JP3195488U - 携帯照明具 - Google Patents
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Abstract
【課題】暗い中での電池交換を容易に行なうことができる携帯照明具を提供する。【解決手段】発光体と、発光体へ電力を供給する電池と、発光体および電池を収納するケーシングとからなる携帯照明具であって、ケーシングが、電池を装填するための開口部を備えた本体と、本体の開口部に着脱可能に装着された蓋体6とを備え、本体と蓋体の少なくとも一方に、蓋体を本体から取り外した際に発光させられる補助発光手段Sが設けられている。補助発光手段は、補助発光体7と、補助発光体に電力を供給する補助電池8と、本体と蓋体との装着部に設けられ、本体若しくは蓋体によって操作されて、電力の供給および遮断をなすスイッチ11とによって構成され、補助電池は乾電池であるか、又は太陽光発電パネルと、太陽光発電パネルの電力を蓄える二次電池10と、二次電池に電力を充電する充電器9とを備えていることが好ましい。【選択図】図3
Description
本考案は、使用者が把持して用いる懐中電灯や、使用者の頭部に装着して用いるヘッドライト、あるいは、自転車等に装着されるヘッドランプやテールランプ等の、使用者が携帯し、若しくは、使用者が利用する機器に装着して使用される携帯照明具に関するものである。
従来、前述した携帯照明具は、特許文献1に示されるように、電源としての電池と、この電池で発光させられる発光体とを一つのケーシング内に組み込んで構成されている。
このような携帯照明具は、電源としての電池が消耗すると、その機能が失われ、その都度、電池の交換を行なわなければならない。
ところで、前述した従来の携帯照明具において、電池の消耗に気付くのは、その殆どが、携帯照明具の使用開始時、あるいは、使用中であり、したがって、電池の交換を、照明のない状態で行なうことを余儀なくされる。
このように照明のない状態で電池の交換作業を行なうと、電池の向きの確認を行ないづらく、また、ケーシングの電池挿入口の位置確認を行ないづらいことから、その作業が繁雑なものとなっている。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、暗い中での電池交換を容易に行なうことができる携帯照明具を提供することを課題とする。
本考案に係わる携帯照明具は、前述した課題を解決するために、発光体と、この発光体へ電力を供給する電池と、これらの発光体および電池を収納するケーシングとからなる携帯照明具であって、前記ケーシングが、前記電池を装填するための開口部を備えた本体と、この本体の開口部に着脱可能に装着された蓋体とを備え、前記本体と前記蓋体の少なくとも一方に、前記蓋体を前記本体から取り外した際に発光させられる補助発光手段が設けられていることを特徴とする。
このような構成とすることにより、通常時は、前記ケーシングの蓋体は本体に装着された状態で使用、若しくは、保管される。
この状態において、前記補助発光手段は非作動状態に保持され、前記蓋体を前記本体から取り外した際に、前記補助発光手段が発光させられる。
この状態において、前記補助発光手段は非作動状態に保持され、前記蓋体を前記本体から取り外した際に、前記補助発光手段が発光させられる。
したがって、使用開始時や使用中において、前記携帯照明具の電池の消耗が確認された時点で前記蓋体を本体から取り外すことにより、前記補助発光手段を発光させて、その回りを明るくすることができる。
これによって、前記ケーシング回りの明るさを確保することができ、その電池挿入口の位置や向き、あるいは、挿入する新規の電池の向きを確認することができるので、その交換作業を円滑なものとすることができる。
一方、前述したような作業を完了して、前記蓋体を前記本体に装着すると、新しい電池によって、携帯照明具の通常の照明機能が回復する。
同時に、前記補助発光手段の照射が停止され、この補助発光手段における電力消費が停止される。
したがって、この補助発光手段における消費電力が最小限度に抑えられることにより、この補助発光手段による補助的な照明機能が長期にわたって維持される。
したがって、この補助発光手段における消費電力が最小限度に抑えられることにより、この補助発光手段による補助的な照明機能が長期にわたって維持される。
そして、前記補助発光手段を、光を照射する補助発光体と、この補助発光体に電力を供給する補助電池と、前記本体と前記蓋体との装着部に設けられ、これらの本体若しくは蓋体によって操作されて、前記電力の供給および遮断をなすスイッチとによって構成することができる。
このような構成とすることにより、補助発光体への電力供給、および、その停止を、前記蓋体の着脱操作によって確実に行なうことができる。
また、前記補助電池は、乾電池によって構成してもよく、前記補助発光体へ供給される電力を生成する太陽光発電パネルと、この太陽光発電パネルによって生成された電力を蓄える二次電池と、この二次電池に前記電力を充電する充電器とによって構成することもできる。
前者の場合にあっては、前記補助発光手段自体の消費電力が少なく、その交換頻度が少なくてすむのであるが、定期的な確認と交換が必要である。
後者の場合にあっては、携帯照明具の保管位置を明るい場所に設定しておくことにより、補助電池としての二次電池を、太陽光発電パネルによって生成される電力によって充電しておくことができ、補助電池の交換作業が不要となる。
本考案の携帯照明具によれば、照明に用いられる電池が消耗して、暗い中での電池の交換作業を行なわなければならない場合においても、蓋体を本体から取り外して補助発光手段を発光させることにより、前記本体回りの照明を確保して、前述した交換作業を円滑に行なうことができる。
以下、本考案の第1の実施形態について、図1ないし図3を参照して説明する。
図1および図2において、符号1は、本実施形態に係わる携帯照明具を示し、この携帯照明具1は、使用者によって把持されるケーシング2を備えている。
図1および図2において、符号1は、本実施形態に係わる携帯照明具を示し、この携帯照明具1は、使用者によって把持されるケーシング2を備えている。
前記ケーシング2は、内部に乾電池3が装填されるようになっているとともに、前記乾電池3の装填を行なう開口部4aが後部に形成された本体4と、前記ケーシング2の前部に内装された発光体5と、前記本体4の開口部4aを覆って着脱可能に装着された蓋体6とによって構成されている。
そして、本実施形態においては、図3に示すように、前記蓋体6に、本実施形態の特徴部分である補助発光手段Sが組み込まれている。
この補助発光手段Sは、前記蓋体6の内部に装着された補助発光体7と、前記蓋体6の後部に、外方へ露出するようにして装着された太陽光発電パネル8と、この太陽光発電パネル8によって生成される電力を、充電器9を介して蓄積する二次電池10と、前記蓋体6の、前記本体4が嵌合させられる部位に設けられたスイッチ11とによって構成されている。
本実施形態においては、前記太陽光発電パネル8、前記充電器9、および、前記二次電池10によって補助電池が構成されている。
前記スイッチ11は、前記蓋体6を前記本体4に、その開口部4aを覆うように装着した状態において、前記本体4の開口部4aの縁部内壁によって押圧されることによりOFFとなされ、その押圧が開放された状態においてONとなされるようになっている。
そして、前記スイッチ11は、そのOFF状態において、前記二次電池10と前記補助発光体7との電気的接続を遮断して、前記補助発光体7への電力の供給を遮断し、ON状態において、前記補助発光体7への電力供給を行なうようになっている。
一方、図1および図2において符号12は、前記本体4に装着されている前記発光体5の点灯および消灯を行なうためのメインスイッチを示す。
このように構成された本実施形態に係わる携帯照明具1は、前記本体4内に前記乾電池3を装填した後に、前記本体4の開口部4aに、この開口部4aを覆って前記蓋体6を装着し、前記メインスイッチ12を操作して、前記乾電池3から前記発光体5への通電やその遮断を行なうことにより、通常の携帯照明具1として使用される。
そして、前記乾電池3の消耗等により前記発光体5の発光が困難となり、前記乾電池3の交換が必要となった場合には、前記蓋体6を前記本体4から取り外して、この本体4の開口部4aを開放し、内装されている前記乾電池3を取り出して新しい乾電池3に取り替えた後、前記開口部4aを前記蓋体6によって閉じる。
これによって、再度、携帯照明具1として使用可能な状態とすることができる。
これによって、再度、携帯照明具1として使用可能な状態とすることができる。
一方、本実施形態の携帯照明具1は、太陽光若しくは照明の当たる場所に保管しておくことにより、前記補助発光手段Sを構成する太陽光発電パネル8において発電がなされ、その電力が、前記充電器9を介して前記二次電池10に充電される。
そして、前記蓋体6を前記本体4から取り外した状態において、前記補助発光手段Sを構成するスイッチ11がONとなされ、前記二次電池10より前記補助発光体7へ電力が供給され、図3に矢印で示すように、この補助発光体7の発光がなされる。
このように補助発光体7の発光がなされると、前述したような前記乾電池3の交換作業を暗い場所で行なわなければならない場合等において、前記本体4の開口部4aや、出し入れする乾電池3の方向を、前記補助発光体7の光で確認することができる。
したがって、暗闇における前述した作業を簡便に、かつ、確実に行なうことができる。
また、交換する乾電池3がない場合等にあっては、前記補助発光手段Sを用いて照明を確保することも可能である。
図4は、本考案の第2の実施形態を示すもので、第1の実施形態において示した補助電池に変更を加えたものである。
すなわち、本実施形態においては、補助電池としてボタン電池等の乾電池13を用い、前記第1の実施形態における前記太陽光発電パネル8や前記充電器9、および、二次電池10に置き換えたものである。
このような構成とすることにより、前記携帯照明具1の保管位置に制限されることなく前記補助発光手段Sの電力を確保することできる。
しかしながら、前記蓄電池13の消耗を定期的に確認する作業が必要となるため、前記携帯照明具1の使用環境に応じて、前記両実施形態を選択的する必要がある。
しかしながら、前記蓄電池13の消耗を定期的に確認する作業が必要となるため、前記携帯照明具1の使用環境に応じて、前記両実施形態を選択的する必要がある。
なお、前記各実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって設計要求等に基づき種々変更可能である。
たとえば、前記第1の実施形態においては、前記太陽光発電パネル8を前記蓋体6に装着した例について示したが、これに代えて、図5に示すように、前記本体4の側面に太陽光発電パネル14を装着しておき、この太陽光発電パネル14を前記蓋体6に装着されている前記充電器9へ電線Lによって接続した構成とすることもできる。
このような構成とすることにより、前記太陽光発電パネル14の設置スペースを拡大して、より多くの電力を利用することが可能となる。
ただし、この場合、前記蓋体6の着脱を阻害しないように、前記電線Lを、前記太陽光発電パネル13あるいは前記充電器9に対して着脱可能な構成とする必要がある。
また、図6に示すように、前記補助発光体7を、前記本体4の開口部4a近傍の内側に配置するようにしてもよく、また、前記補助発光手段Sの全ての構成部材を前記本体4に設けるようにしてもよい。
そして、前記補助発光体7として、消費電力等を考慮してLED発光体を用いることが好ましい。
1 携帯照明具
2 ケーシング
3 乾電池
4 本体
4a 開口部
5 発光体
6 蓋体
7 補助発光体
8 太陽光発電パネル(補助電池)
9 充電器(補助電池)
10 二次電池(補助電池)
11 スイッチ
12 メインスイッチ
13 乾電池
14 太陽光発電パネル
L 電線
S 補助発光手段
2 ケーシング
3 乾電池
4 本体
4a 開口部
5 発光体
6 蓋体
7 補助発光体
8 太陽光発電パネル(補助電池)
9 充電器(補助電池)
10 二次電池(補助電池)
11 スイッチ
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13 乾電池
14 太陽光発電パネル
L 電線
S 補助発光手段
Claims (4)
- 発光体と、この発光体へ電力を供給する電池と、これらの発光体および電池を収納するケーシングとからなる携帯照明具であって、前記ケーシングが、前記電池を装填するための開口部を備えた本体と、この本体の開口部に着脱可能に装着された蓋体とを備え、前記本体と前記蓋体の少なくとも一方に、前記蓋体を前記本体から取り外した際に発光させられる補助発光手段が設けられていることを特徴とする携帯照明具。
- 前記補助発光手段が、光を照射する補助発光体と、この補助発光体に電力を供給する補助電池と、前記本体と前記蓋体との装着部に設けられ、これらの本体若しくは蓋体によって操作されて、前記電力の供給および遮断をなすスイッチとによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯照明具。
- 前記補助電池が乾電池であることを特徴とする請求項2に記載の携帯照明具。
- 前記補助電池が、前記補助発光体へ供給される電力を生成する太陽光発電パネルと、この太陽光発電パネルによって生成された電力を蓄える二次電池と、この二次電池に前記電力を充電する充電器とを備えていることを特徴とする請求項2に記載の携帯照明具。
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