JP3189104B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3189104B2
JP3189104B2 JP01188993A JP1188993A JP3189104B2 JP 3189104 B2 JP3189104 B2 JP 3189104B2 JP 01188993 A JP01188993 A JP 01188993A JP 1188993 A JP1188993 A JP 1188993A JP 3189104 B2 JP3189104 B2 JP 3189104B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機、静電
記録装置等の像形成体上に帯電・像露光・現像を行った
のち転写を行う静電転写プロセスを利用する画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式による画像形成装置
において、感光体ドラム等の像形成体の帯電には、一般
にコロナ帯電器が使用されていた。このコロナ帯電器
は、高電圧を放電ワイヤに印加して、放電ワイヤの周辺
に強電界を発生させ気体放電を行うもので、その際発生
する電荷イオンを像形成体に吸着させることにより帯電
が行われる。
【0003】このような従来の画像形成装置に用いられ
ているコロナ帯電器は、像形成体と機械的に接触するこ
となく帯電させることができるため、帯電時に像形成体
を傷付けることがないという利点を有している。しかし
ながら、このコロナ帯電器は高電圧を使用するために感
電したり、リークする危険があり、かつ気体放電に伴っ
て発生するオゾンが人体に有害であり、像形成体の寿命
を短くするという欠点を有していた。また、コロナ帯電
器による帯電電位は温度,湿度に強く影響されるので不
安定であり、さらに、コロナ帯電器では高電圧によるノ
イズ発生があって通信端末機や情報処理装置として電子
写真式画像形成装置を利用する場合の大きな欠点となっ
ている。
【0004】このようなコロナ帯電器の多くの欠点は、
帯電を行うのに気体放電を伴うことに原因がある。
【0005】そこで、コロナ帯電器のような高圧の気体
放電を行わず、しかも像形成体に機械的損傷を与えるこ
となく、該像形成体を帯電させることのできる帯電装置
として、磁石体を内包した円筒状の搬送担体上に導電性
の磁性粒子を吸着して磁気ブラシを形成し、この磁気ブ
ラシで像形成体の表面を摺擦することにより帯電を行う
ようにした帯電装置が特開昭59-133569号、特開平4-218
73号、特開平4-116674号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に開示された
帯電装置を用いる画像形成装置においては、帯電装置と
現像器にはともに磁性粒子が用いられ、バイアス電圧が
印加されて帯電及び現像が行われている。その際帯電用
電源と現像用電源とは別個に用いられていた。この背景
には、帯電においては磁気ブラシを通して電荷を移動さ
せるACバイアスを印加する一方、現像においては、磁
気ブラシを通して、放電などの電荷移動を伴わず、トナ
ーを移動させるACバイアスが必要であり、これらのA
Cバイアスの条件を同一に設定することが困難であった
ことによる。本発明はこれ等電源の共通化をはかり、コ
ンパクトで低コストの安定して均一の帯電及び現像がな
される画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、磁性粒子を
搬送担体上に供給して磁気ブラシを形成させ、該搬送担
体上の磁気ブラシを振動電界下におき、像形成体を帯電
する画像形成装置において、現像において振動電界下
で現像する磁気ブラシ現像を行うとともに、前記の帯電
及び現像に共通の交流電圧を用い、帯電用磁性粒子の抵
抗より現像用磁性粒子の抵抗が高いことを特徴とする画
像形成装置、及び現像において振動電界下で現像する
磁気ブラシ現像を行うとともに、前記の帯電及び現像に
共通の交流電圧を用い、交流成分を印加した後に直流成
分を印加することを特徴とする画像形成装置、及び現
像において振動電界下で現像する磁気ブラシ現像を行う
とともに、前記の帯電及び現像に共通の交流電圧を用
い、直流電圧成分を停止した後に交流電圧を停止するこ
とを特徴とする画像形成装置の〜の3発明によって
達成される。
【0008】
【発明の構成の説明】本発明においては、画像形成装置
の磁性粒子を用いる帯電装置及び現像装置にはともにバ
イアス電圧として直流成分と交流成分を重畳した形で印
加するが、電源の共通化をはかり特に交流成分について
共通の定電圧電源を用いることを特徴とするもので、こ
のことによりコンパクト化と低コスト化を果たす効果を
奏するものである。更にまた帯電装置及び現像装置での
直流成分及び交流成分バイアス電圧の印加とその停止の
順序を適正にしたことを特徴とするもので、これにより
像形成体への磁性粒子の付着防止を図ったものである。
【0009】即ち、帯電装置についてみると、磁性粒子
の搬送担体(帯電スリーブ)と像形成体との間に印加す
るバイアス電圧は磁気ブラシへの電荷注入を十分にし、
像形成体のムラのない帯電を行うには直流成分に交流成
分を重畳したものが好ましい。しかしながら、帯電の開
始及び停止の際バイアス電圧の直流成分と交流成分を同
時に印加開始,印加停止を行うと像形成体と磁気ブラシ
との間に瞬間的に高い電位差が生じ磁性粒子が像形成体
に移動付着する。これを防止するために、本発明におい
ては、帯電開始時には交流成分を印加したのち直流成分
を印加し、帯電停止時には直流成分の印加停止をしたの
ち交流成分の印加停止をするようにした。
【0010】また現像装置についても、特に非接触現像
を行う場合には磁性粒子とトナー或は一成分の磁性現像
剤の搬送担体(現像スリーブ)と像形成体との間に直流
成分に交流成分を重畳することによってトナーの飛翔性
を高め現像性能を向上させる。しかしながら現像につい
ても帯電においてと同様、現像の開始及び停止の際バイ
アス電圧の直流成分と交流成分を同時に印加開始,印加
停止を行うと像形成体と磁気ブラシとの間に瞬間的に高
い電位差が生じ磁性粒子が像形成体に移動付着する。こ
れを防止するために、本発明においては現像開始時には
交流成分を印加したのち交流成分を印加し、現像停止時
には直流成分の印加停止をしたのち交流成分の印加停止
を行うようにした。
【0011】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例について説
明する。
【0012】図1は本発明の画像形成装置である静電記
録装置の構成の概要を示す断面図である。図において、
10は矢示(時計)方向に回転する像形成体である(−)
帯電のOPCから成る感光体ドラムで、その周縁部には
後述する帯電装置20、露光装置からの像光Lの入射する
露光部12、現像装置30、転写ローラ13、クリーニング装
置50等が設けられている。
【0013】本実施例のコピープロセスの基本動作は、
図示しない操作部よりコピー開始指令が図示しない制御
部に送出されると、制御部の制御により、感光体ドラム
10は矢示方向に回転を始める。感光体ドラム10の回転に
従いその周面は、後述する帯電装置20により一様に帯電
され通過する。感光体ドラム10上には、露光部12におい
て画像書き込み装置等からの例えばレーザビームの像光
Lによる画像の書き込みが行われ、画像に対応した静電
潜像が形成される。
【0014】現像装置30内には帯電装置20に用いられる
磁性粒子より高抵抗の1012Ω・cm好ましくは1014Ω・cm
以上の磁性粒子とトナーとからなる二成分現像剤又は一
成分の磁性トナーがあって撹拌スクリュー33A,33Bに
よって撹拌されたのち、磁石体スリーブ32の外側にあっ
て回転する現像スリーブ31外周に付着して現像剤の磁気
ブラシを形成し、現像スリーブ31には帯電装置20に印加
する振動電界の交流電圧と共通の交流バイアス電圧が印
加されて、感光体ドラム10に対向した現像領域において
非接触又は、接触の反転現像が行われトナー像が形成さ
れる。
【0015】本実施例の画像形成装置では、帯電及び現
像用のバイアス電源60について共通の定電圧VACの交流
電源64に個別の定電圧の直流電源を重畳して印加するも
ので、帯電用には定電圧の直流電源24を重畳し、現像用
には定電圧の直流電源34を重畳している。これらの直流
電源24,34はそれぞれの所定の電圧Vc,VDとの0Vと
の間でON/OFF切換が可能となっている。共通の交
流電源64は定電圧電源とすることによって、帯電用及び
現像用の直流電源24,34がON/OFFの作動に伴う変
動を防止している。
【0016】給紙カセット40からは、記録紙Pが一枚ず
つ第1給紙ローラ41によって繰り出される。この繰り出
された記録紙Pは、感光体ドラム10上の前記トナー像と
同期して作動する第2給紙ローラ42によって感光体ドラ
ム10上に送出される。そして転写ローラ13の作用によ
り、感光体ドラム10上のトナー像が記録紙P上に転写さ
れ、感光体ドラム10上から分離される。トナー像を転写
された記録紙Pは搬送手段80を経て定着装置81へ送ら
れ、熱定着ローラ及び圧着ローラによって挟持され、溶
融定着されたのち装置外へ排出される。記録紙Pに転写
されずに残ったトナーを有して回転する感光体ドラム10
の表面は、ブレード51等を備えたクリーニング装置50に
より掻き落とされ清掃されて次回の画像記録に待機す
る。
【0017】図2は図1の静電記録装置等において用い
られる本発明の帯電装置20の一実施例を示す断面図であ
る。図において、21は磁性粒子で、導電性を有するよう
コーティングした球形フェライト粒子を用いた。その他
に磁性粒子と樹脂を主成分としてこれを熱錬成後に粉砕
して得られる導電性の磁性樹脂粒子を用いることもでき
る。良好な帯電を行うために、外形は真球で粒径50μ
m、比抵抗105Ω・cmに調整されていて、トナーとの摩擦
帯電量はトナー濃度1%の条件で−5μC/gである。好
ましい磁性粒子の抵抗は103〜108Ω・cmである。
【0018】22は例えばアルミニウムなどの非磁性かつ
導電性の金属で形成された磁性粒子21の搬送担体である
円筒、23は円筒22の内部に配置された柱状のマグネット
で、このマグネット23は図に示すように周縁に円筒表面
で700ガウスとなる様にS極及びN極を配置して着磁さ
れていて、円筒22は固定されたマグネット23に対し回動
可能になっている。また、マグネット23は等極配置磁極
として回転してもよい。円筒22は感光体ドラム10との対
向位置で感光体ドラム10の移動方向と反対方向でも差支
えないが、同方向に0.2〜2.0倍の周速度で回転させられ
る。
【0019】感光体ドラム10は、導電基材10bとその表
面を覆う感光体層10aとからなり、導電基材10bは接地
されている。
【0020】60は前記円筒22と導電基材10bとの間にバ
イアス電圧を付与するには現像装置30と共通の交流電源
54と帯電用の直流電源24が重畳したバイアス電源で、円
筒22はこのバイアス電源60を介して接地されている。
【0021】前記バイアス電源の直流成分VCは帯電す
べき電圧と同じ値に設定された直流成分で、交流バイア
ス電圧を重畳して供給する電源で、円筒22と感光体ドラ
ム10との間の間隙の大きさ、感光体ドラム10に帯電する
帯電電圧等によって異なるが、間隙は0.1〜5mmの間に
保持され、帯電すべき電圧とほぼ同じVC(−500〜−10
00V)の直流成分に、ピーク間電圧(Vp-p)としてV
AC(200〜3500V)周波数0.3〜10KHzの交流成分を重畳
した交流バイアス電圧を保護抵抗を介して供給すること
により、好ましい帯電条件を得ることができた。交流バ
イアス電圧を印加することにより振動電界を形成しムラ
のない帯電を得ることができる。
【0022】なおバイアス電源60は、直流成分は定電圧
制御を、交流成分は定電圧制御を行い、図示しない制御
部によって直流成分、交流成分それぞれ独立してON,OFF
できるようになっている。又、このON,OFF動作は
瞬時ではなく連続的に印加電圧を変化させていくことが
好ましい。具体的には1〜500msec程度の時間をもたせ
ることが磁性粒子の像形成体への付着を防止するために
好ましい。
【0023】25は前記磁性粒子21の貯蔵部を形成するケ
ーシングで,このケーシング25内に前記円筒22とマグネ
ット23が配置されており、またケーシング25の出口には
規制板26が設けてあって、円筒22に付着して搬出される
磁性粒子21層の厚さを規制するようになっている。規制
板26と円筒22との間隙は磁性粒子21の搬送量即ち現像領
域における円筒22上の磁性粒子の存在量が10〜200mg/cm
2となるよう調整される。なお、この存在量は、磁気ブ
ラシの接触領域の平均値である。感光体ドラム10と円筒
22との間隙は厚さを規制された磁性粒子21層で接続され
る。撹拌板27は磁性粒子21の偏りを修正する板状部材を
軸の回りに有する回転体である。
【0024】次に前述した帯電装置20の動作について説
明する。
【0025】感光体ドラム10を予め矢示方向に回転させ
ておき、次に同時あるいは少し遅れて円筒22を矢示同方
向に感光体ドラム10の周速度の1.2〜2.0倍の周速度で回
転させると、円筒22に付着・搬送される磁性粒子21の層
はマグネット23の磁力線により円筒22上の感光体ドラム
10との対向位置で磁気的に連結して一種のブラシ状にな
り、いわゆる磁気ブラシが形成される。そして磁気ブラ
シは円筒22の回転方向に搬送されて感光体ドラム10の感
光体層10aに接触し摺擦する。磁気ブラシの摺擦動作
は、帯電バイアスの直流成分が印加される前が好まし
い。
【0026】さらに好ましくは、現像装置30と共通の交
流電源による交流成分が印加される前が好ましい。円筒
22に電圧が印加され、感光体ドラム10との間に電位差が
生じる時、磁性粒子が感光体ドラム10に付着しやすい。
【0027】この時、予め円筒22が回転し、磁気ブラシ
が摺擦することにより、付着が防止できる。電荷の移動
が容易となり、電位差が減少することにより、磁性粒子
の付着が減少すると考えられる。
【0028】帯電開始時には、円筒22と感光体ドラム10
との間には図3に示すように、先ず前記交流成分が印加
され、交流成分のピーク間電圧が所定の値VACに達した
のち、直ちに又は適当な時間d(c1)経過したのちに
直流成分を0Vから所定の電位VCまで上昇させる。こ
のように直流成分の印加のタイミングをずらすことによ
り磁性粒子の帯電開始時の感光体ドラム10への移動付着
を防止できた。図3に示したON動作に伴う立上り時間
c1は1〜500msecであることが好ましい。
【0029】さらに、磁性粒子の付着を防ぐためには、
帯電前に除電ランプ14により、予め像形成体電位を略O
Vに除電しておくことが好ましい。
【0030】以上のようにして、交流バイアス電圧を円
筒22と感光体ドラム10の間に印加することにより導電性
の磁性粒子21を経て感光体層10a上に電荷が注入されて
帯電が行われる。この場合特にバイアス電圧を直流成分
に交流成分を重畳したバイアス電圧としているので、電
荷の移動や放電現象を伴った磁気ブラシからの電荷注入
の効率を向上させることになり、極めて安定した高速で
均一な帯電を行うことができる。
【0031】なお、以上の実施例において、円筒22に印
加する交流電圧成分の周波数と電圧を変化させた結果を
図4に示した。
【0032】図4において、縦線で陰を有した範囲が絶
縁破壊の生じ易い範囲、斜線で陰を付した範囲が帯電ム
ラを生じ易い範囲であり、陰を付してない範囲が安定し
て帯電の得られる好ましい範囲である。図から明らかな
ように、好ましい範囲は、交流電圧成分の変化によって
多少変化する。なお、交流電圧成分の波形は、正弦波に
限らず、矩形波や三角波であってもよい。また図4にお
いて、散点状の陰を施した300Hz以下の低周波領域は、
周波数が低いために帯電ムラが生ずるようになる範囲で
ある。
【0033】次に帯電を停止する際は、図3に示すよう
に先ず直流成分を略0Vまで降下させたのち適当な時間
d(c2)経過したのち交流成分を低下させる。このよ
うにして磁気ブラシと感光体ドラム10との電位差をなく
してから交流成分を低下させたので帯電バイアス停止時
に生じる磁性粒子の感光体ドラム10への移動付着を防止
することができた。図3により示したOFF動作に伴う立
下り時間tC2は1〜500msecであることが好ましい。
【0034】さらに、磁性粒子の付着を防ぐためには帯
電バイアス停止後においても除電ランプ14により予め像
形成体電位を略0Vに除電しておくことが好ましい。こ
うすることにより像形成体である感光性と円筒22との間
に電位差の生じるのを防止し、磁性粒子の像形成体の付
着を防止できる。
【0035】以上の帯電バイアス停止後、磁気ブラシの
摺擦動作を停止する。この停止は感光体ドラム10の停止
前あるいは同時に行う。
【0036】なおこの実施例で除電ランプ14を用いず、
像形成体電位をバイアス電圧の交流成分印加に続いて直
流成分を印加することによる帯電とあるいは直流成分の
停止に続いて交流成分の停止によって行うこともでき
る。
【0037】また、円筒22の退避やマグネット23の磁極
のNS方向を感光体ドラム10の対向部の接線と平行とな
るよう回動させると、磁気ブラシの穂が水平磁界により
感光体ドラム10との対向部の接線方向と平行となり、磁
気ブラシの先端は感光体ドラム10より離されるので像形
成体と非接触とすることができる。このことにより感光
体の放置時の変質や変化を防止できる。
【0038】このような磁気ブラシの穂を感光体から離
す動作は直流及び交流バイアス印加を停止した後に行う
ことが望ましい。感光体と円筒22との間に電位差が生じ
ると磁性粒子が感光体へ移動してしまう現象を防止する
ことができる。
【0039】また、円筒22の回転の開始/停止に際して
の前記バイアス電圧のON,OFFは開始の場合は遅く行い、
停止の場合は早く行うようにするのが好ましい。感光体
ドラム10の回転の開始/停止については特に限定されな
いが、感光体ドラム10の回転開始は帯電装置の円筒22の
回転の開始より早く始まり、停止時は遅く停止するのが
帯電時間を短くすることから好ましい。画像形成装置が
紙詰まりなどを起こして運転を開始/停止する場合も上
記と同様に行うのが好ましい。
【0040】また、以上説明した帯電装置20は、その出
力するバイアス電圧の直流成分を残留付着したトナーの
帯電の極性と同じくすることによって感光体ドラム10上
の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置とし
て兼用することもできる。さらにバイアス電源24の直流
成分の電圧を変更可能にして感光体の温湿度や繰返しに
よる電位変動を一定にすべく制御する装置として使用す
ることもできる。
【0041】また本発明は磁性粒子搬送担体として円筒
内に磁石を内包した構成としたが、円筒を省略し、直接
磁石ロールに磁性粒子を付着させて磁気ブラシを形成す
る構成とすることもできる。
【0042】次に現像装置30について説明する。
【0043】60は前記現像スリーブ31にバイアス電圧を
付与するバイアス電源で、現像スリーブ31はこのバイア
ス電源60を介して接地されている。
【0044】前記バイアス電源60は帯電電圧と少し低値
に設定された直流成分VDに帯電装置20と共通の交流成
分VACを重畳した交流バイアス電圧を供給する電源で、
現像スリーブ31と感光体ドラム10との間の間隙Ddの大
きさ、感光体ドラム10を現像する現像条件等によって異
なるが、間隙Ddが0.1〜5mmに保持されるとき、帯電す
べき電圧より50〜200V低い−500V〜−1,000Vの直流
成分に、ピーク値間電圧(VP-P)200〜3,500V、周波
数0.3〜10KHzの交流成分を重畳した交流バイアス電圧
を保護抵抗Rを介して供給することにより、好ましい現
像条件を得ることができた。なおバイアス電源60は、直
流成分は定電圧制御を、交流成分も定電圧制御を行って
いる。
【0045】現像剤はフェライトをコアとしてその周り
に絶縁性樹脂をコーティングしたキャリアと、ポリエス
テルを主材料として色に応じた顔料、荷電制御剤、シリ
カ、酸化チタン等を加えたトナーTとからなるもので、
非接触現像においては、現像剤は層形成棒によって現像
スリーブ31上に300〜800μmの層厚に規制されて現像域
へと搬送される。
【0046】現像域における現像スリーブ31と感光体ド
ラム10との間隙Ddは層厚(現像剤)よりも大きい0.4〜
1.0mmとして、現像スリーブ31と感光体ドラム10との間
には前記帯電装置20と共通の交流成分VACと直流のバイ
アス電圧VDが重畳して印加され、VDと感光体の帯電電
位VH及びトナーTの帯電は同極性(負)のであるた
め、VACによってキャリアから離脱するきっかけを与え
られたトナーTはVDより電位の絶縁値の高いVHの部分
には付着せず、像露光がなされたVDより電位の絶対値
の低いVL部分にその電位差に応じたトナー量が付着し
顕像化(反転現像)が行われる。
【0047】現像開始時には現像スリーブ31と感光体ド
ラム10との間には図3に示すように、先ず前記交流成分
が印加され、交流成分のピーク間電圧が所定の値VAC
達したのち、適当な時間d(D1)経過したのちに直流
成分を0Vから所定の電位VDまで上昇させる。このよ
うに直流成分の印加のタイミングをずらすことにより磁
性粒子の現像開始時の感光体ドラム10への移動付着を防
止できた。ここでON動作に伴う立上り時間tc1は1〜
500msecであることが好ましい。また現像を停止する際
は、先ず直流成分を略0Vまで降下させたのち直ちに又
は適当な時間d(D2)経過したのち交流成分を低下さ
せる。このようにして磁気ブラシと感光体ドラム10との
電位差をなくしてから交流成分を低下させたので現像バ
イアス停止時に生じる磁性粒子の感光体ドラム10への移
動付着を防止することができた。磁性粒子の抵抗を帯電
器としてはも103〜108Ω・cm、現像剤の磁性粒子として
は1012Ω・cm、好ましくは1014Ω・cm以上とすることに
より、共通の交流電圧条件を用いることができた。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、感光体ドラムを磁気ブ
ラシを通して直接電荷を注入して帯電するので、バイア
ス電圧を低くすることができ、オゾンの発生を防止でき
る。また、直流成分と交流成分とを重畳した帯電用電源
と現像用電源の共通化がなされた結果コンパクトで低コ
ストの画像形成装置が提供されることとなる。更にまた
前記のバイアス電圧の印加を開始する工程が交流成分の
印加に引き続き直流成分の印加を行ない、また前記バイ
アス電圧の印加を停止する工程が直流成分の印加の停止
に引き続き交流成分の印加の停止を行うことによって磁
性粒子の感光体ドラムへの移動が防止されることとなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静電記録装置の構成の概要を示す断面
図である。
【図2】本発明の帯電装置の一実施例を示す断面図であ
る。
【図3】本発明のバイアス電圧印加開始及び停止のタイ
ムチャートである。
【図4】交流電圧成分の周波数を変化させたときの帯電
特性図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 20 帯電装置 21 磁性粒子(帯電装置) 22 搬送担体(帯電ローラ,円筒) 23 マグネット 24 直流バイアス電源(帯電用) 30 現像装置 31 現像スリーブ 32 磁石体スリーブ 33 撹拌スクリュー 34 直流バイアス電源(現像用) 60 バイアス電源 64 交流バイアス電源
フロントページの続き (72)発明者 森田 静雄 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株 式会社内 (72)発明者 野守 弘之 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株 式会社内 審査官 一宮 誠 (56)参考文献 特開 平4−373254(JP,A) 特開 平4−348367(JP,A) 特開 昭63−314568(JP,A) 特開 平2−259667(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 - 15/095 G03G 15/06 101 G03G 15/02 G03G 9/08 G03G 15/00 303

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性粒子を搬送担体上に供給して磁気ブ
    ラシを形成させ、該搬送担体上の磁気ブラシを振動電界
    下におき、像形成体を帯電する画像形成装置において、
    現像において振動電界下で現像する磁気ブラシ現像を行
    うとともに、前記の帯電及び現像に共通の交流電圧を用
    い、帯電用磁性粒子の抵抗より現像用磁性粒子の抵抗が
    高いことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 磁性粒子を搬送担体上に供給して磁気ブ
    ラシを形成させ、該搬送担体上の磁気ブラシを振動電界
    下におき、像形成体を帯電する画像形成装置において、
    現像において振動電界下で現像する磁気ブラシ現像を行
    うとともに、前記の帯電及び現像に共通の交流電圧を用
    い、交流成分を印加した後に直流成分を印加することを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 磁性粒子を搬送担体上に供給して磁気ブ
    ラシを形成させ、該搬送担体上の磁気ブラシを振動電界
    下におき、像形成体を帯電する画像形成装置において、
    現像において振動電界下で現像する磁気ブラシ現像を行
    うとともに、前記の帯電及び現像に共通の交流電圧を用
    い、直流電圧成分を停止した後に交流電圧を停止するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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