JP3189429U - 薄型変圧器の鉄芯構成 - Google Patents
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Abstract
【課題】変圧器全体の体積をより薄く、コンパクトにすることができ、且つ磁束によって発生する出力がより増幅される薄型変圧器の鉄芯構成を提供する。
【解決手段】主に、鉄芯1及びボビン2より構成している。そのうち、鉄芯は、長方形形状を呈するコの字形状体であって、その中央には両端が円弧状である中央柱11が設けられ、中央柱の周囲には収容スロット12が設けられ、且つ収容スロットの外周縁には中央柱両側面に相対する長手方向に側壁13が設けられ、鉄芯の厚さを薄くした様式としている。ボビンは、エの字形状を呈する対称形状体であって、その中央には中孔21が設けられ、中孔の外周縁にはコイル221を巻き付けるための巻線溝22が設けられ、且つボビンの二端にはそれぞれコイルの末端に接続する半田ピン23が設けられている。組合わせる際、二つの鉄芯をそれぞれボビンの上下両方から中央柱によってボビンの中孔に挿入して互いに接触する。
【選択図】図3
【解決手段】主に、鉄芯1及びボビン2より構成している。そのうち、鉄芯は、長方形形状を呈するコの字形状体であって、その中央には両端が円弧状である中央柱11が設けられ、中央柱の周囲には収容スロット12が設けられ、且つ収容スロットの外周縁には中央柱両側面に相対する長手方向に側壁13が設けられ、鉄芯の厚さを薄くした様式としている。ボビンは、エの字形状を呈する対称形状体であって、その中央には中孔21が設けられ、中孔の外周縁にはコイル221を巻き付けるための巻線溝22が設けられ、且つボビンの二端にはそれぞれコイルの末端に接続する半田ピン23が設けられている。組合わせる際、二つの鉄芯をそれぞれボビンの上下両方から中央柱によってボビンの中孔に挿入して互いに接触する。
【選択図】図3
Description
本考案は、薄型変圧器の鉄芯構成であって、特に変圧器全体の体積をより薄く、コンパクトにすることができ、且つ磁束によって発生する出力がより増幅される薄型変圧器の鉄芯構成に関するものである。
図1の従来の鉄芯構成を示す立体構分解図を参照すると、図面のとおり、従来の鉄芯構成は、主に鉄芯3及びボビン4から構成している。そのうち、鉄芯3の中央には中央柱31が設けられ、中央柱31の周囲には厚さH’を有する収容スロット32が設けられ、且つ収容スロット32の両側にはそれぞれ外に通じる側面中空部331が設けられることで、その収容スロット32の外周縁の他の部分を、自然に二つの対応した側壁33を形成させている。
ボビン4の中央には中孔41が設けられ、中孔41の外周縁にはコイル421を巻き付けるための巻線溝42が設けられ、ボビン4の両端にはそれぞれ延在するバス431が設けられ、且つバス431はそれぞれコイルより巻線を引出した半田ピン43が設けられている。
組合わせる際、二つの鉄芯3をそれぞれボビン4の両側から中央柱31によってボビン4の中孔41に挿入して互いに接触し、収容スロット32に巻線溝42を収容し、側面中空部331は二つのバス431と合わせることで、バス431及び半田ピン43を鉄芯3の外部の位置に保持させ、鉄芯3の側壁33は中央柱31と合わせることで、巻線溝42(コイル421)の周囲に磁気回路を形成している。
しかし、上述の鉄芯構成は長い間応用されているものの、使用の際、従来の鉄芯は収容スロットの厚さが厚く、且つ鉄芯の中央柱の殆どが円柱形状でコイルの巻き付け数に限りがあることから、電圧出力量を増加させるためには、鉄芯の体積或いはコイルの巻き付け数を大きく又は増加しなくてはならず、そのため、鉄芯の体積を大きくせずに、従来の鉄芯構成の電圧出力量を増加させることは困難であるという問題がある。
従来の鉄芯構成が有する上述の問題を鑑み、考案者はこの問題に対して研究、改良を加え、本考案を創作するものである。
本考案の主な目的は、変圧器全体の体積をより薄く、コンパクトにすることができ、且つ磁束によって発生する出力がより増幅される薄型変圧器の鉄芯構成を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本考案に係る薄型変圧器の鉄芯構成は、主に、鉄芯及びボビンより構成している。そのうち、鉄芯は、長方形形状を呈するコの字形状体であって、その中央には両端が円弧状である中央柱が設けられ、中央柱の周囲には収容スロットが設けられ、且つ収容スロットの外周縁には中央柱両側面に相対する長手方向に側壁が設けられ、鉄芯の厚さを薄くした様式としており、ボビンは、エの字形状を呈する対称形状体であって、その中央には中孔が設けられ、中孔の外周縁にはコイルを巻き付けるための巻線溝が設けられ、且つボビンの二端にはそれぞれコイルの末端に接続する半田ピンが設けられており、組合わせる際、二つの鉄芯をそれぞれボビンの上下両方から中央柱によってボビンの中孔に挿入して互いに接触し、薄い鉄芯により変圧器全体の体積をより薄く、コンパクトにすることができ、且つ鉄芯の中央柱全体の周長も長く、コイルの巻き付け数を増加させることができる。そのため、磁束によって発生する出力をより増幅されるという目的を達成することができる。
本考案の詳細な構造、応用する原理及びこれによって発生する効果については、以下の図面に基づく説明を参照すれば、明瞭とすることができる。
図2乃至図3を参照すると、本考案に係る薄型変圧器の鉄芯構成を示す立体組立図及び立体分解図を表しており、図面から分かるとおり、本考案は鉄芯1及びボビン2を包括している。そのうち、鉄芯1は、長方形形状を呈するコの字形状体であって、その中央には第一寸法L1及び第一寸法L1と相交わる第二寸法L2を有し、その比率がおよそ1:3であって、両端が円弧状である中央柱11が設けられ、中央柱11の周囲には収容スロット12が設けられ、且つ収容スロット12の外周縁には中央柱11両側面に相対する長手方向に側壁13が設けられており、鉄芯1の二端は中空である側面中空部131を形成し、鉄芯1の厚さHをおよそ1.5mm〜2.5mmとする薄い様式としている。
ボビン2は、エの字形状を呈する対称形状体であって、その中央には鉄芯1の中央柱11に合わせる中孔21が設けられ、中孔21の外周縁にはコイル221を巻き付けるための巻線溝22が設けられ、ボビンの二端にはそれぞれバス231が延在して設けられ、且つバス231にはそれぞれコイルの末端に接続する半田ピン23が設けられいる。
組合わせる際、二つの鉄芯1をそれぞれボビン2の上下両方から中央柱11によってボビン2の中孔11に挿入して互いに接触し、収容スロット12に巻線溝22を収容し、側面中空部131は二つのバス231と合わせることで、バス231及び半田ピン23を鉄芯1の外部の位置に保持させ、鉄芯1の側壁13は中央柱11と合わせることで、巻線溝22(コイル221)の周囲に磁気回路を形成している。
使用する際は、図3乃至図5にある本考案に係る薄型変圧器の鉄芯構成を示す立体分解図、一つの方向による概略断面図及びもう一つの方向による概略断面図を参照すると、図面から分かるとおり、薄型変圧器の鉄芯が通電した場合、コイル221と鉄芯1とで発生する磁気回路は、中央柱11の断面積である第一断面積A1と、中央柱11の周長×厚さHで求められる第二断面積A2と、側壁13の断面積である第三断面積A3と、中央柱11の周長×厚さHで求められる第四断面積A4とから構成(図4及び図5を参照)しており、ボビン2は対称形状体であるため、ボビン2上のコイル221は、二つの鉄芯1と互いに対応する磁気回路によって磁束(図4及び図5を参照)を形成し、変圧器の電圧の数式、E=4.44×F×n×a×b(Eはコイルに流れる電圧、Fは電流の周波数、nはコイルの巻き付け数、aは鉄芯の断面積、bはコイルを通過する鉄芯の磁力を表し、4.44は数式の結果を対応する単位に相応するために設けている定数値である)から分かるとおり、F及びbの値が変わらない状態において、コイル221の巻き付け数と鉄芯1の体積とは変圧器の電圧出力量を左右するものであるため、鉄芯1全体の体積をコンパクトにし、出力を不変或いは増幅させるという前提において、本考案は鉄芯1の厚さHをおよそ1.5mm〜2.5mmに薄くすることで変圧器全体の体積をより薄く、コンパクトにし、中央柱11の全体の周長を長く(第一寸法L1及び第二寸法L2の比率がおよそ1:3)することでコイル221の巻き付け数を増やし、鉄芯1の中間層の断面積を二度変化させる。これによって、磁束によって発生する出力がより増幅されるという目的を達成している。
以上のことから、薄型変圧器の鉄芯構成は、使用する際、確実に変圧器全体の体積をコンパクトにし、且つ磁束によって発生する出力が不変或いは増幅させるという効果を有し、これ等の効果は、確実に従来の鉄芯構成の問題を解決するものである。
1 鉄芯
11 中央柱
12 収容スロット
13 側壁
131 側面中空部
2 ボビン
21 中孔
22 巻線溝
221 コイル
23 半田ピン
231 バス
3 鉄芯
31 中央柱
32 収容スロット
33 側壁
331 側面中空部
4 ボビン
41 中孔
42 巻線溝
421 コイル
43 半田ピン
431 バス
H 厚さ
H’ 厚さ
A1 第一断面積
A2 第二断面積
A3 第三断面積
A4 第四断面積
L1 第一寸法
L2 第二寸法
11 中央柱
12 収容スロット
13 側壁
131 側面中空部
2 ボビン
21 中孔
22 巻線溝
221 コイル
23 半田ピン
231 バス
3 鉄芯
31 中央柱
32 収容スロット
33 側壁
331 側面中空部
4 ボビン
41 中孔
42 巻線溝
421 コイル
43 半田ピン
431 バス
H 厚さ
H’ 厚さ
A1 第一断面積
A2 第二断面積
A3 第三断面積
A4 第四断面積
L1 第一寸法
L2 第二寸法
Claims (3)
- 長方形形状を呈するコの字形状体であって、その中央は第一寸法及び第一寸法と相交わる第二寸法を有し、両端が円弧状である中央柱を設け、一厚さを有する鉄芯と、
その中央に鉄芯の中央柱に合わせる中孔を設け、その二端にそれぞれコイルの末端に接続する半田ピンを設けるボビンと、
から構成する薄型変圧器の鉄芯構成であって、
組合わせる際、二つの鉄芯をそれぞれボビンの上下両方から中央柱によってボビンの中孔に挿入して互いに接触し、鉄芯の中央柱全体の周長が長く、鉄芯が厚さを有するため、変圧器全体の体積がより薄く、コンパクトになることを特徴とする薄型変圧器の鉄芯構成。 - 鉄芯の中央柱の第一寸法及び第二寸法の比率は、およそ1:3であることを特徴とする請求項1に記載の薄型変圧器の鉄芯構成。
- 鉄芯の厚さは、およそ1.5mm〜2.5mmであることを特徴とする請求項1に記載の薄型変圧器の鉄芯構成。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3189429U true JP3189429U (ja) | 2014-03-13 |
Family
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