JP3194421B2 - 除塵装置 - Google Patents
除塵装置Info
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Description
ゴミを係止し、取り除くようにした除塵装置に関し、特
に、ビニール、ナイロンなど、濡れた金属の表面に付着
しやすいごみの除去に適した除塵装置に関する。
クリーンと、これらスクリーンに沿ってゴミ類を掻き上
げるための複数の可動レーキを備え、水路内に流入する
雑多なゴミをスクリーンに係止し、これを巡回走行する
可動レーキで掻き上げて搬送ベルトコンベアに落とし、
水路から除去するようにしている。従来の可動レーキの
表面は平坦であった。
置では、可動レーキの表面が平坦であるため、ゴミの一
部の濡れた紙、ダンボール箱、ビニール袋、ナイロン袋
等が表面張力により可動レーキのフラット面に貼り付
き、搬送ベルトコンベアへの落とし込みが困難であっ
た。このため可動レーキが装置の下流側で再び水中に入
った後に、掻き上げられたゴミの一部が水路に戻ってし
まい、取水口で用いられた場合は装置の下流にあるポン
プ等の故障を招き、廃水口で用いられた場合は自然環境
を汚染することになる。特に、ビニール袋、ナイロン袋
等は永らく分解されず漂流し、これを誤って食べた海亀
などの海洋生物に被害を与えることがあり、世界的な要
対策課題となっている。
たものであって、可動レーキの表面に付着しやすいゴミ
であっても確実に除去することができる信頼性の高い除
塵装置を提供することを目的とする。
は、水中に設けたバースクリーンと、このバースクリー
ンに沿って走行し、バースクリーンの表面に係止した塵
芥を掻き上げる可動レーキと、可動レーキに掻き上げら
れた塵芥を排出するコンベアとを備え、上記可動レーキ
の掻き上げ面の表面に凹凸を設けたことを特徴とする除
塵装置である。
けられた凹凸により、水で濡れた紙、ダンボール箱、ビ
ニール袋、ナイロン袋等が密着するのが妨げられる。す
なわち、凹凸がある程度細かいと、これらの素材が凹凸
に隙間無く密着する程度には変形しにくく、凹凸と素材
の間に空間が残るからである。そして、凹凸の間の空間
を介して水や空気が移動し、これらの空間を拡大し、両
者の剥離を促す。従って、可動レーキから搬送コンベア
へのゴミの移動が円滑に行われる。
に形成した突起により形成されていることを特徴とする
請求項1記載の除塵装置である。突起と突起の間や、突
起と平面の隅の部分に空気が残り、ゴミと可動レーキの
密着を妨げる。突起の形状としては、角部が鋭いもの、
特に平面との角度が鋭いものが好ましい。突起の高さや
密度は、対象とする素材の厚さや変形性によって異な
り、実験的に最適なものを求めるのが好ましい。
に形成した溝により形成されていることを特徴とする請
求項1記載の除塵装置である。溝の存在により、素材が
可動レーキ表面に密着するのを妨げられるとともに、特
に、溝を通して水が流れやすいので、ゴミと可動レーキ
表面の間の水の排出を促し、両者の密着を妨げる。
する。図1は、本発明の除塵装置の全体構成を示す斜視
図である。図示するように、除塵装置Aは、水路Wの全
幅に渡って設けられた前衛スクリーン1及び主スクリー
ン2と、これら前衛スクリーン1及び主スクリーン2に
沿ってゴミ類を掻き上げるため複数の可動レーキ3と、
可動レーキ3の両端を支持し、巡回走行させるエンドレ
スレーキチェーン4を備えている。
部材1bに複数の板状片1aを略垂直に等間隔に固定し
た構造で、主スクリーン2のやや前方(水路Wの上流
側)に接近して配置されている。主スクリーン2は多数
の長尺の板状部材2aを略垂直に等間隔に配置した構造
である。この前衛スクリーン1と主スクリーン2とで除
塵装置のバースクリーンを構成する。なお、前衛スクリ
ーン1は場合によっては設けなくてもよい。また主スク
リーン2の上部には下部案内板7及び上部案内板8が順
次設けられている。
掻き上げ片3aと支持部3bとが一体に形成された櫛状
の構造であり、複数個の可動レーキが支持部3bの両端
をエンドレスレーキチェーン4,4に取り付けられて等
間隔に配置されている。エンドレスレーキチェーン4は
左右に配置されたスプロケット6,6に係合させられ、
該スプロケット6の回転により巡回走行する。エンドレ
スレーキチェーン4の走行により、各可動レーキ3は前
衛スクリーン1の板状片1aと板状片1aの間を通って
上昇し、上部の折り返し部分Bを通り、主スクリーン2
の裏側を通って下部折り返し部Cを通り、これを繰り返
す。可動レーキ3の折り返し部Bの下方には落下するゴ
ミを搬出するベルトコンベア9が設置されている。な
お、10はエンドレスレーキチェーン4,4を駆動する
ための駆動装置、11は除塵装置Aによって除去される
べきゴミ(塵芥)である。
ように、複数の突起12がエンボス加工などにより形成
され、これにより表面に細かい凹凸が形成されている。
この突起12の横断面は、この例では円形であるが、図
5の(2)に示すような四角形、三角形等の多角形や、
「+」型、「*」型等のより複雑な形状でもよく、ある
いは楕円、瓢箪型等任意の曲線形状でもよい。突起12
の縦断面は、この例では上端が丸い半球状であるが、図
5の(2)に示すような角を持つ形状にしてもよく、ゴ
ミが引っかからない程度にRを付けた形状としてもよ
い。突起と表面の角度は90゜に近いことが好ましい
が、これを鈍角として突起を円錐体又は角錐体状として
も、また、逆に鋭角として倒立錐体状としてもよい。
に整列配置しても、C欄のように互い違いに配置しても
よい。突起12の高さ、太さ、平面密度(単位面積当た
りの数)などは、ゴミの素材の厚さや変形性、あるいは
水路Wを流れる水の性状などを考慮して、実験等により
最適なものを求めるのが好ましい。発明者らの実験によ
る推奨値は、図5の(1)A欄のタイプにおいて、径5
〜20mm、高さ5〜20mmの頭部が丸い円柱状の突
起を平面密度1〜30個/cm2配置するものである。
用を説明する。図4に示すように、水流により運ばれ、
スクリーン1,2に係止した塵芥11は、駆動装置10
により走行する可動レーキ3によって掻き上げられ、折
り返し部Bにおいて可動レーキ3が反転すると落下して
搬出用ベルトコンベア9に乗る。ここにおいて、可動レ
ーキ3の表面に突起12を設けたので、可動レーキ3の
表面と濡れた紙、ダンボール箱、ビニル袋等の塵芥11
との密着が妨げられ、両者の表面間に働く付着力が低下
して、これらの塵芥が容易に搬出用ベルトコンベア9上
に落下する。従って、塵芥11が確実に排出され、除塵
装置Aの下流側に持ち越されることがなく、下流側での
汚染や装置の故障を引き起こすことがない。
たもので、それぞれ、(3)矩形溝、(4)三角溝、
(5)丸溝、(6)鋸状溝であり、また、A欄は可動レ
ーキ3の掻き上げ片3bに平行又は直交する一方向溝、
B欄は交差溝、C,D欄は斜めに配置した溝である。こ
のような溝によって凹凸を形成したものは、特に、端面
にまで開口した溝を通して水が流れやすいので、塵芥1
1と可動レーキ3表面の間の水の排出を促し、密着を妨
げる効果が大きい。
ば、可動レーキに設けられた凹凸により、水で濡れた
紙、ダンボール箱、ビニール袋、ナイロン袋等が可動レ
ーキの表面に密着するのが妨げられ、塵芥掻き上げ部で
掻き上げられた塵芥が確実に排出ベルトコンベア上に落
下して排出される。従って、ゴミが下流側に持ち越され
ることがなく、信頼性の高い塵芥除去が行えるので、取
水口で用いられた場合は装置の下流にあるポンプ等の故
障を発生を防止し、廃水口で用いられた場合は自然環境
の汚染を防止することができるという優れた効果を奏す
る。
る。
である。
である。
を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 水中に設けたバースクリーンと、 このバースクリーンに沿って走行し、バースクリーンの
表面に係止した塵芥を掻き上げる可動レーキとを備え、 上記可動レーキの掻き上げ面の表面に凹凸を設けたこと
を特徴とする除塵装置。 - 【請求項2】 上記凹凸は、可動レーキの表面に形成し
た突起により形成されていることを特徴とする請求項1
記載の除塵装置。 - 【請求項3】 上記凹凸は、可動レーキの表面に形成し
た溝により形成されていることを特徴とする請求項1記
載の除塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29899895A JP3194421B2 (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 除塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29899895A JP3194421B2 (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 除塵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09117611A JPH09117611A (ja) | 1997-05-06 |
JP3194421B2 true JP3194421B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=17866915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29899895A Expired - Lifetime JP3194421B2 (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 除塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3194421B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014152547A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-08-25 | Ebara Corp | 除塵装置用レーキ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7148191B1 (ja) * | 2022-04-19 | 2022-10-05 | 株式会社ブンリ | マグネティックスクリューコンベヤ |
-
1995
- 1995-10-24 JP JP29899895A patent/JP3194421B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014152547A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-08-25 | Ebara Corp | 除塵装置用レーキ |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09117611A (ja) | 1997-05-06 |
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