JP3190064B2 - 押出機のスクリーン交換装置 - Google Patents

押出機のスクリーン交換装置

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JP3190064B2
JP3190064B2 JP15723491A JP15723491A JP3190064B2 JP 3190064 B2 JP3190064 B2 JP 3190064B2 JP 15723491 A JP15723491 A JP 15723491A JP 15723491 A JP15723491 A JP 15723491A JP 3190064 B2 JP3190064 B2 JP 3190064B2
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slide frame
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    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/256Exchangeable extruder parts
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    • B29C48/69Filters or screens for the moulding material
    • B29C48/691Arrangements for replacing filters, e.g. with two parallel filters for alternate use
    • B29C48/6912Arrangements for replacing filters, e.g. with two parallel filters for alternate use the filters being fitted on a single rectilinearly reciprocating slide

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単軸又は複数軸の押出
機と成形用ダイとの間の樹脂流路に配置されるスクリー
ン交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2軸押出機に設けられて、樹脂の押し出
しを停止することなくスクリーンの交換が可能な(ノン
カット式の)従来のスクリーン交換装置1を図11およ
び図12に基づいて説明する。
【0003】この2軸押出機は、一部分が互いに噛み合
う2本のスクリュー2,2がバレル3の孔3a内に回転
自在に配置され、バレル3の先端部に漏斗状に縮径され
た合流ガイド孔4aを有する合流アダプター4が取り付
けられている。そして、合流アダプター4と導管5の間
にスクリーン交換装置1が介在されている。
【0004】このスクリーン交換装置1は、取付ブロッ
ク11に合流ガイド孔4a出口と導管5の入口を接続す
る円筒形樹脂通路12が形成されるとともに、この樹脂
通路12に直交交差するスクリーン用スライド孔13が
形成され、スライド孔13には4枚のブレーカープレー
ト14A〜14Dを配列したスライドフレーム15がス
ライド自在に配設されている。またこのスライドフレー
ム15を挿入ガイド孔13に沿ってスライドさせる交換
用シリンダー装置16が支持部材を介して取付ブロック
11に設けられている。
【0005】前記ブレーカープレート14A〜14Dに
は、前面側に樹脂通路12と同一形状の円形スクリーン
14aが配置されるとともに、スクリーン14aの後部
に多数の透孔14bが形成されている。そして、ブレー
カープレート14A〜14Dはスライドフレーム15に
対してスライド方向に摺動可能な構造となっている。
【0006】また、取付ブロック11には、スクリーン
用スライド孔13の上流側樹脂通路12と、次に使用す
る未使用のブレーカープレートたとえば14Cに対応す
るスライド孔13とを連通する開閉バルブ18付の樹脂
注入孔19が形成され、さらに未使用のブレーカープレ
ート14Cの空気を外部に排出する空気抜き孔20が形
成されている。
【0007】上記構成におけるスクリーンの交換方法を
説明する。 (1)新たなブレーカープレート14Dをスライドフレ
ーム15に装着し、次に使用するブレーカープレート1
4Cを使用温度に昇温する。 (2)開閉バルブ18を開き樹脂注入孔19を介してブ
レーカープレート14Cに樹脂を注入し、ブレーカープ
レート14C内の空気を空気抜き孔20から排出する。 (3)樹脂の充填が終了すると、交換用シリンダー装置
16を進展させてスライドフレーム15を矢印A方向に
移動させ、ブレーカープレート14Bとブレーカープレ
ート14Cの中間位置でスライドフレーム15を一旦停
止させてブレーカープレート14C側に充分な樹脂を流
通させ、さらに交換用シリンダー装置16を進展させて
樹脂流路12に対応させる。 (4)スライド孔13より外側に出たブレーカープレー
ト14Aをスライドフレーム15から外す。そしてスラ
イドフレーム15を矢印B方向に移動して初期位置に戻
し、次の交換に備える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記押出機に
は次の問題点があった。使用済みのブレーカープレート
14Aは、ブレーカープレート14Bからブレーカープ
レート14Cへの交換後、スライドフレーム15から取
り外すことができるが、交換直後のブレーカープレート
14Bは挿入ガイド孔13内にあって次の交換まで取り
外すことができなかった。そのため付着した樹脂が熱分
解を起こしやすい場合には、固化してスライドフレーム
15の動作不良や動作不能を起こすことがあった。ま
た、発泡剤入りの樹脂では、過発泡による動作不良や、
場合によってはスクリーン交換装置1を破壊させること
があった。先行技術(特開平1−108019号)に樹
脂抜き孔を設けたのが開示されているが、この場合、交
換直後のブレーカープレートを取り外すことはできな
い。
【0009】本発明は、上記問題点を解決して複数軸の
押出機におけるスクリューヘッド後流の樹脂滞留を解消
できるとともに、単軸または複数軸の押出機において交
換直後のスクリーンを回収できる押出機のスクリーン交
換装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1記載の発明は、単数または複数のスクリュ
ーを収容するスクリューケーシングとダイの間で樹脂通
路に交差するスライド孔を設け、このスライド孔に樹脂
を濾別する複数のスクリーン部材をスライド自在に設け
た押出機のスクリーン交換装置において、スライド孔
に、複数のスクリーン部材をスライド方向に1列に配列
するとともにスライド方向に摺動自在に保持するスライ
ドフレームをスライド自在に設け、前記スライドフレー
ムを駆動する交換用スライド装置を設け、スライドフレ
ームをスライド方向の一端側から新たなスクリーン部材
を挿入可能で他端側から使用済みのスクリーン部材を抜
き出し可能に構成し、前記スライドフレームの他端側
に、交換用スライド装置によりスライドフレームをスラ
イドさせて、使用済みのスクリーン部材を樹脂通路から
移動させると同時に新しいスクリーン部材を樹脂通路に
移動させたスクリーン部材の交換直後に、前記使用済み
のスクリーン部材を抜き出し可能なスクリーン取出装置
を設けたものである。
【0011】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
のスクリーン取出装置に、着脱用移動装置によりスライ
ド方向に移動自在で前記スクリーン部材をクランプ可能
な押圧部材と、この押圧部材に開閉自在に取り付けられ
て前記スクリーン部材の係止部に係止可能な係止爪を有
する係止レバーとを具備したものである。
【0012】さらに請求項3記載の発明は、請求項2記
載のスライドフレームに、押圧部材がスクリーン部材を
クランプする一端側の挿入位置で係止レバーを閉動させ
る閉止部材と、押圧部材がスクリーン部材を抜き出す他
端側の抜き出し位置で係止レバーを開動させる開動部材
とを設けたものである。
【0013】さらにまた請求項4記載の発明は、請求項
1〜3記載の構成において、複数のスクリューを収容す
るスクリューケーシングを具備し、前記スライド孔をス
クリューヘッドの下流側直後に形成して、スクリューヘ
ッド間の下流側直後でスクリーン部材を樹脂が滞留しや
すいデッドスペースに配置したものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明によれば、スクリーン取出
装置により、交換直後の使用済みスクリーン交換部材を
取出すことができるので、スライド部材内に残存する樹
脂を取り除くことができる。これにより、スクリーン部
材に付着した樹脂の熱分解や過発泡によるスライドフレ
ームの動作不良を防止することができる。
【0015】請求項2記載の発明によれば、交換終了
後、係止爪を使用済みのスクリーン部材の係止部に係止
させて、着脱用移動装置により押圧ブロックを駆動し、
使用済みのスクリーン部材をスライド孔内から外側まで
移動し、スライドフレームから使用済みのスクリーン部
材を取り外す。これにより使用済みのスクリーン部材を
交換直後に迅速に取り外すことができる。
【0016】請求項3記載の発明によれば、着脱移動装
置により押圧ブロックを挿入位置に移動させることによ
り、閉止部材により係止レバーを自動的に閉動させてス
クリーン部材を保持させ、押圧ブロックを抜き出し位置
に移動させることにより開動部材により自動的に係止レ
バーを開動させてスクリーン部材を開放することがで
き、スクリーン部材の抜き出し作業を容易かつ迅速に行
うことができる。
【0017】従来では、スクリューの推進力により送ら
れてきた樹脂がスクリューヘッドまで来ると、スクリュ
ーヘッド間前方のデッドスペースに滞留し、ここに滞留
した樹脂が押出機の押出性能を悪化させ、樹脂が硬化し
たり、焼けや過発泡の原因となり、長時間の運転が不可
能になることがあったが、請求項4の発明によれば、ス
クリューヘッド間の下流側で樹脂が滞留しやすいデッド
スペースにスクリーン部材が配置されるので、スクリュ
ーヘッド側から導管に合流する樹脂の流れを阻害するこ
となく、樹脂の滞留を防止して熱硬化性樹脂や発泡剤入
りの樹脂であっても長時間良好な運転が可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係るスクリーン交換装置の一
実施例を図1〜図10に基づいて説明する。
【0019】図1〜図4において、31は収容孔32内
に互いに平行で一部が重なり合うように2本のスクリュ
ー33が配置されたバレル(スクリューケーシング)
で、収容孔32スクリュー33外周に一定間隔をあけ
た横向き8の字形断面に形成されるとともに、スクリュ
ー33がバレル31の先端から下流側に所定量突出され
ている。そして、このバレル31とダイ(図示せず)に
樹脂を導入する導管34の間にスクリーン交換装置30
が介在されている。
【0020】このスクリーン交換装置30の取付けブロ
ック35は、前記収容孔32Aと同一断面形状でスクリ
ュー33先端部を収容する先端収容孔36aが形成され
た入口ブロック35Aと、スクリューヘッド33aが収
容される先端側収容孔36aからスクリューヘッド33
aに沿って導管34側に漸次縮径される合流樹脂通路3
6bが形成されとともに、合流樹脂通路36bの下流
側に水平方向に直交交差する板状断面のスライド孔37
が形成された中間ブロック35Bと、合流樹脂通路36
bと導管34とを連通する合流樹脂通路36cおよび直
状の出口通路36dが形成された出口ブロック35C
と、これら各ブロック35A〜35Cを一体化する固定
板35Dとで構成されている。また前記中間ブロック3
5Bは、スライド孔37上下両側に配置されたガイドフ
レーム38と、スライド孔37の前後に配置された摺動
板39A,39Bにより構成され、上流側摺動板39A
に前記合流樹脂通路36bが形成され、下流側摺動板3
9Bに直状の樹脂通路36eが形成されている。
【0021】前記スライド孔37内にはブレーカープレ
ート(スクリーン部材の一例)41A〜41Cを保持す
るスライドフレーム40がスライド自在に配設され、ガ
イドフレーム38左端連結部38aに設けられた交換用
シリンダー装置(交換用スライド装置の一例)42のピ
ストンロッド42aがスライドフレーム40に連結され
てスライドフレーム40が矢印C,D方向にスライドさ
れる。前記スライドフレーム40は、上下枠材40a,
40bと左右枠材40c,40dとで矩形枠体状に形成
され、図1に示すように、スライドフレーム40の左端
限の挿入位置で、ブレーカープレート41Cの幅より大
きい挿入スペースIが形成されて左端部側からブレーカ
ープレート41A〜41Cを挿入可能に形成され、ブレ
ーカープレート41A〜41Cをスライド方向にスライ
ド可能に構成されている。
【0022】また、スライドフレーム40の左枠材40
cには、ストライカー43aを有するL形の検出ロッド
43が固定され、左端連結部38aに設けた位置検出リ
ミットスイッチ44の検出端44aにストライカー43
aが当接してスライドフレーム40を所定の中間位置で
自動的に停止可能に構成されている。
【0023】前記ブレーカープレート41A〜41C
は、図4に示すようにスライドフレーム40の上下枠4
0a,40b間でスライド可能な長方形に形成され、合
流樹脂通路36bに対応する前面位置にスクリーン45
を収容する収容凹部41aが形成されるとともに、この
収容凹部41aの後部には多数の透孔41bが直状に形
成されている。そして、このスクリーン45はバレル3
1(入口ブロック35A)の収容孔32(36a)より
縮径された相似形の横向き8の字形、または図5に示す
ように、横向き長円形(小判形)の略相似形に形成さ
れ、このスクリーン45はスクリューヘッド33a直後
で従来のデッドスペースに位置しており、このスクリー
ン45および透孔41bにより、樹脂の背圧を高めると
ともに樹脂の滞留を防止している。また、このブレーカ
ープレート41A〜41Cには、右辺上下端部に後述す
るスクリーン取出装置の係止爪が挿入係止自在な係止部
46a付切欠き孔46がそれぞれ形成されている。
【0024】前記スライドフレーム40の右端側には、
3枚のブレーカープレート41A〜41Cをクランプす
るとともに使用後のブレーカープレート41A〜41C
をスライドフレーム40内から抜き出すスクリーン取出
装置47が設けられている。このスクリーン取出装置4
7は、スライドフレーム40の右枠材40dに取り付け
られてピストンロッド48aを矢印C,D方向に出退す
る着脱用シリンダー装置(着脱用移動装置の一例)48
が配設され、ピストンロッド48aの先端部にはブレー
カープレート41Aに当て付け可能な押圧ブロック49
が取り付けられている。
【0025】そして、この押圧ブロック49には、樹脂
送り方向に平行な支持ピン50を介して開閉自在な上下
一対のブレーカー掛止レバー51が設けられ、ブレーカ
ー掛止レバー51の先端部がブレーカープレート41A
〜41Cの切欠き孔46に挿入可能に形成されるととも
に、先端の爪部51aが係止部46aに係止可能に形成
される。また、ブレーカー掛止レバー51は基端側と押
圧ブロック49の間に介装されたばね52により閉動方
向に付勢されている。さらに、基端側には閉動受圧部5
1bと開動受圧部51cが設けられ、左端側の挿入位置
でスライドフレーム40側に設けられた閉動ドグ(閉動
部材)53に閉動受圧部51bが当接してブレーカー掛
止レバー51を閉動方向に回動させ、右端側の抜き出し
位置でスライドフレーム40側に設けられた開動ドグ
(開動部材)54に開動受圧部51cが当接してブレー
カー掛止レバー51を開動方向に回動させるように構成
されている。
【0026】前記出口ブロック35Cには、ブレーカー
プレート41A〜41Cの交換時に新たに挿入するブレ
ーカープレート41Bのスクリーン45および透孔41
bから空気を排出する自動開閉弁56付の空気抜き孔5
5が形成されている。
【0027】次にこのブレーカープレート41A〜41
Cの交換方法を説明する。 (1)図1〜図3に示すように、新しいブレーカープレ
ート41Cをスライドフレーム40に挿入する。この
時、左端の挿入位置では、挿入スペースIがあるため、
容易に挿入が可能である。そして挿入済で次に使用する
ブレーカープレート41Bは稼働温度に昇温されてい
る。
【0028】(2)図6および図7に示すように、交換
用シリンダー装置42を進展してスライドフレーム40
を矢印C方向にスライドさせ、使用済みのブレーカープ
レート41Aと新しいブレーカープレート41Bの中間
部が合流樹脂通路36bに対応する位置で停止させる。
この起動時に挿入スペースIの余分な空間は吸収され
る。この交換用シリンダー装置42の停止は、検出ロッ
ド43のストライカー43aが位置検出リミットスイッ
チ44の検出端44aに当接することにより、停止位置
が検出され、この検出信号に基づいて制御装置57によ
り油圧装置58が作動されて自動停止される。
【0029】(3)これにより、合流樹脂通路36b内
を送られる樹脂が新しいブレーカープレート41Bのス
クリーン45から透孔41bに浸入して充填され、スク
リーン45および透孔41b内の空気は、制御装置57
により開放された自動開閉弁56を介して空気抜き孔5
5から排出される。この時、樹脂は使用済みのブレーカ
ープレート41Aの右半分と新しいブレーカープレート
41Bの左半分から流送されるので樹脂が途切れること
はない。
【0030】(4)最初の交換で新しいブレーカープレ
ート41Bのスクリーン45および透孔41bに全て樹
脂が充填される時間を予め計っておき、この時間を制御
装置57に設けられたタイマーで計ってこの時間の経過
後、制御装置57により自動開閉弁56を閉じ、再び交
換用シリンダー装置42を伸展する。
【0031】(5)図8に示すように、右端取り出し位
置まで移動すると、交換用シリンダー装置42を停止す
る。これによりスクリーン45および透孔41bに全て
樹脂が充填された新しいブレーカープレート41Bが合
流樹脂通路36bに対応して停止される。
【0032】(6)成形樹脂が熱分解を起こしやすい樹
脂あるいは発泡剤入りの樹脂の場合には、スクリーン取
出装置47により下記の動作に従って使用済みのブレー
カープレート41Aをスライドフレーム40から抜き出
す。
【0033】(a)右端取り出し位置では、押圧ブロッ
ク49がブレーカープレート41Aの左側辺に当て付け
られるとともに、ブレーカー掛止レバー51の先端部が
切欠き孔46内に挿入され、基端側の閉動受圧部41b
が閉動ドグ53に当接されて爪部51aが係止部46a
に係止可能な位置にある。
【0034】(b)この状態から着脱用シリンダー装置
48を収縮して押圧ブロック49を矢印C方向に移動さ
せ、ブレーカー掛止レバー51を介してブレーカープレ
ート41Aを引出す。この時、ブレーカー掛止レバー5
1の閉動受圧部51bは閉動ドグ53から外れることに
なるが、ブレーカー掛止レバー51はばね52により閉
動方向に付勢されているので、爪部51aは係止部46
aに係止されて外れることはない。
【0035】(c)図9に示すように、ブレーカープレ
ート41Aが抜き出し可能な位置に達すると、ブレーカ
ー掛止レバー51の開動受圧部51cが開動ドグ54に
当接し、ばね52に抗してブレーカー掛止レバー51が
開動され、爪部51aが係止部46aから外れる。さら
に、図10に示すように、着脱用シリンダー装置48が
収縮されることにより、ブレーカー掛止レバー51が開
放された状態で爪部51aが切欠き孔45から抜き出さ
れる。これにより、ブレーカープレート41Aをスライ
ドフレーム40から容易に取り外すことができる。
【0036】(d)ブレーカープレート41Aを取り外
した後、着脱用シリンダー装置48を伸展して押圧ブロ
ック49をブレーカープレート41Bに当て付け、使用
中のブレーカープレート41Bおよび次に使用するブレ
ーカープレート41Cをクランプする。
【0037】(7)最後に、交換用シリンダー装置42
を収縮してスライドフレーム40を左端取り出し位置か
ら初期の右端挿入位置にスライドさせる。この時、使用
中のブレーカープレート41Bは、樹脂圧により位置固
定されている。
【0038】上記実施例によれば、中間ブロック35A
の合流樹脂通路36bをスクリューヘッド33aに沿わ
せて形成するとともに、スクリューヘッド33aの下流
側直後にブレーカープレート41A〜41Cすなわちス
クリーン45を配置したので、従来の合流ガイド孔のデ
ットスペースで生じていた樹脂の滞留をなくすことがで
き、熱分解を起こしやすい樹脂あるいは発泡剤入りの樹
脂であっても長時間良好な押出成形を行なうことができ
る。
【0039】また、スクリーン取出装置47により、交
換直後のブレーカープレート41A〜41Cを迅速に取
り出すことができるので、従来のようにスクリーン交換
装置内に樹脂を残存させることがない。したがって、樹
脂が熱分解を起こしやすい樹脂あるいは発泡剤入りの場
合に生じる不都合、すなわち樹脂が熱分解を起こしやす
い樹脂では、固化してスライドフレームの動作不良や動
作不能を起こしたり、発泡剤入りの樹脂では、過発泡に
よる動作不良などを未然に防止することができる。
【0040】なお、上記実施例では、スクリーン取出装
置47の駆動装置を着脱用シリンダー装置48とした
が、押圧ブロック49に先端が回転自在に取り付けられ
たボルト部材を移動方向に沿って設け、このボルト部材
に螺合するナット部材をスライドフレーム40の右枠材
40dに固定するとともに、このボルト部材を手動また
は自動により回転する回転手段を設けることにより、押
圧ブロック49およびブレーカー掛止レバー51を駆動
するねじ機構で構成することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上に述べたごとく請求項1記載の発明
によれば、スクリーン取出装置により、交換直後の使用
済みスクリーン交換部材を取出すことができるので、ス
ライド部材内に残存する樹脂を取り除くことができる。
これにより、スクリーン部材に付着した樹脂の熱分解や
過発泡によるスライドフレームの動作不良を防止するこ
とができる。
【0042】請求項2記載の発明によれば、交換終了
後、係止爪を使用済みのスクリーン部材の係止部に係止
させて、着脱用移動装置により押圧ブロックを駆動し、
使用済みのスクリーン部材をスライド孔内から外側まで
移動し、スライドフレームから使用済みのスクリーン部
材を取り外す。これにより使用済みのスクリーン部材を
交換直後に迅速に取り外すことができる。
【0043】請求項3記載の発明によれば、着脱移動装
置により押圧ブロックを挿入位置に移動させることによ
り、閉止部材により係止レバーを自動的に閉動させてス
クリーン部材を保持させ、押圧ブロックを抜き出し位置
に移動させることにより開動部材により自動的に係止レ
バーを開動させてスクリーン部材を開放することがで
き、スクリーン部材の抜き出し作業を容易かつ迅速に行
うことができる。
【0044】また従来では、スクリューの推進力により
送られてきた樹脂がスクリューヘッドまで来ると、スク
リューヘッド間前方のデッドスペースに滞留し、ここに
滞留した樹脂が押出機の押出性能を悪化させ、樹脂が硬
化したり、焼けや過発泡の原因となり、長時間の運転が
不可能になることがあったが、請求項4の発明によれ
ば、スクリューヘッド間の下流側で樹脂が滞留しやすい
デッドスペースにスクリーン部材が配置されるので、ス
クリューヘッド側から導管に合流する樹脂の流れを阻害
することなく、樹脂の滞留を防止して熱硬化性樹脂や発
泡剤入りの樹脂であっても長時間良好な運転が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクリーン交換装置の一実施例を
示す横断面図である。
【図2】同スクリーン交換装置の平面断面図である。
【図3】同スクリーン交換装置の縦断面図である。
【図4】同ブレーカープレートの一部切欠き正面図であ
る。
【図5】同ブレーカープレートの他の実施例を示す一部
切欠き正面図である。
【図6】同スクリーン交換装置の交換動作を説明する横
断面図である。
【図7】同スクリーン交換装置の交換動作を説明する平
面断面図である。
【図8】同スクリーン交換装置の交換動作を説明する横
断面図である。
【図9】同スクリーン交換装置の交換動作を説明する横
断面図である。
【図10】同スクリーン交換装置の交換動作を説明する
横断面図である。
【図11】従来のスクリーン交換装置を示す平面断面図
である。
【図12】従来のスクリーン交換装置を示す正面断面図
である。
【符号の説明】
30 スクリーン交換装置 31 バレル 32 収容孔 33 スクリュー 33a スクリューヘッド 34 導管 34a 樹脂通路 35 取付ブロック 36b,36c 合流樹脂通路 37 スライド孔 40 スライドフレーム 41A 〜41C ブレーカープレート 41b 透孔 42 交換用シリンダー装置 45 スクリーン 46 切欠き孔 46a 係止部 47 スクリーン取出装置 48 着脱用シリンダー装置 49 押圧ブロック 51 ブレーカー掛止レバー 51a 爪部 51b 閉動受圧部 51c 開動受圧部 52 ばね 53 閉動ドグ 54 開動ドグ 55 空気抜き孔 56 自動開閉弁 57 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−28898(JP,A) 特開 昭53−113859(JP,A) 特開 平1−108019(JP,A) 実開 昭60−187030(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 47/00 - 47/96

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単数または複数のスクリューを収容するス
    クリューケーシングとダイの間で樹脂通路に交差するス
    ライド孔を設け、このスライド孔に樹脂を濾別する複数
    のスクリーン部材をスライド自在に設けた押出機のスク
    リーン交換装置において、 スライド孔に、複数のスクリーン部材をスライド方向に
    1列に配列するとともにスライド方向に摺動自在に保持
    するスライドフレームをスライド自在に設け、 前記スライドフレームを駆動する交換用スライド装置を
    設け、 スライドフレームをスライド方向の一端側から新たなス
    クリーン部材を挿入可能で他端側から使用済みのスクリ
    ーン部材を抜き出し可能に構成し、 前記スライドフレームの他端側に、交換用スライド装置
    によりスライドフレームをスライドさせて、使用済みの
    スクリーン部材を樹脂通路から移動させると同時に新し
    いスクリーン部材を樹脂通路に移動させたスクリーン部
    材の交換直後に、前記使用済みのスクリーン部材を抜き
    出し可能なスクリーン取出装置を設けた ことを特徴とす
    る押出機のスクリーン交換装置。
  2. 【請求項2】スクリーン取出装置に、 着脱用移動装置によりスライド方向に移動自在で前記ス
    クリーン部材をクランプ可能な押圧部材と、 この押圧部材に開閉自在に取り付けられて前記スクリー
    ン部材の係止部に係止可能な係止爪を有する係止レバー
    とを具備した ことを特徴とする請求項1記載の押出機の
    スクリーン交換装置。
  3. 【請求項3】スライドフレームに、 押圧部材がスクリーン部材をクランプする一端側の挿入
    位置で係止レバーを閉動させる閉止部材と、 押圧部材がスクリーン部材を抜き出す他端側の抜き出し
    位置で係止レバーを開 動させる開動部材とを設けた こと
    を特徴とする請求項2記載の押出機のスクリーン交換装
    置。
  4. 【請求項4】複数のスクリューを収容するスクリューケ
    ーシングを具備し、 前記スライド孔をスクリューヘッドの下流側直後に形成
    して、スクリューヘッド間の下流側直後でスクリーン部
    材を樹脂が滞留しやすいデッドスペースに配置した こと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の押出機
    のスクリーン交換装置。
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