JP3195107U - 保冷剤収容具 - Google Patents
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Abstract
【課題】衣服を着用した状態のままで衣服の内側に装着でき、装着に時間と手間がかからない、冷却効果の高い保冷剤収容具を提供する。【解決手段】人が装着して両腋の下を冷却するための保冷剤収容具100は、装着時に人の首の後部から前に吊り下げられるベルト300と、開口部を有し、保冷剤を収容可能であり、前記開口部の近傍がベルト300の一端に着脱可能に接続される第1の袋体200と、開口部を有し、保冷剤を収容可能であり、前記開口部の近傍がベルト300の他端に着脱可能に接続される第2の袋体200と、を備える。【選択図】図1
Description
本考案は、両腋の下を冷却するために好適な保冷剤収容具に関する。
発熱時や熱中症の初期段階に、両腋の下を冷却することにより解熱することが効果的であることが従来から知られている。
両腋の下を冷却する保冷剤収容具としては、装着時に保冷剤が両腋部分に位置する構造を有するものであって、装着時に肩吊り下げ用帯状片に両腕を通し、保冷剤の収納袋を腋の下の部分に位置するようにする保冷剤収容具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記保冷剤収容具は、冷却効果を損なわないようにするためには衣服の内側に装着する必要があり、装着時の脱衣及び着衣に対する時間と手間が余計にかかってしまうという問題点があった。
また、衣服を着用した状態のままで前記保冷剤収容具を装着すると、保冷剤収容具が備える保冷剤等が衣服の外側から対象部位を冷却することになり、衣服の内側に装着する場合よりも冷却効果が損なわれてしまうなどの問題点があった。
両腋の下を冷却する保冷剤収容具としては、装着時に保冷剤が両腋部分に位置する構造を有するものであって、装着時に肩吊り下げ用帯状片に両腕を通し、保冷剤の収納袋を腋の下の部分に位置するようにする保冷剤収容具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記保冷剤収容具は、冷却効果を損なわないようにするためには衣服の内側に装着する必要があり、装着時の脱衣及び着衣に対する時間と手間が余計にかかってしまうという問題点があった。
また、衣服を着用した状態のままで前記保冷剤収容具を装着すると、保冷剤収容具が備える保冷剤等が衣服の外側から対象部位を冷却することになり、衣服の内側に装着する場合よりも冷却効果が損なわれてしまうなどの問題点があった。
したがって、衣服を着用した状態のままで衣服の内側に装着でき、装着に時間と手間がかからない、冷却効果の高い保冷剤収容具の提供が望まれているのが現状である。
本考案は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本考案は、衣服を着用した状態のままで衣服の内側に装着でき、装着に時間と手間がかからない、冷却効果の高い保冷剤収容具を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては、以下のとおりである。
<1> 人が装着して両腋の下を冷却するための保冷剤収容具であって、装着時に前記人の首の後部から前に吊り下げられるベルトと、開口部を有し、保冷剤を収容可能であり、前記開口部の近傍が前記ベルトの一端に着脱可能に接続される第1の袋体と、開口部を有し、保冷剤を収容可能であり、前記開口部の近傍が前記ベルトの他端に着脱可能に接続される第2の袋体と、を備えることを特徴とする保冷剤収容具である。
<2> 第1の袋体及び第2の袋体が扁平形状であり、該扁平形状の前記第1の袋体及び前記第2の袋体における扁平開口部の一端側近傍が前記ベルトに着脱可能に接続され、前記ベルトの長さ方向における中央部で前記ベルトを折り曲げた時、前記第1の袋体と前記第2の袋体とが対称形状である、前記<1>に記載の保冷剤収容具である。
<3> 第1の袋体及び第2の袋体が、基材と、前記基材上に固定され、一端開口の収容部を形成するポケットと、を備える、前記<1>から<2>のいずれかに記載の保冷剤収容具である。
<4> 前記ベルトに着脱可能な前記第1の袋体の部位が面ファスナ構造を有し、前記ベルトに着脱可能な前記第2の袋体の部位が面ファスナ構造を有し、前記第1の袋体及び前記第2の袋体に着脱可能な前記ベルトの両端の部位が面ファスナ構造を有する、前記<1>から<3>のいずれかに記載の保冷剤収容具である。
<5> 開口部を有し、保冷剤を収容可能であり、前記開口部の近傍が前記ベルトの予め定められた範囲に着脱可能に接続される第3の袋体をさらに備える、前記<1>から<4>のいずれかに記載の保冷剤収容具である。
<1> 人が装着して両腋の下を冷却するための保冷剤収容具であって、装着時に前記人の首の後部から前に吊り下げられるベルトと、開口部を有し、保冷剤を収容可能であり、前記開口部の近傍が前記ベルトの一端に着脱可能に接続される第1の袋体と、開口部を有し、保冷剤を収容可能であり、前記開口部の近傍が前記ベルトの他端に着脱可能に接続される第2の袋体と、を備えることを特徴とする保冷剤収容具である。
<2> 第1の袋体及び第2の袋体が扁平形状であり、該扁平形状の前記第1の袋体及び前記第2の袋体における扁平開口部の一端側近傍が前記ベルトに着脱可能に接続され、前記ベルトの長さ方向における中央部で前記ベルトを折り曲げた時、前記第1の袋体と前記第2の袋体とが対称形状である、前記<1>に記載の保冷剤収容具である。
<3> 第1の袋体及び第2の袋体が、基材と、前記基材上に固定され、一端開口の収容部を形成するポケットと、を備える、前記<1>から<2>のいずれかに記載の保冷剤収容具である。
<4> 前記ベルトに着脱可能な前記第1の袋体の部位が面ファスナ構造を有し、前記ベルトに着脱可能な前記第2の袋体の部位が面ファスナ構造を有し、前記第1の袋体及び前記第2の袋体に着脱可能な前記ベルトの両端の部位が面ファスナ構造を有する、前記<1>から<3>のいずれかに記載の保冷剤収容具である。
<5> 開口部を有し、保冷剤を収容可能であり、前記開口部の近傍が前記ベルトの予め定められた範囲に着脱可能に接続される第3の袋体をさらに備える、前記<1>から<4>のいずれかに記載の保冷剤収容具である。
本考案によれば、従来における諸問題を解決でき、衣服を着用した状態のままで衣服の内側に装着でき、装着に時間と手間がかからない、冷却効果の高い保冷剤収容具を提供することができる。
本考案の保冷剤収容具は、人が装着して両腋の下を冷却するための保冷剤収容具であって、装着時に前記人の首の後部から前に吊り下げられるベルトと、開口部を有し、保冷剤を収容可能であり、前記開口部の近傍が前記ベルトの一端に着脱可能に接続される第1の袋体と、開口部を有し、保冷剤を収容可能であり、前記開口部の近傍が前記ベルトの他端に着脱可能に接続される第2の袋体と、を備えることを特徴とする。
本考案の保冷剤収容具の装着時には、ベルトを首の後部から前に吊り下げ、袋体及びベルトを接続し、袋体を腋の下に挟むように装着し、袋体に保冷剤を収納する。ベルトが首の後部から前に掛かっているので、装着者が多少動いたとしても、袋体が腋の下から落ちることがない。さらに、本考案の保冷剤収容具の装着時には、ベルトを首の後部から前に吊り下げてから袋体を腋の下に挟むので、装着者が衣服を着用している場合であっても、本考案の保冷剤収容具を、衣服を着用した状態のままで衣服の内側に装着可能である。このように、本考案の保冷剤収容具は、衣服を着用した状態のままで衣服の内側に装着可能であるので、準備や装着に手間や時間がかからない。また、袋体及びベルトが着脱可能な構造を有しているので、別々に洗濯することも可能である。
本考案の保冷剤収容具の第1の袋体及び第2の袋体が扁平形状であるのが好ましい。こうすると、袋体の他の形状を有する場合と比較して、装着がより容易になり、装着時の袋体がより安定する。また、該扁平形状の前記第1の袋体及び前記第2の袋体における扁平開口部の一端側近傍が前記ベルトに着脱可能に接続されるのが好ましい。こうすると、ベルトが袋体の他の部分に接続されている場合と比較して、装着時の袋体がより安定する。さらに、前記ベルトの長さ方向における中央部で前記ベルトを折り曲げた時、前記第1の袋体と前記第2の袋体とが対称形状であるのが好ましい。こうすると、対称形状でない場合と比較して、左右のバランスが良くなり、装着時の袋体がより安定する。
本考案の保冷剤収容具の第1の袋体及び第2の袋体が、基材と、前記基材上に固定され、一端開口の収容部を形成するポケットと、を備えるのが好ましい。こうすると、本考案の保冷剤収容具を装着した状態のままで保冷剤を容易に交換することができるので、本考案の保冷剤収容具を長時間使用することができる。
本考案の保冷剤収容具のベルトに着脱可能な前記第1の袋体の部位が面ファスナ構造を有し、前記ベルトに着脱可能な前記第2の袋体の部位が面ファスナ構造を有し、前記第1の袋体及び前記第2の袋体に着脱可能な前記ベルトの両端の部位が面ファスナ構造を有するのが好ましい。こうすると、本考案の保冷剤収容具が軽量化され、より快適に装着でき、洗濯もより容易になる。
本考案の保冷剤収容具は、開口部を有し、保冷剤を収容可能であり、前記開口部の近傍がベルトの予め定められた範囲に着脱可能に接続される第3の袋体をさらに備えるのが好ましい。こうすると、腋の下の部分に加えて、首の後部や首筋部分も冷却できる。
(第1の実施例)
ここで、図面を用いて、本考案の第1の実施例の保冷剤収容具について詳細に説明する。
図1は、本考案の第1の実施例の保冷剤収容具の一例である保冷剤収容具100を示す概略図である。保冷剤収容具100は、第1の袋体200、第2の袋体200、及びベルト300を備える。保冷剤収容具100の装着時には、袋体200に保冷剤を収納し、袋体200及びベルト300を接続し、ベルト300を首から吊り下げ、次いで袋体200を腋の下に挟むように装着するのが好ましいが、これらの順序は、任意に入れ替えても問題ない。
ベルト300の長さ方向における中央部で前記ベルトを折り曲げた時、第1の袋体200と第2の袋体200とが対称形状であるのが好ましい。こうすると、対称形状でない場合と比較して、左右のバランスが良くなり、装着時の袋体がより安定する。
ここで、図面を用いて、本考案の第1の実施例の保冷剤収容具について詳細に説明する。
図1は、本考案の第1の実施例の保冷剤収容具の一例である保冷剤収容具100を示す概略図である。保冷剤収容具100は、第1の袋体200、第2の袋体200、及びベルト300を備える。保冷剤収容具100の装着時には、袋体200に保冷剤を収納し、袋体200及びベルト300を接続し、ベルト300を首から吊り下げ、次いで袋体200を腋の下に挟むように装着するのが好ましいが、これらの順序は、任意に入れ替えても問題ない。
ベルト300の長さ方向における中央部で前記ベルトを折り曲げた時、第1の袋体200と第2の袋体200とが対称形状であるのが好ましい。こうすると、対称形状でない場合と比較して、左右のバランスが良くなり、装着時の袋体がより安定する。
図2は、本考案の第1の実施例の保冷剤収容具100の袋体の一例である袋体200を示す概略図である。袋体200の基材の形状は、扁平形状であるとともに、面取りされた略四角形であってもよい。Aは袋体200の表側を示し、Bは袋体200の裏側を示す。
袋体200の基材の表面212には、一端開口の収容部を形成するポケット214が設けられてもよい。こうすると、本考案の保冷剤収容具100を装着した状態のままで保冷剤を容易に交換することができるので、本考案の保冷剤収容具100を長時間使用することができる。
袋体200の基材の裏面222には、ポケット214における扁平開口部の一端側近傍にベルト300を着脱可能なベルト着脱部224が設けられる。ポケット214における扁平開口部が上側に向くように袋体200を配置したときに、前記扁平開口部の一端側近傍として、前記略四角形の右上隅部及び左上隅部のいずれかを選択してもよい。こうすると、本考案の保冷剤収容具100の装着時に、袋体200が収納する保冷剤が丁度腋の下の部分に位置するようになる。前記扁平開口部には、例えば線ファスナ等の開閉可能な留め具を設けてもよい。こうすると、保冷剤が袋体200内により安定に収納される。
ベルト着脱部224は、オス側面ファスナ構造を有してもよい。こうすると、本考案の保冷剤収容具100が軽量化され、より快適に装着でき、洗濯もより容易になる。
袋体200の基材の表面212には、一端開口の収容部を形成するポケット214が設けられてもよい。こうすると、本考案の保冷剤収容具100を装着した状態のままで保冷剤を容易に交換することができるので、本考案の保冷剤収容具100を長時間使用することができる。
袋体200の基材の裏面222には、ポケット214における扁平開口部の一端側近傍にベルト300を着脱可能なベルト着脱部224が設けられる。ポケット214における扁平開口部が上側に向くように袋体200を配置したときに、前記扁平開口部の一端側近傍として、前記略四角形の右上隅部及び左上隅部のいずれかを選択してもよい。こうすると、本考案の保冷剤収容具100の装着時に、袋体200が収納する保冷剤が丁度腋の下の部分に位置するようになる。前記扁平開口部には、例えば線ファスナ等の開閉可能な留め具を設けてもよい。こうすると、保冷剤が袋体200内により安定に収納される。
ベルト着脱部224は、オス側面ファスナ構造を有してもよい。こうすると、本考案の保冷剤収容具100が軽量化され、より快適に装着でき、洗濯もより容易になる。
袋体200の材質は、不織布であってもよい。不織布を用いることにより、本考案の保冷剤収容具100の冷却効率を向上することができる。また、不織布を用いることにより、本考案の保冷剤収容具100を水濡れに強くすることができ、本考案の保冷剤収容具100を装着したまま保冷剤のみを交換することにより、本考案の保冷剤収容具100を長時間使用することができる。
一般的には、概ね5〜10分位である保冷剤の溶解時間(有効時間)が経過するまでは、本考案の保冷剤収容具100は、冷却能力を維持する。保冷剤の溶解時間の経過に伴い本考案の保冷剤収容具100も冷却能力を失うが、ポケット214に収納された保冷剤を冷却された保冷剤と交換することにより、本考案の保冷剤収容具100を引き続き使用することができる。冷却された保冷剤を数多く準備しておけば、本考案の保冷剤収容具100を長時間使用することができる。収納する保冷剤は、市販の安価で小型のものを使用してもよい。安価で小型のものを使用することにより、家庭用冷凍庫等において冷却した数多くの保冷剤を、クーラーボックス等に入れて保管及び運搬することができる。
図3は、本考案の第1の実施例の保冷剤収容具100のベルトの一例であるベルト300を示す概略図である。ベルト300は、一端に第1の袋体着脱部310を備え、他端に第1の袋体着脱部312を備える。第1の袋体着脱部310及び312は、それぞれが袋体200を着脱可能である構造を有する。
袋体200及びベルト300は、ベルト着脱部224並びに第1の袋体着脱部310及び312において着脱可能な構造を有しているので、別々に洗濯することも可能である。
第1の袋体着脱部310及び312は、メス側面ファスナ構造を有してもよい。こうすると、本考案の保冷剤収容具100が軽量化され、より快適に装着でき、洗濯もより容易になる。また、第1の袋体着脱部310及び312は、扁平形状をしたクリップ構造を有してもよい。こうすると、第1の袋体着脱部310及び312は、袋体200をその任意の部位で着脱することができ、さらに保冷剤を直接に着脱することもできる。
ベルト300は、さらに伸縮部320を備えてもよい。伸縮部320は、保冷剤収容具100を装着した場合に、袋体200が収納する保冷剤が装着者の腋の下の部分に位置するように、伸縮可能である構造を有してもよい。例えば、伸縮部320の材質は、ゴムであってもよい。10cm程度の範囲でベルトの長さを調節可能にすれば、装着者の体の大小にも対応することができる。
袋体200及びベルト300は、ベルト着脱部224並びに第1の袋体着脱部310及び312において着脱可能な構造を有しているので、別々に洗濯することも可能である。
第1の袋体着脱部310及び312は、メス側面ファスナ構造を有してもよい。こうすると、本考案の保冷剤収容具100が軽量化され、より快適に装着でき、洗濯もより容易になる。また、第1の袋体着脱部310及び312は、扁平形状をしたクリップ構造を有してもよい。こうすると、第1の袋体着脱部310及び312は、袋体200をその任意の部位で着脱することができ、さらに保冷剤を直接に着脱することもできる。
ベルト300は、さらに伸縮部320を備えてもよい。伸縮部320は、保冷剤収容具100を装着した場合に、袋体200が収納する保冷剤が装着者の腋の下の部分に位置するように、伸縮可能である構造を有してもよい。例えば、伸縮部320の材質は、ゴムであってもよい。10cm程度の範囲でベルトの長さを調節可能にすれば、装着者の体の大小にも対応することができる。
図4は、本考案の第1の実施例の保冷剤収容具の装着状態の一例を示す概略図である。本考案の保冷剤収容具を装着する場合には、まず、袋体200に保冷剤を入れ、袋体をベルト300に装着し、ベルト300を首の後部から前に吊り下げ、次いで袋体200を腋の下に挟むのが好ましい。ベルト300が首の後部から掛かっているので、本考案の保冷剤収容具の装着者が多少動いたとしても、袋体200が腋の下から落ちることがない。また、ベルト300が袋体200の上隅部に接続されているので、ベルト300が袋体200の他の部分に接続されている場合と比較して、袋体200がより安定する。さらに、本考案の保冷剤収容具の装着時には、ベルト300を首の後部から前に吊り下げてから袋体200を腋の下に挟むので、装着者が衣服を着用している場合であっても、衣服を着用した状態のままで本考案の保冷剤収容具を着用することが可能である。このように、本考案の保冷剤収容具は、衣服を着用した状態のままで衣服の内側に装着できるので、準備や装着に手間や時間がかからない。
(第2の実施例)
図5は、本考案の第2の実施例の保冷剤収容具のベルトの一例であるベルト500を示す概略図である。ベルト500は、第1の袋体着脱部510及び512、伸縮部520及び522、第2の袋体着脱部530、及び第3の袋体着脱部540及び542を備える。第1の袋体着脱部510及び512は、それぞれ図3の第1の袋体着脱部310及び312に対応し、伸縮部520及び522は、それぞれ図3の伸縮部320に対応する。
図5は、本考案の第2の実施例の保冷剤収容具のベルトの一例であるベルト500を示す概略図である。ベルト500は、第1の袋体着脱部510及び512、伸縮部520及び522、第2の袋体着脱部530、及び第3の袋体着脱部540及び542を備える。第1の袋体着脱部510及び512は、それぞれ図3の第1の袋体着脱部310及び312に対応し、伸縮部520及び522は、それぞれ図3の伸縮部320に対応する。
第2の袋体着脱部530はベルト500の略中央部に設けられ、第3の袋体着脱部540及び542は、ベルト500に摺動可能に取り付けられる。第3の袋体着脱部540及び542は、柔軟な素材から作られるのが好ましい。第2の袋体着脱部530並びに第3の袋体着脱部540及び542は、それぞれメス側面ファスナ構造を有してもよい。第2の袋体着脱部530並びに第3の袋体着脱部540及び542には、それぞれ保冷剤を収納した袋体を着脱できる。第3の袋体着脱部540及び542が略8の字型の形状を有すると、袋体が取り付けられていない場合は摺動可能であり、袋体が取り付けられている場合はその位置が固定されるので、好適であるが、第3の袋体着脱部540及び542は、ベルト500に摺動可能に取り付けられる任意の形状を有してもよい。図5に示されたベルト500は、1つの第2の袋体着脱部530並びに2つの第3の袋体着脱部540及び542を備えているが、ベルト500は、少なくとも1つの第2の袋体着脱部530並びに少なくとも1つの第3の袋体着脱部540及び542のいずれか又は両方を備えてもよい。このように、第2の袋体着脱部530並びに第3の袋体着脱部540及び542を備えることによって、腋の下の部分に加えて、首の後部及び首筋部分も冷却できる。
図6は、本考案の第2の実施例の保冷剤収容具の袋体の一例である袋体600を示す概略図である。袋体600、袋体600の基材の表面612、ポケット614、袋体600の基材の裏面622、ベルト着脱部624は、図2の袋体200、袋体200の基材の表面212、ポケット214、袋体200の基材の裏面222、ベルト着脱部224にそれぞれ対応する。袋体600は、ベルト着脱部624がポケット614の扁平開口部の一端側近傍に代えて基材の裏面622の略中央部に設けられていることを除いて、袋体200と同様の構造を有する。袋体600は、第2の袋体着脱部530並びに第3の袋体着脱部540及び542に着脱するのに好適である。
図7は、本考案の第2の実施例の保冷剤収容具の装着状態の一例を示す概略図である。図7に示された本考案の第2の実施例の保冷剤収容具の装着の仕方は、図4に示された本考案の保冷剤収容具の装着の仕方と同様である。袋体600に保冷剤を収納し、第2の袋体着脱部及び第3の袋体着脱部の少なくとも1つに袋体600を装着し、それから人がベルト500を装着してもよいが、これらの順序は、任意である。ベルト500の装着時に、第2の袋体着脱部及び第3の袋体着脱部には、保冷剤を収納した袋体が装着されていても装着されていなくてもよい。第2の袋体着脱部及び第3の袋体着脱部がメス側面ファスナ構造を有する場合、保冷剤を収納した袋体200及び袋体600がベルト500に装着されていなくても、ベルト500の装着者が首の後ろや首筋部分に違和感を覚えることはない。
例えば、子供のサッカーやバスケットボールの試合中のハーフタイムの時間や、野球の試合中の攻撃側の時間に、本考案の保冷剤収容具を使用することによって、体温を下げコンディションを通常に近い状態に保つことができる。また、熱中症の初期段階であれば、患者を涼しいところに移動し、本考案の保冷剤収容具を使用して安静にしていれば、患者の早期回復が見込まれる。学校、病院、及びスポーツ施設等に本考案の保冷剤収容具を常備しておけば、熱中症や急な発熱にも早期に対処することができる。
以上、本考案の保冷剤収容具について詳細に説明したが、本考案は、上記実施形態に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変更しても差し支えない。例えば、保冷剤の代わりに氷を用いてもよい。また、本考案の保冷剤収容具の袋体に保冷剤の代わりに使い捨てカイロ等を収納すれば、腋の下の部分を暖めることも可能である。
100 保冷剤収容具
200 袋体
300 ベルト
200 袋体
300 ベルト
Claims (5)
- 人が装着して両腋の下を冷却するための保冷剤収容具であって、
装着時に前記人の首の後部から前に吊り下げられるベルトと、
開口部を有し、保冷剤を収容可能であり、前記開口部の近傍が前記ベルトの一端に着脱可能に接続される第1の袋体と、
開口部を有し、保冷剤を収容可能であり、前記開口部の近傍が前記ベルトの他端に着脱可能に接続される第2の袋体と、
を備えることを特徴とする保冷剤収容具。 - 第1の袋体及び第2の袋体が扁平形状であり、該扁平形状の前記第1の袋体及び前記第2の袋体における扁平開口部の一端側近傍が前記ベルトに着脱可能に接続され、
前記ベルトの長さ方向における中央部で前記ベルトを折り曲げた時、前記第1の袋体と前記第2の袋体とが対称形状である、請求項1に記載の保冷剤収容具。 - 第1の袋体及び第2の袋体が、
基材と、
前記基材上に固定され、一端開口の収容部を形成するポケットと、
を備える、請求項1から2のいずれかに記載の保冷剤収容具。 - 前記ベルトに着脱可能な前記第1の袋体の部位が面ファスナ構造を有し、前記ベルトに着脱可能な前記第2の袋体の部位が面ファスナ構造を有し、前記第1の袋体及び前記第2の袋体に着脱可能な前記ベルトの両端の部位が面ファスナ構造を有する、請求項1から3のいずれかに記載の保冷剤収容具。
- 開口部を有し、保冷剤を収容可能であり、前記開口部の近傍が前記ベルトの予め定められた範囲に着脱可能に接続される第3の袋体をさらに備える、請求項1から4のいずれかに記載の保冷剤収容具。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020186494A (ja) * | 2019-05-16 | 2020-11-19 | 株式会社金星 | 保冷材ホルダー |
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2014
- 2014-10-16 JP JP2014005517U patent/JP3195107U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2020186494A (ja) * | 2019-05-16 | 2020-11-19 | 株式会社金星 | 保冷材ホルダー |
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