JP3195336U7 - - Google Patents
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Description
本考案は、消しゴム付きのシャープペンシルにおいて消しゴムキャップの紛失を防止するシャープペンシルに関する。
消しゴム付きのシャープペンシルにおいて、消しゴムを使用する際には、消しゴムを覆う消しゴムキャップを外して、消しゴムで文字を消すことになるが、当該消しゴムキャップは、小さな部材で形成され簡単に転動してしまい、紛失してしまうことが多かった。
これに対して、特許文献1に記載されるシャープペンシルがあり、円筒状の消しゴムキャップを取り外した後、先端突起部を有するクリップ(ホルダ)に挿通させて、消しゴムキャップが、紛失することを防止することとされていた。
しかし、上記に示すシャープペンシルでは、消しゴムキャップが固定されていないので挿通された消しゴムキャップは、クリップに対して移動可能であり、シャープペンシルの持ち変え動作に伴って、耳障りな音を発生させるうえ、先端突起部とシャープペンシル本体の隙間から脱落する可能性があるという問題があった。
本考案は上記事情に鑑み、シャープペンシル本体から外した消しゴムキャップを固定可能として脱落、音の発生を無くし、紛失することを防止することができるシャープペンシルを提供するものである。
本考案では、シャープペンシル本体と、シャープペンシル本体に収納される消しゴムと、消しゴムを覆うとともにシャープペンシル本体に係着される消しゴムキャップと、シャープペンシル本体に配設されるクリップと、を有するシャープペンシルであって、消しゴムキャップが、消しゴムを覆う位置とは異なる位置において、シャープペンシル本体、又は/及び、クリップと係着可能に形成されている。
これによれば、消しゴムキャップを、消しゴムを覆う位置とは異なる位置において、シャープペンシル本体、又は/及び、クリップと係着させることで、書き損じをしたときに、消しゴムをいつでも使用できるとともに、音の発生が無くなり、消しゴムキャップを紛失しないように注意しなくてすむので、消しゴムでの消し作業に専念することができる。
また、シャープペンシル本体の消しゴムキャップが消しゴムを覆う位置とは異なる位置、又は、クリップには、消しゴムキャップと係着する係着部が形成され、消しゴムキャップには、係着部と係着可能な被係着部が形成され、係着部と被係着部とを係合させることにより、消しゴムキャップが、シャープペンシル本体、又は、クリップと、係着されている。
このように、消しゴムキャップを、消しゴムを覆う位置とは異なる位置において、シャープペンシル本体、又は、クリップと係着させる構成としても、上述したような消しゴムでの消し作業に専念することができる。
また、シャープペンシル本体に係着部が形成される場合において、シャープペンシル本体の消しゴムが配置される側に、係着部が配置され、シャープペンシル本体の係着部が、シャープペンシル本体の中心線方向からみて、シャープペンシル本体の中心線の周りに複数配設されている。
これによれば、書くときの握りから、消しゴムで消すときの握りに握りかえる動作を考慮して、消す対象を見るときの視線を妨げない位置に、消しゴムキャップの係着位置を調節することが可能となり、消しゴムでの消し作業をし易くすることができる。
また、シャープペンシル本体を、シャープペンシル本体の外周面に嵌められるとともにシャープペンシル本体に対して回動可能な円環状の回動部材を備える構成とし、回動部材の外周面に、係着部を配設すれば、回動部材を回動させることにより、消す対象を見るときの視線を妨げない位置に、消しゴムキャップの係着位置を調節することが可能となり、消しゴムでの消し作業をし易くすることができる。
また、係着部を凸状に形成し、被係着部を凹状に形成し、又は、係着部を凹状に形成し、被係着部を凸状に形成することによっても、上記効果を奏することができる。
また、係着部が凸状に形成される場合において、係着部に、係着部が突出する方向に沿って切り欠きを形成すれば、消しゴムキャップを係着部に嵌め込むときに、係着部が縮径可能となるので、嵌め込み作業を容易にすることができる。
また、クリップに係着部が形成される場合において、係着部は、消しゴムキャップの周壁部の一部を挟持可能な挟持部を有し、挟持部には、消しゴムキャップと係合可能な係合部が形成され、消しゴムキャップの被係着部には、係合部と係合可能な被係合部が形成され、係合部と被係合部とが係合されるとともに、挟持部により挟持されることにより、消しゴムキャップが、クリップに係着される。
このような構成としても、上述したような消しゴムでの消し作業に専念することができる。
また、クリップには、消しゴムキャップと係合可能な係合部が形成され、消しゴムキャップには、係合部と係合可能な被係合部が形成され、消しゴムキャップが、係合部と被係合部とが係合されるとともに、消しゴムキャップが、クリップと、シャープペンシル本体とで挟持されることにより、シャープペンシル本体及びクリップと係着される。
このような構成としても、上述したような消しゴムでの消し作業に専念することができる。
また、消しゴムキャップと、シャープペンシル本体又はクリップ、とを、線状部材で連結すれば、仮に、消しゴムキャップが外れてしまっても、紛失することを防止することができる。
本考案によるシャープペンシルの第一の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明において、各図面に記載される矢印の、Fを前、Bを後ろ、Rを右、Lを左、Uを上、Dを下、とする。
シャープペンシル10は、図1、2に示すように、シャープペンシル本体20と、消しゴム30と、消しゴムキャップ40と、クリップ60と、を有し、下端部には、芯を保護するガイドパイプを有した図示しない口金が配設され、内部に芯を送り出す機構を備えたノック式のシャープペンシル(単芯式)とされている。
シャープペンシル本体20は、上下方向に長い筒状に形成されている。シャープペンシル本体20の上端部には、中心線C方向に沿って上側に延びて、消しゴム30を保持可能とする筒状の保持部21が配設されている。保持部21の外周面には、図1(b)の丸内に示すように、径方向外側に断面半円弧状に突出して形成された突出部21aが、円周方向に沿って配設されている。突出部21aは、上下方向に二列配置されている。保持部21は、上下方向(突出方向)に沿って切り欠き21bが形成され、消しゴムキャップ40を嵌め込むときに縮径可能に形成されている。
シャープペンシル本体20の、保持部21とは異なる位置(実用新案登録請求の範囲の消しゴムキャップが消しゴムを覆う位置とは異なる位置)、かつ、シャープペンシル本体20の上側(消しゴムが配置される側)には、消しゴムキャップ40と係着する係着部22(区別するときは、クリップから時計周り順に係着部221、係着部222、係着部223とする)が配設されている。
本実施形態では、係着部22は、保持部21と同様の構成で、図1(a)に示すように、シャープペンシル本体20の保持部21の下側の外周面に、中心線C方向からみて、中心線C方向に直交する方向に沿って延びて、クリップ60を基準として90度ずつ角度差を設けて三つ配置されている。
各係着部22の外周面には、径方向外側に断面半円弧状に突出して形成された突出部22aが、円周方向に沿って配設されている。突出部22aは、係着部221、223においては左右方向、係着部222においては前後方向に二列配置されている。係着部22は、係着部221、223においては左右方向(突出方向)、係着部222においては前後方向(突出方向)に沿って切り欠き22bが形成され、消しゴムキャップ40を嵌め込むときに縮径可能に形成されている。
消しゴム30は、円柱状に形成され、保持部21の内側に嵌め込まれて、上側の一部を保持部21より上側に突出させた状態で、保持部21の内周面により保持されている。
消しゴムキャップ40は、図1の(b)の状態において、下端側が開口し上端側が閉塞する略円筒状に形成され、消しゴム30を外側から覆い可能とされている。消しゴムキャップ40の下側の内周面には、図1(b)の丸内に示すように、径方向外側に向かう断面半円弧状の有底溝として形成された凹溝40aが、円周方向に沿って配設されている。凹溝40aは、上下方向に二列配置されている。
本実施形態では、凹溝40aを含む消しゴムキャップ40の下側の内周面の、保持部21の外周面、係着部22の外周面と嵌め合わされる部分が被係着部41とされる。
消しゴムキャップ40と、シャープペンシル本体20とは、線状部材50で連結されている。本実施形態においては、線状部材50は、弾性を有する合成繊維で形成されて伸縮自在とされている。
シャープペンシル本体20には、携帯時に衣服のポケット等に固定するためのクリップ60が配設されている。本実施形態では、前方に延びた後、前端側からさらに下側に延びて略逆L字状に形成され、クリップ60を下側に押し込むことによって、芯を送り出す既存のスライド型のクリップが用いられている。
次に、シャープペンシル10の使用態様を説明する。図1(a)、(b)に示すシャープペンシル10を使用しない状態では、保持部21に消しゴムキャップ40を嵌め込んで、消しゴム30を外側から覆っておく。シャープペンシル10を使用するときに、図2(a)、(b)に示すように、消しゴムキャップ40を保持部21から外して係着部22に嵌め込む。図2(a)、(b)では係着部223に嵌め込んでいる。
このとき、シャープペンシル10の握り方、反転動作は人により異なるので、クリップ60を基準として90度ずつ角度差を設けて三つ配置されている係着部22を、反転動作、その後の消しゴム30での消し動作において、消しゴムキャップ40が、消す対象を見るときの視線を妨げない位置となるように、任意の係着部22を選ぶことができる。
また、消しゴムキャップ40と、シャープペンシル本体20とは、線状部材50で連結されているので、操作を誤っても消しゴムキャップ40が紛失することはない。
シャープペンシル10で筆記し、誤字が生じたら、シャープペンシル10を180度反転させて、消しゴム30で誤字を消す。シャープペンシル10の使用を終えるときには、係着部22から消しゴムキャップ40を外し、図1(a)、(b)に示すように、保持部21に嵌め込んで消しゴム30を外側から覆っておく。
上記構成のシャープペンシル10では、シャープペンシル本体20と、シャープペンシル本体20に収納される消しゴム30と、消しゴム30を覆うとともにシャープペンシル本体20に係着される消しゴムキャップ40と、シャープペンシル本体20に配設されるクリップ60と、を有するシャープペンシルであって、シャープペンシル本体20の消しゴムキャップ40が消しゴム30を覆う位置とは異なる位置には、消しゴムキャップ40と係着する係着部22が形成され、消しゴムキャップ40には、係着部22と係着可能な被係着部41が形成されている。
これによれば、消しゴムキャップ40と、シャープペンシル本体20とを、係着させることで、書き損じをしたときに、消しゴム30をいつでも使用できるとともに、音の発生が無くなり、消しゴムキャップ40を紛失しないように注意しなくてすむので、消しゴム30での消し作業に専念することができる。
また、シャープペンシル本体20の消しゴム30が配置される側に、係着部22が形成され、シャープペンシル本体20の係着部22が、シャープペンシル本体20の中心線C方向からみて、シャープペンシル本体20の中心線Cの周りに三つ配設されている。
これによれば、書くときの握りから、消しゴム30で消すときの握りに握りかえる動作を考慮して、消す対象を見るときの視線を妨げない位置に、消しゴムキャップ40の係着位置を調節することが可能となり、消しゴム30での消し作業をし易くすることができる。
また、係着部22を凸状に形成し、被係着部41を凹状に形成しているので、上記効果を奏することができる。
また、係着部22に、係着部22が突出する方向に沿って切り欠き22bを形成しているので、消しゴムキャップ40を係着部22に嵌め込むときに、係着部22が縮径可能となるので、嵌め込み作業を容易にすることができる。
また、消しゴムキャップ40と、シャープペンシル本体20とを、線状部材50で連結しているので、仮に、消しゴムキャップ40が外れてしまっても、紛失することを防止することができる。
本考案の第二の実施形態を説明する。以下の説明において、第一の実施形態と同じ構成については、同一符号を付し全部又は一部の説明を省略する。
シャープペンシル10Aでは、図3、4に示すように、クリップ60に、消しゴムキャップ40と係着する係着部62が形成され、消しゴムキャップ40には、係着部62と係着可能な被係着部41が形成されている。
本実施形態では、クリップ60の上端部に、図3(b)に示すように、中心線C方向に沿って上側に延びて、筒状の係着部62が配設されている。係着部62の外周面には、径方向外側に断面半円弧状に突出して形成された突出部62aが、円周方向に沿って配設されている。突出部62aは、上下方向に二列配置されている。係着部62には、図3(a)に示すように、上下方向(突出方向)に沿って切り欠き62bが形成され、消しゴムキャップ40を嵌め込むときに縮径可能に形成されている。
そして、シャープペンシル10Aを使用するときには、図4(a)、(b)に示すように、消しゴムキャップ40を係着するクリップ60に配設される係着部62に嵌め込む。
このような構成によっても、消しゴムキャップ40を紛失しないように注意しなくてすむので、消しゴム30での消し作業に専念することができる。
本発明のシャープペンシルは、上記構成に限定されるものではない。即ち、本発明の要旨を逸脱しない限り各種の設計変更等が可能である。
例えば、係着部を凹状に形成し、被係着部を凸状に形成することも可能である。図5(a)に示す状態において、消しゴムキャップ70の下端部に、中心線C方向に沿って下側に延びて、筒状の被係着部71を配設し、被係着部71の外周面に、径方向外側に断面半円弧状に突出して形成された突出部71aを円周方向に沿って配設することができる。
この場合、図5(b)、(c)に示すように、シャープペンシル本体20の上端面から下側に向かう円環状の有底溝23を形成し、有底溝23の外周側の面に、径方向外側に向かう断面半円弧状の有底溝として形成された凹溝23aを、円周方向に沿って配設して、シャープペンシル本体20と消しゴムキャップ70とを嵌め込むことで消しゴム30を覆い可能とする。
そして、シャープペンシル本体20の外周面から中心線Cに向かう円環状の有底溝24を形成し、有底溝の外周側の面に、径方向外側に向かう断面半円弧状の有底溝として形成された凹溝24aを円周方向に沿って配設して、シャープペンシル本体20と消しゴムキャップ70とを嵌め込み可能とする。この場合、有底溝24内が係着部25とされる。
また、クリップ60に係着部64を配設する場合には、図6(a)、(b)、(c)に示すように、クリップ60の上端面から下側に向かう円環状の有底溝63を形成し、有底溝63の外周側の面に、径方向外側に向かう断面半円弧状の有底溝として形成された凹溝63aを、円周方向に沿って配設して、シャープペンシル本体20とクリップ60とを嵌め込み可能とする。この場合、有底溝63内が係着部64とされる。
上記のように、係着部64を凹状に形成し、被係着部71を凸状に形成することによっても、消しゴムキャップ70を紛失しないように注意しなくてすむので、消しゴム30での消し作業に専念することができる。
また、図7、8に示す変形例のように、消しゴムキャップ40の周壁部40bの一部と、クリップ80を係着させる構成をとることもできる。クリップ80に、消しゴムキャップ40と係着する係着部82が形成され、消しゴムキャップ40には、係着部82と係着可能な被係着部41が形成されている。
係着部82は、上端面から下方に向かうとともに、消しゴムキャップ40の周壁部40bに対応した形状に切り欠いて形成された挟持部83を有している。挟持部83は、前後方向の隙間を消しゴムキャップ40の周壁部40bの厚みと略同一に形成され、前後方向の壁面で消しゴムキャップ40の周壁部40bの一部を挟持可能とされている。
挟持部83の底部分の上側近傍には、後側かつ略左右方向に沿って突出する突出部83aが配設されている。突出部83aは、消しゴムキャップ40の凹溝40aに対応した断面円弧状に形成され、上下方向に二列配置されている。
本変形例の場合、消しゴムキャップ40の周壁部40bの内周面と当接する、突出部83aを有する前側の面が係合部84とされている。また、消しゴムキャップ40の周壁部40bの、凹溝40aを含んだ内周面の一部が係合部84と係合する被係合部42とされている。
係合部84と被係合部42とが係合されるとともに、消しゴムキャップ40の周壁部40bが、挟持部83により挟持されることにより、消しゴムキャップ40が、クリップ80に係着される。
このような構成としても、上述したような消しゴム30での消し作業に専念することができる。
また、図9、10に示す実施例のように、消しゴムキャップ40をシャープペンシル本体20とクリップ90に係着させる構成をとることもできる。クリップ90の下端部には、消しゴムキャップ40と係合可能な係合部91が形成されている。係合部91には、下端部に後側に突出して略左右方向に沿って方向に沿って突出部91aが配設されている。突出部91aは、消しゴムキャップ40の凹溝40aに対応した断面円弧状に形成され、上下方向に二列配置されている。
シャープペンシル本体20とクリップ90の係合部91とは、前後方向の隙間を消しゴムキャップ40の周壁部40bの厚みと略同一に形成され、消しゴムキャップ40の周壁部40bの一部を挟持可能とされている。
また、クリップ90の前端部には、前端面から後方に向かう断面半円弧状の有底溝として形成されたガイド溝92が上下方向に沿って配設されている。ガイド溝92の上端部分と、消しゴムキャップ40とが、伸縮性を有する線状部材50により連結されている。
ガイド溝92により、線状部材50がガイドされて、消しゴムキャップ40をシャープペンシル本体20とクリップ90に係着させるときに、線状部材50の取り回しを容易にすることができる。
本変形例では、消しゴムキャップ40の周壁部40bの、凹溝40aを含んだ内周面の一部が係合部91と係合する被係合部42とされている。
図10に示すように、係合部91と被係合部42とが係合されるとともに、消しゴムキャップ40の周壁部40bの一部が、クリップ90と、シャープペンシル本体20とで挟持されることにより、シャープペンシル本体20及びクリップ90と係着される。
このような構成としても、上述したような消しゴム30での消し作業に専念することができる。さらに、仮に、消しゴムキャップ40が外れてしまっても、紛失することを防止することができる。
また、第一の実施形態の変形例を図11、12に基づいて説明する。
シャープペンシル本体20には、図12(b)の丸内(回動部材28のみ断面図としている)に示すように、径方向外側に断面半円弧状に突出して形成されたガイド部26が、円周方向に沿って配設されている。シャープペンシル本体20のガイド部26より上側の外周面には、シャープペンシル本体20の外周面から中心線C方向に向かう半球状の有底孔として形成された窪み27が、図11(a)、図12(a)に示すように、円周方向に沿って等間隔に四つ配設されている。
シャープペンシル本体20は、回動部材28を備えている。回動部材28の外周面には、図11に示すように、消しゴムキャップ40と係着する係着部22が配設されている。回動部材28の内周面には、図12(b)の丸内に示すように、周方向に沿って、内周面から外周面に向かうガイド部26に対応した断面円弧状の有底溝として形成された溝28aが形成されている。また、回動部材28の上端側の内周面には、窪み27に対応した半球状に突出して形成された半球部28bが、円周方向に沿って等間隔に四つ配設されている。
回動部材28は、クリップ60と保持部21の間のシャープペンシル本体20の外側に嵌められ、ガイド部26を溝28a内に進入させて配置され、シャープペンシル本体20の中心線C方向からみて、シャープペンシル本体20の中心線Cを中心として回動可能とされている。窪み27に半球部28bを進入させて、係着部22の位置決めがなされる。
消しゴムキャップ40と、シャープペンシル本体20の回動部材28とは、線状部材50で連結されている。
このような構成とすれば、回動部材28を回動させることにより、消す対象を見るときの視線を妨げない位置に、消しゴムキャップ40の係着位置を調節することが可能となり、消しゴム30での消し作業をし易くすることができる。
なお、シャープペンシル本体20に配設される係着部22の数を三以外の個数に、クリップ60に配設される係着部62の数を複数個に、それぞれ変更することができる。
また、線状部材50は、消しゴムキャップ40と、シャープペンシル本体20、シャープペンシル本体20の回動部材28、クリップ60、90、消しゴムキャップ70と、シャープペンシル本体20、クリップ60とを伸縮自在に連結できるのであれば、天然繊維、金属、金属製のばね部材等を用いることができる。また、線状部材50は、伸縮自在な部材でない部材を用いる場合には、消しゴムキャップ40と、シャープペンシル本体20、シャープペンシル本体20の回動部材28、クリップ60、90との連結部分、消しゴムキャップ70と、シャープペンシル本体20、クリップ60との連結部分までの長さよりも、少し長めに設定して適用することができる。
また、クリップ60が、シャープペンシル本体20に固定されるタイプのシャープペンシルに適用することも可能である。
また、多芯式のシャープペンシル、ボールペンとシャープペンシルとを備えた多芯式のシャープペンシルのいずれであっても適用可能である。
また、突出部22aは、一列、あるいは三列以上設けることもできる。
また、回動部材28の係着部を凹状とし、消しゴムキャップ40の被係着部を凸状とすることも可能である。
10 シャープペンシル
10A シャープペンシル
20 シャープペンシル本体
22 係着部
221 係着部
222 係着部
223 係着部
22a 突出部
22b 切り欠き
25 係着部
28 回動部材
30 消しゴム
40 消しゴムキャップ
41 被係着部
42 被係合部
50 線状部材
60 クリップ
62 係着部
64 係着部
70 消しゴムキャップ
71 被係着部
80 クリップ
82 係着部
83 挟持部
84 係合部
90 クリップ
91 係合部
C 中心線
10A シャープペンシル
20 シャープペンシル本体
22 係着部
221 係着部
222 係着部
223 係着部
22a 突出部
22b 切り欠き
25 係着部
28 回動部材
30 消しゴム
40 消しゴムキャップ
41 被係着部
42 被係合部
50 線状部材
60 クリップ
62 係着部
64 係着部
70 消しゴムキャップ
71 被係着部
80 クリップ
82 係着部
83 挟持部
84 係合部
90 クリップ
91 係合部
C 中心線
Claims (8)
- シャープペンシル本体と、前記シャープペンシル本体に収納される消しゴムと、前記消しゴムを覆うとともに前記シャープペンシル本体に係着される消しゴムキャップと、前記シャープペンシル本体に配設されるクリップと、を有するシャープペンシルであって、
前記シャープペンシル本体は、前記シャープペンシル本体の外周面に嵌められるとともに前記シャープペンシル本体に対して回動可能な円環状の回動部材を備え、
前記シャープペンシル本体の前記消しゴムキャップが前記消しゴムを覆う位置とは異なる位置、かつ、前記回動部材の外周面には、前記消しゴムキャップと係着する係着部が形成され、
前記消しゴムキャップには、前記係着部と係着可能な被係着部が形成され、
前記係着部と前記被係着部とを係合させることにより、前記消しゴムキャップが、前記消しゴムを覆う位置とは異なる位置において、前記シャープペンシル本体と係着可能に形成されていることを特徴とするシャープペンシル。 - 前記係着部が凸状に形成され、前記被係着部が凹状に形成され、
又は、
前記係着部が凹状に形成され、前記被係着部が凸状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のシャープペンシル。
- 前記係着部が凸状に形成される場合において、
前記係着部には、前記係着部が突出する方向に沿って切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項2記載のシャープペンシル。
- シャープペンシル本体と、前記シャープペンシル本体に収納される消しゴムと、前記消しゴムを覆うとともに前記シャープペンシル本体に係着される消しゴムキャップと、前記シャープペンシル本体に配設されるクリップと、を有するシャープペンシルであって、
前記シャープペンシル本体の前記消しゴムキャップが前記消しゴムを覆う位置とは異なる位置、又は、前記クリップには、前記消しゴムキャップと係着する係着部が形成され、
前記消しゴムキャップには、前記係着部と係着可能な被係着部が形成され、
前記係着部が凸状に形成され、前記被係着部が凹状に形成され、
前記係着部には、前記係着部が突出する方向に沿って切り欠きが形成され、
前記係着部と前記被係着部とを係合させることにより、前記消しゴムキャップが、前記消しゴムを覆う位置とは異なる位置において、前記シャープペンシル本体、又は、前記クリップと係着可能に形成されていることを特徴とするシャープペンシル。 - 前記シャープペンシル本体に前記係着部が形成される場合において、前記シャープペンシル本体の前記消しゴムが配置される側に、前記係着部が配置され、
前記シャープペンシル本体の前記係着部が、前記シャープペンシル本体の中心線方向からみて、前記シャープペンシル本体の中心線の周りに複数配設されていることを特徴とする請求項4記載のシャープペンシル。 - シャープペンシル本体と、前記シャープペンシル本体に収納される消しゴムと、前記消しゴムを覆うとともに前記シャープペンシル本体に係着される消しゴムキャップと、前記シャープペンシル本体に配設されるクリップと、を有するシャープペンシルであって、
前記クリップには、前記消しゴムキャップと係着する係着部が形成され、
前記消しゴムキャップには、前記係着部と係着可能な被係着部が形成され、
前記係着部は、前記消しゴムキャップの周壁部の一部を挟持可能な挟持部を有し、前記挟持部には、前記消しゴムキャップと係合可能な係合部が形成され、
前記消しゴムキャップの前記被係着部には、前記係合部と係合可能な被係合部が形成され、
前記係合部と前記被係合部とが係合されるとともに、前記挟持部により挟持されることにより、前記消しゴムキャップが、前記消しゴムを覆う位置とは異なる位置において、前記クリップと係着可能に形成されていることを特徴とするシャープペンシル。 - シャープペンシル本体と、前記シャープペンシル本体に収納される消しゴムと、前記消しゴムを覆うとともに前記シャープペンシル本体に係着される消しゴムキャップと、前記シャープペンシル本体に配設されるクリップと、を有するシャープペンシルであって、
前記クリップには、前記消しゴムキャップと係合可能な係合部が形成され、
前記消しゴムキャップには、前記係合部と係合可能な被係合部が形成され、
前記消しゴムキャップが、前記係合部と前記被係合部とが係合されるとともに、前記消しゴムキャップが、前記クリップと、前記シャープペンシル本体とで挟持されることにより、前記消しゴムキャップが、前記消しゴムを覆う位置とは異なる位置において、前記シャープペンシル本体、及び、前記クリップと係着可能に形成されていることを特徴とするシャープペンシル。 - 前記消しゴムキャップと、前記シャープペンシル本体又は前記クリップ、とは、線状部材で連結されていることを特徴とする請求項1〜7いずれかー記載のシャープペンシル。
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