JP3193123B2 - 高周波加熱装置用導波管切換器 - Google Patents
高周波加熱装置用導波管切換器Info
- Publication number
- JP3193123B2 JP3193123B2 JP14764992A JP14764992A JP3193123B2 JP 3193123 B2 JP3193123 B2 JP 3193123B2 JP 14764992 A JP14764992 A JP 14764992A JP 14764992 A JP14764992 A JP 14764992A JP 3193123 B2 JP3193123 B2 JP 3193123B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waveguide
- conductor
- heating device
- pair
- frequency heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レンジ等のマイク
ロ波加熱装置等に使用される高周波加熱装置用導波管切
換器に関する。
ロ波加熱装置等に使用される高周波加熱装置用導波管切
換器に関する。
【０００２】
【従来の技術】電子レンジは、通常、単一の励振口を有
するものが多く、このような単一励振口のものは導波管
切換器を必要としないが、複数の励振口を有する電子レ
ンジにおいても従来は導波管切換器を装備していない。
するものが多く、このような単一励振口のものは導波管
切換器を必要としないが、複数の励振口を有する電子レ
ンジにおいても従来は導波管切換器を装備していない。
【０００３】しかしながら、電子レンジによって各種負
荷を加熱することを考えると、負荷毎に励振口を切り換
えて、負荷に最適な加熱を行えるようにした方が効率的
である。
荷を加熱することを考えると、負荷毎に励振口を切り換
えて、負荷に最適な加熱を行えるようにした方が効率的
である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子レンジは、
導波管切換器を備えていないとともに、また従来からあ
る通常の導波管切換器を電子レンジに適用しようとする
と、高価であるとともに、重く、大きいために、電子レ
ンジに適用し難いという問題がある。
導波管切換器を備えていないとともに、また従来からあ
る通常の導波管切換器を電子レンジに適用しようとする
と、高価であるとともに、重く、大きいために、電子レ
ンジに適用し難いという問題がある。
【０００５】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、小型軽量で比較的経済的に構
成することができる高周波加熱装置用導波管切換器を提
供することにある。
その目的とするところは、小型軽量で比較的経済的に構
成することができる高周波加熱装置用導波管切換器を提
供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の高周波加熱装置用導波管切換器は、矩形導
波管断面の長辺が接する面であるＨ面を共有する導波管
分岐点にＨ面に平行で回転軸を共有する回転自在な対向
する一対の導体板と、該一対の導体板の間に垂直に設け
られた少なくとも１つの第１の導体と、前記導体板に対
向する前記導波管のＨ面の隙間に形成されたチョーク構
造とを有することを要旨とする。
め、本発明の高周波加熱装置用導波管切換器は、矩形導
波管断面の長辺が接する面であるＨ面を共有する導波管
分岐点にＨ面に平行で回転軸を共有する回転自在な対向
する一対の導体板と、該一対の導体板の間に垂直に設け
られた少なくとも１つの第１の導体と、前記導体板に対
向する前記導波管のＨ面の隙間に形成されたチョーク構
造とを有することを要旨とする。
【０００７】
【作用】本発明の高周波加熱装置用導波管切換器では、
回転自在な一対の対向する導体板の間に第１の導体を設
け、一対の導体板を回転させて、第１の導体を任意の導
波管の前に設定することにより該導波管を遮断すること
ができる。
回転自在な一対の対向する導体板の間に第１の導体を設
け、一対の導体板を回転させて、第１の導体を任意の導
波管の前に設定することにより該導波管を遮断すること
ができる。
【０００８】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
る。
【０００９】図１（ａ）および（ｂ）は、それぞれ本発
明の一実施例に係わる高周波加熱装置用導波管切換器の
平面図および断面図である。なお、図２は図１に示す高
周波加熱装置用導波管切換器の構成を分かりやすく示す
ように適当な位置から見た分解斜視図である。
明の一実施例に係わる高周波加熱装置用導波管切換器の
平面図および断面図である。なお、図２は図１に示す高
周波加熱装置用導波管切換器の構成を分かりやすく示す
ように適当な位置から見た分解斜視図である。
【００１０】図１において、上方に延出する矩形導波管
１は、図示しないマグネトロンに連結されており、該マ
グネトロンからのマイクロ波が伝播されてくる。導波管
１の下端部は、導波管切換器３に連結され、該導波管切
換器３を介して左右に分岐されている別の導波管５，７
にＴ字型に連結されている。そして、前記導波管１を伝
播してくるマイクロ波は、導波管切換器３によって切り
換えられて、導波管５または７のいずれかに伝播される
ようになっている。
１は、図示しないマグネトロンに連結されており、該マ
グネトロンからのマイクロ波が伝播されてくる。導波管
１の下端部は、導波管切換器３に連結され、該導波管切
換器３を介して左右に分岐されている別の導波管５，７
にＴ字型に連結されている。そして、前記導波管１を伝
播してくるマイクロ波は、導波管切換器３によって切り
換えられて、導波管５または７のいずれかに伝播される
ようになっている。
【００１１】導波管切換器３は、図１（ｂ）に示す断面
図からよくわかるように、導波管１の断面の長辺が接す
る面であるＨ面に平行に設けられた一対の対向する円形
導体板９を有する。この一対の円形導体板９は、その外
面の中心から上下に延出する一対の回転軸１１を有し、
この回転軸１１を中心に回転し得るようになっている。
図からよくわかるように、導波管１の断面の長辺が接す
る面であるＨ面に平行に設けられた一対の対向する円形
導体板９を有する。この一対の円形導体板９は、その外
面の中心から上下に延出する一対の回転軸１１を有し、
この回転軸１１を中心に回転し得るようになっている。
【００１２】また、前記一対の対向する円形導体板９の
間には、図１（ｂ）からわかるように、ほぼ円筒形の第
１の導体１３が配設されており、この導体１３は円形導
体板９の回転とともに任意の方に回転することができ、
図示のように導波管５に対して設けられると、該導波管
５をマイクロ波に対して遮断することができる。この結
果、導波管１からのマイクロ波は導波管切換器３を介し
て導波管７の方にのみ伝播されるようになる。
間には、図１（ｂ）からわかるように、ほぼ円筒形の第
１の導体１３が配設されており、この導体１３は円形導
体板９の回転とともに任意の方に回転することができ、
図示のように導波管５に対して設けられると、該導波管
５をマイクロ波に対して遮断することができる。この結
果、導波管１からのマイクロ波は導波管切換器３を介し
て導波管７の方にのみ伝播されるようになる。
【００１３】更に、前記一対の円形導体板９にその上下
外側で対向する導波管のＨ面の隙間部には、チョーク構
造１５が設けられている。このチョーク構造１５の一部
であるＨ面には開口部１５ａが形成されているが、この
開口部１５ａは反射マイクロ波の最大点である。そし
て、この開口部１５ａからチョーク構造の行き止まりの
端部との間が１／４λｇであり、また該開口部１５ａか
ら円形導体板９の円周縁部までの間も１／４λｇであっ
て、この円形導体板９の円周縁部の所がマイクロ波レベ
ルの最小点となっている。
外側で対向する導波管のＨ面の隙間部には、チョーク構
造１５が設けられている。このチョーク構造１５の一部
であるＨ面には開口部１５ａが形成されているが、この
開口部１５ａは反射マイクロ波の最大点である。そし
て、この開口部１５ａからチョーク構造の行き止まりの
端部との間が１／４λｇであり、また該開口部１５ａか
ら円形導体板９の円周縁部までの間も１／４λｇであっ
て、この円形導体板９の円周縁部の所がマイクロ波レベ
ルの最小点となっている。
【００１４】以上のように構成される高周波加熱装置用
導波管切換器では、円形導体板９と導波管のＨ面が電気
的に接続され、第１の導体１３の両端面が導波管のＨ面
に接続されたことになり、これにより導波管５が遮断さ
れ、導波管１からのマイクロ波は導波管７の方に切り替
え伝播されることになる。
導波管切換器では、円形導体板９と導波管のＨ面が電気
的に接続され、第１の導体１３の両端面が導波管のＨ面
に接続されたことになり、これにより導波管５が遮断さ
れ、導波管１からのマイクロ波は導波管７の方に切り替
え伝播されることになる。
【００１５】図３（ａ）および（ｂ）は、それぞれ本発
明の他の実施例に係わる高周波加熱装置用導波管切換器
の平面図および断面図である。同図に示す高周波加熱装
置用導波管切換器３０は、図１に示した実施例において
第１の導体１３からほぼ−９０度回転した位置に並んで
第２の導体３１を設けるとともに、この第２の導体３１
と第１の導体１３との間に第３の導体３３を設けた点が
異なるのみで、その他の構成は図１の実施例と同じであ
る。
明の他の実施例に係わる高周波加熱装置用導波管切換器
の平面図および断面図である。同図に示す高周波加熱装
置用導波管切換器３０は、図１に示した実施例において
第１の導体１３からほぼ−９０度回転した位置に並んで
第２の導体３１を設けるとともに、この第２の導体３１
と第１の導体１３との間に第３の導体３３を設けた点が
異なるのみで、その他の構成は図１の実施例と同じであ
る。
【００１６】このように第１〜第３の導体３１，３２，
３３を設けることにより、この部分に疑似導波管面が形
成されるとともに、円形導体板９が回転する部分の膨ら
みをこれらの複数の導体３１，３２，３３で整形するこ
とができるのである。すなわち、形状変化部の電気的形
状変化を平滑化することができるのである。
３３を設けることにより、この部分に疑似導波管面が形
成されるとともに、円形導体板９が回転する部分の膨ら
みをこれらの複数の導体３１，３２，３３で整形するこ
とができるのである。すなわち、形状変化部の電気的形
状変化を平滑化することができるのである。
【００１７】図４は、上述した図３に示す高周波加熱装
置用導波管切換器を適用した電子レンジを示す斜視図で
ある。同図に示す電子レンジは、上下に２つの励振口を
有し、この２つの励振口に対して図３に示した導波管切
換器によってマイクロ波を切り換えて供給するようにし
ている。
置用導波管切換器を適用した電子レンジを示す斜視図で
ある。同図に示す電子レンジは、上下に２つの励振口を
有し、この２つの励振口に対して図３に示した導波管切
換器によってマイクロ波を切り換えて供給するようにし
ている。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転自在な一対の対向する導体板の間に第１の導体を設
け、一対の導体板を回転させて、第１の導体を任意の導
波管の前に設定することにより該導波管を遮断すること
ができるので、比較的簡単かつ経済的な導波管切換器を
形成することができるとともに、導体の両端面は導波管
の壁面に電気的に接合されているため、アーク放電を生
じることがない。また、導体を複数設けることにより導
波管切換器のＶ．Ｓ．Ｗ．Ｒ．を小さく抑えることがで
きる。
回転自在な一対の対向する導体板の間に第１の導体を設
け、一対の導体板を回転させて、第１の導体を任意の導
波管の前に設定することにより該導波管を遮断すること
ができるので、比較的簡単かつ経済的な導波管切換器を
形成することができるとともに、導体の両端面は導波管
の壁面に電気的に接合されているため、アーク放電を生
じることがない。また、導体を複数設けることにより導
波管切換器のＶ．Ｓ．Ｗ．Ｒ．を小さく抑えることがで
きる。
【図１】本発明の一実施例に係わる高周波加熱装置用導
波管切換器の平面図および断面図である。
波管切換器の平面図および断面図である。
【図２】図１に示す高周波加熱装置用導波管切換器の構
成を分かりやすく示すように適当な位置から見た分解斜
視図である。
成を分かりやすく示すように適当な位置から見た分解斜
視図である。
【図３】本発明の他の実施例に係わる高周波加熱装置用
導波管切換器の平面図および断面図である。
導波管切換器の平面図および断面図である。
【図４】図３に示す高周波加熱装置用導波管切換器を適
用した電子レンジを示す斜視図である。
用した電子レンジを示す斜視図である。
１ 導波管 ３ 導波管切換器 ５，７ 導波管 ９ 一対の円形導体板 １１ 回転軸 １３ 第１の導体 １５ チョーク構造 ３０ 導波管切換器 ３１ 第２の導体 ３３ 第３の導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H05B 6/70 H01P 1/12
Claims (2)
- 【請求項１】 矩形導波管断面の長辺が接する面である
Ｈ面を共有する導波管分岐点にＨ面に平行で回転軸を共
有する回転自在な対向する一対の導体板と、該一対の導
体板の間に垂直に設けられた少なくとも１つの第１の導
体と、前記導体板に対向する前記導波管のＨ面の隙間に
形成されたチョーク構造とを有することを特徴とする高
周波加熱装置用導波管切換器。 - 【請求項２】 前記一対の導体板の回転軸を中心に前記
第１の導体からほぼ９０度回転した位置の前記一対の導
体板の間に設けられた第２の導体と、前記第１および第
２の導体の間の前記一対の導体板の間に設けられた第３
の導体とを有することを特徴とする請求項１記載の高周
波加熱装置用導波管切換器。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14764992A JP3193123B2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 高周波加熱装置用導波管切換器 |
| FR9300663A FR2686684B1 (fr) | 1992-01-23 | 1993-01-22 | Appareil de chauffage a hautes frequences. |
| US08/006,310 US5451751A (en) | 1992-01-23 | 1993-01-22 | High-frequency heating apparatus with wave guide switching means and selective power switching means for magnetron |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14764992A JP3193123B2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 高周波加熱装置用導波管切換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05343180A JPH05343180A (ja) | 1993-12-24 |
| JP3193123B2 true JP3193123B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=15435128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14764992A Expired - Fee Related JP3193123B2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-06-08 | 高周波加熱装置用導波管切換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3193123B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-08 JP JP14764992A patent/JP3193123B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05343180A (ja) | 1993-12-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |