JP3187783U - 爆薬装填セット - Google Patents

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Abstract

【課題】静電気に起因する爆発事故を確実に防止して発破作業における安全性を確保できるようにした爆薬装填セットを提供する。
【解決手段】発破孔の孔底に親ダイを装填し押込みポールの押込みによって親ダイの周囲に流動性爆薬を装填するのに用いる爆薬装填セットにおいて、パイプ本体11が合成樹脂材料を用いて硬質の筒状に製作され、その表面に表面抵抗率が1×1010Ω以下の導電層が形成されるか、又はパイプ本体に導電性繊維、導電性粉末、金属繊維、金属粉粒又は金属線が混入、分散又は内蔵されて体積抵抗率が1×10Ω・cm以下の導電性が付与された装填パイプ10と、木製の棒を用いて製作された押込みポール21と、破袋可能な導電性の合成樹脂製袋内に粘土を充填して構成された込物30と、を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は爆薬装填セットに関し、特に静電気に起因する爆発事故を確実に防止して発破作業における安全性を確保できるようにした爆薬装填セットに関する。
発破作業を行う場合、発破孔の孔底に、爆薬を紙やプラスチックフィルムなどで包装したカートリッジ爆薬を親ダイとして装填し、カートリッジ爆薬の周囲に硝安油剤爆薬(ANFO)、バルクエマルション爆薬、スラリー爆薬などの流動性爆薬を装填し、流動性爆薬の背後を込物で填塞した後、親ダイを起爆させて流動性爆薬を爆発させることが行われる(特許文献1)。
流動性爆薬を用いた発破作業においては、親ダイを装填パイプで孔底まで押し込んだ後、押込みポールを用いて装填パイプから流動性爆薬を装填するか、あるいは装填パイプの先端排出口に親ダイをセットしておき、装填パイプを孔底まで差し込んだ後、押込みポールを用いて装填パイプ先端から流動性爆薬を排出させながら、流動性爆薬の排出力で親ダイを押し出した後、込物で流動性爆薬の背後を填塞することが行われている。
通常、装填パイプは耐磨耗性などの機械的特性により、ポリカーボネートなどの合成樹脂材料を用いて製造されることが多い(特許文献2、特許文献3)。
特開2003−146789号公報 特開2008−64408号公報 特開2006−57888号公報
ところで、押込みポールを装填パイプに差し込んで流動性爆薬を装填し込物で填塞している際に、装填パイプには押込みポールが何度も強く押し込まれることによって、装填パイプ内面に激しく擦れるばかりでなく、爆薬や込物が押し込まれる際に装填パイプ内面に擦れ、静電気が発生して帯電するおそれがある。
発破作業の多くは湿度の高い現場で行われることが多く、又装填作業時に装填パイプ内面に潤滑水を供給することから、静電気帯電の心配はないとされているが、実際には乾燥した現場での発破作業もあり、又潤滑水の供給不足が起こることもあり、装填パイプなどに静電気が帯電すると、静電気に起因する爆発事故が懸念される。
本考案はかかる状況において、静電気に起因する爆発事故を確実に防止して発破作業における安全性を確保できるようにした爆薬装填セットを提供することを課題とする。
そこで、本考案に係る爆薬装填セットは、発破孔の孔底に親ダイ及び流動性爆薬を装填し、装填した流動性爆薬の背後を込物で填塞するのに用いる爆薬装填セットにおいて、パイプ本体が合成樹脂材料を用いて外径30mm〜40mm、厚さ1.0mm〜2.0mm、長さ1.5m〜3mの範囲内の寸法の硬質の筒状に製作され、該パイプ本体の表面に表面抵抗率が1×1010Ω以下の導電層が形成されるか、又は上記パイプ本体に導電性繊維、導電性粉末、金属繊維、金属粉粒又は金属線が混入、分散又は内蔵されて体積抵抗率が1×109Ω・cm以下の導電性が付与されることによって、発破孔内に差し込まれ押込みポールの押込みによって親ダイ又は流動性爆薬を装填しあるいは流動性爆薬の背後を込物で填塞する際における静電気の帯電が抑制された装填パイプと、木製の棒を用いて製作され、装填パイプに押し込まれて親ダイ又は流動性爆薬を装填しあるいは流動性爆薬の背後を込物で填塞する際における静電気の帯電が少ない押込みポールと、破袋可能な導電性の合成樹脂製袋内に粘土を充填して構成され、装填パイプに挿入されて押込みポールの押込みによって流動性爆薬の背後を填塞する際における静電気の帯電が抑制された込物と、を備えたことを特徴とする。
本考案の特徴の1つはパイプ本体内面に導電層を形成するか、パイプ本体に導電性繊維、粉末又は金属製の繊維、粉末又は線を混入・分散することによって、導電性を付与した装填パイプ、木製の押込みポール、及び袋に導電性を付与した込物から爆薬装填セットを構成するようにした点にある。
これにより、装填パイプの内面に押込みポール、爆薬あるいは込物が激しく擦れても、乾燥した現場において、あるいは潤滑水の供給不足などに起因して、静電気が発生して帯電することはほとんどなく、静電気に起因する爆発事故を確実に防止して発破作業における安全性を確保することができる。
パイプ本体の合成樹脂材料は特に限定されず、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネイト、ポリ塩化ビニルなどを採用することができる。
パイプ本体表面の導電層は例えば導電性ポリエチレン層や金属メッキ層を形成することによって構成できる。
導電性の繊維、粉末、線にはカーボン繊維、カーボン粉末、金属繊維、金属粉末、金属線などを採用することができる。例えば、カーボン繊維、カーボン粉末、金属繊維、金属粉末を合成樹脂材料の原料に混合して溶融し押し出し成形することによってパイプ本体に分散させることができる。また、金属線はパイプ本体内壁に延設させるようにしてもよく、又金属線でパイプ本体の骨格に構成するようにしてもよい。
込物の袋はポリ塩化ビニルなどの軟質合成樹脂材料の袋の表面に導電性ポリエチレンの層を形成したものでもよく、又導電性ポリエチレンで袋を製造するようにしてもよい。
本考案に係る爆薬装填セットの第1の実施形態を示す概略斜視図である。 上記実施形態における装填パイプを示す断面構成図である。 上記実施形態における爆薬装填作業の例を示す図である。 第2の実施形態における装填パイプを示す図である。 第3の実施形態における装填パイプを示す図である。
以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図3は本考案に係る爆薬装填セットの好ましい実施形態を示す。図において、爆薬装填セットは装填パイプ10、ホッパー20、押込みポール21及び込物30から構成される。装填パイプ10ではパイプ本体11が合成樹脂材料、例えばポリエチレンを用い、押出し成形等によって外径30mm〜40mm、厚さ1.0mm〜2.0mm、長さ1.5m〜3mの範囲内の寸法の硬質の円筒状に製作され、パイプ本体11の表面には溶融した導電性ポリエチレンへの浸漬あるいは金属メッキによって表面抵抗率1×1010Ω以下の導電層12が形成されている。また、込物30は導電性ポリエチレン製の袋内に粘土を充填して構成されている。
例えば、岩盤に発破孔を穿孔し、この発破孔の孔底に、装填パイプ10を用いて親ダイを押し込む。次に、装填パイプ10のホッパー20から流動性爆薬を挿入し、潤滑水を供給しながら押込みポール21で流動性爆薬を押し込んで親ダイの周囲に装填し、装填パイプ10に込物30をセットして押込みポール21で押し込み、流動性爆薬の背後を填塞した後、親ダイ内蔵の雷管を起爆させることによって、流動性爆薬を爆発させることができる。
その際、装填パイプ10の表面には導電層12が形成され、押込みポール21には静電気の帯電し難い木製棒が用いられ、込物30に袋には導電性が付与されているので、作業現場が乾燥し、又は潤滑水の供給量が少ない状況において、装填パイプ10の内面に押込みポール20、流動性爆薬あるいは込物30が激しく擦れても、静電気が発生して帯電することはなく、静電気に起因する爆発事故を確実に防止して発破作業における安全性を確保できる。
図4は第2の実施形態を示し、図において図1ないし図3と同一符号は同一又は相当部分を示す。本例では導電性の金属線でパイプ本体11の骨格13が構成されており、これによって装填パイプ10には体積抵抗率1×109Ω・cm以下の導電性が付与されている。
図5は第3の実施形態を示し、図において図1ないし図4と同一符号は同一又は相当部分を示す。本例では装填パイプ10のパイプ本体11には導電性粉末、例えば炭素粉14及び導電性繊維、例えば炭素繊維15が混入されて分散されており、これによって装填パイプ10には体積抵抗率1×109Ω・cm以下の導電性が付与されている。なお、導電性が付与できれば、導電性粉末又は導電性繊維のいずれか一方でもよく、又金属繊維、金属粉粒であってもよい。
10 装填パイプ
11 パイプ本体
12 導電層
13 骨組
14 炭素粉
15 炭素繊維
21 押込みポール
30 込物

Claims (2)

  1. 発破孔の孔底に親ダイ及び流動性爆薬を装填し、装填した流動性爆薬の背後を込物で填塞するのに用いる爆薬装填セットにおいて、
    パイプ本体(11)が合成樹脂材料を用いて外径30mm〜40mm、厚さ1.0mm〜2.0mm、長さ1.5m〜3mの範囲内の寸法の硬質の筒状に製作され、該パイプ本体(11)の表面に表面抵抗率が1×1010Ω以下の導電層(12)が形成されるか、又は上記パイプ本体(11)に導電性繊維(15)、導電性粉末(14)、金属繊維、金属粉粒又は金属線(13)が混入、分散又は内蔵されて体積抵抗率が1×109Ω・cm以下の導電性が付与されることによって、発破孔内に差し込まれ押込みポールの押込みによって親ダイ又は流動性爆薬を装填しあるいは流動性爆薬の背後を込物で填塞する際における静電気の帯電が抑制された装填パイプ(10)と、
    木製の棒を用いて製作され、装填パイプ(10)に押し込まれて親ダイ又は流動性爆薬を装填しあるいは流動性爆薬の背後を込物(30)で填塞する際における静電気の帯電が少ない押込みポール(21)と、
    破袋可能な導電性の合成樹脂製袋内に粘土を充填して構成され、装填パイプ(10)に挿入されて押込みポール(21)の押込みによって流動性爆薬の背後を填塞する際における静電気の帯電が抑制された込物(30)と、
    を備えたことを特徴とする爆薬装填セット。
  2. 発破孔の孔底に親ダイ及び流動性爆薬を装填し、装填した流動性爆薬の背後を込物で填塞するのに用いる爆薬装填セットにおいて、
    パイプ本体(11)が合成樹脂材料を用いて外径30mm〜40mm、厚さ1.0mm〜2.0mm、長さ1.5m〜3mの範囲内の寸法の硬質の筒状に製作され、該パイプ本体(11)の表面に表面抵抗率が1×1010Ω以下の導電層(12)が形成されるか、又は上記パイプ本体(11)に導電性繊維(15)、導電性粉末(14)、金属繊維、金属粉粒又は金属線(13)が混入、分散又は内蔵されて体積抵抗率が1×109Ω・cm以下の導電性が付与されることによって、発破孔内に差し込まれ押込みポールの押込みによって親ダイ又は流動性爆薬を装填しあるいは流動性爆薬の背後を込物で填塞する際における静電気の帯電が抑制された装填パイプ(10)を備えたことを特徴とする爆薬装填セット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015145753A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 株式会社アンカー 爆薬装填バッグ
CN111780636A (zh) * 2019-04-04 2020-10-16 西南科技大学 一种用于露天矿山高温爆破的装置与方法

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