JP3193255U - 指先に付ける楽器 - Google Patents
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Abstract
【課題】手の指先に付けたスイッチのオン・オフの組み合せで音階や音域を決める楽器を提供する。
【解決手段】腕時計型の発信器9の一部であるスイッチ1〜7を、片手の5本の指の指先に付け、そのオン・オフによる2進法のような組み合せで決まった音階や音域を、発信器9を経由してアンプに発信し、アンプ内で編成し増幅したものを、実際の音としてスピーカーより出す。
【選択図】図1
【解決手段】腕時計型の発信器9の一部であるスイッチ1〜7を、片手の5本の指の指先に付け、そのオン・オフによる2進法のような組み合せで決まった音階や音域を、発信器9を経由してアンプに発信し、アンプ内で編成し増幅したものを、実際の音としてスピーカーより出す。
【選択図】図1
Description
本考案は、片手で演奏が可能な、指先に付ける楽器に関するものである。
楽器を演奏するには、管楽器等はキーやバルブを押さえたり、また打楽器等は叩いたりして音を出す。それらはまず楽器そのものがあり、それに外部から手などを使って操作し音を出す。ところが、この新しい楽器では手の指先に楽器の要となるスイッチが付いている。そのスイッチで壁やテーブル、或は太腿をタッピングすることで音を出すようにしたものである。指先に付けた小さなタブレット状のスイッチのオン・オフを組み合わせ、決まった音階や音域の信号を腕時計型の発信器を経由してアンプに送る。アンプ内で、その信号を編成し増幅してスピーカーから実際の音として出てくる。
この楽器は指先に付けて片手で操作出来るので、一人で一つの楽器にこだわること無く場合によっては両手を使い、一人で同種の二つ、或は他の異なった楽器と同時に演奏が出来る。
1個、又は2個からなるタブレット型スイッチを、片手の5本の指それぞれの指先に付け、それらのスイッチのオン・オフを組み合わせることにより音階や音域が決まる。
その5本の指のスイッチの内、人差し指、中指、薬指の指先に付けた3つのスイッチの組み合せは、CからBに至るピアノの7個の白鍵にあたる。更にこれら3本の指のキーと親指の指先に付けた#または♭のキーとを同時に操作することで、ピアノの5つの黒鍵になる。例えば、C#だと人指し指と同時に親指の#のキーを押す。B♭であれば人差し指、中指、薬指のキーと親指の♭のキーとを同時に押す。
これらのタブレット型スイッチは文字通り薬の錠剤と言える形や大きさで、直径5ミリ乃至8ミリ、厚さ3ミリのシャツのボタンのような外観である。
これらのスイッチは原則として指先の腹側に付ける。人差し指、中指、薬指にはそれぞれ1個を付け、親指と小指にはそれぞれ2個を付ける。尚、親指の指先には腹側と人差し指に近い面とに、小指の指先には腹側と先端部分とに付ける。
取り付け方法は接着剤で、或はゴムや布を指輪状にしたものに、または指サック状のものにスイッチが付いている。
タブレット型スイッチは、小さな宝石が付いている指輪を想像すれば良く、その宝石が手の内側、つまり指の腹側にくるもので、誤操作を防止する為にも3ミリ程度の厚みが有り、服等に触れただけで反応しては拙いので、タッチもパソコンのキーボード程度乃至それ以上にしたい。
この楽器の操作方法はトランペット等の金管楽器を模していて、しかも基本的には2進法に準じているので、容易に演奏が出来る。尤も、これは他の楽器を演奏する時にも言えることだが、薬指を自在に動かせるようになるには、他の指に比べて若干の訓練を要す。馴れてしまえば然程不都合は感じられないとはいえ、他の指、例えば人差し指に比べて自由自在に動かせるようになるには時間がかかる。そこで、この楽器では中指と小指を押しつつ同時に薬指を浮かす操作方法は、出来るだけ避けることにした。
これは片手で操作出来る楽器であるが、場合によっては両手を使い、同時に二つの同じ楽器を演奏することも可能である。その為にもキーの配置は左右の手で対称とし、つまり人差し指、中指、薬指には同じ数字を当て、また親指と小指にも同じ役割を分担させ、操作が煩雑になるのを避ける。
このように同じ二つの楽器を演奏する限り、その操作方法は全く同じであるが、左右の手で操作するそれぞれの楽器の音域をずらしたり、或は音質を変えることで、より効果的になるのであれば、あえて違いをだすことも悪くは無い。
例えば、右手用には261HzのC4を中心とし、左手では1オクターブ下げた130HzのC3を中心としたものを操作する。また、右手ではトランペットのような音色を、左手ではアコースティック・ベースのような音を出しても変化があって楽しい。そのような音響効果や音域全体のシフト等は足で操作する。
また、足で操作するスイッチには、手の親指用と小指用のタブレット型スイッチと連動していて、手の指でも或は足でも同じように操作でき、場合によってはどちらのスイッチも任意にオン・オフが可能なものとする。
これらの音質については、例えば音叉のような純粋な音を含めても面白いが、その多くは実際の楽器のような、耳に良く馴染んだ音作りをする。サンプリングで作製した100種類程の音がアンプに保存されていて、その中から演奏ごとに求める6種類の音質を選び出す。一度に100種類の中から選ぶのは操作が煩雑になりがちで、演奏の妨げになるのを回避するためである。
発信器や受信機、バッテリーやアンプ、及びスピーカー等は、現在では高性能なものが市場に溢れていて、容易にしかも安価で手に入るので、可能な限りそれらの製品や部品を借用又は転用する。
現在では録音録画技術が飛躍的に向上して、大迫力の画面で見、高性能な再生音で聞く事が極普通のこととなった。もはや生で見たり聞いたりすることと何ら遜色が無い。それでもライブには敵わない。一度きりの時間と空間を共有する一体感は何ものにも代え難くそれはライブでのみ可能で、それを支え、より効果的に演出するのがこの楽器である。
足で操作するコード専用の楽器と連携しながら、同時に指先で1、3、5、7、等のスイッチを押すことで、コード演奏の初心者でも、或は楽譜を読むこと自体あまり馴染んでいない人にも、容易にコード演奏が出来る。
それと言うのも、稀に4thや6thを使うことは有っても、よく使われるコードでは1、3、5、7、等のどれかをアルペジオで演奏すれば、たとえ最良の音の組み合せに成らなくても、音を外すことはない。それ故、特にコード演奏の初心者には便利である。また、同様にテンションやモードでも、足で操作するそれらの装置と指先のスイッチとを連携して演奏すれば、不愉快な音が繋がることも無い。
これは片手で操作出来る楽器なので、一人に一つの楽器にこだわること無く、両手を使えば同時に二つの楽器を演奏することも可能であり、一人でデュオが、二人でトリオや時にはカルテットさえ可能な多様性を秘めている。
片手の5本の指のそれぞれに1個、または2個のタブレット型スイッチをそれぞれの指先に付け、それらのスイッチのオン・オフの組み合わせによって音階や音域が決定する。
そのスイッチのうち、人差し指、中指、薬指に付けたもののオン・オフの組み合わせでピアノの白鍵にあたる7つの音階、C、D,E,F、G、A,B、が決まる。更に、これらの3本の指のキーと親指用の#または♭のキーを同時に操作することで、ピアノの5つの黒鍵が出来る。
例えばC#であれば、人差し指と同時に親指の#を押す。B♭であれば人差し指、中指、薬指と同時に親指の♭を押す。
小指用のスイッチはオクターブの上げ下げに使用する。他の指と同時に押すことで1オクターブ上げる時、又は下げる時に使い、更に足の両膝の内側を付けることで、その瞬間のみ2倍の2オクターブに変換することが出来る。
この膝用のスイッチは♭や#のスイッチと同時に押すと、2倍の♭♭やXに変換することも出来る。
それぞれの音階は2進法を応用している。Cを元にするとCは1度、同様にしてDは2度、Eは3度、Fは4度、Gは5度、Aは6度でBは7度となる。それらを1度は1、2度を2とすると、3度は3、4度は4、5度は5、6度は6となり、7度は7である。
更に、それらを1は20、2は21、3は21+20、4は22、5は22+20、6は22+21、7は22+21+20とする。
更に、それらを1は20、2は21、3は21+20、4は22、5は22+20、6は22+21、7は22+21+20とする。
とりあえずミドルC、C4を中心とみなして、C4からB4までを標準とする。よって、D4であれば中指に付けたキーのみを押し、G5であれば人差し指と薬指でGを、同時に小指で1オクターブ上のキーを押す。同様にして、B3であれば人差し指、中指、薬指と同時に、小指で1オクターブ下げるスイッチを押す。2オクターブ及びXや♭♭については以下の通り。
#や♭のスイッチ又はオクターブ上げる、下げるスイッチと両膝内側のスイッチを同時にオンにすると、2倍となってX、♭♭、2オクターブ上げる、下げるの何れかになる。
発信器の一部の機能を受け持つ、指先に付けたスイッチのオン・オフによる電気信号を腕時計型の発信器を経由してアンプに送る。その中には小さなバッテリーがついている。指先に付けたスイッチは小さく、しかも常に機械的動作を強いられるので、一旦、腕時計型の発信器に信号を送る。また腕時計型の発信器は、スイッチからの信号を確実に受ける事が出来るのであれば、腰でも胸でも或は首からぶら下げても構わない。
腕時計型の発信器より電気信号を受けたアンプでは、その信号を処理し、編成して増幅する。サンプリングした100種類程の音質を保存し、その中から曲に合った6種類の音質を、演奏ごとに奏者が選べるようにする。これは演奏中に操作が煩雑になるのを回避するためである。
人指し指を20、つまり1とし、同様に中指は21、すなわち2となり、薬指が22となるので4に対応する。基本的にはこの3通りで間に合うが、時により小指を23つまり8として使用することもある。この小指を普通は1オクターブ上げる時、又は下げる時に使う。
また、#と♭のスイッチは別途に親指用として付ける。尚、オクターブのスイッチと#と♭のスイッチは、足でも操作が可能で、この足用と手の指先用のスイッチは連動していて、しかもそれぞれを別々にオン・オフ出来る。
手で操作するスイッチの内、人差し指、中指、薬指に付けたもののオン・オフの組み合せで、ピアノの白鍵にあたる7つの音階、C、D、E、F、G、A、B、が決まる。更にこれらの3本の指のキーと親指用の#または♭のキーを同時に操作することで、ピアノの5つの黒鍵が出来る。
ピアノの白鍵の7つのキーに対応するスイッチのオン・オフを表にする。尚、|の印はスイッチを押すことを表し、・の印は押さないことを表す。また、左手用は左から順に薬指、中指、人差し指を、右手用には左から順に人差し指、中指、薬指を表す。このように各スイッチは操作し易いように左右対称とする。
アンプの出力は小さなもので6ワット、やや大きなもので20ワット、大きなものなら50ワットとする。電源は家庭用の100ボルトをアンプ内で変換して使用する。また、小さなアンプには6ボルトの電池や、US Bの5ボルトでも使えるようにする。更にそれぞれのアンプはヘッドホーンも使用可能とする。
これらの音質については、例えば音叉のような純粋な音を含めても面白いが、その多くは実際の楽器のような、耳に良く馴染んだ音作りをする。サンプリングで作製した100種類程の音がアンプに保存されていて、その中から演奏ごとに求める6種類の音質を選び出す。一度に100種類の中から選ぶのは操作が煩雑になりがちで、演奏の妨げになるのを回避するためである。
それぞれの部品は、高性能で安価なものが容易に手に入るので、それらの既製品を借用或は転用する。但し他の部品と違い、スピーカーは機械的な要素が多分に含まれているので、少し注意が必要である。
超小型スピーカーでは、元々、低域特性は期待出来ない。超低域は勿論、低域を大きな音で鳴らせば音は歪み、無理をすればスピーカーそのものを怖し兼ねない。そこで、これらの超小型スピーカーにはミッシング・ファンダメンタルを活用して、人間の耳の或は言い変えると脳の錯覚を巧く導きだして、そこそこ満足の行くものにしたい。
は単体で、250ミリと380ミリにはそれぞれ60ミリの高域用を併用する。クロスオーバー周波数は、250ミリでは1200Hz、380ミリでは900Hzにして高域用
50ミリのスピーカーにとっては、それなりの音として出すことはかなり厳しい。また、100ミリのスピーカーでは、超低域は期待出来ないし、無理をすればスピーカーそのものを壊しかねない。そこで、積極的にミッシング・ファンダメンタルの活用を考える。
50ミリのスピーカーにとっては、それなりの音として出すことはかなり厳しい。また、100ミリのスピーカーでは、超低域は期待出来ないし、無理をすればスピーカーそのものを壊しかねない。そこで、積極的にミッシング・ファンダメンタルの活用を考える。
また、60ミリの高音用のスピーカーを使用する場合は、クロス・オーバーの周波数として、1000Hz前後を選ぶ。そして、高音用の低域はオクターブあたり12デシベルで落とし、低音用の高域は12デシベル又は6デシベルで落とす。
音圧は1ワットの入力、1メートルの地点で、口径100ミリでは86デシベル以上、250ミリでは94デシベル、380ミリでは98デシベル以上有ることが望ましい。又それらを収める箱は、小さなものではプラスチック製でも悪くはないが、入手が容易でコスト及び音響の点からも合板製が望ましく、一般的な密閉型か位相反転型とする。
1 人差し指用のスイッチ
2 中指用のスイッチ
3 薬指用のスイッチ
4 親指の♭用のスイッチ
5 親指の#用のスイッチ
6 小指のオクターブ上昇用スイッチ
7 小指のオクターブ下降用スイッチ
8 指に付ける為の指輪状のもの
9 腕時計型の発信器
10 ベルト
11 足用スイッチ類の台
12 ♭用スイッチ
13 #用スイッチ
14 フット・レスト
15 1オクターブ上昇用のスイッチ
16 2オクターブ上昇用のスイッチ
17 1オクターブ下降用のスイッチ
18 2オクターブ下降用のスイッチ
19 6種の音質を選別するスイッチ
20 電源スイッチ
21 スピーカー用出力端子
22 イヤホーン用出力端子
23 腕時計型発信器からの信号受信器
24 信号出力端子
25 信号発信端子
2 中指用のスイッチ
3 薬指用のスイッチ
4 親指の♭用のスイッチ
5 親指の#用のスイッチ
6 小指のオクターブ上昇用スイッチ
7 小指のオクターブ下降用スイッチ
8 指に付ける為の指輪状のもの
9 腕時計型の発信器
10 ベルト
11 足用スイッチ類の台
12 ♭用スイッチ
13 #用スイッチ
14 フット・レスト
15 1オクターブ上昇用のスイッチ
16 2オクターブ上昇用のスイッチ
17 1オクターブ下降用のスイッチ
18 2オクターブ下降用のスイッチ
19 6種の音質を選別するスイッチ
20 電源スイッチ
21 スピーカー用出力端子
22 イヤホーン用出力端子
23 腕時計型発信器からの信号受信器
24 信号出力端子
25 信号発信端子
Claims (1)
- 片手のそれぞれの指先に、発信器の一部であるタブレット型のスイッチを付け、そのスイッチのオン・オフの組み合せにより決まった音階や音域の元となる電気信号を、腕時計型の発信器を経由してアンプに送り、それをアンプで編成し、増幅して音としてスピーカーより出す楽器。
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013155009 Continuation | 2013-07-08 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3193255U true JP3193255U (ja) | 2014-09-25 |
Family
ID=
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