JP3195189U

JP3195189U - アクセサリー

Info

Publication number: JP3195189U
Application number: JP2014005587U
Authority: JP
Inventors: 大崎一世
Original assignee: 大崎一世
Priority date: 2014-10-21
Filing date: 2014-10-21
Publication date: 2015-01-08
Anticipated expiration: 2024-10-21

Abstract

【課題】見た目が普通のアクセサリーとなんら異ならず、しかも日常的に故人や縁故者、亡きペットと触れ合うことができ、毎日、人知れず供養することが可能、あるいは縁故者との一体感を感じることが可能なアクセサリーを提供する。【解決手段】銀粘土に故人や縁故者、亡くなったペットの身体形成物を混合し、焼成して形成する。身体形成物として遺骨を用いて形成する。または、身体形成物として毛髪を用いて形成する。【選択図】図１

Description

本考案はアクセサリーに関し、より詳しくは故人や亡きペットの遺骨、遺灰、毛髪等、あるいは縁故者の毛髪等を含有するアクセサリーに関する。

ペットロスや親しい縁者の死による大きな精神的苦痛を軽減するため、遺骨の一部を常時携帯することがある。具体的にはペンダントトップやチャームとして使用するピルケースやピルケース型の金属ケースに故人や亡きペットの遺骨、遺灰を収納して手元供養するカロートネックレスなるものが市販されている。

この種のネックレスは、これを首に装着すれば、日常的に故人や亡きペットと触れ合うことができ、毎日、人知れず供養することができるというものである。

特許文献１には、光硬化型化学合成樹脂と光照射装置により人の毛髪や骨を密封埋封保存したメモリアル装身具が開示されている。

特許文献２には、硬化性を有する成型用樹脂により所定の形状に成型されたアクセサリーに遺骨を埋め込んだ装飾品が開示されている。

特許文献３には、真珠ルースの頂部にアクセサリーチェーン等にぶら下げるための金具が取り付けられた真珠のアクセサリーであって、真珠ルースの内部に、その内部が頂部側から刳り貫かれて遺骨の砕片や遺灰を収納するための空洞が形成されると共に、該空洞の入口が開口する真珠ルースの頂部に、前記空洞の入口に雌ねじ穴を配したナットが固設され、前記金具が、前記ナットと螺合するボルトを有し、該ボルトの頭部が、前記ナットを覆い隠す傘型形状に形成された真珠のアクセサリーが開示されている。

特開２００６−２５５３６７号公報特開２００５−２７７１４号公報実用新案登録第３１３９４７７号公報

上記カロートネックレスは、そのケース内部に遺骨等が収納されていることが、他者にも分かることから、心理的圧迫感を与える恐れがある。

そこで本考案は、見た目が普通のアクセサリーとなんら異ならず、しかも日常的に故人や亡きペットと触れ合うことができ、毎日、人知れず供養することが可能なアクセサリーを提供することを目的とする。また、友人や知人、交際相手等の縁故者の身体形成物を含有し、身につけることで一体感や親密感を感じれるアクセサリーを提供することを目的とする。

上記の目的を達成する本考案の構成は次の通りである。

（１）請求項１に記載の考案は、銀粘土に故人や縁故者、亡くなったペット等の身体形成物を混合し、焼成して形成した。

（２）請求項２に記載の考案は、請求項１に記載のアクセサリーにおいて、身体形成物として遺骨を用いて形成した。

（３）請求項３に記載の考案は、請求項１に記載のアクセサリーにおいて、身体形成物として毛髪を用いて形成した。

上記のように構成される本考案が、如何に作用して課題を解決するかを図面を参照しながら概説する。

本考案に係るアクセサリー、は銀粘土に故人や縁故者、亡くなったペットの身体形成物を混合し、焼成して形成される。

ここに銀粘土を形成している物質は、マイクロサイズの銀粉末、水分、結合材（バインダー）から成っており、粘土の状態で造形をしたあとに、乾燥させることで水分を蒸発させ、高温で焼くことで結合材が焼失し、純銀粉末を用いた場合、純度９９．９％の純銀だけが残ることになる。かような特質を持つ銀粘土に身体形成物を混合して焼成することから、本考案を指輪１として実施した図１に示すごとく、見た目は通常の銀製のアクセサリーとなんら異ならず、したがって、人知れず供養することが可能なアクセサリーを提供することが可能となるのである。

また、縁故者の身体形成物を混合して作成すれば、身に着けることで一体感や親密感を感じれるアクセサリーを提供することが可能となるのである。

本考案の実施例たる指輪の斜視図

以下、好ましい考案の一実施形態につき、図面を参照しながら概説する。なお、本考案の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。

本考案に係るアクセサリーは、銀粘土に故人や縁故者、亡くなったペットの身体形成物を混合し、焼成して形成してある。ここに銀粘土とはマイクロサイズまで微粒化した銀を結合材（バインダーと呼ばれる）などと混練した粘土状の素材である。銀の融点（９６１．９３℃）よりもかなり低い温度で焼結する特長を持ち、粘土細工を造形する要領で手軽に銀製アクセサリーを作ることができるものである。

より具体的な銀粘土の構成は、銀粉末と、セルローズと水とを配合してなるゼリー状バインダーと、フタル酸−ｎジブチルからなる粘着防止剤等から成るものである。

係る組成より成る銀粘土に、故人や縁故者、亡くなったペットの身体形成物、具体的には遺骨や毛髪を粉末状あるいは細分化したものを混合し、よく練ったうえで所望のアクセサリー形状に造形し、焼結するものである。焼結方法はガスコンロに焼成網をのせ、その上に前記造形物を置き、着火焼成するといった方法が可能である。

１・・指輪

Claims

銀粘土に故人や縁故者、亡くなったペット等の身体形成物を混合し、焼成して形成されるアクセサリー。
身体形成物が遺骨である請求項１に記載のアクセサリー。
身体形成物が毛髪である請求項１に記載のアクセサリー。