JP3193564U - グロメット - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献2には、外側および内側のシール材がその軸線方向に一端縁で薄い端壁により一体に成型されたケーブル接続部用シールブロックが開示されている。
しかし、特許文献1では、外筒部材と内筒部材とを連結する連結部が、外筒部材と内筒部材との端部に形成されているため、内筒部材を切り離す際に、外筒部材と内筒部材との境界部で切断されずに、外筒部材の端面の一部まで切り離されてしまうおそれがある。
外筒部材と、
前記外筒部材の内径よりも小さい外径を有し、前記外筒部材の内側に配置されている内筒部材と、
前記内筒部材の内径よりも小さい外径を有し、前記内筒部材の内側に配置されている円柱部材と、
前記外筒部材の内周と前記内筒部材の外周とを水密に連結する第一の連結部と、
前記内筒部材の内周と前記円柱部材の外周とを水密に連結する第二の連結部と、
を備え、
前記第一の連結部は、前記外筒部材が延在する延在方向における前記外筒部材の中間部に配置され、
前記第二の連結部は、前記延在方向における前記内筒部材の中間部に配置されている。
外筒部材と、
前記外筒部材の内径よりも小さい外径を有し、前記外筒部材の内側に配置されている内筒部材と、
前記内筒部材の内側を閉塞するように設けられた閉塞部材と、
前記外筒部材の内周と前記内筒部材の外周とを水密に連結する第一の連結部と、
を備え、
前記第一の連結部は、前記外筒部材が延在する延在方向における前記外筒部材の中間部に配置され、
前記閉塞部材は、前記延在方向における前記内筒部材の中間部に配置されている。
最初に本考案の実施形態の内容を列記して説明する。
本考案の一の実施形態に係るグロメットは、
(1)外筒部材と、
前記外筒部材の内径よりも小さい外径を有し、前記外筒部材の内側に配置されている内筒部材と、
前記内筒部材の内径よりも小さい外径を有し、前記内筒部材の内側に配置されている円柱部材と、
前記外筒部材の内周と前記内筒部材の外周とを水密に連結する第一の連結部と、
前記内筒部材の内周と前記円柱部材の外周とを水密に連結する第二の連結部と、
を備え、
前記第一の連結部は、前記外筒部材が延在する延在方向における前記外筒部材の中間部に配置され、
前記第二の連結部は、前記延在方向における前記内筒部材の中間部に配置されている。
この構成によれば、第一の連結部が外筒部材の延在方向における外筒部材の中間部に配置されているため、径の太いケーブルをグロメットに装着するために第一の連結部を切断して内筒部材を外筒部材から切り離した際に、外筒部材の端面の一部まで切り取られてしまうおそれがない。また、第二の連結部が当該延在方向における内筒部材の中間部に配置されているため、径の細いケーブルをグロメットに装着するために第二の連結部を切断して円柱部材を内筒部材から切り離した際に、内筒部材の端面の一部まで切り取られてしまうおそれがない。そのため、ケーブルクロージャにケーブルを導入する際の密閉状態を悪化させる恐れがなく、ケーブルクロージャの水密性を確実に保つことができる。
前記大径内筒部材の内部に前記少なくとも一つの細径内筒部材が配置され、
前記少なくとも一つの細径内筒部材のうち最小の内径を有する細径内筒部材の内部に前記円柱部材が配置され、
前記大径内筒部材の内周と前記少なくとも一つの細径内筒部材の外周と、および前記少なくとも一つの細径内筒部材同士、が第三の連結部により水密に連結されていることが好ましい。
この構成によれば、より多くのケーブル径に合致したグロメットを提供することができる。
(3)外筒部材と、
前記外筒部材の内径よりも小さい外径を有し、前記外筒部材の内側に配置されている内筒部材と、
前記内筒部材の内側を閉塞するように設けられた閉塞部材と、
前記外筒部材の内周と前記内筒部材の外周とを水密に連結する第一の連結部と、
を備え、
前記第一の連結部は、前記外筒部材が延在する延在方向における前記外筒部材の中間部に配置され、
前記閉塞部材は、前記延在方向における前記内筒部材の中間部に配置されている。
この構成によれば、第一の連結部や閉塞部材を切断する際に、外筒部材や内筒部材の端部の一部まで切り取られてしまうおそれがなく、ケーブル導入時のケーブルクロージャの水密性を確実に保つことができる。
この構成によれば、ケーブルクロージャの水密性をより確実に保つことができる。
この構成によれば、第一の連結部あるいは第二の連結部を切断する際に、作業者が刃先を第一の円筒空間部または第二の円筒空間部に導入しやすく、作業効率が向上する。
両側のメガネ部分にそれぞれ前記外筒部材が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、1つのグロメットで2本のケーブルをケーブルクロージャに導入することができる。
以下、本考案に係るグロメット及びそれを備えたクロージャの実施形態の例を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、ケーブルクロージャ1は、ケース本体2を備え、その内部がケーブル収容空間3とされている。ケーブル収容空間3にはスプリッタトレイあるいは成端トレイ等からなるトレイ本体4が設置されるとともに、光ケーブルなどから構成されるケーブル(図示は省略)と他のケーブルとの接続部分が収容される。なお、ケーブル収容空間3にトレイ本体4が収容された状態で、不図示の蓋によりケース本体2の上部が塞がれて、ケーブルクロージャ1の密閉性が保たれる。
このケーブル導出入部5,6には、弾性を有する樹脂材料で形成されたグロメット10が取り付けられている。グロメット10がケーブルに密着することで、ケーブルを伝ってケーブルクロージャ1のケーブル収容空間3内に雨水等が浸入することが防止されている。
図2に示すように、グロメット10は、円形状のケーブル収容部11が2つ併設されたメガネ型の形状を有している。両ケーブル収容部11は接続部12により連結され、各ケーブル収容部11にそれぞれケーブルを挿入可能である。
外筒部材20は、ケーブル収容部11の最外層部を構成する円筒形の部材であって、その筒内に円筒空間部21を有している。外筒部材20の内周22は、その端面23に対して垂直な面となっている。
また、内筒部材30の外周34には、連結部25から内筒部材30の片端面に向けて傾斜したテーパ面34aが設けられている。
また、円柱部材40には、連結部35から円柱部材40の両端面側に向けて傾斜したテーパ面41a,42が設けられている。これにより、円柱部材40は、その延在方向における両側に向けて先細りとなっている。円柱部材40のテーパ面42が設けられた側の端部は、円筒空間部31の片側の端面から外側に突出している。
同様に、内筒部材30と円柱部材40とを連結する連結部35が、外筒部材20が延在方向において内筒部材30の中間部に配置されている。そのため、連結部35を切断して円柱部材40を内筒部材30から切り離す際に、内筒部材30の端面33の一部まで切り取られてしまうおそれがない。
なお、万が一、連結部25の外筒部材20側の部分が残存せずに、連結部25の周囲の外筒部材20がはぎ取られた場合であっても、その剥ぎ取られた箇所の周囲の部分によって、ケーブルと外筒部材20との密閉状態は維持されるため、水密性が損なわれるおそれはない。連結部35を切断する場合も同様である。
例えば、図5に示す変形例1に係るグロメット100のように、連結部35は、円柱部材140の延在方向における端部に設けられていてもよい。すなわち、図5に示すように、円柱部材140の片側の端面141は、外筒部材20および内筒部材30の端面23,33と面一ではなく、外筒部材20および内筒部材30の端面23,33よりも内側に凹んだ状態で配置されていてもよい。
このように、連結部35が円柱部材140の延在方向における端部に設けられている変形例1においても、内筒部材30の中間部に連結部35が設けられているため、連結部35を切断する際に内筒部材30の端面33の一部を切り取ってしまうおそれはなく、ケーブルクロージャ1の水密性を保つことができる。
図6の変形例2においては、内筒部材230として、大径内筒部材231と、大径内筒部材231の内径よりも小さい外径を有する細径内筒部材232を備えている。大径内筒部材231の内側に細径内筒部材232が配置されるとともに、細径内筒部材232の内側に円柱部材40が配置されている。連結部25および連結部35と同様に、大径内筒部材231の内周と細径内筒部材232の外周とは連結部235(第三の連結部)により水密に連結されている。
この構成によれば、ケーブル挿入時に閉塞部材340を内筒部材30から切り離す際に、内筒部材30の端面33の一部まで切り取られてしまうおそれがなく、グロメット300とケーブルとの密閉状態を維持することができる。
Claims (6)
- 外筒部材と、
前記外筒部材の内径よりも小さい外径を有し、前記外筒部材の内側に配置されている内筒部材と、
前記内筒部材の内径よりも小さい外径を有し、前記内筒部材の内側に配置されている円柱部材と、
前記外筒部材の内周と前記内筒部材の外周とを水密に連結する第一の連結部と、
前記内筒部材の内周と前記円柱部材の外周とを水密に連結する第二の連結部と、
を備え、
前記第一の連結部は、前記外筒部材が延在する延在方向における前記外筒部材の中間部に配置され、
前記第二の連結部は、前記延在方向における前記内筒部材の中間部に配置されている、グロメット。 - 前記内筒部材は、大径内筒部材と、大径内筒部材の内径よりも小さい外径を有する少なくとも一つの細径内筒部材を含み、
前記大径内筒部材の内部に前記少なくとも一つの細径内筒部材が配置され、
前記少なくとも一つの細径内筒部材のうち最小の内径を有する細径内筒部材の内部に前記円柱部材が配置され、
前記大径内筒部材の内周と前記少なくとも一つの細径内筒部材の外周と、および前記少なくとも一つの細径内筒部材同士、が第三の連結部により水密に連結されている、請求項1に記載のグロメット。 - 外筒部材と、
前記外筒部材の内径よりも小さい外径を有し、前記外筒部材の内側に配置されている内筒部材と、
前記内筒部材の内側を閉塞するように設けられた閉塞部材と、
前記外筒部材の内周と前記内筒部材の外周とを水密に連結する第一の連結部と、
を備え、
前記第一の連結部は、前記外筒部材が延在する延在方向における前記外筒部材の中間部に配置され、
前記閉塞部材は、前記延在方向における前記内筒部材の中間部に配置されている、グロメット。 - 前記第一の連結部は、前記外筒部材の延在方向における両端からそれぞれ0.5mm以上離れている、請求項1から3のいずれか一項に記載のグロメット。
- 前記内筒部材の外周面には、前記第一の連結部から前記内筒部材の端面の少なくとも一方に向けて傾斜したテーパ面が設けられている、請求項1から4のいずれか一項に記載のグロメット。
- 前記グロメットはメガネ型の形状を有し、
両側のメガネ部分にそれぞれ前記外筒部材が形成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載のグロメット。
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JP2014004021U Expired - Lifetime JP3193564U (ja) | 2014-07-29 | 2014-07-29 | グロメット |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3193564U (ja) |
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2014
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