JP3193738B2 - ファーブラシ - Google Patents

ファーブラシ

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JP3193738B2
JP3193738B2 JP21547791A JP21547791A JP3193738B2 JP 3193738 B2 JP3193738 B2 JP 3193738B2 JP 21547791 A JP21547791 A JP 21547791A JP 21547791 A JP21547791 A JP 21547791A JP 3193738 B2 JP3193738 B2 JP 3193738B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機,プリンタ,
ファクシミリ等のクリーニング装置に使用されるファー
ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】複写機,プリンタ,ファクシミリ等で
は、周知のように、転写画像の地肌汚れを防止するため
に、その感光体ドラム上に残留したトナーを除去する必
要がある。従来、この感光体ドラム上に残留したトナー
を除去するためのクリーニング装置の一種に、ロール状
の芯金の周面上に無数の繊維を接着して形成されたクリ
ーニング用のファーブラシの周面を、感光体ドラムの表
面に当接させて回転駆動することにより、感光体ドラム
上に残留したトナーを除去するように構成されたクリー
ニング装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
なファーブラシを使用したクリーニング装置において、
そのクリーニング効率を高めるためには、感光体ドラム
上に残留したトナーと、ファーブラシの繊維の先端部分
との接触確率を高くすればよいことが知られている。こ
のため、従来のファーブラシでは、一般に、その繊維の
径を一様に太くしたり、あるいは、繊維の本数を多くし
て、トナーとファーブラシの繊維の先端部分との接触確
率を高めるように構成している。
【0004】しかしながら、上記前者のファーブラシの
ように、繊維の径を一様に太くした場合には、繊維の腰
が強くなるため、その回転駆動に大きなトルクを要する
とともに、感光体ドラムの表面を傷付ける虞れがある。
【0005】一方、上記後者のファーブラシのように、
繊維の本数を多くする場合には、繊維の加工上の問題や
芯金の周面積等によって、接着形成可能な繊維本数が予
め限定されてしまうため、トナーとファーブラシの繊維
の先端部分との接触確率の度合いにも自ずと限度があ
る。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、上述したような不具合を伴うこ
と無く、感光体ドラム上に残留したトナーと、ファーブ
ラシの繊維の先端部分との接触確率を増大させてクリー
ニング効率を向上させることのできるファーブラシを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の課題
を解決するために、芯金の周面上に無数の繊維を接着し
て形成された、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の
リーニング装置に用いられるファーブラシにおいて、上
記芯金の周面上に接着される上記繊維の1本毎の根本部
分よりも、上記繊維の1本毎の先端部分を太く形成した
構成とする。
【0008】
【作用】この発明によれば、上記繊維の先端部分が、上
記芯金の周面上に接着される上記繊維の根本部分よりも
太く形成されるので、上記芯金の周面に接着される繊維
1本当りの繊維先端部分の面積が増大され、繊維の腰の
強さを増大させたり、単位面積当りの繊維本数をその限
界本数以上に無理に増加させること無く、感光体ドラム
上に残留したトナーと、ファーブラシの繊維の先端部分
との接触確率が向上される。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図によって詳細に
説明する。但し、この明細書の記述から明らかに想起し
得る範囲の構成・作用、及びこの発明の前記並びにその
他の目的と新規な特徴については、説明の煩雑化を避け
る上から、その図示並びに開示を省略、もしくは簡略化
する。
【0010】この発明が実施されるファーブラシは、図
5(a),(b)に示すように、金属ローラなどからな
る芯金1の周面に、両面テープや接着剤等の接着手段2
によって、多数の繊維3を接着して形成される。繊維3
としては、例えば、アクリル系やナイロン系の繊維に、
絶縁性のまま、あるいは、導電処理を施して使用され
る。
【0011】一方、従来のファーブラシに使用されてい
る繊維形状には、直毛タイプおよびループタイプ等があ
るが、その線径は一定であり、通常、300D/48F
のような繊維単位で表示されている。
【0012】ところで、上述のようなファーブラシ4を
使用したクリーニング装置のクリーニング効率を高める
ためには、前述したように、感光体ドラム上に残留した
トナー(図示せず)と、ファーブラシ4の繊維3の先端
部分(ファーブラシ4の外周部)との接触確率を高くす
ればよい。そして、この接触確率を高めるためには、繊
維3の径を一様に太くしたり、あるいは、繊維3の本数
を多くすればよい。しかしながら、繊維の径を一様に太
くしたファーブラシの場合には、繊維3の腰が強くなる
ため、その回転駆動に大きなトルクを要するとともに、
繊維3の本数が減少して、感光体ドラムの表面を傷付け
る虞れがある。また、繊維3の本数を多くしたファーブ
ラシの場合には、繊維3の加工上の問題や芯金1の周面
積等によって、接着形成可能な繊維本数が限定されてし
まうため、その接触確率をさほど増加させることができ
ない。
【0013】そこで、この発明のファーブラシ4では、
図1に示すように、繊維3の根本部分3aよりも、繊維
3の先端部分3bを太く形成した構造とする。この繊維
3の根本部分3aよりも、繊維3の先端部分3bを太く
形成する方法としては、図1(a)に示すように、繊維
全体をテーパー状に形成してもよく、または、図1
(b),(c)に示すように、繊維3の先端部分3bだ
けを太く形成してもよい。ここで、図1(a)に示した
ように、繊維全体をテーパー状に形成する方法は、ファ
ーブラシ4の繊維3の毛足の長さが、通常、10mm前
後と非常に短いため、技術的に困難が伴う。
【0014】これに対し、図1(b),(c)に示した
ように、繊維3の先端部分3bだけを太く形成する方法
は、例えば、アクリル系やナイロン系などの熱可塑性の
樹脂からなる繊維の先端部分を加熱・加圧するなどの方
法により、比較的容易に実現できる。従って、この後者
の方法では、従来のファーブラシの外周、すなわち、繊
維3の先端部分3bを加熱・加圧するだけで、この発明
によるファーブラシ4を形成することが可能となる。こ
の場合、繊維3の先端部分3bの加熱・加圧処理工程
は、芯金1への繊維3の接着前、または、接着後の何れ
でもよい。
【0015】また、図1(b),(c)に示したよう
に、繊維3の先端部分3bだけを太く形成する他の方法
としては、例えば、溶剤により膨張する樹脂で繊維3を
形成し、この繊維3の先端部分3bを溶剤で膨張させて
もよい。この方法によれば、従来のファーブラシの繊維
3の先端部分3bを溶剤の中に浸すだけの処理で、簡単
且つ安価に、この発明によるファーブラシ4を形成する
ことができる。また、前述のように、繊維3の先端部分
3bを加熱・加圧処理する方法では、その加熱・加圧処
理工程で繊維3の先端部分3b同士が互いに溶着し易
く、この先端部分3bが溶着した場合には、この先端部
分3bを分離するための2次加工が必要となるが、この
繊維3の先端部分3bを溶剤で膨張させる方法では、こ
のような2次加工が不要になる。
【0016】ところで、図2(a)に示すように、加熱
・加圧処理工程で繊維3の先端部分3b同士が互いに溶
着した場合には、図2(b)に示すように、溶着した繊
維3の先端部分3bを一様にカットすることにより、こ
の先端部分3bを互いに分離させることができる。この
ように、溶着した繊維3の先端部分3bを一様にカット
する方法によれば、繊維3の先端部分3bを分離させる
と同時に、繊維3の先端部分3bのバラツキを修正し
て、ファーブラシ4のクリーニング性能を向上させるこ
とができる。
【0017】一方、この発明によるファーブラシ4は、
図3に示すように、その繊維3として、例えば、ステン
レスなどの金属繊維を使用し、この金属繊維3の先端部
分3bに、樹脂等の繊維材料3cを融着させて、繊維3
の先端部分3bだけを太く形成してもよい。この金属繊
維3を使用したファーブラシ4は、線径を極めて細く形
成できるので、その繊維本数を大幅に増加させることが
できるとともに、例えば、図4に示すように、金属繊維
3の先端部分3bに融着させる繊維材料3cの膜厚を変
えることによって、繊維3の絶縁抵抗および太さ等を自
由且つ簡単に可変させることができる。従って、この金
属繊維3を使用したファーブラシ4によれば、その導電
率を任意に設定でき、また、バイアス電圧の印加も容易
にできる。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、上記繊維の先端部分
が、上記芯金の周面上に接着される上記繊維の根本部分
よりも太く形成されるので、上記芯金の周面に接着され
る繊維1本当りの繊維先端部分の面積が増大され、従来
のように、繊維の腰の強さを増大させたり、単位面積当
りの繊維本数をその限界本数以上に無理に増加させるこ
と無く、感光体ドラム上に残留したトナーと、ファーブ
ラシの繊維の先端部分との接触確率を増大させることが
でき、そのクリーニング効率を容易に向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のファーブラシの概略部分断
面図である。
【図2】この発明の他の実施例のファーブラシの概略部
分断面図である。
【図3】この発明のさらに他の実施例のファーブラシの
概略部分断面図である。
【図4】上記図3に示した実施例における繊維先端部分
の概略拡大図である。
【図5】この発明が実施される従来のファーブラシの概
略部分断面図である。
【符号の説明】
1 芯金 2 接着手段 3 繊維 3a 繊維3の根本部分 3b 繊維3の先端部分 3c 繊維材料 4 ファーブラシ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A46B 1/00 - 17/08 A46B 1/00 - 9/06 A23L 13/00 - 13/62 B32B 1/00 - 35/00 D01D 1/00 - 13/02 A45D 33/00 - 40/30 G03G 13/02 G03G 15/02 - 15/02 103 G03G 21/00 - 21/00 334 G03G 21/00 550 - 578

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯金の周面上に無数の繊維を接着して形成
    された、複写機、プリンタ、ファクシミリ等のクリーニ
    ング装置に用いられるファーブラシにおいて、上記芯金
    の周面上に接着される上記繊維の1本毎の根本部分より
    も、上記繊維の1本毎の先端部分を太く形成したことを
    特徴とする複写機、プリンタ、ファクシミリ等のクリー
    ニング装置に用いられるファーブラシ。
  2. 【請求項2】上記繊維の先端部分を一様にカットしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の複写機、プリンタ、ファ
    クシミリ等のクリーニング装置に用いられるファーブラ
    シ。
  3. 【請求項3】上記繊維を金属繊維で構成するとともに、
    この金属繊維の先端部分に樹脂を付着させて、上記芯金
    の周面上に接着される上記繊維の1本毎の根本部分より
    も、上記繊維の1本毎の先端部分を太く形成したことを
    特徴とする請求項1記載の複写機、プリンタ、ファクシ
    ミリ等のクリーニング装置に用いられるファーブラシ。
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