JP3195400U - 交流直流変換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】タイプの異なるコンセントに対して使い分けられる交流直流変換器を提供する。【解決手段】栓刃とボディとを有するプラグ10と、プラグ10に装備されたUSBポート60と、プラグ10に内蔵された電力変換ユニットと、を備える。栓刃が、タイプの異なる第1及び第2の栓刃41に分かれ、ボディが第1ボディ22と第2ボディ42とに分かれている。プラグ10は、電力変換ユニットとUSBポート60と第1栓刃とが第1ボディ22に組み付けられてなるメインプラグ20と、第2栓刃41とソケット部とが第2ボディ42に組み付けられてなるサブプラグ40とに分割されている。メインプラグ20とサブプラグ40とが着脱可能である。【選択図】図1
Description
本考案は、交流直流変換器、特に、電源としてのコンセントによって供給される電力を、スマートフォンや携帯電話、タブレット、WiFiルータといったUSB規格に適合する端末デバイスを充電したり、携帯充電器などのUSB規格に適合するデバイスを充電したりすることに利用される交流直流変換器に関する。
この種の交流直流変換器の先行例として、携帯式電源コンセントに関する提案がなされている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1によって提案されている携帯式電源コンセントは、内部に変圧装置を含む携帯式電源充電器が、携帯電話やパソコンなどの機器に接続される出力側のUSBケーブルと、多種の造形・規格に各別に適合する複数種類のコンセントを接続可能な挿入接続部と、を備えている。また、他の先行例として、ユニバーサル充電器に関する提案がなされている(たとえば、特許文献2参照)。特許文献2によって提案されているユニバーサル充電器は、出力コードを有するプラグ本体に、様々なタイプのパワーアダプタを付け替えることができるようになっている。そして、特許文献2に記載されているプラグ本体及びパワーアダプタはそれぞれ、特許文献1の挿入接続部を備える携帯式電源充電器及び複数種類のコンセントに相当するものと考えられる。また、特許文献1に記載されている複数種類のコンセントのそれぞれは、電源としてのコンセントに接続可能なプラグに相当しているとも云える。したがって、説明の内容をわかりやすくすることを意図して、以下の説明では、特許文献1に記載されている複数種類のコンセントのそれぞれを「プラグ」と称することにする。
上掲の特許文献1によって提案されている携帯式電源コンセントによれば、携帯式充電器の挿入接続部に、タイプの異なる複数種類のプラグから選択した1つのプラグを接続することによって、国や地域によって個別に定められているタイプの電源としてのコンセントに携帯式電源コンセントを適合させて使い分けることが可能になるという利便性が得られる。同様の利便性は、特許文献2によって提案されているユニバーサル充電器によっても得られることが明らかである。
特許文献1によって提案されている先行例の携帯式電源コンセントは、携帯式充電器及びタイプの異なる複数種類のプラグのそれぞれが、別個独立したユニット部品として構成されているけれども、携帯式電源充電器自体には、電源としてのコンセントに接続することのできるプラグとしての機能が備わっていない。このため、国や地域に応じて使い分けることが必要になるプラグの個数がたとえば4個であると仮定すると、それらすべての国や地域において上記の携帯式電源コンセントを使い分けることを可能にするためには、1つの携帯式電源充電器と共に、タイプの異なる4個のプラグが必要になる。言い換えると、携帯式電源充電器でなる1つのユニット部品とプラグでなる4個のユニット部品とが必要になり、全体としては5個のユニット部品が必要になる。
しかしながら、上記のように、1つの携帯式電源充電器と共に、国や地域に応じて使い分けることが必要になる個数と同数のプラグを1セットとしてパッケージ包装して販売する場合を考えると、国や地域の電源としてのコンセントのタイプの数よりも1つだけ多い個数のユニット部品(携帯式電源充電器)を包装できるだけのサイズのパッケージが必要になるだけでなく、それらを携帯するときにも複数のユニット部品が嵩張りやすくなるということが考えられる。
その一方で、すべてのプラグにデバイスに電力を供給するためのUSBポートを具備させると、個々のプラグのサイズが大きくなり、価格も高くなる、という点で好ましくない。
本考案は、上記の事情に鑑み、すべてのユニット部品に、国や地域に応じて使い分けることが可能なタイプのプラグとしての機能を持たせる一方で、それらのユニット部品の1つだけにデバイスに電力を供給するためのUSBポートを具備させるという考え方を採用し、USBポートを備えたユニット部品をメインプラグとして、そのメインプラグに、USBポートを備えていないユニット部品としてのサブプラグを組み合わせて使用することを可能にすることによって、1セットでのパッケージのサイズを先行例のものよりもコンパクトにすることができ、また、価格を安く抑えることが可能で、携帯時の嵩張りが先行例のものよりも少なくて済む交流直流変換器を提供することを目的とする。
本考案に係る交流直流変換器は、電源としてのコンセントの接続孔に挿抜可能な栓刃とこの栓刃が取り付けられたボディとを有するプラグと、このプラグに装備されたUSBポートと、上記プラグに内蔵されて上記栓刃が上記コンセントから取得した交流電力を一定電圧の直流電力に変換して上記USBポートに供給する電力変換ユニットと、を備えている。そして、上記栓刃が、タイプの異なる第1及び第2の栓刃に分かれていると共に、上記ボディが第1ボディと第2ボディ本体とに分かれていて、上記プラグが、上記電力変換ユニットと上記USBポートと上記第1栓刃とが上記第1ボディに組み付けられてなるメインプラグと、上記第2栓刃とこの第2栓刃に電気的に接続された電極を有するソケット部とが上記第2ボディに組み付けられてなるサブプラグとに分割され、上記メインプラグと上記サブプラグとが着脱機構を介して着脱可能に構成されていると共に、その着脱機構を介して上記メインプラグに上記サブプラグを装着するのに伴って、上記第1栓刃が上記ソケット部に挿入されてそのソケット部の電極に電気的に接続するように構成されている。
この構成によると、第1栓刃を有するユニット部品としてのメインプラグだけがデバイスに電力を供給するためのUSBポートを備え、第2栓刃を有するユニット部品としてのサブプラグはUSBポートを有していないので、全部のユニット部品にUSBポートを具備させたものに比べて全体としての価格を安く抑えることができ、また、1セットでのパッケージのサイズも先行例のものよりコンパクトになり、携帯時の嵩張りについても先行例のものより少なくて済む。それにもかかわらず、メインプラグにサブプラグを装着すると、サブプラグの第2栓刃をそれが適合するコンセントの接続孔に挿入してプラグとしての機能を発揮させ、メインプラグのUSBポートを使ってデバイスに電力を供給させることができるので、当該交流直流変換器を、コンセントのタイプが異なる国や地域に応じて使い分けることが可能である。
したがって、本考案によると、国や地域に応じて使い分けることが必要になるプラグの個数がたとえば2個であると仮定すると、それらの国や地域において当該交流直流変換器を使い分けることを可能にするためには、1個のメインプラグと1個のサブプラグとが必要になるだけであり、全体として2個のユニット部品が必要になるだけである。このことにより、本考案に係る交流直流変換器は、先行例のものよりもユニット部品の必要数が1個だけ少なくて済むようになる。
本考案において、上記第1栓刃は、上記第1ボディの一面から突出して上記コンセントの接続孔に挿入可能な突出姿勢と第1ボディの上記一面に形成された凹所に収容される待避姿勢との間で回動可能に上記第1ボディに取り付けられ、上記着脱機構が、上記凹所と、第1ボディの上記一面にコーナー部を介して隣接する第1ボディの他面で開口する上記凹所の開放口と、上記凹所に嵌合されて待避姿勢の上記第1栓刃の長手方向にスライド可能な上記ソケット部と、上記凹所の底面に対向するように上記第1ボディに設けられて、上記開放口から上記凹所に嵌合された上記ソケット部を上記底面との間で挟む突条と、を有する、という構成を採用することが可能である。この構成を備えていると、第1栓刃をボディ本体の凹所に収容して待避姿勢にすることにより、ボディ本体から第1栓刃が突出することがなくなってメインプラグがコンパクトになるという利点がある。この利点は、メインプラグを包装するためのパッケージのコンパクト化を促進することにも役立つ。また、メインプラグにサブプラグを装着すると、サブプラグのソケット部がボディ本体の凹所に収容されて、サブプラグの第2ボディがメインプラグの第1ボディに重なり合う。そのため、装着状態での全体形状がコンパクトになるという利点がある。また、メインプラグにサブプラグを装着するための操作は、サブプラグのソケット部を、着脱機構の凹所にその開放口から挿入してスライドさせるだけで済むので装着作業を容易に行うことが可能である。また、この構成を採用すると、メインプラグの凹所やサブプラグのソケット部を着脱機構の要素として利用しているので、凹所の形成箇所やソケット部の形成箇所とは別の箇所に着脱機構を設ける必要がなくなって、それだけメインプラグやサブプラグの小形化が促進される。
本考案では、上記突条が、上記開放口から上記凹所に嵌合された上記ソケット部の左右の側縁部に対応する箇所にそれぞれ設けられていて、これらの突条は、上記凹所に嵌合された上記ソケット部の左右の側縁部に係合してこのソケット部が上記凹所から抜脱することを阻止する抜脱阻止部を形成している、という構成を採用することが望ましい。この構成であると、メインプラグの第1ボディを指で掴んで引っ張ることによってメインプラグに装着したサブプラグの第2栓刃をコンセントから引き抜くときに、着脱機構の突条がサブプラグのソケット部に係合する。そのため、サブプラグのソケット部がメインプラグの第1栓刃から引き抜かれてしまうという事態の起こることが防止される。このことにより、コンセントからの取外し操作性が向上する。
本考案では、上記第1ボディ及び上記第2ボディのいずれか一方側に板ばね部とその板ばね部に具備された突起が備わり、他方側に、上記ソケット部を上記凹所内でスライドさせたときに上記突起が板ばねの変位を伴って嵌脱する凹部が設けられていて、これらの突起と凹部とによって、メインプラグに装着されたサブプラグの位置決め機構が構成されている、という構成を採用することが可能である。これによれば、突起と凹部との嵌合によってメインプラグにサブプラグが確実に装着されると共に、ユーザにとっては、装着時の感触をメインプラグやサブプラグを掴んでいる手の指を介して得られるという利点がある。
本考案では、同一形状の上記ソケット部を備える複数の上記サブプラグを有し、それらのサブプラグのそれぞれの第2ボディに、タイプの異なる上記第2栓刃が各別に装備されている、という構成を採用することが可能である。この構成を採用すると、3種類以上のタイプの異なるコンセントに対して使い分けることのできる交流直流変換器を提供することが可能になる。
以上説明したように、本考案に係る交流直流変換器は、メインプラグやサブプラグのすべてのユニット部品が、国や地域に応じて使い分けることが可能なタイプのプラグとしての機能を持ち、その一方で、メインプラグだけに、デバイスに電力を供給するためのUSBポートを具備させてあると共に、メインプラグだけを使用することも、メインプラグにサブプラグを装着して使用することも可能であるので、ユニット部品の必要個数を先行例のものよりも1個だけ少なくすることができる。その結果として、1セットでのパッケージのサイズを先行例のものよりもコンパクトにすることができ、また、価格を安く抑えることが可能で、携帯時の嵩張りが先行例のものよりも少なくて済むようになる。
図1は本考案に係る交流直流変換器の概略斜視図である。同図の交流直流変換器は、プラグ10と、プラグ10に装備されたUSBポート60と、図示されていない電力変換ユニット(後述する)とを備えている。そして、プラグ10が、メインプラグ20とサブプラグ40とに分割されている。また、プラグ10は、電源としてのコンセントの接続孔に挿抜可能な栓刃(後述する)と、この栓刃が取り付けられたボディ(後述する)とを有している。
図2及び図3はメインプラグ20の斜視図、図4は図3のIV矢視図、図5は図3のV矢視図、図6は電力変換ユニット31の説明図である。また、図7はサブプラグ40の分解斜視図、図8はサブプラグ40の斜視図、図9は図8のIX矢視図、図10は図8のX矢視図、図11は図10のXI−XI線に沿う部分の断面図である。
上記したプラグ10の栓刃は、図2及び図3に示したメインプラグ20側の第1栓刃21と、図1に示したサブプラグ40側の第2栓刃41とに分かれている。また、上記したプラグ10のボディは、図1及び図2〜図5に示したメインプラグ20の第1ボディ22と、図1及び図7〜図10に示したサブプラグ40の第2ボディ42とに分かれている。
図2及び図3のように、メインプラグ20の第1ボディ22は略直方体形状の電気絶縁性を有する樹脂成形体によって形成されている。この第1ボディ22の前側の一面23に凹所24が形成されていて、この凹所24の開放口27が、上記一面23にコーナー部25を介して隣接している上側の他面26で開口している。そして、一対の導電片でなる第1栓刃21が、図2のように上記一面23から突出してコンセントの接続孔(不図示)に挿入可能な突出姿勢と、図3のように上記凹所24に収容される待避姿勢との間で回動可能に第1ボディ22に取り付けられている。具体的には、第1栓刃21の基部が埋入されている一対の取付け部28,28が、横軸(不図示))を介して第1ボディ22に回動可能に取り付けられていて、その横軸の周りで基部が正逆方向に回動することによって、第1栓刃21が上記した突出姿勢と待避姿勢との間で起倒されるようになっている。
また、図4のように、第1ボディ22の下面の2箇所に、図1を参照して説明したUSBポート60が組み付けられている。さらに、第1ボディ22には、図6に例示した電力変換ユニット31が内蔵されている。この電力変換ユニット31は、メインプラグ20の第1栓刃21に電気的に接続された電源回路32と、この電源回路32に電気的に接続された電流電圧変換回路33とを備えていると共に、電流電圧変換回路33が、上記したUSBポート60の電極に電気的に接続されている。そして、電力変換ユニット31の作用により、第1栓刃21によって取得した交流電力が、一定電圧の直流電力に変換されて2箇所のUSBポート60,60に供給される仕様になっている。これらのUSBポート60,60において、一方側のUSBポート60では、たとえば5Vの電圧で1Aの電流が出力され、他方側のUSBポート60では、たとえば5Vの電圧で2.1Aの電流が出力される。また、図5のように、第1ボディ22の背面には発光窓34が設けられていて、図6に示した電源回路に接続されたLED光源35がその発光窓34に臨んでいる。LED光源35は、電源回路32に電力が供給されたときに所定の色、たとえばオレンジ色に点灯して通電中であることが表示されるようになっている。
図7及び図8のように、サブプラグ40は、第2ボディ42と、第2ボディ42にビス止めされたソケット部43と、第2ボディ42から前方に突出している導電ピンでなる第2栓刃41とを有している。また、ソケット部43は下向きに開口された栓刃挿入孔44を有し、この栓刃挿入孔44の形状が第1栓刃21の形状に対応している。図7において、符号45は、ソケット部43を第2ボディ42に固定するためのビスである。
上記したメインプラグ20は、それ単独で使用することも、サブプラグ40と組み合わせて使用することも可能である。そのため、メインプラグ20とサブプラグ40とは、着脱機構を介して着脱可能になっている。
この実施形態において、着脱機構は、図3のように待避姿勢の第1栓刃21を収容することに使われる第1ボディ22の凹所24と、第1ボディ22の他面で開口している凹所24の開放口27と、凹所24に嵌合されて待避姿勢の第1栓刃21の長手方向にスライド可能なサブプラグ40のソケット部43と、を有している。さらに、着脱機構は、図3に示したように、上記凹所24の底面24aに対向するように第1ボディ22に設けられて上記開放口27から凹所24に嵌合された上記ソケット部43を上記底面24aとの間で挟む突条36と、を有している。この突条36は、上記開放口27から凹所24に嵌合されたソケット部43の左右の側縁部に対応する箇所にそれぞれ設けられている。そして、これらの突条36は、凹所24に嵌合されたソケット部43の左右の側縁部に係合してこのソケット部43が凹所24から前方へ抜脱することを阻止する抜脱阻止部71を形成している。なお、図7〜図9に示したように、ソケット部43には、上記突条36が嵌合可能な溝部46が設けられている。
この実施形態において、着脱機構は、図3のように待避姿勢の第1栓刃21を収容することに使われる第1ボディ22の凹所24と、第1ボディ22の他面で開口している凹所24の開放口27と、凹所24に嵌合されて待避姿勢の第1栓刃21の長手方向にスライド可能なサブプラグ40のソケット部43と、を有している。さらに、着脱機構は、図3に示したように、上記凹所24の底面24aに対向するように第1ボディ22に設けられて上記開放口27から凹所24に嵌合された上記ソケット部43を上記底面24aとの間で挟む突条36と、を有している。この突条36は、上記開放口27から凹所24に嵌合されたソケット部43の左右の側縁部に対応する箇所にそれぞれ設けられている。そして、これらの突条36は、凹所24に嵌合されたソケット部43の左右の側縁部に係合してこのソケット部43が凹所24から前方へ抜脱することを阻止する抜脱阻止部71を形成している。なお、図7〜図9に示したように、ソケット部43には、上記突条36が嵌合可能な溝部46が設けられている。
メインプラグ20に装着されたサブプラグ40は、メインプラグ20に対して定位置で位置決めされるようになっている。このために位置決め機構が設けられている。この実施形態において、位置決め機構は、図2のように第1ボディ22の凹所24内でその凹所24を左右の空間に仕切っている壁部81に形成された凹部82と、図10又は図11のように第2ボディ42の背面中央部の横並びの2箇所のスリットの相互間に具備された樹脂製の板ばね部85に設けられている突起86とを備えている。
次に、メインプラグ20を単独で使用する場合と、メインプラグ20にサブプラグ40と組み合わせて使用する場合とを説明する。
次に、メインプラグ20を単独で使用する場合と、メインプラグ20にサブプラグ40と組み合わせて使用する場合とを説明する。
<メインプラグを単独で使用する場合>
この場合は、図2のようにメインプラグ20の第1栓刃21を第1ボディ22の前方へ倒して突出姿勢にして、その第1栓刃21を電源としてのコンセント(不図示)の接続孔に挿入する。これにより、第1栓刃21によってコンセントから取得された交流電力が、図6に示した電力変換ユニット31により一定電圧の直流電力に変換されてUSBポート60に供給される。したがって、USBポート60から取り出した電力を利用してUSB規格に適合する端末デバイスを充電することができる。ここで、端末デバイスとしては、たとえばスマートフォンや携帯電話、タブレット、WiFiルータのほか、携帯充電器などを掲げることができる。使用後は、コンセントの接続孔から引き抜いた第1栓刃21を起立させることにより待避姿勢にして、図3のように第1ボディ22の凹所24に収容しておく。このように第1栓刃21を待避姿勢にして凹所24に収容しておくと、第1栓刃21が第1ボディ22から出っ張らなくなって、メインプラグ20をコンパクトな形で保管したり形態したりすることが可能になるだけでなく、第1栓刃21が第1ボディ22から突き出たままになることに起因する第1栓刃の損傷や第1栓刃21が何かに突き刺さるといった危険もなくなる。
この場合は、図2のようにメインプラグ20の第1栓刃21を第1ボディ22の前方へ倒して突出姿勢にして、その第1栓刃21を電源としてのコンセント(不図示)の接続孔に挿入する。これにより、第1栓刃21によってコンセントから取得された交流電力が、図6に示した電力変換ユニット31により一定電圧の直流電力に変換されてUSBポート60に供給される。したがって、USBポート60から取り出した電力を利用してUSB規格に適合する端末デバイスを充電することができる。ここで、端末デバイスとしては、たとえばスマートフォンや携帯電話、タブレット、WiFiルータのほか、携帯充電器などを掲げることができる。使用後は、コンセントの接続孔から引き抜いた第1栓刃21を起立させることにより待避姿勢にして、図3のように第1ボディ22の凹所24に収容しておく。このように第1栓刃21を待避姿勢にして凹所24に収容しておくと、第1栓刃21が第1ボディ22から出っ張らなくなって、メインプラグ20をコンパクトな形で保管したり形態したりすることが可能になるだけでなく、第1栓刃21が第1ボディ22から突き出たままになることに起因する第1栓刃の損傷や第1栓刃21が何かに突き刺さるといった危険もなくなる。
<メインプラグにサブプラグを組み合わせて使用する場合>
この場合は、メインプラグ20の第1栓刃21を図3のように凹所24に収容して待避姿勢にしたまま、上記着脱機構の機能を利用してサブプラグ40のソケット部43を凹所24に嵌合し、図1のようにメインプラグ20にサブプラグ40を装着する。具体的には、図6に示したサブプラグ40のソケット部43を、図3に示したメインプラグ20の凹所24の開放口27からその凹所24に挿入することと併せて、溝部46を突条36に嵌合する。この装着動作を行うと、サブプラグ40を装着するのに伴って、メインプラグ20の第1栓刃21がソケット部43の栓刃挿入孔44に挿入され、ソケット部43の電極に第1栓刃21が電気的に接続する。このあと、サブプラグ40の第2ボディ42から前方へ突出している第2栓刃41を、電源としてのコンセント(不図示)の接続孔に挿入すると、その第2栓刃41によってコンセントから取得された交流電力が、ソケット部43の電極、第1栓刃21及び電力変換ユニット31により一定電圧の直流電力に変換されてUSBポート60に供給される。したがって、メインプラグ20のUSBポート60から取り出した電力を利用してUSB規格に適合する端末デバイスを充電することができる。ここで、端末デバイスとしては、たとえばスマートフォンや携帯電話などの上掲したデバイスを掲げることができる。使用後は、第2栓刃41をコンセントから引き抜いて、サブプラグ40をメインプラグ20に装着したまま保管するか、あるいは、ソケット部43を凹所24から抜き出してサブプラグ40をメインプラグ20から分離してそれらを個々に保管する。
この場合は、メインプラグ20の第1栓刃21を図3のように凹所24に収容して待避姿勢にしたまま、上記着脱機構の機能を利用してサブプラグ40のソケット部43を凹所24に嵌合し、図1のようにメインプラグ20にサブプラグ40を装着する。具体的には、図6に示したサブプラグ40のソケット部43を、図3に示したメインプラグ20の凹所24の開放口27からその凹所24に挿入することと併せて、溝部46を突条36に嵌合する。この装着動作を行うと、サブプラグ40を装着するのに伴って、メインプラグ20の第1栓刃21がソケット部43の栓刃挿入孔44に挿入され、ソケット部43の電極に第1栓刃21が電気的に接続する。このあと、サブプラグ40の第2ボディ42から前方へ突出している第2栓刃41を、電源としてのコンセント(不図示)の接続孔に挿入すると、その第2栓刃41によってコンセントから取得された交流電力が、ソケット部43の電極、第1栓刃21及び電力変換ユニット31により一定電圧の直流電力に変換されてUSBポート60に供給される。したがって、メインプラグ20のUSBポート60から取り出した電力を利用してUSB規格に適合する端末デバイスを充電することができる。ここで、端末デバイスとしては、たとえばスマートフォンや携帯電話などの上掲したデバイスを掲げることができる。使用後は、第2栓刃41をコンセントから引き抜いて、サブプラグ40をメインプラグ20に装着したまま保管するか、あるいは、ソケット部43を凹所24から抜き出してサブプラグ40をメインプラグ20から分離してそれらを個々に保管する。
メインプラグにサブプラグを組み合わせて使用する場合において、使用後に第2栓刃41をコンセントから引き抜く動作は、メインプラグ20の第1ボディ22を指で掴んで行う。このときには、サブプラグ40の第2栓刃41がコンセントから抜けずに、メインプラグ20の第1栓刃21がサブプラグ40のソケット部43から引き抜かれるという事態の起こることが懸念されるけれども、この実施形態では、着脱機構の突条36がソケット部43の左右の側縁部に係合して抜脱阻止部71として作用する。そのため、上記のような事態が起こらず、第2栓刃41が確実にコンセントから引き抜かれる。
また、サブプラグ40をメインプラグ20に装着するときには、ソケット部43を凹所24に嵌合するのに伴って、ソケット部43の板ばね部85に設けられている位置決め機構の突起86が、その板ばね部85の変位を伴ってメインプラグ20側の壁部81に乗り上がった後、その凹部82に嵌合し、それらの嵌合によってサブプラグ40がメインプラグ20の定位置に確実に装着される。そして、突起86が凹部82に嵌合するときの感触がユーザの手に伝わるので、ユーザはその感触によって、サブプラグ40がメインプラグ20の定位置に装着されたことを知ることができという利点もある。
以上説明した使用状態において、メインプラグ20のUSBポート60から取り出した電力を利用してUSB規格に適合する端末デバイスを充電する場合には、図1に例示した中継ケーブル90の一端のUSBコネクタ91をメインプラグ20のUSBポート60に挿入すると共に、その中継ケーブル90の他端の接続プラグ92を端末デバイスの入力コネクタ(不図示))に接続する。この点に関して、メインプラグ20に設けられるUSBポート60を、図示のようにメインプラグ20の第1ボディ22に直接に設けるのではなく、第1ボディ22から引き出した引出しケーブルの端部に設けておいてもよい。
次に、この種の交流直流変換器において、メインプラグ20の第1栓刃21と、サブプラグ40の第2栓刃41とは、それらのタイプが相違していて、図2及び図3に示した第1栓刃21は「Aタイプ」と称されているものであり、図1に示した第2栓刃41は「Cタイプ」と称されているものである。国や地域によっては、他のタイプの栓刃を必要とすることもある。図12は上記した「Cタイプ」と称されている第2栓刃41を備えるサブプラグ40の形状を例示していて、このものは、図1に示したサブプラグ40と同一のものである。また、図13は「BFタイプ」と称されている第2栓刃41を備えるサブプラグ40の形状を例示し、図14は「Oタイプ」と称されている第2栓刃41を備えるサブプラグ40の形状を例示している。
図12〜図14に例示したようなタイプの異なる第2栓刃41を備える複数種類のサブプラグ40は、図3に示したメインプラグ20に付け替えて使用され、そのようにすることによって、国や地域に応じて当該交流直流変換器を使い分けることが可能になる。
以上説明した実施形態に係る交流直流変換器では、第1栓刃21に適合するコンセントが使用されている国や地域では、メインプラグ20を単独で使用することが可能である。また、図12〜図14のそれぞれに示した第2栓刃41に適合するコンセントが使用されている国や地域では、それらの第2栓刃41を備えた複数のサブプラグ40から1つのサブプラグ40を選択した上で、そのサブプラグ40をメインプラグ20と組み合わせて使用することが可能である。したがって、1個のメインプラグ20によって構成される1個のユニット部品と、図12〜図14のそれぞれに示したサブプラグ40…によって構成される3個のユニット部品と、を1セットとして販売したり携帯したりするときには、1セットを構成する4個のユニット部品によって、4種類のタイプのコンセントに対して使い分けることができるようになる。
20 メインプラグ
21 第1栓刃(栓刃)
22 第1ボディ(ボディ)
24 凹所
24a 凹所の底面
27 凹所の開放口
31 電力変換ユニット
36 突条
40 サブプラグ
41 第2栓刃(栓刃)
42 第2ボディ(ボディ)
43 ソケット部
60 USBポート
71 抜脱阻止部
82 凹部
85 板ばね部
86 突起
21 第1栓刃(栓刃)
22 第1ボディ(ボディ)
24 凹所
24a 凹所の底面
27 凹所の開放口
31 電力変換ユニット
36 突条
40 サブプラグ
41 第2栓刃(栓刃)
42 第2ボディ(ボディ)
43 ソケット部
60 USBポート
71 抜脱阻止部
82 凹部
85 板ばね部
86 突起
Claims (5)
- 電源としてのコンセントの接続孔に挿抜可能な栓刃とこの栓刃が取り付けられたボディとを有するプラグと、このプラグに装備されたUSBポートと、上記プラグに内蔵されて上記栓刃が上記コンセントから取得した交流電力を一定電圧の直流電力に変換して上記USBポートに供給する電力変換ユニットと、を備えた交流直流変換器であって、
上記栓刃が、タイプの異なる第1及び第2の栓刃に分かれていると共に、上記ボディが第1ボディと第2ボディとに分かれていて、
上記プラグが、上記電力変換ユニットと上記USBポートと上記第1栓刃とが上記第1ボディに組み付けられてなるメインプラグと、上記第2栓刃とこの第2栓刃に電気的に接続された電極を有するソケット部とが上記第2ボディに組み付けられてなるサブプラグとに分割され、
上記メインプラグと上記サブプラグとが着脱機構を介して着脱可能に構成されていると共に、その着脱機構を介して上記メインプラグに上記サブプラグを装着するのに伴って、上記第1栓刃が上記ソケット部に挿入されてそのソケット部の電極に電気的に接続するように構成されていることを特徴とする交流直流変換器。 - 上記第1栓刃は、上記第1ボディの一面から突出して上記コンセントの接続孔に挿入可能な突出姿勢と第1ボディの上記一面に形成された凹所に収容される待避姿勢との間で回動可能に上記第1ボディに取り付けられ、
上記着脱機構が、上記凹所と、第1ボディの上記一面にコーナー部を介して隣接する第1ボディの他面で開口する上記凹所の開放口と、上記凹所に嵌合されて待避姿勢の上記第1栓刃の長手方向にスライド可能な上記ソケット部と、上記凹所の底面に対向するように上記第1ボディに設けられて、上記開放口から上記凹所に嵌合された上記ソケット部を上記底面との間で挟む突条と、を有する請求項1に記載した交流直流変換器。 - 上記突条が、上記開放口から上記凹所に嵌合された上記ソケット部の左右の側縁部に対応する箇所にそれぞれ設けられていて、これらの突条は、上記凹所に嵌合された上記ソケット部の左右の側縁部に係合してこのソケット部が上記凹所から抜脱することを阻止する抜脱阻止部を形成している請求項2に記載した交流直流変換器。
- 上記第1ボディ及び上記第2ボディのいずれか一方側に板ばね部とその板ばね部に具備された突起が備わり、他方側に、上記ソケット部を上記凹所内でスライドさせたときに上記突起が板ばねの変位を伴って嵌脱する凹部が設けられていて、これらの突起と凹部とによって、メインプラグに装着されたサブプラグの位置決め機構が構成されている請求項2又は請求項3に記載した交流直流変換器。
- 同一形状の上記ソケット部を備える複数の上記第サブプラグを有し、それらのサブプラグのそれぞれの第2ボディに、タイプの異なる上記第2栓刃が各別に装備されている請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載した交流直流変換器。
Priority Applications (1)
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JP2014005808U JP3195400U (ja) | 2014-10-31 | 2014-10-31 | 交流直流変換器 |
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JP2014005808U JP3195400U (ja) | 2014-10-31 | 2014-10-31 | 交流直流変換器 |
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KR101869761B1 (ko) * | 2017-02-08 | 2018-07-19 | (주)데바텍 | 플러그 교환형 어댑터 |
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- 2014-10-31 JP JP2014005808U patent/JP3195400U/ja not_active Expired - Fee Related
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