JP3195813B2 - 形状計測における光量分布均一化方法 - Google Patents

形状計測における光量分布均一化方法

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雄二 太刀掛
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株式会社日平トヤマ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光などを用いて
形状計測を行う過程で、光の光量分布を均一化する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】光量分布の均一化方法として、従来から
拡散板を入れる方式や受光素子の出力を電気的に処理す
る方法が利用されている。前者の拡散板を入れる方式で
は、光の減衰や過大な散乱などで光学的特性が悪化する
傾向にある。また、後者の受光素子の出力を電気的に処
理する方法では、受光素子の各セルの出力を積分するた
め、光の強度の高い位置がずれて、認識されるという問
題がある。また、受光素子の出力をA/D変換した後、
平滑する方法も考えられるが、計算時間が長く、リアル
タイムの計測には不向きであるなどの問題がある。
【0003】
【発明の目的】本発明の目的は、例えばレーザ光を用い
た形状計測に際し、スペックル干渉などによる反射光の
微視的な強度むらを簡便な方法で均一化し、測定値の安
定化を図る手段を提供することである。
【0004】
【発明の解決手段】上記目的の下に、本発明は、光源か
らの入射光を反射する被測定面と、被測定面からの反射
光検出用の受光素子との間に、被測定面からの反射光を
受光素子に向けて反射させるために、複数の積層された
半透明反射膜を有するミラーを介在させ、被測定面から
の正規の反射光および正規の反射光に対してスペックル
干渉によるランダムな位相のスペックル干渉光をミラー
の複数の半透明反射膜で少しずつ反射し、半透明反射膜
で反射した光線群をずれた位相で重ねることにより、受
光素子に入射する反射光の強度分布を均一化し、測定値
の正確性を高めるようにしている。
【0005】
【実施例】図1は、測定システムの全体を示している。
測定器1の内部の光源2から出たレーザ光などの入射光
3は、被測定物4の測定面で反射し、反射光5となって
測定器1の内部のミラー6で反射し、受光素子7の受光
面に入る。この過程で、入射光3は、通常、被測定物4
の被測定面でスペックル干渉を起こし、面粗度に対応す
る光の強度むらを有する反射光5となる。したがって、
被測定物4からの反射光5は、被測定面の面粗度に対応
する光であって、正規の反射光の他、スペックル干渉光
を含んでいる。
【0006】そして、被測定面で反射された正規の反射
光5は、ミラー6に積層された複数の半透明反射膜8
1、82、83、84、85で少しずつ反射されること
により、たがいにずれた位相となり、積層数で決定され
る数の光線に分散され、受光素子7に入射される。
【0007】また、光源2から他の被測定面に投光さ
れ、反射して、スペックル干渉を起こしたスペックル干
渉光の1つは、正規の反射光5と同様に、複数の半透明
反射膜81、82、83、84、85で少しずつ反射さ
れることにより、たがいにずれた位相となり、積層数で
決定される数の光線に分散され、受光素子7に入射され
る。ここでの光線は、正規の反射光に対してスペックル
干渉によるランダムな位 相の光となっている。
【0008】正規の反射光5からの分散された光線とス
ペックル干渉によるランダムな位相の光線とは、位相の
ずれた状態でたがいに重なりあって、受光素子7に入射
されて、光線群を形成する。このため、反射光5は、全
体として均一化され、図3で示されるように、滑らかな
波形になる。この結果、測定面からの微視的な強度むら
のある反射光5の光線群が少しずつ重なって、受光素子
7に入射されて、強弱差が均一化され、強度差が減少す
る。
【0009】図3は、受光素子7の出力波形の例を示し
ている。一般の出力波形は、ミラー6の反射面8を経て
いないため、鋭い鋸刃状の形状となっているが、本発明
のように、ミラー6の反射面8で反射させると、受光素
子7の出力波形は、鋭い山や谷がなくなり、滑らかな波
形となる。
【0010】
【他の実施例】上記実施例は1つのミラー6で複数の半
透明反射膜81、82、83、84、85を積層状態で
形成しているが、単一の透明反射膜からなるミラー6
を複数組み合わせることによって、複数の半透明反射膜
81、82、83、84、85を形成するようにしても
よい。また、反射方向を反射光5の進む直角2方向に分
割することにより、エリアセンサーに適応することも可
能となる。
【0011】
【発明の効果】本発明では、次の特有の効果が得られ
る。光学部品としてのミラーの半透明反射膜形成のみで
対処するため、小型軽量化が可能となる。光学的な処理
が中心であり、電気的な処理が伴わないため、データ処
理が簡素化される。光路の途中で拡散板など光の減衰や
過大な散乱を起こす光学要素が存在しないため、受光素
子への受光量が低下せず、また光学的特性も悪化しない
ため、光学的な測定精度が高められる。レーザ光に限ら
ず、通常の光学的測定にも利用できるため、広い計測測
定分野で応用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】測定システムの概略的な平面図である。
【図2】ミラーの半透明反射膜の構造および反射光の反
射状況の説明図である。
【図3】反射光の波形の説明図である。
【符号の説明】
1 測定器 2 光源 3 入射光 4 被測定物 5 反射光 6 ミラー 7 受光素子 8 反射面 81、82、83、84、85 半透明反射膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 27/48 G01B 11/00 - 11/30 G01N 21/84 - 21/958

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの入射光を反射する被測定面
    と、被測定面からの反射光検出用の受光素子との間に、
    被測定面からの反射光を受光素子に向けて反射させるた
    めに、複数の積層された半透明反射膜を有するミラーを
    介在させ、被測定面からの反射光をミラーの複数の半透
    明反射膜で少しずつ反射し、半透明反射膜で反射した光
    線群を重ねることにより、受光素子に入射する反射光の
    強度分布を均一化することを特徴とする形状計測におけ
    る光量分布均一化方法。
JP35138591A 1991-12-13 1991-12-13 形状計測における光量分布均一化方法 Expired - Fee Related JP3195813B2 (ja)

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