JP3195698U - 車両空調用フィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】基本的な性能を損ねることなく、従来に比して、さらなる耐久性、信頼性の向上を図る車両空調用フィルタを提供する。【解決手段】車両空調用フィルタを構成し、空気が流入する上流面と、その流入した空気が流出する下流面とを有し、不織布よりなる集塵層13の下流面に、集塵層13の繊維よりも太い繊維を用いてなる補強層14が隣接して配設される一方、最上流側に配設される上流層11は、用いられる不織布の繊維の太さが、他のいずれのよりも太く、かつ、不織布の網目の粗さも、最も粗いため、空気が流入する上流層11の通気抵抗は、他の層と比較して最も低く、車両空調用フィルタに求められる基本的な性能を損ねることがないものとなっている。【選択図】図2

Description

本考案は、車両用空調装置の空気流路内に配設される車両空調用フィルタに係り、特に、耐久性、信頼性の向上等を図ったものに関する。
車両用空調装置においては、装置への外部空気の取り入れ口の近傍や、車室内への空調空気の吹き出し口の近傍などに、空気中の塵埃や細かなゴミなどの除去のために車両空調用フィルタが配設されていることは良く知られている通りである(例えば、特許文献1等参照)。
このような車両空調用フィルタは、使用を継続するにつれて塵埃などが堆積し、通気抵抗の上昇や集塵性能の低下につながるため、通常、所定の期間で交換されるものとなっている。
しかして、所定の期間経過後にフィルタ交換を行う際、フィルタには多量の塵芥などが堆積していることがあり、フィルタの素材(濾材)が塵成分や雨水や熱等によって劣化して、脆くなっていることがある。
そのため、フィルタの交換作業の際に、作業者等による濾材に対する僅かな接触や、濾材に加えられる振動、また、フィルタの取り外しの際の不可避的に生ずるフィルタの変形等によって濾材が容易に破損してしまい、フィルタに積層した塵埃が散らばるだけでなく、フィルタ内部に包含されていた活性炭なども散らばり、清潔性を損なうという問題があった。
このような問題解決のため、最も基本的な方策としては、例えば、濾材の強度を向上し、破損防止を行うことが考えられる。
特開2002−17832号公報(第4−8頁、図1−図3)
しかしながら、車両空調用フィルタには、そもそも通気抵抗の上昇を抑制しつつ、所望する送風空気の量を確保することが求められる。
したがって、単に、濾材の強度を向上することだけに着目し、濾材の樹脂量を増加して強度向上行うだけでは、通気抵抗の上昇を招き、車両空調用フィルタに求められる上述のような基本的性能を損ねるという問題を招く。
本考案は、上記実状に鑑みてなされたもので、車両空調用フィルタに求められる基本的な性能を損ねることなく、強度向上を図り、従来に比して耐久性、信頼性の高い車両空調用フィルタを提供するものである。
上記本考案の目的を達成するため、本考案に係る車両空調用フィルタは、
車両用空調装置の空気流路内に配設される車両空調用フィルタであって、
前記車両空調用フィルタを構成し、空気が流入する上流面と、前記流入した空気が流出する下流面とを有し、不織布よりなる集塵層の前記下流面に、前記集塵層の繊維よりも太い繊維を用いてなる補強層を隣接して配設してなるものである。
かかる構成において。前記車両空調用フィルタは、空気流の上流側から下流側にかけて、不織布よりなる上流層、粒状活性炭を含む脱臭層、前記集塵層、及び、前記補強層、の順に積層されたものが好適である。
本考案によれば、比較的脆い集塵層の外側の面を、集塵層を形成する繊維よりも太い繊維を用いた補強層で覆うように構成したので、交換作業の際に作業者の手が補強層に触れ、力を加えられても、集塵層に比して堅固なため、損傷を受け難く、従来と異なり、内部の粒状活性炭素が損傷した集塵層から簡単にこぼれ落ちるようなことはなく、従来に比して、より耐久性、信頼性の高い車両空調用フィルタを提供することができるという効果を奏するものである。
本考案の実施の形態における車両空調用フィルタの全体斜視図である。 図1のA−A線切断端面を模式的表した切断端面図である。 本考案の実施の形態における車両空調用フィルタの製造手順の概略を説明する模式図である。
以下、本考案の実施の形態について、図1乃至図3を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本考案を限定するものではなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本考案の実施の形態における車両空調用フィルタ100は、フィルタ本体1と、2つの結合板2a,2bとを有して構成されたものとなっている(図1参照)。
フィルタ本体1は、上流層11、脱臭層12、集塵層13、及び補強層14が順に積層されて構成されたものとなっており(図2参照)、上流層11が、図示されない車両用空調装置の空気流路内における空気が流入する側(換言すれば、空気流の風上側)に、補強層14が空気が流出する側に、それぞれ位置するように配設されるものとなっている。
このフィルタ本体1は、山谷折り賦形加工がなされており、折り目方向(図1において紙面上下方向)の両端部は、結合板2a,2bに接着剤などにより接合、固着されている。
フィルタ本体1を構成する上流層11、脱臭層12、集塵層13、及び補強層14と、結合板2a,2bは、いずれも不織布を基材として、それぞれ、以下に説明するように、その繊維の太さや、目の粗さが異なるものとなっている。
まず、上流層11は、用いられる不織布の繊維の太さが、4層の中で最も太く、かつ、不織布の網目の粗さも、4層の中で最も粗いものとなっている。繊維の太さは、例えば、直径が50〜100μmであり、この繊維を例えば50〜80g/m使用された不織布が選定される。このような不織布を用いることで、空気が流入する上流層11の通気抵抗は、4層の中で最も低いものとなっている。
このような上流層11に用いられる不織布を製造する際の、特に、繊維間結合行程としては、例えば、ケミカルボンド法やサーマルボンド法を用いるのが好適である。
次に、脱臭層12は、例えば、粒状活性炭などの脱臭、消臭機能を有する材料を用いて構成され、上流層11と集塵層13の間で挟持されるものとなっている。
かかる脱臭層12により、流入した空気の脱臭、消臭がなされるようになっている。
次に、集塵層13は、4層の中で網目が最も小さい不織布が用いられており、流入した空気中に含まれる塵埃などの除去機能を果たすものとなっている。繊維の太さは、例えば、直径が6〜9μmであり、この繊維を例えば30g/m使用された不織布が選定される。
この集塵層13に用いられる不織布を製造する際の、特に、繊維間結合行程としては、例えば、メルトブロン法(メルトブロー法とも言う)を用いるのが好適である。メルトブロン法により製造された不織布は、帯電性を有するよう形成することが可能ななため、静電気による粉塵の付着が生じ、そのため微細な塵を集塵する能力を高めることができる。また、脱臭層12として配置された粒状活性炭などの粒子のこぼれ落ちを抑圧、低減できるものとなっている。
次に、補強層14は、上流層11に次いで、繊維の太さが太く、かつ、網目が大きい不織布を用いたものとなっている。繊維の太さは、例えば、直径が20〜50μmであり、この繊維を例えば10〜70g/m使用された不織布が選定される。このような補強層14に用いられる不織布を製造する際の、特に、繊維間結合行程としては、例えば、スパンボンド法を用いるのが好適である。
かかる補強層14は、集塵層13に比して、通気抵抗が低く、しかも強度的に堅固なものとなっている。スパンボンド法では、メルトブロン法に比べ、長さの長い繊維を用いることができ、強度的に堅固な層とすることができる。
2つの結合板2a,2bは、フィルタ本体1同様、不織布を用いて形成されたものとなっているが、特に、フィルタ本体1と比較して堅く形成されており、フィルタ本体1は、指先の力で十分変形可能なものとなっているのに対して、この2つの結合板2a,2bは、多少撓む程度の強さを有するものとなっている。
次に、上述の構成を有するフィルタ本体1の製造手順について、図3を参照しつつ概括的に説明する。
最初に、例えば、帯状に形成された上流層11を、その長手方向(図3において白抜き矢印方向)で移動させつつ、その上から粒状活性炭素を接着剤と共に噴射器21により噴射し、その噴射位置から後流側の適宜な位置で乾燥行程を施す。
次いで、乾燥工程の後流側で、集塵層13と補強層14とを、粒状活性炭素が付着された上流層11の一方の面とローラ22との間に送り込むようにし、その後流側で、圧縮用ローラ23a,23bによって、上流層11、脱臭層12、集塵層13、及び補強層14を相互に圧着することで、フィルタ本体1が形成されるようになっている。
本考案の実施の形態における車両空調用フィルタ100は、交換の際、山谷折りの折り方向と直交する方向(図1において紙面左右方向)においてフィルタ本体1の適宜な部位を手で挟むようにして縮めた状態として、車両空調フィルタ100の取り付け箇所(図示せず)から取り外しを行う一方、新しい車両空調フィルタ100を取り付ける際には、取り外しの際と同様、フィルタ本体1を、山谷折りの折り方向と直交する方向において、手で縮めた状態として、所定の取り付け箇所に取り付けられるものとなっている。
このような交換作業の際、従来は、集塵層13に作業者の手が直接触れる構造であったため、補強層14に比べて強度的に劣る集塵層13が、経年劣化による強度低下と相俟って、損傷を受けやすく、部分的に損傷した箇所から脱臭層12の粒状活性炭素がこぼれ落ちることがあった。
これに対して、本考案の実施の形態における車両空調用フィルタ100は、交換作業の際、作業者の手が触れるのは補強層14であり、先に説明したように集塵層13に比して強度的に堅固なものであるため、作業者による通常の交換作業で加えられる程度の外力程度で損傷を受けることは無く、従来と異なり、粒状活性炭素が簡単にこぼれ落ちるようなことはなく、従来に比して、耐久性、信頼性の高いものとなっている。
基本的な性能を損ねることなく、従来に比して、さらなる耐久性、信頼性の向上が所望される車両空調用フィルタに適する。
1…フィルタ本体
11…上流層
12…脱臭層
13…集塵層
14…補強層
100…車両空調用フィルタ

Claims (5)

  1. 車両用空調装置の空気流路内に配設される車両空調用フィルタであって、
    前記車両空調用フィルタを構成し、空気が流入する上流面と、前記流入した空気が流出する下流面とを有し、不織布よりなる集塵層の前記下流面に、前記集塵層の繊維よりも太い繊維を用いてなる補強層を隣接して配設したことを特徴とする車両空調用フィルタ。
  2. 前記車両空調用フィルタは、空気流の上流側から下流側にかけて、
    不織布よりなる上流層、
    粒状活性炭を含む脱臭層、
    前記集塵層、及び、
    前記補強層、の順に積層されたことを特徴とする請求項1記載の車両空調用フィルタ。
  3. 前記上流層は、前記集塵層よりも太い繊維を用いたことを特徴とする請求項2記載の車両空調用フィルタ。
  4. 前記上流層は、前記集塵層よりも繊維の目が粗いことを特徴とする請求項3記載の車両空調用フィルタ。
  5. 前記上流層は、前記補強層よりも太い繊維を用いたことを特徴とする請求項3または4のいずれかに記載の車両空調用フィルタ。
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