JP3189159U - 投光機 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光面に対する外的負荷の直接的作用を防いで照明装置の早期劣化を防止し、かつ、全体輪郭形状をコンパクト化して搬送や保管における低コスト化を可能としつつ、さらに、省エネ化のニーズにも対応可能な投光機を提供する。【解決手段】起伏および伸縮可能に構成された支柱4と、支柱の先端に設けられた照明装置6と、照明装置を発光させる際に要する電力を発生させるバッテリEと、自動的に始動してバッテリを充電する発電機Vと、発電機とバッテリとの相対的な高低差に応じて構成される凹所領域34とを有し、支柱を最も縮めて基台2に沿って伏せた姿勢とした状態において、凹所領域に照明装置を収容し、基台と伏せた姿勢の支柱との間の領域内に、照明装置、発電機、バッテリを介在させる。【選択図】図1

Description

本考案は、例えばトンネル工事や夜間の街中工事などの工事現場はじめ、駐車場や運動場、イベント会場などにおいて、最適な照明を行うことが可能な投光機に関する。
従来、この種の投光機としては、例えば特許文献1,2(発明の名称:投光機)などに示されているように、基台上に伸縮自在に設けられた支柱と、支柱の先端に設けられた照明装置とを備えたものが知られている。かかる投光機は、支柱を伸縮させて照明装置の高さを調整することで、使用環境や使用目的に応じた照明を行うことができるようになっている。
特開2000−322925号公報 特開平11−3614号公報
ところで、上記した従来の投光機において、支柱は、基台に対して垂直方向に伸縮させるだけの構造であり、さらに、その支柱の先端に照明装置が設けられているため、当該支柱を最も縮めた状態であっても、投光機全体の輪郭は、垂直方向に立ち上げられた支柱の先端から、さらに照明装置が大きく出っ張った形状を成すこととなる。
ここで、従来の投光機の搬送および保管について考察すると、いずれの場合も、支柱を最も縮めた状態で行われることになるが、その状態において、支柱の先端から照明装置が大きく出っ張ったものとなる当該投光機の形状を考慮すると、垂直方向のスペースを十分に確保することができるような大型の搬送車両および広範な保管場所が必要となる。そうなると、搬送車両の大型化および保管場所の広範化した分だけ、当該搬送や保管に要するコストが上昇してしまう。
この場合、投光機自体のコンパクト化(小型化)が実現できれば、搬送および保管に要するコストの上昇を抑えることができるところ、垂直方向に出っ張り形状を成す従来の投光機の構造上、そのコンパクト化(小型化)には一定の限界があるため、搬送および保管に要するコストの上昇を抑えることができない。
また、上記した従来の投光機では、搬送および保管の際において、照明装置は、投光時の姿勢のままに維持されるため、その発光面(光を発生させる光源に対向した面)は、常時外部に対して露出された(晒された)状態にある。かかる状態によれば、照明装置の発光面に対して、外的負荷がダイレクト(直接的)に作用し得る状態となる。
このとき、例えば、投光機の搬送および保管の際に、発光面が他の部位(部材)に接触(当接)し易くなり、その接触(当接)時における外力(圧力)の程度によっては、当該発光面が傷付いたり、壊れたりする場合が想定される。そうすると、照明装置が早期に劣化することで、最適な照明を行うことが困難になってしまうだけでなく、当該投光機を長期に亘って連続して使用し続けることが困難になってしまう。
さらに、上記した従来の投光機は、例えば発電機などのエンジンを稼働させて照明装置から発光させるエンジン投光機が一般的であるが、当該エンジン投光機は燃料代がかさむため、昨今の省エネ化のニーズに応えることができない。
本考案は、このような課題を解決するためになされており、その目的は、照明装置の発光面に外的負荷がダイレクト(直接的)に作用するのを防ぐことで、照明装置の早期劣化を防止して長期に亘る連続使用を可能とし、かつ、全体の輪郭形状をコンパクト化(小型化)することで、搬送や保管における低コスト化を可能としつつ、さらに、省エネ化のニーズにも対応可能な投光機を提供することにある。
このような目的を達成するために、本考案の投光機は、基端が基台に対して回転可能に支持されていることで、基台から起立した姿勢と基台に沿って伏せた姿勢とに起伏可能に構成され、かつ、基台から起立した姿勢において伸縮可能に構成された支柱と、支柱の先端に設けられ、所望方向に発光可能な照明装置と、支柱を起伏および伸縮させる際に要する電力のみならず、照明装置を発光させる際に要する電力をも発生させるバッテリと、バッテリの蓄電量が低下した際に、自動的に始動してバッテリを充電する発電機と、基台上において、発電機とバッテリとを互いに並列させて配置し、かつ、相対的に高低差を持たせた構造とすることで、その高低差に応じて構成される凹所領域とを有し、支柱を最も縮めて基台に沿って伏せた姿勢とした状態において、当該凹所領域に照明装置が収容されることで、基台と伏せた姿勢の支柱との間の領域内に沿って、照明装置、発電機、バッテリを介在させることを可能にした構造である。
本考案において、バッテリから発生した電力を照明装置に供給するためのケーブルを巻回して保持するリールを有しており、リールは、その全体が、基台と伏せた姿勢の支柱との間の領域内に位置付けられるように、支柱に対して回転可能に取り付けられている。
本考案において、支柱を最も縮めて基台に沿って伏せた姿勢とした際に、凹所領域に照明装置が収容された状態において、当該照明装置の発光面は、外部に露出することなく、かつ、基台側に向けて位置付けられ、これにより、当該照明装置の発光面に外的負荷がダイレクトに作用するのが防止されている。
本考案において、支柱を最も縮めて基台に沿って伏せた姿勢とした際に、凹所領域に照明装置が収容された状態において、その状態で当該支柱の姿勢を保持するための保持台を有しており、保持台は、発電機とバッテリとの間の基台上に配設されている。
本考案において、照明装置は、複数灯のLEDライトから構成されており、当該LEDライトは、その明るさを複数段階に調整することが可能であるとともに、その発光方向を所望角度に調整することが可能である。
本考案において、支柱を起伏および伸縮させる際の操作、並びに、照明装置を発光させる際の操作を行うための操作パネルを有しており、操作パネルは、投光機を搬送車両に搭載した状態で操作可能な位置に設けられている。
本考案によれば、照明装置の発光面に外的負荷がダイレクト(直接的)に作用するのを防ぐことで、照明装置の早期劣化を防止して長期に亘る連続使用を可能とし、かつ、全体の輪郭形状をコンパクト化(小型化)することで、搬送や保管における低コスト化を可能としつつ、さらに、省エネ化のニーズにも対応可能な投光機を実現することができる。
(a)は、本考案の一実施形態に係る投光機の搬送時および保管時における姿勢を示す側面図、(b)は、同図(a)に示された投光機の構成を示す斜視図。 本考案の一実施形態に係る投光機の投光(照明)時における姿勢を示す斜視図。
以下、本考案の一実施形態に係る投光機について、添付図面を参照して説明する。
本考案の投光機は、例えばトンネル工事や夜間の街中工事などの工事現場はじめ、駐車場や運動場、イベント会場などの適所に安定して設置することができるように、矩形状の枠体構造を成す基台上に、投光機を構成するための各種部材が構築されている。以下、その一実施形態について具体的に説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態の投光機は、基端4eが基台2に対して回転可能に支持されていることで、基台2から起立した姿勢と基台2に沿って伏せた姿勢とに起伏可能に構成され、かつ、基台2から起立した姿勢において伸縮可能に構成された支柱4と、支柱4の先端4tに設けられ、所望方向に発光可能な照明装置6とを有している。
<支柱4について>
支柱4は、下部ブーム4aと、上部ブーム4bと、これら2つの下部および上部ブーム4a,4bの間に複数の中間ブーム(図面では一例として、2つの第1および第2中間ブーム4c,4d)とを備えて構成されており、上部ブーム4bが第1中間ブーム4cに沿って突没可能に構成され、第1中間ブーム4cが第2中間ブーム4dに沿って突没可能に構成され、第2中間ブーム4dが下部ブーム4aに沿って突没可能に構成されている。
かかる構成によれば、上部ブーム4bを第1中間ブーム4c内に没入させるとともに、第1中間ブーム4cを第2中間ブーム4d内に没入させ、そして、上部ブーム4bおよび第1中間ブーム4cを没入させた第2中間ブーム4dを下部ブーム4a内に没入させることで、支柱4を最も縮めることができる(図1(a),(b)参照)。これに対して、下部ブーム4aから第2中間ブーム4dを突出させるとともに、第2中間ブーム4dから第1中間ブーム4cを突出させ、そして、第1中間ブーム4cから上部ブーム4bを突出させることで、支柱4を最も伸ばすことができる(図2参照)。
また、支柱4は、その基端4eが基台2に対して回転可能に支持されているが、その支持方法の一例として、図面には、支柱4(具体的には、下部ブーム4a)の基端4eに回転軸8を設けるとともに、この回転軸8を軸受10で回転可能に支持しつつ、当該軸受10を、基台2上に構築された支持フレーム12に取り付ける方法が示されている。
かかる支持方法によれば、上記した支柱4は、回転軸8の回転中心Ax3回りに、矢印T1,T2方向に旋回可能となり、矢印T1方向に旋回させることで基台2から起立した姿勢(図2参照)と、矢印T2方向に旋回させることで基台2に沿って伏せた姿勢(図1(a),(b)参照)とに起伏可能に構成されている。
ここで、支柱4を起伏させる方法の一例として、図面には、既存の起伏シリンダ14を伸縮させることで、支柱を矢印T1,T2方向に旋回させる方法が示されている。なお、起伏シリンダ14は、基端が基台2に回転自在に取り付けられたチューブ14aと、チューブ14aの先端から突没可能に構成されたロッド14b(図2参照)とを備えており、ロッド14bの先端は、支柱4(具体的には、下部ブーム4a)の基端4eと先端4tとの間の部位(換言すると、回転軸8よりも先端寄りの部位:図1(a)参照)に回転自在に取り付けられている。
この場合、チューブ14a内の蓄圧室(図示しない)を加圧または減圧して、ピストン(図示しない)を往復動作させることで、当該ピストンの動作に伴ってロッド14bをチューブ14aの先端から突没させることができる。なお、チューブ14a内の蓄圧室に対する加圧・減圧は、所定の加圧減圧装置(図示しない)からの圧力作用によって成されるが、このときの圧力制御は、後述する操作パネルPを操作し、バッテリEから当該加圧減圧装置に電力を供給することによって行われる。
かかる起伏シリンダ14によれば、チューブ14aからロッド14bを突出させて当該起伏シリンダ14を伸ばすことで、支柱4を、回転軸8の回転中心Ax3回りに矢印T1方向に旋回させて基台2から起立した姿勢(図2参照)にすることができる。これに対して、チューブ14aにロッド14bを没入させて当該起伏シリンダ14を縮めることで、支柱4を、回転軸8の回転中心Ax3回りに矢印T2方向に旋回させて基台2に沿って伏せた姿勢(図1(a),(b)参照)にすることができる。
更に、支柱4は、基台2から起立した姿勢において伸縮可能に構成されているが、その伸縮方法の一例として、図面には、伸縮シリンダ16と滑車機構18とからなる伸縮構造によって支柱4を矢印S1,S2方向に伸縮させる方法が示されている(図1(a),(b)参照)。
伸縮シリンダ16は、基端が支柱4(具体的には、下部ブーム4a)の基端側に回転自在に取り付けられたチューブ16aと、チューブ16aの先端から突没可能に構成されたロッド16b(図1(b)参照)とを備えており、ロッド16bの先端は、第2中間ブーム4dの先端に回転自在に取り付けられている。
この場合、チューブ16a内の蓄圧室(図示しない)を加圧または減圧して、ピストン(図示しない)を往復動作させることで、当該ピストンの動作に伴ってロッド16bをチューブ16aの先端から突没させることができる。なお、チューブ16a内の蓄圧室への加圧・減圧は、所定の加圧減圧装置(図示しない)からの圧力作用によって成されるが、このときの圧力制御は、後述する操作パネルPを操作し、バッテリEから当該加圧減圧装置に電力を供給することによって行われる。
また、滑車機構18は、例えば、第2中間ブーム4dの先端に回転自在に設けられた第1滑車20(図1(a)参照)と、第1中間ブーム4cの基端に回転自在に設けられた第2滑車(図示しない)と、第1中間ブーム4cの先端に回転自在に設けられた第3滑車22(図1(a)参照)と、上部ブーム4bの基端から第3滑車22および第2滑車(図示しない)をジグザグに経由して第1滑車20に連続したワイヤ・チェーン(図示しない)とを備えている。
かかる伸縮構造によれば、支柱4を起立させた姿勢(図2参照)において、伸縮シリンダ16のチューブ16aからロッド16bを突出させて第2中間ブーム4dを下部ブーム4aから突出させつつ、ワイヤ・チェーンを巻き取ることで、第1中間ブーム4cを第2中間ブーム4dから突出させるとともに、上部ブーム4bを第1中間ブーム4cから突出させることができる。図2には、上部ブーム4b、第1および第2中間ブーム4c,4dを下部ブーム4aから突出することで、支柱4を最も伸ばした状態が示されているが、上部ブーム4b、第1および第2中間ブーム4c,4dの突出量(突出長)を増減変更することで、ニーズに応じて支柱4を矢印S1,S2方向に伸縮させることができる。
<照明装置6について>
照明装置6は、例えばトンネル工事や夜間の街中工事などの工事現場はじめ、駐車場や運動場、イベント会場などにおいて、最適な照明を行うことが可能なものであれば、既存の電球や水銀灯などを照明装置として適用することができるが、ここでは一例として、LED(発光ダイオード)を用いた照明装置6を想定する。
この場合、照明装置6は、複数灯のLEDライト6Lと、これらのLEDライト6Lを旋回・揺動可能に支持する支持機構とを備えており、支持機構は、上記した支柱4の上部ブーム4bの先端に取り付けられている。この場合、複数灯のLEDライト6Lは、複数のLED素子(図示しない)から成る1つのLEDライト6Lを複数灯配列して構成することができる。図面には一例として、縦方向に配列させた6灯のLEDライト6Lを横方向に並列させた12灯式LEDライト6Lが示されている。
また、支持機構は、各LEDライト6Lの発光面(照明装置6の発光面とも言う)を同一平面上かつ同一方向に沿って整列させた状態で支持する整列支持フレーム24と、整列支持フレーム24を支柱4の上部ブーム4bの先端に取り付けるための取付フレーム26と、整列支持フレーム24と取付フレーム26との間に介在されており、一端側が整列支持フレーム24に対して回転可能に連結され、かつ、他端側が取付フレーム26に対して回転可能に連結された連結フレーム28とを備えている。
具体的には、図1(b)および図2に示すように、連結フレーム28の一端側において、当該連結フレーム28と整列支持フレーム24とは、1つの第1回転軸Ax1を中心に矢印R1方向に沿って回転可能に連結されており、一方、連結フレーム28の他端側において、当該連結フレーム28と取付フレーム26とは、1つの第2回転軸Ax2を中心に矢印R2方向に沿って回転可能に連結されている。なお、第1回転軸Ax1と第2回転軸Ax2とは、互いに直交する位置関係を成している。
この場合、それぞれの回転動作は、既存のアクチュエータによって実現させることができるが、図面にはアクチュエータの一例として、第1回転軸Ax1を挟んでその片側における整列支持フレーム24と連結フレーム28とに亘って第1シリンダ30が設けられているとともに、第2回転軸Ax2を挟んでその片側における上部ブーム4bと連結フレーム28とに亘って第2シリンダ32が設けられている。
ここで、第1シリンダ30を伸縮させると、連結フレーム28に対して整列支持フレーム24を第1回転軸Ax1を中心に矢印R1方向に沿って回転させることができ、これにより、各LEDライト6Lの発光面を所望方向に回転させることができる。また、第2シリンダ32を伸縮させると、取付フレーム26(すなわち、当該取付フレーム26が取り付けられた上部ブーム4b)に対して連結フレーム28を第2回転軸Ax2を中心に矢印R2方向に沿って回転させることで、当該連結フレーム28に連結された整列支持フレーム24を同方向に回転させることができ、これにより、各LEDライト6Lの発光面を所望方向に回転させることができる。
かかる支持機構によれば、各LEDライト6Lの発光面を矢印R1方向あるいは矢印R2方向に回転させるだけでなく、例えば、第1シリンダ30を伸縮させて整列支持フレーム24を第1回転軸Ax1を中心に矢印R1方向に沿って回転させつつ、同時に、第2シリンダ32を伸縮させて整列支持フレーム24を第2回転軸Ax2を中心に矢印R2方向に沿って回転させることで、各LEDライト6Lの発光面を所望方向に旋回および揺動させることができる。これにより、当該各LEDライト6Lの発光方向を所望角度に調整することができる。
なお、第1および第2シリンダ30,32の構成は、上記した起伏シリンダ14(伸縮シリンダ16)と同様であるため、その詳細な説明は省略する。また、これら第1および第2シリンダ30,32の伸縮制御についても、上記した起伏シリンダ14(伸縮シリンダ16)の場合と同様に、後述する操作パネルPを操作することによって行われる。さらに、各LEDライト6Lは、その明るさを複数段階に調整することが可能であり、かかる明るさ調整も、後述する操作パネルPを操作することによって行われる。
<投光機の構造について>
図1〜図2に示すように、本実施形態の投光機は、上記した支柱4を起伏および伸縮させる際に要する電力のみならず、上記した照明装置6を発光させる際に要する電力をも発生させるバッテリEと、バッテリEの蓄電量が低下した際に、自動的に始動してバッテリEを充電する発電機Vとを有している。
さらに、本実施形態の投光機は、基台2上において、発電機VとバッテリEとを互いに並列させて配置し、かつ、相対的に高低差を持たせた構造とすることで、その高低差に応じて構成される凹所領域34を有している。
この場合、凹所領域34は、発電機VおよびバッテリEの形状や大きさを含めた配置構成、並びに、発電機VとバッテリEとの高低差の程度によって増減変更させることができるが、少なくとも照明装置6の全体が凹所領域34内に収容可能となるように設計することが好ましい。なお、図面では一例として、発電機VよりもバッテリEの高さを低くして当該凹所領域34を設計した構造が示されている。
かかる構造によれば、支柱4を最も縮めて基台2に沿って伏せた姿勢とした状態において(図1(a),(b)参照)、当該凹所領域34に照明装置6が収容されることで、基台2と伏せた姿勢の支柱4との間の領域内に沿って、照明装置6、発電機V、バッテリEを介在させることが可能となる。
これにより、投光機全体の輪郭(具体的には、基台2に対して垂直方向の輪郭)を従来に比べて大幅にコンパクト化(小型化)させることができるため、当該投光機の搬送および保管に際し、従来のように大型の搬送車両および広範な保管場所が必要となることはない。その結果、投光機自体のコンパクト化(小型化)が実現されることで、搬送および保管に要するコストの上昇を大幅に抑えることができ、低コスト化を図ることができる。
さらに、上記の構造によれば、支柱4を最も縮めて基台2に沿って伏せた姿勢とした際に、凹所領域34に照明装置6が収容された状態において、当該照明装置6の発光面は、外部に露出することなく、かつ、基台2側に向けて位置付けられる。なお、図面では一例として、照明装置6の発光面が基台2上のバッテリEに対向して位置付けられた場合が示されている。
これにより、照明装置6の発光面が外部に対して晒された状態とならないため、当該照明装置6の発光面に外的負荷がダイレクトに作用するのを防止することができる。例えば投光機の搬送および保管に際し、従来のように発光面が他の部位(部材)に接触するといった不具合の発生を未然に防止することができる。このため、照明装置6の早期劣化を防止することが可能となり、その結果、当該投光機を長期に亘って連続して使用し続けることができる。
また、本実施形態の投光機では、LED(発光ダイオード)を用いた照明装置6としたことで、例えば発電機などのエンジンを稼働させて照明装置から発光させるエンジン投光機に比べて、省エネ化のニーズにも十分応えることができる。この場合、バッテリEの蓄電量が低下した際、発電機Vが自動的に始動してバッテリEを充電するため、バッテリEは常にフル充電状態となり、その結果、ニーズに応じた最適な照明を長時間に亘って連続して行うことができる。
さらに、本実施形態の投光機は、バッテリEから発生した電力を照明装置6に供給するためのケーブル(図示しない)を巻回して保持するリール36を有しており、当該リール36は、その全体が、基台2と伏せた姿勢の支柱4との間の領域内に位置付けられるように、支柱4に対して回転可能に取り付けられている。なお、図面には一例として、支柱4(具体的には、下部ブーム4a)の側面に対して、所定の支持部材38を介して回転可能に取り付けられている。
かかる構造によれば、支柱4を最も縮めて基台2に沿って伏せた姿勢とした状態において(図1(a),(b)参照)、基台2と伏せた姿勢の支柱4との間の領域内に沿って、リール36とともに、照明装置6、発電機V、バッテリEを介在させることができるため、投光機全体の輪郭(具体的には、基台2に対して垂直方向の輪郭)を従来に比べて大幅にコンパクト化(小型化)させることができる。
また、本実施形態の投光機は、支柱4を最も縮めて基台2に沿って伏せた姿勢とした際に、凹所領域34に照明装置6が収容された状態において、その状態で当該支柱4の姿勢を保持するための保持台40を有しており、当該保持台40は、発電機VとバッテリEとの間の基台2上に配設されている。この場合、支柱4の先端寄り(具体的には、下部ブーム4aの先端寄り)の部位を下側から支えることができるように、保持台40を構成配置することが好ましい。
かかる構造によれば、支柱4を最も縮めて基台2に沿って伏せた姿勢において、当該支柱4は、回転軸8を支点とした肩持ち梁状態となり、この状態では、支柱4の先端4tに設けられた照明装置6の重量による影響が回転軸8に直接作用することとなり、当該回転軸8が早期に劣化して、その結果、支柱4を回転軸8の回転中心Ax3回りに矢印T1,T2方向に安定的に旋回させることが困難になってしまう虞がある。
しかしながら、上記した保持台40を設けることで、支柱4の先端寄りの部位を下側から支えることができ、これにより、回転軸8に対する照明装置6の重量による影響を低減させることができるため、回転軸8の早期劣化を防止することが可能となり、その結果、長期に亘って、支柱4を回転軸8の回転中心Ax3回りに矢印T1,T2方向に安定的に旋回させることができる。
さらに、本実施形態の投光機は、上記した支柱4を起伏および伸縮させる際の操作、並びに、照明装置6を発光させる際の操作を行うための操作パネルPを有しており、当該操作パネルPは、投光機を搬送車両に搭載した状態で操作可能な位置に設けられている。なお、図面では一例として、基台2寄りの側面に操作パネルPが配置されている。
かかる構造によれば、搬送車両に搭載させた状態で投光機を使用せざるを得ない場合も想定されるが、そのような場合でも、当該投光機を搬送車両に搭載した状態で、操作パネルPを操作することができるため、使用環境に制限されることなく、多様なニーズに応じた最適な照明を行うことが可能となる。
なお、基台2上に、投光機を吊り下げるための吊下用フック42が設けることが好ましい。これにより、投光機を移動させて所定位置に設置したり、或いは、搬送車両に搭載することを容易にすることができる。また、操作パネルPには、カバーを設けることが好ましい。これにより、操作パネルPに対する防水および防塵を図ることができる。
2 基台
4 支柱
6 照明装置
34 凹所領域
36 リール
E バッテリ
V 発電機

Claims (6)

  1. 基端が基台に対して回転可能に支持されていることで、基台から起立した姿勢と基台に沿って伏せた姿勢とに起伏可能に構成され、かつ、基台から起立した姿勢において伸縮可能に構成された支柱と、
    支柱の先端に設けられ、所望方向に発光可能な照明装置と、
    支柱を起伏および伸縮させる際に要する電力のみならず、照明装置を発光させる際に要する電力をも発生させるバッテリと、
    バッテリの蓄電量が低下した際に、自動的に始動してバッテリを充電する発電機と、
    基台上において、発電機とバッテリとを互いに並列させて配置し、かつ、相対的に高低差を持たせた構造とすることで、その高低差に応じて構成される凹所領域とを有し、
    支柱を最も縮めて基台に沿って伏せた姿勢とした状態において、当該凹所領域に照明装置が収容されることで、基台と伏せた姿勢の支柱との間の領域内に沿って、照明装置、発電機、バッテリを介在させることを可能にした構造であることを特徴とする投光機。
  2. バッテリから発生した電力を照明装置に供給するためのケーブルを巻回して保持するリールを有しており、
    リールは、その全体が、基台と伏せた姿勢の支柱との間の領域内に位置付けられるように、支柱に対して回転可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の投光機。
  3. 支柱を最も縮めて基台に沿って伏せた姿勢とした際に、凹所領域に照明装置が収容された状態において、当該照明装置の発光面は、外部に露出することなく、かつ、基台側に向けて位置付けられ、これにより、当該照明装置の発光面に外的負荷がダイレクトに作用するのが防止されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の投光機。
  4. 支柱を最も縮めて基台に沿って伏せた姿勢とした際に、凹所領域に照明装置が収容された状態において、その状態で当該支柱の姿勢を保持するための保持台を有しており、
    保持台は、発電機とバッテリとの間の基台上に配設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の投光機。
  5. 照明装置は、複数灯のLEDライトから構成されており、当該LEDライトは、その明るさを複数段階に調整することが可能であるとともに、その発光方向を所望角度に調整することが可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の投光機。
  6. 支柱を起伏および伸縮させる際の操作、並びに、照明装置を発光させる際の操作を行うための操作パネルを有しており、
    操作パネルは、投光機を搬送車両に搭載した状態で操作可能な位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の投光機。
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KR20220086739A (ko) * 2020-12-16 2022-06-24 주식회사 이지스로직 재난방송 기능을 가지는 조명영역 방사상 가변식 태양광 가로등의 무선 원격 제어 관리 시스템

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KR20220086739A (ko) * 2020-12-16 2022-06-24 주식회사 이지스로직 재난방송 기능을 가지는 조명영역 방사상 가변식 태양광 가로등의 무선 원격 제어 관리 시스템

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