JP3150983U - バックストラップ用ホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】バックストラップへの装着や取り外しが簡単で、バックストラップを踵部にしっかり保持できるとともに、見た目にもファッション性が高く、アクセサリー感覚で着用することが出来る、バックストラップパンプスに用いるためのバックストラップ用ホルダーを提供する。【解決手段】足首に巻き回して着用するアンクルストラップ2と、アンクルストラップに取り付けられたバックストラップ留め具3とを備え、バックストラップ留め具はバックストラップを着脱可能な係止部4a,4bにより挟持してアンクルストラップに固定する。【選択図】図2
Description
本考案は、踵の部分がストラップ状になっているパンプスやサンダル(以下、「バックストラップパンプス」という)を履いて歩行するときに、ストラップ状になっている履物の踵部分(以下、「バックストラップ」という)が踵から外れないように保持するために着用するバックストラップ用ホルダーに関するものである。なお、バックストラップは、バックベルトあるいはバックバンドという場合もある。
図4は、バックストラップパンプスの一例を示した斜視図である。図4に示されているように、バックストラップパンプス7は、踵の部分がストラップ状になっている履物で、特にヒールの高いものは足首をすっきりと見せることができ、繊細でほっそりしたイメージを演出できるので、女性には人気のあるデザインである。しかしながら、バックストラップパンプス7は、バックストラップ8のみで履物の踵部分を踵に固定するので、やや保持力に欠けるところがあり、歩いているうちにバックストラップ8がずれ落ちてしまったり、最初は踵にぴったりしていたはずのバックストラップ8が使用しているうちに伸びてしまったりする。そのために、歩行する度に踵が履物の踵部からぱかぱかと浮いたり、履物が脱げそうになるなど、バックストラップパンプス7は、しばしば歩きづらい状態になるという欠点があった。
このような問題を解決するために、パンプスの踵部が足から離脱しないよう足首に固定するためのバックベルト滑り止めが特許文献1に提案されている。このバックベルト滑り止めは、足首に巻きつける一本の紐状のアンクルストラップと、アンクルストラップの略中央部分に取り付けられた輪状の留めゴムから構成されている。
このバックベルト滑り止めをどのようにバックストラップに取り付けるかについては、特許文献1の発明を実施するための最良の形態の欄に詳しい説明はなく、装着過程図(図3)を見ても判然としない。そこで、本願の考案者らは、文献1に開示されているバックベルト滑り止めを試作してバックストラップパンプスのバックストラップに装着してみた。その結果、留めゴムをバックストラップの中心に巻きつけるようにして、留めゴムの両側に伸びているアンクルストラップを先端から留めゴムにくぐらせて末端(すなわち、留めゴムの取り付け個所)まで通すようにして装着することがわかった。
ここで、この留めゴムとアンクルストラップとでバックストラップを固定するには、留めゴムはせいぜいバックストラップの径よりやや大きい程度の輪の大きさでなければならない。しかし、この小さめの留めゴムの輪に両側に伸びた二本のアンクルストラップを通し切るためには、アンクルストラップは柔らかく細い紐状のものである必要がある。アンクルストラップを幅が広い素材や皮などの比較的柔軟性に欠ける素材や凹凸のある素材で作成すると、留めゴムの輪にアンクルストラップを末端まで通し切るのはかなりむずかしい。まして、アンクルストラップの途中にチャーム状の飾りを付けたり、複雑な形状が組み合わされたチェーンや装飾用の大きめのバックルなどを取り付けたアンクルストラップは、通す途中で必ず引っかかるおそれがあり、特許文献1の図4の2番目以下に記載されているデザインは、実用化するのは難しいと思われる。
本考案は、バックストラップへの装着や取り外しが簡単で、バックストラップを踵部にしっかり保持できるとともに、見た目にもファッション性が高く、アクセサリー感覚で着用することが出来る、バックストラップパンプスに用いるためのバックストラップ用ホルダーを提供することを目的とする。
本考案によるバックストラップパンプスに用いるバックストラップ用ホルダーは、足首に巻き回して着用するアンクルストラップと、アンクルストラップに取り付けられたバックストラップ留め具とを備え、バックストラップ留め具はバックストラップを着脱可能な係止部により挟持してアンクルストラップに固定することを特徴とする。
また、本考案によるバックストラップ留め具は、足首に巻き回して着用するアンクルストラップを挿通するバックストラップ留め具であって、アンクルストラップ挿通部分をアンクルストラップ全体が挿通可能な径とするか着脱可能な係止部材を取り付けてアンクルストラップを挟持するようにして、アンクルストラップへの着脱が容易に出来るようにしたことを特徴とする。
本考案によるバックストラップ用ホルダーは、バックストラップへの装着や取り外しが容易であり、しかもバックストラップを踵部分にしっかり保持できるので、バックストラップパンプスを履いて歩行するときに、踵部が浮いたりする歩きづらい状態を解消できる。また、本考案によるバックストラップ用ホルダーは、様々な材質で作成することが出来、装飾物を付加することも容易なので、ファッション性の高い製品とすることが可能である。
以下、図面を参照しながら、本考案によるバックストラップ用ホルダーの実施の形態について説明する。図1に示すように、本考案によるバックストラップ用ホルダー1は、足首に巻き回すようにして着用するアンクルストラップ2と、アンクルストラップ2に取り付けられ着脱可能な係止部材4a、4bによりバックストラップを挟んでアンクルストラップに固定するためのバックストラップ留め具3とから構成されている。
図2は、図1に示したバックストラップ用ホルダー1を着用した状態を示した図である。バックストラップ用ホルダー1は、バックストラップパンプス7のバックストラップ8をバックストラップ留め具3によりアンクルストラップに固定してから、バックストラップパンプスに足を入れ、足首にアンクルストラップ2を巻き回すようにして着用する。
バックストラップ留め具3はベルト状の部材であって、上下に互いに係止可能な係止部材4a及び4bを取り付けると共に、アンクルストラップ2が挿通可能なように一部を輪状に形成している。係止部材4a及び4bが踵に接しない側になるようにバックストラップ留め具3の輪状の部分にアンクルストラップ2を挿通することによってバックストラップ留め具3はアンクルストラップ2に取り付けられている。そして、踵に接しない側で、バックストラップ8を間に挟み込むようにして双方の係止部材4a及び4bを係止してバックストラップ8をアンクルストラップ2に固定するようにしている。図1に示したバックストラップ留め具3は、アンクルストラップ2に一つだけ取り付けられているが、2つあるいは3つなど、複数のストラップ留め具3をアンクルストラップ2に取り付けてもよい。また、図1に示したバックストラップ留め具3は、細いベルト状をしているが、幅を広くしたものでもよい。
バックストラップ留め具3の係止部材4a及び4bとして、図1に示した実施の形態では、リングスナップを用いているので、バックストラップ留め具3にバックストラップ8を挟んで折り込むようにしながら、先端に取り付けたリング状の係止部材4bを、半球状の係止部材4aに嵌めこむようにしてバックストラップ8を固定する。しかしながら、係止部材4a及び4bとして、リングスナップの他に様々な部材を利用することが出来る。例えば、あらゆる種類のスナップやホック、ループとボタン、バックルなどを使用することが出来る。また、着脱自在な接着テープを用いてもよい。
アンクルストラップ2は、足首にフィットするように着用出来なければならない。図1に示したアンクルストラップ2は、足首にフィットするように長さを調整するために、バックル兼用のスナップ6a及び6bを取り付けていて、着用する場合はスナップ留めによるが、長さはバックルにより調整できるようにしている。このようなスナップやバックルを用いずに、アンクルストラップ2をリボンのように前で結ぶようにしてもよい。そうすれば、長さの調整を行わずとも、足首に巻き回すだけで着用出来る。また、アンクルストラップ2を少なくとも一部が弾性体で構成されている輪状の部材で作成してもよく、そのように構成すれば、着用する場合にはアンクルストラップ2に足を差し入れるようにする必要があるが、長さを調整したり、アンクルストラップ2を留めたりする必要がない。
バックストラップ留め具3は、係止部材4a及び4bを取り付けることが出来て踵部分に当たっても肌にストレスを与えないような部材であれば、どのような材料で作成してもよい。例えば、布、ニット、合成樹脂、皮革や人工皮革やゴムなどを材料として使用することが出来る。なお、バックストラップ留め具3のアンクルストラップ2が挿入されている部分を、アンクルストラップ2全体が挿通可能な大きさの径にしたり、アンクルストラップ2が挿入されている部分についても着脱可能な係止部材によりアンクルストラップ2を挟持するようにすれば、バックストラップ留め具3をアンクルストラップ2から簡単に取り外すことが可能となるので、一つのバックストラップ留め具3に対して、様々なアンクルストラップ2を組み合わせることが可能になる。
また、アンクルストラップ2は、布、ニット、合成樹脂、皮革や人工皮革、ゴム、場合によっては留め金で長さが調整可能なチェーンなど、様々な材料で作成することが可能である。
図1に示したバックストラップ用ホルダー1は、最もシンプルな形態であるが、本考案によるバックストラップ用ホルダー1は、特許文献1で提案されているのとは異なり、アンクルストラップに装飾等を施すのに何ら制限はないので、例えば図3に示すような飾り部分を取付けたり、ファーや造花などをあしらったりするなど、自由にアクセサリー的な要素を高めることが出来る。そのため、バックストラップのずり落ち防止のためばかりでなく、手持ちのバックストラップパンプスをまったく印象の異なるパンプスに見せることが可能となる。
1 バックストラップ用ホルダー
2 アンクルストラップ
3 バックストラップ留め具
4a、4b 係止部材
6a、6b スナップ
7 バックストラップパンプス
8 バックストラップ
2 アンクルストラップ
3 バックストラップ留め具
4a、4b 係止部材
6a、6b スナップ
7 バックストラップパンプス
8 バックストラップ
Claims (2)
- 足首に巻き回して着用するアンクルストラップと、アンクルストラップに取り付けられたバックストラップ留め具とを備え、バックストラップ留め具はバックストラップを着脱可能な係止部により挟持してアンクルストラップに固定することを特徴とする、バックストラップパンプスに用いるバックストラップ用ホルダー
- 足首に巻き回して着用するアンクルストラップを挿通するバックストラップ留め具であって、アンクルストラップ挿通部分をアンクルストラップ全体が挿通可能な径とするか着脱可能な係止部材を取り付けてアンクルストラップを挟持するようにして、アンクルストラップへの着脱が容易に出来るようにしたことを特徴とする、バックストラップパンプスのバックストラップをアンクルストラップに固定するための係止部を有するバックストラップ留め具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009001728U JP3150983U (ja) | 2009-03-23 | 2009-03-23 | バックストラップ用ホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009001728U JP3150983U (ja) | 2009-03-23 | 2009-03-23 | バックストラップ用ホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3150983U true JP3150983U (ja) | 2009-06-04 |
Family
ID=54855418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009001728U Expired - Fee Related JP3150983U (ja) | 2009-03-23 | 2009-03-23 | バックストラップ用ホルダー |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3150983U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200476800Y1 (ko) * | 2013-10-11 | 2015-04-07 | 정윤 박 줄리아 | 착탈식 발목결합부가 구비된 여성용 구두 |
-
2009
- 2009-03-23 JP JP2009001728U patent/JP3150983U/ja not_active Expired - Fee Related
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KR200476800Y1 (ko) * | 2013-10-11 | 2015-04-07 | 정윤 박 줄리아 | 착탈식 발목결합부가 구비된 여성용 구두 |
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