JP3195541U - 手指間刺激用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】他人の手を借りず、自分自身で簡単に肩こり、首痛、腰痛を軽減する事が可能な、低コスト、軽量で持ち運び容易な手指間刺激型の手指間刺激用具を提供する。【解決手段】肩幅程度のサイズの台座1に、三角錐台の上底面を手指間の付け根方向に下底面を指先方向に向けて寝かせてなる三角錐台の同一形状・同一寸法のあてもの4を、押し当てた手3を最大限広げた状態で、親指と人差し指の間、人差し指と中指の間、中指と薬指の間、薬指と小指の間に配置し、長孔を通してボルト5で固定してなる手指間刺激用具であり、その使い方は、両手を斜め前に伸ばし、あてもの4の上から任意の力で押し当てる事で、手指間の末梢神経を刺激する。【選択図】図4

Description

本考案は手指の抹消神経を刺激することで、肩こり、首痛、腰痛を軽減するための健康増進用具としての手指間刺激用具に関するものである。
従来肩こり、首痛、腰痛を軽減する方法として、病院での治療、肩こり体操、整体、指圧、針、灸等が一般的に行われているが、体操以外、他人の力を借りる必要がある。
他人の手を借りず自分自身で簡単に肩こり、首痛、腰痛を軽減する健康増進用具として、様々な形状の肩たたきやマッサージ用具が数多く市販されているが、これらは患部を直接刺激するものがほとんどで、その軽減効果は十分とは言えず、決め手となるような健康増進器具は見受けられない。
健康増進用具に類するもので、患部を直接刺激する方法でなく、手指の末梢神経を間接的に刺激することで脳の血流を促すリハビリ用健康器具が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
このリハビリ用健康器具は、親指と人差し指、人差し指と中指、中指と薬指、薬指と小指の各手指間に三角形状のあてものを配置し、手が持ち上がらないように蓋をした構造になっている。
実用新案登録 第3115521号 公報
前期リハビリ用健康器具を、本考案が目的とする肩こり、首痛、腰痛を軽減するための、手指間刺激用具として代用することが考えられるが、親指と人差し指、人差し指と中指、中指と薬指、薬指と小指で使用する三角柱形状のあてものは、それぞれ形状が異なり、左右両手のあてものが必要であることに加え手のサイズや形が異なる不特定多数の人が使用することを想定すると、各々の人にマッチしたサイズと形状のあてものを用意することになり、これらの要求に対応することは現実的に難しい。
また、手指間刺激用具として使用する際、両手を当該用具の中に下から上に向けて挿入することになるため、当該用具が動かないように固定しておく必要がある。このため当該用具を机やテーブルの台に固定するための仕組みや器具が別に必要になるほか、使用する場所が限定されることに加え、手軽に持ち運びすることも面倒である。
本考案は、前途のリハビリ用健康器具を手指間刺激用具として代用した場合に想定される上記課題を解決する、肩こり、首痛、腰痛を軽減するための健康増進用具としての新たな手指間刺激用具を提供するものである。
本考案の手指間刺激用具は、手指の親指と人差し指との間、人差し指と中指との間、中指と薬指との間、薬指と小指との間に挟みこむ、三角錐台の上底面を手指間の付け根方向に下底面を指先方向に向けて寝かせ、各指を押し当てるほど指が開くように加工した三角錐台形状のあてものと、この前記あてものが所定の位置に配置して固定できるように、長孔を設けた台盤から構成される。
本考案の手指間刺激用具は、両腕を斜め前方に伸ばした状態で前期あてものの上から両手を押し当てて使用するものである。本考案では、前期あてものに三角錐台を寝かせた形状のあてものを用いたことで、あてものの手指間断面が三角形になり、その断面が手指間付け根方向から指先に沿って、徐々に広がり、手指は前記あてものの外周面に密着する。このため、手を強く押し当てるほど、手指は前記あてものの外周面沿って押し開かれることになる。また、前記台座に手のサイズや開き度合いに追従できる長孔を設けており、この長孔を手のサイズ見合った適当な位置に配置することと三角錐台あてものを用いたことにより、同一寸法の前記あてもの1個を使って考案の手指間刺激用具を作ることが可能となる。このため、前記リハビリ用健康器具のようにサイズや形状の異なるあてものを複数個用意する必要がなく、製造も比較的容易でコストもかからない。
また、本考案の手指間刺激用具は、上から両手を押し当てて使用する為、前記リハビリ用健康器具のように使用時に動くことはなく、机やテーブルなどの台への固定は必要ない。さらに、部材数は少なく、材料の選択次第で軽量化も容易であり。手軽に持ち運びすることが可能で使用する場所を選ばない。
手指間刺激用具は、手指間に挟み込むあてもの8個(左手分4個と右手分4個)と前記あてものを取り付ける台盤一体から構成され、前記台座には前記あてものが手のサイズや開き度合いに追従できるように長孔8個が設けられている。前期8個のあてのもは、上底面を手指間の付け根方向に下底面を指先方向に向けて寝かせてなる同一寸法の三角錐台形状のあてもので、前記台盤に手を押しあて、手指間を最大限広げた親指と人差し指との間、人差し指と中指との間、中指と薬指との間、薬指と小指との間を保つ配置で、前記長孔を介し、前記台盤に各々固定される。
以下、添付図面に従って、実施例を説明する。
手指間刺激用具の寸法は、標準的な成人男性が使用する場合の手のサイズを想定して決められる。図1は、寝かせた三角錐台形状のあてもの4を三角錐台の上底面方向から見た斜視図であり、中央に固定用金具のボルト5、蝶ネジ6及びワッシャ7が追記されている。図2は、手形に合わせて長孔2を設けた台盤1の平面図で、台盤1は最大限広げた両手が収まる肩幅程度のサイズになっている。図3は、台座位置にあてもの4を取り付けた本考案の手指間刺激用具に係る平面図であり、台盤1とあてもの4の素材には体に害を与えない無垢の松材を選択した。
以下に、本考案の手指間刺激用具を使って、肩こり、首痛、腰痛を軽減する具体的な方法について説明する。机やテーブルの上に置いて使用する際、台盤の底から出ている蝶ネジがこれらの面を傷つけないように四隅にゴム底脚のクッションを付け底上げして使用する。肩こり、首痛の場合、両手を斜め前に伸ばし、あてものの上から任意の力で押し当て30秒〜50秒程度保持した後、両手を用具から離す。次ぎに、両肩を前後に5〜10回程度回し、さらに首を前後・左右に両肩の同程度に廻す。この動作を3〜4回繰り返すことで、肩こり、首痛は軽減する。また、腰痛の場合、用具を手前に置き、肩こり、首痛の場合と同じ要領で、斜め前に伸ばした両手をあてものに30秒〜50秒程度押し当てながら空を見るように首を上げ、その後、用具から両手を離し、背泳ぎの要領で両腕を5〜10回程度廻す。この動作を3〜4回繰り返す事で軽い腰痛は軽減する。
固定用金具を付加したあてものを示す斜視図である。 手形に合わせて長孔を設けた台盤を示す平面図である。 台盤にあてものを取り付けた状態の平面図である。 手指間刺激用具の使用状態の平面図である。
1 台盤
2 長孔
3 手
4 あてもの
5 ボルト
6 蝶ネジ
7 ワッシャ

Claims (1)

  1. 親指と人差し指との間、人差し指と中指の間、中指と薬指の間、薬指と小指の間に挟み込む、三角錐台の上底面を手指間の付け根方向に下底面を指先方向に向けて寝かせ、各指を押し当てるほど指が開くように加工した三角錐台形状のあてものと、この前記あてものが所定の位置に配置して固定できるように、長孔を設けた台盤から構成される手指間刺激用具。
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