JP3193981U - 防寒具 - Google Patents

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Abstract

【課題】防寒性が高く、構成が簡易な防寒具を提供する。【解決手段】防寒具1は、多角形状の防寒シート2と、可撓性を有し、一部が欠落している環状をなし、前記防寒シートを人体に着脱可能に装着するための装着部材3とを備える防寒具であって、前記装着部材を前記防寒シートの一辺部に沿う方向に挿脱可能に挿入すべき挿入部21が、前記一辺部における前記方向の一端部側から中央部に亘って設けられていることを特徴とする。前記防寒シートは、一面が起毛しているシート材、又は、両面が起毛しており、一面の起毛長さが他面よりも長いシート材を用いてなり、前記挿入部は、前記シート材の前記一辺部に対応する部分を、前記一面が外側になるように折り返してなる筒状又は袋状になしてある。【選択図】図1

Description

本考案は、シート状の防寒具に関する。
冬季又は冷房時等には、シート状の防寒具を身に着けて防寒することがある(特許文献1及び非特許文献1,2参照)。
特許文献1には、膝掛け型の防寒具(文中「二輪車用防寒ひざ掛け」)が記載されている。特許文献1に記載の防寒具は、腰部ベルトと、腰部ベルトの中央部から垂下する前掛け状の本体カバーとを備えている。腰部ベルトは、ヒンジ結合された3本の可撓性部材を用いてなる。使用者は、本体カバーで下半身を覆い、腰部ベルトを腰に装着する。
非特許文献1,2には、可撓性を有するC字環状の合成樹脂製部材(いわゆるエプロンホルダ)が記載されている。使用者は、エプロンホルダを腰に装着し、適宜の防寒布(例えばブランケット)で下半身を覆って、エプロンホルダと自身の身体との間に防寒布を挟み込む。
特開平9−156561号公報
"[楽天市場]これはとっても便利!!ワンタッチで生地がエプロンにひざ掛けに使えば、落ちないひざ掛けに変身!エプロンホルダー:アットホビー@スタイリストゴトウ.mht"、[online]、[平成26年4月26日検索]、インターネット<URL:http://item.rakuten.co.jp/stylistgoto/1379880 > "[楽天市場][NSK ]エプロンホルダー(クイックエプロン作り方付)[ワンタッチ][ひざ掛け][手芸の山久][RCP ]:手芸の山久.mht"、[online]、[平成26年5月1日検索]、インターネット<URL:http://item.rakuten.co.jp/handcraft/4516750365567/>
身体に巻き付けるタイプ(例えば巻きスカート型)の防寒具は、身体に掛けるタイプ(例えば膝掛け型)の防寒具よりも人体を包む範囲が広いので、防寒性が高い。
非特許文献1,2に記載のエプロンホルダは、特許文献1に記載の防寒具が備える腰部ベルトに比べて構成が簡易である。従って、製造者による製造が容易であり、使用者による取り扱いが簡便である。
以上のことから、エプロンホルダのような物を用いて使用者の身体に装着する、身体に巻き付けるタイプの防寒具が望まれている。
本考案は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、防寒性が高く、構成が簡易な防寒具を提供することにある。
本考案に係る防寒具は、多角形状の防寒シートと、可撓性を有し、一部が欠落している環状をなし、前記防寒シートを人体に着脱可能に装着するための装着部材とを備える防寒具であって、前記装着部材を前記防寒シートの一辺部に沿う方向に挿脱可能に挿入すべき挿入部が、前記一辺部における前記方向の一端部側から中央部に亘って設けられていることを特徴とする。
本考案に係る防寒具は、前記防寒シートは、一面が起毛しているシート材、又は、両面が起毛しており、一面の起毛長さが他面よりも長いシート材を用いてなり、前記挿入部は、前記シート材の前記一辺部に対応する部分を、前記一面が外側になるように折り返してなる筒状又は袋状になしてあることを特徴とする。
本考案に係る防寒具は、前記防寒シートは、2枚のシートが重ね合わせられたシート材を用いてなることを特徴とする。
本考案に係る防寒具は、前記挿入部は、前記中央部の側が開口している袋状になしてあることを特徴とする。
本考案に係る防寒具は、前記シート材の前記一端部側及び他端部側に、互いに係脱可能に係合する係合部が設けられていることを特徴とする。
本考案に係る防寒具は、前記防寒シートは、ボア生地、フリース生地、フェルト生地、又は毛織物を用いてなることを特徴とする。
本考案にあっては、使用者は、防寒シートの挿入部に挿入してある装着部材を身体に装着する。すると、装着部と共に防寒シートが身体に装着される。
以下では、防寒シートの一辺部に沿う方向を一辺方向という。
使用者が、防寒シートの一辺部を上側にして、装着部材を身体に装着すると、使用者の身体には、防寒シートの一辺方向の一端部側から中央部までが巻き付けられる。
一方、防寒シートの一辺方向の他端部側は、使用者の身体に巻き付かない(いわば、余る)。故に、使用者が、余った部分を更に身体に巻き付け、余った部分の上端部を装着部材と身体との間に挟み込めば、防寒性が向上する。
本考案にあっては、シート材の一面側を他面側に折り返してある。シート材の一面側は、他面側より保温性が高く、見た目にも暖かい。何故ならば、シート材は一面側が起毛しており、他面側は起毛していないからである。又は、シート材は、一面側は起毛長さが長く、他面側は起毛長さが短いからである。
故に、一面側を他面側に折り返してある部分が露出するように防寒シートを装着すれば、防寒シートの表側(外側)のデザイン性が向上し、裏側(内側)の保温性が向上する。
また、シート材を折り返すことによって、防寒シートに筒状又は袋状の挿入部を一体に形成することができる。
仮に、シート材とは別体の筒状部材又は袋状部材をシート材に取り付けることによって挿入部を形成する場合、部品点数が増える上に、防寒シートの製造性が悪くなる。
本考案にあっては、防寒シートを構成するシート材は、例えば2枚のシート間に形成される空気層によって、保温性が向上する。
本考案にあっては、使用者が防寒シートを装着した後で、装着部材が挿入部から露出又は脱落することが抑制される。何故ならば、装着部材が挿入部の開口から突出しても、防寒シートの中央部が装着部材の目隠しになるからである。また、装着部材の突出側先端部が防寒シートの中央部に当接し易いので、装着部材の脱落が抑制されるからである。
本考案にあっては、装着部材を用いない場合に、係合部同士の係合によって、防寒シートを人体に装着することができる。
一方、装着部材による防寒シートの装着時には、係合部同士の係合によって、防寒シートと人体との密着性を向上させることができる。
本考案にあっては、ボア生地、フリース生地、フェルト生地、又は毛織物を用いてなる防寒シートは、保温性が高い、及び肌触りがよい等の利点を有する。
本考案の防寒具による場合、装着部材を用いて防寒シートを身体に巻き付けることができるので、防寒性が高い。
また、可撓性を有し、一部が欠落している環状の装着部材は、構成が簡易である。故に、製造者による製造が容易であり、使用者による取り扱いが簡便である。
本考案の実施の形態に係る防寒具の構成を略示する斜視図である。 防寒具の構成を略示する分解図である。 防寒具が備える防寒シートを下半身に着用した状態を示す斜視図である。 防寒シートを上半身に着用した状態を示す斜視図である。
以下、本考案を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1及び図2は、本考案の実施の形態に係る防寒具1の構成を略示する斜視図及び分解図である。以下の説明では、図2において矢符で示す上下及び左右を使用する。また、後述する防寒シート2に関し、図2に向かって手前側の面側が表側であり、奥側の面側が裏側である。
防寒具1は、防寒シート2及び装着部材3を備えている。図1には、装着部材3が後述する挿入部21に挿入されている状態の防寒シート2が実線で示されており、挿入部21に挿入されていない状態の装着部材3が二点鎖線で示されている。図2には、挿入部21に装着部材3が挿入されていない状態の防寒シート2と、装着部材3とが示されている。
防寒シート2は、横長矩形状のシート材20を用いてなる。
シート材20は、2枚の各横長矩形状の布帛が重ね合わせられ、4辺部が縫い合わせられてなる。シート材20の第1面(他面)20a及び第2面(一面)20b夫々を構成する布帛は、ボア生地、フリース生地、フェルト生地、又は毛織物を用いてなる防寒布である。2枚の布帛は同じ生地でも異なる生地でもよい。ただし、第2面20bを構成する布帛の起毛長さは、第1面20aを構成する布帛の起毛長さよりも長い。以下では、シート材20の第2面20bを構成する布帛を起毛布という。
シート材20は、シート材20を構成する生地そのものの性質により、保温性が高く、肌触りがよい。また、シート材20は、2枚の布帛間に空気層が形成されるので、保温性が更に向上される。
シート材20の上部(前記シート材の前記一辺部に対応する部分)は、上側長辺部20cが第1面20aの上下方向中央部に近接する方向に(即ち表側に)折り返されている。
故に、防寒シート2は、シート材20よりも縦方向の長さが短い横長矩形状である。また、防寒シート2の上側長辺部(防寒シートの一辺部)2aは、シート材20を折り返した輪の部分である。防寒シート2の上部の表側及び裏側においては、起毛布が外側に露出している。
防寒シート2には、挿入部21が設けられている。挿入部21は、上側長辺部2aに沿う、左右方向に長い横姿勢の袋状になしてある。挿入部21の左右方向の長さ(袋の深さ)は、装着部材3の長手方向の長さと同程度である。
挿入部21の左端部は袋の底部である。挿入部21の左端部は防寒シート2の左側短辺部(一端部)2bに位置している。なお、挿入部21の左端部は、左側短辺部2bの近傍に位置していればよい。つまり、挿入部21の左端部が左側短辺部2bから適長離隔していてもよい。
挿入部21の右端部は袋の開口である。挿入部21の右端部は防寒シート2の左右方向中央部に位置している。更に詳細には、防寒シート2の左右方向中心位置よりも右側に位置している。
即ち、挿入部21は、防寒シート2を左右方向に3分割した左端部から中央部に亘って設けられており、右端部側(右側短辺部(他端部)2cの近傍)には設けられていない。
以上のような挿入部21は、防寒シート2の上部を袋状に縫い合わせてなる。挿入部21の袋の底部及び下辺部は、シート材20の、折り返しによって対面する一面及び他面を縫い合わせた部分である。挿入部21の袋の上辺部は、シート材20を折り返した輪の部分である。挿入部21の内面は、第1面20aを構成する布帛である。
防寒シート2には、互いに係脱可能に係合する係合部22,23が取り付けてある。
係合部22(係合部23)は、左側短辺部2b(右側短辺部2c)近傍に配されている。係合部22の上下方向の位置は、防寒シート2の上部における挿入部21よりも下側である。係合部23の上下方向の位置は、挿入部21の上下方向の位置と同程度である。
本実施の形態の係合部22,23は,合成樹脂製のスナップボタンであるが、これに限定されるものではない。例えば、係合部22,23は、木製のボタン、及び防寒シート2を切り欠いてなるボタンホールでもよく、ボタン、及び環状の紐でもよく、各布帛製の2本の紐でもよく、フック状又はチェーン状の金具でもよい。
防寒シート2の表側には、ポケット24が設けられている。ポケット24は、シート材20とは別体の布帛をシート材20の第1面20aに縫い付けてなる。本実施の形態のポケット24を構成する布帛は、第1面20aを構成する布帛と同じものであるが、これに限定されるものではない。例えば、ポケット24を構成する布帛は、起毛布であってもよい。また、貼り付け式のポケット24に替えて、切り込み式のポケットが設けられていてもよい。
装着部材3は合成樹脂を用いてなる。装着部材3は、可撓性を有するC字環状をなす。具体的には、装着部材3は、C字状の湾曲板状部材を用いてなる。板状部材の厚みは長手方向の長さに比べて十分に薄い。
装着部材3の長手方向の長さは、使用者の胴回りよりも短く、首回りよりも長い。
装着部材3は、外力が加えられることによって、C字の開放部分(環の欠落部分)が広がる方向に容易に撓む。また、このように変形させられた装着部材3は、弾性復元力によって、C字の開放部分が狭まる方向に付勢される。
装着部材3は、市販のエプロンホルダーであってもよい。
装着部材3の形状は、円環、楕円環、又は矩形環等の一部が欠落しているような形状であれば、C字環状に限定されない。
図3及び図4は、防寒シート2を下半身及び上半身に着用した状態を示す斜視図である。
防寒具1を使用する場合、使用者は、まず、防寒シート2及び装着部材3を準備する(図2参照)。次に、使用者は、装着部材3を挿入部21に挿入する。
具体的には、使用者は、装着部材3の内面側を防寒シート2の表面側に向けた姿勢で、装着部材3の一端部を、挿入部21の開口を通して挿入部21の内部へ挿入し、更に、装着部材3全体を挿入部21の内部へ押し込む。
挿入部21に装着部材3が挿入された防寒シート2は(図1参照)、左側短辺部2bから左右方向中央部までが装着部材3の形状に沿ったC字環状に保形される。このときには、防寒シート2の右側短辺部2cの形状は、装着部材3の形状とは無関係である。
次いで、使用者は、装着部材3を防寒シート2と共に、使用者の身体に装着する。
まず、図3に示すように、下半身に装着した場合を説明する。この場合、装着部材3は、防寒シート2を介して使用者の腰に装着される。このために、使用者は、装着部材3の開放部分を広げ、広げた隙間を通して装着部材3の内部に胴体を入れ、装着部材3で使用者の腰を囲む。
ここで使用者が手を離すと、装着部材3は、弾性復元力によって、使用者の腰に接触する。この結果、防寒シート2の上側長辺部2aの左端部から左右方向中央部までが使用者の腰に接触する。このとき、防寒シート2の左端部から左右方向中央部までが、使用者の下半身に巻き付く。故に、防寒具1の脱落が抑制される。
一方、防寒シート2の右端部側は、このままでは使用者の下半身に巻き付かない。
そこで、使用者は、防寒シート2の右端部側を、左端部側に重ねるようにして下半身に巻き付ける。更に、使用者は、防寒シート2の右端部側の上端部を、装着部材3(及び防寒シート2)と腰との間に挟み込む。
以上の結果、防寒具1は、巻きスカート型の防寒具になる。
このような防寒具1は、大柄な使用者と小柄な使用者とが容易に共用することができる。何故ならば、防寒シート2の右端部側を装着部材3と腰との間に挟み込む位置が固定されていないからである。換言すれば、防寒シート2の右端部側を装着部材3と腰との間に挟み込む位置を変更することによって、巻きスカート型の防寒具1のウエストサイズを調節することができる。この結果、小柄な使用者は防寒シート2が二重になる部分を広くし、大柄な使用者は防寒シート2が二重になる部分を狭くすることで、自身の身体の大きさに合わせて防寒シート2を装着することができる。
巻きスカート型の防寒具1は、腰の周囲に起毛布が配置されるので、視覚的にも暖かく、デザイン性が高い。
巻きスカート型の防寒具1の使用を終了する場合、使用者は、装着時と逆の手順で防寒具1を取り外せばよい。
なお、使用者は、防寒シート2の右端部側を下半身に巻き付けずに放置しておいてもよい。又は、使用者は、防寒シート2の右端部側を逆方向に(即ち、防寒シート2の中央部側に重ねるように)巻き付けてから、防寒シート2の右端部側の上端部を、装着部材3と腰との間に挟み込んでもよい。この場合、巻きスカート型の防寒具1の一部が開放された状態になるので、敢えて防寒性を低下させることができる。つまり、防寒シート2の右端部側の配置次第で、防寒具1の防寒性の高低を調節することができる。
次に、図4に示すように、上半身に装着した場合を説明する。この場合、装着部材3は使用者の首に装着される。このために、使用者は、装着部材3の開放部分を広げ、広げた隙間を通して装着部材3の内部に首を入れ、装着部材3で使用者の首を囲む。また、防寒シート2の左端部から左右方向中央部までを、使用者の左肩から右肩に亘って背中を覆うように配置する。
ここで使用者が手を離すと、装着部材3は、弾性復元力によって元の形状に戻る。ただし、装着部材3は使用者の首に密着しない。それでも、防寒シート2の左端部から左右方向中央部までが、使用者の上半身に巻き付くので、防寒具1の脱落は抑制される。
一方、防寒シート2の右端部側は、このままでは使用者の上半身に巻き付かない。
そこで、使用者は、係合部22,23を係合させる。すると、防寒シート2の右端部側が上半身に巻き付く。換言すれば、係合部22,23の係合によって、防寒シート2と上半身との密着性を向上させることができる。
以上の結果、防寒具1は、ケープ型の防寒具になる。
ケープ型の防寒具1は、首の周囲に起毛布が配置されるので、首元が暖かく、肌触りがよい。更に、視覚的にも暖かく、デザイン性が高い。
ケープ型の防寒具1の使用を終了する場合、使用者は、装着時と逆の手順で防寒具1を取り外せばよい。
なお、使用者は、防寒シート2の右端部側を上半身に巻き付けずに放置しておいてもよい。この場合、ケープ型の防寒具の一部が開放された状態になるので、敢えて防寒性を低下させることができる。つまり、係合部22,23を係合させるか否かによって、防寒具1の防寒性の高低を調節することができる。
防寒具1の使用を終了する場合、使用者は、装着部材3の他端部を、挿入部21の開口を通して挿入部21の内部から引き出し、更に、装着部材3全体を挿入部21の内部から引き抜く。
つまり、装着部材3の挿脱方向は、防寒シート2の上側長辺部2aに沿う方向(図2における左右方向)である。
挿入部21の内部は、ボア生地、フリース生地、フェルト生地、又は毛織物を用いてなるので、装着部材3の挿脱は円滑に行なうことができる。
ところで、防寒具1をケープとして使用する場合には、装着部材3が取り外された防寒シート2だけの状態でもよい。この場合、使用者は、防寒シート2の上側長辺部2aを首に巻き掛け、防寒シート2を、使用者の左肩から右肩に亘って背中を覆うように配置して、係合部22,23を係合させる。つまり、装着部材3を用いない場合に、係合部22,23の係合によって、防寒シート2を人体に装着することができる。
以上のような防寒具1は、巻きスカート型又はケープ型の防寒具として用いることができるので、例えば膝掛け型又は肩掛け型の防寒具に比べて防寒性が高い。
しかも、装着部材3の構成が、例えば特許文献1に記載の防寒具が備える腰部ベルトに比べて簡易である。故に、製造者による製造が容易であり、使用者による取り扱いが簡便である。
防寒具1は、巻きスカート型の防寒具として用いるときも、ケープ型の防寒具として用いるときも、人体に接触する側に起毛布が配されているので、保温性が高い。
挿入部21に挿入されている装着部材3によって防寒シート2が使用者の身体に装着されている場合、装着部材3が挿入部21から露出したり脱落したりすることが抑制される。
仮に、装着部材3が挿入部21の開口から突出したとしても、防寒シート2の中央部が装着部材3の目隠しになる。また、装着部材3の右端部が防寒シート2の中央部に当接し易いので、装着部材3の脱落が抑制される。
なお、防寒具1は、袋状の挿入部21に替えて、筒状の挿入部を備えている構成でもよい。筒状の挿入部は、左右両端部が開口する。故に、挿入部に対して右側及び左側の何れ側からでも装着部材3を挿入することができる。ただし、挿入部21に比べて、筒状の挿入部は、左端部の開口から装着部材3が突出し易く、装着部材3の突出側先端部が人目に付きやすい。
防寒具1は、シート材20を用いてなる挿入部21に替えて、シート材20とは別体の袋状又は筒状の部材を用いてなる挿入部を備えていてもよい。
防寒具1は、挿入部21に替えて、防寒シート20の右端部から中央部に亘って配されている挿入部と、防寒シート20の左端部から中央部に亘って配されている挿入部とを備えていてもよい。この場合、使用者は、左右2個の挿入部の内、使い勝手がよい方の挿入部に装着部材3を挿入すればよい。
また、防寒シート2は、ボア生地、フリース生地、フェルト生地、又は毛織物を用いてなる構成に限定されず、例えば綿織物又はニット生地等を用いてなる構成でもよい。更にまた、防寒シート2は、織布又は不織布等の生地に限定されず、断熱シートを用いてなる構成であってもよい。更に、シート材20の第1面20aは起毛していなくてもよい。
防寒シート2は、矩形状に限定されず、例えば台形状、逆三角形状、又は六角形状等でもよい。シート材20は、矩形状に限定されず、例えば三角形状又は五角形状等でもよい。また、三角形状又は五角形状等のシート材20を折り返して、台形状又は矩形状等の防寒シート2を形成してもよい。
シート材20は、2枚のシートが重ね合わせられたものに限定されず、1枚のシートを用いてなる構成でもよい。この場合、シート材20は、一面が起毛している構成でもよく、両面が起毛しており、一面の起毛長さが他面よりも長い構成でもよい。
防寒シート2は、係合部22,23及び装着部材3を用いずとも、肩掛け又は膝掛け等として使用することができる。
本考案の実施の形態に係る防寒具は、防寒シート2及び装着部材3よりもサイズが小さい防寒シート及び装着部材を備えていてもよい。このような防寒具は、防寒シートが装着部材によって使用者の腕又は足等に装着される。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は、上述した意味ではなく、実用新案登録請求の範囲と均等の意味及び実用新案登録請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
また、本考案の効果がある限りにおいて、防寒具1に、実施の形態に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
1 防寒具
2 防寒シート
20 シート材
21 挿入部
22,23 係合部
3 装着部材

Claims (6)

  1. 多角形状の防寒シートと、
    可撓性を有し、一部が欠落している環状をなし、前記防寒シートを人体に着脱可能に装着するための装着部材と
    を備える防寒具であって、
    前記装着部材を前記防寒シートの一辺部に沿う方向に挿脱可能に挿入すべき挿入部が、前記一辺部における前記方向の一端部側から中央部に亘って設けられていることを特徴とする防寒具。
  2. 前記防寒シートは、一面が起毛しているシート材、又は、両面が起毛しており、一面の起毛長さが他面よりも長いシート材を用いてなり、
    前記挿入部は、前記シート材の前記一辺部に対応する部分を、前記一面が外側になるように折り返してなる筒状又は袋状になしてあることを特徴とする請求項1に記載の防寒具。
  3. 前記防寒シートは、2枚のシートが重ね合わせられたシート材を用いてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の防寒具。
  4. 前記挿入部は、前記中央部の側が開口している袋状になしてあることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の防寒具。
  5. 前記シート材の前記一端部側及び他端部側に、互いに係脱可能に係合する係合部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の防寒具。
  6. 前記防寒シートは、ボア生地、フリース生地、フェルト生地、又は毛織物を用いてなることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の防寒具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020017657A1 (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 薫 佐久間 雨カッパ

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WO2020017657A1 (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 薫 佐久間 雨カッパ

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