JP3195257B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP3195257B2
JP3195257B2 JP28672596A JP28672596A JP3195257B2 JP 3195257 B2 JP3195257 B2 JP 3195257B2 JP 28672596 A JP28672596 A JP 28672596A JP 28672596 A JP28672596 A JP 28672596A JP 3195257 B2 JP3195257 B2 JP 3195257B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体集積回路に
係り、特に信号を外部に出力する出力回路を備えた半導
体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の電子機器において、信
号は共通のバスライン上を伝達される。図10はバスラ
イン・アプリケーションにおける典型的な接続の一例を
示す回路図である。バスライン 500には異なる半導体集
積回路の出力回路である2個のトライステート・バッフ
ァ 501、 502からそれぞれ信号が出力される。上記両ト
ライステート・バッファはイネーブル信号EN1、EN
2がアクティブにされることにより入力信号IN1、I
N2に応じた信号を上記バスライン 500上に出力し、イ
ネーブル信号EN1、EN2がインアクティブにされる
場合には出力が高インピーダンス状態にされる。なお、
ここで上記両トライステート・バッファ 501、 502には
値が異なる別々の電源電圧Vcc1 、Vcc2 が供給されて
いるものとする。なお、上記一方のトライステート・バ
ッファ 501内では寄生ダイオード 503が図示の極性で電
源と出力ノードとの間に挿入されている。
【0003】ところで、上記両トライステート・バッフ
ァとしてCMOS構成のものを使用した場合、図11に
示すようにその出力段にはPチャネル及びNチャネルM
OSトランジスタ 511、 512が設けられる。なお、Pチ
ャネルMOSトランジスタ511のゲート駆動信号は、イ
ネーブル信号EN(EN1またはEN2)を反転するイ
ンバータ 513の出力と入力信号IN(IN1またはIN
2)とが供給されるNANDゲート 514によって形成さ
れ、NチャネルMOSトランジスタ 512のゲート駆動信
号は、イネーブル信号ENと入力信号INとが供給され
るNORゲート 515によって形成される。従って、出力
ノード 516にはPチャネルMOSトランジスタ 511のP
型ドレイン拡散層と、NチャネルMOSトランジスタ 5
12のN型ドレイン拡散層とが接続され、出力ノード 516
とPチャネルMOSトランジスタ 511のバックゲートと
の間には寄生pn接合ダイオード 517が形成される。前
記図10中の寄生ダイオード 503はこのダイオード 517
を示したものである。
【0004】いま、図10中の一方のトライステート・
バッファ 502がHレベルの信号を出力し、他方のトライ
ステート・バッファ 501は出力が高インピーダンス状態
になっている場合を考える。このとき、上記両電源電圧
Vcc1 、Vcc2 と、MOSトランジスタのドレイン拡散
層とバックゲートとの間のpn接合のビルトイン電圧V
fとの間にVcc1 <Vcc2 −Vfなる関係が成立する
と、上記ダイオード 503が順バイアス状態となり、図1
0中に示すようにこのダイオードを介してVcc2の電源
からVcc1 の電源に電流Iが流れてしまう。
【0005】そこで、本出願人は先に、特願平6−19
432号に係る出願でこのような電流が流れないように
改善した出力回路を提案した。この出願に係る出力回路
の出力段には、ソース、ドレイン、ゲート及びバックゲ
ートを有しソースとバックゲートとが電位的に分離され
た高電圧出力用の第1のPチャネルMOSトランジスタ
と、低電圧出力用のNチャネルMOSトランジスタと、
第1のPチャネルMOSトランジスタのバックゲートと
ゲートとの間に挿入され、第1のPチャネルMOSトラ
ンジスタのバックゲート電圧をゲート側に出力制御する
スイッチとして作用する第2のPチャネルMOSトラン
ジスタとが設けられており、図12にその一部の具体的
回路構成を示す。
【0006】電源電圧Vccと信号出力端子IOとの間に
は高電圧出力用の第1のPチャネルMOSトランジスタ
601のソース、ドレイン間の電流通路が挿入されてお
り、このトランジスタ 601のバックゲート(例えばNwe
ll)は電源電圧Vccには接続されていない。また、端子
IOと接地電圧との間には低電圧出力用のNチャネルM
OSトランジスタ 602のソース、ドレイン間の電流通路
が挿入されている。上記トランジスタ 601のバックゲー
トとトランジスタゲート 601のゲートとの間にはスイッ
チとして作用するPチャネルMOSトランジスタ 603の
ソース、ドレイン間の電流通路が挿入されている。この
トランジスタ 603のゲートは接地電圧に接続され、オン
状態にされている。
【0007】図12のような構成の回路では、Pチャネ
ルMOSトランジスタ 601のソースとバックゲートとが
電位的に分離されているため、端子IOにソース電圧V
ccよりも高い電圧が印加される場合でも、PチャネルM
OSトランジスタ 601のドレイン(P型拡散層)とバッ
クゲート(Nwell)との間に寄生的に存在しているpn
接合ダイオード 604を介して、ソース(電源電圧Vccの
ノード)側に電流が流れることがない。
【0008】また、上記ダイオード 604により、バック
ゲートには、端子IOの電圧よりもこのダイオード 604
のpn接合ビルトイン電圧分だけ低下した電圧が得ら
れ、この電圧がスイッチとして作用するトランジスタ 6
03を介してトランジスタ 601のゲートに供給される。従
って、トランジスタ 601のゲートは電位的にフローティ
ング状態にはならない。上記pn接合ビルトイン電圧の
値はバックゲートのノードから接地へのリーク電流の大
きさによって決まるが、このリーク電流は十分に小さく
できるので、ビルトイン電圧はトランジスタ 601のしき
い値電圧の絶対値よりも十分に小さくなり、トランジス
タ 601をオフ状態に設定することができる。このため
に、端子IOからVccノードへは、トランジスタ 601を
介しても、ダイオード 604を介しても電流は流れること
はない。
【0009】しかしながら、素子の微細化が進むに伴
い、以下のような新たな問題点が発生することが判明し
た。それは、微細化が進むに伴い、MOSトランジスタ
の耐圧が低下する傾向にあり、現時点では、5V電源電
圧動作を推奨するプロセス技術(以下、5Vプロセスと
称する)から3.3V電源電圧動作を推奨するプロセス
技術(以下、3.3Vプロセスと称する)へ移行しつつ
ある。従って、5Vと3.3Vの混在システムが増えつ
つある。
【0010】5Vプロセスで製造されたデバイスの場
合、先の出願の回路技術を用いれば、耐圧の問題を考慮
する必要はない。しかし、3.3Vプロセスで製造され
たデバイスで上記出願の回路技術を用いた場合、そのま
までは5Vの信号がMOSトランジスタのゲートとドレ
イン間またはソース間に印加される可能性があり、トラ
ンジスタの信頼性を劣化させる恐れがある。例えば、先
の図12の回路において、トランジスタ 603のゲートは
接地電圧に接続されているために、端子IOに5Vの電
圧が印加された場合、ゲートと端子IOとの間の電位差
が5Vになり、トランジスタ 603の信頼性を劣化させる
恐れがある。
【0011】次に先の出願における上記の問題点を、具
体的な回路を用いて説明する。図13は先の出願におけ
る出力回路の一実施の形態による構成を示している。こ
の出力回路の基本的な構成は、出力段がPチャネル及び
NチャネルMOSトランジスタで構成され、両トランジ
スタのゲートを駆動するための駆動信号を発生する手段
がNAND回路、NANDゲート、NORゲート及びイ
ンバータ等を用いて構成されている。
【0012】出力段のPチャネルMOSトランジスタ
(以下PチャネルMOSトランジスタをPMOSトラン
ジスタと称する)P1とNチャネルMOSトランジスタ
(以下NチャネルMOSトランジスタをNMOSトラン
ジスタと称する)N1のドレインは共に端子IOに接続
されている。PMOSトランジスタP1のソースは電源
電圧Vccに接続され、NMOSトランジスタN1のソー
スは接地電圧に接続されている。
【0013】PMOSトランジスタP7がオンしている
場合には、PMOSトランジスタP2とP3及びNMO
SトランジスタN2とN3は、上記PMOSトランジス
タP1のゲート駆動信号を発生するNAND回路を構成
している。すなわち、PMOSトランジスタP2、P3
のソース及びドレインはそれぞれ共通に接続され、共通
ドレインは上記PMOSトランジスタP1のゲートに接
続されている。また、PMOSトランジスタP1のゲー
トと接地電圧との間にはNMOSトランジスタN2、N
3の各ドレイン、ソース間の電流通路が直列に接続され
ている。上記PMOSトランジスタP2のゲートとNM
OSトランジスタN3のゲートとは共通に接続され、こ
の共通ゲートには入力信号INが供給される。また、P
MOSトランジスタP3のゲートとNMOSトランジス
タN2のゲートとが共通に接続され、この共通ゲートに
はインバータINV1を介して出力イネーブル信号/O
Eが供給される。
【0014】NORゲートNOR1は上記NMOSトランジ
スタN1のゲート駆動信号を発生するものであり、出力
イネーブル信号/OEと入力信号INが供給される。上
記インバータINV1の出力はインバータINV2を介
してNANDゲートNAND1に供給される。このNAND
ゲート NAND1には上記信号/OEが供給される。そし
て、上記インバータINV1、INV2及びNANDゲ
ート NAND1は、信号/OEを所定時間だけ遅延する遅延
回路DLを構成している。
【0015】上記PMOSトランジスタP1のバックゲ
ートにはPMOSトランジスタP4のドレインとバック
ゲートとが接続されている。このPMOSトランジスタ
P4のソースは電源電圧Vccに接続され、ゲートは端子
IOに接続されている。このPMOSトランジスタP4
は、端子IOがLレベルのときにオンし、電源電圧Vcc
をPMOSトランジスタP1のバックゲートに供給する
ように作用する。
【0016】また、上記PMOSトランジスタP1のバ
ックゲートにはPMOSトランジスタP5のドレインと
バックゲートとが接続され、このPMOSトランジスタ
P5のソースは端子IOに接続され、ゲートは電源電圧
Vccに接続されている。このPMOSトランジスタP5
は、端子IOの電圧が電源電圧Vccよりも所定値以上高
いときにオンし、端子IOの電圧をPMOSトランジス
タP1のバックゲートに供給するように作用する。
【0017】上記PMOSトランジスタP1のバックゲ
ートとゲートとの間にはPMOSトランジスタP6のソ
ース、ドレイン間の電流通路が接続されている。このP
MOSトランジスタP6は、前記図12中のトランジス
タ 603に該当するものであり、上記NANDゲート NAN
D1の出力でオン/オフ制御され、オン状態にされたとき
にPMOSトランジスタP1のバックゲートの電圧をゲ
ート側に出力するように作用する。
【0018】上記PMOSトランジスタP2、P3の共
通ソースにはPMOSトランジスタP7のドレインが接
続されている。このPMOSトランジスタP7のソース
は電源電圧Vccに接続されている。
【0019】PMOSトランジスタP8とNMOSトラ
ンジスタN4は、上記NANDゲート NAND1の出力と接
地電圧及び上記端子IOの電圧に応じた制御信号を発生
するものであり、PMOSトランジスタP8のソースは
上記端子IOに接続され、PMOSトランジスタP8と
NMOSトランジスタN4のドレイン及びゲートはそれ
ぞれ共通接続され、NMOSトランジスタN4のソース
は接地電圧に接続されている。
【0020】PMOSトランジスタP9のソース、ドレ
イン間の電流通路は電源電圧Vccと上記PMOSトラン
ジスタP1のバックゲートとの間に接続されている。そ
して、上記PMOSトランジスタP8とNMOSトラン
ジスタN4の共通ドレインの信号が上記PMOSトラン
ジスタP7、P9の両ゲートに供給される。
【0021】このような構成の回路において、出力イネ
ーブル信号/OEがVcc、すなわちHレベルのときに信
号出力端子IOは高インピーダンス状態になる。このと
き、NMOSトランジスタN1、N2、N4のゲートは
接地電圧である。また、NANDゲート NAND1の出力は
接地電圧であるから、PMOSトランジスタP6、P8
のゲートは接地電圧となる。
【0022】ここで、端子IOにVcc(3.3V)を越
える電圧、例えば5Vが印加されたとする。このとき、
上記NMOSトランジスタN1、N2、N4のゲートと
ドレインとの間には5Vの電位差が印加されることにな
り、これらNMOSトランジスタでは信頼性が劣化する
恐れがある。また、PMOSトランジスタP6、P8の
ゲートとソースとの間にも5Vの電位差が印加されるこ
とになり、これらのPMOSトランジスタでも信頼性が
劣化する恐れがある。さらに、PMOSトランジスタP
6を経由して、この5Vの電位がPMOSトランジスタ
P1のゲートのノードに印加されることになるが、PM
OSトランジスタP3のゲート電圧が接地電圧であるた
めに、このPMOSトランジスタP3のゲートとソース
との間にも5Vの電位差が印加されることになる。ま
た、入力信号INが接地電圧に設定されているときに
は、PMOSトランジスタP2側においても同様の不具
合が生じる。
【0023】図14は先の出願の出力回路における他の
実施の形態による構成を示している。この図14の回路
が図13のものと異なる点は、先のPMOSトランジス
タP2、P3及びNMOSトランジスタN2、N3とか
らなるNAND回路とこのNAND回路にVcc電位を供
給するPMOSトランジスタP7の代わりにNANDゲ
ート NAND2を設けた点と、このNANDゲート NAND2の
出力ノードとPMOSトランジスタP1のゲートとの間
に、PMOSトランジスタP10とNMOSトランジスタ
N5とからなるCMOS構成のトランスファゲートを設
けた点である。そして、上記トランスファゲートを構成
するPMOSトランジスタP10のゲートは前記PMOS
トランジスタP8とNMOSトランジスタN4の共通ド
レインに接続され、NMOSトランジスタN5のゲート
はNANDゲート NAND1の出力ノードに接続されてい
る。
【0024】このような構成の回路において、出力イネ
ーブル信号/OEがVcc、すなわちHレベルのときに信
号出力端子IOは高インピーダンス状態になる。このと
き、NMOSトランジスタN1、N4、N5のゲートは
接地電圧である。また、NANDゲート NAND1の出力は
接地電圧であるから、PMOSトランジスタP6、P8
のゲートは接地電圧となる。
【0025】ここで、端子IOにVcc(3.3V)を越
える電圧、例えば5Vが印加されたとする。このとき、
上記NMOSトランジスタN1、N4、N5のゲートと
ドレインとの間には5Vの電位差が印加されることにな
り、これらNMOSトランジスタでは信頼性が劣化する
恐れがある。また、PMOSトランジスタP6、P8の
ゲートとソースとの間にも5Vの電位差が印加されるこ
とになり、これらのPMOSトランジスタでも信頼性が
劣化する恐れがある。
【0026】このように、図13及び図14を例にして
説明したように、先の出願の回路では、3.3Vプロセ
スのような耐圧の低いプロセスで作られた回路の出力端
子に、より高い電圧(例えば5V)の信号が印加される
場合に、耐圧を越える電位差がトランジスタのゲートと
ドレイン、ソース間に印加されて、信頼性が損なわれる
という問題が発生する。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】このように、バスライ
ンを介して複数の出力回路を接続して使用するとき、出
力回路に異なる値の電源電圧が供給されている場合でも
電源間に電流が流れないようにするための対策が施さ
れ、かつ素子が微細化された半導体集積回路において、
集積回路内部の電源電圧よりも高い電圧の信号が信号出
力端子に印加された場合に内部素子の信頼性が損なわれ
るという問題が発生する。
【0028】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、複数の出力を接続して
使用する場合に異なる値の電源電圧が供給されていても
電源間に電流が流れることを防止することができ、かつ
集積回路内部の電源電圧よりも高い電圧が信号出力端子
に印加された場合でも内部素子の信頼性が損なわれるこ
とのない半導体集積回路を提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体集積回
路は、信号出力端子と、ソース、ドレイン、ゲート及び
バックゲートを有し、ソースとバックゲートとが電位的
に分離され、ソース、ドレイン間の電流通路の一端が直
接に又はスイッチ素子を介して上記信号出力端子に接続
された第1のMOSトランジスタと、上記信号出力端子
の電圧又は上記第1のMOSトランジスタのソース、ド
レイン間の電流通路の一端の電圧に応じた値の制御信号
を発生して第1のMOSトランジスタのゲートに供給
し、この制御信号によって上記第1のMOSトランジス
タをオン状態に設定する際に、上記第1のMOSトラン
ジスタのソース、ドレイン間の電流通路の一端とゲート
との間の電位差が所望する値以内となるように上記制御
信号の電位を制御する制御回路とを具備したことを特徴
とする。
【0030】この発明の半導体集積回路は、信号出力端
子と、ソース、ドレイン、ゲート及びバックゲートを有
し、ソースが第1の基準電圧に接続され、ドレインが上
記信号出力端子に接続され、ソースとバックゲートとが
電位的に分離された信号出力用の第1のMOSトランジ
スタと、ソース、ドレイン、ゲート及びバックゲートを
有し、ソースが上記第1のMOSトランジスタのバック
ゲートに接続され、ドレインが上記第1のMOSトラン
ジスタのゲートに接続され、上記第1のMOSトランジ
スタと同一極性の第2のMOSトランジスタと、上記信
号出力端子の電圧に応じた値の制御信号を発生して上記
第2のMOSトランジスタのゲートに供給し、この制御
信号によって上記第2のMOSトランジスタをオン状態
に設定する際に、上記第2のMOSトランジスタのソー
スとゲートとの間の電位差が所望する値以内となるよう
に上記制御信号の電圧を制御する制御回路とを具備した
ことを特徴とする。
【0031】この発明の半導体集積回路は、信号出力端
子と、ソース、ドレイン、ゲート及びバックゲートを有
し、ソースが第1の基準電圧に接続され、ドレインが上
記信号出力端子に接続され、ソースとバックゲートとが
電位的に分離された信号出力用の第1のMOSトランジ
スタと、ソース、ドレイン、ゲート及びバックゲートを
有し、ソース、ドレイン間の電流通路の一端が上記信号
出力端子に接続され、他端が上記第1のMOSトランジ
スタのゲートに接続され、第1のMOSトランジスタと
同一極性の第2のMOSトランジスタと、上記信号出力
端子の電圧に応じた値の第1の制御信号を発生して上記
第2のMOSトランジスタのゲートに供給し、この第1
の制御信号によって上記第2のMOSトランジスタをオ
ン状態に設定する際に、上記第2のMOSトランジスタ
のソース、ドレイン間の電流通路の一端とゲートとの間
の電位差が所望する値以内となるように上記第1の制御
信号の電圧を制御する第1の制御回路と、一端が上記第
1の基準電圧に接続され、複数の制御入力信号に応じて
上記第1のMOSトランジスタをオフ状態に設定する第
2の制御信号を発生する第2の制御回路と、ソース、ド
レイン、ゲート及びバックゲートを有し、ソース、ドレ
イン間の電流通路が上記第2の制御信号の出力ノードと
上記第1のMOSトランジスタのゲートとの間に挿入さ
れ、バックゲートが上記第1のMOSトランジスタのバ
ックゲートと共通に接続され、上記第1のMOSトラン
ジスタと同一極性の第3のMOSトランジスタと、ソー
ス、ドレイン、ゲート及びバックゲートを有し、ソー
ス、ドレイン間の電流通路が上記信号出力端子と上記第
3のMOSトランジスタのゲートとの間に挿入され、バ
ックゲートが上記第1のMOSトランジスタのバックゲ
ートと共通に接続され、ゲートに上記第1の制御信号が
供給され、上記第1のMOSトランジスタと同一極性の
第4のMOSトランジスタとを具備したことを特徴とす
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明を
実施の形態により説明する。図1はこの発明の第1の実
施の形態に係る半導体集積回路における出力回路の構成
を示している。この出力回路は、前記図13に示す先の
出願に係る回路とは一部を除いて同様な構成にされてい
るので、図13と対応する箇所には同じ符号を付して説
明を行なう。この図1の回路が図13の回路と大きく異
なるところは、信号出力端子IOにおける信号電圧が供
給され、この信号電圧に応じた制御信号を発生する、信
号反転回路11とバイアス回路12とから構成された制
御回路10が新たに設けられていることである。なお、
この制御回路10については後に詳述する。
【0033】出力段のPMOSトランジスタP1のソー
スは電源電圧Vccに接続され、ドレインは信号出力端子
IOに接続されている。また、出力段のNMOSトラン
ジスタN1のドレインは、制御回路10内のNMOSト
ランジスタN11のソース、ドレイン間の電流通路を介し
て上記端子IOに接続されている。上記NMOSトラン
ジスタN11のゲートは電源電圧Vccに接続されている。
すなわち、出力段において前記図13の回路と変更され
た点は、NMOSトランジスタN11が新たに追加された
ことである。
【0034】PMOSトランジスタP7がオンしている
場合には、PMOSトランジスタP2とP3及びNMO
SトランジスタN2とN3は、上記PMOSトランジス
タP1のゲート駆動信号を発生するNAND回路を構成
するものであるが、前記図13の場合とは異なり、PM
OSトランジスタP2、P3の共通ソースが電源電圧V
cc側に接続され、PMOSトランジスタP2、P3の共
通ドレイン側と出力段のPMOSトランジスタP1のゲ
ートとの間に前記PMOSトランジスタP7のソース、
ドレイン間が接続されている。また、前記NMOSトラ
ンジスタN2のドレインと出力段のPMOSトランジス
タP1のゲートとの間には、ゲートが電源電圧Vccに接
続されたNMOSトランジスタN12が新たに追加されて
いる。
【0035】すなわち、このNAND回路において、前
記図13の回路と変更された点は、ソース、ドレイン間
が並列接続されたPMOSトランジスタP2、P3とP
MOSトランジスタP7の接続位置が交換されている点
と、NMOSトランジスタN12が新たに設けられた点の
2点である。
【0036】NORゲートNOR1は上記NMOSトランジ
スタN1のゲート駆動信号を発生するものであり、出力
イネーブル信号/OEと入力信号INが供給される。出
力イネーブル信号/OEが供給される前記インバータIN
V1の出力は、インバータINV2を介してNANDゲート N
AND1に供給される。このNANDゲートNAND1には上記
信号/OEが供給される。そして、上記インバータINV
1、INV2及びNANDゲート NAND1は、信号/OEを所
定時間だけ遅延する遅延回路DLを構成している。
【0037】上記PMOSトランジスタP1のバックゲ
ートにはPMOSトランジスタP4のドレインとバック
ゲートとが接続されている。このPMOSトランジスタ
P4のソースは電源電圧Vccに接続され、ゲートは端子
IOに接続されている。このPMOSトランジスタP4
は、端子IOがLレベルのときにオンし、電源電圧Vcc
をPMOSトランジスタP1のバックゲートに供給する
ように作用する。
【0038】また、上記PMOSトランジスタP1のバ
ックゲートにはPMOSトランジスタP5のドレインと
バックゲートとが接続され、このPMOSトランジスタ
P5のソースは端子IOに接続され、ゲートは電源電圧
Vccに接続されている。このPMOSトランジスタP5
は、端子IOの電圧が電源電圧Vccよりも所定値以上高
いときにオンし、端子IOの信号電圧をPMOSトラン
ジスタP1のバックゲートに供給するように作用する。
【0039】上記PMOSトランジスタP1のバックゲ
ートとゲートとの間にはPMOSトランジスタP6のソ
ース、ドレイン間の電流通路が接続されている。このP
MOSトランジスタP6は、制御回路10で発生される
制御信号VBに基づいてオン/オフ制御され、オン状態
にされたときにPMOSトランジスタP1のバックゲー
トの信号電圧をゲート側に出力するように作用する。
【0040】PMOSトランジスタP8のソースは端子
IOに接続されている。このPMOSトランジスタP8
のドレインには、新たに設けられたNMOSトランジス
タN13のソース、ドレイン間の電流通路を介してNMO
SトランジスタN4のドレインが接続されている。上記
NMOSトランジスタN13のゲートは電源電圧Vccに接
続され、NMOSトランジスタN4のソースは接地電圧
に接続されている。そして、前記PMOSトランジスタ
P7のゲートには、上記PMOSトランジスタP8とN
MOSトランジスタN13の共通ドレインの信号が供給さ
れる。
【0041】PMOSトランジスタP9のソース、ドレ
イン間の電流通路は電源電圧Vccと上記PMOSトラン
ジスタP1のバックゲートとの間に接続されている。そ
して、このPMOSトランジスタP9のゲートにも、上
記PMOSトランジスタP8とNMOSトランジスタN
13の共通ドレインの信号が供給される。
【0042】前記図13の回路では、前記PMOSトラ
ンジスタP6、P8のゲートに前記遅延回路DL内のN
ANDゲート NAND1の出力を供給するようにしていた
が、この実施の形態においては、制御回路10で発生さ
れる制御信号VBをこれらPMOSトランジスタP6、
P8の各ゲートに供給するようにしている。
【0043】上記制御回路10は信号反転回路11とバ
イアス回路12とから構成されている。信号反転回路1
1は、前記信号出力端子IOにおける電圧信号を反転す
るものであり、前記NMOSトランジスタN11を含んで
構成されている。すなわち、この信号反転回路11は、
前記NMOSトランジスタN11の他にPMOSトランジ
スタP11、P12及びNMOSトランジスタN14とを有す
る。上記PMOSトランジスタP11のソースは電源電圧
Vccに接続されている。このPMOSトランジスタP11
のドレインには上記PMOSトランジスタP12のソース
が接続されている。上記PMOSトランジスタP12のド
レインには上記NMOSトランジスタN14のドレインが
接続され、さらにNMOSトランジスタN14のソースは
接地電圧に接続されている。上記PMOSトランジスタ
P11のゲートは信号出力端子IOに接続され、上記PM
OSトランジスタP12及びNMOSトランジスタN14の
両ゲートは共に前記出力段に設けられたNMOSトラン
ジスタN11とN1との共通接続ノードに接続されてい
る。そして、上記PMOSトランジスタP12とNMOS
トランジスタN14の共通ドレインから、端子IOにおけ
る信号の反転信号/IOを出力する。
【0044】バイアス回路12は、上記信号反転回路1
1の出力/IO、前記信号端子IOにおける信号電圧及
び前記遅延回路DL内のNANDゲート NAND1の出力に
応じて、前記PMOSトランジスタP6、P8のゲート
駆動信号を発生するものであり、PMOSトランジスタ
P13、P14及びNMOSトランジスタN15、N16、N17
で構成されている。上記PMOSトランジスタP13のソ
ースは電源電圧Vccに接続されている。このPMOSト
ランジスタP13のドレインは前記制御信号VBのノード
に接続されている。また、上記PMOSトランジスタP
14のソースは上記制御信号VBのノードに接続されてい
る。上記NMOSトランジスタN15のドレインは上記P
MOSトランジスタP14のドレインに接続されている。
このNMOSトランジスタN15のソースは接地電圧に接
続されている。
【0045】また、上記NMOSトランジスタN16のド
レインは電源電圧Vccに接続されている。このNMOS
トランジスタN16のソースは制御信号VBのノードに接
続されている。上記NMOSトランジスタN17のドレイ
ンは制御信号VBのノードに接続されている。このNM
OSトランジスタN17のソースは、上記PMOSトラン
ジスタP14とNMOSトランジスタN15の共通ドレイン
のノードに接続されている。そして、上記PMOSトラ
ンジスタP13とNMOSトランジスタN15のゲートが共
通に接続され、この共通ゲートに、前記NANDゲート
NAND1の出力がインバータINV3を介して供給される。上
記PMOSトランジスタP14のゲートは接地電圧に接続
されている。上記NMOSトランジスタN17のゲートに
は上記信号反転回路11の出力/IOが供給される。上
記NMOSトランジスタN16のゲートには上記信号出力
端子IOの電圧が供給される。
【0046】次に上記構成でなる回路の動作を説明す
る。まず、出力イネーブル信号/OEが接地電圧(Lレ
ベル)、すなわち、この出力回路が入力信号INに応じ
た信号を信号出力端子IOから出力可能な状態のとき、
遅延回路DL内のNANDゲート NAND1の出力はHレベ
ル、インバータINV3の出力/OE′はLレベルとなる。
このときのインバータINV3の出力/OE′に応じて、バ
イアス回路12内のPMOSトランジスタP13がオン
し、NMOSトランジスタN15はオフする。従って、こ
のモードのとき、他の入力信号のレベルにかかわらず
に、バイアス回路10においてはVccの電圧の制御信号
VBが発生される。
【0047】一方、信号出力端子IOにおける信号の電
圧は、入力信号INに応じて接地電圧か電源電圧Vccに
設定されている。従って、ゲートにVccの値を持つ制御
信号VBが供給されるPMOSトランジスタP6、P8
は共にオフしている。このことから、Nwellのノードと
PMOSトランジスタP1のゲートのノードとは電気的
に分離される。
【0048】さらに、このとき、NANDゲート NAND1
の出力がゲートに供給されるNMOSトランジスタN4
がオンし、ゲートが電源電圧Vccに接続されているNM
OSトランジスタN13もオンしており、バイアス回路1
0からの制御信号VBがゲートに供給されるPMOSト
ランジスタP8はオフしているため、このPMOSトラ
ンジスタP8とNMOSトランジスタN13の共通ドレイ
ンのノードは接地電圧にされている。このため、PMO
SトランジスタP7とP9とは共にオン状態になってい
る。従って、PMOSトランジスタP2、P3及びMO
SトランジスタN2、N3からなるNAND回路からは
入力信号の反転信号が出力され、出力段のPMOSトラ
ンジスタP1のゲートに与えられる。一方、NORゲー
トNOR1からも入力信号の反転信号が出力され、出力段の
NMOSトランジスタN1のゲートに与えられる。従っ
て、出力イネーブル信号/OEがLレベルのときに、こ
の出力回路はバイステート出力回路として動作すること
になる。
【0049】次に、出力イネーブル信号/OEが電源電
圧Vcc(Hレベル)、すなわち、信号出力端子IOが高
インピーダンス状態に設定されるときの動作を説明す
る。このとき、遅延回路DL内のNANDゲート NAND1
の出力はLレベル、インバータINV3の出力/OE′はH
レベルとなり、バイアス回路12内のPMOSトランジ
スタP13がオフし、NMOSトランジスタN15はオンす
る。このときのバイアス回路12を寄生素子と共に図2
の等価回路で示す。
【0050】そして、上記のように信号/OEがHレベ
ルで、信号出力端子IOが高インピーダンス状態のとき
に、他の出力回路からの出力によりこの端子IOに種々
の信号電圧が印加された場合の動作を説明する。
【0051】まず始めに、端子IOにLレベル(接地電
圧)の信号が印加された場合、信号反転回路11の出力
/IOはHレベルとなり、バイアス回路12内のNMO
SトランジスタN16はオフし、NMOSトランジスタN
17はオンする。従って、オン状態の2個のNMOSトラ
ンジスタN17、N15を介して制御信号VBのノードが接
地電圧に放電され、制御信号VBは接地電圧に設定され
る。このとき、この制御信号VBがゲートに供給される
PMOSトランジスタP6、P8が共にオンし、Vccに
ほぼ等しいNwellの電位がPMOSトランジスタP6を
介してPMOSトランジスタP1のゲートに供給される
ので、このPMOSトランジスタP1はオフ状態を維持
することができる。すなわち、信号出力端子IOは高イ
ンピーダンス状態のままとなる。
【0052】端子IOにHレベル(Vcc)の信号が印加
された場合、信号反転回路11の出力はLレベルとな
り、バイアス回路12内のNMOSトランジスタN16が
オンし、NMOSトランジスタN17はオフする。このと
き、バイアス回路12内ではNMOSトランジスタN1
5、N16がオンしているために、制御信号VBの電圧
は、NMOSトランジスタN16単独の駆動力と、直列接
続されたNMOSトランジスタN15とPMOSトランジ
スタP14の駆動力の比の関係で設定される。そして、予
め、PMOSトランジスタP6、P8に関して、それぞ
れのゲート・ソース間の電位差がそれぞれのしきい値電
圧の絶対値|VTHP |よりも大きくなるように、上記制
御信号VBの電圧が設定されている。これは、NMOS
トランジスタN15、N16及びPMOSトランジスタP14
の駆動力の比の設定により実現されている。従って、上
記のような電圧を持つ制御信号VBがゲートに供給され
るPMOSトランジスタP6、P8は共にオンし、端子
IOにLレベルの信号が印加された場合と同様に、PM
OSトランジスタP1はオフ状態を維持することがで
き、信号出力端子IOは高インピーダンス状態のままと
なる。
【0053】端子IOにVccを越えた電圧信号、例えば
5Vが印加された場合にも、信号反転回路11の出力/
IOはLレベルとなり、バイアス回路12内のNMOS
トランジスタN16がオンし、NMOSトランジスタN17
はオフする。このとき、PMOSトランジスタP5は、
端子IOの電圧がVcc+|VTHP |以上のときにオン
し、端子IOの電圧をPMOSトランジスタP1のバッ
クゲート、すなわちNwellに出力する。従って、Nwell
の電圧は端子IOの電圧と同じになる。また、図2中の
ダイオードD1はPMOSトランジスタのP型ドレイン
拡散層とNwellとの間に寄生的に発生しているものを図
示したものであり、端子IOの電圧がVcc+VF (VF
はこのダイオードD1の順方向電圧)以上のときにオン
するために、このダイオードD1を介してもNwellが充
電される。なお、このとき、PMOSトランジスタP4
はオフしている。
【0054】このときも、PMOSトランジスタP6、
P8に関して、それぞれのゲート・ソース間の電位差が
それぞれのしきい値電圧の絶対値|VTHP |よりも大き
くかつ両PMOSトランジスタP6、P8それぞれのゲ
ート・ソース間の耐圧以内となるように、上記制御信号
VBの電圧が設定されている。これは、NMOSトラン
ジスタN15、N16及びPMOSトランジスタP14の駆動
力の比の設定により実現されている。従って、上記のよ
うな電圧を持つ制御信号VBがゲートに供給されるPM
OSトランジスタP6、P8は共にオンし、端子IOに
Lレベルの信号が印加された場合と同様に、PMOSト
ランジスタP1はオフ状態を維持することができ、信号
出力端子IOは高インピーダンス状態のままとなる。
【0055】このように、端子IOにVcc(3.3V)
を越える信号電位が印加されたとしても、PMOSトラ
ンジスタP6、P8それぞれのゲート・ソース間の電位
差はそれぞれのしきい値電圧の絶対値|VTHP |よりも
大きくかつ両PMOSトランジスタP6、P8のゲート
・ソース間の耐圧以内となるように設定されるので、両
PMOSトランジスタP6、P8の信頼性の劣化を防止
することができる。
【0056】また、端子IOにVcc(3.3V)を越え
る信号電位が印加されたとしても、NMOSトランジス
タN1、N2、N4の各ドレイン側には、ゲートに電源
電圧Vccが供給されているNMOSトランジスタN11、
N12、N13それぞれが設けられており、これら各NMO
Sトランジスタにより、NMOSトランジスタN1、N
2、N4の各ドレイン電位は最高でもVcc−VTHN (V
THN はNMOSトランジスタのしきい値電圧)までしか
上昇しないので、これらNMOSトランジスタN1、N
2、N4でも信頼性の劣化を防止することができる。
【0057】さらに、信号出力端子IOの信号電位はP
MOSトランジスタP8を介してPMOSトランジスタ
P7のゲートに供給される。一方、PMOSトランジス
タP6を介して、信号出力端子IOの信号電位がPMO
SトランジスタP1のゲートのノードに供給される。こ
のため、PMOSトランジスタP7のゲートとドレイン
との間の電位差はほぼ0となり、このPMOSトランジ
スタP7はオフする。また、出力イネーブル信号/OE
及び入力信号INにより、PMOSトランジスタP2、
P3のいずれか一方はオンしており、PMOSトランジ
スタP2、P3及びP7の3個のトランジスタの共通接
続ノードはVccになっているので、これらPMOSトラ
ンジスタP2、P3、P7の耐圧上の問題は生じない。
【0058】このように、上記実施の形態による半導体
集積回路では、複数の出力を接続して使用する場合に、
異なる値の電源電圧が供給されていても、電源間に電流
が流れることを防止することができ、かつ集積回路内部
の電源電圧よりも高い電位の信号が信号出力端子に印加
された場合でも内部素子の信頼性が損なわれることを防
止することができるので、3.3Vプロセスのようなよ
り低い耐圧のプロセスで構成することができる。
【0059】次に、上記第1の実施の形態に係る半導体
集積回路の種々の変形例について説明する。図1に示す
第1の実施の形態に係る半導体集積回路では、バイアス
回路12内のNMOSトランジスタN16のゲートを信号
出力端子IOに接続していたが、図3に示す第1の変形
例の回路では、このNMOSトランジスタN16のゲート
をPMOSトランジスタP1等のバックゲートNwellに
接続するように変更したものである。上記バックゲート
Nwellの電位は、端子IOに高電圧、例えば5Vが印加
されたときに、PMOSトランジスタP4又は前記図2
中のダイオードD1を介して端子IOと同電位に設定さ
れるので、図1の場合と同様の効果が得られる。
【0060】図1に示す第1の実施の形態に係る半導体
集積回路では、PMOSトランジスタP2、P3、P7
及びNMOSトランジスタN2、N3及びN12からなる
NAND回路でPMOSトランジスタP1のゲート駆動
信号を発生する回路を構成していたが、図4に示す第2
の変形例の回路では、出力イネーブル信号/OE及び入
力信号/INが供給されるNORゲートNOR2と、PMO
SトランジスタP2、P7及びNMOSトランジスタN
3、N12とから構成されるインバータ回路とを用いてP
MOSトランジスタP1のゲート駆動信号を発生する回
路を構成するように変更したものである。
【0061】すなわち、上記インバータ回路では、PM
OSトランジスタP2のソースが電源電圧Vccに接続さ
れ、このPMOSトランジスタP2のドレインとPMO
SトランジスタP1のゲートのノードとの間にはPMO
SトランジスタP7のソース、ドレイン間の電流通路が
接続されている。また、PMOSトランジスタP1のゲ
ートのノードには上記NMOSトランジスタN12のドレ
インが接続されている。このNMOSトランジスタN12
のソースと接地電圧との間にはNMOSトランジスタN
3のソース、ドレイン間の電流通路が接続されている。
そして、上記PMOSトランジスタP2とNMOSトラ
ンジスタN3のゲートには上記NORゲートNOR2の出力
が供給され、PMOSトランジスタP7のゲートは図1
の場合と同様に前記PMOSトランジスタP8とNMO
SトランジスタN13の共通ドレインのノードに接続さ
れ、NMOSトランジスタN13のゲートには電源電圧V
ccが供給されている。
【0062】さらに、この第2の変形例の回路では、バ
イアス回路12内のPMOSトランジスタP14のゲート
を接地電圧に変えてNMOSトランジスタN15のドレイ
ンに接続するようにしている。
【0063】この第2の変形例の回路において、バイア
ス回路12は、NMOSトランジスタN15がオンしてい
るときには図2の等価回路と同じ動作をする。図5はこ
の発明の第2の実施の形態に係る半導体集積回路におけ
る出力回路の構成を示している。この出力回路は、前記
図14に示す先の出願に係る回路とは一部を除いて同様
な構成にされているので、図14と対応する箇所には同
じ符号を付して説明を行なう。なお、この図5の回路が
図14の回路と大きく異なるところは、図1で説明した
ものと同様の、信号反転回路11とバイアス回路12と
から構成された制御回路10が新たに設けられているこ
とである。
【0064】さらに、図1に示す第1の実施の形態に係
る半導体集積回路と同様に、PMOSトランジスタP8
とNMOSトランジスタN4との間に、ゲートが電源電
圧Vccに接続されたNMOSトランジスタN13のソー
ス、ドレイン間の電流通路が接続されている。
【0065】次に上記構成でなる回路の動作を説明す
る。まず、出力イネーブル信号/OEが接地電圧(Lレ
ベル)、すなわち、この出力回路が入力信号INに応じ
た信号を信号出力端子IOから出力可能なモード状態の
とき、図1で説明した場合と同様に、バイアス回路10
ではVccの電位の制御信号VBが発生される。
【0066】一方、信号出力端子IOにおける信号の電
位は、入力信号INに応じて接地電圧もしくは電源電圧
Vccに設定されている。従って、ゲートにVccの値を持
つ制御信号VBが供給されるPMOSトランジスタP
6、P8は共にオフし、NMOSトランジスタN5はオ
ンする。このことから、NwellのノードとPMOSトラ
ンジスタP1のゲートのノードとは電気的に分離され
る。
【0067】さらに、このとき、NANDゲート NAND1
の出力がゲートに供給されるNMOSトランジスタN4
がオンし、ゲートが電源電圧Vccに接続されているNM
OSトランジスタN13もオンしており、バイアス回路1
0からの制御信号VBがゲートに供給されるPMOSト
ランジスタP8はオフしているため、このPMOSトラ
ンジスタP8とNMOSトランジスタN13の共通ドレイ
ンのノードは接地電圧にされている。このため、PMO
SトランジスタP10はオン状態になっている。従って、
PMOSトランジスタP10とNMOSトランジスタN5
からなるCMOSトランスファゲートがオン状態とな
り、NANDゲート NAND2の出力である入力信号INの
反転信号が出力段のPMOSトランジスタP1のゲート
に与えられる。
【0068】一方、NORゲートNOR1からも入力信号I
Nの反転信号が出力され、出力段のNMOSトランジス
タN1のゲートに与えられる。従って、出力イネーブル
信号/OEがLレベルのときに、この出力回路はバイス
テート出力回路として動作することになる。
【0069】次に、出力イネーブル信号/OEが電源電
圧Vcc(Hレベル)のときの動作を説明する。信号/O
EがHレベルのとき、NANDゲート NAND1の出力はL
レベル、インバータINV3の出力/OE′はHレベルとな
り、バイアス回路12内のPMOSトランジスタP13が
オフし、NMOSトランジスタN15はオンする。このと
きの寄生素子を含むバイアス回路12の等価回路は前記
図2に示すものと同じになる。
【0070】そして、信号/OEがHレベルで、信号出
力端子IOが高インピーダンス状態のときに、他の出力
回路からの出力によりこの端子IOに種々の信号電位が
印加された場合の動作を説明する。
【0071】まず始めに、端子IOにLレベル(接地電
圧)の信号が印加された場合、信号反転回路11の出力
はHレベルとなり、バイアス回路12内のNMOSトラ
ンジスタN16はオフし、NMOSトランジスタN17はオ
ンするので、制御信号VBは接地電圧に設定される。こ
のとき、図1で説明した場合と同様に、制御信号VBが
ゲートに供給されるPMOSトランジスタP6、P8が
共にオンし、Vccにほぼ等しいNwellの電位がPMOS
トランジスタP6を介してPMOSトランジスタP1の
ゲートに供給されるので、このPMOSトランジスタP
1はオフ状態を維持することができる。すなわち、信号
出力端子IOは高インピーダンス状態のままとなる。
【0072】端子IOにHレベル(Vcc)の信号が印加
された場合、信号反転回路11の出力はLレベルとな
り、バイアス回路12内のNMOSトランジスタN16が
オンし、NMOSトランジスタN17はオフする。このと
き、図1で説明した場合と同様に、制御信号VBの電位
は、NMOSトランジスタN16単独の駆動力と、直列接
続されたPMOSトランジスタP14とNMOSトランジ
スタN15の駆動力の比の関係で設定される。そして、予
め、PMOSトランジスタP6、P8に関して、それぞ
れのゲート・ソース間の電位差がそれぞれのしきい値電
圧の絶対値|VTHP |よりも大きくなるように、上記制
御信号VBの電位が設定されている。これは、直列接続
されたPMOSトランジスタP14とNMOSトランジス
タN15の駆動力とNMOSトランジスタN16の駆動力の
比の設定により実現されている。
【0073】従って、上記のような電位を持つ制御信号
VBがゲートに供給されるPMOSトランジスタP6、
P8は共にオンし、端子IOにLレベルの信号が印加さ
れた場合と同様に、PMOSトランジスタP1はオフ状
態を維持することができ、信号出力端子IOは高インピ
ーダンス状態のままとなる。
【0074】端子IOにVcc以上、例えば5Vの信号が
印加された場合にも、信号反転回路11の出力はLレベ
ルとなり、バイアス回路12内のNMOSトランジスタ
N16がオンし、NMOSトランジスタN17はオフする。
このとき、PMOSトランジスタP5は、端子IOの電
位がVcc+|VTHP |以上のときにオンし、端子IOの
電位をPMOSトランジスタP1のバックゲート、すな
わちNwellに出力する。従って、Nwellの電位は端子I
Oの電位と同じになる。また、端子IOの電位は、PM
OSトランジスタP1のP型ドレイン拡散層とNwellと
の間の寄生ダイオードによっても、Nwellに伝達され
る。
【0075】このときも、PMOSトランジスタP6、
P8に関して、図1で説明した場合と同様に、それぞれ
のゲート・ソース間の電位差がそれぞれのしきい値電圧
の絶対値|VTHP |よりも大きくかつ両PMOSトラン
ジスタP6、P8それぞれのゲート・ソース間の耐圧以
内となるように、上記制御信号VBの電位が設定されて
いる。これは、PMOSトランジスタP14とNMOSト
ランジスタN15及びN16の駆動力の比の設定により実現
されている。従って、上記のような電位を持つ制御信号
VBがゲートに供給されるPMOSトランジスタP6、
P8は共にオンし、端子IOにLレベルの信号が印加さ
れた場合と同様に、PMOSトランジスタP1はオフ状
態を維持することができ、信号出力端子IOは高インピ
ーダンス状態のままとなる。
【0076】なお、上記第2の実施の形態に係る回路に
おいて、NMOSトランジスタN5のゲートには制御回
路10からの制御信号VBを供給するようにしており、
図14の回路のようにNANDゲート NAND1からのHレ
ベル/Lレベルの信号を供給するようにはしていない。
そして、この実施の形態では、NMOSトランジスタN
5のゲートの接続を上記のように変更することによって
次のように優れた特性を得ることができる。
【0077】図5の回路において、出力イネーブル信号
/OEがHレベルのときでかつ端子IOにVccを越える
電圧が印加されているとき、PMOSトランジスタP1
のゲートのノードの電位は端子IOと同じになる。い
ま、NMOSトランジスタN5のゲートにNANDゲー
ト NAND1からのHレベル/Lレベルの出力を供給する前
記図14の回路において、NMOSトランジスタN5で
ゲート、ソース間電位差が0の状態でリーク電流が流れ
るとき、端子IOからNANDゲート NAND2を経由し
て、電源電圧Vccのノードへ不要な電流が流れる可能性
がある。しかし、図5の回路の場合、NMOSトランジ
スタN5のゲートには制御信号VBを供給しているの
で、NANDゲート NAND2の出力がHレベル(Vcc)で
あることと、制御信号VBが接地電圧と電源電圧Vccと
の間の電位であることから、NMOSトランジスタN5
のゲート、ソース間電位差が負になり、NMOSトラン
ジスタN5は十分なオフ状態となり、リーク電流を図1
4の場合と比べて小さくすることができる。
【0078】このように、上記第2の実施の形態による
半導体集積回路でも、複数の出力を接続して使用する場
合に、異なる値の電源電圧が供給されていても電源間に
電流が流れることを防止することができ、かつ集積回路
内部の電源電圧よりも高い電位の信号が信号出力端子に
印加された場合でも内部素子の信頼性が損なわれること
を防止することができるので、3.3Vプロセスのよう
なより低い耐圧のプロセスで構成することができる。
【0079】なお、この発明は上記した実施の形態に限
定されるものではなく種々の変形が可能であることはい
うまでもない。例えば、制御回路10としては上記した
構成の他に図6ないし図9に示すような構成のものも用
いることができる。
【0080】図6に示す制御回路10は、前記図1及び
図3中に示したものと比べて、NMOSトランジスタN
15とPMOSトランジスタP14及びNMOSトランジス
タN17の接続位置が交換されている。
【0081】この図6の制御回路10を用いる際にも、
前記PMOSトランジスタP6、P8に関して、それぞ
れのゲート・ソース間の電位差がそれぞれのしきい値電
圧の絶対値|VTHP |よりも大きくなるように、上記制
御信号VBの電位が設定されている。これは、直列接続
されたNMOSトランジスタN15及びPMOSトランジ
スタP14の駆動力と、NMOSトランジスタN16の駆動
力の比の設定により実現されている。
【0082】図7に示す制御回路10では、PMOSト
ランジスタP14のバックゲートをNwell又はVccに接続
する代わりにPMOSトランジスタP14自体のソースに
接続を変更するようにしている。
【0083】この図7の制御回路10を用いる際にも、
前記PMOSトランジスタP6、P8に関して、それぞ
れのゲート・ソース間の電位差がそれぞれのしきい値電
圧の絶対値|VTHP |よりも大きくなるように、上記制
御信号VBの電位が設定されている。これは、直列接続
されたNMOSトランジスタN15及びPMOSトランジ
スタP14の駆動力と、NMOSトランジスタN16の駆動
力の比の設定により実現されている。
【0084】図8に示す制御回路10では、図7中のP
MOSトランジスタP14に代えて抵抗R1を接続するよ
うにしている。また、この抵抗R1の代わりに電流源を
接続するようにしてもよい。この電流源を用いれば、信
号VBの電位が上昇しても流れる電流の値は変わらない
ので、消費電流の増加を抑えることができる。
【0085】この図8の制御回路10を用いる際にも、
前記PMOSトランジスタP6、P8に関して、それぞ
れのゲート・ソース間の電位差がそれぞれのしきい値電
圧の絶対値|VTHP |よりも大きくなるように、上記制
御信号VBの電位が設定されている。これは、直列接続
されたNMOSトランジスタN15及び抵抗R1の駆動力
と、NMOSトランジスタN16の駆動力の比の設定によ
り実現されている。
【0086】図9に示す制御回路10では、さらに図8
中の抵抗R1に代えて、ゲートが電源電圧Vccに接続さ
れたNMOSトランジスタN18のソース、ドレイン間を
接続するようにしている。
【0087】この図9の制御回路10を用いる際にも、
前記PMOSトランジスタP6、P8に関して、それぞ
れのゲート・ソース間の電位差がそれぞれのしきい値電
圧の絶対値|VTHP |よりも大きくなるように、上記制
御信号VBの電位が設定されている。これは、直列接続
されたNMOSトランジスタN15及びN18の駆動力と、
NMOSトランジスタN16の駆動力の比の設定により実
現されている。このように、図6ないし図9に示すよう
な構成の制御回路10を用いても同様の効果を得ること
ができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
複数の出力を接続して使用する場合に異なる値の電源電
圧が供給されていても電源間に電流が流れることを防止
することができ、かつ集積回路内部の電源電圧よりも高
い電圧が信号出力端子に印加された場合でも内部素子の
信頼性が損なわれることのない半導体集積回路を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る半導体集積
回路における出力回路の構成を示す回路図。
【図2】図1の一部回路の等価回路図。
【図3】この発明の第1の実施の形態の第1の変形例に
係る半導体集積回路における出力回路の構成を示す回路
図。
【図4】この発明の第1の実施の形態の第2の変形例に
係る半導体集積回路における出力回路の構成を示す回路
図。
【図5】この発明の第2の実施の形態に係る半導体集積
回路における出力回路の構成を示す回路図。
【図6】上記各実施の形態に係る半導体集積回路で用い
られる制御回路の他の構成を示す回路図。
【図7】上記各実施の形態に係る半導体集積回路で用い
られる制御回路の他の構成を示す回路図。
【図8】上記各実施の形態に係る半導体集積回路で用い
られる制御回路の他の構成を示す回路図。
【図9】上記各実施の形態に係る半導体集積回路で用い
られる制御回路の他の構成を示す回路図。
【図10】バスライン・アプリケーションにおける典型
的な接続の一例を示す回路図。
【図11】図10中の回路で用いられるトライステート
・バッファの詳細な回路図。
【図12】先の出願に係る出力回路の出力段の構成を示
す回路図。
【図13】先の出願に係る出力回路の一例を示す回路
図。
【図14】先の出願に係る出力回路の一例を示す回路
図。
【符号の説明】
P1〜P14…PMOSトランジスタ(PチャネルMOS
トランジスタ)、 N1〜N4、N11〜N18…NMOSトランジスタ(Nチ
ャネルMOSトランジスタ)、 INV1、INV2、INV3…インバータ、 NAND1、 NAND2…NANDゲート、 NOR1、NOR2…NORゲート、 R1…抵抗 10…制御回路、 11…信号反転回路、 12…バイアス回路。

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号出力端子と、 ソース、ドレイン、ゲート及びバックゲートを有し、ソ
    ースとバックゲートとが電位的に分離され、ソース、ド
    レイン間の電流通路の一端が直接に又はスイッチ素子を
    介して上記信号出力端子に接続された第1のMOSトラ
    ンジスタと、上記信号出力端子の電圧又は上記第1のM
    OSトランジスタのソース、ドレイン間の電流通路の一
    端の電圧に応じた値の制御信号を発生して第1のMOS
    トランジスタのゲートに供給し、この制御信号によって
    上記第1のMOSトランジスタをオン状態に設定する際
    に、上記第1のMOSトランジスタのソース、ドレイン
    間の電流通路の一端とゲートとの間の電位差が所望する
    値以内となるように上記制御信号の電位を制御する制御
    回路とを具備したことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記制御回路にはさらに第1の制御入力
    信号及び第1の基準電圧が供給され、前記制御回路は上
    記第1の制御入力信号に応じて前記信号出力端子の電圧
    又は前記第1のMOSトランジスタのソース、ドレイン
    間の電流通路の一端の電圧によらずに前記制御信号の電
    圧として上記第1の基準電圧に設定するモードを有し、
    前記第1のMOSトランジスタはこの第1の基準電圧に
    設定された前記制御信号がゲートに供給された際にオフ
    状態に設定されることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記第1のMOSトランジスタのバック
    ゲートがこの第1のMOSトランジスタのソース、ドレ
    イン間の電流通路の前記一端に接続されていることを特
    徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記制御回路は、 入力ノード及び出力ノードを有し、入力ノードが前記信
    号出力端子に接続された信号反転回路と、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が第1の基準電圧と前記制御信号の出力ノ
    ードとの間に挿入され、ゲートに前記第1の制御入力信
    号が供給され、前記第1のMOSトランジスタと同一極
    性の第2のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記制御信号の出力ノードと第2の基準
    電圧との間に挿入され、ゲートが第2の基準電圧に接続
    され、前記第1のMOSトランジスタと同一極性の第3
    のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記制御信号の出力ノードと第2の基準
    電圧との間で上記第3のMOSトランジスタのソース、
    ドレイン間の電流通路に対して直列に挿入され、ゲート
    に前記第1の制御入力信号が供給され、前記第1のMO
    Sトランジスタと逆極性の第4のMOSトランジスタ
    と、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が第1の基準電圧と前記制御信号の出力ノ
    ードとの間に挿入され、ゲートが前記信号出力端子に接
    続され、前記第1のMOSトランジスタと逆極性の第5
    のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が上記第3のMOSトランジスタのソー
    ス、ドレイン間の電流通路に並列に接続され、ゲートが
    上記信号反転回路の出力ノードに接続され、前記第1の
    MOSトランジスタと逆極性の第6のMOSトランジス
    タとを有することを特徴とする請求項1に記載の半導体
    集積回路。
  5. 【請求項5】 ソース、ドレイン間の電流通路が直列さ
    れた前記第3のMOSトランジスタ及び第4のMOSト
    ランジスタにおける駆動力と、前記第5のMOSトラン
    ジスタの駆動力の比の調整により前記第1のMOSトラ
    ンジスタのゲート、ソース間の電位差が所望する値以内
    となるように設定されることを特徴とする請求項4に記
    載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 前記制御回路は、 入力ノード及び出力ノードを有し、入力ノードが前記信
    号出力端子に接続された信号反転回路と、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記第1の基準電圧と前記制御信号の出
    力ノードとの間に挿入され、ゲートに前記第1の制御入
    力信号が供給され、前記第1のMOSトランジスタと同
    一極性の第2のMOSトランジスタと、 電流通路が前記制御信号の出力ノードと第2の基準電圧
    との間に挿入された抵抗素子と、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記制御信号の出力ノードと上記第2の
    基準電圧との間で上記抵抗素子の電流通路に対して直列
    に挿入され、ゲートに前記第1の制御入力信号が供給さ
    れ、前記第1のMOSトランジスタと逆極性の第3のM
    OSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記第1の基準電圧と前記制御信号の出
    力ノードとの間に挿入され、ゲートが前記信号出力端子
    に接続され、前記第1のMOSトランジスタと逆極性の
    第4のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が上記抵抗素子の電流通路に並列に接続さ
    れ、ゲートが上記信号反転回路の出力ノードに接続さ
    れ、前記第1のMOSトランジスタと逆極性の第5のM
    OSトランジスタとを有することを特徴とする請求項1
    に記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 電流通路が直列された前記第3のMOS
    トランジスタ及び抵抗素子における駆動力と、前記第4
    のMOSトランジスタの駆動力の比の調整により前記第
    1のMOSトランジスタのゲート、ソース間の電位差が
    所望する値以内となるように設定されることを特徴とす
    る請求項6に記載の半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 前記制御回路は、 入力ノード及び出力ノードを有し、入力ノードが前記信
    号出力端子に接続された信号反転回路と、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記第1の基準電圧と前記制御信号の出
    力ノードとの間に挿入され、ゲートに前記第1の制御入
    力信号が供給され、前記第1のMOSトランジスタと同
    一極性の第2のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記制御信号の出力ノードと第2の基準
    電圧との間に挿入され、ゲートが前記第1の基準電圧に
    接続され、前記第1のMOSトランジスタと逆極性の第
    3のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記制御信号の出力ノードと上記第2の
    基準電圧との間で上記第3のMOSトランジスタの電流
    通路に対して直列に挿入され、ゲートに前記第1の制御
    入力信号が供給され、前記第1のMOSトランジスタと
    逆極性の第4のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記第1の基準電圧と前記制御信号の出
    力ノードとの間に挿入され、ゲートが前記信号出力端子
    に接続され、前記第1のMOSトランジスタと逆極性の
    第5のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が上記第3のMOSトランジスタのソー
    ス、ドレイン間の電流通路に並列に接続され、ゲートが
    上記信号反転回路の出力ノードに接続され、前記第1の
    MOSトランジスタと逆極性の第6のMOSトランジス
    タとを有することを特徴とする請求項1に記載の半導体
    集積回路。
  9. 【請求項9】 ソース、ドレイン間の電流通路が直列さ
    れた前記第3のMOSトランジスタ及び第4のMOSト
    ランジスタにおける駆動力と、前記第5のMOSトラン
    ジスタの駆動力の比の調整により前記第1のMOSトラ
    ンジスタのゲート、ソース間の電位差が所望する値以内
    となるように設定されることを特徴とする請求項8に記
    載の半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 信号出力端子と、 ソース、ドレイン、ゲート及びバックゲートを有し、ソ
    ースが第1の基準電圧に接続され、ドレインが上記信号
    出力端子に接続され、ソースとバックゲートとが電位的
    に分離された信号出力用の第1のMOSトランジスタ
    と、 ソース、ドレイン、ゲート及びバックゲートを有し、ソ
    ースが上記第1のMOSトランジスタのバックゲートに
    接続され、ドレインが上記第1のMOSトランジスタの
    ゲートに接続され、上記第1のMOSトランジスタと同
    一極性の第2のMOSトランジスタと、 上記信号出力端子の電圧に応じた値の制御信号を発生し
    て上記第2のMOSトランジスタのゲートに供給し、こ
    の制御信号によって上記第2のMOSトランジスタをオ
    ン状態に設定する際に、上記第2のMOSトランジスタ
    のソースとゲートとの間の電位差が所望する値以内とな
    るように上記制御信号の電圧を制御する制御回路とを具
    備したことを特徴とする半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 前記制御回路にはさらに第1の制御入
    力信号及び第1の基準電圧が供給され、前記制御回路は
    上記第1の制御入力信号に応じて前記信号出力端子の電
    圧によらずに前記制御信号の電圧として上記第1の基準
    電圧に設定するモードを有し、前記第2のMOSトラン
    ジスタはこの第1の基準電圧に設定された前記制御信号
    がゲートに供給された際にオフ状態に設定されることを
    特徴とする請求項10に記載の半導体集積回路。
  12. 【請求項12】 前記第2のMOSトランジスタのバッ
    クゲートがこの第2のMOSトランジスタのソースに接
    続されていることを特徴とする請求項10に記載の半導
    体集積回路。
  13. 【請求項13】 前記制御回路は、 入力ノード及び出力ノードを有し、入力ノードが前記信
    号出力端子に接続された信号反転回路と、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が第1の基準電圧と前記制御信号の出力ノ
    ードとの間に挿入され、ゲートに前記第1の制御入力信
    号が供給され、前記第1のMOSトランジスタと同一極
    性の第3のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記制御信号の出力ノードと第2の基準
    電圧との間に挿入され、ゲートが第2の基準電圧に接続
    され、前記第1のMOSトランジスタと同一極性の第4
    のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記制御信号の出力ノードと第2の基準
    電圧との間で上記第4のMOSトランジスタのソース、
    ドレイン間の電流通路に対して直列に挿入され、ゲート
    に前記第1の制御入力信号が供給され、前記第1のMO
    Sトランジスタと逆極性の第5のMOSトランジスタ
    と、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が第1の基準電圧と前記制御信号の出力ノ
    ードとの間に挿入され、ゲートが前記信号出力端子に接
    続され、前記第1のMOSトランジスタと逆極性の第6
    のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が上記第4のMOSトランジスタのソー
    ス、ドレイン間の電流通路に並列に接続され、ゲートが
    上記信号反転回路の出力ノードに接続され、前記第1の
    MOSトランジスタと逆極性の第7のMOSトランジス
    タとを有することを特徴とする請求項10に記載の半導
    体集積回路。
  14. 【請求項14】 ソース、ドレイン間の電流通路が直列
    接続された前記第4のMOSトランジスタ及び第5のM
    OSトランジスタにおける駆動力と、前記第6のMOS
    トランジスタの駆動力の比の調整により前記第2のMO
    Sトランジスタのゲート、ソース間の電位差が所望する
    値以内となるように設定されることを特徴とする請求項
    11に記載の半導体集積回路。
  15. 【請求項15】 前記制御回路は、 入力ノード及び出力ノードを有し、入力ノードが前記信
    号出力端子に接続された信号反転回路と、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記第1の基準電圧と前記制御信号の出
    力ノードとの間に挿入され、ゲートに前記第1の制御入
    力信号が供給され、前記第1のMOSトランジスタと同
    一極性の第3のMOSトランジスタと、 電流通路が前記制御信号の出力ノードと第2の基準電圧
    との間に挿入された抵抗素子と、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記制御信号の出力ノードと上記第2の
    基準電圧との間で上記抵抗素子の電流通路に対して直列
    に挿入され、ゲートに前記第1の制御入力信号が供給さ
    れ、前記第1のMOSトランジスタと逆極性の第4のM
    OSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記第1の基準電圧と前記制御信号の出
    力ノードとの間に挿入され、ゲートが前記信号出力端子
    に接続され、前記第1のMOSトランジスタと逆極性の
    第5のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が上記抵抗素子の電流通路に並列に接続さ
    れ、ゲートが上記信号反転回路の出力ノードに接続さ
    れ、前記第1のMOSトランジスタと逆極性の第6のM
    OSトランジスタとを有することを特徴とする請求項1
    0に記載の半導体集積回路。
  16. 【請求項16】 電流通路が直列された前記第4のMO
    Sトランジスタ及び抵抗素子における駆動力と、前記第
    5のMOSトランジスタの駆動力の比の調整により前記
    第2のMOSトランジスタのゲート、ソース間の電位差
    が所望する値以内となるように設定されることを特徴と
    する請求項15に記載の半導体集積回路。
  17. 【請求項17】 前記制御回路は、 入力ノード及び出力ノードを有し、入力ノードが前記信
    号出力端子に接続された信号反転回路と、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記第1の基準電圧と前記制御信号の出
    力ノードとの間に挿入され、ゲートに前記第1の制御入
    力信号が供給され、前記第1のMOSトランジスタと同
    一極性の第3のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記制御信号の出力ノードと第2の基準
    電圧との間に挿入され、ゲートが前記第1の基準電圧に
    接続され、前記第1のMOSトランジスタと逆極性の第
    4のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記制御信号の出力ノードと上記第2の
    基準電圧との間で上記第4のMOSトランジスタの電流
    通路に対して直列に挿入され、ゲートに前記第1の制御
    入力信号が供給され、前記第1のMOSトランジスタと
    逆極性の第5のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記第1の基準電圧と前記制御信号の出
    力ノードとの間に挿入され、ゲートが前記信号出力端子
    に接続され、前記第1のMOSトランジスタと逆極性の
    第6のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が上記第4のMOSトランジスタのソー
    ス、ドレイン間の電流通路に並列に接続され、ゲートが
    上記信号反転回路の出力ノードに接続され、前記第1の
    MOSトランジスタと逆極性の第7のMOSトランジス
    タとを有することを特徴とする請求項8に記載の半導体
    集積回路。
  18. 【請求項18】 ソース、ドレイン間の電流通路が直列
    接続された前記第4のMOSトランジスタ及び第5のM
    OSトランジスタにおける駆動力と、前記第6のMOS
    トランジスタの駆動力の比の調整により前記第2のMO
    Sトランジスタのゲート、ソース間の電位差が所望する
    値以内となるように設定されることを特徴とする請求項
    17に記載の半導体集積回路。
  19. 【請求項19】 信号出力端子と、 ソース、ドレイン、ゲート及びバックゲートを有し、ソ
    ースが第1の基準電圧に接続され、ドレインが上記信号
    出力端子に接続され、ソースとバックゲートとが電位的
    に分離された信号出力用の第1のMOSトランジスタ
    と、 ソース、ドレイン、ゲート及びバックゲートを有し、ソ
    ースが上記第1のMOSトランジスタのバックゲートに
    接続され、ドレインが上記第1のMOSトランジスタの
    ゲートに接続され、上記第1のMOSトランジスタと同
    一極性の第2のMOSトランジスタと、 上記信号出力端子の電圧に応じた値の第1の制御信号を
    発生して上記第2のMOSトランジスタのゲートに供給
    し、この第1の制御信号によって上記第2のMOSトラ
    ンジスタをオン状態に設定する際に、上記第2のMOS
    トランジスタのソースとゲートとの間の電位差が所望す
    る値以内となるように上記第1の制御信号の電圧を制御
    する第1の制御回路と、 一端が上記第1の基準電圧に接続され、複数の制御入力
    信号に応じて上記第1のMOSトランジスタをオフ状態
    に設定する第2の制御信号を発生する第2の制御回路
    と、 ソース、ドレイン、ゲート及びバックゲートを有し、ソ
    ース、ドレイン間の電流通路が上記第2の制御信号の出
    力ノードと上記第1のMOSトランジスタのゲートとの
    間に挿入され、バックゲートが上記第1のMOSトラン
    ジスタのバックゲートと共通に接続され、上記第1のM
    OSトランジスタと同一極性の第3のMOSトランジス
    タと、 ソース、ドレイン、ゲート及びバックゲートを有し、ソ
    ース、ドレイン間の電流通路が上記信号出力端子と上記
    第3のMOSトランジスタのゲートとの間に挿入され、
    バックゲートが上記第1のMOSトランジスタのバック
    ゲートと共通に接続され、ゲートに上記第1の制御信号
    が供給され、上記第1のMOSトランジスタと同一極性
    の第4のMOSトランジスタとを具備したことを特徴と
    する半導体集積回路。
  20. 【請求項20】 前記第1の制御回路にはさらに第1の
    制御入力信号及び第1の基準電圧が供給され、前記第1
    の制御回路は上記第1の制御入力信号に応じて前記第2
    のMOSトランジスタのソース、ドレイン間の電流通路
    の一端の電圧によらずに前記制御信号の電圧として上記
    第1の基準電圧に設定するモードを有し、前記第2のM
    OSトランジスタはこの第1の基準電圧に設定された前
    記制御信号がゲートに供給された際にオフ状態に設定さ
    れることを特徴とする請求項19に記載の半導体集積回
    路。
  21. 【請求項21】 前記第2のMOSトランジスタのバッ
    クゲートがこの第2のMOSトランジスタのソース、ド
    レイン間の電流通路の一端に接続されていることを特徴
    とする請求項19に記載の半導体集積回路。
  22. 【請求項22】 前記制御回路は、 入力ノード及び出力ノードを有し、入力ノードが前記信
    号出力端子に接続された信号反転回路と、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が第1の基準電圧と前記制御信号の出力ノ
    ードとの間に挿入され、ゲートに前記第1の制御入力信
    号が供給され、前記第1のMOSトランジスタと同一極
    性の第5のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記制御信号の出力ノードと第2の基準
    電圧との間に挿入され、ゲートが第2の基準電圧に接続
    され、前記第1のMOSトランジスタと同一極性の第6
    のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記制御信号の出力ノードと第2の基準
    電圧との間で上記第6のMOSトランジスタのソース、
    ドレイン間の電流通路に対して直列に挿入され、ゲート
    に前記第1の制御入力信号が供給され、前記第1のMO
    Sトランジスタと逆極性の第7のMOSトランジスタ
    と、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が第1の基準電圧と前記制御信号の出力ノ
    ードとの間に挿入され、ゲートが前記信号出力端子に接
    続され、前記第1のMOSトランジスタと逆極性の第8
    のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が上記第6のMOSトランジスタのソー
    ス、ドレイン間の電流通路に並列に接続され、ゲートが
    上記信号反転回路の出力ノードに接続され、前記第1の
    MOSトランジスタと逆極性の第9のMOSトランジス
    タとを有することを特徴とする請求項19に記載の半導
    体集積回路。
  23. 【請求項23】 ソース、ドレイン間の電流通路が直列
    接続された前記第6のMOSトランジスタ及び第7のM
    OSトランジスタにおける駆動力と、前記第8のMOS
    トランジスタの駆動力の比の調整により前記第2及び第
    4のMOSトランジスタのゲート、ソース間の電位差が
    所望する値以内となるように設定されることを特徴とす
    る請求項22に記載の半導体集積回路。
  24. 【請求項24】 前記制御回路は、 入力ノード及び出力ノードを有し、入力ノードが前記信
    号出力端子に接続された信号反転回路と、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記第1の基準電圧と前記制御信号の出
    力ノードとの間に挿入され、ゲートに前記第1の制御入
    力信号が供給され、前記第1のMOSトランジスタと同
    一極性の第5のMOSトランジスタと、 電流通路が前記制御信号の出力ノードと第2の基準電圧
    との間に挿入された抵抗素子と、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記制御信号の出力ノードと上記第2の
    基準電圧との間で上記抵抗素子の電流通路に対して直列
    に挿入され、ゲートに前記第1の制御入力信号が供給さ
    れ、前記第1のMOSトランジスタと逆極性の第6のM
    OSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記第1の基準電圧と前記制御信号の出
    力ノードとの間に挿入され、ゲートが前記信号出力端子
    に接続され、前記第1のMOSトランジスタと逆極性の
    第7のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が上記抵抗素子の電流通路に並列に接続さ
    れ、ゲートが上記信号反転回路の出力ノードに接続さ
    れ、前記第1のMOSトランジスタと逆極性の第8のM
    OSトランジスタとを有することを特徴とする請求項1
    9に記載の半導体集積回路。
  25. 【請求項25】 電流通路が直列された前記第6のMO
    Sトランジスタ及び抵抗素子における駆動力と、前記第
    7のMOSトランジスタの駆動力の比の調整により前記
    第2及び第4のMOSトランジスタのゲート、ソース間
    の電位差が所望する値以内となるように設定されること
    を特徴とする請求項24に記載の半導体集積回路。
  26. 【請求項26】 前記制御回路は、 入力ノード及び出力ノードを有し、入力ノードが前記信
    号出力端子に接続された信号反転回路と、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記第1の基準電圧と前記制御信号の出
    力ノードとの間に挿入され、ゲートに前記第1の制御入
    力信号が供給され、前記第1のMOSトランジスタと同
    一極性の第5のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記制御信号の出力ノードと第2の基準
    電圧との間に挿入され、ゲートが前記第1の基準電圧に
    接続され、前記第1のMOSトランジスタと逆極性の第
    6のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が前記制御信号の出力ノードと上記第2の
    基準電圧との間で上記第6のMOSトランジスタの電流
    通路に対して直列に挿入され、ゲートに前記第1の制御
    入力信号が供給され、前記第1のMOSトランジスタと
    逆極性の第7のMOSトランジスタと、ソース、ドレイ
    ン及びゲートを有し、ソース、ドレイン間の電流通路が
    前記第1の基準電圧と前記制御信号の出力ノードとの間
    に挿入され、ゲートが前記信号出力端子に接続され、前
    記第1のMOSトランジスタと逆極性の第8のMOSト
    ランジスタと、 ソース、ドレイン及びゲートを有し、ソース、ドレイン
    間の電流通路が上記第4のMOSトランジスタのソー
    ス、ドレイン間の電流通路に並列に接続され、ゲートが
    上記信号反転回路の出力ノードに接続され、前記第1の
    MOSトランジスタと逆極性の第9のMOSトランジス
    タとを有することを特徴とする請求項19に記載の半導
    体集積回路。
  27. 【請求項27】 ソース、ドレイン間の電流通路が直列
    接続された前記第6のMOSトランジスタ及び第7のM
    OSトランジスタにおける駆動力と、前記第8のMOS
    トランジスタの駆動力の比の調整により前記第2のMO
    Sトランジスタのゲート、ソース間の電位差が所望する
    値以内となるように設定されることを特徴とする請求項
    26に記載の半導体集積回路。
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