JP3191868B2 - カラー対応の電子判定装置における障害除去方法 - Google Patents
カラー対応の電子判定装置における障害除去方法Info
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Description
競艇等)における競技対象物の勝敗(着順および所用タ
イム等)を判定するカラー対応の電子判定装置に関す
る。
置における信号処理回路の回路構成を図4に示す。カラ
ースリットカメラ101によって撮影された映像信号は
R,G,B信号に分割されて信号処理回路に入力する。
信号処理回路はR,G,B3系統より成り、それぞれア
ナログ処理系(バッファアンプ,クランプ,フィルタよ
り成る処理系)1021〜1023、A/D変換回路1
031〜1033、メモリ1041〜1043、D/A
変換回路1051〜1053およびアナログ処理系(フ
ィルタとドライバより成る処理系)106 1〜1063
によって構成してある。前記信号処理回路において処理
された信号は、アナログ処理系1061〜106 3から
R,G,B信号としてカラーCRT107に入力し、カ
ラー映像として表示される。また、画像取込クロック発
生回路108はカラースリットカメラ101とA/D変
換回路1031〜1033との同期をとっており、画像
表示クロック発生回路110はカラーCRT107とD
/A変換回路1051〜1053の同期をとっている。
調停回路109は画像取込クロック発生回路108のク
ロックと画像表示クロック発生回路110からのクロッ
クを入力し、メモリ1041〜1043のリードもしく
はライトを調停する回路である。
装置は対障害性の高いことが要求され、軽微な故障であ
っても可能な限り鮮明な判定用映像が得られることが望
まれる。カラー対応の電子判定装置において、R,G,
B信号のうち1色の信号または信号処理回路に故障が発
生した場合には、正常の信号による映像とは異なった、
偏った色合いの映像が出力されていた。このために、競
技対象物の判定を行うことが難しいばかりでなく、外部
への公表写真および映像として使用できなかった。
る欠点を解消するためになされたものであって、カラー
CRT映像が正常なカラー映像と異なる偏った色合いの
映像が出力されたときは、カラースリットカメラと信号
処理回路を構成する各構成要素およびカラーCRTとの
間に、正常回路におけるカラー信号を輝度信号に変換し
て白黒信号を出力する信号変換回路を設け、障害回路の
カラー信号を除去した輝度信号による白黒信号をカラー
CRT上に表示させるようにした。
R,G,Bの各色信号のうちで重要度の高い信号を障害
のない信号処理回路に入力させたうえで輝度信号に変換
させる信号変換回路を設け、白黒信号での判定を容易に
させることも可能である。
照しながら説明する。図1は、本発明による第1の実施
例の回路構成を示すブロック図であって、カラースリッ
トカメラ1からのR,G,B信号は3系統より成る信号
処理回路にそれぞれ入力し、アナログ処理系(バッファ
アンプ,クランプ,フィルタより成る処理系)21〜2
3、A/D変換回路31〜33、メモリ41〜43およ
びD/A変換回路51〜53において信号処理される。
D/A変換回路51〜53から出力されるR,G,B信
号は、切替スイッチ21、乗算処理回路22、加算回路
23より成る信号変換回路20に入力し、障害回路のカ
ラー信号を除いた正常回路のカラー信号を輝度信号に変
換させる。
号を得るために輝度信号Yが用いられている。 Y=0.59G+0.3R+0.11B・・・(1) (1)式におけるR,G,Bの常数を用いて、各種のカ
ラーに対応する輝度Yを求めると、表1が得られる。
系統の信号処理回路に障害が発生した場合には、正常な
信号処理回路における信号を使用して輝度信号に変換さ
せる信号変換回路20の詳細を図3に示す。1系統の信
号又はその処理回路に異常があった時における信号変換
回路20の信号変換方法を図3(1)〜図3(3)に示
し、2系統の信号又はその処理回路に異常があった場合
における信号変換方法を図3(4)〜図3(6)に示
す。
のみを乗算処理回路22に入力させ、(2)式に示す乗
算係数を求めて乗算処理を行い、さらに、加算処理回路
23において加算して輝度信号を求める。 乗算係数=1÷(R+G+B)・・・(2) 上式におけるR,G,Bは(1)式における各常数を用
い、異常箇所の常数は0として計算する。
ログ処理系(フィルタとドライバより成る処理系)61
〜63において処理され、カラーCRT7に入力して白
黒映像として表示される。
構成を示すブロック図であり、信号変換回路31がマト
リックス回路32、乗算処理回路33、加算処理回路3
4によって構成されている点を除くと、第1の実施例と
同一である。
は、重要度の高い色信号を障害のない正常回路に入力で
きるような切替回路を設けておくと、出力される白黒信
号の認識率を高めることが可能であり、このためにマト
リックス回路32が設けてある。ここで、「重要度の高
い色信号」とは輝度成分の比率が高い色信号であって、
(1)式におけるR,G,Bの各常数の大きさの順にB
→R→Gと高くなり、Gが一番重要度の高い色信号であ
る。また、公営競技における競技対象物の勝敗(着順お
よび所要タイム等)を判定するにあたっては、ゼッケン
が色わけされているので、着順および所要タイムなど、
特に識別に有効な所望の色信号を選択することによって
判定を容易に行うこともできる。さらに、1系統の信号
処理系に障害があった場合における乗算係数を表2に、
2系統の信号処理系に障害があった場合における乗算係
数を表3に示す。重要度を変化させることによって、乗
算係数は大きく変化することが判る。
を輝度信号に変換し、白黒信号としてカラーCRT上に
白黒画像を表示させる。周りが暗いときは感度の高い白
黒カメラを使用しているので、白黒の出力による判定に
慣れており、競技対象物の判定が容易になる。また、
R,G,B各色のもつ重要度が異なる場合には、故障し
た回路が本来持つ信号が重要なものであったときは、他
の正常回路へ切り替えることで、白黒信号での判定を容
易に行うことができる。
ロック図。
ロック図。
ブロック図。
Claims (2)
- 【請求項1】 R,G,B3系統より成る信号処理回路
に入力したカラースリットカメラからの映像信号を3系
統同時に処理し、カラーCRT上にカラー映像として表
示させるカラー対応の電子判定装置における信号処理方
法において、 前記信号処理回路における1系統又は2系統の信号処理
回路に障害の発生が認識されたときは、カラースリット
カメラと3系統の信号処理回路を構成する各構成要素お
よびカラーCRTとの間に、正常回路におけるカラー信
号だけを輝度信号に変換して白黒信号を出力する信号変
換回路を設け、障害回路のカラー信号を除去した輝度信
号による白黒信号をカラーCRT上に白黒映像として表
示させるようにしたことを特徴とするカラー対応の電子
判定装置における障害除去方法。 - 【請求項2】 カラースリットカメラから入力するR,
G,Bの各色信号のうちから所望の色信号を選択し、障
害のない信号処理回路に入力させたうえで輝度信号に変
換させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
カラー対応の電子判定装置における障害除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37066698A JP3191868B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | カラー対応の電子判定装置における障害除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP37066698A JP3191868B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | カラー対応の電子判定装置における障害除去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000197040A JP2000197040A (ja) | 2000-07-14 |
JP3191868B2 true JP3191868B2 (ja) | 2001-07-23 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP37066698A Expired - Fee Related JP3191868B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | カラー対応の電子判定装置における障害除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3191868B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4906155B2 (ja) * | 2006-11-26 | 2012-03-28 | 株式会社山口シネマ | 電荷増倍素子を用いた高感度・高速度の競技用電子判定装置 |
JP2012085324A (ja) * | 2011-11-27 | 2012-04-26 | Yamaguchi Cinema Corp | 電荷増倍素子を用いた高感度・高速度の競技用電子判定装置 |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP37066698A patent/JP3191868B2/ja not_active Expired - Fee Related
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