JP3195588U - ポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水密シールとモーターカバーとの間の距離を調整できるポンプ装置の提供。【解決手段】モーター本体21及びモーター本体21により回転駆動されるポンプ軸22を有するモーター2と、ポンプ軸22に沿って摺動自在、且つモーター2に臨むように取付けられているスリーブ本体31を有する軸封スリーブ3と、スリーブ本体31との間に所定の隙間51が開けられるモーターカバー5と、スリーブ本体31の外周面に固定されていると共に、隙間51を覆うことができるようにモーターカバー5に当接するまで張り出すリップ部61を有する水密シール6と、を具えたポンプ装置であって、軸封スリーブ3は、スリーブ本体31のモーター2から離れた端部である接続端部312に取付けられ、且つ接続端部312を締めることによってスリーブ本体31をポンプ軸22に固定することができる固定リング33を更に有することを特徴とするポンプ装置。【選択図】図4

Description

本考案はポンプ装置に関し、特に、モーターカバー及びモーターカバーに当接する水密シールを有する軸封手段を具えるポンプ装置に関する。
液体を低い場所から高い場所まで運送するために、一般に使用する機械はポンプ装置である。しかし、ポンプ装置が、強酸性または強アルカリ性など腐食性がある液体を運送する管路に用いられる場合、その腐食性がある液体が気化することによって生じる腐食性気体がポンプ装置に侵入してポンプ装置内にある例えばモーターなど金属材料を多用するパーツを腐食して故障を引き起こす恐れがある。そこで、腐食性気体のモーターへの侵入を如何に阻止するかは、腐食性液体を運送する管路に用いられるポンプ装置を設計するに当たって重要な課題の一つである。
この問題点を解消するために、腐食性気体のモーター側への移動を阻止する構造を有するポンプ、例えば図1に示されるポンプ装置が開発された。図1に示されるように、該ポンプ装置1は、モーター11と、軸封スリーブ12と、モーターカバー13と、水密シール14と、を有している。
モーター11は、モーター11から突出するように延伸し、モーター11により回転駆動されるポンプ軸111を有する。軸封スリーブ12は、軸封スリーブ12に挿通してポンプ軸111に形成された螺接孔にねじ込まれる固定ねじ121によって、該螺接孔によって予め定められた位置でポンプ軸111に固定されている。水密シール14は、隙間131を覆うことができるようにモーターカバー13に当接するまで張り出し、且つ可撓性を有するように形成されたリップ部141を有するように構成されている。
図1に示されるように、水密シール14の構造により、ポンプ軸111が回転していない時は、リップ部141の一部がモーターカバー13に当接するので、腐食性気体が隙間131を通過してモーター11に侵入することを阻止することができる。
そして、図2に示されるように、モーター11が運転してポンプ軸111を回転駆動している時は、リップ部141のモーターカバー13に当接する部分が遠心力によりモーターカバー13から離れて隙間131を開放する一方、モーター11の運転により生じる気流が隙間131へ流れて隙間131周辺の気圧を高め、腐食性気体の隙間131への侵入に対抗して腐食性気体がモーター11側に到達することを阻止できる。
しかし、上記のように、軸封スリーブ12がポンプ軸111に固定される位置はポンプ軸111に形成された螺接孔によって予め定められているので、軸封スリーブ12に対してその位置が固定されている水密シール14と、ポンプ軸111に対してその位置が固定されているモーターカバー13との間の距離も同じくポンプ軸111に形成された螺接孔によって予め定められるようになっており、そして該距離が近すぎると、リップ部141がモーターカバー13に当接する部分が多くなるので、モーター11が運転してポンプ軸111を回転駆動しても、リップ部141がモーターカバー13から離れなくなって、ポンプ軸111と共に回転するリップ部141が、モーターカバー13に摩擦して破損されやすくなるという欠点がある。
上記問題点に鑑みて、本考案は、リップ部が形成されている水密シールとモーターカバーとの間の距離が簡単に且つ素早く調整することができるポンプ装置の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本考案は、モーター本体及び前記モーター本体から突出するように延伸し、前記モーター本体により回転駆動されるポンプ軸を有するモーターと、前記ポンプ軸に外挿されて前記ポンプ軸に沿って摺動自在、且つ前記モーターに臨むように取付けられているスリーブ本体を有する軸封スリーブと、前記スリーブ本体との間に所定の隙間が開けられると共に、前記スリーブ本体により挿通される通過孔が開けられているモーターカバーと、前記スリーブ本体の外周面に固定されていると共に、前記隙間を覆うことができるように前記スリーブ本体の外周面から前記モーターカバーに当接するまで張り出し、且つ可撓性を有するように形成されたリップ部を有する水密シールと、を具えたポンプ装置であって、前記軸封スリーブは、前記スリーブ本体の前記モーターから離れた端部である接続端部に取付けられ、且つ前記接続端部を締めることによって前記スリーブ本体を前記ポンプ軸に固定することができる固定リングを更に有することを特徴とするポンプ装置を提供する。
上記の構成によれば、本考案のポンプ装置は、水密シールがスリーブ本体と共にポンプ軸に沿って移動できるようにポンプ軸に外挿されると共に、固定リングによって締められてポンプ軸に固定される構成になっているので、水密シール及びスリーブ本体のポンプ軸に対する固定位置を簡単に且つ素早く調整することができるポンプ装置を提供することができる。
従来のポンプ装置が運転していない状態を示す断面図である。 従来のポンプ装置が運転している状態を示す断面図である。 本考案のポンプ装置の好ましい実施形態の分解図である。 本考案のポンプ装置の好ましい実施形態が運転していない状態を示す部分断面図である。 本考案のポンプ装置の好ましい実施形態の部分分解図である。 本考案のポンプ装置の好ましい実施形態の水密シールの移動を示す部分断面図である。 本考案のポンプ装置の好ましい実施形態が運転している状態を示す部分断面図である。
以下は添付の図面を参照しながら、本考案のポンプ装置の好ましい実施形態について説明する。
本考案のポンプ装置は、図3及び図4に示されるように、モーター本体21及びモーター本体21から突出するように延伸し、モーター本体21により回転駆動されるポンプ軸22を有するモーター2と、ポンプ軸22を保護するために、ポンプ軸22のモーター本体21に臨む端部からポンプ軸22の全体を包むようにポンプ軸22に取付けられて、ポンプ軸22と共に回転する軸封スリーブ3と、ポンプ軸22のモーター2から突出するように延伸された先端に取り付けられ、モーター2に回転駆動されて吸い上げ力及び径方向への圧力を提供することができる羽根車4と、ポンプ軸22及び軸封スリーブ3により挿通される通過孔52が開けられているモーターカバー5と、軸封スリーブ3のモーターカバー5を挿通して露出する部分に外挿されている水密シール6と、モーター2がその一端に取付けられていると共に、軸封スリーブ3とポンプ軸22とモーターカバー5と水密シール6とを収容する収容空間70を画成するように構成されているケーシング7と、を具えている。
軸封スリーブ3は、ポンプ軸22に外挿されてポンプ軸22に沿って摺動自在、且つモーター2に臨むように取付けられているスリーブ本体31と、ポンプ軸22に外挿されて、ポンプ軸22の羽根車4側に配置される延伸スリーブ部32と、両端それぞれがスリーブ本体31と延伸スリーブ部32とに取付けられて、スリーブ本体31をポンプ軸22に固定する固定リング33と、により構成されている。
図5は本考案のポンプ装置の好ましい実施形態の部分分解図である。
図5に示されるように、スリーブ本体31は、スリーブ本体31のモーター本体21に臨む端部に、ポンプ軸22の延伸方向と直交する径方向へ張り出すように円盤状に形成され、ポンプ軸22及び軸封スリーブ3と共に回転する気流駆動盤311と、固定リング33の一端に接続する接続端部312と、を有するように構成されている。
接続端部312は、外側に雄ネジ314が形成されている少なくとも2つの接続タブ313を有し、この実施形態において、4つの接続タブ313により、互い所定の距離を開けてポンプ軸22を挟むことができるように配置構成されている。
固定リング33は、一端に4つの接続タブ313がそれぞれ有する雄ネジ314とねじ合うことができる雌ネジ331が形成されている。そして、雌ネジ331で4つの接続タブ313がそれぞれ有する雄ネジ314とねじ合って、4つの接続タブ313をポンプ軸22に締め付けることによって、4つの接続タブ313及びスリーブ本体31をポンプ軸22に固定することができる。
また、延伸スリーブ部32の固定リング33に接続する端部は、水密リングを有するように構成され、固定リング33の雌ネジ331が形成されている一端の反対側にある他端に嵌め込むことにより、延伸スリーブ部32を固定リング33に接続する。
更に、この実施形態において、気流駆動盤311は、スリーブ本体31と一体に形成されている。また、気流駆動盤311のモーターカバー5に向かう面には、気流駆動盤311の径方向に延伸する複数のリブ(図に示されていない)が突起するように形成されており、この構成により気流駆動盤311の気流駆動力を向上させることができる。
なお、スリーブ本体31をより固くポンプ軸22に固定するために、スリーブ本体31を側面から挿通してポンプ軸22に当接させることによって、スリーブ本体31をポンプ軸22に固定することができる固定ねじ(図に示されていない)を用いることが可能である。
モーターカバー5は、間に所定の隙間51を空けてスリーブ本体31を挿通させる通過孔52が貫設されており、収容空間70内において通過孔52にスリーブ本体31を通すようにモーター本体21に取付けられていると共に、モーター本体21との間に気流駆動盤311を収容する駆動盤収容空間50が画成され、気流駆動盤311を覆い、周縁に駆動盤収容空間50と連通する連通路53が開けられている。
水密シール6は、化学的安定性が高く、可撓性を有する材料、例えばゴム材料を用いて作成され、また、スリーブ本体31の外周面に固定されていると共に、隙間51を覆うことができるようにスリーブ本体31の外周面からモーターカバー5に当接するまで張り出すように形成されたリップ部61を有する。
図3は本考案のポンプ装置の好ましい実施形態の分解図であり、図4は本考案のポンプ装置の好ましい実施形態が運転していない状態を示す部分断面図である。
この実施形態において、図3及び図4に示されるように、モーターカバー5に開けられている通過孔52には、スリーブ本体31との間に所定の隙間51が開けられていると共に、スリーブ本体31に挿通され、セラミック材料を用いて作成されているシールリング54が更に取付けられており、水密シール6のリップ部61は、シールリング54に当接するまで張り出している。
ケーシング7は、ポンプ軸22及び軸封スリーブ3と共に回転する気流駆動盤311により駆動される駆動盤収容空間50内の気流をケーシング7外へ排出することができるように、モーターカバー5に臨む開口を有する通気路71と、ケーシング7のモーター2に取り付けられる前記一端の反対端である他端に、羽根車4が配置できるように形成された吸水口72と、吸水口72を画成する部分に、運送される液体を吐出できるように形成された吐出口73と、運送される液体の液面が水密シール6に達することを防ぐために、液体がケーシング7外へ流出することができる排水口74と、を具えている。
羽根車4は、ポンプ軸22のモーター2から離れるように延伸された先端に取り付けられ、ケーシング4の吸水口72に配置されている。また、モーター2の回転駆動により、ポンプ軸22と共に回転して、運送される液体を吸い上げることができ、そして、同回転によって吸い上げられた液体に径方向への圧力をかけて、該液体を吐出口73へ移動させることができる。
この実施形態において、図3及び図4に示されるように、モーターカバー5の連通路53は、ケーシング7の通気路71と駆動盤収容空間50とを連通するように開けられ、且つモーターカバー5の正反対の両側にそれぞれ形成されている。また、ケーシング7のモーター2に取り付けられる前記一端には、両側にそれぞれ形成されている連通路53にそれぞれ対応するように、正反対の両側にそれぞれ2つの通気路71が開けられ、即ち4つの通気路71が開けられている。また、気流駆動盤311は、モーターカバー5に開けられている連通路53の近くまで張り出すように形成されている。
図6は本考案のポンプ装置の好ましい実施形態の水密シールの移動を示す部分断面図であり、図7は本考案のポンプ装置の好ましい実施形態が運転している状態を示す断面図である。
上記の構成によれば、本考案のポンプ装置は、水密シール6がスリーブ本体31と共にポンプ軸22に沿って移動できるようにポンプ軸22に外挿されると共に、固定リング33によって締められてポンプ軸22に固定される構成になっているので、水密シール6が取り付けられているスリーブ本体31をポンプ軸22に取り付ける際に、水密シール6及びスリーブ本体31のポンプ軸22に対する固定位置を簡単に且つ素早く、ポンプ装置が運転していない時には水密シール6のリップ部61がシールリング54に当接して隙間51を覆うことにより収容空間70内の腐食性気体のモーター2への移動がリップ部61に阻止される位置であり且つ運転している時にはリップ部61が遠心力によりシールリング54から離れることができる位置に決めることができる。
そして、本考案のポンプ装置が運転していない時には、図4に示されるように、水密シール6のリップ部61が、シールリング54に当接して隙間51を覆っているので、収容空間70内の腐食性気体のモーター2への移動がリップ部61に阻止され、腐食性気体は隙間51を通過してモーター2に侵入することができなくなり、モーター2が腐食性気体により腐食されることを防ぐことができる。
本考案のポンプ装置が運転すると、図7に示されるように、水密シール6のリップ部61が、遠心力によりシールリング54から離れると共に、複数のリブが形成されている気流駆動盤31の回転により、モーターカバー5と気流駆動盤311との間の空気の流れは、図7の矢印に示されるように、隙間51から吸い込まれながら気流駆動盤311の接線方向に沿って連通路53へ向うように駆動されるようになり、隙間51を経由してモーターカバー5と気流駆動盤311との間に吸い込まれる腐食性気体は上記空気の流れにより連通路53及び通気路71を経由してケーシング7外に排出される。
また、本考案のポンプ装置が運転する時に、リップ部61がシールリング54に当接する部分が遠心力によって確実にシールリング54から離れことができない場合、固定リング33をスリーブ本体31から取り外すことで、スリーブ本体31をポンプ軸22に沿って移動可能、即ち調整可能な状態にすることで、図6に示されるように、スリーブ本体31を羽根車4側(図6の下方側)へ移動することにより、水密シール6とシールリング54との間の距離を増加して、リップ部61がシールリング54に当接する具合を、リップ部61のシールリング54に当接する部分がポンプ装置が運転する際における遠心力によって確実にシールリング54から離れことができる具合に減少するように調整した後、固定リング33をスリーブ本体31に取り付けて、スリーブ本体31をポンプ軸22に固定することにより、水密シール6のリップ部61のシールリング54への当接具合を調整することが可能となる。即ち、本考案に係るポンプ装置によれば、従来のポンプ装置において軸封スリーブとモーターカバーとの距離がポンプ軸に形成された螺接孔によって予め定められるために、水密シールとモーターカバーとの間の距離及び水密シールのリップ部がモーターカバーに当接する具合を調整できないという欠点が解消され、水密シールのリップ部が摩擦によって破損してしまうことを防止することができる。
本考案のポンプ装置は、水密シールがスリーブ本体と共にポンプ軸に沿って移動できるようにポンプ軸に外挿されると共に、固定リングによって締められてポンプ軸に固定される構成になっているので、水密シール及びスリーブ本体のポンプ軸に対する固定位置を簡単に且つ素早く調整することができるので、水密シールがシールリングに摩擦することを低減でき、水密シールの使用寿命を延長できる。
2 モーター
21 モーター本体
22 ポンプ軸
3 軸封スリーブ
31 スリーブ本体
311 気流駆動盤
312 接続端部
313 接続タブ
314 雄ネジ
32 延伸スリーブ部
33 固定リング
331 雌ネジ
4 羽根車
5 モーターカバー
50 駆動盤収容空間
51 隙間
52 通過孔
53 連通路
54 シールリング
6 水密シール
61 リップ部
7 ケーシング
70 収容空間
71 通気路
72 吸水口
73 吐出口
74 排水口

Claims (8)

  1. モーター本体及び前記モーター本体から突出するように延伸し、前記モーター本体により回転駆動されるポンプ軸を有するモーターと、
    前記ポンプ軸に外挿されて前記ポンプ軸に沿って摺動自在、且つ前記モーターに臨むように取付けられているスリーブ本体を有する軸封スリーブと、
    前記スリーブ本体との間に所定の隙間が開けられると共に、前記スリーブ本体により挿通される通過孔が開けられているモーターカバーと、
    前記スリーブ本体の外周面に固定されていると共に、前記隙間を覆うことができるように前記スリーブ本体の外周面から前記モーターカバーに当接するまで張り出し、且つ可撓性を有するように形成されたリップ部を有する水密シールと、を具えたポンプ装置であって、
    前記軸封スリーブは、前記スリーブ本体の前記モーターから離れた端部である接続端部に取付けられ、且つ前記接続端部を締めることによって前記スリーブ本体を前記ポンプ軸に固定することができる固定リングを更に有することを特徴とするポンプ装置。
  2. 前記接続端部は、外側に雄ネジが形成されている少なくとも2つの接続タブを有し、前記少なくとも2つの接続タブは、互いに所定の距離を開けて前記ポンプ軸を挟むことができるように配置構成されており、
    前記固定リングは、一端に前記少なくとも2つの接続タブがそれぞれ有する前記雄ネジとねじ合うことができる雌ネジが形成されていると共に、前記雌ネジで前記少なくとも2つの接続タブがそれぞれ有する前記雄ネジとねじ合って、前記少なくとも2つの接続タブを前記ポンプ軸に締め付けることによって前記少なくとも2つの接続タブ及び前記スリーブ本体を前記ポンプ軸に固定することができることを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
  3. 前記固定リングの前記雌ネジが形成されている一端の反対側にある他端に、前記ポンプ軸を外挿する延伸スリーブ部が取付けられており、
    また、前記接続端部は、4つの前記接続タブが互いに所定の距離を開けて前記ポンプ軸を挟むことができるように配置構成されていることを特徴とする請求項2に記載のポンプ装置。
  4. 前記モーターカバーに開けられている前記通過孔には、前記軸封スリーブとの間に前記隙間が開くように前記軸封スリーブにより挿通されるシールリングが取付けられており、
    前記リップ部は前記シールリングに当接することにより、前記隙間を覆うことができるように形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のポンプ装置。
  5. 前記モーターがその一端に取付けられていると共に、前記軸封スリーブと前記ポンプ軸と前記モーターカバーと前記水密シールとを収容する収容空間を画成するように構成されているケーシングを有し、
    前記スリーブ本体は、前記スリーブ本体から、前記ポンプ軸の延伸方向と直交する径方向へ、前記モーターカバーの周縁の近くまで張り出すように形成され、前記モーターカバーに囲まれる気流駆動盤を有しており、
    前記モーターカバーは、前記モーター本体との間に前記気流駆動盤を収容する駆動盤収容空間が画成されていると共に、周縁に前記駆動盤収容空間と連通する連通路が開けられており、
    前記ケーシングには、前記ポンプ軸及び前記軸封スリーブと共に回転する前記気流駆動盤により駆動される前記駆動盤収容空間内の気体をケーシングの外側へ排出することができるように、前記モーターカバーの前記連通路に臨む開口を有する通気路が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のポンプ装置。
  6. 前記連通路は、前記モーターカバーの正反対の両側にそれぞれ形成されており、
    前記ケーシングの前記通気路は、両側にそれぞれ形成されている前記連通路にそれぞれ対応するように、前記ケーシングの正反対の両側にそれぞれ開けられていることを特徴とする請求項5に記載のポンプ装置。
  7. 前記気流駆動盤の前記モーターカバーに向く面には、前記気流駆動盤の径方向に延伸する複数のリブが突起するように形成されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のポンプ装置。
  8. 前記ケーシングの前記モーターに取り付けられる前記一端の反対端である他端には、吸水口が開口するように形成されており、
    前記ポンプ軸の前記モーターから突出するように延伸した先端には、前記吸水口に対応して前記モーターに回転駆動されて吸い上げ力及び径方向への圧力を提供することができる羽根車が取り付けられていることを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれか一項に記載のポンプ装置。
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