JP3191793U - 念珠 - Google Patents

念珠 Download PDF

Info

Publication number
JP3191793U
JP3191793U JP2014002214U JP2014002214U JP3191793U JP 3191793 U JP3191793 U JP 3191793U JP 2014002214 U JP2014002214 U JP 2014002214U JP 2014002214 U JP2014002214 U JP 2014002214U JP 3191793 U JP3191793 U JP 3191793U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pearl
pearls
parent
metal
tuft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014002214U
Other languages
English (en)
Inventor
耕 前田
耕 前田
Original Assignee
耕 前田
耕 前田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 耕 前田, 耕 前田 filed Critical 耕 前田
Priority to JP2014002214U priority Critical patent/JP3191793U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3191793U publication Critical patent/JP3191793U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Adornments (AREA)

Abstract

【課題】デザイン性に優れ、珠同士の衝突音の小さな念珠を提供する。【解決手段】親珠2と子珠3及び房部とにより成る念珠1の房部が、子珠3と同じ或いはそれよりも小さい径の孫珠4を複数個連ねた上で末端に、金属製の中空大珠5を配置する。大珠5を亜鉛合金製とするとより好ましい。更に、大珠5には透かし彫り様に多数の開口を穿設すると好ましい。また、孫珠4の表面にオーロラ加工を施しても好ましい。【選択図】図1

Description

本考案は、デザイン性に優れ、珠同士の衝突音の小さな念珠の構造に関する。
念珠(数珠とも言われる)は「仏・菩薩を礼拝する時に手にかけ、或いはもみ、または念仏・念誦の回数を数えるためにつまぐる用具」(岩波書店「広辞苑」)である。
貫通孔を有する多数の小さな珠(子珠、主珠等と呼ばれる)に糸を通して環状に構成されたもので、その中に親珠(又は母珠)と呼ばれる大きな珠が1珠若しくは2珠配置されている。珠の数は108個のものが正式とされ、本連念珠、二輪念珠等と呼ばれる。しかし現在では持ちやすくするために珠の数を減らした略式のものがよく用いられており、それらでは通常は18〜43個程度の珠となっている。
また念珠には「房」が付いたものが多いがその場合、一つの親珠に二つの房を垂らすのが基本形状となっている。
念珠は本来、純粋に葬祭用具ではあるものの、天然石その他の高価な素材を用いることも多いし、葬祭用具としてではなく、ブレスレット(そのような念珠は「数珠ブレスレット」などと呼ばれている)として日常的に装用する例も多々あり、そうした場合には装飾性の高いものが好まれている。
また房は、宗派や男女による違いが大きく、様々な種類のものがある。梵天房、吉祥梵天、都切房、蓮華切房、八本組紐、といったものである。ブレスレットタイプのものの場合であっても、このような旧来の房を使用するのが普通であり、極くわずかな例として房を付帯していないものがあるという程度であった。
特開2004−209023

このように、デザインに工夫を凝らしたもの、材質に高価な素材を用いたもの、が登場するようになったが、個性的な念珠は少なく、特にその房部の構造に関しては、全く新鮮な提案がなされていないというのが現状であった。
本考案者はこの点に鑑み鋭意研究の結果、まず房部を、糸を束ねたものとしている旧来の構造ではなく、念珠本体部分と同様に珠を連ねた構造とすれば、それによって斬新な念珠が得られると考えた。
但し単に小さな珠を連ねただけでは房箇所の存在感が希薄であって従来の房に匹敵するものとはなり得ないので、その自由端部に大型の珠を配置することで、バランスのとれたものとなった。
更にこれを理想的なものとするために改良を重ねた。
まず本考案者は、念珠本体の珠を親珠・子珠全てガラス製(ダイヤモンドカットしたもの)とし、房部もこのガラスで作成し、先端を大きな珠(親珠程度)、それ以外を子珠と同じものとしてみた。すると、祈祷時、念珠を揉んだり振ったりすると、不可避的に衝突音が発生してしまうことが判明した。
この問題を解消するために、房部先端の大きな珠を、金属製中空体とした。これよって衝突音は小さくなる。更にこの大きな珠を透かし構造(中空であって開口のある構造)とすれば、重量も小さくなり衝突音は殆どなくなることが分かった。
以上の結果本考案が完成したものでありその特徴とするところは、親珠と子珠及び房部とにより成る念珠の該房部が、該子珠と同じ或いはそれよりも小さい径の孫珠を複数個連ねた上で末端に、金属製の中空大珠を配置した構造とした点にある。
ここで、珠を「親珠」「子珠」「孫珠」「大珠」と区別しているが、念珠を本体部分と房部分とに分けた時、本体部は「親珠」「子珠」で構成され、房部は「孫珠」と「大珠」によって構成されているとして命名したからである。「親珠」と「子珠」との間、及び「孫珠」と「大珠」との間には大小の関係があるが、それ以外、例えば「親珠」と「大珠」、或いは「子珠」と「孫珠」の間には定まった大小の関係は存在しない。更に、「子珠」と「孫珠」については、材質・大きさ・形状が揃っていなくても良いものとする。
大珠は、本考案において最も特徴的な部材であり、従来の房若しくはそれ以上の存在感を呈する部分である。
まず大珠は、金属製である。金属の種類については特に限定はしない。コスト、耐衝撃性、比重、光沢、等々を勘案して適宜選択すればよい。銅・錫・アルミニウム等の単一金属であっても良いし、ステンレススチール・真鍮等の合金であっても良い。なお、本考案者が種々試作した範囲では、亜鉛合金が最適であった。亜鉛合金(JIS規格ZDC2)であると、比重は6.6〜6.7であって、鉄(約7.8)よりも多少は軽いもののアルミニウム(約2.7)などと比較すると重量のある金属だと言える。また亜鉛合金は強度も十分あるので、薄いものとした上で透かし彫り様に多数の開口を穿設しても破損の危険性が小さい。その結果、持ち重りはするものの実際の重量は小さく衝突音の殆どない部材となる。
次に大珠は、中空体である。全体形状に関しては特に限定しないが、球体、ティアドロップ形、楕円球形、等が好適かと思われる。中空とは、内部空間が存在しているという意味であり、金属製の殻体によって全体形状が構成されていると言い換えることもできる。また大珠は、孫珠と紐で連結されているので、連結のための構造も当然ながら具えているわけであるがそうした構造についても、何ら限定しない。
中空体であるので、軽量となり衝突音は小さくなるが、透かし彫り様の開口を設けると更に衝突音は小さくなる。開口の詳細については、その形状・開口の割合(空隙率)等々いずれに関しても全く限定しない。
なお大珠以外の珠の材質に関しては特に限定するものではないが、子珠と孫珠については、ダイヤモンドカットしたガラス製、或いはオーロラ加工(AB加工)を施したアクリル樹脂等は、美麗であって特に好ましいと思われる。オーロラ加工とは、入射光を偏光反射させ虹のような光沢が獲られるようにする表面加工であり、偏光塗料を塗布するオーロラ加工を特にAB加工と呼ぶ。
親珠の材質に関しても何ら限定しない。従来の念珠においても、親珠の素材として種々のものが採用されている。基本的には「木製」「石製」の2種に分けられ、木製材料としては、黒檀、紫檀、鉄刀木、白檀、つげ、梅、菩提樹、等々があり、石製材料としては、水晶、メノウ、翡翠、オニキス、等々がある。これ以外にも、ガラス、琥珀、珊瑚、プラスチックなどが採用されることもある。
本考案に係る念珠は、以下述べる如き効果を有する極めて有用な考案である。
(1) 美麗である。
(2) 房部端部に配置される大珠が金属製であるので、大珠同士が衝突しても大きな音を発生しない。
本考案に係る念珠の一例を示す概略斜視図である。 本考案に係る念珠の、大珠部分の一例を示す概略斜視図である。
図1は、本考案に係る念珠1(以下「本考案念珠1」という)の一例を示す概略斜視図である。図より明らかなように本例の本考案念珠1は、一連式であり親珠2を二珠持つタイプの念珠である。また本例では親珠2も子珠3も、ダイヤモンドカットしたクリスタルガラス製のものを用いている。
2つの親珠2には、複数個の孫珠4と1個の大珠5で構成される房状体が設けられている。房状体の個数は、片方の親珠2には2個、もう片方の親珠2には3個、合計で5個である。孫珠4は、子珠3よりも一回り小さな径であって子珠3と同じくダイヤモンドカットしたクリスタルガラス製のもの、それより大きなティアドロップ形状の同じくダイヤモンドカットしたクリスタルガラス製のもの、及び極く小さな径の金属(銅)製のもの、の3種類で構成されている。
大珠5は、中空であって透かし彫り様の多数の開口を持つ球形体であって、亜鉛合金(JIS規格ZDC2)製である。比重は6.6〜6.7であって、鉄(約7.8)よりも多少は軽いもののアルミニウム(約2.7)などと比較すると重量のある金属である。また亜鉛合金は強度も十分あるので、薄いものとした上で透かし彫り様に多数の開口を穿設しても破損の危険性が小さい。その結果、持ち重りはするものの実際の重量は小さく衝突音の殆どない部材となる。
図2は、この大珠5部分を示すものである。開口51が見える。
1 本考案に係る念珠
2 親珠
3 子珠
4 孫珠
5 大珠
51 開口


Claims (4)

  1. 親珠と子珠及び房部とにより成る念珠の該房部が、該子珠と同じ或いはそれよりも小さい径の孫珠を複数個連ねた上で末端に、金属製の中空大珠を配置した構造としたものであることを特徴とする念珠。
  2. 該中空大珠は、亜鉛合金製である請求項1記載の念珠。
  3. 該中空大珠は、透かし彫り様に多数の開口を穿設したものである請求項1又は2記載の念珠。
  4. 該孫珠は、その表面にオーロラ加工が施されたものである請求項1、2又は3記載の念珠。



JP2014002214U 2014-04-28 2014-04-28 念珠 Expired - Fee Related JP3191793U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014002214U JP3191793U (ja) 2014-04-28 2014-04-28 念珠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014002214U JP3191793U (ja) 2014-04-28 2014-04-28 念珠

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3191793U true JP3191793U (ja) 2014-07-10

Family

ID=78224506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014002214U Expired - Fee Related JP3191793U (ja) 2014-04-28 2014-04-28 念珠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3191793U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3191793U (ja) 念珠
JP2009005938A (ja) 宝石用台座およびこの台座を使用した装身具用ペンダントの製造方法
RU2341167C1 (ru) Монисто
CN215347346U (zh) 一种采用单侧卡扣固定的组合首饰
US9596911B2 (en) Jewelry mount
CN201192130Y (zh) 组合式首饰
CN209920900U (zh) 一种家居半宝石插花型工艺品
RU154240U1 (ru) Украшение со сменным декоративным элементом
AU2018100346A4 (en) Ornament assembly with suspension effect
CN208523949U (zh) 一种正反两戴可晃动吊坠
JP2017118954A (ja) 宝飾品の製造方法および宝飾品
CN212994947U (zh) 一种新型的项链
JP2005536241A (ja) 宝飾品類の飾りの複合セット(helenkies)
CN201243680Y (zh) 一种首饰吊坠
CN202842569U (zh) 镶嵌宝石饰件
CN201131373Y (zh) 多用戒指
CN210184729U (zh) 一种新型的项链
JP3173977U (ja) ペンダントトップ
CN202286643U (zh) 改良型珍珠吊坠
CN208446778U (zh) 一种可拆卸戒指
JP3166014U (ja) 装飾具
RU153113U1 (ru) Составное ювелирное изделие
TWM361254U (en) Combination type ring
JP3128858U (ja) 花本体と指輪が一体化した装飾品
CN201938547U (zh) 珍珠戒指

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140429

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3191793

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees