JP3191341U - 管路またはケーブルの止水固定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な操作で固定することができ、コンクリート壁貫通口内面とケーブルとの間隙を完全に水密状態に保持する管路またはケーブル止水固定装置を提供する。【解決手段】2枚の環状フランジ3で環状弾性体4を挟持し、環状フランジ間に挿通されたボルト5に螺着されたナット51を、工具を用いて締めつけることによって環状弾性体を圧縮変形させて管路またはケーブルをコンクリート壁内の鞘管8またはコンクリート壁貫通口内面に固定することを特徴とする。環状フランジが金属または強化プラスチックで形成されており、環状フランジ間に挿通された複数のボルトに螺着された複数のナットを締めつけることにより圧縮変形される環状弾性体の外周の膨出部42が鞘管内面またはコンクリート壁貫通口内面に押圧され、環状弾性体の内周の膨出部43が管路に押圧されて固定されると共に、鞘管と管路との間隙が完全に水密状態に保持される。【選択図】図3
Description
本考案は管路またはケーブルの止水固定装置に関し、特にコンクリート壁等に埋め込まれる鞘管と管路またはケーブルの止水固定装置、または、直接コンクリート壁貫通口に挿通される管路またはケーブルの止水固定装置に関する。
従来、ガス管、上下水道管、電線管、光ケーブル、通信ケーブル等の配管がコンクリート壁等に埋め込まれる場合に管路と鞘管との止水固定装置では、管路と鞘管との間に装着される水膨張性ゴムやエラストマー材または非水膨張性ゴムやエラストマー材等よりなる環状の止水パッキン材が一体成形されているものがあった。
前記せる特開2005−282763号公報では、管路と鞘管との間に装着される水膨張性ゴムやエラストマー材または非水膨張性ゴムやエラストマー材等よりなる環状の止水パッキン材が一体成形されているものであった
そのため、装着の作業性が悪く、材料強度も弱く、水圧に負けて鞘管内に流れてしまい止水効果がなく、接着面の汚れや残骸がのこるものであった。
また、前記せる特公平7−114530号公報では、管路内に挿通する線材における管路口部分の外周面に、半加硫ゴムを巻き付けるとともに、その半加硫ゴムの両端側にそれぞれリング状のパッキンを取付けて、管路内におけるパッキン間を閉塞し、その状態で、両パッキン、半加硫ゴムおよび管路の壁面とで囲われる空間に管路取水材形成材料を充填し硬化させることにより、上記半加硫ゴムを線材に密着させ、管路の止水する構成であった。
この場合も、半加硫ゴムの巻き付けや管路取水材形成材料を充填し硬化等の作業性が悪く、材料強度も弱く、水圧に負けて鞘管内に流れてしまい、止水効果がなく、接着面の汚れや残骸がのこるものであった。
前記せる課題を解決するために、本考案は以下のように構成されている。
2枚の環状フランジで環状弾性体を挟持し、該環状フランジ間に挿通されたボルトに螺着されたナットを工具を用いて締めつけることによって環状弾性体を圧縮変形させて管路またはケーブルをコンクリート壁内の鞘管またはコンクリート壁貫通口内面に固定することを特徴とし、環状フランジが金属または強化プラスチックで形成されていることを特徴とし、環状フランジ間に挿通された複数のボルトに螺着された複数のナットを締めつけることにより圧縮変形される環状弾性体の外周の膨出部が鞘管内面またはコンクリート壁貫通口内面に押圧され、環状弾性体の内周の膨出部が管路に押圧されて固定されると共に、鞘管と管路との間隙が完全に水密状態に保持されることを特徴とし、環状フランジ間に挿通された複数のボルトに螺着された複数のナットを締めつけることにより圧縮変形される環状弾性体の外周の膨出部がコンクリート壁貫通口内面に押圧され、環状弾性体の内周の膨出部がケーブルに押圧されて固定されると共に、コンクリート壁貫通口内面とケーブルとの間隙が完全に水密状態に保持されることを特徴とし、環状弾性体の外周及び内周に環状ブチルゴムが装着されており、環状フランジ間に挿通された複数のボルトに螺着された複数のナットを締めつけることにより圧縮変形される環状弾性体の外周の環状ブチルゴムがコンクリート壁貫通口内面に押圧され、環状弾性体の内周の環状ブチルゴムがケーブルに押圧されて固定されると共に、コンクリート壁貫通口内面とケーブルとの間隙が完全に水密状態に保持されることを特徴とする管路またはケーブル止水固定装置を提供する。
2枚の環状フランジで環状弾性体を挟持し、該環状フランジ間に挿通されたボルトに螺着されたナットを工具を用いて締めつけることによって環状弾性体を圧縮変形させて管路またはケーブルをコンクリート壁内の鞘管またはコンクリート壁貫通口内面に固定することを特徴とし、環状フランジが金属または強化プラスチックで形成されていることを特徴とし、環状フランジ間に挿通された複数のボルトに螺着された複数のナットを締めつけることにより圧縮変形される環状弾性体の外周の膨出部が鞘管内面またはコンクリート壁貫通口内面に押圧され、環状弾性体の内周の膨出部が管路に押圧されて固定されると共に、鞘管と管路との間隙が完全に水密状態に保持されることを特徴とし、環状フランジ間に挿通された複数のボルトに螺着された複数のナットを締めつけることにより圧縮変形される環状弾性体の外周の膨出部がコンクリート壁貫通口内面に押圧され、環状弾性体の内周の膨出部がケーブルに押圧されて固定されると共に、コンクリート壁貫通口内面とケーブルとの間隙が完全に水密状態に保持されることを特徴とし、環状弾性体の外周及び内周に環状ブチルゴムが装着されており、環状フランジ間に挿通された複数のボルトに螺着された複数のナットを締めつけることにより圧縮変形される環状弾性体の外周の環状ブチルゴムがコンクリート壁貫通口内面に押圧され、環状弾性体の内周の環状ブチルゴムがケーブルに押圧されて固定されると共に、コンクリート壁貫通口内面とケーブルとの間隙が完全に水密状態に保持されることを特徴とする管路またはケーブル止水固定装置を提供する。
本考案の挿通管路止水固定装置に於いては、2枚の環状フランジで挟持された環状弾性体に管路を挿通した状態で、コンクリート壁に固定された鞘管内へ仮止めし、次いで、環状フランジ間に挿通された複数のボルトに螺着された複数のナットを、工具を用いて順次締めつける簡単な操作によって、環状弾性体を圧縮変形させて管路をコンクリート壁内の鞘管に固定することができる。
また、2枚の環状フランジで挟持された環状弾性体に管路またはケーブルを挿通した状態で、コンクリート壁貫通口に直接仮止めし、次いで、環状フランジ間に挿通された複数のボルトに螺着された複数のナットを、工具を用いて順次締めつける簡単な操作によって、環状弾性体を圧縮変形させて管路またはケーブルをコンクリート壁内の貫通口に固定することができる。
また、環状弾性体の外周及び内周に環状ブチルゴムが装着されており、環状フランジ間に挿通された複数のボルトに螺着された複数のナットを順次締めつけることにより圧縮変形される環状弾性体の外周の環状ブチルゴムがコンクリート壁貫通口内面に押圧され、環状弾性体の内周の環状ブチルゴムが管路またはケーブルに押圧されて固定されると共に、コンクリート壁貫通口内面と管路またはケーブルとの間隙が完全に水密状態に保持することができる。
本発明の管路またはケーブルの止水固定装置は、図1乃至図3に示すようにコンクリート貫通口内に挿通された鞘管8に固定され、または図4乃至図5に示すように直接コンクリート貫通口内に固定することができる。
また、図2に示しようにタンク9のドレン部に取り付けることができる。
図3乃至図4に示すように、2枚の環状フランジ3,3で環状弾性体4を挟持し、該環状フランジ3,3間に挿通されたボルト5に螺着されたナット51を、工具7を用いて締めつけることによって環状弾性体4を圧縮変形させて管路2またはケーブル21をコンクリート壁1内の鞘管8またはコンクリート壁貫通口6内面に管路またはケーブルを固定することができる。
前記せる環状フランジ3,3は鋼製またはアルミ等の金属または強化プラスチックで形成されている。
環状フランジ3,3間に挿通された複数のボルト5に螺着された複数のナット51を締めつけることにより圧縮変形される環状弾性体4の外周の膨出部42が鞘管8内面またはコンクリート壁貫通口内面61に押圧され、環状弾性体4の内周の膨出部43が管路2に押圧されて固定されると共に、鞘管8と管路2との間隙が完全に水密状態に保持される。
図4に示すように、環状フランジ3,3間に挿通された複数のボルト5に螺着された複数のナット51を締めつけることにより圧縮変形される環状弾性体4の外周の膨出部42がコンクリート壁貫通口内面61に押圧され、環状弾性体4の内周の膨出部43がケーブル21に押圧されて固定されると共に、コンクリート壁貫通口内面61とケーブル21との間隙が完全に水密状態に保持される。
図5に示す実施例では、環状弾性体4の外周及び内周に環状ブチルゴム41が装着されており、環状フランジ3,3間に挿通された複数のボルト5に螺着された複数のナット51を締めつけることにより圧縮変形される環状弾性体4の外周の環状ブチルゴム41がコンクリート壁貫通口内面61に押圧され、環状弾性体4の内周の環状ブチルゴム41がケーブル21に押圧されて固定されると共に、コンクリート壁貫通口内面61とケーブル21との間隙を完全に水密状態に保持されることができる。
1 コンクリート壁
10 止水固定装置
2 管路
21 ケーブル
3 環状フランジ
4 環状弾性体
41 環状ブチルゴム
42 膨出部
43 膨出部
5 ボルト
51 ナット
6 コンクリート壁貫通口
61 コンクリート壁貫通口内面
7 工具
8 鞘管
81 鞘管内面
9 タンク
10 止水固定装置
2 管路
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43 膨出部
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6 コンクリート壁貫通口
61 コンクリート壁貫通口内面
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81 鞘管内面
9 タンク
Claims (5)
- 2枚の環状フランジで環状弾性体を挟持し、該環状フランジ間に挿通されたボルトに螺着されたナットを工具を用いて締めつけることによって環状弾性体を圧縮変形させて管路またはケーブルをコンクリート壁内の鞘管またはコンクリート壁貫通口内面に固定することを特徴とする管路またはケーブル止水固定装置。
- 環状フランジが金属または強化プラスチックで形成されていることを特徴とする請求項1記載の管路またはケーブル止水固定装置。
- 環状フランジ間に挿通された複数のボルトに螺着された複数のナットを締めつけることにより圧縮変形される環状弾性体の外周の膨出部が鞘管内面またはコンクリート壁貫通口内面に押圧され、環状弾性体の内周の膨出部が管路に押圧されて固定されると共に、鞘管と挿通管路との間隙が完全に水密状態に保持されることを特徴とする請求項1記載の管路またはケーブル止水固定装置。
- 環状フランジ間に挿通された複数のボルトに螺着された複数のナットを締めつけることにより圧縮変形される環状弾性体の外周の膨出部がコンクリート壁貫通口内面に押圧され、環状弾性体の内周の膨出部がケーブルに押圧されて固定されると共に、コンクリート壁貫通口内面とケーブルとの間隙が完全に水密状態に保持されることを特徴とする請求項1記載の管路またはケーブル止水固定装置。
- 環状弾性体の外周及び内周に環状ブチルゴムが装着されており、環状フランジ間に挿通された複数のボルトに螺着された複数のナットを締めつけることにより圧縮変形される環状弾性体の外周の環状ブチルゴムがコンクリート壁貫通口内面に押圧され、環状弾性体の内周の環状ブチルゴムがケーブルに押圧されて固定されると共に、コンクリート壁貫通口内面とケーブルとの間隙が完全に水密状態に保持されることを特徴とする請求項1記載の管路またはケーブル止水固定装置。
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JP2014001850U JP3191341U (ja) | 2014-03-24 | 2014-03-24 | 管路またはケーブルの止水固定装置 |
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JP2014001850U JP3191341U (ja) | 2014-03-24 | 2014-03-24 | 管路またはケーブルの止水固定装置 |
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JP2014001850U Expired - Lifetime JP3191341U (ja) | 2014-03-24 | 2014-03-24 | 管路またはケーブルの止水固定装置 |
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JP (1) | JP3191341U (ja) |
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2014
- 2014-03-24 JP JP2014001850U patent/JP3191341U/ja not_active Expired - Lifetime
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