JP3193389U - 有害獣のくくり罠 - Google Patents

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雅夫 井関
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Abstract

【課題】くくり罠のバネの作動ストロークを短縮させ、くくり罠の性能向上を提供する。
【解決手段】一端に所定の大きさに固定して成る環11を有するワイヤー1と、ワイヤー1の他端側を挿通するパイプ2と、環11側に一端が連結され、他端側の連結部に鉤を設けた引きバネ3と、連結部の鉤に一方が連結され、他方がパイプ2に挿通された引き紐4を備える。
【選択図】図1

Description

有害獣のくくり罠に関する。
有害獣の被害をなくするには、予防と捕獲があるが本考案は捕獲を目的とする比較的たやすく使用できるのがくくり罠であり、その性能向上、改良を目指す。
特開2006−258366号公報
従来の有害獣のくくり罠に使用されているワイヤーのくくり輪はワイヤーの一端に装着されたくくり金具が前記ワイヤーの本体上を摺動して、前記くくり輪を大きくしたり小さくしたりすることができる可動式のものである。
前記ワイヤーのくくり輪は踏板のまわりに広げて巻いて仕かけるが獣の体重により前記踏板が下方に踏み下げられると踏み板にまかれていた前記くくり輪が外れてバネの反力により前記くくり輪の中にある有害獣の手や足が引き締められ、捕縛されるがこの間のバネの作動ストロークが長すぎる欠点がある。
有害獣のくくり罠は、ワイヤーのくくり輪を引き締める力はバネの反力を利用しているためにバネの作動ストロークが長すぎると、バネの反力は減衰し、捕縛力が弱くなってしまうから、前記バネの作動ストロークは出来るだけ短いほうが好ましい。
くくり罠に使用するバネは一般に引きバネ、押しバネ、ねじりバネなどが用いられるが、本考案に於いては、専ら引きバネを用いている。何れのバネを使用するに於いても、前記バネの作動ストロークを短縮することはくくり罠の性能を向上させる上に於いてとても大切な条件であり、これが本考案の課題である。
従来のくくり罠を仕かけるにはワイヤーのくくり輪を踏み板のまわりに大きく広げて巻いたそのくくり輪でもって小さな有害獣の手や足を捕縛するのであるから、大きく広げたくくり輪を小さく引き締めるにはワイヤーの一端に装着したくくり金具は踏み板の円周にも近い長いストロークを摺動しなければならない。長いストロークを摺動したそのあとでなければ有害獣の手や足を捕縛することができないのであるからこの間に要するバネの作動ストロークは必然的に長くなってしまう。
そこで本考案は図1の如くワイヤー1の一方に所定の大きさに固着した環11を設け、ワイヤー1の他方はパイプ2の一方から他方へ挿通する。
前記環11は図2の如く、従来の罠と同様に踏板8のまわりに広げて巻いて仕かけておくが、有害獣の手や足を介してその体重が踏板にかけられると踏板8が下方に踏み下げられ、踏板8の縁に巻かれていた環11が外れ、引きバネ3の引く力によってパイプの一方から他方へ引かれ、環11は環11の丸ごとパイプ2の中へ一気に引きこまれ、有害獣の手や足は前記環11とパイプ2の一方の端との間にはさまれて引き締められ捕縛される。
本考案の環11は所定の大きさに固着された環11であるから、環11を形成するワイヤーをしごいて線状に伸ばしてみると、環11を形成するワイヤーは2つに折りたたんだ状態になり、その長さは円周の半分になる。この環11は引きバネ3の反力で前記円周の半分の長さだけパイプの中に引き込めば、環11の直径は一気に0になる迄引き締められる。
本考案のくくり罠は前記の如く、引きバネ3の作動ストロークを従来の約半分にまで大きく短縮することができる。有害獣のくくり罠はバネの反力で作動させるものであるからバネの作動ストロークが短縮されると環が有害獣の手や足を捕縛した時点に於いてもバネにはまだ強力な反力が温存されており、従来よりも強力な補縛力が維持される。一度は捕縛されていた有害獣がバネの力が弱いため逃げられていたという話はよく聞いたが、その様な失敗を少なくする事ができる。本考案の主要な部分はパイプ2の中に収められているので、引きバネ3の架装を終えたくくり罠は地中に浅く埋めると有害獣の罠の所在を悟られにくい。
本考案のくくり罠の前部の構造を示す斜視図 本考案のくくり罠の後部の構造を示す斜視図 本考案のくくり罠を仕掛けた状態の前部の構造を示す斜視図 本考案のくくり罠を仕掛けた状態の後部の構造を示す斜視図 図3のA−A断面図で踏板8に巻いた環11の状態を示す
本考案のくくり罠は有害獣の手や足を捕縛するワイヤー1の一方に所定の大きさに固定された環11を設けたことを特徴とする。前記環11はワイヤー1の一端をワイヤー本体側に折り返して踏み板8の外周よりも大きな輪を形成し、前記ワイヤー1の先端を前記ワイヤー1の本体の任意の位置にスリーブその他で固着して設ける。
前記ワイヤー1の他方は引きバネ3の中、パイプ2の一方から他方へ挿通する。引きバネ3の一方の連結部は前記環11の内側に連結し、前記引きバネ3の他方側の連結部には鉤32を設け、この鉤32には紐4の一方を結ぶ。前記引き紐4の他方は、前記パイプ2の一方から他方へ挿通し、前記引き紐4の他端に、握り棒6につなぐ。前記パイプ2の他方の外側には足かけ5を固着する。
本考案のくくり罠を仕かけるには、図3の如くに所定の大きさに固定した環11を踏み板8のまわりに広げて巻きパイプ2の一端を近接する踏板8の縁に摺動させて接触させる。
ここで地面に腰を下ろしパイプ2に固着した足かけ5に足をかけ引き紐4を引きバネ3の反力に抗して握り棒6に巻く。引きバネ3の反力が増し、引き紐4が握り棒6に巻きづらくなったら、握り棒6を改めて両手で握りしめ、引き紐4を介して引きバネ3の他端に設けたフック32を一旦パイプ2の他端の外側まで引き出し少し戻しながら図4の如くにパイプ2の他端にひっかけて止める。
この様に仕かけられた本考案のくくり罠の踏板8に有害獣の手や足を介して体重がかけられると、踏板8が下方に踏み下げられ踏板の縁に巻かれていた前記環11が外れ、引きバネ3の引く力によって有害獣の手足が捕縛される。
本考案のくくり罠はくくりのワイヤーの一方に所定の大きさに固着された環を備えた罠である。この環11は、図1の如く、ワイヤー1の一端をワイヤー1の本体側に折り返し、所定の大きさの輪を形成し、前記ワイヤー1の一端をワイヤー1の本体の任意の位置に固定して設けこれを環11とする。この環11は従来どおり踏板8のまわりに広げて巻いて仕かけるのであるから踏板8のまわりに広げて巻ける大きさでなくてはならないが大きすぎては扱いにくい。巻くためには踏板の外周よりも少し大きい環でなくてはならない、などの条件から、踏板8の外周よりは少し大きい外周を持つものとする。この環11の大きさを称して所定の大きさという。
またワイヤー1の一端をワイヤー1の本体側に折り返してワイヤー1の本体に固着する際には、前記ワイヤーの先端はバネの一方の連結部の輪の中を通して両者の連結が外れない様、しっかり連結しておく。
前記によってワイヤー1の一方に所定の大きさの環11を有するワイヤー1の他方は引きバネ3の中、パイプ2の一方から他方へ挿通する。引きバネ3の一方は環11の内側に連結し、他方は引きバネ3の他方に設けた鉤32に引き紐4の一方を連結し、引き紐4の他方はパイプ2の一方から他方へ挿通し、引き紐4の他端は図2の如く握り棒6に結ぶ。パイプ2の外側には足かけ5を固設する。
本考案の罠を仕かけるには獣道などに踏板8を設置する位置を定め、その位置の地面を少し掘り下げ、そのくぼみに踏板8を置く。前記環11を踏板8のまわりに広げて巻きパイプ2を踏板8側に摺動させ、パイプ2の一端を踏板8の縁を接触させる。
ここで地面に腰を下ろし、パイプ2に固着した足かけ5に足をかけ、踏んばりながら引きバネ3の反力に抗して、握り棒6に引き紐4を巻きつける。この操作がきつくなったら、握り棒6を両手で握りしめ、ここで一気に握り棒6を強く引き、引き紐4を介して引きバネ3の他端の鉤32をパイプ2の他端の外にまで引き出した後、少し戻しながら、パイプ2の他端にかける。
以上の操作によって本考案のくくり罠の仕かけ作業は終了する。従来のようにワイヤー1の他端側を立木や杭などに結び、これらを相手に仕かける作業は必要なくなり、自身の手と足の力加減を自由に調節しながら仕かけられるので、仕かけの作業が容易、じん速、かつ安全である。また本考案のくくり罠は罠の作動をする主要な部分がパイプ2の中に収められているため、バネの架装を終えたくくり罠は、地中に浅く埋め有害獣にくくり罠の存在を悟られない様にすることができる。
この様にして仕かけたくくり罠の踏板8に有害獣の手や足から体重がかけられると踏板8は下方に踏み下げられ、図3のA−A断面図である図5に示す環11が踏板8から外れ、引きバネ3に引かれて、環11は丸ごとパイプ2の一方からパイプ2の中に一気に引き込まれ、環11とパイプ2の一方の端の間にはさまれて有害獣の手や足が素早く捕縛される。
本考案のワイヤーの環11は、しごいて一つの線状にしてみれば理解し易いが、環11を形成して対向する一本のワイヤーは、二つに折られた状態であり、その長さは円周の半分に短縮されている。この環11をしごく前のまるい状態から環の大きさを0にするためには、引きバネの反力で円周の半分の長さだけパイプの中に引きこめば引きバネの作動ストロークは、一挙に従来の半分に短縮されることになる。従来のくくり罠はくくり金具が踏板の円周にも近い長いストロークを摺動しなければ有害獣の手や足を捕縛することができなかったのに対し、本考案のくくり罠は、従来の約半分の引きバネ3の作動ストロークでもって、同じ目的を達することができる。
くくり罠においては、バネの動作ストロークが長くなればなるほどにバネの反力は減衰していくのであるから、バネの作動ストロークが短くして有害獣の手や足を捕縛する事のできる効果は大きいものがある。これは本考案の大きな特徴である。
近年山間地では就農者の高齢化、離農、耕作放棄地の増加などにより、猪や鹿、猿などの有害獣が出没して農作物が荒らされる事象が多発している。これらの被害をなくすには、まずは手っとり早くは有害獣を捕獲しなければならない。その一つがくくり罠であるが、その性能はあまりよくないのが現実であるり、本考案は、このくくり罠の性能を向上させるためのものである。
1 ワイヤー
2 パイプ
3 引きバネ
4 引き紐
5 足かけ
6 握り棒
7 自在接手
8 踏板
11 ワイヤーの一方に設けた環

Claims (3)

  1. 一端に所定の大きさに固定に成る環を有するワイヤーと、
    前記ワイヤーの他端側を挿通するパイプと、
    前記環側に一端が連結され、他端側の連結部に鉤を設けた引きバネと、
    前記連結部の鉤に一方が連結され、他方が前記パイプに挿通された引き紐を備えた有害獣のくくり罠。
  2. 前記引き紐の他端に連結した握り棒を備えた請求項1に記載の有害獣のくくり罠。
  3. 前記パイプに固設した足かけを備える請求項1に記載の有害獣のくくり罠。
JP2014004036U 2014-07-09 有害獣のくくり罠 Expired - Lifetime JP3193389U (ja)

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JP3193389U true JP3193389U (ja) 2014-10-02

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