JP3195561U - 消し忘れ防止機能及び天板回転機能付きこたつ - Google Patents

消し忘れ防止機能及び天板回転機能付きこたつ Download PDF

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Abstract

【課題】こたつのいずれかの辺に着座したまま、天板上に置かれた日常生活の中で使用される小物類等を手に取ることができ、さらに通電状態が一目で把握できるスイッチ部を設けたこたつを提供する。【解決手段】こたつの天板9における基台部にベアリング状回転部品3と摩擦抵抗部品4とを備え、熱源の通電の有無を確認するために、通電状態を目視できる切り替えに容易なスイッチを装備した発光体を持つスイッチ部を設けている消し忘れ防止機能及び天板回転機能付きこたつである。【選択図】図3

Description

本考案は、天板回転機能及びスイッチ部に通電を知らせる点灯機能の付いたこたつに関する。
従来より、こたつ用電源コードに設けたコントローラー部に、ヒーターユニットの電力消費量を表示する機能や、設定時間で自動的に通電を停止させるオフタイマー機能と、オフタイマーの設定時間を表示する時間表示部を設けたこたつ用の電源コードが提案されている(特許文献1参照)。
こたつの消し忘れを防止する目的で、運転スイッチのオン/オフによって、電気ヒーターの点灯を認識して、卓上等にコタツの電気ヒーター点灯を知らせるランプを点灯させる機能を付与したお知らせ機が提案されている(特許文献2参照)。
日常生活において使用頻度の高い小物類等を収容でき、着座したままで所望の物品を取り出せるように、上板と基台との間に引出しを配した回動可能な台板を設け、こたつのいずれかの辺に座ったままで予め収納された小物類を容易に取り出すことができる技術が提案されている(特許文献3参照)
電気こたつのヒーター通電部に感知センサースイッチを付けて、人の出入りを感知し通電したり停止したり出来る感知センサースイッチを付けたこたつが提案されている(特許文献4参照)。
特開2010−271018号公報 特開2010−145080号公報 特開2003−93166号公報 特開2002−147767号公報
天板と基台の間に回転可能な引出し部を設けた台板を装着し、こたつのいずれかの辺に座っていても収納した小物類等を取り出すことの出来るものは参考文献では存在している。しかし、従来の技術を採用しても、天板上に置かれた小物類等を着座したまま取ることは困難ないし不可能であった。
また、スイッチ部に通電を知らせる為の点灯部を設け、消し忘れを防止することを目的としたものは参考文献では存在している。しかし、従来の技術では天板の使用可能面積を狭めてしまうことに加え、天板を移動する際に該スイッチ部が妨げになってしまうという問題があった。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、消し忘れを防止する機能に加え、こたつのいずれかの辺に座ったままで天板上の小物類等を手にすることができるこたつを提供することを目的とする。消し忘れのスイッチ点灯機能部分を天板の移動の妨げにならない状態で配置されたものを提供することを目的とする。
こたつの天板における基台との設置部に回転部品を設けることで天板を回転させることを可能にする。また、ベヤリング式回転部品と共に摩擦抵抗部品を備えており、天板回転時に適切な抵抗がかかり、予期せぬ回転を防止するとともに力を抜くと同時に負荷によって回転が止まることにより、意図した位置で天板の回転を止めることができる。また、通電状態を目視でき、切り替えが容易なスイッチを装備したスイッチ部に発光部を設けている天板回転機能付きこたつである。
該回転機構は、規格品のトルクヒンジもしくは円形のフレーム内に金属球を適せん配した転がり軸受式、もしくは金属製の台座に金属球を配したフリーベアリングが配される。
該転がり軸受式該回転機構は、天板の大きさに応じて直径100mm〜550mmのフレームにて構成され、上下のフレームの間に金属製の球体を4個〜100個配することにより、スムーズな回転を可能にする。
また、該フリーベアリングは台座と1個の金属球により構成される。直径5mm〜25mmの金属球を直径の5%〜50%上部を露出した状態で台座に設置することで、接する重量物をわずかな力で移動することを可能にしている。
該フリーベアリングを天板と基台の設置面の間に3か所〜20か所配することにより、スムーズな回転を可能にする。
予期せぬ回転の防止と意図した位置での回転の停止の役割を果たす該抵抗部品は、天然ゴム、各種合成ゴム、または軟質樹脂などの摩擦抵抗の大なる素材により構成される。体積は10cm〜300cmであり、上部に略円錐部ないし、荷重により設置面が増加する意匠を設け、天板への荷重なしの状態で天板との間に5mm〜25cmの設置面を持っている為、荷重を抜いた際に惰性で回転することを防止することができるようになっている。また、該意匠により天板への荷重が2kg〜20kgに変化した際に天板がしなることで設置面が2倍〜10倍に増加することで予期せぬ回転を防止する。
該抵抗部品は天板と基台の設置部に3個〜50個配される。
該通電時点灯機能付きスイッチ部は、押下部分と点灯部分を同一筐体内に設けたものであり、筐体の容積として20cm〜1000cmで、スイッチ部内の筐体の下面を除くいずれかの面で発光部を有して、ヒーターユニットから50cm〜200cmの、こたつ布団の外側に位置し、こたつ内に着座した状態でスイッチの切り替えと通電の確認ができるように配されるものであり、いずれの位置に着座していても通電の確認が可能になるために、発光体の照射角度を30°〜170°の範囲内にしている。
該スイッチは通電、非通電を別々に配した押しボタンスイッチの他、ロッカースイッチやトグルスイッチ、プッシュスイッチ、タクタイルスイッチ等、簡単に操作でき、かつ誤って切り替えてしまう危険の少ないものであり、押下部分の面積を1cm〜25cmと大きめに設定され、押下しやすい形状になっている。
本考案によれば、こたつの天板上に配された日常生活で使用する小物類をいずれかの辺に着座したままで天板を回転させて手に取ることが可能となる。
また、スイッチ部が床上に配された状態で通電時に発光部が点灯している為、着座した状態で通電中か否かを一目で判断することが可能であり、消し忘れによる火傷や火災の危険性を未然に回避することが可能になる。
実施形態に係る基台と天板の間にトルクヒンジを回転機構として設置した際の構成図である。 実施形態に係る基台と天板の間に転がり軸受式の回転機構を設けた際の構成図である。 A,実施形態に係る基台と天板の間にフリーベアリングを回転機構として設けた際の構成図である。B,図Aの使用状況での断面図である。 実施形態に係るスイッチ部の構成図である。
以下、図面を参照して、本考案の実施形態に係る天板回転機能及び通電時発行機能付きスイッチ部を設けたこたつについて説明する。
最初に図1〜図4を用いて、本実施形態に係る天板回転機能及び通電時発行機能付きスイッチ部を設けたこたつの構成について説明する。該こたつは回転機構部及び天板と、発光体を備えたスイッチ部からなる。
90cm×90cmの天板の広さを持ったこたつにおける基台との設置部に直径750mmのフレームに200個の金属球を配した転がり軸受式の回転機構と、シリコーンゴム製で体積25cmの略円錐形状である抵抗部品を15個配した。該抵抗部品は天板への荷重がない状態で、天板との設置面が40mmであるように配され、天板に2kg〜20kgの荷重がかかった際に設置面が4倍〜6倍になるようにゴム硬度を50°とした。また、スイッチ部をヒーターユニットから130cmの位置に設置し、こたつ布団の外側に位置するよう配した。スイッチ部はプッシュスイッチ式であり、内部に発光部を設けている物を使用した。
150cm×150cmの天板の広さを持ったこたつにおける基台との設置部に、直径8mmの金属球を使用したフリーベアリングを50個配し、スムーズな回転を可能にするとともに、天板の端に集中して荷重が加わった際の天板のぐらつきを防止した。また、スチレンブタジエンラバー製で体積が150cmの略円錐形状である抵抗部品を6個配した。該抵抗部品は天板への荷重がない状態で、天板との設置面が20cmであるように配され、天板に2kg〜20kgの荷重がかかった際に設置面が7倍〜10倍に変化するようにゴム硬度を60°とした。また、スイッチ部をヒーターユニットから200センチメートルの位置に設置し、こたつ布団の外側に位置するように配した。スイッチ部はトグルスイッチ式であり、ヒーターユニット側の配線を接続している面に照射角45°の発光部を設けることで、こたつ使用者側からの視認性を高くした。
60cm×60cmの天板の広さを持ったこたつにおける基台との設置部に、規格品のトルクヒンジを配し、天板のぐらつきを防止するためさらに直径15mmの金属球を使用したフリーベアリングを4個配した。また、シリコーンゴム製で体積が50cmの略円錐形状である抵抗部品を4個配した。該抵抗部品は天板への荷重がない状態で、天板との設置面が5cmであるように配され、天板に2kg〜20kgの荷重がかかった際に設置面が2倍〜4倍に変化するようにゴム硬度を80°とした。また、スイッチ部をヒーターユニットから80cmの位置に設置し、こたつ布団の外側に位置するように配した。スイッチ部はロッカースイッチ式であり、筐体の上面にスイッチと共に照射角90°の発光部を設けた。
1…トルクヒンジ
2…転がり軸受
3…フリーベアリング
4…抵抗部品
5…ヒーターユニット
6…スイッチ部
7…発光部
8…こたつ布団
9…天板
10…回転軸

Claims (5)

  1. こたつの天板における基台部にベアリング状回転部品と摩擦抵抗部品とを備え、熱源の通電の有無を確認するために、通電状態を目視できる切り替えに容易なスイッチを装備した発光体を持つスイッチ部を設けていることを特徴とする消し忘れ防止機能及び天板回転機能付きこたつ。
  2. 天板の下部の基台部において、該回転部品としては、トルクヒンジ、或は円形のフレーム内に金属球を配した転がり軸受式、或は金属製の台座に金属球を配したフリーベアリングと、当該抵抗部品とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の消し忘れ防止機能及び天板回転機能付きこたつ。
  3. 該回転部品において、転がり軸受式回転部品は、天板の大きさに応じて直径100mm〜550mmのフレームの基台からなり、天板とフレームの間に金属製の球体を配することで回転を可能にするベヤリング部であり、該ベヤリング部における金属製の球体を4個〜40個配したものであり、フリーベアリング式は台座と1個の金属球により構成され、直径5mm〜25mmの金属球を直径の5%〜50%上部を露出した状態で台座に設置し、天板と基台の設置面の間に3か所〜20か所設置されることを特徴とする請求項1、及び請求項2に記載の消し忘れ防止機能及び天板回転機能付きこたつ。
  4. 該摩擦抵抗部品は、ゴム状略円錐部の形状であって、全体の体積で20cm〜300cmであり、荷重なしの状態で天板との設置面として5mm〜25cmで天板と接して、荷重によって2倍〜10倍に増加して回転を防止し、荷重を抜いた際に惰性で回転することを防止することができるようになっている天板における設置面とを持っていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の消し忘れ防止機能及び天板回転機能付きこたつ。
  5. 該通電時点灯機能付きスイッチ部は、押下部分と点灯部分を同一筐体内に設けたものであり、筐体の容積として20cm〜1000cmで、スイッチ部内の筐体のいずれかの面で発光部を有して、ヒーターユニットから50cm〜200cmの距離を離して、こたつ布団の外側に位置し、こたつ内に着座した状態でスイッチの切り替えと通電の確認ができるように配されるものであり、いずれの位置に着座していても通電の確認が可能になるために、発光体の照射角度を30°〜170°の範囲内にしていることを特徴とする請求項〜請求項4いずれかに記載の消し忘れ防止機能及び天板回転機能付きこたつ。
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