JP3189743U - 送油管用ボルト - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを削減し、使用の安全性を高める送油管用ボルトを提供する。
【解決手段】本考案の送油管用ボルト4は、内部に流動通路を備えた中空の棒体42上に少なくとも一つの貫通孔423を設け、尚且つその貫通孔423には少なくとも棒体42の流動通路422との間に孔径が前記貫通孔の孔径より大きい屑排出区424を設ける。前記屑排出区が比較的大きな孔径を備える設計であるため、貫通孔423面と棒体42の周壁に接する箇所のぎざぎざの縁を確実に除去し、後続するぎざぎざの縁の除去作業を効果的に省くことができ、製造コストを削減することができる。更に、送油管用ボルトを使用する過程でぎざぎざの縁がその他の部材を損傷する状況を防ぐことができるため、使用上の安全性を高めることができる。
【選択図】図4

Description

本考案は、特に送油管用ボルトに関する。
一般の送油管用ボルトは螺着して用いられ、尚且つ任意の二つのパイプラインに接続して使用される。即ち、送油管用ボルトを利用してそれらのパイプラインを相互に導通する状態を形成する。それはブレーキの燃料タンクとブレーキ油管との接続のような車両の油圧ブレーキシステム中に使用されるため、応用範囲は以上に広い。
図1及び図2に示す通り、公知の送油管用ボルト1は頭部11、頭部11に連接する棒体12、及び棒体12に繞設する複数のねじ山13を含む。前記棒体12内には内周壁121によって囲まれる流動通路122を形成し、前記流動通路122は前記頭部11の一端の反対側と外部を連通させ、前記棒体12には前記棒体12の外周壁124から前記内周壁121に貫通する少なくとも一つの貫通孔123を設けることにより、前記貫通孔123と前記流動通路122を連通させる。使用時は、まず前記棒体12を送油管aに穿設し、前記貫通孔123を通して前記流動通路122と前記送油管aの内部を連通させる。さらに前記ねじ山13を別の送油管bに螺入し、前記流動通路122と前記送油管bの内部を連通させることで、前記送油管a、送油管bには前記送油管用ボルト1によって相互に連通する状態が形成され、油原料(未図示)は順に前記送油管a、前記貫通孔123、前記流動通路122を経て前記の別の送油管b内に送られる。
図3に示すとおり、前記送油管用ボルト1の製造には貫通孔作業、即ち、前記棒体12の外周壁124を内周壁121に貫通させる穴を設けるプロセスを行なう必要がある。穴を設けるプロセスにおいて、前記貫通孔123の周壁にはぎざぎざの縁2が生じる。即ち、前記内周壁121及び前記外周壁124のそれぞれが前記貫通孔123の面1231に繋がるエリア上には、除去されていないぎざぎざの縁2が残り易い。前記ぎざぎざの縁2は一般には硬度が硬く鋭い金属の切屑であり、前記ぎざぎざの縁2が使用している間に脱落し油原料と共に流れると、送油管a、送油管b或いはポンプ等の部材の損傷を招くこともある。前述の問題を防ぐために、前記送油管用ボルト1は穴を設ける作業の後にぎざぎざの縁を処理する作業を行なう必要がある。前記外周壁124上のぎざぎざの縁2は簡単な加工で除去できるが、前記内周壁121上のぎざぎざの縁2の除去作業は非常に繁雑であり、一般には切削工具(未図示)を前記流動通路122箇所から進入させて、前記内周壁121と前記面1231間のぎざぎざの縁2を切削する。ただし、実際の加工で証明されるように、前記方式では完全にぎざぎざの縁2を除去することはできず、前記切削工具をぎざぎざの縁2に延長して接触させる時、前記ぎざぎざの縁2は前記切削工具によって完全にカットされることはなく、一部のぎざぎざの縁2は前記内周縁壁121上に引っ掛かるか或いは貫通孔123内に折れ曲がるため、除去効果は好ましくないものとなる。また、一部の業者は前記送油管用ボルト1の品質の確保のために、火薬爆発方式を採用してぎざぎざの縁を取り除いている。即ち、火薬を燃焼させてぎざぎざの縁2を高温で溶かす方法によるもので、その除去効果は良好であるが、作業プロセスを増やし、手間がかかり、時間を費やし、コストを向上させるため、改善が待たれている。
本考案の目的は、送油管用ボルトの提供にあり、これによってぎざぎざの縁を確実に防ぎ、製造コストを削減し、使用の安全性を高める効果を有する。
本考案の送油管用ボルトは、頭部、棒体、複数のねじ山を備える。前記棒体内には内周壁に囲まれて形成される流動通路を設け、前記流動通路は前記頭部の逆側の一端が外部と連通する。前記棒体には貫通孔面によって囲まれて形成される少なくとも一つの貫通孔を設ける。前記貫通孔面は前記内周壁に連結する屑排出面を設け、前記屑排出面には屑排出区を繞設する。前記屑排出区は前記流動通路と前記貫通孔の間に形成し、前記屑排出区の孔径は前記貫通孔の孔径より大きいものとする。前記屑排出区の孔径が比較的大きく設計されており、元々従来の内周壁上尚且つ前記貫通孔の周囲縁に生じるぎざぎざの縁を効果的に除去することができるため、後続するぎざぎざの縁の除去作業を省くことができ、製造コストを削減することができる。またそれと同時に、送油管用ボルトを使用する過程でぎざぎざの縁がうっかり脱落してその他の部材の損傷が引き起こされるのを防ぎ、使用上の安全性を高めることができる。
また、前記屑排出面は、前記貫通孔面と前記外周壁の間に連接し、前記屑排出面に囲まれて形成される屑排出区もまた前記貫通孔と前記外部の間に設ける。尚且つ、貫通孔と外部間に設けた屑排出区の孔径はやはり前記貫通孔の孔径より大きくする。
前記屑排出区は内側の窪んだ凹溝形状とするか、外側が広く内側が狭い形状とする。
本考案の目的は、送油管用ボルトの提供にあり、これによってぎざぎざの縁を確実に防ぎ、製造コストを削減し、使用の安全性を高める効果を有する。
公知の送油管用ボルトの立体図である。 公知の実施例による送油管用ボルトの使用図である。 図2の要部拡大図である。 本考案の送油管用ボルトの立体断面図である。 本考案の第一実施例による要部拡大図である。 本考案の第二実施例による要部拡大図である。 本考案の第一実施例による使用図である。 本考案の第三実施例を示す図である。
以下に本考案の技術内容、構造特徴、達成する目的及び作用効果について、以下に例を挙げ並びに図面を組み合わせて詳細に説明する。
図4及び図5には、本考案の送油管用ボルト4の第一実施例を示す。図に示すとおり、前記送油管用ボルト4は、頭部41、頭部41より外側に延長する棒体42、前記棒体42に繞設する複数のねじ山43を備える。前記棒体42には外部と接触する外周壁425を設け、前記棒体42内には内周壁421に囲まれて形成される流動通路422を設け、前記流動通路422は前記頭部41の一端の逆側が外部と連通する故、前記棒体42内部の一端は開放状態であり、別の一端は前記頭部41によって閉じた状態をなす。前記棒体42には貫通孔面4231によって囲まれて形成される少なくとも一つの貫通孔423を設ける。前記貫通孔面4231は前記内周壁421に連結する屑排出面4232を設け、前記屑排出面4232には屑排出区424を繞設する。前記屑排出区424は前記流動通路422と前記貫通孔423の間に形成し、前記屑排出区424の孔径d2は前記貫通孔423の孔径d1より大きいものとする。尚、前記屑排出区424の成形設置には制約を設けないものとする。本実施例による前記屑排出区424は図5に示すような外側が広く内側が狭い形状とするか、図6に示すような内側の窪んだ凹溝形状とする。以下は図5の形態を用いて説明を行なう。
図4及び図5に示すとおり、前記送油管用ボルト4の基体(即ち、頭部41、棒体42、ねじ山43)の成形をし、前記流動通路422、貫通孔423を形成する作業を行う。その後、工具(未図示)を前記貫通孔423に挿入し、前記貫通孔面4231と前記内周壁421の連接箇所を切削して前記屑排出面4232を形成する。前記屑排出面4232に囲まれて形成される屑排出区424の孔径d2は前記貫通孔423の孔径d1より大きくする。これにより、前記屑排出区424の成型過程で、元々貫通孔423の周囲縁に生じたぎざぎざの縁2が除去される(図5中の破線は従来のぎざぎざの縁2である。ぎざぎざの縁は本考案中では直接除去される)ため、前記内周壁421にはぎざぎざの縁2が残る問題はなく、ぎざぎざの縁2を取り除く後続作業が不要となり、前記送油管用ボルト4の製造コストを削減できる。
図7に示した通り、前記送油管用ボルト4を送油管c、dに連接して使用する時、まず、前記棒体42を前記送油管cに嵌合すると、前記流動通路422は前記貫通孔423を介して前記送油管cの内部と繋がり、更に前記ねじ山43を別の送油管dに螺入することで、前記流動通路422と前記送油管dの内部を連通させる。これにより、前記送油管c、送油管dは前記送油管用ボルト4によって相互に連通し、油原料5は順に、前記送油管c、貫通孔423、流動通路422を経て前記の別の送油管dに送られる。この時、前記屑排出区424の設計によって前記ぎざぎざの縁2が前記内周壁421に残留するのを防ぐことができる。よって、前記送油管用ボルト4を使用する場合は、元々除去されなかったぎざぎざの縁2(未図示)が油原料5が送られる力を受けて脱落するのを防ぐことができ、並びに、油原料5の流れに従って前記送油管c、送油管d、ポンプ等の部材が損傷するのを防ぐことができるため、使用上の安全性を高めることができる。
図8には本考案の第三実施例を示す。図に示すとおり、前記送油管用ボルト4には頭部41、棒体42、及びねじ山43を含む。その細部の構成要素の連接関係は第一実施例と同様である故、ここでは詳細を省く。特に、本実施例による前記屑排出面4232は、前記貫通孔面4231と前記外周壁425の間に連接し、前記屑排出面4232に囲まれて形成される屑排出区424’もまた前記貫通孔423と前記外部の間に設ける。前記屑排出区424’の孔径d2’はやはり前記貫通孔423の孔径d1より大きくする。これにより、本考案は、ぎざぎざの縁が前記棒体42の内周壁421に生じるのを防ぐことができる他、それと同時に、外周壁425に隣接する屑排出区424’の設置により、元々前記外周壁425に残留し、尚且つ前記貫通孔423の周囲縁に位置するぎざぎざの縁(未図示)を直接除去できるため、前記送油管用ボルト4の製造コストを削減できる。
前述をまとめると、本考案の送油管用ボルトは、前記棒体の内周壁、或いは内周壁及び外周壁と各貫通孔の間に屑排出区を形成し、尚且つ前記屑排出区の孔径は前記貫通孔の孔径より大きいため、前記貫通孔の周囲縁のぎざぎざの縁を確実に除去でき、後続するぎざぎざの縁の除去作業を省くことができ、製造コストを削減するものである。また、使用時にぎざぎざの縁が油原料の流れに伴ってその他の部材を損傷する状況を起こさないため、使用上の安全性を高め、本考案の目的を確実に達成することができる。
上記の本考案名称と内容は、本考案技術内容の説明に用いたのみで、本考案を限定するものではない。本考案の精神に基づく等価応用或いは部品(構造)の転換、修飾、置換、数量の増減はすべて、いずれも本考案の権利請求範囲内に属する本考案の保護範囲に含むものとする。
4 送油管用ボルト
41 頭部
42 棒体
43 ねじ山
421 内周壁
422 流動通路
423 貫通孔
424 屑排出区
425 外周壁
4231 貫通孔面
4232 屑排出面
2 ぎざぎざの縁
5 油原料
d1 貫通孔の孔径
d2 屑排出区の孔径

Claims (4)

  1. 頭部、頭部から外側に延長する中空の棒体、及び棒体に繞設される複数のねじ山を備える送油管用ボルトであって、
    前記棒体には外部に接触する外周壁を備え、棒体内には内周壁に囲まれて形成される流動通路を設け、前記流動通路は前記頭部の逆側の一端が外部と連通し、前記棒体には貫通孔面によって囲まれて形成される少なくとも一つの貫通孔を設け、
    前記貫通孔の貫通孔面には前記内周壁に連結する屑排出面を設け、前記屑排出面に取り囲まれる屑排出区を形成し、前記屑排出区は前記流動通路と前記貫通孔の間に形成し、前記屑排出区の孔径は前記貫通孔の孔径より大きくすることを特徴とする送油管用ボルト。
  2. 前記屑排出面は、前記貫通孔面と前記外周壁の間に連接し、前記屑排出面に囲まれて形成される屑排出区もまた前記貫通孔と前記外部の間に設け、尚且つ、貫通孔と外部間に設ける屑排出区の孔径はやはり前記貫通孔の孔径より大きくすることを特徴とする請求項1に記載の送油管用ボルト。
  3. 前記屑排出区には内側の窪んだ凹溝を設けることを特徴とする請求項1或いは2のいずれかに記載の送油管用ボルト。
  4. 前記屑排出区は外側が広く内側を狭くした形状で設けることを特徴とする請求項1或いは2のいずれかに記載の送油管用ボルト。
JP2014000175U 2014-01-16 送油管用ボルト Expired - Lifetime JP3189743U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112178035A (zh) * 2020-09-30 2021-01-05 晏洋 便于添加润滑油的自锁螺栓

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