JP3190298U - 絞り機能付きモップ装置 - Google Patents

絞り機能付きモップ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3190298U
JP3190298U JP2014000695U JP2014000695U JP3190298U JP 3190298 U JP3190298 U JP 3190298U JP 2014000695 U JP2014000695 U JP 2014000695U JP 2014000695 U JP2014000695 U JP 2014000695U JP 3190298 U JP3190298 U JP 3190298U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
surface side
slide member
intermediate sleeve
cleaning body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2014000695U
Other languages
English (en)
Inventor
健次郎 西村
健次郎 西村
キ シュ リ
キ シュ リ
Original Assignee
株式会社ニシムラ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ニシムラ filed Critical 株式会社ニシムラ
Priority to JP2014000695U priority Critical patent/JP3190298U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3190298U publication Critical patent/JP3190298U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】ラチェット手段により容易に且つ円滑に清掃体を絞り操作可能で、しかも歯止め部材やラチェットホイールが外部に露出することによる安全性の低下を防止可能な絞り機能付きモップ装置を提供する。【解決手段】ラチェット手段20として、後退位置におけるスライド部材3に内嵌可能に、柄2に対して相対回転自在で且つ軸方向に移動不能に外嵌状に設けた中間スリーブ23と、中間スリーブに内嵌されるように、柄に固定した歯止め部材22と、柄に対して中間スリーブが一方向にのみ相対回転するように、歯止め部材の爪部22aに係合する、中間スリーブの内周面に形成した内歯車23bと、スライド部材3の内周面に形成され、軸方向に延びる内面側嵌合部3eと、中間スリーブの外周面に形成され、内面側嵌合部に軸方向に移動自在で且つ相対回転不能に凹凸嵌合する外面側嵌合部23cとを備えた。【選択図】図3

Description

本考案は、手を汚すことなく清掃体を絞って、該清掃体に含まれる余分な水分を除去可能な絞り機能付きモップ装置に関する。
絞り機能付きモップ装置として、細長い棒状の柄と、前記柄の先端側部分にスライド自在に外嵌したスライド部材と、前記柄の先端部に一端部を固定し、前記スライド部材に他端部を固定した清掃体と、前記スライド部材を柄の先端側部分における基端側の後退位置へ移動させた状態で、前記スライド部材を柄に対して一方向にのみ相対回転可能に連結するラチェット手段とを備え、前記スライド部材を後退位置へ移動させた状態で、前記スライド部材を柄に対して一方向へ相対回転させて、前記清掃体を柄の周囲に巻き付け、余分な水分を絞り出し可能となした絞り機能付きモップ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1記載のモップ装置では、清掃体を絞り操作しているときにおいて、絞り方向とは逆方向へのスライド部材の回転がラチェット手段により規制され、清掃体を絞り操作している途中でグリップ部分から手を放しても、スライド部材が逆転しないので、清掃体の絞り操作途中でグリップ部分を持ち直すことが可能となり、清掃体を操作し易い姿勢で効率的に絞ることができるというメリットを有している。
実用新案登録第3148245号公報
ところが、特許文献1記載のモップ装置では、スライド部材の基端部にラチェット手段のラチェットホイールが設けられ、モップ装置の使用時には、該ラチェットホイールが外部に露出する。しかし、ラチェットホイールには歯止め部材の爪部に係合する先鋭な歯が形成されている関係上、清掃時にラチェットホイールを手で保持してしまって、手指を傷つけるという不具合の発生が懸念される。特に、清掃体の絞り操作後、スライド部材を先端側へ移動させて、ラチェットホイールの歯と歯止め部材の爪部との係合を解除するときには、清掃体が強く柄に巻き付いて、スライド部材の先端側への操作抵抗が大きくなっていることから、大きな力を作用させてスライド部材を移動させる必要があり、勢い余って手指がラチェットホイールに触れてしまい、手指を切ってしまうことが懸念される。
本考案の目的は、ラチェット手段により容易に且つ円滑に清掃体を絞り操作可能で、しかも歯止め部材やラチェットホイールが外部に露出することによる安全性の低下を防止可能な絞り機能付きモップ装置を提供することである。
本考案に係る絞り機能付きモップ装置は、細長い棒状の柄と、前記柄の先端側部分にスライド自在に外嵌したスライド部材と、前記柄の先端部に一端部を固定し、前記スライド部材に他端部を固定した清掃体と、前記スライド部材を柄の先端側部分における基端側の後退位置へ移動させた状態で、前記スライド部材を柄に対して一方向にのみ相対回転可能に連結するラチェット手段とを備え、前記スライド部材を後退位置へ移動させた状態で、前記スライド部材を柄に対して一方向へ相対回転させて、前記清掃体を柄の周囲に巻き付け、余分な水分を絞り出し可能となした絞り機能付きモップ装置であって、前記ラチェット手段は、前記後退位置におけるスライド部材に内嵌可能に、前記柄に対して相対回転自在で且つ軸方向に移動不能に外嵌状に設けた中間スリーブと、前記中間スリーブに内嵌されるように、前記柄に固定した歯止め部材と、前記柄に対して中間スリーブが一方向にのみ相対回転するように、前記歯止め部材の爪部に係合する、前記中間スリーブの内周面に形成した内歯車と、前記スライド部材の内周面に形成した、軸方向に延びる内面側嵌合部と、前記中間スリーブの外周面に形成した、前記内面側嵌合部に軸方向に移動自在で且つ相対回転不能に凹凸嵌合する外面側嵌合部とを備えたものである。
このモップ装置を用いて床等を清掃する際には、先ずスライド部材を柄の先端側へ移動させて、清掃体に水を含ませる。次に、余分な水分を絞るため、スライド部材を後退位置へ移動させて、スライド部材を中間スリーブに外嵌させた状態で、スライド部材と柄とを相対的に一方向へ回転させて、清掃体を柄に巻き付け、清掃体を絞って余分な水分を除去することになる。こうして清掃体を絞ってから、スライド部材を柄の先端側へ移動させ、清掃体を弛ませるとともに、スライド部材を逆転させて、清掃体の捩じれを無くしてから、清掃体により床等を清掃することになる。また、汚れた清掃体は、水洗いしてから、前述と同様に、スライド部材を後退位置へ移動させて、余分な水分を絞ることになる。
ところで、清掃体を絞るため、スライド部材を後退位置へ移動させると、スライド部材の内周面の内面側嵌合部が、中間スリーブの外面側嵌合部に凹凸嵌合し、スライド部材の回転力が中間スリーブに伝達されることになり、また柄に固定した歯止め部材の爪部が中間スリーブの内周面に形成した内歯車に係合して、柄とスライド部材の相対的な一方向への相対回転は許容されるが、逆方向への相対回転が規制されるので、柄とスライド部材とを一方向へ回転操作して、清掃体を柄に巻き付けることができ、またこの状態で手を放しても歯止め部材が内歯車に係合して、逆方向への相対回転が規制されることになる。
このため、このモップ装置では、把持し易い姿勢にスライド部材及び/又は柄を持ち直して、清掃体を順次絞ることが可能となり、容易に且つ円滑に清掃体を絞り操作できることになる。また、中間スリーブの内周面に内歯車が形成され、中間スリーブの内側に内歯車に係合する爪部を有する歯止め部材が設けられ、内歯車及び歯止め部材が外部に露出しないので、内歯車や歯止め部材に手指が接触して、手指が傷つけられることを確実に防止できる。更に、スライド部材を柄の先端側へ移動させた状態で、中間スリーブに形成される外面側嵌合部は外部に露出されるが、この外面側嵌合部は、内面側嵌合部との凹凸嵌合により回転力を伝達できるものであれば、任意の構成のものを採用でき、ラチェットホイールのように鋭角状の爪部を形成する必要がないので、万一、手で保持した場合でも、手指を傷つけないような構成を採用することが可能となる。
ここで、前記外面側嵌合部の軸方向の両端部を面取りしてテーパ面を形成することも好ましい実施の形態である。外面側嵌合部は、スライド部材を柄の先端側へ移動させたときに、外部に露出する部分なので、軸方向の両端部にテーパ面を形成して、万一、手指が接触した場合でも、手指を傷つけないように構成することが好ましい。特に、清掃体を絞った後、スライド部材を柄の先端側へ移動させるときに、柄に巻き付いた清掃体により、外面側嵌合部と内面側嵌合部とが強く係合して、スライド部材の先端側への操作抵抗が大きくなり、勢い余って手指が外面側嵌合部の軸方向の端部に接触することも考えられるので、そのような場合でも手指が傷つけられないように、外面側嵌合部の軸方向の端部にテーパ面を形成することが好ましい。
前記内面側嵌合部としてスプライン孔を形成し、外面側嵌合部としてスプライン軸を形成し、前記スプライン軸部に形成されるスプライン凸条の横断面を外周縁の頂部を丸めた三角形状又は外周縁の両端角部を丸めた台形状又は半円状に形成することも好ましい実施の形態である。このような横断面形状にスプライン凸条を形成することで、清掃時等において、外面側嵌合部を手で把持してしまったり、外面側嵌合部に手指が触れたりした場合でも、手指を傷つけないので好ましい。
前記スライド部材に一方の手で保持可能な可動グリップ部を形成するとともに、前記柄の途中部に他方の手で保持可能な固定グリップ部を形成することも好ましい実施の形態である。このようにグリップ部を形成することで、清掃体を絞るときの操作性を十分に確保できる。
また、前述のようにグリップ部を形成する場合には、前記スライド部材の基端部の内周面に内面側保持部を形成し、前記固定グリップ部の先端部の外周面に、内面側保持部に凹凸嵌合する外面側保持部を形成し、前記外面側保持部と内面側保持部との凹凸嵌合により、前記清掃体を柄に沿った収納姿勢に保持可能となすことが好ましい実施の形態である。この場合には、外面側保持部を内面側保持部に凹凸嵌合させて、清掃体を柄に沿った綺麗な収納姿勢に保持した状態で、モップ装置を収納できる。また、柄に沿った収納姿勢において清掃体は、その全体が外気に触れやすくなり、乾きやすくなるので好ましい。
本考案に係る絞り機能付きモップ装置によれば、把持し易い姿勢にスライド部材及び/又は柄を持ち直して、清掃体を順次絞ることが可能となり、容易に且つ円滑に清掃体を絞り操作できることになる。また、中間スリーブの内周面に内歯車が形成され、中間スリーブの内側に内歯車に係合する爪部を有する歯止め部材が設けられ、内歯車及び歯止め部材が外部に露出しないので、内歯車や歯止め部材に手指が接触して、手指が傷つけられることを確実に防止できる。更に、スライド部材を柄の先端側へ移動させた状態で、中間スリーブに形成される外面側嵌合部は外部に露出されるが、この外面側嵌合部は、内面側嵌合部との凹凸嵌合により回転力を伝達できるものであれば、任意の構成のものを採用でき、ラチェットホイールのように鋭角状の爪部を形成する必要がないので、万一、手で保持した場合でも、手指を傷つけないような構成を採用することが可能となる。
絞り機能付きモップ装置の(a)は収納状態での正面図、(b)は使用状態での正面図 絞り機能付きモップ装置の(a)は退避状態での正面図、(b)は絞り状態での正面図 絞り機能付きモップ装置のラチェット手段付近の分解斜視図 図1(a)のIV-IV線断面図 図1(a)のV-V線断面図 図5のVI-VI線断面図 (a)は外面側嵌合部のスプライン部の要部横断面図、(b)(c)は他の構成の外面側嵌合部のスプライン部の要部横断面図
以下、本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1〜図3に示すように、絞り機能付きモップ装置1は、細長い棒状の柄2と、柄2の先端側部分に図1(a)に図示の収納位置と図1(b)に図示の使用位置とにわたってスライド自在に外嵌したスライド部材3と、柄2の先端部に一端部を固定し、スライド部材3に他端部を固定した清掃体10と、収納位置直前の図2(a)に図示の後退位置へスライド部材3を移動させた状態で、該スライド部材3を柄2に対して一方向にのみ相対回転可能に連結するラチェット手段20とを備え、スライド部材3を後退位置へ移動させた状態で、図2(b)に示すように、スライド部材3を柄2に対して矢印Aで示す一方向へ相対回転させて、清掃体10を柄2の周囲に巻き付け、余分な水分を絞り出し可能となしたものである。
柄2は、図1、図2に示すように、金属製や合成樹脂製の中空パイプで構成され、柄2の基端部には基端開口部を閉塞する有底円筒状の基端閉塞部材4が外嵌状に固定され、基端閉塞部材4には壁や柱等に固定したフックにモップ装置1を引っ掛けるための引っ掛け孔4aが形成されている。柄2の基端近傍部には手で把持可能な円筒状の基端グリップ5が移動不能に外嵌固定され、基端グリップ5は基端閉塞部材4の先端側に略隙間なく連なって設けられている。
柄2の長さ方向の略中央部には手で把持可能な固定グリップ6が移動不能に外嵌固定され、固定グリップ6の周方向の2等分位置には固定グリップ6の長さ方向に延びる滑り止め部6aが半径方向の外方側へ突出状に形成されている。
清掃体10は、図1、図2、図4に示すように、吸水性に優れた細長い紐状部材11を一定長さで必要回数だけ折り返してなるもので、両端の複数の折返部に結束線12、13をそれぞれ挿通して、該結束線12、13を環状に連結することで、両端部が結束線12、13でそれぞれ連結されて、柄2の先端側部分を取り囲むように筒状に展開可能に構成されている。なお、清掃体10は、吸水性に優れた素材からなるものであれば、紐状以外の構成のものを採用することも可能で、例えば帯状部材などで構成することも可能である。
柄2に対する清掃体10の取付構造について説明すると、図1〜図4に示すように、柄2の先端部には外周部に雄ネジ14aを形成した雄ネジ部材14が基端側部分を内嵌させて固定されている。ただし、雄ネジ14aは、柄2の先端部に一体的に形成することも可能である。
雄ネジ部材14には先端部材15が筒部15aにおいて着脱自在に螺合固定され、先端部材15には筒部15aの先端部から外方へ延びる部分球状の鍔部15bが一体的に形成され、筒部15aの両側には1対の取付筒部15cが一体的に形成されている。鍔部15bの先端側には小判型の保持部材16が設けられ、保持部材16には、先端部材15の1対の取付筒部15cに内嵌固定される1対の連結ピン16aが設けられている。清掃体10の先端部は、先端側の結束線12を1対の連結ピン16aを取り囲むように外嵌させた状態で、該連結ピン16aを先端部材15の取付筒部15cに嵌合固定することで、先端部材15と保持部材16間に脱落不能に保持され、清掃体10は先端部材15と保持部材16間の隙間を通って外部へ導出されている。保持部材16には軟質素材からなるカバー部材17が取付けられ、清掃時に硬質な保持部材16が直接的に床等に接触しないように構成されている。
柄2の先端側部分には略円筒状のスライド部材3が固定グリップ6と先端部材15間において移動自在に外嵌され、スライド部材3の基端側部分には手で把持可能な可動グリップ部3aが形成され、スライド部材3の先端側部分には可動グリップ部3aよりも大径の保持筒部3bが形成され、保持筒部3bの先端部には半径方向の外方側へ突出する抜け止め部3cが形成され、保持筒部3bの途中部には周方向に間隔をあけて複数の移動規制部3dが外方へ突出状に形成されている。
清掃体10の基端部は、基端側の結束線13をスライド部材3の抜け止め部3cと移動規制部3d間において保持筒部3bに外嵌させることで、保持筒部3bに脱落しないように取付けられている。なお、柄2に対する清掃体10の取付構造は、上述した以外の構造を採用することもできる。また、清掃体10を交換する際には、清掃体10を先端部材15及び保持部材16とともに柄2から取り外して交換することになる。
次に、スライド部材3を柄2に対して一方向にのみ相対回転可能に連結するためのラチェット手段20について説明する。
図1、図3、図5、図6に示すように、固定グリップ6から先端側へ一定間隔をあけた柄2の位置には、柄2の基端側から順番に固定リング21と略円筒状の歯止め部材22とがリベット24、25により固定され、歯止め部材22には円筒状の中間スリーブ23が外装され、中間スリーブ23の基端部には固定リング21と歯止め部材22間に延びる環状の規制部23aが内側へ突出状に形成され、中間スリーブ23は柄2に対して軸方向に移動不能に保持されている。
歯止め部材22の先端側部分と基端側部分とには周方向に間隔をあけて3つの爪部22aがそれぞれ形成され、中間スリーブ23の内周面には爪部22aと係合可能な鋸歯状の内歯車23bが形成され、中間スリーブ23は、柄2に対して、軸方向に移動不能に保持されるとともに、爪部22aと内歯車23bとの係合により、一方向にのみ相対回転可能で、逆方向には相対回転できないように取付けられている。なお、爪部22aは、歯止め部材22の先端側部分と基端側部分に形成したが、歯止め部材22の先端側部分又は基端側部分の1箇所にのみ形成することも可能であるし、歯止め部材22の長さ方向に3箇所以上形成することも可能である。また、歯止め部材22の周方向に対する爪部22aの個数も、3個以外の任意の個数に設定可能である。更に、歯止め部材22を円筒状に形成したが、爪部22aを有するものであれば、任意の構成のものを採用できる。
スライド部材3の内周面には軸方向に延びる内面側嵌合部3eが形成され、中間スリーブ23の外周面には内面側嵌合部3eに軸方向に移動自在で且つ相対回転不能に凹凸嵌合する外面側嵌合部23cが形成されている。このため、スライド部材3は、柄2に対して固定グリップ6と先端部材15間において移動自在に外嵌され、基端部側(固定グリップ6側)の後退位置へ移動させると、中間スリーブ23に外嵌されて、内面側嵌合部3eと外面側嵌合部23cとが凹凸嵌合し、ラチェット手段20を介して柄2に対して一方向へのみ相対回転可能に接続され、先端部側(先端部材15側)へ移動させると、中間スリーブ23から離脱して、柄2に対して相対回転自在となるように構成されている。
内面側嵌合部3eと外面側嵌合部23cとは、スライド部材3の回転力を中間スリーブ23に伝達可能で、且つ、外面側嵌合部23cとの接触により手指が容易には傷つかないものであれば任意の構成のものを採用できる。例えば内面側嵌合部3eとしてスプライン孔を形成し、外面側嵌合部23cとしてスプライン軸部を形成し、該スプライン軸部に形成されるスプライン凸条として、図7(a)に示すスプライン凸条23dのように、外周縁の頂部を丸めた三角形状の横断面や、図7(b)に示すスプライン凸条23dAのように、外周縁の両端角部を丸めた台形状の横断面や、図7(c)に示すスプライン凸条23dBのように、半円状の横断面のものを好適に採用できる。また、外面側嵌合部23cの軸方向の両端部に、面取りによるテーパ面23eを形成することも好ましい実施の形態である。
図5に示すように、スライド部材3の基端部の内周面には内側へ突出する内面側保持部3fが形成され、固定グリップ6部の先端部の外周面には、内面側保持部3fに凹凸嵌合する外面側保持部6bが形成され、スライド部材3を最基端の収納位置へ移動させると、外面側保持部6bと内面側保持部3fとが凹凸嵌合して、多少力を加えないとスライド部材3が柄2の先端側へ移動しないように構成されている。また、収納位置において、図1(a)に示すように、清掃体10を構成する紐状部材11が柄2に沿って整列された綺麗な姿勢に保持され、モップ装置1の収納時等における清掃体10の外観を向上できるとともに、清掃体10の乾燥を促進できるように構成されている。
このモップ装置1を用いて床等を清掃する際には、先ずスライド部材3を柄2の先端側へ移動させ、図1(b)に示すように清掃体10を弛ませた状態で、清掃体10に水を含ませる。次に、余分な水分を絞るため、図2(a)に示すように、スライド部材3を後退位置へ移動させて、図5、図6に示すように、スライド部材3を中間スリーブ23に外嵌させた状態で、例えばスライド部材3を図2(b)に矢印Aで示す方向へ回転させて、スライド部材3と柄2とを相対的に一方向へ回転させ、清掃体10を柄2に巻き付け、清掃体10を絞って余分な水分を除去することになる。こうして清掃体10を絞ってから、図1(b)に示すように、スライド部材3を柄2の先端側へ移動させ、清掃体10を弛ませるとともに、スライド部材3を逆転させて、清掃体10の捩じれを無くしてから、基端グリップ5と固定グリップ6とを手で保持しながらモップ装置1を操作して、清掃体10で床等を清掃することになる。また、床等を清掃することにより清掃体10が汚れた場合には、清掃体10を水洗いしてから、前述と同様にスライド部材3を後退位置へ移動させて、清掃体10に含まれる余分な水分を絞って、清掃体10を綺麗にすることになる。
ところで、このモップ装置1では、清掃体10を絞るため、スライド部材3を後退位置へ移動させると、スライド部材3の内周面の内面側嵌合部3eが、中間スリーブ23の外面側嵌合部23cに凹凸嵌合し、スライド部材3の回転力が中間スリーブ23に伝達されることになり、また柄2に固定した歯止め部材22の爪部22aが中間スリーブ23の内周面の内歯車23bに係合して、柄2とスライド部材3の相対的な一方向への相対回転は許容されるが、逆方向への相対回転が規制されるので、柄2とスライド部材3とを一方向へ回転操作して清掃体10を柄2に巻き付けることができ、絞り操作している途中で手を放しても、歯止め部材22の爪部22aが内歯車23bに係合して、逆方向への相対回転が規制されることになる。このため、把持し易い姿勢にスライド部材3及び/又は柄2を持ち直して、清掃体10を順次絞ることが可能となり、容易に且つ円滑に清掃体10を絞り操作できることになる。
また、図5に示すように、間スリーブ23の内周面に内歯車23bが形成され、中間スリーブ23の内側に内歯車23bに係合する歯止め部材22が設けられ、内歯車23b及び歯止め部材22が外部に露出しないので、内歯車23bや歯止め部材22に手指が接触して、手指が傷つけられることを確実に防止できる。更に、図1(b)に示すように、スライド部材3を柄2の先端側へ移動させた状態で、中間スリーブ23に形成される外面側嵌合部23cは外部に露出されるが、この外面側嵌合部23cは、内面側嵌合部3eとの凹凸嵌合により回転力を伝達できるものであれば、任意の構成のものを採用でき、ラチェットホイールのように鋭角状の爪部を形成する必要がなく、外面側嵌合部23cのスプライン凸条として、図7(a)に示すスプライン凸条23dのように、外周縁の頂部を丸めた三角形状の横断面や、図7(b)に示すスプライン凸条23dAのように、外周縁の両端角部を丸めた台形状の横断面や、図7(c)に示すスプライン凸条23dBのように、半円状の横断面に形成できるので、万一手で保持した場合でも、手指を傷つけることもない。特に、図2(b)に示す世に、清掃体10を絞った後、図1(b)に示すように、スライド部材3を柄2の先端側へ移動させるときに、柄2に巻き付いた清掃体10により、外面側嵌合部23cと内面側嵌合部3eとが強く係合して、スライド部材3の先端側への操作抵抗が大きくなり、勢い余って手指が外面側嵌合部23cの軸方向の端部に接触することも考えられるが、外面側嵌合部23cの軸方向の端部にテーパ面23eを形成しているので、そのような場合でも手指を傷つけてしまうことを防止できる。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲においてその構成を変更し得ることは勿論である。
1:モップ装置
2:柄
3:スライド部材
3a:可動グリップ部
3b:保持筒部
3c:抜け止め部
3d:移動規制部
3e:内面側嵌合部
3f:内面側保持部
4:基端閉塞部材
4a:引っ掛け孔
5:基端グリップ
6:固定グリップ
6a:滑り止め部
6b:外面側保持部
10:清掃体
11:紐状部材
12:結束線
13:結束線
14:雄ネジ部材
14a:雄ネジ
15:先端部材
15a:筒部
15b:鍔部
15c:取付筒部
16:保持部材
16a:連結ピン
17:カバー部材
20:ラチェット手段
21:固定リング
22:歯止め部材
22a:爪部
23:中間スリーブ
23a:規制部
23b:内歯車
23c:外面側嵌合部
23d:スプライン凸条
23dA:スプライン凸条
23dB:スプライン凸条
23e:テーパ面
24:リベット
25:リベット

Claims (5)

  1. 細長い棒状の柄と、前記柄の先端側部分にスライド自在に外嵌したスライド部材と、前記柄の先端部に一端部を固定し、前記スライド部材に他端部を固定した清掃体と、前記スライド部材を柄の先端側部分における基端側の後退位置へ移動させた状態で、前記スライド部材を柄に対して一方向にのみ相対回転可能に連結するラチェット手段とを備え、前記スライド部材を後退位置へ移動させた状態で、前記スライド部材を柄に対して一方向へ相対回転させて、前記清掃体を柄の周囲に巻き付け、余剰の水分を絞り出し可能となした絞り機能付きモップ装置であって、
    前記ラチェット手段は、
    前記後退位置におけるスライド部材に内嵌可能に、前記柄に対して相対回転自在で且つ軸方向に移動不能に外嵌状に設けた中間スリーブと、
    前記中間スリーブに内嵌されるように、前記柄に固定した歯止め部材と、
    前記柄に対して中間スリーブが一方向にのみ相対回転するように、前記歯止め部材の爪部に係合する、前記中間スリーブの内周面に形成した内歯車と、
    前記スライド部材の内周面に形成した、軸方向に延びる内面側嵌合部と、
    前記中間スリーブの外周面に形成した、前記内面側嵌合部に軸方向に移動自在で且つ相対回転不能に凹凸嵌合する外面側嵌合部と、
    を備えた、
    ことを特徴とする絞り機能付きモップ装置。
  2. 前記外面側嵌合部の軸方向の両端部を面取りしてテーパ面を形成した請求項1記載の絞り機能付きモップ装置。
  3. 前記内面側嵌合部としてスプライン孔を形成し、外面側嵌合部としてスプライン軸を形成し、前記スプライン軸部に形成されるスプライン凸条の横断面を外周縁の頂部を丸めた三角形状又は外周縁の両端角部を丸めた台形状又は半円状に形成した請求項1又は2記載の絞り機能付きモップ装置。
  4. 前記スライド部材に一方の手で保持可能な可動グリップ部を形成するとともに、前記柄の途中部に他方の手で保持可能な固定グリップ部を形成した請求項1〜3のいずれか1項記載の絞り機能付きモップ装置。
  5. 前記スライド部材の基端部の内周面に内面側保持部を形成し、前記固定グリップ部の先端部の外周面に、内面側保持部に凹凸嵌合する外面側保持部を形成し、前記外面側保持部と内面側保持部との凹凸嵌合により、前記清掃体を柄に沿った収納姿勢に保持可能となした請求項4記載の絞り機能付きモップ装置。
JP2014000695U 2014-02-13 2014-02-13 絞り機能付きモップ装置 Expired - Lifetime JP3190298U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014000695U JP3190298U (ja) 2014-02-13 2014-02-13 絞り機能付きモップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014000695U JP3190298U (ja) 2014-02-13 2014-02-13 絞り機能付きモップ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3190298U true JP3190298U (ja) 2014-04-24

Family

ID=78224562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014000695U Expired - Lifetime JP3190298U (ja) 2014-02-13 2014-02-13 絞り機能付きモップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3190298U (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104224069A (zh) * 2014-09-17 2014-12-24 宁波德腾工业设计有限公司 一种可实现拖把盘双向旋转的清洁工具
CN105054874A (zh) * 2015-08-07 2015-11-18 嘉兴捷顺旅游制品有限公司 一种伸缩平拖
CN105054873A (zh) * 2015-08-07 2015-11-18 嘉兴捷顺旅游制品有限公司 一种平板拖把清洁工具
CN105996923A (zh) * 2016-05-27 2016-10-12 陈思 具有污物分离结构的拖把
CN105996922A (zh) * 2016-05-27 2016-10-12 陈思 具有挤水结构的清扫工具
CN106037600A (zh) * 2016-05-27 2016-10-26 陈思 具有夹持结构的清洁装置
JP2017169693A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 株式会社サンコー 清掃用具
CN108176824A (zh) * 2017-12-22 2018-06-19 重庆久和豪贝机械有限公司 一种齿轮铸造方法及齿轮铸造架

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104224069B (zh) * 2014-09-17 2016-08-17 宁波德腾工业设计有限公司 一种可实现拖把盘双向旋转的清洁工具
CN104224069A (zh) * 2014-09-17 2014-12-24 宁波德腾工业设计有限公司 一种可实现拖把盘双向旋转的清洁工具
CN105054874B (zh) * 2015-08-07 2017-12-22 嘉兴捷顺旅游制品有限公司 一种伸缩平拖
CN105054873A (zh) * 2015-08-07 2015-11-18 嘉兴捷顺旅游制品有限公司 一种平板拖把清洁工具
CN105054873B (zh) * 2015-08-07 2017-04-26 嘉兴捷顺旅游制品有限公司 一种平板拖把清洁工具
CN105054874A (zh) * 2015-08-07 2015-11-18 嘉兴捷顺旅游制品有限公司 一种伸缩平拖
JP2017169693A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 株式会社サンコー 清掃用具
CN105996923A (zh) * 2016-05-27 2016-10-12 陈思 具有污物分离结构的拖把
CN105996922A (zh) * 2016-05-27 2016-10-12 陈思 具有挤水结构的清扫工具
CN106037600A (zh) * 2016-05-27 2016-10-26 陈思 具有夹持结构的清洁装置
CN105996923B (zh) * 2016-05-27 2018-05-15 陈思 具有污物分离结构的拖把
CN106037600B (zh) * 2016-05-27 2018-08-24 陈思 具有夹持结构的清洁装置
CN105996922B (zh) * 2016-05-27 2018-09-11 陈思 具有挤水结构的清扫工具
CN108176824A (zh) * 2017-12-22 2018-06-19 重庆久和豪贝机械有限公司 一种齿轮铸造方法及齿轮铸造架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3190298U (ja) 絞り機能付きモップ装置
US6378400B1 (en) Detachable handle socket ratchet wrench system
US9572745B2 (en) Massage roller device
US5887314A (en) Telescoping handle with multiple attachment ends
US6112358A (en) Mop, mop element and mop element assembly
US5509163A (en) Quick squeezing wringable mop
US5566417A (en) Twistable wring mop with dual locking members
US10555658B2 (en) Twist mop with integral pawl
US20160143253A1 (en) Leash device
US7260865B2 (en) Twist mop
KR20150002562A (ko) 반자동래칫철근결속기
ZA200905561B (en) Anti-turn-back twist mop
US2986054A (en) Wrench handle extension
TWM530213U (zh) 持取穩固之套筒
US2616281A (en) Paint roller jacket cleaner
US20170087582A1 (en) Paint roller retention and release assembly
TWM492228U (zh) 手工具之握把伸縮結構
JP2019506268A5 (ja)
KR200454888Y1 (ko) 두발의 볼륨 성형장치
TWI606901B (zh) Hand tool telescopic structure
JP2020163087A5 (ja)
JP4772481B2 (ja) 歯磨きスティック
US6643904B1 (en) Shank removal tool for a carburetor
JP2006333723A (ja) リ−ル脚固定装置
WO2004021851A1 (en) Device for wringing out the material of domestic cleaning tools known as mops

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3190298

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term