JP3194055B2 - 自走式敷き均し機 - Google Patents

自走式敷き均し機

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JP3194055B2 JP11324192A JP11324192A JP3194055B2 JP 3194055 B2 JP3194055 B2 JP 3194055B2 JP 11324192 A JP11324192 A JP 11324192A JP 11324192 A JP11324192 A JP 11324192A JP 3194055 B2 JP3194055 B2 JP 3194055B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自走式の車両にレーキ
を配設し、半たわみ性舗装施工時に開粒コンクリート上
に散布したセメントミルクのような流動性の高いもの
均すのに特に適するようにした自走式敷き均し機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、道路施工時に材料を均すのに
T字形に形成したレーキが使用されており、これらの作
業は人力により行われていた。例えば、半たわみ性舗装
を行う場合、開粒アスファルトを敷設後に、アスファル
ト表面にぶちまけるようにして散布した特殊添加剤入り
のセメントミルクを敷き均すが、このセメントミルクを
敷き均す作業は、人手に頼っていたのが実情である。
【0003】また、例えば特公昭38−3537号公報
に示されるようにローラー車の一部にレーキを取り付け
た道均しローラーや、実開昭63−108455号公報
に示されるように上下方向に回動可能なブレードを中央
で分割して左右に回動可能に設けた除雪機のようなもの
もあった。このような用途においてはレーキやブレード
を有する機械を使用することは広く行われており一般的
である。しかし、後述するように従来のこのような機械
はセメントミルクのように流動性の高いものを敷き均す
には適していなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、道路のよう
な広大な面積をレーキを使用して人力により均すのは、
大変な労力と時間を要することになる。特に、供用中の
道路において作業するような場合には、交通止めの時間
を極力短くするために、作業は短時間で完了させる必要
がある。
【0005】また、上記公報に示されるようなものは、
セメントミルクのような流動性の高いものを敷き均すこ
とを目的としておらず、したがって、レーキの角度や向
きも液状のものを敷き均すことには向いていなかった。
半たわみ性舗装を施工する場合には、開粒アスファルト
敷設後に、アスファルト上にセメントミルクをある程度
の量ずつぶちまけるようにして散布し、これを敷き均す
ようにするので、液状のセメントミルクをレーキで保持
でき、しかもこれを所定量ずつ任意の方向に広範囲にわ
たって行き渡らせるような構造となっていなければなら
ないのである。そのためには、レーキは敷設面に対し常
に一定の角度、望ましくは垂直に接する必要がある。ま
た、レーキが舗設面に常時接触した状態を保てるように
しておくと、均一な敷き均し作業を確実に行うことがで
きる。一方、中央で分割してあるレーキの場合は、中央
の分割部からセメントミルクが漏出しないような構造に
する必要がある。そして、車両の進行方向に対して広範
囲での作業を可能とするために、レーキの移動範囲を大
きくする必要がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、人力によらず
短時間にセメントミルクのような流動性の高いものを確
実に、且つ万遍なく敷き均すためには、単に自走可能な
車両にレーキを取り付けるだけではなく、流動性物質を
レーキで確実に捕らえることができ、そして、あらゆる
方向についてそれらを希望量ずつ敷き均せるような構造
とする必要がある。
【0007】また、半たわみ性アスファルト舗装を施工
する場合には、開粒アスファルトにセメントミルクを浸
透させるために振動を与える必要があるが、セメントミ
ルクを敷き均すと同時に振動を与えることができれば、
セメントミルク敷き均し後に振動ローラー車を別途走行
させる必要がなくなり、作業の効率化が一段と図れるこ
とになり尚一層便利である。すなわち、作業人員を減ら
すことができ、またローラー周辺に敷き均すための人
員を配置する必要がなくなり作業時の安全が図れる。
【0008】そこで、この発明にかかる自走式敷き均し
機は、動力源を有する自走式車両の前方又は(及び)後
方又は(及び)中央部に、メインアームをシリンダによ
り垂直に上下方向に移動可能に配設し、このメインアー
ムの端部に先端が二又に分かれたサブアームをシリンダ
により水平方向に回動可能に軸着し、サブアームのそれ
ぞれの先端にそれぞれレーキをシリンダにより水平方向
に回動可能に軸着するとともに、それぞれのシリンダを
遠隔操作可能とし(請求項1)、あるいはこれに加えて
双方のレーキを連結部で回動可能に連結した(請求項
2)ものである。
【0009】また、動力源を有する自走式車両の前方又
は(及び)後方又は(及び)中央部に、取付ベースを設
け上下方向にガイドレールを二本並行に配設し、ガイド
レールを挟持しつつ上下動可能なようにメインアームを
配設し、シリンダのシリンダ部を取り付けベースに配設
しシリンダのロッドをメインアームに挿通させロッドの
下端にメインアームの係止部を形成し、シリンダが伸び
たときにはメインアームは自重で下降し、シリンダが一
番伸びた状態では係止部がメインアームに接触しないよ
うにし、シリンダが縮んだときにはロッドの係止部によ
りメインアームが引き上げられるようにするとともに、
メインアームの他端には軸によりサブアームを回動可能
に配設し、メインアームとサブアームをシリンダで連結
しこのシリンダの伸縮によりサブアームが軸を中心とし
て水平方向に回動するようにし、サブアームの他端はそ
の先端を二又に分けそれぞれの先端には軸により2個の
レーキを回動可能に配設し、サブアームとレーキをシリ
ンダで連結しこのシリンダの伸縮によりレーキが軸を中
心としてそれぞれ水平方向に回動するようにした(請求
項3)ものである。
【0010】
【作用】サブアームに取り付けたレーキをシリンダによ
り回動させることにより、複数のレーキ間の角度を変更
できるようにし、サブアームを回動させることにより、
レーキ全体の車両に対する角度を大きく変更できるよう
にするとともに、メインアームを垂直に上下動させるこ
とにより、レーキの道路面に対する角度を変えることな
く道路面からの高さを調整できるようにする。そして、
サブアームのそれ ぞれの先端にそれぞれ取りつけたレー
キは、中央の連結部で回動可能に連結し、それぞれのレ
ーキは独自に水平方向に回動であるとともに、中央部を
連結することによりこの中央部からセメントミルクが敷
き均し作業時に漏出しないようにした。
【0011】また、シリンダが伸びたときにはメインア
ームは自重で下降するようにし、シリンダを一番伸ばし
た状態では係止部がメインアームに接触しないように
し、この状態で車両を移動させるとレーキが常に路面に
接触した状態で移動することになる。
【0012】
【実施例】次に、この発明に係る自走式敷き均し機の実
施例を図面に基づいて説明すると振動ローラー車1は公
知の車両を使用することも可能であるが、図示したもの
は座席2を有する乗車式のものを示した。ただし、乗車
式のものでなくてもよい。また、単なるローラー車でも
よい。3は振動ローラー車1の前方に設けた取付ベース
であり、上下方向にガイドレール4が二本並行に配設し
てある。
【0013】5はメインアームであり、メインアーム5
の一端にはベアリング6が配設してあり、ガイドレール
4を挟持しつつ上下動可能となっている。7は取付ベー
ス3とメインアーム5を連結した油圧シリンダであり、
この油圧シリンダ7の伸縮により、メインアーム5がガ
イドレール4に沿って上下動するようになっている。
【0014】メインアーム5の他端には軸8によりサブ
アーム9が回動可能に配設してある。10はメインアー
ム5とサブアーム9を連結した油圧シリンダであり、油
圧シリンダ10の伸縮によりサブアーム9が軸8を中心
として水平方向に回動するようになっている。
【0015】サブアーム9の他端は、その先端が二又に
分かれており、それぞれの先端11,11’には軸1
2,12’により硬質ゴム製の2個のレーキ13,1
3’が回動可能に配設してある。14,14’はサブア
ーム9とレーキ13,13’を連結した油圧シリンダで
あり、油圧シリンダ14,14’の伸縮によりレーキ1
3,13’が軸12,12’を中心としてそれぞれ水平
方向に回動するようになっている。レーキ13,13’
のそれぞれの先端はYの字形に広がっており、前進時に
も後進時にもレーキ13,13’の端からセメントミル
ク等がはみ出るのを防いでいる。
【0016】そして、各油圧シリンダ7,10,14,
14’はそれぞれ遠隔操作により個別に伸縮可能に構成
することが可能であるが、本実施例のように乗車式の場
合には運転席において操作可能とする。また、自走式と
しない場合には任意のコントローラーにより車両の走行
の制御とともに行えるようにしておけばよい。
【0017】レーキ13とレーキ13’の連結部15
は、この連結部15でレーキ13,13’がそれぞれ軸
12,12’を中心として回動可能な構造としておく。
例えば肉厚の薄い可撓性の硬質ゴムをU字形にたるませ
て遊び(余裕)を持たして連結しておいたり、伸縮可能
な蛇腹状のもので連結しておくことができる。あるいは
ヒンジ構造としてもよいが、ヒンジ部が伸縮しない場合
には、軸12,12’のレーキ13,13’の挿通孔を
長孔等にしておき、連結部15が伸縮しなくてもレーキ
13,13’が回動できるようにすることもできる。
【0018】次に、この発明にかかる自走式敷き均し機
の作動を図3乃至図5に基づいて説明する。
【0019】まず、シリンダ10を伸縮させた場合を図
3に基づいて説明する。シリンダ10を伸ばすと(A)
に示すようにサブアーム9が回動し、これにともないレ
ーキ13とレーキ13’はサブアーム9と同方向に回動
する。また、シリンダ10を縮めると(B)に示すよう
にサブアーム9が逆方向に回動する。サブアーム9が逆
方向に回動すると、レーキ13とレーキ13’もサブア
ーム9と同方向に回動する。
【0020】次に、シリンダ14とシリンダ14’を伸
縮させた場合を図4に基づいて説明する。シリンダ14
とシリンダ14’の双方を伸ばすと、(A)に示すよう
にレーキ13とレーキ13’のシリンダ14,14’と
の連結部がそれぞれメインアーム5側から押し出される
ようになり、レーキ13とレーキ13’の先端はそれぞ
れ軸12,12’を支点として図1の矢印a方向に回動
し、結果としてハの字形になる。
【0021】また、シリンダ14とシリンダ14’をそ
れぞれ縮めると、図4(B)に示すようにレーキ13と
レーキ13’のシリンダ14,14’との連結部がそれ
ぞれメインアーム5側に引き寄せられるようになり、レ
ーキ13とレーキ13’の先端はそれぞれ軸12,1
2’を支点として図1の矢印b方向に回動し、結果とし
て逆ハの字形になる。
【0022】次に、シリンダ7を伸縮させた場合を図5
に基づいて説明する。シリンダ7を伸ばすと、(A)に
示すようにメインアーム5がガイドレール4に沿って押
し下げられ、レーキ13,13’も下降する。また、シ
リンダ7を縮めると、(B)に示すようにメインアーム
5がガイドレール4に沿って引上げられ、レーキ13,
13’も上昇する。
【0023】なお図6に示すように、シリンダ7のロッ
ド16をメインアーム5に挿通させ、ロッド16の下端
にメインアーム5の係止部17を形成しておくと、メイ
ンアーム5はシリンダ7のロッド16が伸びると自重で
下降し、シリンダ7が縮んだ場合にはロッド16の係止
部17によりメインアーム5が引上げられることにな
る。このような構造にして、シリンダ7を一番伸ばした
状態では係止部17がメインアーム5に接触しないよう
にしておくと、レーキ13,13’が路盤に接触した位
置でメインアーム5も保持されることになる。すなわ
ち、この状態で振動ローラー車1が移動すると、メイン
アーム5は自由に上下動できるので、常にレーキ13,
13’が路面に接触した状態で移動できることになる。
【0024】敷き均し作業をする場合には、各シリンダ
7,10,14,14’の長さを適宜調整することによ
り、レーキ13,13’の角度を任意に調整できるの
で、路面の状態やセメントミルク等の分量に応じてレー
キ13,13’をそれぞれ最適に調節することができ
る。そして、レーキ13,13’の全体の角度も調整で
きるので、路面のあらゆる方向にわたって敷き均すこと
ができ、しかも車両の前進時にも後進時にも敷き均し作
業を行うことができる。
【0025】図示した例では、車両は振動ローラー車と
したが、使用する車両は自走可能なものであれば、振動
ローラー車に限るものではない。また、油圧シリンダの
動力源としては、車両本体の自走用動力源を使用しても
よいし、別途動力源を設けてもよい。車両の自走用動力
源を油圧式のものにしておくと、この油圧を利用して各
油圧シリンダを駆動できるので便利なこともある。
【0026】また、レーキを上下動や回動させるため
に、油圧シリンダに代え空気圧シリンダでもよく、トル
クアクチュエーターのようなものを使用してもよい。そ
の他、いずれの方法によってもレーキを動かすことがで
きればよい。そして、レーキの数も二本に限るものでは
なく、使用用途によってはさらに増やすことも可能であ
る。
【0027】なお、図示した例ではレーキを車両の前方
に設ける例を示したが、特にこれに限られるわけではな
く、車両の後方、又は中央部等任意の位置に設けること
もできる。また、場合によっては複数箇所に配設しても
よい。そして、レーキの幅は、振動ローラー車を使用す
る場合には、振動が及ぶ範囲と一致させるためにほぼ車
両の幅程度にしておくのがよいが、振動を与えることを
目的としない場合には、レーキの幅と車両の幅は特別の
関係を有しない。
【0028】また、上記実施例では半たわみ性舗装施工
時にセメントミルクを敷き均すのに使用する場合を述べ
たが、この発明にかかる自走式敷き均し機の使用用途は
このようなものに限定されるものではなく、また敷き均
すものも液状のものに限定されるものではない。そし
て、敷き均すだけではなく、例えば路面上のごみや雪を
集めたり、あるいはスケートリンクにおける氷盤上の水
を取り除いたりするためにも使用できる。また、自走式
車両を振動ローラー車にすると、路盤材の敷き均しと転
圧を同時に行うこともできる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、この発明にかかる自
走式敷き均し機によれば動力源を有する自走式車両の前
方又は(及び)後方又は(及び)中央部に、メインアー
ムをシリンダにより垂直に上下方向に移動可能に配設
し、このメインアームの端部に先端が二又に分かれたサ
ブアームをシリンダにより水平方向に回動可能に軸着
し、サブアームのそれぞれの先端にそれぞれレーキをシ
リンダにより水平方向に回動可能に軸着するとともに、
それぞれのシリンダを遠隔操作可能としたので、常にレ
ーキが路面に対し垂直となりセメントミルク等の液体で
もレーキで確実に捕らえることができ、任意の方向に所
定量ずつ行き渡らせることができ、結果として均一な敷
き均し作業を行うことができる。また、これに加え双方
のレーキを連結部で回動可能に連結したので中央部の連
結部からのセメントミルク等の液体の漏出を防止でき
る。
【0030】また、動力源を有する自走式車両の前方又
は(及び)後方又は(及び)中央部に、取付ベースを設
け上下方向にガイドレールを二本並行に配設し、ガイド
レールを挟持しつつ上下動可能なようにメインアームを
配設し、シリンダのシリンダ部を取り付けベースに配設
しシリンダのロッドをメインアームに挿通させロッドの
下端にメインアームの係止部を形成し、シリンダが伸び
たときにはメインアームは自重で下降し、シリンダが一
番伸びた状態では係止部がメインアームに接触しないよ
うにし、シリンダが縮んだときにはロッドの係止部によ
りメインアームが引き上げられるようにするとともに、
メインアームの他端には軸によりサブアームを回動可能
に配設し、メインアームとサブアームをシリンダで連結
しこのシリンダの伸縮によりサブアームが軸を中心とし
て水平方向に回動するようにし、 サブアームの他端はそ
の先端を二又に分けそれぞれの先端には軸により2個の
レーキを回動可能に配設し、サブアームとレーキをシリ
ンダで連結しこのシリンダの伸縮によりレーキが軸を中
心としてそれぞれ水平方向に回動するようにしたので、
シリンダを一番伸ばした状態で車両を移動させると、常
にレーキが路面に接触した状態で移動することになり、
均一な敷き均しを確実に且つ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる自走式敷き均し機の要部を示
す斜視図である。
【図2】この発明にかかる自走式敷き均し機の一実施例
を示す側面図である。
【図3】油圧シリンダ10を伸縮させサブアーム9を回
動させて、レーキ全体を回動させた状態を示す説明図で
ある。
【図4】油圧シリンダ14,14’を伸縮させ、個々の
レーキを回動させた状態を示す説明図である。
【図5】油圧シリンダ7を伸縮させメインアーム5を上
下動させ、レーキを上下動させた状態を示す説明図であ
る。
【図6】この発明にかかる自走式敷き均し機のメインア
ーム5と油圧シリンダ7の他の取付例を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 振動ローラー車 2 座席 3 取付ベース 4 ガイドレール 5 メインアーム 6 ベアリング 7 油圧シリンダ 8 軸 9 サブアーム 10 油圧シリンダ 11 先端 11’ 先端 12 軸 12’ 軸 13 レーキ 13’ レーキ 14 油圧シリンダ 14’ 油圧シリンダ 15 連結部 16 ロッド 17 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−108455(JP,U) 特公 昭38−3537(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 19/22 E01C 19/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力源を有する自走式車両の前方又は
    (及び)後方又は(及び)中央部に、メインアームをシ
    リンダにより垂直に上下方向に移動可能に配設し、この
    メインアームの端部に先端が二又に分かれたサブアーム
    をシリンダにより水平方向に回動可能に軸着し、サブア
    ームのそれぞれの先端にそれぞれレーキをシリンダによ
    り水平方向に回動可能に軸着するとともに、それぞれの
    シリンダを遠隔操作可能としたことを特徴とする自走式
    敷き均し機。
  2. 【請求項2】 動力源を有する自走式車両の前方又は
    (及び)後方又は(及び)中央部に、メインアームをシ
    リンダにより垂直に上下方向に移動可能に配設し、この
    メインアームの端部に先端が二又に分かれたサブアーム
    をシリンダにより水平方向に回動可能に軸着し、サブア
    ームのそれぞれの先端にそれぞれレーキをシリンダによ
    り水平方向に回動可能に軸着し、双方のレーキを連結部
    で回動可能に連結するとともに、それぞれのシリンダを
    遠隔操作可能としたことを特徴とする自走式敷き均し
    機。
  3. 【請求項3】 動力源を有する自走式車両の前方又は
    (及び)後方又は(及び)中央部に、取付ベースを設け
    上下方向にガイドレールを二本並行に配設し、ガイドレ
    ールを挟持しつつ上下動可能なようにメインアームを配
    設し、シリンダのシリンダ部を取り付けベースに配設し
    シリンダのロッドをメインアームに挿通させロッドの下
    端にメインアームの係止部を形成し、シリンダが伸びた
    ときにはメインアームは自重で下降し、シリンダが一番
    伸びた状態では係止部がメインアームに接触しないよう
    にし、シリンダが縮んだときにはロッドの係止部により
    メインアームが引き上げられるようにするとともに、メ
    インアームの他端には軸によりサブアームを回動可能に
    配設し、メインアームとサブアームをシリンダで連結し
    このシリンダの伸縮によりサブアームが軸を中心として
    水平方向に回動するようにし、サブアームの他端はその
    先端を二又に分けそれぞれの先端には軸により2個のレ
    ーキを回動可能に配設し、サブアームとレーキをシリン
    ダで連結しこのシリンダの伸縮によりレーキが軸を中心
    としてそれぞれ水平方向に回動するよ うにしたことを特
    徴とする自走式敷き均し機。
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