JP3190254U - 空気清浄機の操作モード切換装置 - Google Patents

Abstract

【課題】検知器の誤動作などによる不正常な状態に対応することのできる空気清浄機の操作モード切換装置を提供する。【解決手段】制御回路基板１０と、該制御回路基板上に設ける経時的切換制御モジュール１１と、該制御回路基板上に設ける強制放出開閉器１２と、該御回路基板に電気的に接続して情報を受信するファンモジュール２０と、該経時的切換制御モジュールと該強制放出開閉器とに電気的に接続して作動するプラズマ発生手段２１と、該経時的切換制御モジュール及び強制放出開閉器とに電気的に接続して作動するマイナスイオン発生手段２２とを含んでなり、該経時的切換制御モジュールによって周期的に、かつ自動的に該プラズマ発生手段及び該マイナスイオン発生手段とを交互に作動させるよう制御し、該強制放出開閉器を操作することによって該プラズマ発生手段と該マイナスイオン発生手段とを強制的に手動で作動させるように構成する。【選択図】図２

Description

この考案は空気清浄機に関し、特に空気清浄機の制御の操作を時間制御モードと強制的手動モードとに切換える操作モード切換装置に関するものである。

空気清浄機はイオン発生手段によって異なる属性、即ちプラスイオン。マイナスイオンを発生させて、空気の状態を改善する効果を得るものである。係る方式は、周囲の環境に優しく、特に先天的に虚弱体質の者、もしくは呼吸器系統の弱い者にとっては、大きな福音といえる。

目下、市販されている空気清浄機の数々は、それぞれ異なる特性を有する。特に、イオン発生手段に関しては、空気清浄機が商品化された初期の頃、単一の属性のイオン、即ちマイナスイオンか、プラスイオンのいずれかしか発生させることができなかった。然しながら、その効果は決してこのましいものではなかった。

近年になりマイナスイオンの発生とプラスイオンの発生とを切換える方式が開発された。この切換えは、空気清浄機に検知器を設け、使用環境における空気の様態をセンシングして行うものである。即ち、計測の結果に基づいてマイナスイオンの発生か、プラスイオンの発生か、切換える方式である。但し、係る方式は閉鎖された環境において作動させることができるが、使用環境において空気の状態が急速に変化する場合は、単一の属性のイオンを継続的に発散させてしまう。よって、装置内の一方のイオン発生手段に負荷が掛かり、大きな負担となり、装置の使用寿命を短くすることになる。

また、目下空気清浄機の多くは上述する自動切換方式を採用しているが、使用者が一方の属性のイオン発生手段を強制的に作動させようとしても。係る強制的な切換え方式は採用されていない。手動による強制的な切換は上述する自動切換方式に反するものとなっている。このため、使用者は自身で希望するように操作することができない。

この考案は、空気清浄機のイオン発生手段の作動を自動制御モードと強制手動モードとに切換えることができ、検知器の誤動作などによる不正常な状態に対応することのできる空気清浄機の操作モード切換装置を提供することを課題とする。

そこで、従来の空気清浄機のイオン発生モード切換装置にみられる欠点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、制御回路基板と、該制御回路基板上に設ける経時的切換制御モジュールと、該制御回路基板上に設ける強制放出開閉器と、該御回路基板に電気的に接続して情報を受信するファンモジュールと、該経時的切換制御モジュールと該制放出開閉器とに電気的に接続して作動するプラズマ発生手段と、該経時的切換制御モジュール及び制放出開閉器とに電気的に接続して作動するマイナスイオン発生手段とを含んでなり、該経時的切換制御モジュールによって周期的に、かつ自動的に該プラズマ発生手段及び該マイナスイオン発生手段とを交互に作動させるよう制御し、該強制放出開閉器を操作することによって該プラズマ発生手段と該マイナスイオン発生手段とを強制的に手動で作動させるように構成してなる空気清浄機の操作モード切換装置によって課題を解決できる点に着眼し、係る知見に基づいて本考案を完成させた。

以下この考案について具体的に説明する。
請求項1に記載する空気清浄機の操作モード切換装置は、制御回路基板と、
該制御回路基板上に設ける経時的切換制御モジュールと、
該制御回路基板上に設ける強制放出開閉器と、
該御回路基板に電気的に接続して情報を受信するファンモジュールと、
該経時的切換制御モジュールと該制放出開閉器とに電気的に接続して作動するプラズマ発生手段と、
該経時的切換制御モジュールと該強制放出開閉器とに電気的に接続して作動するマイナスイオン発生手段とを含んでなり、
該経時的切換制御モジュールによって周期的に、かつ自動的に該プラズマ発生手段と該マイナスイオン発生手段とを交互に作動させるよう制御し、該強制放出開閉器を操作することによって該プラズマ発生手段と該マイナスイオン発生手段とを強制的に手動で作動させるように構成する。

請求項２に記載する空気清浄機の操作モード切換装置は、請求項１における制御回路基板に、電力を供給する電力貯蔵装置が電気的に接続する。

請求項３に記載する空気清浄機の操作モード切換装置は請求項２における電力貯蔵装置が外部電源接続方式に切換可能な電源貯蔵装置である。

請求項４に記載する空気清浄機の操作モード切換装置は、請求項１における制御回路基板に、外部の電源から電力を供給する電源線が電気的に接続する。

請求項５に記載する空気清浄機の操作モード切換装置は、請求項１におけるファンモジュールがブロアーである。

この考案による空気清浄機の操作モード切換装置の外観及び使用態様を示した説明図である。 この考案による空気清浄機の操作モード切換装置の構造を示したブロック図である。 この考案による空気清浄機の操作モード切換装置の動作を示したフローチャートである。 この考案による空気清浄機の操作モード切換装置の使用態様を示した説明図である。 この考案による空気清浄機の操作モード切換装置の他の使用態様を示した説明図である。 この考案による空気清浄機の操作モード切換装置のその他使用態様を示した説明図である。

この考案は、空気清浄機のイオン発生手段の作動を自動制御モードと強制手動モードとに切換えることができ、検知器の誤動作などによる不正常な状態に対応することのできる空気清浄機の操作モード切換装置を提供するものであって、制御回路基板と、該制御回路基板上に設ける経時的切換制御モジュールと、該制御回路基板上に設ける強制放出開閉器と、該御回路基板に電気的に接続して情報を受信するファンモジュールと、該経時的切換制御モジュールと該制放出開閉器とに電気的に接続して作動するプラズマ発生手段と、該経時的切換制御モジュール及び制放出開閉器とに電気的に接続して作動するマイナスイオン発生手段とを含んでなり、該経時的切換制御モジュールによって周期的に、かつ自動的に該プラズマ発生手段及び該マイナスイオン発生手段とを交互に作動させるよう制御し、該強制放出開閉器を操作することによって該プラズマ発生手段と該マイナスイオン発生手段とを強制的に手動で作動させるように構成してなる。係る空気清浄機の操作モード切換装置の構造と特徴を説明するために、具体的な実施例を挙げ、図面を参照して以下に詳述する。

この考案による空気清浄機の操作モード切換装置は、制御回路基板１０と、制御回路基板１０上に設ける経時的切換制御モジュール１１と、制御回路基板１０上に設ける強制放出開閉器１２と、制御回路基板１０に電気的に接続して情報を受信するファンモジュール２０と、経時的切換制御モジュール１１及び強制放出開閉器１２に電気的に接続して作動するプラズマ発生手段２１と、経時的切換制御モジュール１１及び強制放出開閉器１２に電気的に接続して作動するマイナスイオン発生手段２２とを含んでなる。

さらに、この考案による空気清浄装置の操作モード切換装置は、装置の作動に必要とする電力を供給する電力貯蔵手段３０を含む。電力貯蔵手段３０は制御回路基板１０に電気的に接続し、かつ切換え可能な電力貯蔵装置３０である。

さらに、この考案による空気清浄装置の操作モード切換装置は、制御回路基板１０に電気的に接続する電源線４０を含む。

この考案による空気清浄装置の操作モード切換え装置は、上述するように構成され、その動作は次のとおりである。

実施例における空気清浄装置はモバイルタイプの空気清浄機であって、ファンモジュール２０はブロアーである。但し、空気清浄機の態様はニーズに応じて設計すればよく、実施例の形態に限定されることはない。

図３は、この考案による空気清浄機の動作を示したフローチャートである。図示するように、二つの作動モードを有する。即ち、継時的に自動で切換える作動モードと、手動で強制的に放出する作動モードである。

図４、５には継時的に自動で切換える作動モードを開示する。空気清浄装置に電流が流れて起動した場合、使用者はどのような作動モードにするか、使用者自身で決める。継時的に自動で切換える作動モードを選択した場合、経時的切換制御モジュール１１の制御によって、交互に、周期的に作動する方式となる。即ち、プラズマ発生手段２１とマイナスイオン発生手段２２とが交互にイオンを放出する。プラズマ発生手段２１とマイナスイオン発生手段２２との切換も時間の経過にしたがって周期的に行う動作も経時的切換制御モジュール１１に対して設定する。

例えば、均等した切換えか、非均等の切換えか、である。均衡した切換えであれば、プラズマ発生手段２１とマイナスイオン発生手段２２との作動する時間が均等になる。即ち、プラズマ発生手段２１の作動時間が１０分間であれば、マイナスイオン発生手段２２の作動時間も１０分間となり、空気清浄機の電源を切るまで係る動作を反復して行う。非均等の切換えであれば、プラズマ発生手段２１とマイナスイオン発生手段２２との作動する時間が均等にならない。例えばプラズマ発生手段２１の作動を１０分間とし、マイナスイオン発生手段２２の作動を５分間とする。係る方式によれば、使用者は自身のニーズに合わせて空気清浄機を使用することができる。

図６に手動で強制的にイオンを放出させるモードの使用態様を開示する。使用者が空気清浄機の電源を入れて直接強制的な手動放出モードを選択するか、もしくは時間自動切換モードで作動している際に、強制放出開閉器１２を操作して、強制的にイオンを放出するモードとすることで使用環境における空気の状態を改善することができる。

上述する方式によれば、いかなる状況下に在っても。使用者は経時的切換制御モジュール１１と強制放出開閉器１２とによってモードを自在に切換えることができる。

また、空気清浄機を起動させる場合、装置に内設した電力貯蔵装置３０によって必要とする電力を供給するが、電源線４０を用いて外部の電源に接続して電力を供給してもよい。いずれの場合においてもファンモジュール２０を作動させて、イオンを順当に放出することができる。

また、電源線４０で外部の電源に接続した場合、電力を電力貯蔵装置３０に貯蔵することができる。よって、充電を完成させて空気清浄機を携帯して使用することもできる。よって、好ましい利便性が得られる。

この考案による空気清浄装置の操作モード切換装置は、経時的切換制御モジュール１１と強制放出開閉器１２との組み合わせ、及びその制御と操作によってプラズマ発生手段２１とマイナスイオン発生手段２２とが交互にイオンを放出するか、もしくはプラズマを強制的に放出させることができる。さらに、切換式の電力貯蔵装置３０を具えることによって充電することも可能である。したがって、使用環境に対して柔軟な使用態様を選択することができ、利便性を有する。継時的な制御を手動による強制的な操作の二種類の操作モードを備えることは実用的である。

１０ 制御回路基板
１１ 継時的切換制御モジュール
１２ 強制放出開閉器
２０ ファンモジュール
２１ プラズマ発生手段
２２ マイナスイオン発生手段
３０ 電力貯蔵装置
４０ 電源線

Claims (5)

1. 制御回路基板と、
   該制御回路基板上に設ける経時的切換制御モジュールと、
   該制御回路基板上に設ける強制放出開閉器と、
   該御回路基板に電気的に接続して情報を受信するファンモジュールと、
   該経時的切換制御モジュールと該制放出開閉器とに電気的に接続して作動するプラズマ発生手段と、
   該経時的切換制御モジュールと該強制放出開閉器とに電気的に接続して作動するマイナスイオン発生手段とを含んでなり、
   該経時的切換制御モジュールによって周期的に、かつ自動的に該プラズマ発生手段と該マイナスイオン発生手段とを交互に作動させるよう制御し、該強制放出開閉器を操作することによって該プラズマ発生手段と該マイナスイオン発生手段とを強制的に手動で作動させるように構成すること、を特徴とする空気清浄機の操作モード切換装置。
2. 前記制御回路基板に、電力を供給する電力貯蔵装置が電気的に接続することを特徴とする請求項１に記載の空気清浄機の操作モード切換装置。
3. 前記電力貯蔵装置が外部電源接続方式に切換可能な電源貯蔵装置であることを特徴とする請求項２に記載の空気清浄機の操作モード切換装置。
4. 前記制御回路基板に、外部の電源から電力を供給する電源線が電気的に接続することを特徴とする請求項１に記載の空気清浄機の操作モード切換装置。
5. 前記ファンモジュールがブロアーであることを特徴とする請求項１に記載の空気清浄機の操作モード切換装置。

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