、という問題は解決されていない。
本考案は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、ユーザがバックスイングにおいて腰をスウェイしないように促すことができ、かつダウンスイングにおいて腰の回転を十分に行なうように促すことができる簡素な構造のスイング矯正具を提供することを目的とする。
本考案に係るスイング矯正具は、上記目的達成のため、(1)ゴルフスイングの練習をするユーザの腰部に巻き付け固定される腰ベルトと、前記ゴルフスイング時の飛球方向側となる前記ユーザの前足に履いた靴に掛け止められる足掛け具と、一端が前記腰ベルトに他端が前記足掛け具にそれぞれ係留されるバンドと、を備え、前記バンドは、前記腰ベルトとの係留位置が、前記ユーザの腰部に巻き付け固定された前記腰ベルトの前記ゴルフスイング時の飛球方向側となる体側部に対応した位置であり、前記ユーザの腰部を前記腰ベルトに沿って背中側に半巻して、前記ゴルフスイング時の飛球方向と反対側となる体側部における腰部と大腿部の付け根に沿って通され、前記足掛け具に係留されるようになっていて、前記腰部を回転しない状態において、少なくとも前記腰部と前記大腿部の付け根から前記足掛け具までの長さ部分が、延びて所要強度の緊張状態になる長さの紐状弾性体よりなる構成である。
この構成により、腰部が回転していない状態であるアドレス時において、バンドは、少なくとも腰部と大腿部の付け根から足掛け具までの長さ部分を占める紐状弾性体が、延びて所要強度の緊張状態になる。このため、ユーザの腰には、紐状弾性体による弾性復帰力が飛球方向に作用している。さらに、バックスイングにおいては、ユーザの飛球方向と反対側の腰部がユーザの背側の方向に回転し、その結果、ユーザの腰部から足掛け具までの距離がアドレス時における距離よりも長くなる。このため、バックスイングにおいては、紐状弾性体がさらに引き伸ばされることとなり、ユーザの腰に作用する紐状弾性体の弾性復帰力がアドレス時における紐状弾性体の弾性復帰力よりさらに大きくなる。すなわち、バックスイングが完了したトップ・オブ・スイング時にはユーザが腰に目一杯のひねりを加えることにより、ユーザの飛球方向と反対側の腰部はユーザの背側の方向に移動するので、ユーザの腰部から足掛け具までの距離が最大になっている。
従って、アドレスからトップ・オブ・スイングに至るまでのバックスイングの全過程において、ユーザの腰には飛球方向と逆の方向へ動くこと(スウェイ)を防止する弾性復帰力が作用する。このため、かかる弾性復帰力の作用により、バックスイングの全過程においてユーザが腰をスウェイしないように促すことができる。
トップ・オブ・スイング時の位置からアドレス時の位置までゴルフクラブを振り戻すダウンスイングにおいては、かかる最大長になった紐状弾性体がアドレス時における長さに戻ろうとする弾性復帰力、すなわち紐状弾性体の長さが短くなる方向に弾性復帰力が作用する。このため、かかるダウンスイングにおいて紐状弾性体の長さが短くなる過程においては、紐状弾性体を含むバンドが腰ベルトに沿ってユーザの背中側に半巻きされているので、ユーザの背中全体に対して、背中側に向けて捩っていた腰を逆の方向に捩り戻そうとする弾性復帰力が作用する。この弾性復帰力は、ダウンスイングにおける腰の回転を補助するように作用し、ダウンスイングにおける腰の回転が十分に行われるように促すことができる。
本考案に係るスイング矯正具は、(2)ゴルフスイングの練習をするユーザの腰部に巻き付け固定される腰ベルトと、前記ゴルフスイング時の飛球方向側となる前記ユーザの前足に履いた靴に掛け止められる足掛け具と、一端が前記腰ベルトに他端が前記足掛け具にそれぞれ係留されるバンドと、を備え、前記バンドは、前記腰ベルトとの係留位置が、前記ユーザの腰部に巻き付け固定された前記腰ベルトの前記ゴルフスイング時の飛球方向側となる体側部に対応した位置であり、前記ユーザの腰部を前記腰ベルトに沿って背中側に半巻して、前記ゴルフスイング時の飛球方向と反対側となる体側部における腰部と大腿部の付け根に沿って通され、前記足掛け具に係留されるようになっていて、前記腰部を回転しない状態において、少なくとも前記腰部と前記大腿部の付け根から前記足掛け具までの長さ部分が、延びて所要強度の緊張状態になる長さの紐状弾性体よりなり、前記腰ベルトには、前記腰部と前記大腿部の付け根に対応する位置に前記バンドを該腰ベルトから離間しないように位置規制する位置規制具を備えた構成である。
この構成のスイング矯正具は、前述した(1)のスイング矯正具に比べ、位置規制具を備えている点で相違する。従って、このスイング矯正具は、前述した(1)のスイング矯正具と同一の作用効果を有することに加え、位置規制具を備えていることにより、バンドは常にゴルフスイング時の飛球方向と反対側となる体側部における腰部と大腿部の付け根に沿って通され、位置ずれが生じるということがない。従って、バンドの紐状弾性体による弾性復帰力が腰部と大腿部の付け根より体側部に伝わりさらに背中側を半回りして反対側体側部の腰部に、作用することが保証される。このため、ゴルフスイングを行う毎にバンドの位置ずれを直すという煩わしさがない。
上記(1)または(2)の構成を備える本考案に係るスイング矯正具は、(3)前記紐状弾性体が、前記ゴルフスイング終了時における前記ユーザの腰部を最大限の回転したときに弛みが生じない長さに設定されている構成とするのがよい。
この構成により、本考案に係るスイング矯正具は、ダウンスイングの後、インパクトからフィニッシュに至るまでのフォロースルーの過程においても腰の回転が十分に行われるように促すことができる。
上記(1)または(2)の構成を備える本考案に係るスイング矯正具は、(4)前記バンドの全長が前記紐状弾性体よりなり、前記バンドが長さ方向に複数の部分に分割されてなり、かつ前記分割された少なくとも一つの部分の前記紐状弾性体の弾性率が他の部分の前記紐状弾性体の弾性率と異なる構成としてもよい。
この構成により、本考案に係るスイング矯正具においては、分割されたバンドの各部分を連結する順序を変更することができ、これにより一つの部分と他の部分の長さを変え、あるいは弾性率を変えることにより、連結する順序を異ならせることを通じて、ユーザの腰に作用する弾性復帰力の大きさを調整することができる。
上記(1)または(2)の構成を備える本考案に係るスイング矯正具は、(5)前記紐状弾性体が、前記バンドから着脱可能に前記バンドに取り付けられている構成としてもよい。
この構成により、本考案に係るスイング矯正具においては、紐状弾性体が疲弊して弾性を失った場合に紐状弾性体のみを新品と交換することができる。また、異なる弾性率を有する別の紐状弾性体と交換することにより、ユーザの腰に作用する弾性復帰力の大きさを調整することができる。
上記(1)または(2)の構成を備える本考案に係るスイング矯正具は、(6)前記腰ベルトと前記バンドとが、分離可能に連結されている構成としてもよい。
この構成により、本考案に係るスイング矯正具においては、ユーザの好みに合わせて腰ベルトのみを置き替えることができる。
上記(1)または(2)の構成を備える本考案に係るスイング矯正具は、(7)前記バンドと前記足掛け具とが、分離可能に連結されている構成としてもよい。
この構成により、本考案に係るスイング矯正具においては、足掛け具が破損した場合に当該破損した足掛け具のみを新品と交換することができる。
本考案によれば、ユーザがバックスイングにおいて腰をスウェイしないように促すことができ、かつダウンスイングにおいて腰の回転を十分に行なうように促すことができる簡素な構造のスイング矯正具を提供することができる。
本考案の一実施の形態に係るスイング矯正具を示す斜視図である。 ユーザが本考案の第1の実施の形態に係るスイング矯正具を装着したアドレス時の状態をユーザの正面から見た概略図である。 ユーザが本考案の第1の実施の形態に係るスイング矯正具を装着したバックスイング時の状態をユーザの正面から見た概略図である。 ユーザが本考案の第1の実施の形態に係るスイング矯正具を装着したトップ・オブ・スイング時の状態をユーザの斜め側面から見た概略図である。 本考案の第2の実施の形態に係るスイング矯正具を示す斜視図である。
次に、本考案に係る実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1を参照して本実施の形態に係るスイング矯正具1の構成を説明する。スイング矯正具1は、腰側係留具6および位置規制具7を備えた腰ベルト2と、紐状弾性体31aを備えたバンド3と、足側掛け止め具8を備えた足掛け具4とを備えている。
腰ベルト2は、ゴルフスイングの練習をするユーザ100の腰部に巻き付けて固定される。腰ベルト2は、ユーザ100の腰周りのサイズに合わせて調整自在に設けられている広幅のベルトである。本実施の形態では、腰ベルト2の長さ方向一端部の表面21および他端部の裏面22に面ファスナーが形成されており、ユーザ100は、腰ベルト2を装着する際に一端部を他端部の任意の位置と面ファスナーによって接合することにより、ユーザ100の腰周りのサイズに合わせて腰ベルト2の装着時における一周の長さを調整することができるようになっている。なお、ユーザ100の腰周りのサイズに合わせた腰ベルト2の調整方式は、面ファスナーに限られず、例えば穴尾錠止めのピンバックルなどのバックルであってもよい。また、腰ベルト2の幅は広幅である必要はない。
腰ベルト2には、バンド3を係留する腰側係留具6が設けられている。腰側係留部6は。腰ベルト2がユーザ100の腰部に巻き付け固定されたときにゴルフスイング時に飛球方向側となるユーザ100の体側部に対応した位置に設けられている。
さらに、腰ベルト2には、ユーザ100の腰部と大腿部の付け根に対応する位置にバンド3を腰ベルト2から離間しないように位置規制する位置規制具7が設けられている。位置規制具7は、輪状の部材であり、バンド3を通しており、連結はしていない。位置規制具7は、腰ベルト2がユーザ100の腰部に巻き付け固定されたときにゴルフスイングの開始から終了までバンド3の背回り部分を腰ベルト2からずれ落ちないようにして、腰ベルト2がユーザ100の飛球方向と反対側の腰部と大腿部の付け根に対応する位置からずれ落ちないようにしている。位置規制具7は、高張力を有する布製で腰ベルト2に縫合されていてもよいし、フック状の金具として構成されてもよい。
なお、スイング矯正具1は位置規制具7を備えない構成としてもよい。この場合には、ゴルフスイングに伴いバンド3に位置ずれが生ずるので、1回のスイング毎にバンド3の位置ずれを直す。
バンド3は、その一端が腰ベルト2に係留され、他端が足掛け具4にそれぞれ係留されている。バンド3は、腰ベルト2との係留位置からユーザ100の腰部を腰ベルト2に沿って背中側に半巻して、ゴルフスイング時の飛球方向と反対側となる体側部における腰部と大腿部の付け根に沿って通され、足掛け具4に係留されるようになっている。バンド3の腰ベルト2との係留位置は、腰ベルト2がユーザ100の腰部に巻き付け固定されたときにゴルフスイング時に飛球方向側となるユーザ100の体側部に対応した位置である。 バンド3は、ユーザ100が腰部を回転しない状態において、少なくともユーザ100の腰部と大腿部の付け根から足掛け具4までの長さ部分が、延びて所要強度の緊張状態になる長さの紐状弾性体31aよりなる。
本実施の形態では、バンド3は、弾性体部分31と非弾性体部分32とを直列に連結するよう構成されている。弾性体部分31は、バンド3の一部を構成し、ユーザ100が腰部を回転しない状態において、ユーザ100の腰部と大腿部の付け根から足掛け具4までの長さ部分を占める。一方、非弾性体部分32は、バンド3の一部を構成し、ユーザ100が腰部を回転しない状態において、腰ベルト2とバンド3との係留位置からユーザ100の腰部と大腿部の付け根までの長さ部分を占める。
弾性体部分31は、紐状弾性体31a、腰側連結具31bおよび足側連結部31cからなっている。紐状弾性体31aは、ゴムチューブと当該ゴムチューブ内に通された1本または複数本のゴム紐により構成されている。なお、紐状弾性体31aは、引張コイルばねであってもよい。腰側連結具31bは、非弾性体部分32と連結される。足側連結具31cは、足掛け具4と連結される。
非弾性体部分32は、帯状体32a、腰側連結具32bおよび足側連結部32cからなっている。帯状体32aは、伸び縮みしない革製あるいは布製の帯紐により構成されている。腰側連結具32bは、腰ベルト2に、設けられた腰側係留具と連結される。足側連結具32cは、弾性体部分31の腰側連絡具31bと連結される。
弾性体部分31は、両端に連結具31b、31cを備えているので分離可能である。この構成により、本考案に係るスイング矯正具1においては、紐状弾性体31aが疲弊して弾性を失った場合に弾性体部分31を新品と交換することができる。また、異なる弾性率を有する別の弾性体部分31と交換することにより、ユーザの腰に作用する弾性復帰力の大きさを調整することができる。
足掛け具4は、ゴルフスイング時の飛球方向側となるユーザ100の前足に履いた靴に掛け止めされる。足掛け具4は、本実施の形態では、輪形状のアクリル繊維製であるが、フック形状であってもよく、また、金属製あるいはプラスチック製あるいは木製であってもよい。また、足掛け具4はバンド3の下端部をループにして形成されていてもよい。
次に、図2から図4を用いてスイング矯正具1の作用を説明する。図2から図4は、それぞれ、アドレス時、バックスイング時およびトップ・オブ・スイング時においてユーザ100がスイング矯正具1を装着した状態を示し、各図において、矢印はゴルフボール102の飛球方向を示している。
図2は、ユーザ100がスイング矯正具1を装着したアドレス時の状態をユーザ100の正面から見た概略図である。アドレス時には腰は回転していないが、この状態においても、バンド3は、腰部と大腿部の付け根から足掛け具4までの長さ部分を占める紐状弾性体31aが、延びて所要強度の緊張状態になる。このため、ユーザ100の腰には、紐状弾性体31aによる弾性復帰力が飛球方向に作用している。
よって、アドレス時すなわちバックスイングの初期段階から、ユーザ100の腰には飛球方向と逆の方向へ動くこと(スウェイ)を防止する弾性復帰力が作用する。このため、かかる弾性復帰力の作用により、バックスイングの初期段階からユーザ100が腰をスウェイしないように促すことができる。
図3は、ユーザ100がスイング矯正具1を装着したバックスイング時の状態をユーザ100の正面から見た概略図である。バックスイングにおいては、ユーザ100は、ゴルフクラブ101をアドレス時における位置からゴルフボール102の飛球方向と逆の方向に引きながら腰を回転させてトップ・オブ・スイングに向けて腰の回転の力を蓄積する。
すなわち、バックスイングにおいては、ユーザ100の飛球方向と反対側の腰部はユーザ100の背側の方向に回転し、その結果、ユーザ100の腰部から足掛け具4までの距離がアドレス時における距離より長くなる。このため、バックスイングにおいては、紐状弾性体31aがさらに引き伸ばされることとなり、ユーザ100の腰に作用する紐状弾性体31aの弾性復帰力がアドレス時における紐状弾性体31aの弾性復帰力よりさらに大きくなる。
すなわち、バックスイングが完了したトップ・オブ・スイング時にはユーザ100が腰に目一杯のひねりを加えることにより、ユーザ100の飛球方向と反対側の腰部はユーザ100の背側の方向に移動するので、ユーザ100の腰部から足掛け具4までの距離が最大長になっている。
従って、トップ・オブ・スイングに至るまでのバックスイングの全過程において、ユーザ100の腰には飛球方向と逆の方向へ動くこと(スウェイ)を防止する弾性復帰力が作用する。このため、かかる弾性復帰力の作用により、バックスイングの全過程においてユーザが腰をスウェイしないように促すことができる。
図4は、ユーザ100がスイング矯正具1を装着したトップ・オブ・スイング時の状態をユーザ100の斜め側面から見た概略図である。ユーザ100は、ここからダウンスイングの動きに入り、トップの位置にあるゴルフクラブ101をアドレス時の位置に振り降ろしてゴルフボール102を打つ。
トップ・オブ・スイング時の位置からアドレス時の位置までゴルフクラブを振り戻すダウンスイングの過程においては、最大長になっている紐状弾性体31aがアドレス時における長さに戻ろうとする弾性復帰力が作用する。このため、かかるダウンスイングにおいて紐状弾性体31aが元の自然長に復帰していく過程においては、アドレス時の状態に捩り戻そうとする弾性復帰力が作用している。本実施の形態に係るスイング矯正具1においては、紐状弾性体31aを含むバンド3が腰ベルト2に沿ってユーザ100の背側に半巻きされているので、該弾性復帰力はユーザ100の腰部の背側全体に対して、ダウンスイングにおけるユーザ100の腰の回転を補助するように作用し、ユーザ100がダウンスイングにおいて腰の回転を十分に行なうように促すことができる。
ダウンスイングが完了し、ゴルフクラブ101がアドレスの位置まで振り降ろされてボール102が打たれると、次にゴルフスイングはフォロースルーの過程に移る。フォロースルーは、ゴルフクラブ101がフィニッシュの位置に到達したときに完了し、これを以ってゴルフスイングが終了する。紐状弾性体31aは、ゴルフスイング終了時におけるユーザ100の腰部を最大限回転した時においても弛みが生じない長さに設定されている。
かかるフォロースルーの過程では、ユーザ100の腰の回転により、ユーザ100の飛球方向と逆の側の腰部は、アドレス時における腰の位置より飛球方向側に移動するため、フォロースルーが進行するにつれて腰部と大腿部の付け根から足掛け具4までの距離がより短くなる。このため、ダウンスイング完了後、フォロースルーが進行するにつれて紐状弾性体31aの長さがより短くなり、フォロースルー完了時(ゴルフスイング終了時)には紐状弾性体31aの長さは最短になっている。前述のとおり、紐状弾性体31aは、ゴルフスイング終了時、すなわち紐状弾性体31aの長さが最短になっている時点でも弛みが生じない長さに引き伸ばされた状態にある。よって、紐状弾性体31aは、フォロースルーの全過程を通じて、弛みが生じない長さに引き伸ばされた状態に置かれ、その自然長に戻ろうとする弾性復帰力を維持している。
従って、紐状弾性体31aの弾性復帰力は、フォロースルーの全過程を通じて、ユーザ100の腰部の背中全体に対して、紐状弾性体31aが短くなる方向、すなわちユーザ100の飛球方法とは逆の側の腰部がアドレス時における腰の位置より飛球方向側に移動する方向に作用する。この弾性復帰力は、フォロースルーにおけるユーザ100の腰の回転を補助するように作用し、フォロースルーにおけるユーザ100の腰の回転が十分に行われるように促すことができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態に係るスイング矯正具は、図5に示すように、バンド3の全長が紐状弾性体31aよりなり、バンド3は、長さ方向に2つの部分に分割されている。具体的には、バンド3は、ユーザ100の足の位置(バンド3を足掛け具4に係留する位置)から腰の位置(バンド3を腰ベルト2に係留する位置)に向かって、第1のバンド部分3Aおよび第2のバンド部分3Bに分割されている。第1のバンド部分3Aの長さは、ユーザ100が腰部を回転しない状態において、ユーザ100の腰部と大腿部の付け根から足掛け具4までの長さ部分の長さである。一方、バンド部分Bの長さは、ユーザ100が腰部を回転しない状態において、腰ベルト2とバンド3との係留位置からユーザ100の腰部と大腿部の付け根までの長さ部分の長さである。第1のバンド部分3Aを構成する紐状弾性体31aAの弾性率は、第2のバンド部分3Bを構成する紐状弾性体31aBの弾性率より大きい。その他の構成は第1の実施の形態と同一なので、説明を省略する。
かかる順序で2つの部分が連結された状態で分割されているバンド3の状態を「第1の連結状態」と称する。そして、第1のバンド部分3Aおよび第2のバンド部分3Bの位置を入れ替えて連結された状態、すなわちユーザ100の足の位置から腰の位置に向かって第2のバンド部分3Bおよび第1のバンド部分3Aに分割さているバンド3の状態を「第2の連結状態」と称する。
第1の連結状態においては、第2のバンド部分3Bはユーザ100の飛球方向側の腰部から腰ベルト2に沿ってユーザ100の背側に半巻きされる位置にあるため、腰ベルト2に接触するので腰ベルト2との接触摩擦が働き、その分だけ該第2のバンド部分3Bの長さが伸び縮みしにくくなっている。一方、第1のバンド部分3Aはユーザ100の飛球方向と逆側の腰部から足掛け部4にかけての位置にあるため、腰ベルト2に接触しないので腰ベルト2との接触摩擦は働かず、第1のバンド部分3Aは、第2のバンド部分3Bに比べて長さが伸び縮しやすくなっている。以上により、第1の連結状態においては、第1のバンド部分3A(高弾性率)の方が伸びやすい条件が成立する。
これとは対照的に、第2の連結状態においては、第1のバンド部分3Aはユーザ100の飛球方向側の腰部から腰ベルト2に沿ってユーザ100の背側に半巻きされる位置にあるため、腰ベルト2に接触するので腰ベルト2との接触摩擦が働き、その分だけ該第1のバンド部分3Aの長さが伸び縮みしにくくなっている。一方、第2のバンド部分3Bはユーザ100の飛球方向と逆側の腰部から足掛け部4にかけての位置にあるため、腰ベルト2に接触しないので腰ベルト2との接触摩擦は働かず、第2のバンド部分3Bは、第1のバンド部分3Aに比べて長さが伸び縮みしやすくなっている。以上により、第2の連結状態においては、第2のバンド部分3B(低弾性率)の方が伸びやすい条件が成立する。
以上をまとめると、第1および第2の連結状態のいずれでも、ユーザ100の腰部と大腿部との付け根から足掛け具4までに位置する部分が伸びたことによる弾性復帰力を腰部の背中側を半周するように位置する部分に伝えるようになっているから、第1の連結状態の方が第2の連結状態よりもダウンスイング時にユーザ100の腰部を回転させる力が大きい。このため、第1のバンド部分3A、第2のバンド部分3Bの連結順序を切り替えることにより、ユーザ100の腰に作用する弾性復帰力の大きさを調整することができる。
本考案は、上記の実施の形態(および実施例)に限定されるものでなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の技術的範囲には、考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々、設計変更した形態が含まれる。
以上説明したように、本考案に係るスイング矯正具は、ユーザがバックスイングにおいて腰をスウェイしないように促すことができ、かつダウンスイングにおける腰の回転が十分に行われるように促すことができるという効果を有するので、ゴルフスイングを矯正するためのスイング矯正具、特にユーザがバックスイングにおいて腰をスウェイしないように促すことができ、かつダウンスイングにおける腰の回転が十分に行われるように促すことができるスイング矯正具全般に有用である。
1 スイング矯正具
2 腰ベルト
3 バンド
31a 紐状弾性体
4 足掛け具
7 位置規制具
100 ユーザ

Claims (7)

  1. ゴルフスイングの練習をするユーザの腰部に巻き付け固定される腰ベルトと、
    前記ゴルフスイング時の飛球方向側となる前記ユーザの前足に履いた靴に掛け止められる足掛け具と、
    一端が前記腰ベルトに他端が前記足掛け具にそれぞれ係留されるバンドと、を備え、
    前記バンドは、前記腰ベルトとの係留位置が、前記ユーザの腰部に巻き付け固定された前記腰ベルトの前記ゴルフスイング時の飛球方向側となる体側部に対応した位置であり、前記ユーザの腰部を前記腰ベルトに沿って背中側に半巻して、前記ゴルフスイング時の飛球方向と反対側となる体側部における腰部と大腿部の付け根に沿って通され、前記足掛け具に係留されるようになっていて、前記腰部を回転しない状態において、少なくとも前記腰部と前記大腿部の付け根から前記足掛け具までの長さ部分が、延びて所要強度の緊張状態になる長さの紐状弾性体よりなることを特徴とするスイング矯正具。
  2. ゴルフスイングの練習をするユーザの腰部に巻き付け固定される腰ベルトと、
    前記ゴルフスイング時の飛球方向側となる前記ユーザの前足に履いた靴に掛け止められる足掛け具と、
    一端が前記腰ベルトに他端が前記足掛け具にそれぞれ係留されるバンドと、を備え、
    前記バンドは、前記腰ベルトとの係留位置が、前記ユーザの腰部に巻き付け固定された前記腰ベルトの前記ゴルフスイング時の飛球方向側となる体側部に対応した位置であり、前記ユーザの腰部を前記腰ベルトに沿って背中側に半巻して、前記ゴルフスイング時の飛球方向と反対側となる体側部における腰部と大腿部の付け根に沿って通され、前記足掛け具に係留されるようになっていて、前記腰部を回転しない状態において、少なくとも前記腰部と前記大腿部の付け根から前記足掛け具までの長さ部分が、延びて所要強度の緊張状態になる長さの紐状弾性体よりなり、
    前記腰ベルトには、前記腰部と前記大腿部の付け根に対応する位置に前記バンドを該腰ベルトから離間しないように位置規制する位置規制具を備えたことを特徴とするスイング矯正具。
  3. 前記紐状弾性体は、前記ゴルフスイング終了時における前記ユーザの腰部を最大限の回転したときに弛みが生じない長さに設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のスイング矯正具。
  4. 前記バンドの全長が前記紐状弾性体よりなり、前記バンドが長さ方向に複数の部分に分割されてなり、かつ前記分割された少なくとも一つの部分の前記紐状弾性体の弾性率が他の部分の前記紐状弾性体の弾性率と異なることを特徴とする請求項1または2に記載のスイング矯正具。
  5. 前記紐状弾性体は、前記バンドと着脱自在に前記バンドに備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載のスイング矯正具。
  6. 前記腰ベルトと前記バンドとは、分離可能に連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載のスイング矯正具。
  7. 前記バンドと前記足掛け具とは、分離可能に連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載のスイング矯正具。
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