JP3191623U - マルチタップ - Google Patents

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JP3191623U
JP3191623U JP2014002044U JP2014002044U JP3191623U JP 3191623 U JP3191623 U JP 3191623U JP 2014002044 U JP2014002044 U JP 2014002044U JP 2014002044 U JP2014002044 U JP 2014002044U JP 3191623 U JP3191623 U JP 3191623U
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JP2014002044U
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貴彦 市瀬
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ウエルシンジャパン株式会社
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Abstract

【課題】使用し易く、かつ、安全性の良好なマルチタップを提供する。
【解決手段】一対の平行な刃を有するプラグ類を接続する、一対の平行な刃受け口をタップ本体の一面に有し、それと平行な一対の端子をタップ本体の内部に備えたマルチタップについて、一対の刃受け口13、14は、複数個のプラグの刃を同時に挿し込める長さの溝状を有し、下部材15Bの内部には、端子収容部16、17が、同様に型成形によって、設けられている。また、通電コード18の取り付け部19が、上下二部材15A、15Bの長手方向の一端部に同様に設けられている。刃を受ける一対の端子20A、20Bは、それぞれほぼU字状の横断面形状を有するとともに、複数個のプラグの刃の並び方向に所定の間隔で形成された切り離し部21を有し、上記切り離し部はプラグ類の上記並び方向においてその位置をずらせて配置されている。
【選択図】図2

Description

本考案は、一対の平行な刃を有するプラグ類を接続する、一対の平行な刃受け口をタップ本体の一面に有し、それと平行な一対の端子をタップ本体の内部に備えたマルチタップに関するものである。
タップ本体の一面に一対の平行な刃受け口を長溝状に設け、複数個のプラグ類の刃を挿し込むことができるようにしたマルチタップがある。このものは、プラグ類の刃を挿し込む位置を任意に選択することができ、プラグ類の刃のほか、例えば、ACアダプターの刃なども挿し込めるので、使用上の自由度が大きいというメリットがある。
しかしながら、次に挙げるような問題点も指摘されている。
ア.刃受け口が長いので異物が侵入し易く、金属等異物が混入の可能性がある。
イ.刃受け口が長いのでプラグ類が傾き易く、露出した刃に触れて感電する危険がある。
ウ.刃受け口内部の端子に差し込まれる刃の厚さが異なるとき、薄い刃については保持力が不足し、簡単に抜け出す恐れがある。
先行技術を調査したところ、特開平11−40299号公報の発明を見出した。同号の発明はACアダプター用コンセントタップに関するものであり、二本の電極間に接地極を挟んで配置するもので、任意の位置にてACアダプターを接続することができると記載されている。しかしながら、その内部構造は開示されていないため、前記ア、イ、ウについて問題が解決されているとはいえない。
特開平11−40299号
本考案は前記の実情に鑑みてなされたもので、その課題は、使用し易く、かつ、安全性の良好なマルチタップを提供することである。また、本考案の他の課題は、従来のマルチタップに見られる前記のような問題点を可能な限り解消することである。
前記の課題を解決するため、本考案は、一対の平行な刃を有するプラグ類を接続する一対の平行な刃受け口をタップ本体の一面に有し、それと平行な一対の端子をタップ本体の内部に備えたマルチタップについて、一対の刃受け口は、複数個のプラグの刃を同時に挿し込める長さの溝状を有し、刃を受ける一対の端子は、それぞれほぼU字状の横断面形状を有するとともに、複数個のプラグの刃の並び方向に所定の間隔で形成された切り離し部を有し、上記切り離し部はプラグ類の上記並び方向においてその位置をずらせて配置されているという手段を講じたものである。
本考案のマルチタップは、2個一対の平行な刃を有するプラグ類、例えば、無極性のプラグA又はそれと同等のものに適するがそれに限定されるものでもない。例えば、タイプB或いはタイプCのプラグについて本考案を適用することも不可能ではない。本考案においてプラグ類とは、これらの平行な刃を有するものを含み、また、同様の刃を有するACアダプターなどプラグに類するもの全てを総称する。
本考案において、一対の刃受け口は、複数個のプラグ類の刃を同時に挿し込める長さの細長い連続した溝状を有しているものとする。つまり、外形的には、2個一対の溝状の刃受け口がタップ本体の一面に平行に並んで設けられており、プラグ類の一対の刃は各溝状の刃受け口に挿し込まれる。
刃を受ける一対の端子は、それぞれほぼU字状の横断面形状を有するとともに、複数個のプラグの刃の並び方向に所定の間隔で形成された切り離し部を有し、上記切り離し部はその位置がプラグ類の上記並び方向においてずれた配置になっている。切り離し部は刃幅よりはるかに小さいスリットであるが、同一位置にあるとスリット間の端子部分が平行に開閉して、厚みの異なる刃(特に薄い刃)の接続が確実でなくなる。しかし、スリットの位置を同一でなくすれば刃を受ける端子の対向する片同士が平行に開き難くなり広狭の差ができ、厚みの異なる刃(特に薄い刃)でも確実に接続するようになる。即ち、切り離し位置をずらすことで、プラグ類の刃に対して常に一定以上の保持力を得ることができる。
タップ本体の刃受け口は、異物侵入を防止するシャッター機構を有しており、シャッター機構は一対の刃受け口を内側にて開閉する各一対の開閉片及びそれらの間に位置して一対の開閉片を押し広げる方向に作用する弾性部材を有し、上記一対の開閉片には、刃受け口に差し込まれるプラグ類と接触する斜面を設け、上記斜面の分力によって弾性部材を圧縮し開閉片が開く方向へ移動するように構成することができる。
シャッター機構により異物の侵入防止効果を期待するものであるが、特に、金属片等が外部からタップ本体の内部に入り込む危険を排除するために有効である。金属片等が端子に接触し、それに人体が接触すれば感電の危険性があるからである。刃受け口の広いこの型のマルチタップでは、プラグの刃よりもはるかに大きい金属片等が刃受け口に入り込み得るので、シャッター機構はその対策となる。
本考案では、プラグ類の刃が傾斜した時に刃を受けている端子から外れ易いように、タップ本体一面の刃受け口と端子との間隔を空けるために、刃受け口と端子との間にスペーサーを配置するという構成を取ることができる。このスペーサーにより、刃を受ける端子の位置が刃受け口から奥へ離れ、刃が傾斜すると容易に端子から外れるので、傾斜し露出している刃に手が触れても感電の恐れはない。
本考案は以上のように構成され、かつ、作用するものであり、刃受け口が長く、複数個のプラグの刃を同時に挿し込めるので使用し易く、かつ、端子部分が平行に開かずに広狭の差ができるので、厚みの異なる刃(特に薄い刃)でも確実に接続するという効果を奏する。また、本考案によれば、シャッター機構により異物の侵入が防止され、また、プラグ類の刃が傾斜した時に端子から外れ易いので、刃が露出したまま通電状態にあるということがなくなり、安全なマルチタップを提供することができる。
以下、図示の実施形態を参照して、本考案をより詳細に説明する。本考案に係るマルチタップは接続を想定するプラグ類の個数によって大(長)、中、小(短)様々な形態を取り得る。図1では、小(短)型のマルチタップ10を例1として示しており、この場合、刃受け口長さは約60mm、一般的なプラグの厚みは約14〜15mmなので、一般的なプラグを4個ほど接続することができる。他の型については後述する。
マルチタップ10は、一対の平行な刃11、11を有するプラグ類12(図7参照)を接続するための、一対の平行な刃受け口13、14を、タップ本体15の一面(上面)に有している。上下二部材15A、15Bは、プラスチック成型により、中空構造を有するように形成されている。故に、例1のタップ本体15では、上記刃受け口13、14は上部材15Aに形成され、複数個のプラグ類12の刃13、14を同時に挿し込める長さの細長い溝状を有している。
下部材15Bの内部には、端子収容部16、17が、同様に型成形によって、設けられている。また、通電コード18の取り付け部19が、上下二部材15A、15Bの長手方向の一端部に同様に設けられている(図2)。そして通電コード18の導線18a、18bが、後述する一対の刃受け端子20A、20Bと接続端20a、20bにてハンダ付け等の手段により接続される。
上記一対の刃受け端子20A、20Bは、プラグ類の刃11を挟持するために導電性材料より成る板材を用いて、ほぼU字状の横断面形状を有するように曲げ加工したものから成る。これらの端子20A、20Bは、それぞれのほぼU字状横断面の開口部にて、プラグ類の歯11を挟持し通電状態とする。特に本考案の場合、刃受け端子20A、20Bは複数個のプラグの刃11の並び方向に所定の間隔で形成された切り離し部21を有している。
上記切り離し部21は刃幅よりはるかに小さい幅のスリットから成り、そのスリットはほぼU字状横断面の開口部を構成する対向片に設けられ、かつ、対向片に設けられる位置をプラグ類12の並び方向にずらせた配置になっている。スリットが同一位置になければ端子の対向する片同士が平行に開かずに広狭の差ができ、厚みの異なる刃(特に薄い刃)でも確実な接続が可能になる。
このように構成された一対の刃受け端子20A、20Bは、スリット状の切り離し部21にて分離しているが、ほぼU字型の曲げ加工部では分離しておらず、対向片は一体である。更にその曲げ加工部には、端子押さえ22が切り離し部21に付き1個宛設けられ、端子押さえ22に、後述する押さえ部28が嵌合して刃受け端子20A、20Bを固定するように構成されている。
タップ本体15の刃受け口13、14は、異物侵入を防止するシャッター機構25を有している。図示のシャッター機構25は一対の刃受け口13、14を内側にて開閉する各一対の開閉片23、24及びそれらの間に位置して一対の開閉片23、24を押し広げる方向に作用する弾性部材26、26を有している(図3)。
上記一対の開閉片23、24には、刃受け口13、14に差し込まれるプラグ類12の刃11と接触する斜面23a、24aを設けている(図4)。この斜面23a、24aは上部中央から下部外方へ向かう下り傾斜の斜面であり、この斜面23a、24aに作用する分力によって弾性部材26、26を圧縮し開閉片23、24が移動して刃受け口13、14を開くように構成されている。
各開閉片23、24はほぼコ字型の平面形状に形成されており、かつ、内側には対向的に突起23b、24bが設けられていて、それらに弾性部材26としてコイルばねが両端にて取り付けられている。また、開閉片23、24が左右方向へスライド可能に配置されるように、開閉片可動部27がタップ本体15の上部材15Aの内側の天面に設けられている(図5参照)。なお、開閉片可動部27の下面は、後述するスペーサー30によって仕切られる。
上記スペーサー30は、刃受け口13、14と端子20A、20Bとの間に配置され、プラグ類12の刃11が傾斜した時に端子20A、20Bから外れやすいように、タップ本体一面の刃受け口13、14と端子20A、20Bとの間隔を空けるものである。そのために、スペーサー30は適当数の押さえ部28と、その上部に一体的に設けられている板状部29を有している。
従って、タップ本体一面の刃受け口13、14と端子20A、20Bとの間隔は、上記押さえ部28及び下部材15Bに設けられて板状部29を受ける下部調整部28bの高低によっても任意に調節し得る。なお、板状部29の上面が、前述した開閉片23、24のスライドする面となる。
スペーサー30の板状部29には、上部に位置する一対の平行な刃受け口13、14及び下部に位置する端子20A、20Bと平行な長溝31、32が設けられている。なお、長溝31、32はプラグ類12の刃11、11を通過可能な形態を有する。そして、上記端子20A、20B、シャッター機構25及びスペーサー30は上下二部材15A、15Bの内部に固定され、数か所のネジ止め部33にてネジ34により一体に結合される(図2参照)。
本考案では、一般的なプラグ類12を4個ほど接続することができる例1の小(短)型のマルチタップ10よりも2倍以上の個数のプラグを接続することができるので、それを例2のマルチタップ40とする。例2が例1と相違するのは接続可能なプラグ類12の個数だけでそれ以外の構成は同一であるので、外形上相違するタップ本体35A、35B、刃受け口36、37のみ符号を区別し、それ以外の符号は例1のものを援用し例2の説明に代え、詳細な説明は省略する。なお、38は図示していない相手係合部と対をなす中間係合部で、両端ネジ止め部33間に適当数設けられる。
このように構成されている本考案によれば、図7に示したように一般的なプラグ類12やACアダプター39の刃11を、刃受け口13、14の任意の位置に挿し込んで電気機器を使用することができる。特に、本考案のマルチタップ10、40では、プラグ類12の挿し位置を変更したい場合、従来は一旦引き抜いて挿し直さなければならなかったが、刃受け口13、14に沿って刃11をスライドさせることができるので、電気的接続を切る必要がなく、機器への悪影響を及ぼさずに済む。そして、刃厚の異なるプラグ類12が挿入されても一定の保持力を確保でき、金属片等の混入をシャッター機構25により防止でき、スペーサー30により端子20A、20Bをタップ本体15の上面から離すことで刃11の露出を少なくできることは上述のとおりである。
本考案に係るマルチタップの例1を示すもので、Aは上面図、Bは側面図、Cは下面図である。 同上の装置を分解して示した斜視図である。 同上におけるシャッター機構と板材を示す斜視図である。 同上のマルチタップの横断面図である。 同じく部分的縦断面図である。 本考案に係るマルチタップの例2を示す斜視図である。 同じく本考案に係るマルチタップの使用状態を示す斜視図である。
10、40 マルチタップ
11 刃
12 プラグ類
13、14、36、37 刃受け口
15 タップ本体、15A、35A、上部材、15B、35B 下部材
16、17 端子収容部
18 通電コード
19 コード接続用の取り付け部
20A、20B 一対の端子
21 切り離し部(スリット)
22 端子押さえ
23、24 開閉片
25 シャッター機構
26 弾性部材
27 開閉片可動部
28 押さえ部
29 板状部
30 スペーサー
31、32 長溝
38 中間係合部
39 ACアダプター

Claims (3)

  1. 一対の平行な刃を有するプラグ類を接続する、一対の平行な刃受け口をタップ本体の一面に有し、それと平行な一対の端子をタップ本体の内部に備えたマルチタップであって、
    一対の刃受け口は、複数個のプラグの刃を同時に挿し込める長さの溝状を有し、
    刃を受ける一対の端子は、それぞれほぼU字状の横断面形状を有するとともに、複数個のプラグの刃の並び方向に所定の間隔で形成された切り離し部を有し、上記切り離し部はプラグ類の上記並び方向においてその位置をずらせて配置されている
    ことを特徴とするマルチタップ。
  2. タップ本体の刃受け口は、異物侵入を防止するシャッター機構を有しており、シャッター機構は一対の刃受け口を内側にて開閉する各一対の開閉片及びそれらの間に位置して一対の開閉片を押し広げる方向に作用する弾性部材を有し、上記一対の開閉片には、刃受け口に差し込まれるプラグ類と接触する斜面を設け、上記斜面の分力によって弾性部材を圧縮し開閉片が開く方向へ移動するように構成された請求項1記載のマルチタップ。
  3. プラグ類の刃が傾斜した時に端子から外れやすいように、タップ本体一面の刃受け口と端子との間隔を空けるために、刃受け口と端子との間にスペーサーを配置した請求項1又は2記載のマルチタップ。
JP2014002044U 2014-04-18 マルチタップ Expired - Lifetime JP3191623U (ja)

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JP3191623U true JP3191623U (ja) 2014-07-03

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