JP3190988B2 - 薬剤入り注射器 - Google Patents
薬剤入り注射器Info
- Publication number
- JP3190988B2 JP3190988B2 JP27570490A JP27570490A JP3190988B2 JP 3190988 B2 JP3190988 B2 JP 3190988B2 JP 27570490 A JP27570490 A JP 27570490A JP 27570490 A JP27570490 A JP 27570490A JP 3190988 B2 JP3190988 B2 JP 3190988B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- piston
- medicine
- proximal end
- distal end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/31—Details
- A61M5/315—Pistons; Piston-rods; Guiding, blocking or restricting the movement of the rod or piston; Appliances on the rod for facilitating dosing ; Dosing mechanisms
- A61M5/31511—Piston or piston-rod constructions, e.g. connection of piston with piston-rod
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/31—Details
- A61M2005/3117—Means preventing contamination of the medicament compartment of a syringe
- A61M2005/3121—Means preventing contamination of the medicament compartment of a syringe via the proximal end of a syringe, i.e. syringe end opposite to needle cannula mounting end
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、所定位置にピストンが嵌装されたシリンダ
筒の内部に所定量の薬液を封入してなる使い捨ての薬剤
入り注射器、殊に、封入してある薬剤が液状であって注
射の際に更に異なる薬剤からなる液状物を加える必要の
ある場合、または封入してある薬剤が例えば液状薬剤の
凍結乾燥物のような粉状で注射の際に溶媒或いは薬剤か
らなる液状物を加えて再び液状薬剤にする必要がある場
合に用いられる薬剤入り注射器に関するものである。
筒の内部に所定量の薬液を封入してなる使い捨ての薬剤
入り注射器、殊に、封入してある薬剤が液状であって注
射の際に更に異なる薬剤からなる液状物を加える必要の
ある場合、または封入してある薬剤が例えば液状薬剤の
凍結乾燥物のような粉状で注射の際に溶媒或いは薬剤か
らなる液状物を加えて再び液状薬剤にする必要がある場
合に用いられる薬剤入り注射器に関するものである。
［従来の技術］ 近頃、衛生上の理由から使い捨ての注射器が多用され
ており、特に、予め所定量の薬剤を封入したものは、注
射の際に従来のようにアンプルなどに収容された薬剤を
吸い込ませる作業か不要であるためきわめて便利であ
る。
ており、特に、予め所定量の薬剤を封入したものは、注
射の際に従来のようにアンプルなどに収容された薬剤を
吸い込ませる作業か不要であるためきわめて便利であ
る。
図４はこのような薬剤入り注射器の一例を示すもので
あり、シリンダ筒１の先端に突設された注射針取付部11
にキャップ２が圧入装着されているとともに、基端にピ
ストンロッド３を具えたピストン４がシリンダ筒１の基
端側から所定位置まで嵌装されて所定量の薬剤である液
状物５が封入されている。
あり、シリンダ筒１の先端に突設された注射針取付部11
にキャップ２が圧入装着されているとともに、基端にピ
ストンロッド３を具えたピストン４がシリンダ筒１の基
端側から所定位置まで嵌装されて所定量の薬剤である液
状物５が封入されている。
そのため、キャップ２を抜き取って、露出させた注射
針取付部11に注射針（図示せず）を結合するだけの簡単
な操作で注射が行える また、かかる薬剤入り注射器は、シリンダ筒1,キャッ
プ2,ならびにピストン４を予め滅菌処理しておくことに
より、シリンダ筒１内に封入した薬剤である液状物５を
流通ならびに保管過程を通して滅菌袋などに収容するこ
となしに滅菌状態に保つことができ、きわめて簡単且つ
安価に滅菌処理ができるという利点も有している。
針取付部11に注射針（図示せず）を結合するだけの簡単
な操作で注射が行える また、かかる薬剤入り注射器は、シリンダ筒1,キャッ
プ2,ならびにピストン４を予め滅菌処理しておくことに
より、シリンダ筒１内に封入した薬剤である液状物５を
流通ならびに保管過程を通して滅菌袋などに収容するこ
となしに滅菌状態に保つことができ、きわめて簡単且つ
安価に滅菌処理ができるという利点も有している。
［発明が解決しようとする課題］ このように、シリンダ筒１内に封入した薬剤である液
状物をそのまま注射する場合には封入されている薬剤は
予め滅菌された箇所以外に触れることがないので、滅菌
に関して何ら問題ない。
状物をそのまま注射する場合には封入されている薬剤は
予め滅菌された箇所以外に触れることがないので、滅菌
に関して何ら問題ない。
ところが、封入してある薬剤が液状であって注射の際
に更に異なる薬剤からなる液状物を加える必要のある場
合、または封入してある薬剤が例えば液状薬剤の凍結乾
燥物のように粉状で注射の際に溶媒或いは薬剤からなる
液状物を加えて再び液状薬剤にする必要がある場合に
は、シリンダ筒１内に篏装されたピストン４をシリンダ
筒１の基端側に所定の距離だけ一旦移動させて液状物を
吸い込む必要がある。
に更に異なる薬剤からなる液状物を加える必要のある場
合、または封入してある薬剤が例えば液状薬剤の凍結乾
燥物のように粉状で注射の際に溶媒或いは薬剤からなる
液状物を加えて再び液状薬剤にする必要がある場合に
は、シリンダ筒１内に篏装されたピストン４をシリンダ
筒１の基端側に所定の距離だけ一旦移動させて液状物を
吸い込む必要がある。
ところで、近頃の使い捨て式の注射器では、低価格化
と量産性、さらにはシリンダ筒との接触摩擦抵抗の低減
を考慮した結果、例えば図４に示したように硬質合成樹
脂により別体に構成した例えば断面が十字型でシリンダ
筒１との間に隙間を有する形状のピストンロッド３をピ
ストン４の基端に具えたものが一般的である。
と量産性、さらにはシリンダ筒との接触摩擦抵抗の低減
を考慮した結果、例えば図４に示したように硬質合成樹
脂により別体に構成した例えば断面が十字型でシリンダ
筒１との間に隙間を有する形状のピストンロッド３をピ
ストン４の基端に具えたものが一般的である。
そのため、シリンダ筒1,キャップ２、ならびにピスト
ン４を予め滅菌処理しておいたとしても、ピストンロッ
ド３とシリンダ筒１との間に隙間を有することから、流
通ならびに保管過程を通して露出しているシリンダ筒１
の内壁部が汚染されてしまうおそれがある。
ン４を予め滅菌処理しておいたとしても、ピストンロッ
ド３とシリンダ筒１との間に隙間を有することから、流
通ならびに保管過程を通して露出しているシリンダ筒１
の内壁部が汚染されてしまうおそれがある。
従って、注射の際に液状物を吸い込んだとき、ピスト
ン４がシリンダ筒１の基端方向へ移動してその先端が前
記汚染部分に進入すると、液成物ならびに薬剤の混合物
が前記シリンダ筒１内の汚染箇所に触れてしまい注射液
が細菌などにより汚染されてしまうという問題がある。
ン４がシリンダ筒１の基端方向へ移動してその先端が前
記汚染部分に進入すると、液成物ならびに薬剤の混合物
が前記シリンダ筒１内の汚染箇所に触れてしまい注射液
が細菌などにより汚染されてしまうという問題がある。
このような汚染を防ぐためには薬剤を封入した注射器
全体を再度滅菌して滅菌袋などに収容する手段が考えら
れるが、作業が煩雑で容易でないとともに、一般に薬剤
は滅菌に使用する熱や光線或いは電磁波などにより変質
または分解するためシリンダ筒に封入後に前記手段によ
り滅菌することはきわめて困難である。
全体を再度滅菌して滅菌袋などに収容する手段が考えら
れるが、作業が煩雑で容易でないとともに、一般に薬剤
は滅菌に使用する熱や光線或いは電磁波などにより変質
または分解するためシリンダ筒に封入後に前記手段によ
り滅菌することはきわめて困難である。
また、滅菌ガスを封入することも考えられるが、安全
性の面で好ましくない。
性の面で好ましくない。
本発明は斯る実情に鑑みてなされたものであり、注射
の際に液状物の吸い込みに伴う使い捨て注射器におい
て、最終生産過程で薬剤の変質や分解が生じるような滅
菌作業を行ったり、滅菌袋に封入することなしに安全に
流通、保管が可能であることは勿論のこと、注射の際に
液状物の吸い込みに伴う汚染を防止することが可能な薬
剤入り注射器を提供するものである。
の際に液状物の吸い込みに伴う使い捨て注射器におい
て、最終生産過程で薬剤の変質や分解が生じるような滅
菌作業を行ったり、滅菌袋に封入することなしに安全に
流通、保管が可能であることは勿論のこと、注射の際に
液状物の吸い込みに伴う汚染を防止することが可能な薬
剤入り注射器を提供するものである。
［課題を解決するための手段］ 前記課題を解決するため本発明である第１の発明は、
シリンダ筒の先端に突設された注射針取付部にキャップ
が装着されているとともに、ピストンロッドを基端に具
えたピストンが前記シリンダ筒の基端から所定位置まで
嵌装されて前記シリンダ筒内に薬剤が所定量だけ封入さ
れ、注射の際に前記キャップを取り外して露出させた前
記注射針取付部に注射針を結合するとともに前記ピスト
ンを前記シリンダ筒に付されている移動限界を確認する
ための目盛位置まで基端側へ移動させて前記注射針を介
して前記薬剤に対応した所定量の液状物を前記シリンダ
筒内に吸い込ませ得る薬剤入り注射器において、前記ピ
ストンの長さが、少なくとも前記薬剤の封入時の前記シ
リンダ筒におけるピストンの先端位置から前記シリンダ
筒に付されている前記移動限界を確認するための目盛位
置までの距離よりも長く形成されていることを特徴とす
る。
シリンダ筒の先端に突設された注射針取付部にキャップ
が装着されているとともに、ピストンロッドを基端に具
えたピストンが前記シリンダ筒の基端から所定位置まで
嵌装されて前記シリンダ筒内に薬剤が所定量だけ封入さ
れ、注射の際に前記キャップを取り外して露出させた前
記注射針取付部に注射針を結合するとともに前記ピスト
ンを前記シリンダ筒に付されている移動限界を確認する
ための目盛位置まで基端側へ移動させて前記注射針を介
して前記薬剤に対応した所定量の液状物を前記シリンダ
筒内に吸い込ませ得る薬剤入り注射器において、前記ピ
ストンの長さが、少なくとも前記薬剤の封入時の前記シ
リンダ筒におけるピストンの先端位置から前記シリンダ
筒に付されている前記移動限界を確認するための目盛位
置までの距離よりも長く形成されていることを特徴とす
る。
また、本構成において、前記ピストンを、少なくとも
先端部および基端部においてシリンダ筒と円周方向で接
する環状突起を有する構成とすることにより、先端なら
びに基端においてシリンダ筒に確実に密着するばかりで
なく移動が確実且つ容易なピストンとすることができ
る。
先端部および基端部においてシリンダ筒と円周方向で接
する環状突起を有する構成とすることにより、先端なら
びに基端においてシリンダ筒に確実に密着するばかりで
なく移動が確実且つ容易なピストンとすることができ
る。
更に、第２の発明は、シリンダ筒の先端に突設された
注射針取付部にキャップが装着されているとともに、ピ
ストンロッドを基端に具えたピストンが前記シリンダ筒
の基端から所定位置まで嵌装されて前記シリンダ筒内に
薬剤が所定量だけ封入され、注射の際に前記キャップを
取り外して露出させた前記注射針取付部に注射針を結合
するとともに前記ピストンを前記シリンダ筒に付されて
いる移動限界を確認するための目盛位置まで基端側へ移
動させて前記注射針を介して前記薬剤に対応した所定量
の液状物を前記シリンダ筒内に吸い込ませ得る薬剤入り
注射器において、前記ピストンがピストンロッド先端に
具えた基端側ピストン部材とその先端側に所定の間隔を
有して具えられた先端側ピストン部材とから少なくとも
なるとともに、前記先端側ピストン部材の先端から基端
側ピストン部材の基端までの長さが、少なくとも前記薬
剤の封入時の前記シリンダ筒における先端側ピストン部
材の先端位置から前記シリンダ筒に付されている前記移
動限界を確認するための目盛位置までの距離よりも長く
形成されていることを特徴とする。
注射針取付部にキャップが装着されているとともに、ピ
ストンロッドを基端に具えたピストンが前記シリンダ筒
の基端から所定位置まで嵌装されて前記シリンダ筒内に
薬剤が所定量だけ封入され、注射の際に前記キャップを
取り外して露出させた前記注射針取付部に注射針を結合
するとともに前記ピストンを前記シリンダ筒に付されて
いる移動限界を確認するための目盛位置まで基端側へ移
動させて前記注射針を介して前記薬剤に対応した所定量
の液状物を前記シリンダ筒内に吸い込ませ得る薬剤入り
注射器において、前記ピストンがピストンロッド先端に
具えた基端側ピストン部材とその先端側に所定の間隔を
有して具えられた先端側ピストン部材とから少なくとも
なるとともに、前記先端側ピストン部材の先端から基端
側ピストン部材の基端までの長さが、少なくとも前記薬
剤の封入時の前記シリンダ筒における先端側ピストン部
材の先端位置から前記シリンダ筒に付されている前記移
動限界を確認するための目盛位置までの距離よりも長く
形成されていることを特徴とする。
［作 用］ ピストンの長さを、薬剤の封入時のシリンダ筒におけ
るピストンの先端位置から前記シリンダ筒に付されてい
る液状物の吸込量を示すための移動限界確認用の目盛位
置までの距離よりも長く形成することにより、ピストン
の先端が予めピストンで遮蔽しておいたシリンダ筒の内
壁部分を越えて基端側へ移動しないので、ピストンを移
動させて液状物を吸い込むときに、薬液ならびに液状物
の混合物がシリンダ筒のピストンロッドとの隙間の部
分、つまり汚染される心配があるシリンダ筒の内壁部分
に触れることがなく細菌などにより汚染されるおそれが
ない。
るピストンの先端位置から前記シリンダ筒に付されてい
る液状物の吸込量を示すための移動限界確認用の目盛位
置までの距離よりも長く形成することにより、ピストン
の先端が予めピストンで遮蔽しておいたシリンダ筒の内
壁部分を越えて基端側へ移動しないので、ピストンを移
動させて液状物を吸い込むときに、薬液ならびに液状物
の混合物がシリンダ筒のピストンロッドとの隙間の部
分、つまり汚染される心配があるシリンダ筒の内壁部分
に触れることがなく細菌などにより汚染されるおそれが
ない。
殊に、この種の薬剤入り注射器は、予め所定の薬剤が
所定量だけを封入されており、使用時に所定量の液状物
を吸い込んで注射するものであり、特定の注射器を用い
ると液状物の吸い込み時におけるピストンの移動距離は
常に一定である。つまり、シリンダ筒に付した移動限界
を確認するための目盛までピストンの先端を移動させれ
ば所定量の液状物を吸い込むことが可能である。
所定量だけを封入されており、使用時に所定量の液状物
を吸い込んで注射するものであり、特定の注射器を用い
ると液状物の吸い込み時におけるピストンの移動距離は
常に一定である。つまり、シリンダ筒に付した移動限界
を確認するための目盛までピストンの先端を移動させれ
ば所定量の液状物を吸い込むことが可能である。
従って、少なくともピストンの長さを、封入時のピス
トンの先端から前記シリンダ筒に付した移動限界を確認
するための目盛までの距離よりも長く形成してシリンダ
筒内壁における吸い込み時のピストン先端の移動部分を
予め遮蔽して滅菌状態にしておくことにより吸い込み時
の汚染を防ぐことができる。
トンの先端から前記シリンダ筒に付した移動限界を確認
するための目盛までの距離よりも長く形成してシリンダ
筒内壁における吸い込み時のピストン先端の移動部分を
予め遮蔽して滅菌状態にしておくことにより吸い込み時
の汚染を防ぐことができる。
［実施例］ 次に本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
なお、前記従来例と同一構成部には同一符号を付して
説明する。
説明する。
第１図乃至第２図は、第１発明の好ましい実施例を示
すものであり、ガラス製の目盛付のシリンダ筒１の先端
に突設置された注射針取付部11に例えばブチルゴムなど
により形成されたキャップ２が圧入装着されているとと
もに、基端にピストンロッド３が具えられたピストン４
が所定位置までシリンダ筒１の基端から篏装されて所定
の液状の薬剤５が所定量だけ封入されている。
すものであり、ガラス製の目盛付のシリンダ筒１の先端
に突設置された注射針取付部11に例えばブチルゴムなど
により形成されたキャップ２が圧入装着されているとと
もに、基端にピストンロッド３が具えられたピストン４
が所定位置までシリンダ筒１の基端から篏装されて所定
の液状の薬剤５が所定量だけ封入されている。
特に、ピストン４の長さl1が、薬剤５の封入時のシリ
ンダ筒１におけるピストン４の先端位置からシリンダ筒
１に付されている移動限界を確認するための目盛位置ま
での距離l2よりも長く形成されている。
ンダ筒１におけるピストン４の先端位置からシリンダ筒
１に付されている移動限界を確認するための目盛位置ま
での距離l2よりも長く形成されている。
本実施例を製造するには、先ず、構成部品であるシリ
ンダ筒1,キャップ２、ならびにピストン４に例えば加熱
処理などによる滅菌処理を施し、シリンダ筒１の基端側
から嵌め込んだピストン４を所定位置に配置させて所定
の薬剤５を所定量だけ充填するとともに注射針取付部11
にキャップ２を嵌着すればよく、このままの状態で滅菌
袋に収容することなしに流通、保管する。
ンダ筒1,キャップ２、ならびにピストン４に例えば加熱
処理などによる滅菌処理を施し、シリンダ筒１の基端側
から嵌め込んだピストン４を所定位置に配置させて所定
の薬剤５を所定量だけ充填するとともに注射針取付部11
にキャップ２を嵌着すればよく、このままの状態で滅菌
袋に収容することなしに流通、保管する。
そして、使用に際しては、図２に示すように、キャッ
プ２を抜き取って露出させた注射針取付部11に注射針６
を結合し、ピストンロッド３を把持してピストン４を、
その先端がシリンダ筒１に付した移動限界を確認するた
めの目盛に来るまで基端方向へ移動させて前記所定の薬
剤５に対応する所定量の液状物を注射針６を介して吸い
込み、薬剤と液状物を混合させ、そのまま、人体などに
注射する。
プ２を抜き取って露出させた注射針取付部11に注射針６
を結合し、ピストンロッド３を把持してピストン４を、
その先端がシリンダ筒１に付した移動限界を確認するた
めの目盛に来るまで基端方向へ移動させて前記所定の薬
剤５に対応する所定量の液状物を注射針６を介して吸い
込み、薬剤と液状物を混合させ、そのまま、人体などに
注射する。
特に、液状物を吸い込むとき、ピストン４はその長さ
l1が、薬剤５の封入時のシリンダ筒１におけるピストン
４の先端位置からシリンダ筒１に付されている移動限界
を確認するための目盛位置までの距離l2よりも長く形成
されている。
l1が、薬剤５の封入時のシリンダ筒１におけるピストン
４の先端位置からシリンダ筒１に付されている移動限界
を確認するための目盛位置までの距離l2よりも長く形成
されている。
従って、ピストン４の先端が予めピストン４で遮蔽し
ておいたシリンダ筒１の内壁部分を越えて基端側へ移動
しないので、ピストン４を移動させて液状物を吸い込む
ときに、薬液５ならびに液状物の混合物がシリンダ筒１
のピストンロッド３との隙間の部分、つまり汚染される
心配のあるシリンダ筒１の内壁部分に触れることがなく
細菌などにより汚染される心配がない。
ておいたシリンダ筒１の内壁部分を越えて基端側へ移動
しないので、ピストン４を移動させて液状物を吸い込む
ときに、薬液５ならびに液状物の混合物がシリンダ筒１
のピストンロッド３との隙間の部分、つまり汚染される
心配のあるシリンダ筒１の内壁部分に触れることがなく
細菌などにより汚染される心配がない。
また、本実施例では、ピストン４がその全長に渡って
シリンダ筒１と密着せずに、先端部および基端部を含む
複数箇所において突設されたシリンダ筒と円周方向で密
接接する環状突起を有する構成とすることにより、先端
ならびに基端においてシリンダ筒に密着してピストン４
の全長に渡ってシリンダ筒１の内面に密着させたと同様
の効果を発揮するばかりか、全体としてシリンダ筒１と
の接触摩擦抵抗が低減されて移動が確実且つ容易とな
り、殊に、使用の際に吸い込む液状物が多く、全長の長
いピストン４を用いなければならない場合に有効であ
る。
シリンダ筒１と密着せずに、先端部および基端部を含む
複数箇所において突設されたシリンダ筒と円周方向で密
接接する環状突起を有する構成とすることにより、先端
ならびに基端においてシリンダ筒に密着してピストン４
の全長に渡ってシリンダ筒１の内面に密着させたと同様
の効果を発揮するばかりか、全体としてシリンダ筒１と
の接触摩擦抵抗が低減されて移動が確実且つ容易とな
り、殊に、使用の際に吸い込む液状物が多く、全長の長
いピストン４を用いなければならない場合に有効であ
る。
尚、環状突起は少なくと先端部および基端部にあれば
よく、その中間の数や間隔はピストン４の全体の長さや
太さに応じて適宜選択すればよい。
よく、その中間の数や間隔はピストン４の全体の長さや
太さに応じて適宜選択すればよい。
第３図は第２発明の一実施例を示すものであり、全体
の構成は前記第１発明の実施例とほぼ同様であるが、ピ
ストン４がピストンロッド３の先端に具えた基端側ピス
トン部材41とその先端側にロッドを介して所定の間隔を
隔てて具えられた先端側ピストン部材42とから少なくと
もなるとともに、先端側ピストン部材42の先端から基端
側ピストン部材41の基端までの長さl1が、薬剤５の封入
時のシリンダ筒１における先端側ピストン部材42の先端
位置からシリンダ筒１に付されている所定量の液状物を
吸い込む際にピストン４の移動限界を確認するための目
盛位置までの距離l2よりも長く形成されている。
の構成は前記第１発明の実施例とほぼ同様であるが、ピ
ストン４がピストンロッド３の先端に具えた基端側ピス
トン部材41とその先端側にロッドを介して所定の間隔を
隔てて具えられた先端側ピストン部材42とから少なくと
もなるとともに、先端側ピストン部材42の先端から基端
側ピストン部材41の基端までの長さl1が、薬剤５の封入
時のシリンダ筒１における先端側ピストン部材42の先端
位置からシリンダ筒１に付されている所定量の液状物を
吸い込む際にピストン４の移動限界を確認するための目
盛位置までの距離l2よりも長く形成されている。
本実施例の製造方法ならびに使用方法、さらにはその
有効性などは、前記第１発明の実施例とほぼ同様である
が、本実施例では、ピストン４が薄い２個の基端側ピス
トン部材41と先端側ピストン部材42とを介してシリンダ
筒１に密着することから、長いピストン４が必要な場合
にもシリンダ筒１に対する接触面積を少なくして、ピス
トン４を少ない摩擦抵抗で円滑に移動させることがで
き、きわめて操作性がよいなどの利点を有しているばか
りか、全体としてピストン部材を形成する高価な素材の
使用量を少なくすることができ、安価な製造と使い捨て
資材の無駄を省くことができる。
有効性などは、前記第１発明の実施例とほぼ同様である
が、本実施例では、ピストン４が薄い２個の基端側ピス
トン部材41と先端側ピストン部材42とを介してシリンダ
筒１に密着することから、長いピストン４が必要な場合
にもシリンダ筒１に対する接触面積を少なくして、ピス
トン４を少ない摩擦抵抗で円滑に移動させることがで
き、きわめて操作性がよいなどの利点を有しているばか
りか、全体としてピストン部材を形成する高価な素材の
使用量を少なくすることができ、安価な製造と使い捨て
資材の無駄を省くことができる。
尚、前記各実施例は、いずれも予めシリンダ筒１に封
入された所定の薬剤が液状であり、注射の際に前記封入
された薬剤に対応した所定の薬剤からなる液状物を吸い
込む場合を示したが、例えば、予めシリンダ筒１に封入
された所定の薬剤５が粉末や顆粒状であって、注射の際
に溶媒或いは薬剤からなる前記封入された薬剤からなる
所定の粒状物を吸い込むものである場合など他の多くの
種類の薬剤と液状物の場合にも前記実施例と同様に実施
することができる。
入された所定の薬剤が液状であり、注射の際に前記封入
された薬剤に対応した所定の薬剤からなる液状物を吸い
込む場合を示したが、例えば、予めシリンダ筒１に封入
された所定の薬剤５が粉末や顆粒状であって、注射の際
に溶媒或いは薬剤からなる前記封入された薬剤からなる
所定の粒状物を吸い込むものである場合など他の多くの
種類の薬剤と液状物の場合にも前記実施例と同様に実施
することができる。
［発明の効果］ 以上のように本発明は、ピストンの長さを、薬剤の封
入時のシリンダ筒におけるピストンの先端位置からシリ
ンダ筒に付されている液状物の吸込量を示すための移動
限界確認用の目盛位置までの距離よりも長く形成したの
で、滅菌袋に封入することなしに流通、保管したとして
も、注射の際に、ピストンを移動させて封入させた所定
の薬剤に対応する所定の液状物を吸い込むときに、薬液
ならびに液状物の混合物がシリンダ筒との隙間の部分、
つまり汚染される心配があるシリンダ筒の内壁部分に触
れることがなく細菌などにより汚染されるおそれがな
い。
入時のシリンダ筒におけるピストンの先端位置からシリ
ンダ筒に付されている液状物の吸込量を示すための移動
限界確認用の目盛位置までの距離よりも長く形成したの
で、滅菌袋に封入することなしに流通、保管したとして
も、注射の際に、ピストンを移動させて封入させた所定
の薬剤に対応する所定の液状物を吸い込むときに、薬液
ならびに液状物の混合物がシリンダ筒との隙間の部分、
つまり汚染される心配があるシリンダ筒の内壁部分に触
れることがなく細菌などにより汚染されるおそれがな
い。
また、ピストンの長さをシリンダ筒の先端からシリン
ダ筒に付されている液状物の吸込量を示すための移動限
界確認用の目盛位置までの距離よりも長く形成した場合
には、ピストンをシリンダ筒の先端まで移動させてシリ
ンダ筒内の予め封入してある所定の薬剤とこれに対応す
る液状物との混合物をすべて押し出したとき、ピストン
の基端が混合物が充填されていたシリンダ筒の前記移動
限界確認用の目盛位置よりも更に基端側に位置するので
先端に移動したピストンがシリンダ筒内の前記混合物が
接触していた部分をすべて遮断する。
ダ筒に付されている液状物の吸込量を示すための移動限
界確認用の目盛位置までの距離よりも長く形成した場合
には、ピストンをシリンダ筒の先端まで移動させてシリ
ンダ筒内の予め封入してある所定の薬剤とこれに対応す
る液状物との混合物をすべて押し出したとき、ピストン
の基端が混合物が充填されていたシリンダ筒の前記移動
限界確認用の目盛位置よりも更に基端側に位置するので
先端に移動したピストンがシリンダ筒内の前記混合物が
接触していた部分をすべて遮断する。
従って、例えば薬剤或いは液状物が放射性物質や発ガ
ン物質のような汚染物質である場合にも使用済みの注射
器から外部を汚染する心配がない。
ン物質のような汚染物質である場合にも使用済みの注射
器から外部を汚染する心配がない。
第１図ならびに第２図は第１発明の一実施例を示すもの
であり、第１図は一部を切截した斜視図、第２図は使用
状態を示す一部を切截した斜視図、第３図は第２発明の
一実施例における一部を切截した斜視図、第４図は従来
例を示す一部を切截した斜視図である。 １……シリンダ筒、２……キャップ、３……ピストンロ
ッド、４……ピストン、５……薬剤、６……注射針、11
……注射針取付部、41,42……ピストン部材。
であり、第１図は一部を切截した斜視図、第２図は使用
状態を示す一部を切截した斜視図、第３図は第２発明の
一実施例における一部を切截した斜視図、第４図は従来
例を示す一部を切截した斜視図である。 １……シリンダ筒、２……キャップ、３……ピストンロ
ッド、４……ピストン、５……薬剤、６……注射針、11
……注射針取付部、41,42……ピストン部材。
Claims (3)
- 【請求項１】シリンダ筒の先端に突設された注射針取付
部にキャップが装着されているとともに、ピストンロッ
ドを基端に具えたピストンが前記シリンダ筒の基端から
所定位置まで嵌装されて前記シリンダ筒内に薬剤が所定
量だけ封入され、注射の際に前記キャップを取り外して
露出させた前記注射針取付部に注射針を結合するととも
に前記ピストンを前記シリンダ筒に付されている移動限
界を確認するための目盛位置まで基端側へ移動させて前
記注射針を介して前記薬剤に対応した所定量の液状物を
前記シリンダ筒内に吸い込ませ得る薬剤入り注射器にお
いて、前記ピストンの長さが、少なくとも前記薬剤の封
入時の前記シリンダ筒におけるピストンの先端位置から
前記シリンダ筒に付されている前記移動限界を確認する
ための目盛位置までの距離よりも長く形成されているこ
とを特徴とする薬剤入り注射器。 - 【請求項２】前記ピストンが、少なくとも先端部および
基端部においてシリンダ筒と円周方向で接する環状突起
を有する請求項１記載の薬剤入り注射器。 - 【請求項３】シリンダ筒の先端に突設された注射針取付
部にキャップが装着されているとともに、ピストンロッ
ドを基端に具えたピストンが前記シリンダ筒の基端から
所定位置まで嵌装されて前記シリンダ筒内に薬剤が所定
量だけ封入され、注射の際に前記キャップを取り外して
露出させた前記注射針取付部に注射針を結合するととも
に前記ピストンを前記シリンダ筒に付されている移動限
界を確認するための目盛位置まで基端側へ移動させて前
記注射針を介して前記薬剤に対応した所定量の液状物を
前記シリンダ筒内に吸い込ませ得る薬剤入り注射器にお
いて、前記ピストンがピストンロッド先端に具えた基端
側ピストン部材とその先端側に所定の間隔を有して具え
られた先端側ピストン部材とから少なくともなるととも
に、前記先端側ピストン部材の先端から基端側ピストン
部材の基端までの長さが、少なくとも前記薬剤の封入時
の前記シリンダ筒における先端側ピストン部材の先端位
置から前記シリンダ筒に付されている前記移動限界を確
認するための目盛位置までの距離よりも長く形成されて
いることを特徴とする薬剤入り注射器。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27570490A JP3190988B2 (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 薬剤入り注射器 |
| SU5052746/14A RU2067874C1 (ru) | 1990-10-15 | 1991-10-09 | Шприц, заполненный лекарственным веществом |
| PCT/JP1991/001382 WO1992006722A1 (fr) | 1990-10-15 | 1991-10-09 | Seringue d'injection contenant une dose de medicament |
| EP19910919280 EP0505579A4 (en) | 1990-10-15 | 1991-10-09 | Injector supplied with medicine |
| CA002070379A CA2070379C (en) | 1990-10-15 | 1991-10-09 | Injector supplied with medicine |
| FI922668A FI110235B (fi) | 1990-10-15 | 1992-06-09 | Lääkkeenantoruisku |
| NO922315A NO303426B1 (no) | 1990-10-15 | 1992-06-12 | Injeksjonsspr°yte |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27570490A JP3190988B2 (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 薬剤入り注射器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04150868A JPH04150868A (ja) | 1992-05-25 |
| JP3190988B2 true JP3190988B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=17559205
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27570490A Expired - Lifetime JP3190988B2 (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 薬剤入り注射器 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0505579A4 (ja) |
| JP (1) | JP3190988B2 (ja) |
| CA (1) | CA2070379C (ja) |
| FI (1) | FI110235B (ja) |
| NO (1) | NO303426B1 (ja) |
| RU (1) | RU2067874C1 (ja) |
| WO (1) | WO1992006722A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1118577A (zh) * | 1993-03-02 | 1996-03-13 | 生化学工业株式会社 | 预装有药剂的注射器 |
| US6228324B1 (en) | 1997-11-28 | 2001-05-08 | Seikagaku Corporation | Sterilizing method for medical sterilization packaging and injection pack |
| DE19953978A1 (de) * | 1999-11-10 | 2001-12-06 | Lucien C Olivier | Spritze zur medizinischen Applikation von Flüssigkeiten, z. B. Medikamenten |
| GB0607401D0 (en) * | 2006-04-12 | 2006-05-24 | Glaxosmithkline Biolog Sa | Novel device |
| JP5265666B2 (ja) | 2008-04-01 | 2013-08-14 | 生化学工業株式会社 | 薬液吐出部密封キャップ |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3548824A (en) * | 1967-12-11 | 1970-12-22 | Sterling Drug Inc | Plunger extension for disposable ampoules |
| DE2024117B1 (de) * | 1970-05-16 | 1971-09-16 | Hampel, Heinz, 7071 Lindach | Injektionsspritze |
| US4074715A (en) * | 1976-11-01 | 1978-02-21 | Becton, Dickinson And Company | Syringe plunger |
| JPS57176244U (ja) * | 1981-04-30 | 1982-11-08 |
-
1990
- 1990-10-15 JP JP27570490A patent/JP3190988B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-10-09 EP EP19910919280 patent/EP0505579A4/en not_active Ceased
- 1991-10-09 WO PCT/JP1991/001382 patent/WO1992006722A1/ja active IP Right Grant
- 1991-10-09 RU SU5052746/14A patent/RU2067874C1/ru not_active IP Right Cessation
- 1991-10-09 CA CA002070379A patent/CA2070379C/en not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-06-09 FI FI922668A patent/FI110235B/fi active
- 1992-06-12 NO NO922315A patent/NO303426B1/no not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CA2070379A1 (en) | 1992-04-16 |
| NO922315D0 (no) | 1992-06-12 |
| FI922668A0 (fi) | 1992-06-09 |
| JPH04150868A (ja) | 1992-05-25 |
| NO303426B1 (no) | 1998-07-13 |
| EP0505579A4 (en) | 1993-04-28 |
| WO1992006722A1 (fr) | 1992-04-30 |
| CA2070379C (en) | 1999-09-28 |
| NO922315L (no) | 1992-06-12 |
| EP0505579A1 (en) | 1992-09-30 |
| FI110235B (fi) | 2002-12-31 |
| RU2067874C1 (ru) | 1996-10-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0609741B1 (en) | Prefilled syringe assembly | |
| US5354287A (en) | Injector for delivering fluid to internal target tissue | |
| KR101751719B1 (ko) | 재사용 가능한 자동-주사기 | |
| US20070078394A1 (en) | Auto-Injection Syringe Having Vent Device | |
| US6616771B2 (en) | Method and system for cleaning and reusing a cannula | |
| JP7187321B2 (ja) | 予め充填された非ガラスの容器を製造するための方法 | |
| KR19980024817A (ko) | 미리 충전가능한 시린지용 로킹 가능 안전 시일드 | |
| CZ9593A3 (en) | Process of final steam sterilization | |
| JPH0211164A (ja) | 注射器 | |
| JP2000167054A (ja) | 注射器、予め充填された注射器、及び、同様の注射器具のための注射針保護具 | |
| WO2013115729A1 (en) | Adaptor for coupling to a medical container | |
| JP2023505488A (ja) | 注射器および気密性の試験方法 | |
| JP3190988B2 (ja) | 薬剤入り注射器 | |
| US20230310681A1 (en) | Prefilled syringe and method of preparing a prefilled syringe | |
| EP3746156B1 (en) | Prefilled syringe and method of sterilizing a prefilled syringe | |
| US20200297919A1 (en) | Prefilled syringe and method of preparing a prefilled syringe | |
| JP2604597Y2 (ja) | 薬剤入り注射具 | |
| JPH0712149U (ja) | 注射器 | |
| JPH10174717A (ja) | 注射具アセンブリー | |
| KR970006095B1 (ko) | 미리 충전된 약물병용의 예비 살균가능한 일회용 주사기 | |
| JPH0584179B2 (ja) | ||
| GB2241893A (en) | Hypodermic syringe |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080525 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090525 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090525 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525 Year of fee payment: 10 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525 Year of fee payment: 10 |