JP3194899B2 - 点検口蓋のクランプ装置 - Google Patents

点検口蓋のクランプ装置

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JP3194899B2 JP27613097A JP27613097A JP3194899B2 JP 3194899 B2 JP3194899 B2 JP 3194899B2 JP 27613097 A JP27613097 A JP 27613097A JP 27613097 A JP27613097 A JP 27613097A JP 3194899 B2 JP3194899 B2 JP 3194899B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点検口蓋のクラン
プ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート構造の天井は、通常、
天井スラブの下方に水平に配置された複数の野縁に対し
て、耐火ボード等の天井パネルが支持されて構成されて
いる。天井パネルには、適当な場所に点検口が設けられ
ており、点検口の内部には、点検口の内面に沿って点検
口枠が配置されている。そして、点検口枠内に点検口を
閉塞する点検口蓋が嵌め込まれるようになっている。点
検口枠は、複数のクランプ装置によって、点検口の周縁
部に対して吊り下げられた状態で保持されている。
【0003】図7は、点検口枠を保持するクランプ装置
の使用状態の一例を示す側面図である。複数の野縁31
にて水平に支持された天井パネル32には、点検口32
aが設けられており、その点検口32a内に点検口枠2
0が配置されている。点検口32aは正方形状に開口し
ており、点検口32aにおける相互に対向する一対の側
縁に、相互に平行になった一対の野縁31の端部がそれ
ぞれ突き当てられている。
【0004】天井パネル32が取り付けられた野縁31
上には、点検口32aにおける相互に対向した一対の側
縁部に沿って、断面コ字状をした溝型鋼によってそれぞ
れ構成された受け具33が配置されている。点検口32
aの内面に沿って配置される点検口枠20は、アルミサ
ッシによって、正方形枠状に構成されている。点検口枠
20は、相互に対向する一対の枠材に、それぞれ一対の
クランプ装置50が係止されて、点検口32a内に保持
されている。
【0005】点検口枠20を保持するクランプ装置50
は、鋼板をほぼ直角に屈曲して構成された支持部材51
と、支持部材51にネジ結合された締め付けボルト52
とによって構成されている。支持部材51は、点検口枠
20の内面に沿って垂直に配置される支持本体部51a
の下部が、点検口枠20における上部に設けられた係合
溝22cに係止している。支持本体部51aの上端部か
ら直角に屈曲された台部51bは、ほぼ水平な状態にな
っており、この台部51bの中央部には、円筒状に下方
に突出した雌ネジ部51cが設けられている。雌ネジ部
51cの内周面にはネジ溝が設けられており、締め付け
ボルト52がそのネジ溝にネジ結合されている。
【0006】締め付けボルト52は、上端部に頭部52
aが設けられており、台部51bの上方から雌ネジ部5
1c内に挿入されている。そして、締め付けボルト52
が回転されて、雌ネジ部51cに対して下方にネジ送り
されることによって、締め付けボルト52の先端部が、
天井パネル32上に配置された受け具33に突き当てら
れており、締め付けボルト52が受け具33に強く押し
付けられることによって、支持部材51に係止された点
検口枠20が点検口32a内にて保持されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】各クランプ装置50
は、支持部材51を点検口枠20に係止した状態で、支
持部材51の雌ネジ部51cにネジ結合された締め付け
ボルト52を回転させて、締め付けボルト52の先端を
受け具33に突き当てなければならない。締め付けボル
ト52は、1回転によってネジ送りされる距離が短く、
締め付けボルト52の先端を受け具33に突き当てるた
めには、締め付けボルト52を回転し続けなければなら
ず、その作業が容易でないという問題がある。
【0008】特に、点検口枠20を、天井パネル32に
設けられた点検口32a内に保持する場合には、点検口
32a内の狭い空間内にて、締め付けボルト52を回転
させなければならず、そのための作業がさらに困難であ
る。
【0009】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、短時間の操作で締め付け作業を行って点検口蓋
を簡単に懸吊することのできる点検口蓋のクランプ装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、天井パネルに
形成された点検口に点検口蓋を懸吊するクランプ装置で
あって、このクランプ装置は、内周面に雌ネジが設けら
れるとともに、係合爪を有する支持部材と、この支持部
材の雌ネジに螺合可能な雄ネジが外周面に設けられ、支
持部材にネジ結合された円筒状の雄ネジ部材と、この雄
ネジ部材の軸心方向にスライド可能に挿通され、対をな
す複数の係合溝部が各側部に長手方向に設定間隔をおい
て設けられた鋼板からなる締め付け部材と、から構成さ
れ、前記雄ネジ部材は上端面中央部にほぼ円形状の開口
部を有する端面部が設けられるとともに、この端面部の
前記開口部における中心対称の2位置には直径方向に沿
って直線状に切欠された切欠部がそれぞれ設けられてお
り、また雄ネジ部材の軸心部には貫通孔が同心状態で設
けられ、この貫通孔の内周面には軸心対称の2位置に軸
方向に沿った凹溝がそれぞれ設けられ、各凹溝は貫通孔
の内周面に対して周方向にそれぞれ開口しており、各凹
溝の周方向における一方の端部が前記端面部に設けられ
た各切欠部にそれぞれ連通し、各凹溝の下端は雄ネジ部
材の下端面で開口してなり、前記支持部材の係合爪を点
検口蓋の点検口枠に係止させるとともに、前記締め付け
部材を前記雄ネジ部材の切欠部に嵌合することにより締
め付け部材は前記貫通孔をスライドして天井パネルの点
検口周縁部に突き当たり、締め付け部材を回動させるこ
とにより、締め付け部材の係合溝部が雄ネジ部材の端面
部の開口部の周縁部に嵌合されるとともに締め付け部材
の各側部が前記各凹溝の内側面に突き当たって締め付け
部材が雄ネジ部材とスライド不能に係合され、さらに、
締め付け部材を回動させることにより、締め付け部材と
一体的に回動する雄ネジ部材にネジ結合された支持部材
を相対的に持ち上げ、点検口枠を懸吊することを特徴と
するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の点検口蓋のクランプ装置
の実施の形態の一例を示す側面図、図2は、その正面
図、図3は、その平面図である。
【0013】このクランプ装置10は、図1に示すよう
に、天井パネル32に設けられた点検口32a内にて点
検口枠20を懸吊するために使用されている。天井パネ
ル32は、同一の高さ位置に、それぞれが水平な状態
で、適当な間隔をあけて相互に平行に配置された野縁3
1によって、水平に支持されている。各野縁31は、長
板状の鋼材の各側縁部が相互に平行になるように屈曲さ
れた断面コ字状をしており、開口部を上方に向けた状態
で配置されている。各野縁31の各側面の上部は、それ
ぞれ、内側に屈曲されて下方に向けられている。点検口
32aは、正方形状に開口しており、点検口32aにお
ける相互に対向する一対の側縁には、相互に平行になっ
た一対の野縁31の端部がそれぞれ突き合わせられてい
る。
【0014】天井パネル32が取り付けられた野縁31
上には、点検口32aにおける相互に対向した一対の側
縁に沿って、受け具33がそれぞれ配置されている。こ
の受け具33は、例えば断面コ字状をした溝型鋼によっ
てそれぞれ構成されており、それぞれの開口部が上方を
向いた状態で、一対の野縁31上に水平に支持されてい
る。
【0015】点検口32aの内面に沿って配置される点
検口枠20は、アルミサッシによって長板状に構成され
た4つの枠材22を有している。各枠材22は、それぞ
れ同様の幅方向寸法および長さを有する長板状をしてお
り、それぞれの幅方向が上下方向になった状態で、隣接
する枠材22の各端部同士が直角に連結されて、正方形
枠状に構成されている。
【0016】図1に示すように、各枠材22の下縁部に
は、各枠材22の厚さ方向である内外方向に広がったフ
ランジ部22aが全長にわたってそれぞれ設けられてお
り、各フランジ部22aにおける外側に広がった部分
が、天井パネル32に設けられた点検口32aの周縁部
に係止されるようになっている。各枠材22における上
縁部の外側面には、下方に向かって開口した溝部22b
が、それぞれ全長にわたって設けられている。また、各
枠材22における上縁部から若干下方の内側面には、下
方に向かって開口した係合溝22cが、それぞれ全長に
わたって設けられている。
【0017】一対の受け具33に沿った点検口枠20に
おける相互に対向した一対の枠材22には、一対のクラ
ンプ装置10がそれぞれ係止されている。各クランプ装
置10は、各枠材22における受け具33を支持する一
対の野縁31の端面にそれぞれ対向して配置されてい
る。
【0018】各クランプ装置10は、長板状の鋼板を直
角に屈曲させて構成された支持部材11と、その支持部
材11にネジ結合された雄ネジ部材12と、雄ネジ部材
12内を挿通するように直線状に構成された締め付け部
材13と、から構成されている。
【0019】図4(a)は、支持部材11の平面図、図
4(b)は、その正面図、図4(c)は、その側面図で
ある。支持部材11は、点検口枠20における所定の枠
材22の内面に沿った垂直状態に配置される支持本体部
11bと、この支持枠本体部11bの上縁部からほぼ直
角に屈曲されてほぼ水平に延出した台部11cとを有し
ている。支持本体部11bから水平に屈曲された台部1
1cは、支持本体部11bに対して可撓性を有してい
る。支持本体部11bの下側には、点検口枠20におけ
る枠材22の内面に当接する平板状の当接部11aが設
けられている。
【0020】支持本体部11bは、当接部11aの上部
中央部から枠材22の遠方側に屈曲されており、従っ
て、当接部11aは、支持本体部11bに対して枠材2
2側に位置している。当接部11aの上部の各側部に
は、当接部11aから屈曲された支持本体部11bの各
側方にてそれぞれ上方に延出する係合爪11dが設けら
れている。各当接部11aの上端部は、点検口20にお
ける枠材22の内側面上部に設けられた係合溝22cに
それぞれ係合されている。当接部11aの下部には、点
検口枠20の枠材22に向かって円弧状に突出した圧接
部11eが水平方向に沿って設けられている。
【0021】支持本体部11bの幅方向中央部には、点
検口枠20における枠材22の遠方側に円弧状に突出し
た補強部11fが上下方向に沿って設けられている。
【0022】支持本体部11bからほぼ直角に屈曲され
て水平に延出した台部11cの中央部には、上方に突出
する円筒状の雌ネジ部材14が台部11cと一体的に設
けられている。雌ネジ部材14の内周面にはネジ溝が形
成されている。また、支持本体部11bに設けられた補
強部11fに連続して、円弧状に上方に突出した補強部
11hが、支持本体部11b側の端部における幅方向の
中央部に設けられている。
【0023】台部11cの中央部に設けられた雌ネジ部
材14には、雄ネジ部材12が嵌合されている。図5
(a)は、雄ネジ部材12の平面図、図5(b)は、そ
の正面図、図5(c)は、その底面図、図5(d)は、
図5(a)のA−A線における断面図である。雄ネジ部
材12は円筒状をしており、その下端部には、フランジ
部12aが設けられている。雄ネジ部材12のフランジ
部12aを除く外周面には、支持部材11の台部11c
に設けられた雌ネジ部材14にネジ結合されるネジ溝1
2bが設けられている。
【0024】雄ネジ部材12の上端面には、中央部にほ
ぼ円形状の開口部12dを有する端面部12cが設けら
れている。この端面部12cの中央部に設けられた開口
部12dにおける中心対称の2位置には、直径方向に沿
って直線状に切欠された切欠部12gがそれぞれ設けら
れている。
【0025】雄ネジ部材12の軸心部には、貫通孔12
fが同心状態で設けられている。この貫通孔12fの内
周面には、軸心対称の2位置に、軸方向に沿った凹溝1
2eがそれぞれ設けられている。各凹溝12eは、貫通
孔12fの内周面に対して、周方向に90度程度にわた
ってそれぞれ開口しており、各凹溝12eの周方向にお
ける一方の側部が、端面部12cに設けられた各切欠部
12gにそれぞれ連通している。各凹溝12eの下端
は、雄ネジ部材12の下端面から下方に開口している。
【0026】図6は、雄ネジ部材12内に挿入された締
め付け部材13の正面図である。この締め付け部材13
は、例えば、鋼板によって、直線状に延びる長板状に構
成されており、上端部および下端部を除く幅方向の各側
部には、相互に対をなす複数の係合溝部13cが、長手
方向に沿ってそれぞれ等しい間隔をあけて設けられてい
る。締め付け部材13は、係合溝部13cがそれぞれ設
けられた締め付け部材13の各側部が、雄ネジ部材12
の端面部12cに設けられた開口部12dの相互に対向
する各切欠部12g内に嵌合されることにより、雄ネジ
部材12内をスライド可能に挿通するようになってい
る。
【0027】締め付け部材13の一方の端部には、各係
合溝部13cがそれぞれ設けられた各側部よりも各側方
にそれぞれ広がった摘まみ部13aが設けられており、
他方の端部は、先端側になるにつれて順次細くなった先
端部13bが設けられている。締め付け部材13におけ
る幅方向中央部には、摘まみ部13aから先端部13b
にかけて、断面円弧状に突出した補強部13dが、長手
方向に沿って設けられている。
【0028】このような構成のクランプ装置10は、点
検口枠20を天井パネルの点検口32a内にて懸吊する
ために使用される。この場合、まず、点検口枠20にお
ける相互に対向する一対の枠材22に対して、一対のク
ランプ装置10における各支持部材11がそれぞれ取り
付けられる。各クランプ装置10は、支持部材11にお
ける台部11cに設けられた雌ネジ部材14に雄ネジ部
材12をネジ結合させた状態で、支持部材11の下部に
設けられた当接部11aが枠材22の内面に突き当てら
れて、当接部11aの上部に設けられた各係合爪11d
が、枠材22の係合溝22c内に係止される。
【0029】このような状態になると、雄ネジ部材12
の貫通孔12f内に、締め付け部材13が、先端部13
bを下側として挿通される。このとき、締め付け部材1
3は、幅方向の各側部が、雄ネジ部材12の端面部12
cに設けられた開口部12dの相互に対向する各切欠部
12g内に嵌合されることにより、雄ネジ部材12の貫
通孔12f内を円滑にスライドされ、その先端部13b
が、受け具33の底面に迅速に突き当てられることにな
る。
【0030】その後、雄ネジ部材12内を挿通した締め
付け部材13の上端部に位置する摘まみ部13aを操作
して、締め付け部材13の各側部にそれぞれ設けられた
適当な位置の対をなす係合溝部13cが、雄ネジ部材1
2の端面部12cに設けられた円形状の開口部12dの
周縁部に嵌合するように、上下方向に若干スライドさせ
つつ、右方向に回動させる。そして、締め付け部材13
が上下方向に若干スライドされることによって、開口部
12dの周縁部が、対をなす各係合溝部13c内にそれ
ぞれ嵌合され得る状態になると、締め付け部材13が右
方向に回動される。これにより、締め付け部材13の係
合溝部13cが設けられた各側部が、雄ネジ部材12の
貫通孔12f内周面に相互に対向して設けられた各凹溝
12e内に嵌入して、各凹溝12e内を周方向に移動す
る。そして、締め付け部材13の各側部が、各凹溝12
eにおけるそれぞれの内側面に突き当てられる。その
後、さらに締め付け部材13を右方向に回動させると、
締め付け部材13の各側部が、凹溝12eの内側面にそ
れぞれ押圧されて、雄ネジ部材12が、締め付け部材1
3と一体となって回動される。
【0031】このように、締め付け部材13の回動操作
によって、雄ネジ部材12が締め付け部材13と一体と
なって右方向に回動されると、支持部材11の雌ネジ部
材14にネジ結合された雄ネジ部材12は、雌ネジ部材
14に対してネジ送りされ、雄ネジ部材12と一体とな
った締め付け部材13の先端部13bが、回動しつつ、
下方にスライドされる。これにより、締め付け部材13
の先端部13bが受け具33の底面に強く圧接された状
態になり、相対的に、雄ネジ部材12にネジ結合された
支持部材11の雌ネジ部材14が受け具33から離れる
ように上方へと移動され、支持部材11における台部1
1cに対して直角に屈曲された支持本体部11bが、枠
材22の内側面に接近する方向に押圧される。その結
果、支持部11bの下側に設けられた当接部11aの圧
接部11eが、枠材22の内側面に圧接されるととも
に、当接部11aの上部に設けられた一対の係合爪11
dが、枠材22の係合溝22c内に確実に係止される。
【0032】このようにして、相互に対向する一対の枠
材22が、それぞれ一対のクランプ装置10によって、
一対の野縁31上にそれぞれ配置された一対の受け具3
3に対して、それぞれ吊り下げられた状態で保持され、
点検口枠20が、天井パネル32の点検口32a内にて
安定的に固定されることになる。
【0033】なお、前記実施の形態では、支持部材11
の台部11cに設けられた雌ネジ部材14は、台部11
cと一体に構成したが、台部11cとは別体に構成して
もよい。この場合には、雌ネジ部材14は、合成樹脂な
どによって構成し得る。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、締め付け
部材が雄ネジ部材内をスライドすることができるため
に、締め付け部材を天井パネルの点検口周縁部に対して
迅速に突き当てることができる。そして、締め付け部材
の回動によって、締め付け部材と一体となって雄ネジ部
材が回動されるために、締め付け部材は、雄ネジ部材と
ともに、支持部材の雌ネジに対してネジ送りされる。こ
の結果、締め付け部材を1回転程度だけ回転させること
により、天井パネルの点検口周縁部に強く圧接すること
ができ、その際、相対的に点検口枠体を持ち上げて懸吊
することができ、締め付け作業の効率を著しく向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の点検口蓋体のクランプ装置の一実施形
態を示す側面図である。
【図2】その正面図である。
【図3】その平面図である。
【図4】(a)は、クランプ装置を構成する支持部材の
平面図、(b)は、その正面図、(c)は、その側面図
である。
【図5】(a)は、そのクランプ装置を構成する雄ネジ
部材の平面図、(b)は、その正面図、(c)は、その
底面図、(d)は、(a)のA−A線における断面図で
ある。
【図6】そのクランプ装置を構成する締め付け部材の正
面図である。
【図7】従来の点検口蓋体のクランプ装置の使用状態を
示す側面図である。
【符号の説明】
10 クランプ装置 11 支持部材 11a 当接部 11b 支持本体部 11c 台部 11d 係合爪 12 雄ネジ部材 12a フランジ部 12b ネジ溝 12c 端面部 12d 開口部 12e 凹溝 12f 貫通孔 12g 切欠部 13 締め付け部材 13c 係合溝部 14 雌ネジ部材 20 点検口枠 22 枠材 22c 係合溝 31 野縁 32 天井パネル 32a 点検口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井パネルに形成された点検口に点検口
    蓋を懸吊するクランプ装置であって、このクランプ装置
    は、内周面に雌ネジが設けられるとともに、係合爪を有
    する支持部材と、この支持部材の雌ネジに螺合可能な雄
    ネジが外周面に設けられ、支持部材にネジ結合された円
    筒状の雄ネジ部材と、この雄ネジ部材の軸心方向にスラ
    イド可能に挿通され、対をなす複数の係合溝部が各側部
    に長手方向に設定間隔をおいて設けられた鋼板からなる
    締め付け部材と、から構成され、前記雄ネジ部材は上端
    面中央部にほぼ円形状の開口部を有する端面部が設けら
    れるとともに、この端面部の前記開口部における中心対
    称の2位置には直径方向に沿って直線状に切欠された切
    欠部がそれぞれ設けられており、また雄ネジ部材の軸心
    部には貫通孔が同心状態で設けられ、この貫通孔の内周
    面には軸心対称の2位置に軸方向に沿った凹溝がそれぞ
    れ設けられ、各凹溝は貫通孔の内周面に対して周方向に
    それぞれ開口しており、各凹溝の周方向における一方の
    端部が前記端面部に設けられた各切欠部にそれぞれ連通
    し、各凹溝の下端は雄ネジ部材の下端面で開口してな
    り、前記支持部材の係合爪を点検口蓋の点検口枠に係止
    させるとともに、前記締め付け部材を前記雄ネジ部材の
    切欠部に嵌合することにより締め付け部材は前記貫通孔
    をスライドして天井パネルの点検口周縁部に突き当た
    り、締め付け部材を回動させることにより、締め付け部
    材の係合溝部が雄ネジ部材の端面部の開口部の周縁部に
    嵌合されるとともに締め付け部材の各側部が前記各凹溝
    の内側面に突き当たって締め付け部材が雄ネジ部材とス
    ライド不能に係合され、さらに、締め付け部材を回動さ
    せることにより、締め付け部材と一体的に回動する雄ネ
    ジ部材にネジ結合された支持部材を相対的に持ち上げ、
    点検口枠を懸吊する点検口蓋のクランプ装置。
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