JP3191221U - トイレマット - Google Patents
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Abstract
【課題】一定の重量を保持させて、マット本体自体を移動し難く構成するとともに、排尿位置を小便器からより近い位置とすることができるトイレマットを提供する。
【解決手段】周縁を立設して内部に防臭シート5を敷設する載置面が形成されるマット本体1と、載置面に敷設される防臭シートを備えるトイレマット10であって、マット本体は鋳物成型されると共に、マット本体の前部には、便器の前端曲面に沿った湾曲面3dを形成し、マット本体の幅は使用者の両足の間隔よりも幅狭に形成した。マット本体の裏面に、脚部Aを設けてマット本体をトイレ床面から所定高さに持ち上げるのが好ましい。また防臭シートは、マット本体の周縁高さより高く突出するタブ5Cを備えているのが好ましい。
【選択図】図1
【解決手段】周縁を立設して内部に防臭シート5を敷設する載置面が形成されるマット本体1と、載置面に敷設される防臭シートを備えるトイレマット10であって、マット本体は鋳物成型されると共に、マット本体の前部には、便器の前端曲面に沿った湾曲面3dを形成し、マット本体の幅は使用者の両足の間隔よりも幅狭に形成した。マット本体の裏面に、脚部Aを設けてマット本体をトイレ床面から所定高さに持ち上げるのが好ましい。また防臭シートは、マット本体の周縁高さより高く突出するタブ5Cを備えているのが好ましい。
【選択図】図1
Description
本考案は、トイレの前面に敷設するマットに関するものであり、例えば、公共施設や会社、店舗等のトイレにおいて、特に男性用の小便器及び洋式トイレの前面に敷設して、小便をする際に便器外に小便が飛散するのを吸収することのできるトイレマットに関するものである。
従来、トイレマットとしては、例えば、特開平11−285458号公報(特許文献1)に記載のものが公知である。前記公報に記載のトイレマットは、トイレの床面に敷設するトイレマットや台所のシンク周りに敷設するキッチンマットなどにおいて、周囲に液体が飛散した際の吸液効果と容易に取り替えが可能で衛生的に使用できるように構成されるものであり、合成樹脂やゴム質体などからなる防水性板状体を適宜の大きさと形状とし、その周縁にガイドを起立して形成されるマット本体に対して、ガイドで区分されるマット本体の表面に液体吸収シートを置敷きすることにより、容易に敷設したり固定することができ、敷物として使用者の踏圧による位置ズレを防ぎ、衛生的に継続使用ができるように構成されている。
しかしながら、前記トイレマットにおいては、マット本体自体は、合成樹脂やゴム質体などで構成されているため比較的軽量であり、裏面に防滑加工を施されていても、足が接触する等の動作によって、当初位置から移動してしまうことがある。また、手前側にステップを切り欠かれている構成からなるため、排尿位置が小便器から所定間隔離れてしまい、小便が小便器外に飛散し易くなる。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、トイレマットのマット本体本体を鋳物で成型することにより、一定の重量を保持させて、マット本体本体自体を移動し難く構成するとともに、前記マット本体本体の幅を使用者が跨げるように構成して、排尿位置を小便器からより近い位置とすることができるトイレマットを提供することにある。
また、本考案の他の目的は、マット本体に敷設されるシートを防臭シートとして、飛散した小便の臭気を消臭することのできるシートを備えるトイレマットを提供することにある。
請求項1に記載のトイレマットは、周縁を立設して内部に防臭シートを敷設する載置面が形成されるマット本体と、前記載置面に敷設される防臭シートを備えるトイレマットであって、前記マット本体は鋳物成型されると共に、前記マット本体の前部には、便器の前端曲面に沿った湾曲面を形成し、前記マット本体の幅は使用者の両足の間隔よりも幅狭に形成されてなることを特徴とする。
請求項1に記載のトイレマットにあっては、鋳物により成型されているので、合成樹脂やゴム等で成型するよりも、自重が重く成型することができるので、前記便器B前に載置しても、その自重により移動し難くなり、使用者の脚F等が当たっても、載置位置から容易にずれることはない。加えて、前記マット本体には前記防臭シートを敷設しているので、飛散した尿を効果的に吸収することができると共に、尿の臭いを効果的に吸収することができることとなる。さらに、前記マット本体の幅、すなわち、後部区画壁の長さは使用者の両足の間隔よりも幅狭に形成しているので、使用者は、前記トレイマットを跨いで放尿するとこができ、より前記便器に近づくことができ、前記便器外への尿の飛散を防止することができることとなる。
請求項2に記載のトイレマットは、請求項1に記載のトイレマットにおいて、前記マット本体の裏面は、脚部を設けて前記マット本体をトイレ床面から所定高さに持ち上げてなることを特徴とする。
請求項2に記載のトイレマットにあっては、前記トイレマットは、前記マット本体をトイレ床面から所定高さに持ち上げているので、前記便器に水を掛けて清掃する場合には、前記マット本体は、掛け流される水を直接浴びることが少なくなり、防錆効果を高めることができる。
請求項3に記載のトイレマットは、請求項1に記載のトイレマットにおいて、前記防臭シートは、前記マット本体の周縁高さより高く突出するタブを備えてなることを特徴とする。
請求項3に記載のトイレマットにあっては、前記防臭シートには、前記マット本体の周縁高さよりも高い前記タブを設けているので、前記防臭シートを、前記マット本体から取り外す場合は、前記タブを摘んで取り出すことができ、前記防臭シートを前記マット本体から容易に取り外すことができる。
請求項4に記載のトイレマットは、請求項1乃至3の何れか一に記載のトイレマットにおいて、前記防臭シートの裏面に、合成樹脂シートを配してなることを特徴とする。
請求項4に記載のトイレマットにあっては、前記防臭シートの裏面に合成樹脂シートを配しているので、前記マット本体内に飛散した小便は、前記マット本体の表面に直接触れることはなく、前記防臭シート上に残置され、その後経時により蒸発されるため、前記マット本体の防錆効果を高めることができる。
請求項1に記載のトイレマットによれば、周縁を立設して内部に防臭シートを敷設する載置面が形成されるマット本体と、前記載置面に敷設される防臭シートを備えるトイレマットであって、前記マット本体は鋳物成型されると共に、前記マット本体の前部には、便器の前端曲面に沿った湾曲面を形成し、前記マット本体の幅は使用者の両足の間隔よりも幅狭に形成しているので、合成樹脂やゴム等で成型するよりも、自重が重く成型することができるので、前記便器前に載置しても、その自重により移動し難くなり、使用者の脚F等が当たっても、載置位置から容易にずれることはない。加えて、前記マット本体には前記防臭シートを敷設しているので、飛散した尿を効果的に吸収することができると共に、尿の臭いを効果的に吸収することができることとなる。さらに、前記マット本体の幅、すなわち、後部区画壁の長さは使用者の両足の間隔よりも幅狭に形成しているので、使用者は、前記トレイマットを跨いで放尿するとこができ、より前記便器に近づくことができ、前記便器外への尿の飛散を防止することができることとなる。
請求項2に記載のトイレマットは、請求項1に記載のトイレマットにおいて、前記マット本体の裏面は、脚部を設けて前記マット本体をトイレ床面から所定高さに持ち上げているので、前記便器に水を掛けて清掃する場合には、前記マット本体は、掛け流される水を直接浴びることが少なくなり、防錆効果を高めることができる。
請求項3に記載のトイレマットによれば、請求項1又は2に記載のトイレマットにおいて、前記防臭シートは、前記マット本体の周縁高さより高く突出するタブを備えているので、前記防臭シートを、前記マット本体から取り外す場合は、前記タブを摘んで取り出すことができ、前記防臭シートを前記マット本体から容易に取り外すことができる。
請求項4に記載のトイレマットによれば、請求項1乃至3の何れか一に記載のトイレマットにおいて、前記防臭シートの裏面に、合成樹脂シートを配しているので、前記マット本体内に飛散した小便は、前記マット本体の表面に直接触れることはなく、前記防臭シート上に残置され、その後経時により蒸発されるため、前記マット本体の防錆効果を高めることができる。
以下、本考案に係るトイレマットを実施するための最良の実施形態について、図面に従って説明する。
図1は本考案に係るトイレマットを示す斜視図であり、(a)は表面斜視図であり、(b)は裏面斜視図である。また、図2は本考案に係るトイレマットのマット本体本体を示す斜視図であり、(a)は表面斜視図であり、(b)は裏面斜視図であり、図3(a)は正面図であり、(b)は背面図であり、図4(a)は側面図であり、(b)は平面図であり、(c)は底面図である。また、図5は、図3(a)のA−A線断面図であり、図6は、図3(a)のB−B線断面図である。
図1乃至図6において、1はトイレマットのマット本体であり、鋳物で成型した上に、所定の防錆防塩処理をしたうえで、塗装処理が行われる(図6参照)。前記マット本体1は、略正方形状の基台2の前部に、便器B(図9及び図10参照)の前部の突出曲面に沿うような曲面の湾曲部を設けており、前記基台2の周縁には区画壁3を立設している。
前記区画壁3において、後部の区画壁3aは、前部の湾曲した区画壁3dよりも低く設けられており、そのため、側部の区画壁3b,3bは前部から後部に架けて低くなるような傾斜状に成型されている。また、前部の湾曲した区画壁3dの両側には前記後部の区画壁3aと並行状の区画壁3c,3cが立設されている。
また、前記マット本体1の裏面には、円柱状のゴム製の脚部Aを固定位置決めするための浅い嵌装用孔2aを四隅に設けており、前記嵌装用孔2aに脚部Aを嵌めて固定するのである。
図7は、塗装工程を示す斜視図である。
図7に示すように、前記区画壁3c,3cの直下には、それぞれ、前記マット本体2を塗装作業時に吊すための丸孔4,4が穿設されている。そして、塗装作業時においては、前記マット本体2の前記丸孔4,4に、吊しフック40を挿入して、前記マット本体2を吊した状態で塗装を行うのである、。
以上のように成型された前記マット本体1には、防臭シート5を載置するのである。
図8(a)は防臭シートの斜視図であり、(b)は要部拡大断面図である。
図8(a)及び(b)に示すように、前記防臭シート5は、活性炭から形成された三次元立体シート5a(以下、「活性炭シート」という)と、前記活性炭シート5aの裏面に貼付された防水性の合成樹脂シート5bとから形成されている。
図9は、使用状態を示す斜視図であり、図10は、防臭シート5を取り外した状態の使用状態斜視図ある。
図9及び図10に示すように、前記マット本体1の基台2上には、前記基台2と略同形状に形成された前記防臭シート5が載置されている。前記防臭シート5の前部の湾曲面には前記区画壁3dよりも高く設定されるタブ5c(図8参照)が突設されている。
そして、図9に示すように、前記マット本体1の幅、すなわち、前記区画壁3aの長さは使用者の両足F,Fの間隔よりも幅狭に形成しているので、使用者は、前記トレイマット10を跨いで放尿するとこができるので、より前記便器Bに近づくことができ、前記便器B外への尿の飛散を防止することができることとなる。
また、前記マット本体1は鋳物により成型されているので、合成樹脂やゴム等で成型するよりも、自重が重く成型することができるので、前記便器B前に載置しても、その自重により移動し難くなり、使用者の脚F等が当たっても、載置位置から容易にずれることはない。
さらに、前記前記マット本体1の裏面には、前記脚部Aを設けて前記マット本体1をトイレ床面から所定高さに持ち上げているので、前記便器Bに水を掛けて清掃する場合には、前記マット本体1には、掛け流される水が直接浴びることが少なくなり、防錆効果を高めることができる。
また、図10に示すように、前記防臭シート5には、前記区画壁3よりも高い前記タブ5aを設けているので、前記防臭シート5を、前記マット本体1から取り外す場合は、前記タブ5aを摘んで取り出すことができ、前記防臭シート5を前記基台2の形状と略同形状に形成している場合であっても、前記防臭シート5を前記マット本体1から容易に取り外すことができる。
加えて、前記マット本体1には前記防臭シート5を敷設しているので、飛散した尿を効果的に吸収することができると共に、尿の臭いを効果的に吸収することができると共に、前記合成樹脂シート5bにより、飛散された小便は直接前記マット本体1に触れることがないので、高い防錆効果を維持することができるのである。
10 トイレマット
1 マット本体
2 基台
2a 嵌装用孔
3 区画壁
3a 後部区画壁
3b 側部区画壁
3c 平行区画壁
3d 前部区画壁
4 丸孔
5 防臭シート
5a 活性炭シート
5b 防水シート
5c タブ
A 脚部
B 便器
F 足
1 マット本体
2 基台
2a 嵌装用孔
3 区画壁
3a 後部区画壁
3b 側部区画壁
3c 平行区画壁
3d 前部区画壁
4 丸孔
5 防臭シート
5a 活性炭シート
5b 防水シート
5c タブ
A 脚部
B 便器
F 足
Claims (4)
- 周縁を立設して内部に防臭シートを敷設する載置面が形成されるマット本体と、前記載置面に敷設される防臭シートを備えるトイレマットであって、
前記マット本体は鋳物成型されると共に、前記マット本体の前部には、便器の前端曲面に沿った湾曲面を形成し、前記マット本体の幅は使用者の両足の間隔よりも幅狭に形成されてなることを特徴とするトイレマット。
- 前記マット本体の裏面は、脚部を設けて前記マット本体をトイレ床面から所定高さに持ち上げてなることを特徴とする請求項1に記載のトイレマット。
- 前記防臭シートは、前記マット本体の周縁高さより高く突出するタブを備えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のトイレマット。
- 前記防臭シートの裏面に、防水性合成樹脂シートを配してなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一に記載のトイレマット。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3191221U true JP3191221U (ja) | 2014-06-12 |
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