JP3195198B2 - タンクローリ積込設備 - Google Patents
タンクローリ積込設備Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料や潤滑油等
の液体をタンクローリに積載するためのタンクローリ積
込設備に関し、配管系統を簡略にして少ないスペースで
楽に安全に作業ができるようにしたものである。
の液体をタンクローリに積載するためのタンクローリ積
込設備に関し、配管系統を簡略にして少ないスペースで
楽に安全に作業ができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、燃料や潤滑油等の液体石油製品
をタンクローリに積込むのに、専用のタンクローリ積込
施設が使用される。従来のタンクローリ積込施設は、ロ
ーリ建屋内に所定高さの給油作業用のステージをタンク
ローリ車線に沿って構築してある。そのローリ建屋の上
部に油種別に複数の主配管路が並べて配設され、各主配
管からは給油配管がそれぞれ分岐してステージの下部ま
で立下げられ、ステージ下に設置した流量計ユニットを
経てライザーパイプで立上げられた後、ステージ上部に
配した積込機器であるローディングアームに接続してい
る。
をタンクローリに積込むのに、専用のタンクローリ積込
施設が使用される。従来のタンクローリ積込施設は、ロ
ーリ建屋内に所定高さの給油作業用のステージをタンク
ローリ車線に沿って構築してある。そのローリ建屋の上
部に油種別に複数の主配管路が並べて配設され、各主配
管からは給油配管がそれぞれ分岐してステージの下部ま
で立下げられ、ステージ下に設置した流量計ユニットを
経てライザーパイプで立上げられた後、ステージ上部に
配した積込機器であるローディングアームに接続してい
る。
【0003】通常、ローリ建屋内には、ローリ2車線毎
に一基のステージが複数基平行に設けられていて、各ス
テージの両側にタンクローリが着くように配置して、そ
れぞれに4〜8本のローディングアームを設置してい
る。ローディングアームにはいろいろな形式のものがあ
るが、石油類の積込み用としては、タンクローリ上部の
ハッチを解放して積み込むオープン・トップローディン
グ式が主に採用されている。このものは、複数本の金属
パイプとスイベルジョイントとを組み合わせてあり、各
スイベルジョイントを支点に3次元(上下,前後,左
右)方向に自由に動き得る構造になっている。作業員
は、ステージに上り、タンクローリ上部のハッチを開
け、所望の油種のローディングアームを手で操作してハ
ッチ開口からタンク内にアーム先端を挿入して給油を行
っている。
に一基のステージが複数基平行に設けられていて、各ス
テージの両側にタンクローリが着くように配置して、そ
れぞれに4〜8本のローディングアームを設置してい
る。ローディングアームにはいろいろな形式のものがあ
るが、石油類の積込み用としては、タンクローリ上部の
ハッチを解放して積み込むオープン・トップローディン
グ式が主に採用されている。このものは、複数本の金属
パイプとスイベルジョイントとを組み合わせてあり、各
スイベルジョイントを支点に3次元(上下,前後,左
右)方向に自由に動き得る構造になっている。作業員
は、ステージに上り、タンクローリ上部のハッチを開
け、所望の油種のローディングアームを手で操作してハ
ッチ開口からタンク内にアーム先端を挿入して給油を行
っている。
【0004】しかし、こうした一般的なタンクローリ積
込設備は、2車線毎にステージを設ける必要がありその
分スペースが制約される。また、狭いステージ下に複数
台の流量計が設置されるため、配管類が錯綜して保守作
業がしにくい等の問題がある。更には、3次元に自由運
動できるローディングアームについても種々の問題点
(後述)がある。
込設備は、2車線毎にステージを設ける必要がありその
分スペースが制約される。また、狭いステージ下に複数
台の流量計が設置されるため、配管類が錯綜して保守作
業がしにくい等の問題がある。更には、3次元に自由運
動できるローディングアームについても種々の問題点
(後述)がある。
【0005】これに対して、特開平6−115595号
公報には、図5に示すようなステージを省いた給油設備
が提案されている。このものは、ローリ建屋101の外
部にタンクローリTRの上方に位置させて高い架台11
5を設け、その架台115上に、油種毎の複数系統の油
配管111,112,113,114とローリ車線毎の
定量設備ユニット120とが設置されている。各定量設
備ユニット120にはそれぞれ流量計,油種切換弁等を
備えて前記油配管111〜114から分岐された4系統
の分岐管路が2系列ずつ内設されており、各系統毎に固
定配管128Aと128Bとで共通接続されている。そ
して固定配管128A,128Bは端部が梁103に固
定され、その先にはローディングアーム130A,13
0Bがそれぞれ片持ちで連結されている。
公報には、図5に示すようなステージを省いた給油設備
が提案されている。このものは、ローリ建屋101の外
部にタンクローリTRの上方に位置させて高い架台11
5を設け、その架台115上に、油種毎の複数系統の油
配管111,112,113,114とローリ車線毎の
定量設備ユニット120とが設置されている。各定量設
備ユニット120にはそれぞれ流量計,油種切換弁等を
備えて前記油配管111〜114から分岐された4系統
の分岐管路が2系列ずつ内設されており、各系統毎に固
定配管128Aと128Bとで共通接続されている。そ
して固定配管128A,128Bは端部が梁103に固
定され、その先にはローディングアーム130A,13
0Bがそれぞれ片持ちで連結されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に提案された
従来技術によれば、ローリ建屋の外部に設けた高い架台
115上の油配管111〜114の油を、定量設備ユニ
ット120,固定配管128A,128B,ローディン
グアーム130A,130Bを経て上から下に流してタ
ンクローリのタンクTに給油することから、従来のよう
なステージは不要になる。作業員は、タンクT上に乗っ
てローディングアーム130A,130Bを操作し、先
端のドロップパイプをタンクTのハッチから挿入して給
油する。
従来技術によれば、ローリ建屋の外部に設けた高い架台
115上の油配管111〜114の油を、定量設備ユニ
ット120,固定配管128A,128B,ローディン
グアーム130A,130Bを経て上から下に流してタ
ンクローリのタンクTに給油することから、従来のよう
なステージは不要になる。作業員は、タンクT上に乗っ
てローディングアーム130A,130Bを操作し、先
端のドロップパイプをタンクTのハッチから挿入して給
油する。
【0007】しかしながら、ローディングアームはジョ
イントパイプ,スイングパイプ,メインパイプ,ショー
トパイプ,ドロップパイプ等の複数本の各パイプをスイ
ベルジョイントを介して旋回可能に連結し、基部のジョ
イントパイプの部分で固定配管に連結して片持ち方式で
支持される構造であり、前後,左右,上下と自由自在に
3次元運動することができるため、その取扱中に作業員
がタンクT上でバランスを崩しやすく危険を伴うという
問題点がある。また、片持ち支持の取付け基部に大きな
モーメントがかかるためスイベルジョイント等の故障頻
度が高いとか、小型ローリに対しては専用のローディン
グアームが必要になる等の問題点もあるが、これらの点
については未解決のままである。
イントパイプ,スイングパイプ,メインパイプ,ショー
トパイプ,ドロップパイプ等の複数本の各パイプをスイ
ベルジョイントを介して旋回可能に連結し、基部のジョ
イントパイプの部分で固定配管に連結して片持ち方式で
支持される構造であり、前後,左右,上下と自由自在に
3次元運動することができるため、その取扱中に作業員
がタンクT上でバランスを崩しやすく危険を伴うという
問題点がある。また、片持ち支持の取付け基部に大きな
モーメントがかかるためスイベルジョイント等の故障頻
度が高いとか、小型ローリに対しては専用のローディン
グアームが必要になる等の問題点もあるが、これらの点
については未解決のままである。
【0008】そこで、この発明は、このような従来の問
題点に着目してなされたものであり、ステージが不要で
小型化,単純化が容易であり、しかも作業員による給油
作業が安全かつ楽にでき、また大型ローリ小型ローリを
問わず対応可能なタンクローリ積込設備を提供すること
を目的としている。
題点に着目してなされたものであり、ステージが不要で
小型化,単純化が容易であり、しかも作業員による給油
作業が安全かつ楽にでき、また大型ローリ小型ローリを
問わず対応可能なタンクローリ積込設備を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
の発明の請求項1の発明は、ローリ建屋上部に配設され
た配管路から流量計ユニットを経て供給される油を積込
ノズルを介してタンクローリのタンク内に積み込む設備
であって、ローリ車線の中心線上に、ローリタンク上に
立つ作業員の頭より高くガイド梁を延設し、該ガイド梁
上に直線駆動可能に駆動部を配設して、前記流量計ユニ
ットと前記駆動部との間に、スイベル継手を介して垂直
軸を中心に旋回自在に接続した水平動配管を介在せしめ
ると共に、前記駆動部に昇降装置を設けて該昇降装置に
より駆動部の真下にフレキシブルホース等を介して前記
積込ノズルを昇降自在に懸垂支持したことを特徴とする
ものである。
の発明の請求項1の発明は、ローリ建屋上部に配設され
た配管路から流量計ユニットを経て供給される油を積込
ノズルを介してタンクローリのタンク内に積み込む設備
であって、ローリ車線の中心線上に、ローリタンク上に
立つ作業員の頭より高くガイド梁を延設し、該ガイド梁
上に直線駆動可能に駆動部を配設して、前記流量計ユニ
ットと前記駆動部との間に、スイベル継手を介して垂直
軸を中心に旋回自在に接続した水平動配管を介在せしめ
ると共に、前記駆動部に昇降装置を設けて該昇降装置に
より駆動部の真下にフレキシブルホース等を介して前記
積込ノズルを昇降自在に懸垂支持したことを特徴とする
ものである。
【0010】この発明の請求項2の発明は、上記請求項
1記載の発明であるタンクローリ積込設備において、前
記昇降装置をばねの弾性力で巻取る方式の巻取機とした
ことを特徴とするものである。
1記載の発明であるタンクローリ積込設備において、前
記昇降装置をばねの弾性力で巻取る方式の巻取機とした
ことを特徴とするものである。
【0011】この発明の請求項3の発明は、上記請求項
1記載の発明であるタンクローリ積込設備において、前
記昇降装置をモータ駆動方式の巻取機としたことを特徴
とするものである。この発明の請求項4の発明は、上記
請求項1ないし請求項3の発明であるタンクローリ積込
設備において、前記駆動部を手で曳かれて移動する手動
走行式としたことを特徴とするものである。
1記載の発明であるタンクローリ積込設備において、前
記昇降装置をモータ駆動方式の巻取機としたことを特徴
とするものである。この発明の請求項4の発明は、上記
請求項1ないし請求項3の発明であるタンクローリ積込
設備において、前記駆動部を手で曳かれて移動する手動
走行式としたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態例を図
面を参照して説明する。図1ないし図4は、この発明の
一実施形態例を示すもので、図1はローリ建屋の平面
図、図2はそのII−II線断面図、図3はIII −III 線断
面図、図4はスイベル継手の断面図である。
面を参照して説明する。図1ないし図4は、この発明の
一実施形態例を示すもので、図1はローリ建屋の平面
図、図2はそのII−II線断面図、図3はIII −III 線断
面図、図4はスイベル継手の断面図である。
【0013】図示のタンクローリ積込設備は、ローリ建
屋1の内部に複数のローリ車線2が平行に設けてある
(図には4車線が示される)。柱3で支持された屋根4
の上には、例えば軽油,灯油,ガソリンA,Bなど油種
別の複数系統の主配管5が建屋長手方向に平行に配管さ
れているとともに、各車線2の上方位置に流量計ユニッ
ト7が車線別に複数系統並列に配置されている。各流量
計ユニット7には、各主配管5から分岐した油種別の複
数ラインの副給油配管8が、各ライン毎にそれぞれ図示
しない仕切弁,流量計,流量制御弁等を備えて内設さ
れ、油種別に給油ブロック7A,7B,7C,7Dを構
成している。
屋1の内部に複数のローリ車線2が平行に設けてある
(図には4車線が示される)。柱3で支持された屋根4
の上には、例えば軽油,灯油,ガソリンA,Bなど油種
別の複数系統の主配管5が建屋長手方向に平行に配管さ
れているとともに、各車線2の上方位置に流量計ユニッ
ト7が車線別に複数系統並列に配置されている。各流量
計ユニット7には、各主配管5から分岐した油種別の複
数ラインの副給油配管8が、各ライン毎にそれぞれ図示
しない仕切弁,流量計,流量制御弁等を備えて内設さ
れ、油種別に給油ブロック7A,7B,7C,7Dを構
成している。
【0014】上記各流量計ユニット7の下方には、ロー
リ車線2の真上位置に、ローリ車中心線CL方向にガイ
ド梁10が設けられている。このガイド梁10は、例え
ば図3に示すように、2本の溝型鋼材10a,10bを
幾らかの間隔を隔てて向かい合わせるように架設され、
ガイドレールとして機能するものである。そのガイド梁
10には、梁上面を走行駆動する駆動部としての台車1
1が取り付けられている。図示の台車11は、ガイド梁
10の上面を案内されつつ転動する車輪11aを有して
おり、軽く曳くことによりガイド梁10に沿いタンクロ
ーリTRの前後方向に移動可能になっている。また図示
はされないが、台車11には、昇降装置として例えば渦
巻ばねを組み込んだ巻取りドラムがその回転軸を水平に
して搭載されている。その巻取りドラムに巻かれたケー
ブル(ワイヤロープ等)12aは、手で下に引くことで
任意の長さ繰り出してロックすることができ、また繰り
出されているものを少し引いてロックを解除してから手
を離すことで巻き戻すことができるものである。なお、
昇降装置としては、上記のばね式の巻取りドラムに限ら
ず、手動式のチエーンブロックや、圧縮空気で作動する
エアモータを使用した回転式空気ホイスト等の公知のも
のを採用することもできる。また、台車11自体も車輪
11aを駆動するモータ等を備えた自走式のものとする
ことも可能である。いずれにしても、電動式の場合は関
連の機器に防爆構造等の処置が必要となる。
リ車線2の真上位置に、ローリ車中心線CL方向にガイ
ド梁10が設けられている。このガイド梁10は、例え
ば図3に示すように、2本の溝型鋼材10a,10bを
幾らかの間隔を隔てて向かい合わせるように架設され、
ガイドレールとして機能するものである。そのガイド梁
10には、梁上面を走行駆動する駆動部としての台車1
1が取り付けられている。図示の台車11は、ガイド梁
10の上面を案内されつつ転動する車輪11aを有して
おり、軽く曳くことによりガイド梁10に沿いタンクロ
ーリTRの前後方向に移動可能になっている。また図示
はされないが、台車11には、昇降装置として例えば渦
巻ばねを組み込んだ巻取りドラムがその回転軸を水平に
して搭載されている。その巻取りドラムに巻かれたケー
ブル(ワイヤロープ等)12aは、手で下に引くことで
任意の長さ繰り出してロックすることができ、また繰り
出されているものを少し引いてロックを解除してから手
を離すことで巻き戻すことができるものである。なお、
昇降装置としては、上記のばね式の巻取りドラムに限ら
ず、手動式のチエーンブロックや、圧縮空気で作動する
エアモータを使用した回転式空気ホイスト等の公知のも
のを採用することもできる。また、台車11自体も車輪
11aを駆動するモータ等を備えた自走式のものとする
ことも可能である。いずれにしても、電動式の場合は関
連の機器に防爆構造等の処置が必要となる。
【0015】この台車11に積込装置12が搭載されて
いる。積込装置12としては、図2,図3に例示したよ
うな種々のタイプのものを用いることができる。例え
ば、タイプ12Aは、流量計ユニット7に直接に連結し
たホース13の先端に積込ノズル14を装着するととも
に、その積込ノズル14を台車11に搭載された前記渦
巻ばね式の巻取りドラムに巻いたケーブル12aで昇降
自在に懸垂したものである。
いる。積込装置12としては、図2,図3に例示したよ
うな種々のタイプのものを用いることができる。例え
ば、タイプ12Aは、流量計ユニット7に直接に連結し
たホース13の先端に積込ノズル14を装着するととも
に、その積込ノズル14を台車11に搭載された前記渦
巻ばね式の巻取りドラムに巻いたケーブル12aで昇降
自在に懸垂したものである。
【0016】一方、タイプ12Bは、流量計ユニット7
と台車11との間に、3個のスイベル継手20を介して
二本の屈曲鋼管21を略コ形に接続してなる水平動配管
22を配設し、その水平動配管22の端部にガイド梁1
0のすき間を通して伸縮自在のジャバラパイプ23を接
続し、このジャバラパイプ23の先端に積込ノズル14
を取付け懸垂している。ここで、スイベル継手20は、
例えば図4に示すように、スチール製またはアルミニウ
ム製で、複列のベアリング25を内蔵して垂直な軸線を
中心に旋回可能に構成されると共に、内蔵のシール部材
26で密封構造とされている。
と台車11との間に、3個のスイベル継手20を介して
二本の屈曲鋼管21を略コ形に接続してなる水平動配管
22を配設し、その水平動配管22の端部にガイド梁1
0のすき間を通して伸縮自在のジャバラパイプ23を接
続し、このジャバラパイプ23の先端に積込ノズル14
を取付け懸垂している。ここで、スイベル継手20は、
例えば図4に示すように、スチール製またはアルミニウ
ム製で、複列のベアリング25を内蔵して垂直な軸線を
中心に旋回可能に構成されると共に、内蔵のシール部材
26で密封構造とされている。
【0017】タイプ12Cは、流量計ユニット7と駆動
台車11との間に上記同様に水平動配管22を配設し、
その水平動配管22の端部にさらに下方に延びるパイプ
24を接続し、このパイプ24にホース13を連結する
とともにホース端に積込ノズル14を装着して、台車1
1に搭載された例えば前記渦巻ばね式の巻取りドラムに
巻いたケーブル12aで昇降自在に懸垂したものであ
る。
台車11との間に上記同様に水平動配管22を配設し、
その水平動配管22の端部にさらに下方に延びるパイプ
24を接続し、このパイプ24にホース13を連結する
とともにホース端に積込ノズル14を装着して、台車1
1に搭載された例えば前記渦巻ばね式の巻取りドラムに
巻いたケーブル12aで昇降自在に懸垂したものであ
る。
【0018】このように台車11によりガイド梁10沿
いに走行可能でかつ昇降可能に支持された積込ノズル1
4は、ガイド梁10の軸線を含む垂直平面内で前後,上
下に2次元運動(平面運動)が可能である。次に上記タ
ンクローリ積込設備の作用を説明する。タンクローリT
Rの運転手は、ローリ建屋1の車線2にタンクローリを
乗り入れてから、タンクローリTRのタンクT上に登
り、所望の油種を選んでその積込装置12を操作し、積
込ノズル14をタンクTの上部の積込口27に差し込
む。
いに走行可能でかつ昇降可能に支持された積込ノズル1
4は、ガイド梁10の軸線を含む垂直平面内で前後,上
下に2次元運動(平面運動)が可能である。次に上記タ
ンクローリ積込設備の作用を説明する。タンクローリT
Rの運転手は、ローリ建屋1の車線2にタンクローリを
乗り入れてから、タンクローリTRのタンクT上に登
り、所望の油種を選んでその積込装置12を操作し、積
込ノズル14をタンクTの上部の積込口27に差し込
む。
【0019】すなわち、積込装置がタイプ12Aの場
合、積込ノズル14は台車11に搭載された渦巻ばね式
の巻取りドラムに巻いたケーブル12aでガイド梁10
の下に懸垂されており、流量計ユニット7に直接に接続
されているホース13は弛んで輪をつくり下方に垂れ下
がっている。タンクT上に登った作業員は頭上の積込ノ
ズル14を手に持って、下に引き降ろす。これによりケ
ーブル12aがドラムから引き出され、積込ノズル14
が下降すると共に弛んだホース13が下方に引き延ばさ
れる。このとき、台車11がタンクT上の所定の積込口
27の真上からずれていたらケーブル12aを手で引い
て、台車11をガイド梁10沿いに移動させて所定の積
込口27の真上に曳き寄せる。このようにして、ケーブ
ル12aを引っ張って操作するだけで、積込ノズル14
を容易に積込口27に挿入することができる。
合、積込ノズル14は台車11に搭載された渦巻ばね式
の巻取りドラムに巻いたケーブル12aでガイド梁10
の下に懸垂されており、流量計ユニット7に直接に接続
されているホース13は弛んで輪をつくり下方に垂れ下
がっている。タンクT上に登った作業員は頭上の積込ノ
ズル14を手に持って、下に引き降ろす。これによりケ
ーブル12aがドラムから引き出され、積込ノズル14
が下降すると共に弛んだホース13が下方に引き延ばさ
れる。このとき、台車11がタンクT上の所定の積込口
27の真上からずれていたらケーブル12aを手で引い
て、台車11をガイド梁10沿いに移動させて所定の積
込口27の真上に曳き寄せる。このようにして、ケーブ
ル12aを引っ張って操作するだけで、積込ノズル14
を容易に積込口27に挿入することができる。
【0020】積込装置がタイプ12Bの場合は、積込ノ
ズル14はジャバラパイプ23の縮みによりガイド梁1
0の下に懸垂されている。作業員は頭上に位置するその
積込ノズル14を手に持って、下に引き降ろす。これに
よりジャバラパイプ23が延びて、積込ノズル14は下
降する。このとき、台車11がタンクT上の所定の積込
口27の真上からずれていたら、ジャバラパイプ23を
手で引いて、台車11をガイド梁10沿いに移動させて
所定の積込口27の真上に曳き寄せる。すると、流量計
ユニット7と台車11との間に配設されている水平動配
管22が3個のスイベル継手20の垂直軸を中心に軽く
滑らかに水平に旋回して、水平動配管22の下端側を支
持した台車11の直線移動に追従するから、台車11は
容易に移動できる。このようにして、ジャバラパイプ2
3を引っ張って操作するだけで、同様に積込ノズル14
を容易に積込口27に挿入することができる。この場
合、水平動配管22の重量もジャバラパイプ23及び積
込ノズル14の重量も全て台車11で受け止めているか
ら、作業員の労力は僅かで済む。しかも、水平動配管2
2は、タンクT上に登った作業員の頭より高いガイド梁
10の上方に位置して水平旋回するため、作業員に衝突
する危険は全くなく安全に作業できる。
ズル14はジャバラパイプ23の縮みによりガイド梁1
0の下に懸垂されている。作業員は頭上に位置するその
積込ノズル14を手に持って、下に引き降ろす。これに
よりジャバラパイプ23が延びて、積込ノズル14は下
降する。このとき、台車11がタンクT上の所定の積込
口27の真上からずれていたら、ジャバラパイプ23を
手で引いて、台車11をガイド梁10沿いに移動させて
所定の積込口27の真上に曳き寄せる。すると、流量計
ユニット7と台車11との間に配設されている水平動配
管22が3個のスイベル継手20の垂直軸を中心に軽く
滑らかに水平に旋回して、水平動配管22の下端側を支
持した台車11の直線移動に追従するから、台車11は
容易に移動できる。このようにして、ジャバラパイプ2
3を引っ張って操作するだけで、同様に積込ノズル14
を容易に積込口27に挿入することができる。この場
合、水平動配管22の重量もジャバラパイプ23及び積
込ノズル14の重量も全て台車11で受け止めているか
ら、作業員の労力は僅かで済む。しかも、水平動配管2
2は、タンクT上に登った作業員の頭より高いガイド梁
10の上方に位置して水平旋回するため、作業員に衝突
する危険は全くなく安全に作業できる。
【0021】積込装置がタイプ12Cの場合は、ジャバ
ラパイプ23の代わりにホース13を使用して上記タイ
プ12Aとタイプ12Bのものを組み合わせたような構
成であり、したがって両タイプの場合に準じた作用・効
果となる。本実施態様によれば、いずれのタイプであっ
ても、流量計ユニット7から積込ノズル14に至る給油
経路は、作業員の頭上に位置するガイド梁10より上方
ではガイド梁で案内されつつ水平2次元運動が可能であ
るが、ガイド梁10の下方では上下方向の2次元運動の
みであり、ローディングアームを用いた従来のタンクロ
ーリ積込設備の場合のように、ガイドレールの下方にお
ける3次元の自由運動ではないから、タンクローリ上で
の作業を楽に安全に行うことができる。
ラパイプ23の代わりにホース13を使用して上記タイ
プ12Aとタイプ12Bのものを組み合わせたような構
成であり、したがって両タイプの場合に準じた作用・効
果となる。本実施態様によれば、いずれのタイプであっ
ても、流量計ユニット7から積込ノズル14に至る給油
経路は、作業員の頭上に位置するガイド梁10より上方
ではガイド梁で案内されつつ水平2次元運動が可能であ
るが、ガイド梁10の下方では上下方向の2次元運動の
みであり、ローディングアームを用いた従来のタンクロ
ーリ積込設備の場合のように、ガイドレールの下方にお
ける3次元の自由運動ではないから、タンクローリ上で
の作業を楽に安全に行うことができる。
【0022】また、ステージが不要であるから、その分
(およそ30%程度)設備面積が節約される結果とな
り、土地の有効利用ができる。また、流量計ユニットを
ローリ建屋の上部に配置して主配管に近接させたため、
従来のように狭いステージ下に複数台の流量計が設置さ
れ配管類が錯綜するというようなことがなくなり、配管
経路が単純化できて保守作業が容易である。
(およそ30%程度)設備面積が節約される結果とな
り、土地の有効利用ができる。また、流量計ユニットを
ローリ建屋の上部に配置して主配管に近接させたため、
従来のように狭いステージ下に複数台の流量計が設置さ
れ配管類が錯綜するというようなことがなくなり、配管
経路が単純化できて保守作業が容易である。
【0023】また、可動部である水平動配管22,ホー
ス,積込ノズル14等の各機器をガイド梁10上の台車
11で支持する構成としたことにより、なかでも比較的
重量の大きい水平動配管22にかかるモーメントが従来
の片持ち式のローディングアームに比して遙に小さくな
り、機器の寿命が長くなる。また、融通のきくフレキシ
ブルなホース先端に積込ノズル14を接続した構成とし
たため、大型ローリに限らず、小型ローリへの給油にも
対応できる。
ス,積込ノズル14等の各機器をガイド梁10上の台車
11で支持する構成としたことにより、なかでも比較的
重量の大きい水平動配管22にかかるモーメントが従来
の片持ち式のローディングアームに比して遙に小さくな
り、機器の寿命が長くなる。また、融通のきくフレキシ
ブルなホース先端に積込ノズル14を接続した構成とし
たため、大型ローリに限らず、小型ローリへの給油にも
対応できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
のタンクローリ積込設備によれば、ローリ建屋上部に配
設された配管路から流量計ユニットを経て供給される油
を積込ノズルを介してタンクローリのタンク内に積み込
む設備であって、ローリ車線上方に、ローリ上に立つ作
業員の頭より高い位置にガイド梁を延設して、そのガイ
ド梁上に直線駆動可能に駆動部を配設し、流量計ユニッ
トと駆動部との間にスイベル継手を介して水平動配管を
介在せしめると共に、駆動部の真下にフレキシブルホー
ス等を介して昇降自在に積込ノズルを懸垂支持して給油
経路を構成したため、ガイドレールの下方において3次
元方向に自由に動くローディングアームを用いた場合の
ように作業員が取扱中にバランスを崩したり、衝突され
たりするなどという事態が防止されて、安全かつ容易に
作業ができるという効果を奏する。
のタンクローリ積込設備によれば、ローリ建屋上部に配
設された配管路から流量計ユニットを経て供給される油
を積込ノズルを介してタンクローリのタンク内に積み込
む設備であって、ローリ車線上方に、ローリ上に立つ作
業員の頭より高い位置にガイド梁を延設して、そのガイ
ド梁上に直線駆動可能に駆動部を配設し、流量計ユニッ
トと駆動部との間にスイベル継手を介して水平動配管を
介在せしめると共に、駆動部の真下にフレキシブルホー
ス等を介して昇降自在に積込ノズルを懸垂支持して給油
経路を構成したため、ガイドレールの下方において3次
元方向に自由に動くローディングアームを用いた場合の
ように作業員が取扱中にバランスを崩したり、衝突され
たりするなどという事態が防止されて、安全かつ容易に
作業ができるという効果を奏する。
【0025】また、従来のように建屋の床にステージを
設けずにタンクローリへの積込作業が可能であり、設備
面積が節約される。また、配管経路が単純化できて保守
作業も容易になる。さらには、水平動配管はローディン
グアームのように片持式ではないため、取付部に大きな
モーメントが加わり故障することが防止され、機器の寿
命が延長される。
設けずにタンクローリへの積込作業が可能であり、設備
面積が節約される。また、配管経路が単純化できて保守
作業も容易になる。さらには、水平動配管はローディン
グアームのように片持式ではないため、取付部に大きな
モーメントが加わり故障することが防止され、機器の寿
命が延長される。
【0026】また、駆動部に昇降装置を設けて積込ノズ
ルを昇降自在に懸垂支持したことにより、例えばジャバ
ラパイプ以外のホースを用いることができて配管形態の
自由度が増し、大小のローリその他種々の形態に対応容
易となる。請求項2の発明によれば、昇降装置をばね方
式の巻取機としたことにより、設備が簡略化され、低コ
ストとなる。
ルを昇降自在に懸垂支持したことにより、例えばジャバ
ラパイプ以外のホースを用いることができて配管形態の
自由度が増し、大小のローリその他種々の形態に対応容
易となる。請求項2の発明によれば、昇降装置をばね方
式の巻取機としたことにより、設備が簡略化され、低コ
ストとなる。
【0027】請求項3の発明によれば、昇降装置はモー
タ駆動方式としたことにより、重量のあるノズル配管で
も容易に操作できる。請求項4の発明によれば、駆動部
を手動走行式としたことにより、設備が簡略化され、低
コストとなる。
タ駆動方式としたことにより、重量のあるノズル配管で
も容易に操作できる。請求項4の発明によれば、駆動部
を手動走行式としたことにより、設備が簡略化され、低
コストとなる。
【図1】本発明の実施形態の一例を示すローリ建屋の平
面図である。
面図である。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】図1のIII −III 線矢視図である。
【図4】スイベル継手の断面図である。
【図5】従来例のタンクローリ積込設備の図2に対応す
る矢視図である。
る矢視図である。
1 ローリ建屋 2 ローリ車線 5 主配管 7 流量計ユニット 10 ガイド梁 11 駆動部 12 積込装置 14 積込ノズル 20 スイベル継手 22 水平動配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67D 5/04
Claims (4)
- 【請求項1】 ローリ建屋上部に配設された配管路から
流量計ユニットを経て供給される油を積込ノズルを介し
てタンクローリのタンク内に積み込む設備であって、ロ
ーリ車線の中心線上に、ローリタンク上に立つ作業員の
頭より高くガイド梁を延設し、該ガイド梁上に直線駆動
可能に駆動部を配設して、前記流量計ユニットと前記駆
動部との間に、スイベル継手を介して垂直軸を中心に旋
回自在に接続した水平動配管を介在せしめると共に、前
記駆動部に昇降装置を設けて該昇降装置により駆動部の
真下にフレキシブルホース等を介して前記積込ノズルを
昇降自在に懸垂支持したことを特徴とするタンクローリ
積込設備。 - 【請求項2】 前記昇降装置をばねの弾性力で巻取る方
式の巻取機としたことを特徴とする請求項1記載のタン
クローリ積込設備。 - 【請求項3】 前記昇降装置をモータ駆動方式の巻取機
としたことを特徴とする請求項1記載のタンクローリ積
込設備。 - 【請求項4】 前記駆動部は手で曳かれて移動する手動
走行式としたことを特徴とする請求項1ないし3のいず
れか記載のタンクローリ積込設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17059895A JP3195198B2 (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | タンクローリ積込設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17059895A JP3195198B2 (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | タンクローリ積込設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0920398A JPH0920398A (ja) | 1997-01-21 |
JP3195198B2 true JP3195198B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=15907820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17059895A Expired - Fee Related JP3195198B2 (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | タンクローリ積込設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3195198B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113148937B (zh) * | 2021-06-02 | 2023-08-01 | 河北工业大学 | 一种流体自动罐装鹤管系统 |
-
1995
- 1995-07-06 JP JP17059895A patent/JP3195198B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0920398A (ja) | 1997-01-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |