JP3195027U - 湯煎式フードウォーマー - Google Patents

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hot water
food warmer
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container
heater
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健太郎 小澤
健太郎 小澤
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株式会社安吉
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Abstract

【課題】温度を上昇させるためのエネルギーも少なくて済み、さらに、内側容器とヒーターとの間に熱伝導率の良いアルミ板を挟むことにより、ヒーターからの熱を効率的に、かつ、均一に内側容器底部に伝えることができる湯煎式フードウォーマーを提供する。【解決手段】外側容器と内側容器30との間に液体40を介在させて、液体40をヒーター50の加熱手段で加温することにより、内側容器30中の料理等を保温するための湯煎式フードウォーマー10であって、内側容器30と外側容器との間の外側容器側に、断熱材60を設置したことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、料理毎に適した温度での保温が可能な湯煎式フードウォーマーに関する。さらに言えば、断熱材で容器の周囲を覆うことにより、熱が逃げ難いため、効率的に保温することのできる湯煎式フードウォーマーに関する。
ホテルのバイキング等で料理やスープ等を保温するために、加熱器や保温器が使用されていた。加熱器や保温器は、直接ヒーター等で容器を加熱するため、加熱部分に接する箇所が他に比べ温度が高くなり、加熱対象に求められる温度に対して、より高温となる箇所ができ、料理等の加熱状態にムラが生じてしまい、料理等の品質に関する問題があった。
そこで、お湯の上に容器を浮かべ容器全体を均一に温める構造を有する湯煎式フードウォーマーが考案された。湯煎式フードウォーマーは、30℃〜90℃の温度設定で、料理に合わせた保温が可能である。お湯の上に容器を浮かべ、容器全体を均一に温める構造となっており、ヒーターからの熱が局所的に伝わることなく、容器全体に伝わり、均一保温性があるため、容器内の料理等が焦げ付く心配がない。
湯煎式フードウォーマーの従来技術として、「加熱手段と加熱対象との間に、液体の対流を介して加熱、保温を行うことにより、加熱手段と接する部分のみ高温となることを防ぐ。湯煎における水に加え、他の液体(油脂など必要とする温度により使用する液体は選択する)を使用することにより必要とするさまざまな温度での均一な加熱、保温をおこなうことができる湯煎式フードウォーマー(特許文献1:段落0004から抜粋)」が提案されている。
特開2013−000542
特許文献1に係る湯煎式フードウォーマーは、加熱手段と加熱対象との間に、液体の対流を介して加熱、保温を行うのみであるので、加熱手段(ヒーター等)によって、温められた料理等の熱がフードウォーマーの外部に逃げてしまい、その分、室温から設定温度まで、温度を上昇させるためのエネルギー、設定温度での保温のために余分なエネルギーが必要であった。しかも、何も介在させること無く、ヒーターから直接容器の底部に熱が伝わるので、容器の底部に対して、均一に熱を伝えることができなかった。
本考案の目的は、断熱材で容器の周囲(具体的には外側容器の内側)を覆うことにより、ヒーター等の加熱手段によって温められた熱が、容器から逃げ難いため、室温から設定温度まで、温度を上昇させるためのエネルギーも少なくて済み、しかも、少ないエネルギーで設定温度にて保温することもでき、さらに、内側容器とヒーターとの間に熱伝導率の良いアルミ板を挟むことにより、ヒーターからの熱を効率的に、かつ、均一に内側容器底部に伝えることができる湯煎式フードウォーマーを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載した考案は、外側容器と内側容器との間に液体を介在させて、前記液体をヒーター等の加熱手段で加温することにより、前記内側容器中の料理等を保温するための湯煎式フードウォーマーであって、前記内側容器と前記外側容器との間の外側容器側に、断熱材を設置した湯煎式フードウォーマーであることを特徴とするものである。
請求項2に記載した考案は、請求項1に記載した考案において、前記内側容器の底部と前記外側容器との間の前記外部容器側に、ヒーター等の加熱手段を設置し、さらに、前記加熱手段の上にアルミ板を設置した湯煎式フードウォーマーであることを特徴とするものである。
本願に係る考案によれば、断熱材で周囲(具体的には外側容器の内側)を覆うことにより、容器から熱が逃げ難いため、室温から設定温度まで、温度を上昇させるためのエネルギーも少なくて済み、しかも、より少ないエネルギーで、設定温度にて保温することもでき、さらに、内側容器とヒーターとの間に熱伝導率の良いアルミ板を挟むことにより、ヒーターからの熱を効率的に、かつ、均一に内側容器底部に伝えることができるようになった。
湯煎式フードウォーマーの構造を説明するための断面図である。 本考案に係る湯煎式フードウォーマーの全体斜視図である。
<湯煎式フードウォーマーの構造、及び使用状態>
以下、本考案に係る湯煎式フードウォーマー10について、図1〜図2を参照しつつ詳細に説明する。図1は、湯煎式フードウォーマー10の構造を説明するための断面図である。本考案に係る湯煎式フードウォーマー10は、外側容器20と内側容器30との間の外側容器20側に、断熱材60が設置されている。さらに、内側容器30の底部と外側容器20との間の外部容器20側にヒーター50を設置し、ヒーター50の上にアルミ板70が設置されている。
図2は、本考案に係る湯煎式フードウォーマー10の全体斜視図である。具体的に、湯煎式フードウォーマー10の使用状態を説明する。湯煎式フードウォーマー10に必要な電源は、電源コードから取り入れる(100V 900W)。そして、内側容器30に料理やスープ等を入れ、ダイヤル式のつまみにて、料理等を保温するのに最も適した温度に、温度設定する。室温から設定温度まで、温度を上昇させ、設定温度で料理などを保温する。
<湯煎式フードウォーマーの効果(実施例)>
本考案に係る湯煎式フードウォーマー10によれば、断熱材60で周囲(具体的には外側容器20の内側)を覆うことにより、熱が逃げ難いため、室温から設定温度まで、温度を上昇させるためのエネルギーも少なくて済み、しかも、より少ないエネルギーで設定温度にて保温することもでき、さらに、内側容器30とヒーター50との間に熱伝導率の良いアルミ70板を挟むことにより、ヒーター50の熱を効率的に、かつ、均一に内側容器30の底部に伝えることができるようになった。
実際に、本考案に係る湯煎式フードウォーマー10の効果を調査するために、内側容器30内部の水が20℃から90℃に達するまでの時間を測定したところ、断熱材を設置していない従来品に比べ、本考案に係る湯煎式フードウォーマー10では、20%程度の時間の短縮を図ることができた。さらに、90℃にて保温するのに必要な電力についても20%程度削減することができることが解った。
<湯煎式フードウォーマーの変更例>
本考案に係る湯煎式フードウォーマー10の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、外側容器20、内側容器30、液体40、ヒーター50、断熱材60、アルミ板70等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
本考案に係る湯煎式フードウォーマーは、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、ホテルのバイキング等で料理やスープ等を保温するための、湯煎式フードウォーマーとして好適に用いることができる。
10・・湯煎式フードウォーマー
20・・外側容器
30・・内側容器
40・・液体(主にお湯)
50・・ヒーター
60・・断熱材
70・・アルミ板

Claims (2)

  1. 外側容器と内側容器との間に液体を介在させて、前記液体をヒーター等の加熱手段で加温することにより、前記内側容器中の料理等を保温するための湯煎式フードウォーマーであって、前記内側容器と前記外側容器との間の外側容器側に、断熱材を設置したことを特徴とする湯煎式フードウォーマー。
  2. 前記内側容器の底部と前記外側容器との間の前記外部容器側に、ヒーター等の加熱手段を設置し、さらに、前記加熱手段の上にアルミ板を設置したことを特徴とする請求項1に記載した湯煎式フードウォーマー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101717978B1 (ko) * 2016-09-28 2017-03-20 박우영 중탕 구이기
CN107342140A (zh) * 2017-07-28 2017-11-10 清华大学深圳研究生院 一种制作稀土钡铜氧超导膜的方法与恒温浸涂设备

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