JP3189801U - 車高調整装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ピストン部材がシリンダ室内を上昇したときにシリンダ室内面が露出することを防止して異物がシリンダ部材とピストン部材との間に侵入してピストン部材或いはシリンダ部材に損傷を与えることを防止する車高調整装置を提供する。【解決手段】ピストン部材6の下側に、ピストン部材6がシリンダ室8内を上昇したときそれに伴って追随してそのシリンダ室8内を慴動するシリンダ室内面保護部材8を設け、ピストン部材6がスプリング48による下側からの弾力をシリンダ室内面保護部材60を介して受けるようにする。【選択図】図1
Description
本考案は、自動車等の車輌のショックアブソーバ及びスプリングからなるサスペッションと車輌のボディとの間に介在し、流体、例えばエアー或いはオイル等を利用して車高を調整できる車高調整装置に関する。
車好きの人のには、所謂ローダウンをする人が少なくない[月刊トレンドワゴンTREND WAGON(アポロ出版株式会社)2002年12月号の110頁](非特許文献1)。
ローダウンとは、車高を低くしてレーシングカーのようにかっこよくすること(ドレスアップ)であり、現在、法規上車高(最低地上高)が9cm以上と規定されているので、9cmまでは車高を低くすることが許されているのである。
ローダウンとは、車高を低くしてレーシングカーのようにかっこよくすること(ドレスアップ)であり、現在、法規上車高(最低地上高)が9cm以上と規定されているので、9cmまでは車高を低くすることが許されているのである。
そして、そのように車高を調整できるようにしたものとして、例えば、特開2004−18995号公報(特許文献1)によりアッパーマウントという名称で公開されたものがある。
この公報により紹介されたアッパーマウント(車高調整装置)は、ボディ側に固定されるボディ側部材と、サスペンションの上部に固定されるサスペンション側部材とで構成される。
この公報により紹介されたアッパーマウント(車高調整装置)は、ボディ側に固定されるボディ側部材と、サスペンションの上部に固定されるサスペンション側部材とで構成される。
そして、サスペンション側部材は、ボディ側部材に対してこの部材との間で密閉空間が形成され且つ一定範囲(ストローク)で慴動可能なるように取り付けられ、ボディ側部材には、外部から上記密閉空間内に流体(例えばエアー或いはオイル等)を供給したり排出したりできる流体通孔が設けられている。
従って、このようなアッパーマウント(車高調整装置)によれば、流体の密閉空間への供給により車高を高くし、密閉空間からの排出により車高を低くでき、上記ピストン部材のストロークの範囲で車高の調整ができる。
従って、このようなアッパーマウント(車高調整装置)によれば、流体の密閉空間への供給により車高を高くし、密閉空間からの排出により車高を低くでき、上記ピストン部材のストロークの範囲で車高の調整ができる。
また、最近は、ボディ側部材を、中心にそれを軸方向に貫通する中心孔を有し、その外周側にドーナツ状の密閉空間(シリンダ室)を有した構造にし、サスペンション側部材(ピストン部材)を、上記ドーナツ状密閉空間(シリンダ室)内に収納されて慴動可能なるようにするためにドーナツ状にした車高調整装置も開発されている。
このような車高調整装置によれば、ボディ側部材にその中心を軸方向に貫通する中心孔を設けたので、ショックアブソーバの軸をその中心孔を通して取付具に直接固定することが可能になるので、車高調整装置の部材、部分をショックアブソーバの軸と取付具との間に介在させないようにすることができ、延いては、車高調整装置の存在によってショックアブソーバの既存のストロークが短くなるおそれがないという利点がある。
このような車高調整装置によれば、ボディ側部材にその中心を軸方向に貫通する中心孔を設けたので、ショックアブソーバの軸をその中心孔を通して取付具に直接固定することが可能になるので、車高調整装置の部材、部分をショックアブソーバの軸と取付具との間に介在させないようにすることができ、延いては、車高調整装置の存在によってショックアブソーバの既存のストロークが短くなるおそれがないという利点がある。
月刊トレンドワゴンTREND WAGON(アポロ出版株式会社)2002年12月号の110頁
ところで、従来の車高調整装置には、ピストン部材がシリンダ室内を上昇すると、それに伴いシリンダ室内面が下部から露出する。その結果、その露出したシリンダ室内面に砂利、石ころ等の異物が付着することがあった。
そして、そのシリンダ室内面に付着した異物が、ピストン部材とシリンダ室との間に介在してピストン部材を損傷したり、或いはシリンダ室内面を傷つけることがあった。
そして、そのシリンダ室内面に付着した異物が、ピストン部材とシリンダ室との間に介在してピストン部材を損傷したり、或いはシリンダ室内面を傷つけることがあった。
そして、そのようなピストン部材の損傷、シリンダ室内面の傷の発生はシリンダ室内の気密性を低下せしめ、シリンダ室内に負圧或いは陽圧を加える流体の漏れの原因になり、延いては、車高調整に支障を来すというトラブルが生じることがあった。
本考案は、このような問題を解決すべく為されたものであり、ピストン部材がシリンダ室内を上昇したときにシリンダ室内面が露出することを防止して異物がシリンダ部材とピストン部材との間に侵入してピストン部材或いはシリンダ部材に損傷を与えることを防止し、以て、異物によりシリンダ室の密閉性が悪くなって車高調整に支障を来すというおそれをなくすことを目的とする。
本考案は、このような問題を解決すべく為されたものであり、ピストン部材がシリンダ室内を上昇したときにシリンダ室内面が露出することを防止して異物がシリンダ部材とピストン部材との間に侵入してピストン部材或いはシリンダ部材に損傷を与えることを防止し、以て、異物によりシリンダ室の密閉性が悪くなって車高調整に支障を来すというおそれをなくすことを目的とする。
本考案は、ショックアブソーバ及びスプリングからなるサスペッションと、車体のボディとの間に介在し、下側に開口するシリンダ室を有するシリンダ部材と、そのシリンダ室内に収納されるピストン部材とからなり、上記シリンダ部材は外部から上記シリンダ室に負圧、陽圧を加えるための流体を通すところのシリシリンダ室天井面に開口する流体通孔を少なくとも有し、上記ピストン部材は、上記シリンダ室内にこれの気密を保持しながら軸方向に所定ストローク内で慴動可能に収納され、且つ 下側から上記サスペッションを構成するスプリングによる弾力を受けるようにされ、上記シリンダ室の天井面と上記ピストン部材の上面との間へ外部から上記流体通孔を通して流体により陽圧、負圧をかけることによりシリンダ室天井面とピストン部材の上面との間の間隔を変化させて車高を調整できるようにした車高調整装置において、上記ピストン部材の下側には、このピストン部材が上記シリンダ室内を上昇したときそれに伴って追随してそのシリンダ室内を慴動するシリンダ室内面保護部材が一体又は別体に形成され、上記ピストン部材が上記スプリングによる下側からの弾力を上記シリンダ室内面保護部材を介して受けるようにされたことを特徴とする。
本考案車高調整装置によれば、ピストン部材がシリンダ室内を上昇するとそれに伴ってシリンダ室内面保護部材がシリンダ室内を上昇してそのシリンダ室内面を覆って保護する。
従って、ピストン部材が上昇してもそれに伴ってシリンダ室内面保護部材がシリンダ室内を上昇してシリンダ室内面を保護することができ、シリンダ室内面が外部に露出することを防止することができる。
従って、ピストン部材が上昇してもそれに伴ってシリンダ室内面保護部材がシリンダ室内を上昇してシリンダ室内面を保護することができ、シリンダ室内面が外部に露出することを防止することができる。
それ故、シリンダ室内面が露出し、そのシリンダ室内面に異物が付着し、それがピストン部材或いはシリンダ室内面を損傷して気密性が損なわれるという従来のおそれを回避することができる。
従って、シリンダ室内の密閉性が異物により悪くなり、車高調整に支障を来すおそれを完全になくすことができる。
従って、シリンダ室内の密閉性が異物により悪くなり、車高調整に支障を来すおそれを完全になくすことができる。
本車高調整装置はピストン部材の下側に、このピストン部材がシリンダ室内を上昇したときそれに伴って追随してそのシリンダ室内を慴動するシリンダ室内面保護部材を設けたものであるが、このシリンダ室内面保護部材はピストン部材と別体に形成しても良いし、一体に形成しても良い。
次の実施例の項で説明する実施例においては、シリンダ室内面保護部材はピストン部材と別体に形成しているが、本考案においてはそれに限定されないのである。
次の実施例の項で説明する実施例においては、シリンダ室内面保護部材はピストン部材と別体に形成しているが、本考案においてはそれに限定されないのである。
以下、本考案の詳細を図示実施例に基いて説明する。
図1(A)、(B)は本考案車高調整装置の一つの実施例を示すもので、(A)はピストン部材がそのストロークの範囲で最も下側に位置したときの縦断面図、(B)は使用状態を示す側面図である。
図面において、2は車高調整装置で、上から視てドーナツ状で、下向きのドーナツ状のシリンダ室を有するシリンダ部材4と、そのシリンダ部材4のそのシリンダ室8内に一定のストロークで軸方向に慴動可能なるように収納されたピストン部材6と、このピストン部材6の下側に位置されたシリンダ室内面保護部材60からなる。
図1(A)、(B)は本考案車高調整装置の一つの実施例を示すもので、(A)はピストン部材がそのストロークの範囲で最も下側に位置したときの縦断面図、(B)は使用状態を示す側面図である。
図面において、2は車高調整装置で、上から視てドーナツ状で、下向きのドーナツ状のシリンダ室を有するシリンダ部材4と、そのシリンダ部材4のそのシリンダ室8内に一定のストロークで軸方向に慴動可能なるように収納されたピストン部材6と、このピストン部材6の下側に位置されたシリンダ室内面保護部材60からなる。
先ず、シリンダ部材4について詳細に説明する。
シリンダ部材4は下側に開口するリング状凹部からなるシリンダ室8を有する。上記ドーナツ状のピストン部材6はそのシリンダ室8内に軸方向に移動可能に収納されている。
10はこのシリンダ室8とシリンダ部材4の外側とを仕切る外周部、12はそのシリンダ室8と内側とを仕切る内周部である。
シリンダ部材4は下側に開口するリング状凹部からなるシリンダ室8を有する。上記ドーナツ状のピストン部材6はそのシリンダ室8内に軸方向に移動可能に収納されている。
10はこのシリンダ室8とシリンダ部材4の外側とを仕切る外周部、12はそのシリンダ室8と内側とを仕切る内周部である。
14はシリンダ部材4の中心孔であり、シリンダ部材4の中心部を上下に貫通するように形成されている。16はシリンダ部材4のドーナツ状の上部で、それには外周面に開口する流体通孔18が形成され、この流体通孔18の内端近傍には下向きで上記シリンダ室8内に開口する連通孔20を有し、この連通孔20及び流体通孔18を通じて外部とシリンダ室8とが連通している。 流体通孔18の外側略半部内周面にはネジ溝が形成され、パイプ連結具22がネジ止めにより連結できるようになっている。
また、シリンダ部材4の上部16には、内周面から外周面に放射状に貫通する例えば3個の孔24が形成されている。
この3個の孔24は、内側の略半部の内周面にネジ溝が形成されている。この3個の孔24の目的は、この車輌のボデイ側に固定され中心孔14の上部に嵌合される取付具44とシリンダ部材4とを、上記ネジ溝に螺合する図示しないネジにて固定できるようにすることにある。
この3個の孔24は、内側の略半部の内周面にネジ溝が形成されている。この3個の孔24の目的は、この車輌のボデイ側に固定され中心孔14の上部に嵌合される取付具44とシリンダ部材4とを、上記ネジ溝に螺合する図示しないネジにて固定できるようにすることにある。
26はシリンダ部材4のシリンダ室8の上面に形成されたリング状の均圧化凹部で、上記連通孔20が開口するように形成位置が設定されている。
28は上記外周部10の内周面に形成されたリング状のシーリング取付孔、このシーリング取付孔28にはシーリング30が嵌合されている。このシーリング30はピストン部材6の外周面下部に形成された下向きのリング状の後述する切欠に係止してピストン部材6のそれ以上の下降を抑止するストッパとして機能する。
ピストン部材6は上端がシリンダ室8の天井面に衝止される位置が最上位置になり、シーリング30が下部切欠に係止してピストン部材6のそれ以上の下降が抑止される位置が最下位置になり、その最上位置と最下位置との間がピストン部材6の慴動のストロークとなる。
28は上記外周部10の内周面に形成されたリング状のシーリング取付孔、このシーリング取付孔28にはシーリング30が嵌合されている。このシーリング30はピストン部材6の外周面下部に形成された下向きのリング状の後述する切欠に係止してピストン部材6のそれ以上の下降を抑止するストッパとして機能する。
ピストン部材6は上端がシリンダ室8の天井面に衝止される位置が最上位置になり、シーリング30が下部切欠に係止してピストン部材6のそれ以上の下降が抑止される位置が最下位置になり、その最上位置と最下位置との間がピストン部材6の慴動のストロークとなる。
次に、ピストン部材6について説明する。
32はピストン部6の上部内周面に形成されたリング状のパッキング収納凹部、34はそのパッキング収納凹部32に嵌合されたゴム弾性を有するパッキング、36はピストン部6の上部外周面に形成されたリング状のパッキング収納凹部、38はそのパッキング収納凹部36に嵌合されたゴム弾性を有するパッキングであり、ピストン部4はそのパッキング34、38にてシリンダ室8内をこれの気密を保った状態で軸方向に沿って上下に移動可能である。
32はピストン部6の上部内周面に形成されたリング状のパッキング収納凹部、34はそのパッキング収納凹部32に嵌合されたゴム弾性を有するパッキング、36はピストン部6の上部外周面に形成されたリング状のパッキング収納凹部、38はそのパッキング収納凹部36に嵌合されたゴム弾性を有するパッキングであり、ピストン部4はそのパッキング34、38にてシリンダ室8内をこれの気密を保った状態で軸方向に沿って上下に移動可能である。
40はピストン部6の下部内周部に形成された下向きの切欠、42はその切欠40の下向きの面である。ピストン部6の外周面下部に下向きのリング状の切欠を有し、この切欠にてリング状のシーリング30との上記係止をするようにされている。
次に、上記ピストン部材6の下側に配置されたシリンダ室内面保護部材60について説明する。
シリンダ室内面保護部材60は下向きのドーナツ状凹部を有する。62はシリンダ室内面保護部材60の外周部、64は同じく内周部、66は外周部62の下端に一端に形成された外向きの鍔状部で、シリンダ室内面保護部材60がピストン部材6に追随してストローク範囲の最上位置に達したときにシリンダ部材4の外周部10の下端に衝止され、ストッパとしても機能し得る。
シリンダ室内面保護部材60は下向きのドーナツ状凹部を有する。62はシリンダ室内面保護部材60の外周部、64は同じく内周部、66は外周部62の下端に一端に形成された外向きの鍔状部で、シリンダ室内面保護部材60がピストン部材6に追随してストローク範囲の最上位置に達したときにシリンダ部材4の外周部10の下端に衝止され、ストッパとしても機能し得る。
シリンダ室内面保護部材60は、ピストン部材6がシリンダ室8内を上昇したとき、それに伴ってシリンダ室8内を上昇できるように慴動可能に設けられている。
従って、上記外周部62の外周面の径は上記シーリング30の内径よりも稍小さく、内周部64の内周面の径はシリンダ部材4の内周部の外周部12の外周面よりも稍大きい。
このシリンダ室内面保護部材60はピストン部材6がシリンダ室8内を上昇したときにそれに伴って上昇してシリンダ室8内面を覆ってこの内面の露出を防止する。
従って、上記外周部62の外周面の径は上記シーリング30の内径よりも稍小さく、内周部64の内周面の径はシリンダ部材4の内周部の外周部12の外周面よりも稍大きい。
このシリンダ室内面保護部材60はピストン部材6がシリンダ室8内を上昇したときにそれに伴って上昇してシリンダ室8内面を覆ってこの内面の露出を防止する。
次に、50はサスペッション46のショックアブソーバ、52はショックアブソーバ50のスプリング48の下端を受ける鍔状部である。尚、サスペッション46はショックアブソーバ50とその鍔状部52より上の部分に外嵌されたスプリング48からなることは言うまでもない。
そして、そのスプリング48の上側部分はシリンダ室内面保護部材60の外周部62と内周部64の間の部分に入り、そのスプリング48の弾力はシリンダ室内面保護部材60を介してピストン部材6にこれの面42にて作用する。
そして、そのスプリング48の上側部分はシリンダ室内面保護部材60の外周部62と内周部64の間の部分に入り、そのスプリング48の弾力はシリンダ室内面保護部材60を介してピストン部材6にこれの面42にて作用する。
次に、車高調整装置2の取付について説明する。
ショックアブソーバ50は上記鍔状部52よりも上の部分に上記スプリング48が外嵌された状態で、下端部にて図示しない車軸側部材に取り付けられ、ショックアブソーバ50の図面に現れない軸の上端部がシリンダ部材4の中心孔14を通して上記取付具44にネジ止め等の手段により固定され、そのときスプリング48はピストン部6の下側のシリンダ室内面保護部材60の外周部62・内周部64間の部分と、ショックアブソーバ50の鍔状部52との間に介在する状態となり、本車高調整装置2がサスペッション46と共にボディと車軸との間に介在する状態となる。
ショックアブソーバ50は上記鍔状部52よりも上の部分に上記スプリング48が外嵌された状態で、下端部にて図示しない車軸側部材に取り付けられ、ショックアブソーバ50の図面に現れない軸の上端部がシリンダ部材4の中心孔14を通して上記取付具44にネジ止め等の手段により固定され、そのときスプリング48はピストン部6の下側のシリンダ室内面保護部材60の外周部62・内周部64間の部分と、ショックアブソーバ50の鍔状部52との間に介在する状態となり、本車高調整装置2がサスペッション46と共にボディと車軸との間に介在する状態となる。
最後に、車高調整装置2の車高調整装置能について説明する。
シリンダ室8はパイプ連結具22に連結されたパイプを通じて流体、例えば空気の供給を受けたり排気したりすることができる。
そして、シリンダ室8内の流体を排出すると、即ち、負圧にすると、車体のボディ側の自重によりピストン部6がシリンダ室8内における最上部に位置する状態になり、車高は最も低い状態に保たれる。
次に、車高が最も低い状態において、ユーザーの操作によりシリンダ室8へそれに流体を供給すると、即ち、陽圧にすると、ボディ側の自重に抗してピストン部6が下降する。その場合、流体は流体通孔18及び連通孔20からリング状の均圧化凹部26を経てピストン部6に均等な圧力がかかり、ピストン部6が軸方向を向く向きのまま、即ち、傾くことなく下向きの圧力を均等に受け、その状態で、スムーズに下降する。その結果、車高がスムーズに高くなる。
シリンダ室8はパイプ連結具22に連結されたパイプを通じて流体、例えば空気の供給を受けたり排気したりすることができる。
そして、シリンダ室8内の流体を排出すると、即ち、負圧にすると、車体のボディ側の自重によりピストン部6がシリンダ室8内における最上部に位置する状態になり、車高は最も低い状態に保たれる。
次に、車高が最も低い状態において、ユーザーの操作によりシリンダ室8へそれに流体を供給すると、即ち、陽圧にすると、ボディ側の自重に抗してピストン部6が下降する。その場合、流体は流体通孔18及び連通孔20からリング状の均圧化凹部26を経てピストン部6に均等な圧力がかかり、ピストン部6が軸方向を向く向きのまま、即ち、傾くことなく下向きの圧力を均等に受け、その状態で、スムーズに下降する。その結果、車高がスムーズに高くなる。
そして、ユーザーが流体の供給を停止すると、車高の上昇が停止する。
従って、ユーザーは車高の調整ができるのである。
ところで、ピストン部6が上記ストッパを成すシーリング30に衝止される位置まで達すると、それ以上車高を高めることはできない。
また、車高調整装置2は中心孔14を有し、ショックアブソーバ50の軸をその中心孔14を通して取付具44に直接固定することが可能になるので、装置2の部材、部分をショックアブソーバ50の軸と取付具44との間に介在させないようにすることができ、延いては、車高調整装置2の存在によってショックアブソーバの既存のストロークが短くなるおそれがない。
従って、ユーザーは車高の調整ができるのである。
ところで、ピストン部6が上記ストッパを成すシーリング30に衝止される位置まで達すると、それ以上車高を高めることはできない。
また、車高調整装置2は中心孔14を有し、ショックアブソーバ50の軸をその中心孔14を通して取付具44に直接固定することが可能になるので、装置2の部材、部分をショックアブソーバ50の軸と取付具44との間に介在させないようにすることができ、延いては、車高調整装置2の存在によってショックアブソーバの既存のストロークが短くなるおそれがない。
そして、車高調整装置2によれば、ピストン部材6がシリンダ室8内を上昇するとそれに伴ってシリンダ室内面保護部材60がシリンダ室内を上昇してそのシリンダ室8内面を覆って保護する。
従って、ピストン部材6が上昇してもそれに伴ってシリンダ室内面保護部材60がシリンダ室8内を上昇してシリンダ室8内面を保護することができ、シリンダ室8内面が外部に露出することを防止することができる。
従って、ピストン部材6が上昇してもそれに伴ってシリンダ室内面保護部材60がシリンダ室8内を上昇してシリンダ室8内面を保護することができ、シリンダ室8内面が外部に露出することを防止することができる。
それ故、シリンダ室8内面が露出し、そのシリンダ室8内面に異物が付着し、それがピストン部材6或いはシリンダ室8内面を損傷して気密性が損なわれるという従来のおそれを回避することができる。
従って、シリンダ室8内の密閉性が異物により悪くなり、車高調整に支障を来すおそれを完全になくすことができる。
従って、シリンダ室8内の密閉性が異物により悪くなり、車高調整に支障を来すおそれを完全になくすことができる。
尚、シリンダ室内面保護部材60の外周部62及び内周部64の下端の高さは同じであっても良いが、例えば内周部64の下端が外周部62の下端よりも高いというように、異なっていても良い。
また、本実施例においては、ピストン部材6とシリンダ室内面保護部材60とは別体に形成されていたが、必ずしもそのようにすることは不可欠ではなく、ピストン部材6とシリンダ室内面保護部材60を一体に形成するようにしてもよい。
また、本実施例においては、ピストン部材6とシリンダ室内面保護部材60とは別体に形成されていたが、必ずしもそのようにすることは不可欠ではなく、ピストン部材6とシリンダ室内面保護部材60を一体に形成するようにしてもよい。
本考案は、自動車等の車輌のショックアブソーバ及びスプリングからなるサスペッションと車輌のボディとの間に介在し、流体、例えばエアー或いはオイル等を利用して車高を調整できる車高調整装置に利用可能性がある。
2・・・車高調整装置、4・・・シリンダ部材、6・・・ピストン部材、
8・・・シリンダ室、10・・・外周部、12・・・内周部、
40・・・スプリング受け、46・・・サスペンション、48・・・スプリング、
50・・・ショックアブソーバ、60・・・シリンダ室内面保護部材。
8・・・シリンダ室、10・・・外周部、12・・・内周部、
40・・・スプリング受け、46・・・サスペンション、48・・・スプリング、
50・・・ショックアブソーバ、60・・・シリンダ室内面保護部材。
Claims (1)
- ショックアブソーバ及びスプリングからなるサスペッションと、車体のボディとの間に介在し、
下側に開口するシリンダ室を有するシリンダ部材と、そのシリンダ室内に収納されるピストン部材とからなり、
上記シリンダ部材は外部から上記シリンダ室に負圧、陽圧を加えるための流体を通すところのシリシリンダ室天井面に開口する流体通孔を少なくとも有し、
上記ピストン部材は、上記シリンダ室内にこれの気密を保持しながら軸方向に所定ストローク内で慴動可能に収納され、且つ 下側から上記サスペッションを構成するスプリングによる弾力を受けるようにされ、
上記シリンダ室の天井面と上記ピストン部材の上面との間へ外部から上記流体通孔を通して流体により陽圧、負圧をかけることによりシリンダ室天井面とピストン部材の上面との間の間隔を変化させて車高を調整できるようにした車高調整装置において、
上記ピストン部材の下側には、このピストン部材の上記シリンダ室内を上昇するに伴って追随してそのシリンダ室内を慴動するシリンダ室内面保護部材が一体又は別体に形成され、
上記ピストン部材が上記スプリングによる下側からの弾力を上記シリンダ室内面保護部材を介して受けるようにされた
ことを特徴とする車高調整装置。
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- 2014-01-17 JP JP2014000208U patent/JP3189801U/ja not_active Expired - Lifetime
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