JP3192436U - ヒール付き履物用の物品 - Google Patents
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Abstract
【課題】装着者の足が履物から脱げることを防止すると共に、異なる服装や衣服に適合する美観上の変化も履物にもたらす履物用物品を提供する。
【解決手段】ヒール付き履物用の物品であって、2つの端部と、装着者に対して近位にある内面と、遠位にある外面とを備えた伸長部材110と、2つの端部と、取付手段を介して伸長部材の外面に取り付けられる内面と、伸長部材に対して遠位にある外面とを備えた美的部材120と、を備え、伸長部材の2つの端部は連結手段を介して接合され、伸長部材は、足の甲と履物のヒール部分の背部に接触して、足と履物とを取り囲むように構成される。
【選択図】図3
【解決手段】ヒール付き履物用の物品であって、2つの端部と、装着者に対して近位にある内面と、遠位にある外面とを備えた伸長部材110と、2つの端部と、取付手段を介して伸長部材の外面に取り付けられる内面と、伸長部材に対して遠位にある外面とを備えた美的部材120と、を備え、伸長部材の2つの端部は連結手段を介して接合され、伸長部材は、足の甲と履物のヒール部分の背部に接触して、足と履物とを取り囲むように構成される。
【選択図】図3
Description
(著作権通知)
この特許文書の一部は、著作権保護対象の材料を含む。著作権者は、特許文書または特許開示が特許商標庁の特許ファイルまたは記録にある場合、誰によっても特許文書または特許開示のファクシミリ複製に対して異議を有さないが、それ以外では、すべての著作権を完全に留保する。
この特許文書の一部は、著作権保護対象の材料を含む。著作権者は、特許文書または特許開示が特許商標庁の特許ファイルまたは記録にある場合、誰によっても特許文書または特許開示のファクシミリ複製に対して異議を有さないが、それ以外では、すべての著作権を完全に留保する。
本考案は、着脱式の履物用物品に関し、特に、足の甲の上からの適切な支持がない履物を装着者の足に固定するとともにその履物に美観上の変化を与える履物用物品に関する。
履物は、その元来の保護的機能を果たすため、また、ファッションに敏感な消費者に、多様な服装や衣服のオケージョンに調和させることを満足させるために、膨大な多様性でのスタイル、デザイン、形状がある。絶妙な靴のデザインにより、または、個々人の足が標準的な靴のサイズに常に完全に適合するとは限らないことにより、装着者は、歩行中に履物が踵から脱げるということに非常にしばしば遭遇する。また、履物が脱げることが継続して起こると、装着者の踵に摩擦と靴擦れの形成を引き起こし、さらなる不快さと刺激を生む。したがって、異なる服装または衣服のオケージョンに合わせたいという装着者の要望に合致する変更可能な美的外観を提供しながら、装着者に安全さと快適さを提供する履物用物品が必要とされている。
本考案の目的は、履物のデザインのため、または、装着者の足が若干小さすぎるために装着者の足が履物から脱げることを防止する履物用物品を提供することである。本考案の履物用物品は、異なる服装および衣服のオケージョンに適合することを可能にする美的な変化も履物にもたらす。
一態様において、本考案は、装着者の足の甲と履物の背部との周りに巻き付く履物用物品である。一態様において、本考案の物品は伸長部材と美的部材を備える。伸長部材は、第1と第2の端部と、装着者の足に対して近位にある内面と、装着者の足に対して遠位にある外面とを備えている。美的部材は、第1と第2の端部と、取付手段を介して前記伸長部材の前記外面に着脱可能に固定するように構成された内面と、前記伸長部材に対して遠位にある外面とを備えている。前記伸長部材の第1と第2の端部は連結手段を介して接合されて、履物内の装着者の足を取り囲む。伸長部材はさらに、異なるサイズの足囲範囲を履物に適合させるための、本考案の履物用物品の長さ調節用の長さ調節手段を備えている。
別の態様において、伸長部材の第1と第2の端部は、履物のトップラインの2つの側方に着脱可能に固定する。
(考案の詳細な説明)
本考案の好適な詳細に関して言及し、それにより本考案の原理を説明する。本明細書で開示される実施形態または実例は、当業者が本考案を実行できるようにさせるために十分な詳細で説明され、他の実施形態が利用されてもよいこと、ならびに、本考案の趣旨から逸脱せずに変更がなされてもよいことが理解されるべきである。本考案の非限定的実施形態は、添付の図面を参照して例示的に説明される。
本考案の好適な詳細に関して言及し、それにより本考案の原理を説明する。本明細書で開示される実施形態または実例は、当業者が本考案を実行できるようにさせるために十分な詳細で説明され、他の実施形態が利用されてもよいこと、ならびに、本考案の趣旨から逸脱せずに変更がなされてもよいことが理解されるべきである。本考案の非限定的実施形態は、添付の図面を参照して例示的に説明される。
本考案は、ShuSpendaTM(登録商標)と呼ばれる履物用物品であり、履物に動作的機能性および美観上の機能性をもたらすものである。本考案は、履物のデザインのため、または、装着者の足が若干小さすぎるために装着者の足が履物から脱げることを防止する、履物用の着脱式の物品である。本考案の履物用物品は、異なる服装および衣服のオケージョンへの適合を可能とするために、履物に美観上の変化を与えることもする。
一実施形態において、本考案の履物用物品は、伸長部材110と美的部材120とを具えている(図1〜4)。伸長部材は、第1の端部111および第2の端部112と、装着者の足に対して近位にある内面113と、装着者の足に対して遠位にある外面114とを備えている(図5A、図5B)。図6A〜6Bを参照すると、美的部材は、第1の端部121と第2の端部122と、取付手段130を介して前記伸長部材の前記外面に着脱可能に固定するように構成された内面123と、前記伸長部材に対して遠位にある外面124とを備えている。美的部材は伸長部材の上から固定するように構成されている。美観部材は、伸長部材を完全に覆ってもよいし、部分的に覆ってもよい。
図5Aおよび図5Bを参照すると、前記伸長部材の第1と第2の端部111,112は連結手段140を介して接合されて、足の甲と履物の背部とを取り囲むための閉環形状を形成している。履物の種類によって、履物の背部は、履物のカウンター、クォーター、シャンク、ヒールまたは外側ソール部分の任意の一部であることができる。前記伸長部材の端部は、縫合や接着または当業者によって適用される任意の他手段などの連結手段によって永久的に接合されていてもよい。前記伸長部材の端部は分離可能な連結手段によって接合されていてもよい。特定の実施形態において、伸長部材は一体部材であってもよいし、2つの別個の片からなるものでのよい。別の実施形態において、伸長部材は美的部材なしで単独で装着されてもよい。本考案の伸長部材はさらに、異なるサイズの足囲範囲を履物に適合させるための、本考案の履物用物品の長さ調節用の長さ調節手段150を備えている。本考案で使用する長さ調節手段の例は、コードアジャスタ、バックル、スライド、または、当技術分野で知られる任意の他の適切な手段であってよい。
図7を参照すると、別の実施形態において、伸長部材の第1と第2の端部111,112は外装部(シース)160に結合されている。前記外装部は、履物のヒール部分を挿入するために中空である。この外装部は装飾性があってよく、ヒール上にスライドさせてヒール部分の周りにぴったり装着されるように設計されている。伸長部材の2つの端部は、当技術分野で周知の永久的または分離可能な連結手段によって前記外装部に固定されてよい。一実施形態において外装部は半円状であり、この半円状の外装部がヒールの周りに配置される。さらに別の実施形態において、ヒールの形状とサイズに従って外装部が成形されることができるように、外装部は曲げられる材料から作製されてよい。別の実施形態において、履物のヒールの周りにリングが固定する。
別の実施形態において、伸長部材はさらに橋絡体を備える。伸長部材の第1と第2の端部はこの橋絡体によって結合されてよい。この橋絡体は、任意の形状またはデザインで全体的に装飾性がある。橋絡体は、装飾的デザインまたはロゴをその上に刻印または印刷した金属プレートまたは非金属プレートであってよい。
さらにもう一つの実施形態において、本考案の伸長部材の第1と第2の端部は、履物のトップラインの2つの対向する側方に固定される。トップラインとは、履物の足入れ開口部周囲を指して当技術分野で使用される一般用語である。
本考案は、装着者が所望する任意の種類の履物に装着できる。履物は、足の甲の上からの適切な支持がないもの、または、履物に対して装着者の足が若干小さすぎるものであってよい。本考案は、スティレットヒール、パンプス、ウェッジ、ミュールまたはフラットを含むがそれらに限定されない異なる種類の履物で使用されることができる。本考案は、装着されたときに、本考案の種々の実施形態に従って、足の甲の周りのみに巻き付くか、または履物の背部も伴って巻き付く。
本考案の個々の部材または構成要素は、本考案の総体的な概念から逸脱せずに、当業者によって適切な種々のサイズ、形状、色、デザインで任意の種類の材料から作製できることを理解するべきである。
伸長部材と美的部材は、レザー、イミテーションレザー、伸縮性布、伸縮性コード、シリコーン、ゴム、金属、非金属または任意の他の種類の材料であってよい。伸長部材および美的部材の材料の種類の数は1つに局限されない。本考案の総体的な概念に影響せずに、望ましい機能的かつ美観上変更可能な履物用物品を達成するために、2つまたはそれ以上の異なる材料の組み合わせをそこに使用することができる。伸長部材と美的部材は一般に長くて長方形である。しかし、バンド、チェーン、リング、規則形状または不規則形状などの任意の適切な形状が当業者によって使用されることができる。図1〜3に示すように、伸長部材は布製の長方形バンドまたは長方形シリコーンバンドである(図2〜3)。美的部材は着脱可能であり、所望するデザイン(図1および3)と交換可能である。図4は、伸長部材が2つの異なる材料(シリコーンバンド(美的部材120で覆われている)と金属チェーン110)の組み合わせで構成されていることを示している。
伸長部材は、一実施形態において、履物と足とを取り囲む閉環状構造に構成されるか、または、別の実施形態において、連結手段を介して履物のトップラインの対向する両側方に固定されるように構成される。本考案の取付手段は、美的部材を伸長部材上に着脱可能に繋留するように機能する。本考案に適用できる取付手段および連結手段は、フック、ボタン、スナップ、ベルクロ(登録商標)、マグネット、クリップ、クラスプ、カニカン、リング、バックル、または当技術分野で周知の任意の他の適切な手段を含むがそれらに限定されない。本考案の連結または取付手段の種類は1つに局限されない。当業者ならば容易に理解されるように、伸長部材と美的部材に依存して異なる種類の連結および取付手段の組み合わせが使用されてよい。別の実施形態において、連結手段および/または取付手段はクリップである。クリップは前側と後ろ側を備え、それらが互いに固定されてヒンジを形成している。この前側と後側は、一体物品として製造されてもよいし、または、2つが一体となった部品として製造されてもよい。より詳しくは、前側と後側の内部は、ノンスリップ・グリップ面(たとえばシリコーン/ゴム)または、履物の側方を把持してそこに固定するための任意の他の適切な材料を備える。たとえば、クリップの内部は、把持用の相補的な歯を備えていてよい。さらに、クリップまたは任意の他の連結手段の外部にも装飾が施されていてもよい。
本考案の例示的実施形態において、伸長部材は、長さ調節手段として働くコードアジャスタを具えた伸縮性コードである(図5A)。図5Bは、伸長部材としての伸縮性コードと、連結手段としてのコードアジャスタと、伸長部材に取り付けられた着脱可能な美的部材とを具えた本考案の履物用物品を示す。着脱可能な美的部材は伸長部材を部分的に覆っている。
図6A〜図6Dは、異なる取付手段を具えた美的部材として使用される様々な材料を説明している。美的部材は、その第1と第2の端部に2つのクラスプを含むことができ(図6A)、その第1と第2の端部に2つのベルクロ(登録商標)を含むことができ(図6B)、その第1と第2の端部に2対のボタンを含むことができ(図6C)、美的部材全体に沿ったベルクロ(登録商標)ストラップを含むことができる(図6D)。
図7は、外装部を介して結合された伸長部材の2つの端部を示している。靴のヒールの上に外装部がスライドして、装飾的役割も果たす。永久的なリング連結構成が本明細書で図解されているが、当業者によって知られる任意の他の種類の連結手段が使用されうる。
図8は、本考案の履物用物品の別の実施形態を示す。伸長部材110はその第1と第2の端部それぞれにループを備える。この例示的実施形態において、美的部材120は伸長部材のループを通って挿通し、ベルクロ(登録商標)等の第2の取付手段170を介して、装着者の足と履物とを取り囲む、閉鎖された履物用物品を形成するように構成されている。この例示的実施形態において、美的部材は、当業者の意向次第で取付手段130によってでも取付手段130によらなくても、伸長部材に緊留することが可能である。
さらなる詳細がなくとも、当業者は本明細書の記載に基づき、本考案の趣旨から逸脱せずに本考案を変更し、本考案をその最大限度まで利用できるはずである。
110 伸長部材
111 伸長部材の第1の端部
112 伸長部材の第2の端部
113 伸長部材の内面
114 伸長部材の外面
120 美的部材
121 美的部材の第1の端部
122 美的部材の第2の端部
123 美的部材の内面
124 美的部材の外面
130 取付手段
140 連結手段
150 長さ調節手段
160 シース
111 伸長部材の第1の端部
112 伸長部材の第2の端部
113 伸長部材の内面
114 伸長部材の外面
120 美的部材
121 美的部材の第1の端部
122 美的部材の第2の端部
123 美的部材の内面
124 美的部材の外面
130 取付手段
140 連結手段
150 長さ調節手段
160 シース
Claims (10)
- ヒール付き履物用の物品であって、
第1の端部および第2の端部と、前記物品の装着者に対して近位にある内面と、前記装着者に対して遠位にある外面とを備えた伸長部材と、
第1の端部および第2の端部と、取付手段を介して前記伸長部材の前記外面に取り付けるように構成された内面と、前記伸長部材に対して遠位にある外面とを備えた美的部材と、
を備え、
前記伸長部材の前記第1の端部と第2の端部は連結手段を介して接合され、前記伸長部材は、足の甲と履物のヒール部分の背部に接触して、前記装着者の足と前記履物とを取り囲むように構成されている、ヒール付き履物用の物品。 - 前記伸長部材は、前記伸長部材が前記装着者の足の甲と前記履物のヒール部分の背部とに巻き付き、前記足と前記履物とを結び留めることを可能にするために、前記伸長部材の長さをフレキシブルに調節するための長さ調節手段をさらに備えている、請求項1記載のヒール付き履物用の物品。
- 前記履物の前記ヒールに外装されるように構成された外装部をさらに備え、
前記伸長部材の前記第1の端部および第2の端部は、前記外装部に固定するように構成されている、請求項1または2に記載のヒール付き履物用の物品。 - ヒール付き履物用の物品であって、
第1の端部および第2の端部と、前記物品の装着者に対して近位にある内面と、前記装着者に対して遠位にある外面とを備えた伸長部材を備え、
前記伸長部材の前記第1の端部および第2の端部は、連結手段を介して接合され、前記伸長部材は、前記足の甲と前記履物のヒール部分の背部に接触して、前記装着者の足と前記履物とを取り囲むように構成されている、
ヒール付き履物用の物品。 - 前記伸長部材は、前記伸長部材が前記装着者の足の甲と前記履物のヒール部分の背後に巻き付き、前記足と前記履物とを結び留めることを可能にするために、前記伸長部材長さをフレキシブルに調節するための長さ調節手段をさらに備えている、請求項4記載のヒール付き履物用の物品。
- 前記伸長部材は、橋絡体をさらに備えている、請求項1〜5のいずれかに記載のヒール付き履物用の物品。
- 前記美的部材は、前記伸長部材を完全に覆うように構成されている請求項1〜3のいずれかに記載のヒール付き履物用の物品。
- 前記美的部材は、前記伸長部材を部分的に覆うように構成されている請求項1〜3のいずれかに記載のヒール付き履物用の物品。
- 前記伸長部材は、バンド、チェーン、コードまたはそれらの組み合わせである、請求項1〜8のいずれかに記載のヒール付き履物用の物品。
- 前記取付手段および連結手段は、フック、ボタン、スナップ、面ファスナー、マグネット、クリップ、クラスプ、カニカン、リング、バックルまたはそれらの組み合わせを含む、請求項1〜9のいずれかに記載のヒール付き履物用の物品。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB1310057.3 | 2013-06-05 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3192436U true JP3192436U (ja) | 2014-08-14 |
Family
ID=
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