JP3192111U - 両引き式くくり罠 - Google Patents
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Abstract
【課題】捕獲までの間に動物を逸失することがなく、動物が暴れた際に怪我をする可能性も低く、弱い力でも設置ができ、動物に不要なストレスを与えることがない両引き式くくり罠を提供する。
【解決手段】ロープ状部材を結合部5で固定結合した捕獲動物の肢を括る捕獲部ループ2と、有底円筒状で底部対角に捕獲部ループ左右のロープ状部材を通す穴が2か所あり、ガイドリング3とガイド金具15を介して2本のロープ状部材がスライドするバネキャップ14とを組み合わせることで、捕獲部ループの左右ロープ状部材が同時に絞まるようにした。両引き式とすることで捕獲部ループを絞る距離と時間を1/2に短縮し、同時に捕獲に伴うワイヤーの伸びも無くして捕獲後の動物の怪我を抑制した。
【選択図】図2
【解決手段】ロープ状部材を結合部5で固定結合した捕獲動物の肢を括る捕獲部ループ2と、有底円筒状で底部対角に捕獲部ループ左右のロープ状部材を通す穴が2か所あり、ガイドリング3とガイド金具15を介して2本のロープ状部材がスライドするバネキャップ14とを組み合わせることで、捕獲部ループの左右ロープ状部材が同時に絞まるようにした。両引き式とすることで捕獲部ループを絞る距離と時間を1/2に短縮し、同時に捕獲に伴うワイヤーの伸びも無くして捕獲後の動物の怪我を抑制した。
【選択図】図2
Description
本考案は、野生動物の捕獲用具に関するものである。
従来のくくり罠は、ループ状にした捕捉部ワイヤーの一方を絞める、片引き方式であった。(図3-17)また、これまでのくくり罠は、野生動物の捕獲を第一の目的とし強いバネが使われていた。
罠作動時間の短縮:これまでのくくり罠は全て片引き式であったため、捕獲するにはループ状にしたワイヤー全体の長さ(円周相当長)を引いて絞めなければならなかった。そのため捕獲までの時間が長くなり、この僅かな時間でも野生動物は敏感に反応し、捕獲を逃れるケースがあった。
罠構成ワイヤーの短縮:罠により捕獲された動物は逃れようとして暴れるが、この時罠のワイヤーが長い程勢いがつき捕獲された動物が怪我をする可能性が高った。
作業性の改善:これまでのくくり罠は、野生動物の捕獲が第一の目的とし、強いバネが使われていた。その為罠の設置にはバネ(コイルバネ)の圧縮に強い力が必要であり、それなりの体力が必要であった。
安全性の向上:強いバネで捕獲された野生動物の肢は、ワイヤーで強く締め付けられ無用の苦痛を与えていた。また、罠の知識がない一般の人(老人、子供、女性など)が誤って罠にが掛った場合、自力で罠を外すことは困難なケースがあった。
罠構成ワイヤーの短縮:罠により捕獲された動物は逃れようとして暴れるが、この時罠のワイヤーが長い程勢いがつき捕獲された動物が怪我をする可能性が高った。
作業性の改善:これまでのくくり罠は、野生動物の捕獲が第一の目的とし、強いバネが使われていた。その為罠の設置にはバネ(コイルバネ)の圧縮に強い力が必要であり、それなりの体力が必要であった。
安全性の向上:強いバネで捕獲された野生動物の肢は、ワイヤーで強く締め付けられ無用の苦痛を与えていた。また、罠の知識がない一般の人(老人、子供、女性など)が誤って罠にが掛った場合、自力で罠を外すことは困難なケースがあった。
本考案は、バネキャップ4を改良することにより捕獲部ワイヤーの絞め方を片引式から両引き式(図3-16)にしたことを特徴とする。
両引き式罠でありながらワイヤーの引き込み抵抗を軽減し、弱いバネでも野生動物を捕獲できるよう改良したことを特徴とする。
両引き式罠でありながらワイヤーの引き込み抵抗を軽減し、弱いバネでも野生動物を捕獲できるよう改良したことを特徴とする。
片引き式から両引き式にすることにより、ワイヤーを引く距離は約半分になった。その結果、罠の作動時間が短くなり野生動物を逸失する可能性を低くすることができる。
ワイヤーを引く距離の説明:害獣駆除用くくり罠の捕獲ループの周長を70センチ、捕獲された野生動物の肢の周長を18センチとすれば、片引き式の引く距離は、52センチ、両引き式は26センチで1/2になっている。
片引き式の場合、捕獲部ワイヤーが絞まることで罠全体が円周相当分(上記の例では52センチ)伸びるが、両引き式の場合、ワイヤーの長さは作動後も変わらない。また使用するバネ(スプリングバネ)はワイヤーを引く距離に応じて長くなるが、両引き式は引く距離が短いので使用するバネも短くすることができ、罠全体の長さを短くできる。その結果、捕獲された野生動物が移動できる範囲が狭くなり自らの暴れにより怪我をする可能性を低く抑えることができる。
弱いバネを採用しているので、罠設置に際しバネ圧縮に必要な力が小さくなり、より簡単に設置できるようになった。また捕獲された野生動物の肢を絞め付ける力も弱くなり、無用な苦痛を与えることを軽減している。更に、誤って罠の知識がない一般の人が罠に掛った場合でも自力で外すことができる可能性を高めた。
強弱バネの説明:強いバネ、弱いバネの具体的な比較を表1に示す。強いバネの例は(実用新案登録第3123679号)を例としてあげた。このバネ定数は27.3キロ/メートル、罠設置に必要なバネ圧縮力は34.4キロク゛ラム、掛った獲物の肢を絞め付ける力は19.6キロク゛ラムである。一方本考案で使用しているバネのバネ定数は15.6キロク゛ラム/メートル、罠設置に必要なバネ圧縮力は9.7キロク゛ラム、また掛った獲物の肢を絞め付ける力は5.9キロク゛ラムである。本考案で使用しているバネは対象品のバネと比較すると罠設置に必要な圧縮力及び動物の肢を絞めつける力はいづれも1/3以下に過ぎない。
ワイヤーを引く距離の説明:害獣駆除用くくり罠の捕獲ループの周長を70センチ、捕獲された野生動物の肢の周長を18センチとすれば、片引き式の引く距離は、52センチ、両引き式は26センチで1/2になっている。
片引き式の場合、捕獲部ワイヤーが絞まることで罠全体が円周相当分(上記の例では52センチ)伸びるが、両引き式の場合、ワイヤーの長さは作動後も変わらない。また使用するバネ(スプリングバネ)はワイヤーを引く距離に応じて長くなるが、両引き式は引く距離が短いので使用するバネも短くすることができ、罠全体の長さを短くできる。その結果、捕獲された野生動物が移動できる範囲が狭くなり自らの暴れにより怪我をする可能性を低く抑えることができる。
弱いバネを採用しているので、罠設置に際しバネ圧縮に必要な力が小さくなり、より簡単に設置できるようになった。また捕獲された野生動物の肢を絞め付ける力も弱くなり、無用な苦痛を与えることを軽減している。更に、誤って罠の知識がない一般の人が罠に掛った場合でも自力で外すことができる可能性を高めた。
強弱バネの説明:強いバネ、弱いバネの具体的な比較を表1に示す。強いバネの例は(実用新案登録第3123679号)を例としてあげた。このバネ定数は27.3キロ/メートル、罠設置に必要なバネ圧縮力は34.4キロク゛ラム、掛った獲物の肢を絞め付ける力は19.6キロク゛ラムである。一方本考案で使用しているバネのバネ定数は15.6キロク゛ラム/メートル、罠設置に必要なバネ圧縮力は9.7キロク゛ラム、また掛った獲物の肢を絞め付ける力は5.9キロク゛ラムである。本考案で使用しているバネは対象品のバネと比較すると罠設置に必要な圧縮力及び動物の肢を絞めつける力はいづれも1/3以下に過ぎない。
両引き式罠を問題なく作動させるためには、捕獲ループワイヤー2の引き込み抵抗を出来る限り減らさなければならない。その為ガイドリング3は180度近く開いている捕獲ループワイヤーをバネキャップの穴に導き、バネキャップ4のワイヤー引き込み口は左右のワイヤー専用の穴が開けられている。ガイド金具15はバネ内を移動する二本のワイヤーの暴れを抑え、ループワイヤー結合部5と共にスムースにバネ内を移動させる役割を果たす。以上の結果、動物が踏み板を踏むと、圧縮されていたバネが解放されてバネキャップを押し出し、瞬時に捕獲ループが絞られ動物の肢を捕捉する。
バネキャップ4を改良した結果、捕獲ループを引き込む抵抗が減り、弱いバネでも充分野生動物を捕獲することが可能になった。その結果、罠設置の際バネを圧縮する作業が軽減され、より簡単に設置することができるようになった。また、捕獲された野生動物の肢を絞め付ける力が弱くなり不要な苦痛を与えることも軽減されている。更に誤って一般の人が罠に掛った場合でも自力で簡単に罠を外すことができる可能性を高めた。
バネキャップ4を改良した結果、捕獲ループを引き込む抵抗が減り、弱いバネでも充分野生動物を捕獲することが可能になった。その結果、罠設置の際バネを圧縮する作業が軽減され、より簡単に設置することができるようになった。また、捕獲された野生動物の肢を絞め付ける力が弱くなり不要な苦痛を与えることも軽減されている。更に誤って一般の人が罠に掛った場合でも自力で簡単に罠を外すことができる可能性を高めた。
先ず罠を掛ける場所を決め罠本体を付近の立木等に巻き付けシャックル11で固定する。次に穴を掘り落とし枠13を設置する。更に本体捕獲ループ2を落し板のガイド枠20に固定しバネ6をバネケース7ごと縮めてバネストッパー8で固定する。バネを縮める作業は弱いバネを使用しているため非常に簡単である。固定作業が終了したら本体と落し板を結合した状態でバネキャップ4を切込み穴21に合わせるように設置し落ち葉などを被せてカモフラージュする。設置が完了したら安全ピン18を抜き罠のセットが完了する。動物が踏み板19を踏むとその重さで踏み板が下がり、捕獲ループの緊張で保持されていたガイド枠が上に向かって跳ね上り、捕獲ループが飛び上がりながら絞まり動物の肢を捕捉する。両引き式罠は作動時間が短いので、確実に動物を捕捉することができる。また捕捉後は罠全体の長さが従来の罠に比べて短かくできるので、捕獲した動物が暴れることで怪我をする可能性を低くしている。使用しているバネが弱く、ワイヤーが肢を絞めつける力が弱い(6キログラム程度)ので捕獲した動物に与える不要な苦痛も緩和される。万一間違って罠知識のない一般の人(老人、子供、女性など)が罠に掛っても絞めつける力が弱いので自力で外すことができる可能性を高くしている。
この罠は、弱いバネを使用した両引き式の罠である。作動時間が速く、設置が簡単でしかも罠全体の長さを短くすることが出来る。その結果従来の罠に比べて捕獲率が高くなり、捕獲された野生動物が暴れることで怪我をする可能性も低くしている。また誤って一般の人が掛っても自力で外すことが容易なので人に対しても安全性が高い。従ってこの罠は、狩猟、害獣駆除、農作物防護、森林の保全など広く安全に利用することができる。
1、 ストッパー
2、 捕獲ループ
3、 ガイドリング
4、 バネキャップ
5、 ループ結合部
6、 バネ(コイルバネ)
7、 バネケース
8、 バネストッパー
9、 より戻し
10、 ワイヤー
11、 シャックル
12、 落し板
13、 落し枠
14、 バネキャップ
15、 ガイド金具
16、 両引き式罠
17、 片引き式罠
18、 安全ピン
19、 踏み板
20、 ガイド枠
21、 切込み
2、 捕獲ループ
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10、 ワイヤー
11、 シャックル
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13、 落し枠
14、 バネキャップ
15、 ガイド金具
16、 両引き式罠
17、 片引き式罠
18、 安全ピン
19、 踏み板
20、 ガイド枠
21、 切込み
Claims (2)
- 捕獲部ループのワイヤー両端を同時に引いて絞める両引き式としたことを特徴とする、野生動物捕獲用具。
- 両引き式でありながら弱いバネ(バネ定数18キログラム/メートル以下、罠設置時圧縮応力15キログラム以下、捕獲時圧縮応力10キログラム以下)を使用していることを特徴とする野生動物捕獲用具。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3192111U true JP3192111U (ja) | 2014-07-31 |
Family
ID=
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017216950A (ja) * | 2016-06-08 | 2017-12-14 | 和田 三生 | 動物罠用トリガー装置及び動物罠 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017216950A (ja) * | 2016-06-08 | 2017-12-14 | 和田 三生 | 動物罠用トリガー装置及び動物罠 |
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