JP3189085B2 - カードコネクタ - Google Patents

カードコネクタ

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JP3189085B2
JP3189085B2 JP04103995A JP4103995A JP3189085B2 JP 3189085 B2 JP3189085 B2 JP 3189085B2 JP 04103995 A JP04103995 A JP 04103995A JP 4103995 A JP4103995 A JP 4103995A JP 3189085 B2 JP3189085 B2 JP 3189085B2
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カードコネクタ、特に
エジェクト機構のレバーの揺動によってカードが排出さ
れる形式のカードコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】ICカード等の各種の情報処理用カード
を使用対象とする従来のカードコネクタにおいては、カ
ードを排出するためのエジェクト機構の動作がレバーの
揺動を介して行われるようになっているものが多く、そ
のような動作を行うエジェクト機構の構成として、カー
ド挿入時にばね体にエネルギーを蓄えさせ、そのばね体
のエネルギーを利用してレバーを揺動させることにより
カードを排出させるようにしたものがある。
【0003】この種のカードコネクタにおいては、カー
ドが完全に挿入されたときにエジェクト機構のレバーを
待機位置に停止させておくためにそのレバーがロックさ
れるようになっており、また、そのロック状態の解除
が、可動杆が動作位置に移動することにより行われるよ
うになっている。そして、可動杆を動作位置に移動させ
る手段として、手の指によるプッシュ動作が一般的に行
われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】他方、上記可動杆を動
作位置に移動させる手段として、通電状態と非通電状態
との切換えに伴う温度変化により伸長モードと収縮モー
ドとが切り換わる形状記憶ワイヤを用いることが試みら
れた。このような形状記憶ワイヤを用いる場合、形状記
憶ワイヤは一端部が可動杆に、他端部がエジェクト機構
を装備するボディ側に固定されていることが必要であ
り、そのように構成されていることによって、形状記憶
ワイヤの収縮に伴う可動杆の動作位置への移動によりエ
ジェクト機構のロックが解除されるという作用が発揮さ
れる。
【0005】可動杆を形状記憶ワイヤの伸縮によって動
作させようとする場合、形状記憶ワイヤへの通電をどの
ようにして行うかが問題となる。この点に関しては、形
状記憶ワイヤの一端部を可動杆に設けた端子に固定し、
リード線の端部を加締め結合した端子を止め付けること
により、そのリード線と形状記憶ワイヤの一端部とを形
状記憶ワイヤ側の端子とリード線側の端子とを介して電
気的に接続するという方法が考えられた。同様のこと
が、形状記憶ワイヤの他端部とそれに通電するためのリ
ード線との電気的接続にも考えられた。
【0006】しかしながら、形状記憶ワイヤの一端部又
は他端部を固定した端子とリード線側の端子とを介して
形状記憶ワイヤとリード線とを電気的に接続するという
方法を採用すると、1つの接続箇所に2つの端子を用い
ることになるので、部品点数が増える上、端子の加締め
に要する加工工数も多くなり、材料コストや製作コスト
が高騰するという問題があった。また、端子同士の接触
不良を考慮しなければならないので、それだけ通電信頼
性が低下するという問題があった。
【0007】本発明は以上の問題に鑑みてなされたもの
であり、可動杆を動作位置に移動させる手段として、通
電状態と非通電状態との切換えに伴う温度変化により伸
長モードと収縮モードとが切り換わる形状記憶ワイヤを
用いることを基本とし、形状記憶ワイヤとそれに通電す
るためのリード線との接続を単一の端子で行し得るよう
にして材料コストや製作コストを抑えることのできるカ
ードコネクタを提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、カードコネクタを配線基
板に実装するときに、上記リード線を配線基板の半田付
け用回路パターンに半田付けするときの熱影響が形状記
憶ワイヤに及ばないようなカードコネクタを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のカードコネクタ
は、所定箇所を支点として揺動可能なレバーが、所定経
路を挿入されてきたカードの端面で押されることによっ
て前進位置から待機位置まで揺動されてロックされ、そ
のロック状態が解除されるのに伴って上記レバーがばね
体の力で待機位置から前進位置まで揺動してカードを上
記経路を通して押し出すエジェクト機構を備え、このエ
ジェクト機構におけるロック状態の解除が、可動杆の復
帰位置から動作位置への移動によって行われるカードコ
ネクタにおいて、通電状態と非通電状態との切換えに伴
う温度変化により伸長モードと収縮モードとが切り換わ
る形状記憶ワイヤの一端部とその形状記憶ワイヤの一端
部に通電するためのリード線の端部とが、止め部と接続
部とを一体に具備する単一の端子の上記接続部に加締め
結合され、その端子の上記止め部が上記可動杆に固着さ
れていると共に、上記形状記憶ワイヤの他端部が、上記
エジェクト機構を装備するボディ側に固定され、上記可
動杆の復帰位置と動作位置との間での移動が上記形状記
憶ワイヤの伸縮に追従して行われるようになっている、
というものである。
【0010】このようなカードコネクタにおいては、形
状記憶ワイヤの他端部とその形状記憶ワイヤの他端部に
通電するためのリード線の端部とが、止め部と接続部と
を一体に具備する別の単一の端子の上記接続部に加締め
結合され、その端子の上記止め部がボディに固定されて
いることが望ましく、また、形状記憶ワイヤの他端部に
通電するためのリード線が所定の長さに亘って引き廻さ
れ、そのリード線の引き廻された終端部が、ボディに装
備された半田付け用端子に接続されていることが望まし
い。
【0011】
【作用】上記構成であると、形状記憶ワイヤの一端部と
リード線の端部とを加締め結合した単一の端子を可動杆
に固着してあるので、形状記憶ワイヤの一端部側での端
子の必要数が上述した場合よりも減少し、それに伴って
端子の加締めに要する加工工数も減少する。また、単一
の端子に形状記憶ワイヤの一端部とリード線の端部とが
加締め結合されているので、形状記憶ワイヤの一端部と
リード線の端部とが確実に接触して高い通電信頼性が得
られる。
【0012】そして、形状記憶ワイヤの他端部とその形
状記憶ワイヤの他端部に通電するためのリード線の端部
とが、止め部と接続部とを一体に具備する別の単一の端
子の上記接続部に加締め結合され、その端子の上記止め
部がボディに固定されているという構成を採用したもの
では、形状記憶ワイヤの他端部側での端子の必要数や端
子の加締めに要する加工工数も減少し、同時に、形状記
憶ワイヤの一端部及び他端部とそれらに対するリード線
とが確実に接触して高い通電信頼性が得られる。
【0013】また、形状記憶ワイヤの他端部に通電する
ためのリード線が所定の長さに亘って引き廻され、その
リード線の引き廻された終端部が、ボディに装備された
半田付け用端子に接続されているものでは、その半田付
け用端子と形状記憶ワイワイヤの他端部との間に長いリ
ード線が介在された構成になっているので、半田付け用
端子を半田付けしたときの熱影響が形状記憶ワイヤに及
ばなくなる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例によるカードコネクタの全体
的な基本構成を図1及び図2に示してある。図1はカー
ドコネクタを上面側から見た概略斜視図、図2はカード
コネクタを下面側から見た概略斜視図である。また、図
3は後述する上側のカードコネクタユニットU1の概略
平面図を、図27に配線基板に搭載したカードコネクタ
の縦断側面図をそれぞれ示してある。
【0015】図27に明確に示されているように、この
カードコネクタは、略同一構成のカードコネクタユニッ
トU1,U2を回転対称になるように上下で重ね合わせ
て一体に結合したものであり、それぞれのカードコネク
タユニットU1,U2に対して別々にカードCを挿抜す
ることができるようになっている。これらの2つのカー
ドコネクタユニットU1,U2は略同一構成になってい
るため、以下の説明では、一方のカードコネクタユニッ
トU1について主に説明する。
【0016】図1、図2及び図27に示したように、上
側のカードコネクタユニットU1おいて、ボディ1には
上下2列に亘って所定ピッチで並設された多数のピンコ
ンタクト2…でなるピンコンタクト群3が備わってい
る。ピンコンタクト群3を形成している個々のピンコン
タクト2には、図27のようにボディ1を貫通してその
後方に延び出た端子部9が延出されており、この端子部
9が直角に折り曲げられてボディ1の下方に突出してい
る。また、ボディ1には、その前方へ延び出た左右一対
のアーム部4,5が一体に備わっており、これらのアー
ム部4,5のそれぞれの内面側に溝部7,8が形成され
ていて、カードCはその左右の両側縁部がこの溝部7,
8に案内されることによって、一対のアーム部4,5と
の間のカード挿抜経路を通して挿入又は排出されるよう
になっている。
【0017】図20は上下の各カードコネクタユニット
U1,U2におけるそれぞれのアーム部4,5に各別に
配備されるグランド用フレーム11,12とバックアッ
プ材13とグランド用端子15とを裏面側から見た分解
斜視図、図21は図20の矢視XXIによってグランド
用フレーム12の要部を示す側面図、図22はラバー体
14とグランド用フレーム11とバックアップ材13と
が組み付けられたアーム部4の横断平面図、図23はラ
バー体14の拡大斜視図、図24はグランド用端子15
を配線基板16の差込孔17に差し込んだ状態を示す部
分断面図、図25は上下の各カードコネクタユニットU
1,U2におけるそれぞれのアーム部5,5に組み付け
られたグランド用フレーム11,12及びグランド用端
子15を示す縦断正面図、図26は配線基板16の差込
孔17の形状を示す平面図である。
【0018】図23のようにラバー体14は偏平な座部
19に一体に膨出状に形成されている。このラバー体1
4には例えば耐磨耗性に富みしかも大きな摩擦抵抗を発
揮するという特性を持つシリコンゴムを好適に用い得
る。そして、このラバー体14の座部19が図22のよ
うにアーム部4に形成された蟻溝形の係合溝18に嵌着
されてラバー体14が上記カード挿抜経路に少し突出さ
れている。図1及び図2のようにこのラバー体14はア
ーム部4の長手方向(前後方向)の略中央部に配備され
ている。他のアーム部5についても対称位置にラバー体
14が同様の状態で配備されている(図1、図2及び図
27参照)。
【0019】図20の上側に示したグランド用フレーム
11は、前後方向の2箇所に裏面側に切起し形成された
隆起部21を備える平板部22の前後に取付片部23,
24を具備していると共に、その平板部22に中間部に
垂下部25とこの垂下部25から前方へ延び出た弾性片
部26とを有しており、この弾性片部26の先端に湾曲
状の接片部27が具備されている。図22及び図25の
ように、このグランド用フレーム11は、その取付片部
23,24と共に垂下部25を、上側のカードコネクタ
ユニットU1における左右のアーム部4,5のそれぞれ
にスリット状に形成されているフレーム保持溝28,2
9に圧入ないし挿入することによってアーム部4,5に
対称に取り付けられる。この取付状態では、取付片部2
4について図25に示したように、係止爪31がフレー
ム保持溝29に係止して抜け防止される。また、この実
施例においては、左右一対のグランド用フレーム11,
11の平板部22,22同士がそれらと一体の連結板部
32によって連結されている。そのため、ボディ1の左
右のアーム部4,5は、自由端となっている前端同士が
連結板部32により連結されて容易に変形しないように
なっている。
【0020】図20の下側に示したグランド用フレーム
12においても、上記した上側のグランド用フレーム1
1と略同様の構成になっているけれども、連結板部32
に相当する部分を持たない点、平板部36が上側のもの
よりも長くなっている点、平板部36の前後に長い取付
片部34,41を有する点、平板部36の中間部に突起
状の接点部42(図25参照)と係合爪51とを備えた
取付片部43を有する点において上側のグランド用フレ
ーム11とは異なっている。その他の構成は上側のグラ
ンド用フレーム11と同様であり、35は隆起部、37
は上記垂下部25に対応する立上り部、38は立上り部
37から前方へ延び出た弾性片部、39は湾曲状の接片
部27である。図27で類推できるように、このグラン
ド用フレーム12は、その取付片部34,41と共に立
上り部37を、下側のカードコネクタユニットU2にお
けるアーム部5(他のアーム部は図示されていない)に
スリット状に形成されているフレーム保持溝44(図2
5参照)に圧入ないし挿入することによってアーム部5
に取り付けられる。この取付状態では、長く形成されて
いる取付片部34,41が上側のカードコネクタユニッ
トU1におけるアーム部5のフレーム保持溝29にまで
圧入されており、かつ、一方の取付片部34は、そのフ
レーム保持溝29に圧入されている上側のグランド用フ
レーム11の取付片部23に重なり合って電気的に接続
されている。また、2つの取付片部34,41が上側の
カードコネクタユニットU1におけるアーム部5のフレ
ーム保持溝29にまで圧入されてそれらの係止爪45,
46がフレーム保持溝44,29に係止しており、これ
によって、上下のカードコネクタユニットU1,U2が
係止爪45,46によって連結されている。
【0021】そして、上下のカードコネクタユニットU
1,U2のアーム部4,5に上記のようにして組み付け
られたグランド用フレーム11,12においては、図2
2にそのうちの一つについて例示したように、円柱状の
バックアップ材13が接片部27とアーム部4との間に
挟み込まれている。バックアップ材13にはシリコンゴ
ムのように弾力性と耐久性に優れる弾性体を好適に用い
ることができる。このようにしておくと、カード挿抜経
路に対する内外方向で弾性変形される弾性片部26の弾
性劣化が生じたとしても、弾性片部26の自然状態(カ
ード未挿入状態)での復帰位置が確実に一定位置に定ま
る。従って、弾性片部26に高価な材料を用いる必要が
無くなる。グランド用フレーム12についても同様の構
成でバックアップ材13による弾性片部38のバックア
ップがなされている。
【0022】図20に示したグランド用端子15は、係
止孔47を有する接続片部48を一体に備えており、そ
の接続片部48が、図25のようにアーム部5に具備さ
れたフレーム保持溝44に付設された端子保持溝49に
圧入されていて、その接続片部48に設けられた爪5
4,54が端子保持溝49の溝壁面に係着して抜け止め
している。また、取付片部43に切起し形成された係合
爪51が上記接続片部48の係合孔47に係止して接続
片部48を抜止めしている。そして、そのように端子保
持溝49に圧入された上記接続片部48が、フレーム保
持溝44に圧入されているグランド用フレーム12の上
記取付片部43の接点部42に重なり状態で圧接されて
おり、これにより、グランド用フレーム12とグランド
用端子15とが電気的に接続されている。
【0023】図20や図24で判るように、上記グラン
ド用端子15は、その接続片部48に、二股状の半田付
け用突片部52と、この半田付け用突片部52の両側で
突き出された一対の突出片部53,53とを一体に具備
している。ここで、半田付け用突片部52は、図26の
ように配線基板16に開設されたスリット状の差込孔1
7に差し込まれて図24に仮想線で示したように半田付
けMされる部分であり、また、突出片部53,53は、
半田付け用突片部52を上記差込孔17に差し込んだと
きに配線基板16の板面に当たって上記突片部52の差
込量を規制する役目を担っている。さらに、このグラン
ド用端子15は、端子保持溝49の溝壁面に対する爪の
係着位置を変更することにより接続片部48の端子保持
溝49に対する圧入量を変更できるようになっている。
従って、端子保持溝49に対する接続片部48の圧入量
を定めるだけで配線基板16に対するボディ1の高さ位
置、即ち実装高さを確実に定へることが可能である。
【0024】この実施例において、グランド用端子15
は、上記したグランド用フレーム11,12を形成して
いる金属板材の肉厚よりも厚肉の金属板材によって形成
されており、そのようにすることにより、グランド用フ
レーム11,12に薄肉材を用いてその弾性片部26,
38に十分なばね性を持たせてある一方、グランド用端
子15に十分な剛性を付与してその自立性を向上させて
ある。図4はエジェクト機構55の分解斜視図である。
図4及び図1〜図3に示したように、このエジェクト機
構55は、ボディ1における一方のアーム部4の根元部
分に一端部が加締めピン56により揺動可能に取り付け
られた金属板などの板状体でなる第1レバー57を有す
る。この第1レバー57は左右のアーム部4,5の相互
間に亘る長さを有しており、その自由端部に設けられた
ばね受け部58と一方のアーム部5の前端に設けられた
ばね受け部59との間に亘ってコイルばねでなるばね体
S1が配備され、このばね体S1によって第1レバー5
7が前進方向に常時付勢されている。また、第1レバー
体57における揺動支点(加締めピン56の位置)に近
い箇所に、カード排出初期段階でカードCを押し出すた
めの係合突起61が設けられている。この係合突起61
は、図3に現れているように湾曲形状になっている。さ
らに、第1レバー体57における中間部分に突片62が
設けられている。この突片62の作用については後述す
る。
【0025】第1レバー57の裏面側に金属板などの板
状体でなる第2レバー63が重ねられ、それらのレバー
57,63の中間部同士が加締めピン64によって相対
揺動自在に連結されている。この第2レバー63は、第
1レバー57よりもやゝ短くなっており、第1レバー5
7の揺動支点に近い側の基端部に設けられたばね受け部
65とボディ1の後端部に設けられたばね受け突起66
との間に亘ってコイルばねでなるばね体S2が配備さ
れ、このばね体S2によって第2レバー63の先端部が
前進方向に常時付勢されている。また、第2レバー体6
3における揺動支点(加締めピン64の位置)に近い箇
所に、第1レバー体57の上記突片62に対応する係合
部67が設けられ、さらに、第2レバー63の先端部に
は段付状に突出片68が形成されており、この突出片6
8と上記第1レバー57との間に所定の隙間69が形成
されるようになっている(図16、図17参照)。
【0026】図4のように、第1レバー57の自由端部
近傍箇所に、その裏面側に突出する係合部71が形成さ
れている。図16及び図17に示されているように、こ
の係合部71は、その裏面が前下りに傾斜した案内面7
2となされている。これに対し、第2レバー63には係
合孔73が形成されている。そして、第2レバー63の
先端部が第1レバー57の自由端部の後方からその自由
端部の裏面側に嵌まり込むように相対揺動されたとき
に、第2レバー63の先端部が上記案内面72と摺動し
た後、上記係合孔73に係合部71が嵌合するようにな
っており、両者が嵌合したときには、上記ばね体S1,
S2の付勢力によって上記係合部71と係合孔73の前
端辺74とが押合い状態で係合するようになっている。
図16に両者が係合している状態が示されている。
【0027】図12に上記係合孔73内に設けられた係
合突起75を拡大して示してある。この係合突起75
は、カードCがカード挿抜経路を挿入されてきたときに
そのカードの端面C1で押され、また、カード排出時に
はカードCの端面C1に当たってカードCを後方に押す
出す働きを持っている。この係合突起75は、第2レバ
ー63と一体でかつ根元部分が第2レバー63に対して
直角又は略直角に折り曲げられた板片部76に一体に具
備されている。この係合突起75は、カード挿抜経路に
配備されたカードCの厚み方向(図12に矢符tで示し
てある)に延びる軸線C2を備えかつカード押出し方向
(矢符Aと反対方向)に迫り出した湾曲形状、具体的に
は円弧形状に折曲形成されている。また、上記第2レバ
ー63に対する板片部76の根元部分の折曲り線77は
第2レバー63の待機位置と前進位置との間の揺動経路
(図6に矢符L1で、図11に矢符L2で示してある)
に沿っている。そして、この板片部76における第2レ
バー前進位置側の端縁78に、係合突起75の湾曲方向
一端縁部が滑らかに連設されている。
【0028】上記エジェクト機構55には、上記係合部
71と係合孔73の前端辺74との係合状態を解除する
ための係合解除機構81が付設されている。
【0029】図15は係合解除機構81の斜視図、図1
6及び図17は係合解除機構81の作用説明図である。
係合解除機構81は、スライドガイド82と、このスラ
イドガイド82に案内されて前後に出退される可動杆
(係合解除部材)83と、コイルばねでなるばね体84
とを備えており、スライドガイド82と可動杆83とは
共に金属板を加工することにより製作されている。上記
スライドガイド82は、面板部85と、この面板部85
の外側に折返し形成されたばね性を備える押え板部86
と、面板部85に設けられた取付部87とを有してお
り、図2のように取付部87をアーム部5に具備された
取付溝88に差し込むことによってそのアーム部5の外
面側に保持されている。なお、図15において、89は
抜止め用の係止爪である。他方、可動杆83は、後端部
が傾斜縁91となされ、前端部にねじ孔92を備える取
付片部93が外向き折返し状に形成されていると共に、
中間部に幅広部94が具備され、その幅広部94にばね
受け部95が切起し形成されている。この可動杆83
は、上記幅広部94が、上記アーム部5の外面側に形成
された前後方向に延びる溝部(不図示)によって前後方
向スライド自在に保持され、かつ後端部分が上記スライ
ドガイド82の面板部85と押え板部86との間にスラ
イド自在に挾み込まれている。そして、図2や図3で判
るように、ばね体84が、可動杆83のばね受け部95
と上記アーム部5に具備されたばね受け部96との間に
介在されており、このばね体84によって可動杆83が
常時後方に付勢されている。また、可動杆83の尖った
後端部97は、図16及び図17で判るように、第1レ
バー57と第2レバー63の突出片68との間の隙間6
9に臨まされている。
【0030】図18は上記係合解除機構81の係合解除
部材、即ち可動杆83を動作させるための構成を下から
見た平面図、図19は同構成の説明図である。
【0031】図19において、201は形状記憶ワイヤ
(メモリワイヤ)であり、この形状記憶ワイヤ201
は、通電状態と非通電状態との切換えに伴う温度変化に
より収縮モードと伸長モードとが切り換わり、収縮モー
ドでは予め記憶している長さにまでその長さを短くし、
伸長モードでは予め記憶している長さにまでその長さを
長くするという性質を有している。202は第1端子で
あり、この第1端子202は輪状の止め部203と加締
め方式の接続部204とを一体に有している。そして、
その接続部204には、形状記憶ワイヤ201の一端部
と、その形状記憶ワイヤ201に通電するためのリード
線205の端部とが加締め結合されている。206は第
2端子であり、この第2端子206は輪状の止め部20
7と加締め方式の接続部208とを一体に有している。
そして、その接続部208には、形状記憶ワイヤ201
の他端部と、その形状記憶ワイヤ201に通電するため
のリード線209の端部とが加締め結合されている。な
お、上記した2本のリード線205,209の残りの端
部にはそれぞれ端子型コネクタ211,212がそれぞ
れ加締め結合されている。
【0032】図18に示すように、形状記憶ワイヤ20
1の一端部とリード線205の端部とを加締め結合して
いる第1端子202は、その止め部203を通して上記
可動杆83の取付片部93のねじ孔92にねじ込んだ金
属製の締付けねじ215によりその可動杆83に連結さ
れている。また、形状記憶ワイヤ201の他端部とリー
ド線209の端部とを加締め結合している第2端子20
6は、その止め部207を通して上記ボディ1のねじ孔
(不図示)にねじ込んだ金属製の締付けねじ216によ
りそのボディ1に連結されている。また、2本のリード
線205,209の残りの端部には加締め結合された端
子型コネクタ211,212は、ボディ1の後端面に下
向きに装備された半田付け用端子217,218に差込
み接続されている。そして、2本のリード線205,2
09がアーム部5ないしボディ1の所定箇所に具備され
た小突起221…によって位置決めされて整然と引き回
されている。
【0033】図18及び図19で説明した構成である
と、形状記憶ワイヤ201の一端部は第1端子202を
介して可動杆83に連結され、その他端部は第2端子2
06を介してボディ1に連結される。また、形状記憶ワ
イヤ201の一端部にリード線205の端部を接続する
ための端子として上記第1端子202が兼用され、しか
も形状記憶ワイヤ201の一端部とリード線205の端
部とが確実に接触して高い通電信頼性が得られる。第2
端子206による形状記憶ワイヤ201の他端部とリー
ド線209の端部との接続部分についても同様のことが
いえる。しかも、形状記憶ワイヤ201の他端部が、半
田付けに供される半田付け用端子218に直接には接続
されておらず、その半田付け用端子218と形状記憶ワ
イヤ201の他端部との間にリード線209が介在され
ているので、半田付け用端子218を半田付けしたとき
の熱影響が形状記憶ワイヤ201に及ばないという利点
がある。
【0034】図5〜図7にカードCを挿入するときのエ
ジェクト機構55の動作を、図8〜図11に係合解除機
構81を動作させてエジェクト機構55によりカードC
を排出するときの動作を示してある。また、図13及び
図14にカードCの挿入時又はカードCの排出時におけ
る係合突起75の作用を説明的に示してある。
【0035】このカードコネクタにおいて、第1レバー
57の自由端部がばね体S1により、また、第2レバー
63の先端部がばね体S2によりそれぞれ前進方向に常
時付勢されているので、カード未挿入状態では、第1レ
バー57と第2レバー63とが重なり合い、第2レバー
63の係合孔73に第1レバー57の係合部71が嵌合
している。
【0036】この状態からカードCがカード挿抜経路を
通して挿入していくと、図5のようにカードCの係合突
起75に当り、その後、係合突起75を介して第2レバ
ー63を押すので、これにより第2レバー63の先端部
がばね体S2の力に抗して後退し、その係合孔73の前
端辺74が係合部71に係合する。その後、引き続いて
第2レバー63の先端部の後退動作が、係合孔73の前
端辺74と係合部71との係合箇所を介して第1レバー
57の自由端部に伝わり、この第1レバー57の自由端
部が第2レバー63の先端部と一体となって後退する。
この動作の途中段階では、図6のように第2レバー63
の突出片68が、係合解除機構81の面板部85を同図
矢符Xのように外側へ押し出しながらその面板部85と
摺動し合う。そして、カードCが適正のセット位置まで
挿入されてそのカードCの端面C1の多数の小孔(不図
示)にピンコンタクト群3の個々のピンコンタクト2が
各別に適正状態に差し込まれた時点で、第2レバー63
の突出片68が、係合解除機構81の面板部85を乗り
越えて、図7や図16のようにその突出片68の前端縁
が面板部85の端面に係合する。これにより、第2レバ
ー体63がその位置にロックされるので、係合孔73の
前端辺74と係合部71との係合がそのまま保たれてい
る関係から、第1レバー体57が第2レバー体63と同
じ位置に保持される。この位置が第1レバー体57及び
第2レバー63の待機位置である。
【0037】この状態からのカード排出は、係合解除機
構81の可動杆83の復帰位置から動作位置への移動に
よって行われる。ここで、可動杆83の復帰位置は、図
16に示した位置、即ち可動杆83がばね体84の力で
前方に引っ張られて形状記憶ワイヤ201の張力と釣り
合って停止している位置である。また、可動杆83の動
作位置は、図17に示した位置、即ち可動杆83がばね
体84の力に抗して後退され、その可動杆83の後端9
7の傾斜縁91が第2レバー63の突出片68を押し下
げて係合孔73の前端辺74と係合部71との係合を解
除した位置である。
【0038】このような可動杆83の復帰位置から動作
位置への移動は、可動杆83の前端部にプッシュ動作を
加えることによっても可能であるが、ここでは、上記形
状記憶ワイヤ201への通電によって行う場合を説明す
る。即ち、図18や図19に示した端子217,218
に電圧を印加することにより、リード線205,209
を通して形状記憶ワイヤ201に通電すると、形状記憶
ワイヤ201が発熱して収縮モードに切り換わって収縮
を開始し、可動杆83の前端部を後方へ引っ張ってその
可動杆83を動作位置に向けて後退させる。このように
して可動杆83が動作位置に達すると(図8)、図17
のようにその可動杆83の後端97の傾斜縁91が第2
レバー63の突出片68を押し下げて係合孔73の前端
辺74と係合部71との係合を解除するので、図9のよ
うに第1レバー57の自由端部がばね体S1の力で前進
位置まで瞬間的に揺動する。なお、形状記憶ワイヤ20
1への通電は、係合孔73の前端辺74と係合部71と
の係合が解除された時点で停止されればよく、非通電状
態では形状記憶ワイヤ201が伸長モードになって元の
長さに復帰する。
【0039】上記のような第1レバー57の揺動によ
り、図9のように加締めピン64の位置が矢符Yのよう
に揺動するので、第2レバー体63が図中左方に少し移
動する。そのため、同図に示した加締めピン64と突出
片68の外端との間の左右方向での間隔がN1−N2に
相当するだけ短くなった時点で、第2レバー体63の突
出片68が面板部85の端面から図10のように外れ、
その直後、ばね体S2の力によって第2レバー体63の
先端部が図11に矢符L2で示した揺動経路を通って揺
動して第1レバー体57の裏面側に重なり合い、係合孔
73と係合部71とが嵌合した初期の状態に戻る。
【0040】図8〜図11で説明したカード排出動作に
おいて、図9のように第1レバー57の自由端部がばね
体S1の力で前進位置に向かって瞬間的に揺動したとき
には、係合突起61がカードCの端面C1を少し押し出
す。この場合、係合突起61と第1レバー57の揺動支
点との間の距離が短いので、カードCに多数のピンコン
タクト2が差し込まれて大きな引抜き力が必要であると
しても、その引抜き力に見合った押出力が無理なくカー
ドCに加えられる。そして、係合突起61によりカード
Cの端面C1が押し出されてカードCが多数のピンコン
タクト2が引き抜かれた後、図10のように第2レバー
63の係合突起75がカードCを押し出す。
【0041】このときには、カードCの排出に上記の引
抜き力が不要であるので、カードCがボディ1のアーム
部4,5の間から外へ飛び出してしまうという事態が懸
念されるけれども、このカードコネクタにおいては、カ
ード排出時に、図22で判るように、アーム部4,5に
設けられているラバー体14がカードCの側面C3に弾
接してそのカードCの排出方向への勢いを減殺するの
で、大きな弾発力を発揮するばね体S1,S2を用いて
もカードCがカードコネクタから外へ飛び出すという事
態が起こらない。このようなカードCの飛び出し防止作
用は、バックアップ材13で支持されたグランド用フレ
ーム11の接片部27がカードCの側面C3に接触して
一定の摩擦抵抗を生じていることによっていっそう確実
に発揮されるようになる。
【0042】また、カードCの横幅寸法にばらつきがあ
っても、グランド用フレーム11の接片部27がバック
アップ材13で常時弾性的に支持されていることによ
り、その接片部27がカードCの側面に確実にかつ安定
して接触する。
【0043】他方、カードCの挿入時及び排出時の双方
において、湾曲形状の係合突起75がカードCの端面C
1と押し合いながら擦れ合うので、係合突起75でカー
ドCの端面C1が傷付けられたり、係合突起75がカー
ドCの端面C1に引っ掛かったすることはない。図13
及び図14にはカード挿入時における係合突起75とカ
ードCの端面C1との押し合い状態を示している。ま
た、板片部76の根元部分の折曲り線77が第2レバー
63の待機位置と前進位置との間の揺動経路L1,L2
に沿うようになされたいるので、カードCの端面C1と
係合突起75とが押し合ってもその力によって板片部7
6が曲り変形することがない。
【0044】以上では、上側のカードコネクタユニット
U1について主に説明したけれども、下側のカードコネ
クタユニットU2についても略同様である。従って、こ
れらのカードコネクタユニットU1,U2において同一
又は相当する部分には同一符号を付してある。
【0045】
【発明の効果】本発明によると、形状記憶ワイヤの一端
部をリード線の端部に接続するための端子と形状記憶ワ
イヤの一端部を可動杆に固定するための端子とを単一の
端子で共用したので、形状記憶ワイヤの一端部側での端
子の必要数が冒頭記載の場合の半分になり、それに伴っ
て端子の加締めに要する加工工数も半分になるので、材
料コストや製作コストが安く付くという効果がある。ま
た、単一の端子に形状記憶ワイヤの一端部とリード線の
端部とを加締め結合したので、形状記憶ワイヤとリード
線との間の通電信頼性が向上するという効果もある。
【0046】そして、形状記憶ワイヤの他端部とその形
状記憶ワイヤの他端部に通電するためのリード線の端部
とが、止め部と接続部とを一体に具備する別の単一の端
子の上記接続部に加締め結合され、その端子の上記止め
部がボディに固定されているという構成を採用したもの
では、形状記憶ワイヤの他端部側での端子の必要数や端
子の加締めに要する加工工数が減少し、同時に、形状記
憶ワイヤの一端部及び他端部とそれらに対するリード線
との通電信頼性が向上するという効果がある。
【0047】また、形状記憶ワイヤの他端部に通電する
ためのリード線が所定の長さに亘って引き廻され、その
リード線の引き廻された終端部が、ボディに装備された
半田付け用端子に接続されているものでは、半田付け用
端子を半田付けしたときの熱影響が形状記憶ワイヤに及
ばなくなるので、形状記憶ワイヤが半田付け時の熱影響
を受けて不慮に伸縮し、そのような形状記憶ワイヤの伸
縮に伴う不測の事態が起こるというおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるカードコネクタを上面側
から見た概略斜視図である。
【図2】同カードコネクタを下面側から見た概略斜視図
である。
【図3】カードコネクタユニットの概略平面図である。
【図4】エジェクト機構の分解斜視図である。
【図5】カード挿入時の初期段階でのエジェクト機構の
動作を示す説明図である。
【図6】カード挿入時の中間段階でのエジェクト機構の
動作を示す説明図である。
【図7】カード挿入によりエジェクト機構がロックされ
た状態の説明図である。
【図8】カード排出時における係合解除機構の動作開始
時の状態を示す説明図である。
【図9】カード排出時にエジェクト機構のロック状態が
解除される直前の状態を示す説明図である。
【図10】カード排出時のエジェクト機構のロック状態
が解除された状態を示す説明図である。
【図11】カード排出時のエジェクト機構の最終段階の
動作を示す説明図である。
【図12】係合突起等を示す部分拡大斜視図である。
【図13】カード挿入時における係合突起とカードの端
面との押し合い状態を示す説明図である。
【図14】カード挿入時における係合突起とカードの端
面との押し合い状態を示す説明図である。
【図15】係合解除機構の斜視図である。
【図16】係合解除機構の作用説明図である。
【図17】係合解除機構の作用説明図である。
【図18】係合解除機構の可動杆を動作させるための構
成を下から見た平面図である。
【図19】係合解除機構の可動杆を動作させるための構
成の説明図である。
【図20】カードコネクタユニットのアーム部に配備さ
れるグランド用フレームやグランド用端子等を裏面側か
ら見た分解斜視図である。
【図21】図20の矢視XXIによってグランド用フレ
ームの要部を示した側面図である。
【図22】ラバー体とグランド用フレームとバックアッ
プ材とが組み付けられたアーム部の横断平面図である。
【図23】ラバー体の拡大斜視図である。
【図24】グランド用端子を配線基板の差込孔に差し込
んだ状態を示す部分断面図である。
【図25】カードコンタクトユニットのアーム部に組み
付けられたグランド用フレーム及びグランド用端子を示
す縦断正面図である。
【図26】配線基板の差込孔の形状を示す平面図であ
る。
【図27】配線基板に搭載したカードコネクタの縦断側
面図である。
【符号の説明】
C カード C1 カードの端面 S2 ばね体 1 ボディ 55 エジェクト機構 63 第2レバー(レバー) 83 可動杆 201 形状記憶ワイヤ 202,206 端子 203,207 止め部 204,208 接続部 205 209 リード線 217,218 半田付け用端子

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定箇所を支点として揺動可能なレバー
    が、所定経路を挿入されてきたカードの端面で押される
    ことによって前進位置から待機位置まで揺動されてロッ
    クされ、そのロック状態が解除されるのに伴って上記レ
    バーがばね体の力で待機位置から前進位置まで揺動して
    カードを上記経路を通して押し出すエジェクト機構を備
    え、このエジェクト機構におけるロック状態の解除が、
    可動杆の復帰位置から動作位置への移動によって行われ
    るカードコネクタにおいて、 通電状態と非通電状態との切換えに伴う温度変化により
    伸長モードと収縮モードとが切り換わる形状記憶ワイヤ
    の一端部とその形状記憶ワイヤの一端部に通電するため
    のリード線の端部とが、止め部と接続部とを一体に具備
    する単一の端子の上記接続部に加締め結合され、その端
    子の上記止め部が上記可動杆に固着されていると共に、
    上記形状記憶ワイヤの他端部が、上記エジェクト機構を
    装備するボディ側に固定され、上記可動杆の復帰位置と
    動作位置との間での移動が上記形状記憶ワイヤの伸縮に
    追従して行われるようになっていることを特徴とするカ
    ードコネクタ。
  2. 【請求項2】 形状記憶ワイヤの他端部とその形状記憶
    ワイヤの他端部に通電するためのリード線の端部とが、
    止め部と接続部とを一体に具備する別の単一の端子の上
    記接続部に加締め結合され、その端子の上記止め部がボ
    ディに固定されている請求項1記載のカードコネクタ。
  3. 【請求項3】 形状記憶ワイヤの他端部に通電するため
    のリード線が所定の長さに亘って引き廻され、そのリー
    ド線の引き廻された終端部が、ボディに装備された半田
    付け用端子に接続されている請求項2記載のカードコネ
    クタ。
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