JP3192863B2 - 密閉型圧縮機 - Google Patents

密閉型圧縮機

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JP3192863B2 JP04866294A JP4866294A JP3192863B2 JP 3192863 B2 JP3192863 B2 JP 3192863B2 JP 04866294 A JP04866294 A JP 04866294A JP 4866294 A JP4866294 A JP 4866294A JP 3192863 B2 JP3192863 B2 JP 3192863B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の系統図が図3に示さ
れている。この空気調和機は室外ユニット1と室内ユニ
ット2とからなり、接続ガス管11及び接続液管12を
介して接続されている。室外ユニット1は密閉型圧縮機
3、四方切換弁4、室外熱交換器5等が吐出管13、吸
入管14、液管15によって接続されている。そして液
管15には絞り6と逆止弁7が並列に介装され、圧縮機
3の下位には油戻し管16、油供給管17を介して油溜
め10が配設されている。室内ユニット2は室内熱交換
器9、絞り8等を備えている。
【0003】しかして、冷房運転時は、圧縮機3から吐
出されたガス冷媒は、実線矢印で示すように、吐出管1
3、四方切換弁4を経て室外熱交換器5に入り、ここで
放熱することによって、凝縮液化する。この液冷媒は逆
止弁7、液管15、接続液管12を経て室内ユニット2
内に入る。そして絞り8で絞られることによって断熱膨
張した後、室内熱交換器9に入り、ここで室内空気を冷
却することによって蒸発気化する。このガス冷媒は接続
ガス管11を経て室外ユニット1に戻り、四方切換弁
4、吸入管14を経て圧縮機3に吸入される。
【0004】暖房運転時は、四方切換弁4が上記と逆に
切換えられ、圧縮機3から吐出されたガス冷媒は破線矢
印で示すように、吐出管13、四方切換弁4、接続ガス
管11、室内ユニット2内の室内熱交換器9、絞り8、
接続液管12、室外ユニット1内の液管15、絞り6、
室外熱交換器5、四方切換弁4、吸入管14をこの順に
経て圧縮機3に戻る。
【0005】図4に圧縮機3と油溜め10の要部断面図
が示されている。圧縮機3の外殻を形成する密閉ハウジ
ング30の内部前方に圧縮機構C(図示省略)、後方に
電動モータMが配設され、これらは回転シャフト31を
介して互いに連動・連結されている。電動モータMはロ
ータMaとステータMbとからなり、ロータMaは回転
シャフト31に固定され、ステータMbは密閉ハウジン
グ30に圧入されることによって固定されている。な
お、36は回転シャフト31を軸支する軸受である。回
転シャフト31の端部には油ポンプ32が設置されてお
り、この油ポンプ32の吸入口33は油供給管17に接
続されている。吐出口34は回転シャフト31に穿設さ
れた給油孔35に連通している。
【0006】しかして、電動モータMを駆動すると、回
転シャフト31が回転し、その前方端部に連結された圧
縮機構C(図示省略)が作動する。そうすると、ガス冷
媒が吸入管14を経て、密閉ハウジング30内に入り、
圧縮機構Cに導入され、ここで圧縮され、高温高圧のガ
ス冷媒となって吐出管13を経て外部に吐出される。こ
れと同時に、油溜め10内に貯留されている潤滑油10
1は油ポンプ32によって、油供給管17を経て、吸入
口33より吸い上げられ、吐出口34及び給油孔35を
通って軸受36及び圧縮機構C等の摺動部に供給され、
これらを潤滑した後、図示されていない排油通路から滴
下して密閉ハウジング30の下部に溜る。密閉ハウジン
グ30の下部に溜った潤滑油100はヘッド差によって
油戻し管16を経て油溜め10内に戻る。なお、室外ユ
ニット1と室内ユニット2との距離が離れ、接続液管1
1,12の長さが長くなると本システムに必要な油量が
増加し、圧縮機3内部だけでは入り切らなくなるので、
油溜め10が別設されている。
【0007】なお、図3において、21は本空気調和機
の運転制御を行うコントローラで、室内熱交換器9に吸
い込まれる室内空気温度を検出する温度センサ18、室
内温度の設定器19の設定値、運転スイッチ20の切換
信号が入力されている。コントローラ21内には中央処
理装置(CPU)(図示省略)が収納されており、ここ
で所定の演算処理、制御処理が施され、圧縮機3、四方
切換弁4に出力されることによって、負荷変動に応じた
圧縮機3の発停、回転数制御四方切換弁4の切換え等が
行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気調和機
においては、圧縮機3が停止すると、ヘッド差によっ
て、密閉ハウジング30内の油100、ポンプ32、油
戻し管16、油供給管17内の油は油溜め10内に落下
し、油供給管17内の油は油溜め10内の油101の油
面高さまで低下する。圧縮機3の始動はこの状態から開
始されるので、始動時、油ポンプ32はガス冷媒を吸引
することとなり、油を正常に吸引するようになるまで遅
れが生ずる。従って、圧縮機3の始動時に、摺動部の潤
滑不良が発生し、これに基く異常摩耗、発熱、焼付き等
の故障を惹起するおそれがある。
【0009】本発明は上記従来の欠点を解消し、圧縮機
の始動と同時に摺動部に潤滑油が供給されるようにしよ
うとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、密閉型圧縮機の密閉容器の外部に、
圧縮機用潤滑油を貯留する油溜めを圧縮機より下位に位
置させて設け、前記密閉容器内の潤滑油を前記油溜めに
集め、これを油供給管と油ポンプを介して圧縮機の潤滑
部に給油する密閉型圧縮機において、次の特徴を有する
密閉型圧縮機に関するものである。 (1)前記油供給管中に圧縮機停止時に同管路を遮断す
る手段を設けたこと。 (2)前記(1)項に記載の密閉型圧縮機において、前
記遮断手段が、圧縮機の停止信号を受けて電気的に閉成
される電磁弁よりなること。 (3)前記(1)項に記載の密閉型圧縮機において、前
記遮断手段が、油溜め側から圧縮機側への潤滑油の流れ
のみを許す逆止弁よりなること。
【0011】
【作用】本発明においては、上記構成を具えているた
め、圧縮機停止時は油供給管に介装された管路遮断手
段、例えば、開閉弁が閉となるので、油ポンプ、油供給
管内の潤滑油の落下が防止され、油ポンプ、油供給管内
は潤滑油がつまった状態が保持される。逆止弁を設けた
場合においては、下向きの流れは阻止されるので、圧縮
機の停止時、油ポンプ、油供給管内の潤滑油の落下が防
止され、油ポンプ、油供給管内は潤滑油がつまった状態
が保持される。これによって圧縮機の始動と同時に摺動
部に潤滑油が供給される。
【0012】
【実施例】本発明の第1の実施例が図1に示されてい
る。油溜め10から圧縮機3に潤滑油を流送する油供給
管17に電磁弁22が介装されている。また、コントロ
ーラ21に収納された中央処理装置から弁開閉信号が上
記電磁弁22に出力され、圧縮機3の駆動時は開とさ
れ、停止時は閉とされる。
【0013】従って、圧縮機3の停止時に、油供給管1
7内の潤滑油が落下することはなく、油供給管17内は
潤滑油がつまった状態が保持されるので、圧縮機3の始
動時において、油ポンプ32(図4参照)はガス冷媒を
吸引することなく、最初から油を吸引する。よって、圧
縮機3の始動時、摺動部の潤滑不良が発生することな
く、これに基づく異常摩耗、発熱、焼付等の故障を惹起
するおそれが解消する。他の部分の構成、作用は図3,
図4に示す従来のものと同様であり、対応する部材には
同じ符号が付されている。
【0014】本発明の第2の実施例が図2に示されてい
る。油溜め10から圧縮機3に潤滑油を流送する油供給
管17に逆止弁23が介装されている。しかして、逆止
弁23によって下向きの流れは阻止されるので、圧縮機
3停止時、油供給管17内の潤滑油が落下することはな
く、油供給管17内は潤滑油がつまった状態が保持され
るので、第1の実施例と同様の効果が得られる。
【0015】以上詳述した二つの実施例は、同様の作用
を有しており、共に圧縮機始動時、圧縮機内の油ポンプ
はガス冷媒を吸引することなく、最初から油を吸引す
る。従って圧縮機始動時に摺動部の潤滑不良が発生する
ことなく、これに基づく異常摩耗、発熱、焼付等の故障
を惹起するおそれが解消する。
【0016】
【発明の効果】本発明の、圧縮機より下位に油溜めを有
する密閉型圧縮機においては、圧縮機停止時に油供給管
路を遮断する手段、例えば電磁弁、逆止弁を設けてある
ので、圧縮機停止時にも、油供給管内に油がつまった状
態となり、圧縮機始動と同時に摺動部へ油を供給するこ
とができ、潤滑不良に基づく故障が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る空気調和機の系統
図。
【図2】本発明の第2実施例に係る空気調和機の部分系
統図。
【図3】従来の空気調和機の系統図。
【図4】従来の空気調和機の圧縮機、油溜めの要部断面
図。
【符号の説明】
3 圧縮機 10 油溜め 16 油戻し管 17 油供給管 21 コントローラ 22 電磁弁 23 逆止弁

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉型圧縮機の密閉容器の外部に、圧縮
    機用潤滑油を貯留する油溜めを圧縮機より下位に位置さ
    せて設け、前記密閉容器内の潤滑油を前記油溜めに集
    め、これを油供給管と油ポンプを介して圧縮機の潤滑部
    に給油する密閉型圧縮機において、前記油供給管中に圧
    縮機停止時に同管路を遮断する手段を設けたことを特徴
    とする密閉型圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記遮断手段が、圧縮機の停止信号を受
    けて電気的に閉成される電磁弁よりなることを特徴とす
    る請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記遮断手段が、油溜め側から圧縮機側
    への潤滑油の流れのみを許す逆止弁よりなることを特徴
    とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。
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