JP3191976U - 脱着可能な装飾物付き履物 - Google Patents

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昭 植村
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株式会社ウエムラ商事
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Abstract

【課題】履物本体に任意の装飾物を取り付けることができてその状態を不動状にすることができ、取り付け後の装飾物の交換も可能であり、履物に穴あけ等の余分な加工をする必要がないため表皮を傷つけることもない履物を提供する。
【解決手段】履物本体1と装飾物2が、導電性部材である金属箔4の両面に熱可塑性接着剤5を塗布して構成された三層構造の接着層3を介して接合され、接合された履物本体と装飾物の分離解体もできて装飾物の交換を可能とした。
【選択図】図2

Description

本考案はリボン・コサージュ等の装飾物を取り付けることは勿論、取り外して交換することもできる脱着可能な装飾物付き履物に関する。
靴やスリッパ等の履物の表面に装飾物を取り付けて見栄えを良くすることを目的とした製品は従来周知であり、装飾物の態様とその取り付け方法なども多岐にわたっている(例えば特許文献1〜5参照)。
特開2011−125647号公報 特開2010−214138号公報 特開2002−165605号公報 特開2001−353008号公報 実用新案登録第3099521号公報
前記文献1には装飾物を取り外し自由に取り替えできるとした靴・履物が開示されているが、この履物はアッパー部、ベルト部などに小孔をあけて磁石の吸着ハトメを設け、装飾品の下部に磁石を設けてハトメに挿着するというものであり、つまり磁石同士を吸着させるために取り外しも簡単にできるとしているが、そのためには履物側に小孔をあけなければならず、その製作手数がかゝかることは勿論、装飾品を取り付けないと小孔が露出して見苦しくなるという問題がある。
履物本体には何ら細工をしないで装飾品を着脱自在に取り付けできるとする前記文献2は、履物であるビーチサンダルの鼻緒に装飾品のバンドを巻き付けるというものであり、鼻緒がないとバンドを巻き付けることができないため鼻緒を有しない靴・スリッパなどには実施しがたいという欠点がある。
履物に高級感を与えることを目的としたものに前記文献3がある。この履物は表皮に窓部(孔)をあけ、窓部の周囲を縫製して窓部裏側に当接した装飾片を目視可能にしたことを特徴としているが、装飾片を取り付けるために窓部をあけることが必須要件であり、履物によっては孔あけに適さないものもあって汎用性に欠ける憾みがある。また縫製により装飾片を取り付けるため一旦取り付けた装飾片の取り替えは難しくなることは否めない。
任意位置に装飾片を取り付けることができるとする履物が前記文献4に開示されている。この履物は、表面の外皮と、外皮に取り付けられる装飾片をマジックテープ(登録商標)を介して係着するというものである。マジックテープによる係着は容易に取り付けできる利点があってその限りにおいては有効である反面、誰もが簡単に取り外しできてしまうという安易さがある。したがって例えば高価な装飾物を取り付けたときにその部分だけを第三者が故意に取り外して持ち去る等の恐れなしとしない。
前記文献5には、履物底と着用部外周端との境界にメッキを施さない金属線を固着する構成の履物が開示されている。金属線を目にしたときに豪華な印象とファッション性の高さを認識させることができることを特徴としているものであるが、この履物はハイヒールなど特定の履物以外には不向きであり、一旦取り付けた金属線の取り替えは難しく、また履物の目立つ箇所への実施は想定外であって汎用性に欠ける憾みがある。
本考案は上記した従来技術とは異なり、履物本体に任意の装飾物を取り付けることができ、然も一旦取り付けるとその状態を不動状にすることができるとともに取り付けた装飾物の交換も可能であり、なかんずく履物に穴あけや縫製などの余分な加工をする必要がないため表皮を傷つけることもなく装飾物を取り付けられるようにした履物を提供しようとするものである。
上記の趣旨に鑑みて本考案は、履物本体に装飾物を取り付けることのできる脱着可能な装飾物付き履物であって、前記履物本体と装飾物が、導電性部材である金属箔の両面に熱可塑性接着剤を塗布して構成された三層構造の接着層を介して接合されたものであることを特徴としている。
前記金属箔に誘導電流を流してジュール熱により接着剤を発熱させ、発熱した接着剤が溶融して履物本体と装飾物が接合することを特徴とする。
接合された履物本体と装飾物の接着層における金属箔をジュール熱により発熱させて接着剤を加熱溶融し、それにより履物本体と装飾物が分離解体されるものであることを特徴としている。
履物本体と装飾物は接着層を介して接合されるが、履物本体を加工することはないためその手数がかゝらず、自然のままの履物を使用することができ、一旦装飾物を取り付けた履物は装飾物と一体化し装飾物付き履物として見栄えの良いものとなる。履物と装飾物は任意のものを選択できるためその応用範囲は頗る広く、年齢・性別・個人の好み等に応じたファッション性のある飾り付けを提供できる。
接着層を介して履物本体と接合している装飾物は、マジックテープのように簡単に取り外しをすることができないため紛失・盗難の恐れもなく、したがって高価なものであっても安心して取り付けできる。
接着剤は、加熱溶融することで履物本体と装飾物を接合するが、一旦接合したのちに装飾物の取り外し・交換をするには再び金属箔を加熱することによって接着剤が溶融して装飾物は履物本体より分離でき、装飾物の取り替えによって履物の体裁も一新されるというメリットがある。
本案履物の一例を示す外観図である。 履物本体と装飾物の接合状態を示す拡大図である。 接着層の加熱手段を例示した説明図である。
図面を参照して本考案を実施するための好ましい形態につき説明すると、図1において符号1は履物本体(図では婦人靴)であり、2はリボン型の装飾物である。この装飾物は通常履物本体1の最も目立つ箇所である甲部に取り付けられるが、特に取り付け場所を限定する必要はない。また装飾物は接着式に履物本体と接合するもので、完成した本体は装飾物付き履物となる。
すなわち履物本体1と装飾物2は接着層3を介して接合され、一旦接合すると両者は一体化するためその状態は確固として維持されるが、装飾物2が脱着可能となるように、接着層3は履物本体1と装飾物2が分離解体できるように構成してある。
そのために接着層3は、金属箔4の両面に接着剤5を塗布した三層構造のものとして形成されている(図2)。金属箔4は導電性であってその両面の接着剤5は熱可塑性の素材が用いられ、金属箔4を加熱すると接着剤5が溶融して装飾物2を履物本体1に接合する媒体となるため相互が強力に結びつくが、接合後自然冷却した接着層3を再加熱すると履物本体1と装飾物2が分離解体可能となる。
図3は接着層3の加熱手段の概略例を示すもので、接着層3を加熱するために電磁誘導加熱装置6が用いられる。この装置6は電源とつながる一次コード7を接続したユニットケース8と、二次コード9を介してユニットケース8と連なるアプリケータ10からなっていてアプリケータ10と接着層3が連動する仕組みである。
ユニットケース8には、図示はしないが電源ユニット・変換ユニット・コネクターなどが装備され、アプリケータ10には誘導コイル・コネクターなどが備えられていて、電源をオンにすると電磁誘導加熱装置6が起動し、誘導電流が流れてジュール熱を発生させ、この熱が金属箔4を加熱して接着剤5を発熱させ、発熱した接着剤5が溶融して履物本体1と装飾物2が接合する。したがって一旦接合した装飾物2は履物本体1と一体的となって十分な固定状態を保持する。
しかして履物本体1に接合された装飾物2は取り外すことが可能である。接着時の熱は装飾物2が取り付けられたあとは当然ながら自然冷却して強固な接着機能を発揮するが、再加熱をすると逆に装飾物2が履物本体1から分離解体されるように作用する。したがって接合されている履物本体1と装飾物2の接着層3における金属箔4を、前記と同様電磁誘導加熱装置6によりジュール熱で発熱させて接着剤5を加熱溶融すれば接着機能が消失し、それによって装飾物2は履物本体1から除去することができ、装飾物2の交換が可能となる。
通常の接着剤は物と物とを接着することを主眼とするものであり、その限りでは本考案も履物本体1に装飾物2を取り付けるものであるから軌を一にするといえるが、通常の接着剤では想定していない装飾物の新規取り付け・交換も可能とした点に従来とは比較にならない機能を発揮するものである。本来装飾物は履物本体にあらかじめ取り付けられた状態で店頭に並ぶものであり、ユーザーは自分の好みの装飾物のついた履物を選んで購入するのが一般的である。したがって履物と装飾物は一体不可分で販売されるのが常態であって、好みの装飾物が他の履物に取り付けられていた場合には購入を躊躇・断念することもあるが、本考案では装飾物を後から取り付けることができるため、ユーザーは好みのファッション性に富んだ装飾物を選んで目的とする履物に取り付けすることができる。もちろん取り付け作業は販売店側が加熱装置を用いて実施するためある程度の待ち時間はあるが、老若男女のあらゆる階層に満足のいく履物を提供できることは、売り手と買い手の双方にとって有益であることは疑いがない。
前記したように本考案は履物に装飾物を取り付けたものであるが、履物自体に特別な加工は要しないので安価に提供できる実益と、履物に限らずバッグ・身の回り品等の製品にも実施でき、更には本手法によりカテゴリーは異なるが装飾物以外の用途例えば靴底にすべり止め用のパーツを接着して実用に供することなども可能であり、その応用範囲は多岐にわたるが、いずれも本考案の自由な実施の範疇に属するものである。
1 履物本体
2 装飾物
3 接着層
4 金属箔
5 接着剤
6 電磁誘導加熱装置
7 一次コード
8 ユニットケース
9 二次コード
10 アプリケータ

Claims (3)

  1. 履物本体に装飾物を取り付けることのできる脱着可能な装飾物付き履物であって、前記履物本体と装飾物が、導電性部材である金属箔の両面に熱可塑性接着剤を塗布して構成された三層構造の接着層を介して接合されたものであることを特徴とする脱着可能な装飾物付き履物。
  2. 前記金属箔に誘導電流を流してジュール熱により接着剤を発熱させ、発熱した接着剤が溶融して履物本体と装飾物が接合することを特徴とする請求項1記載の脱着可能な装飾物付き履物。
  3. 接合された履物本体と装飾物の接着層における金属箔をジュール熱により発熱させて接着剤を加熱溶融し、それにより履物本体と装飾物が分離解体されるものであることを特徴とする請求項1記載の脱着可能な装飾物付き履物。
JP2014002516U 2014-04-24 脱着可能な装飾物付き履物 Expired - Lifetime JP3191976U (ja)

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