JP3187748U - 点滴用翼状針廃棄ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】在宅において発生した使用済の点滴用の翼状針を確実に廃棄収容でき、そのまま医療機関に手渡すことで、焼却処分できる使い捨て型の点滴用翼状針廃棄ケースを提供する。
【解決手段】人体に穿刺された使用済の点滴用翼状針を廃棄収容するための携帯可能な使い捨て型の点滴用翼状針廃棄ケースである。翼状針の廃棄収容空間を有するケース本体Bと、当該ケース本体Bの開口2を覆う外蓋Lと、ケース本体Bの開口2に嵌着される内蓋Lとから成り、内蓋Lの開口周縁部は、中央部に向けて低くなった開口覆い板部34で覆われて、当該内蓋Lの中央部に、短チューブが連結された翼状針を投入する翼状針投入口31が形成された構成とする。
【選択図】図2

Description

本考案は、在宅において発生した使用済の点滴用の翼状針を廃棄収容するための携帯可能な使い捨て型の点滴用翼状針廃棄ケースに関するものである。
人工透析等のために点滴により薬剤(薬液)を体内に注入している患者には、在宅において点滴を行っている者が多数いる。点滴用の注射針には、ほぼ直角に曲げられた金属針の基端部に、当該金属針を人体に対して保持させるための一対の翼片を備えた翼状針が使用され、この翼状針は、一回の使用により廃棄処分される。なお、廃棄処分される翼状針には、所定長の短チューブが一体に接続されている。
在宅にて使用された翼状針は、在宅医療廃棄物であって、感染予防のために、その処分は、国或いは個々の自治体によって定められたガイドラインによることが義務付けられている。このため、使用済の翼状針は、患者自身が所定のケースに収容して、掛り付けの病院等の医療機関に持参することで集められ、当該医療機関が上記ガイドラインに沿った焼却処分を行っている。ここで、患者は、持参したケース内に翼状針、一般の注射針、注射液アンプル等を一緒に収容して、医療機関において、当該ケース内の翼状針等を取り出した後に、患者は、当該ケースを持ち帰って、再使用しているのが実情であって、ケース内からの翼状針等の取り出しは、接触による感染の恐れもあって、毛嫌いされている。
点滴用の翼状針には、特許文献1に示されるように、人体(静脈)からの金属針の抜取り時に、当該金属針の先端部が、保護部に収容されて、使用済みの金属針の先端部が露出しない構造のものもあるが、金属針の先端部が露出されたままの翼状針も存在する。
金属針の先端部が露出されたままの後者の翼状針の廃棄に際して、当該翼状針には、所定長の短チューブが一体に接続されているために、ケースに廃棄投入する際に、廃棄途中の翼状針の金属針及び短チューブが、廃棄済の翼状針の短チューブに絡み付いたりすると共に、当該短チューブの部分まで血液が入り込んでいる場合もあって、廃棄時において、金属針及び短チューブに残存している血液或いは薬液が飛散することもあった。
しかし、一般の注射針については、特許文献2,3に開示されるような廃棄ケースが開発されているが、点滴用の翼状針に関しては、一対の翼片及び短チューブを一体に備えていて、廃棄時における取り扱いが厄介なこともあって、専用の使い捨て型の廃棄ケースは出現していない。
特開2012−16629号公報 特開2007−125341号公報 特開2007−29747号公報
本考案の課題は、在宅において発生した使用済の点滴用の翼状針を確実に廃棄収容でき、しかもそのまま医療機関に手渡すことで、焼却処分できる使い捨て型の点滴用翼状針廃棄ケースの提供である。
上記課題を解決するための請求項1の考案は、人体に穿刺された使用済の点滴用翼状針を廃棄収容するための携帯可能な使い捨て型の点滴用翼状針廃棄ケースであって、
前記翼状針の廃棄収容空間を有するケース本体と、当該ケース本体の開口を覆う外蓋と、前記ケース本体の開口に嵌着される内蓋とから成り、
前記内蓋の開口周縁部は、中央部に向けて低くなった開口覆い板部で覆われて、当該内蓋の中央部に、短チューブが連結された前記翼状針を投入する翼状針投入口が形成されていることを特徴としている。
請求項1の考案においては、在宅において、使用済の翼状針を廃棄するには、廃棄ケースの外蓋を開いて、内蓋の翼状針投入口を開口させて、当該翼状針投入口に対して短チューブが連結された翼状針を投入すると、当該翼状針は、翼状針投入口の下方のケース本体の廃棄収容空間にそのまま廃棄収容される。翼状針には、短チューブが連結されており、翼状針の投入時において、当該翼状針又は短チューブが内蓋の周縁部に引っ掛かるような状態になった場合には、内蓋の開口周縁部を覆う開口覆い板部に案内されて滑落されるため、翼状針及び短チューブは、内蓋の周縁部に引っ掛かることなくスムーズに投入される。翼状針及びこれに接続された短チューブをケース本体の廃棄収容空間に廃棄収容した後には、ケース本体に対して外蓋を被せておくことで、収容された翼状針の飛び出しがなくなる。
患者は、医療機関に出向く際に、多数の使用済の翼状針が収容された廃棄ケースを持参して、当該医療機関に手渡し、医療機関は、多数の翼状針が収容された廃棄ケースをそのまま焼却処分する。
請求項2の考案は、請求項1の考案において、前記開口覆い板部における前記翼状針投入口に臨む部分には、投入される翼状針をガイドするための略短筒状の投入ガイド部が下方に向けて形成されていることを特徴としている。
請求項2の考案によれば、翼状針投入口を通して廃棄収容空間に投入される翼状針が、開口覆い板部における翼状針投入口に臨む内周縁に引っ掛かることなく、略短筒状の投入ガイド部に案内されて、直下の廃棄収容空間に確実に投入される。また、略短筒状の投入ガイド部の存在により、ケース本体が横転しても、収容された翼状針は、容易には飛び出ない。
請求項3の考案は、請求項1又は2の考案において、前記ケース本体は、平面視で長方形状であって、前記内蓋には、一般の注射針、注射液アンプル等を投入する一般注射針類投入部が併設され、前記ケース本体の廃棄収容空間は、仕切板により、翼状針と一般注射針類との各廃棄収容空間に分離されていることを特徴としている。
請求項3の考案によれば、同一の廃棄ケースに対して短チューブが接続された翼状針と、一般の注射針、注射液アンプル等とを分別して廃棄収容できる。
請求項4の考案は、請求項3の考案において、前記一般注射針類投入部の投入口は、放射方向に切割が形成された複数の弾性片で閉塞され、一般注射針類の投入時において、前記各弾性片が弾性変形して投入口が形成される構成であることを特徴としている。
請求項4の考案によれば、内蓋に設けられた一般注射針類投入部の投入口は、放射方向に切割が形成された複数の弾性片で閉塞されていて、一般注射針類の投入時において、前記各弾性片が弾性変形して投入口が形成される構成であるため、廃棄ケースを転倒等させても、廃棄収容空間に収容された一般注射針類が投入口から出てしまうことがないと共に、非投入時には、投入口は閉塞されて内部の廃棄された一般注射針類を視認できなくて、見栄えが悪くならない。
請求項5の考案は、請求項3又は4の考案において、前記一般注射針類投入部の投入口には、一般注射針の基端の鍔部を引っ掛けて注射筒から抜き取るための注射針抜取り溝が放射方向に形成されていることを特徴としている。
請求項5の考案によれば、一般注射針に接触することなく、注射筒から当該一般注射針を取り外すことができる。
本考案に係る翼状針廃棄ケースは、前記翼状針の廃棄収容空間を有するケース本体と、当該ケース本体の開口を覆う外蓋と、前記ケース本体の開口に嵌着される内蓋とから成り、前記内蓋の開口周縁部は、中央部に向けて低くなった開口覆い板部で覆われて、当該内蓋の中央部に、短チューブが連結された前記翼状針を投入する翼状針投入口が形成されているため、翼状針投入口に向けて投入された翼状針及びこれに接続された短チューブは、必要に応じて開口覆い板部を滑落して、中央部の翼状針投入口から、直下の廃棄収容空間にスムーズに収容されて、在宅において、使用済の翼状針の廃棄収容に適している。
また、本考案に係る翼状針廃棄ケースは、携帯可能なサイズで、しかも使い捨て型であるために、患者は、医療機関に出向く際に、多数の使用済の翼状針が収容された廃棄ケースを持参して、当該医療機関に手渡し、多数の翼状針が収容された廃棄ケースは、当該医療機関においてそのまま焼却処分されるので、在宅において、一旦、廃棄ケースに廃棄収容された翼状針は、再度、取り出されることがないので、感染等の恐れもなくなる。
(a),(b)は、それぞれ本考案に係る翼状針廃棄ケースCの外蓋L1 を開いた状態、及び閉じた状態の斜視図である。 内蓋L2 を取り外した状態の翼状針廃棄ケースCの斜視図である。 外蓋L1 を開いた状態の翼状針廃棄ケースCの平面図である。 外蓋L1 を閉じた状態における図3のX−X線断面図である。 外蓋L1 を閉じた状態における図3のY1 −Y1 線断面図である。 外蓋L1 を閉じた状態における図3のY2 −Y2 線断面図である。 翼状針廃棄ケースCの使用状態を示す斜視図である。 (a),(b)は、それぞれ翼状針廃棄ケースCの第1及び第2の各廃棄収容空間V1 ,V2 に翼状針N11及び一般注射針類が投入途中の断面図である。 翼状針廃棄ケースCの一般注射針類投入部A2 において注射筒61から一般注射針N2 を抜き取っている状態の断面図である。 外蓋L1 を開いた状態でケース本体Bが横転されても、収容された翼状針N12が飛び出しにくいことを示す断面図である。 仕切板8が取外し可能な構造を有するケース本体Bの斜視図である。
以下、最適な実施例を挙げて、本考案を更に詳細に説明する。点滴用翼状針廃棄ケースCは、図1〜図6に示されるように、射出成形による樹脂成形品であって、長方形の平面形状を有する深い箱形をなしている。当該ケースCは、長方形の深い箱型をしたケース本体Bと、当該ケース本体Bの上端部の4辺のうち1辺の長辺部にヒンジ部1を介して連結されて当該ケース本体Bの開口2を閉塞する外蓋L1 と、当該ケース本体Bの開口2に臨んだ状態で嵌着される内蓋L2 とから成る。
ケース本体Bは、底板部3と、対向配置された一対の第1側板部4と、当該一対の第1側板部4の対向方向に対して90°異なる方向に沿って対向配置された別の一対の第2側板部5との、計5枚の各板部が一体となった構成であって、一対の第1側板部4及び別の一対の第2側板部5の対向間隔は、いずれも底板部3から開口2に向けて漸次僅かに広くなることで、僅かに外方に傾斜している。一対の第1側板部4は、平面視で長方形状の部分の長辺部を構成しており、一対の第2側板部5は、同じく短辺部を構成している。一対の第1側板部4の内側面には、内蓋L2 の支持と補強とを兼用した計4本の縦リブ6が、底面から高さ方向の途中まで対向して設けられ、一対の第2側板部5には、同様の計2本の縦リブ7が対向して設けられている。各縦リブ6,7の上端面には、ケース本体Bの開口2に嵌着される内蓋L2 の下端面が当接するため、ケース本体Bにおける各縦リブ6,7の高さの範囲は、翼状針N11或いは一般注射針類の第1及び第2の各廃棄収容空間V1 ,V2 となっていて、各廃棄収容空間V1 ,V2 は、仕切板8により仕切られている。
図5に詳細に図示されているように、ケース本体Bの第1及び第2の各側板部4,5の上端部は、外側にのみ段差で形成されることで、全周に亘って薄肉に形成されて、当該薄肉部の上半部の外側には、外蓋L1 を係止させる外蓋係止凸条11が前記ヒンジ部1を除く全周に亘って形成されることで、当該薄肉部の下半部には、外蓋係止凹条12が形成されている。なお、ケース本体Bの第1及び第2の各側板部4,5の上端部に、外蓋係止凸条11及び外蓋係止凹条12が形成されることで、外蓋L1 の対応部分には、それぞれ被係止凹条13及び被係止凸条14が形成されている。外蓋L1 におけるヒンジ部1と対向する長辺部の中央部には、ケース本体Bに対して外蓋L1 が係止された状態で、当該係止を解除させるための係止解除片15が設けられている。
内蓋L2 は、本考案に係る翼状針廃棄ケースCの主体となる部分であって、翼状針N11(N12)を投入して廃棄収容する翼状針投入部A1 と、一般の注射針、注射液アンプル等を投入して廃棄収容する一般注射針類投入部A2 とが、長手方向に沿って併設されている。
翼状針には、図7に示されるように、直角に折り曲げられた金属針21の基端部に一対の翼片22が一体に設けられていて、短チューブ23が接続されることで、当該金属針21が露出した翼状針N11と、人体(静脈)に穿刺する前後において、金属針21の先端部が保護部24に収容保護される翼状針N12とがある。なお、図7において、25は、短チューブ23を圧縮させて、当該短チューブ23を流れる薬液を止める薬液止具であり、26は、点滴装置の他のチューブに接続する接続具を示す。
内蓋L2 は、図2に示されるように、平面視で方形状をなしていて、翼状針投入部A1 の部分は、全体が方形枠状に形成され、一般注射針類投入部A2 の部分は、方形枠部に、緩やかな逆角錐状の天板部51が設けられた形状となっている。即ち、翼状針投入部A1 は、長方形枠の開口周縁部が開口覆い板部34で覆われて、当該開口覆い板部34の内周縁に、略短筒状の投入ガイド部35が下方に向けて一体に形成され、当該投入ガイド部35の中空空間部が翼状針投入口31となっている。投入ガイド部35は、翼状針N11,N12の投入ガイド機能を確実にするために、下端に向けて僅かに狭くなるようテーパー状に形成されている。開口覆い板部34は、翼状針投入口31から第1廃棄収容空間V1 に向けて、短チューブ23が接続された翼状針N11,N12を投入する際に、当該翼状針投入口31の周縁の当該開口覆い板部34に当たった場合に、翼状針投入口31に向けてスムーズに落下させて、翼状針N11,N12の投入を確実にさせる部分であって、当該翼状針投入口31に向けて低くなっている。
内蓋L2 の翼状針投入部A1 に併設された一般注射針類投入部A2 は、全体が方形枠状に形成された方形枠部に、緩やかな逆角錐状の天板部51が設けられ、最も低い中央の投入口52の部分は、他の部分よりも薄肉に形成されて、複数の切割53が放射方向に形成されることで複数の弾性片54が設けられ、各弾性片54を下方に弾性変形させることで、投入口52が形成され、非投入時には、当該投入口52は、複数の弾性片54で閉塞されている。また、特定の一つの切割53に接続して、一般の注射針N2 の基端の鍔部N2aを引っ掛けて注射筒から抜き取るための注射針抜取り溝55が放射方向に形成されている。なお、天板部51は、一般注射針類投入部A2 の上面開口を覆う開口覆い板部として機能している。
長方形枠状の内蓋L2 は、ケース本体Bの開口2に嵌着されて、内蓋L2 の下端面は、各縦リブ6,7の上端面に当接することで、ケース本体Bに支持される。ケース本体Bの開口2に内蓋L2 が嵌着された状態において、当該内蓋L2 の上端面は、ケース本体Bの開口面よりも僅かに下がっていて、ケース本体Bの第1及び第2の各側板部4,5と内蓋L2 との間には、所定の段差が形成されている。また、一般注射針類投入部A2 は、上面開口が天板部51で閉塞された方形枠状に形成されていて、当該方形枠の3辺部は、内蓋L2 を構成する外縦板部32で形成され、嵌着状態でケース本体Bの第2側板部5と平行に配置される残りの1辺部を構成する内縦板部33は、ケース本体Bの内部に設けられた仕切板8に当接する(図4参照)。
上記した翼状針廃棄ケースCの大きさは、〔縦寸法(K1 )×横寸法(K2 )×高さ寸法(K3 )〕=(155×80×125)mmであって(図1参照)、携帯可能なサイズであり、自宅で人工透析等を行うことで発生した使用済の翼状針N11,N12を廃棄収容して、掛り付けの医療機関に持参することで、そのままの状態で焼却処分される。
次に、図7〜図10を参照して、上記した翼状針廃棄ケースCの使用方法について説明する。いずれの翼状針N11,N12においても、ケース本体Bの翼状針投入口31に対して投入することで、当該翼状針N11,N12に接続された短チューブが連なった状態で、投入ガイド部35にガイドされて、ケース本体Bの第1廃棄収容空間V1 に落下して収容される。投入時において、翼状針N11,N12又は短チューブ23のいずれかの部分が開口覆い板部34に接触したとしても、当該開口覆い板部34は、中央部の翼状針投入口31に向けて低くなっていて、滑落し易い構造になっているので、当該開口覆い板部34に接触した翼状針N11,N12又は短チューブ23は、スムーズに滑落した後に、投入ガイド部35にガイドされて、直下の第1廃棄収容空間V1 に落下収容される。
一方、在宅においても、一般の注射器を使用して皮下注射することがあり、これに使用された一般注射針N2 、注射液の入ったアンプル62等を廃棄処分したい場合があり、この場合には、内蓋L2 の翼状針投入部A1 に併設された一般注射針類投入部A2 を用いて、一般注射針N2 等の廃棄処分を行う。
注射液のアンプル62を廃棄する場合には、図8(b)に示されるように、一般注射針類投入部A2 の投入口52の部分にアンプル62を押し付けて、各弾性片54を下方に弾性変形させて、投入口52を形成することで、当該アンプル62は、投入口52を通って第2廃棄収容空間V2 に収容される。
また、一般注射針N2 を廃棄する場合には、図9に示されるように、注射筒61に取付けられた一般注射針N2 を投入口52に挿入して、注射針抜取り溝55に接続する切割53の両側の弾性片54を下方に弾性変形させることで、当該一般注射針N2 の基端部の鍔部N2aを注射針抜取り溝55の下方に配置させ、この状態で、注射筒61を上方に引き上げると、当該注射筒61から一般注射針N2 が外されて、第2廃棄収容空間V2 に落下して収容される。
注射液のアンプル62、一般注射針N2 等の翼状針N11,N12以外の一般注射針類が第2廃棄収容空間V2 に収容されると、複数の弾性片54が原形状に復帰して投入口52を閉塞するため、廃棄ケースCが転倒しても、収容されている一般注射針類が投入口52を通って外部に出されることがないと共に、第2廃棄収容空間V2 に収容されている一般注射針類は、外部からは視認できない。
このように、翼状針廃棄ケースCは、翼状針投入部A1 と一般注射針類投入部A2 との2種類の異なる構造の投入部を備えていて、翼状針N11,N12と、一般注射針類とを分別して廃棄収容できるため、翼状針N11,N12と一般注射針N2 とが絡み付いたりして、後の翼状針N11,N12の廃棄投入に支障を来すことがなくなり、しかも外蓋L1 が開いた状態で廃棄ケースCが転倒しても、第2廃棄収容空間V2 に収容された一般注射針類が飛び出ないと共に、第1廃棄収容空間V1 に収容された翼状針N11,N12に関しても、図10に示されるように、第1廃棄収容空間V1 に向けて入り込んでいる略短筒状の投入ガイド部35に当たって飛び出ない利点がある。
また、上記実施例において、第1及び第2の各廃棄収容空間V1 ,V2 を仕切る仕切板8は、対向配置された一対の第1側板部4に固定された構成であるが、図11に示されるように、当該一対の第1側板部4の内側に、それぞれ一対のガイド部材81が固定されて、当該一対のガイド部材81の間にガイド溝82が形成され、対向する一対のガイド溝82に、必要に応じて仕切板8を挿入する構成、即ち、仕切板8が取外し可能な構成としてもよい。これにより、仕切板8の有無によって、第1及び第2の各廃棄収容空間V1 ,V2 が仕切られた構造と、第1及び第2の各廃棄収容空間V1 ,V2 が連続した一体空間となった構造とを選択できる。
また、上記実施例の廃棄ケースCは、翼状針投入部A1 に一般注射針類投入部A2 を併設した構造であるが、翼状針投入部A1 のみを有する構成にすることも可能である。
また、ケース本体の形状に関しても、実施例のように、平面視で方形状に限定されず、円形、楕円形、5角形以上の多角形であってもよい。
1 :翼状針投入部
2 :一般注射針類投入部
B:ケース本体
C:翼状針廃棄ケース
1 :外蓋
2 :内蓋
11,N12:翼状針
2 :一般注射針
1 :第1廃棄収容空間
2 :第2廃棄収容空間
21:金属針
23:短チューブ
31:翼状針投入口
34:開口覆い板部
35:投入ガイド部
51:天板部
52:投入口
53:切割
54:弾性片
55:注射針抜取り溝

Claims (5)

  1. 人体に穿刺された使用済の点滴用翼状針を廃棄収容するための携帯可能な使い捨て型の点滴用翼状針廃棄ケースであって、
    前記翼状針の廃棄収容空間を有するケース本体と、当該ケース本体の開口を覆う外蓋と、前記ケース本体の開口に嵌着される内蓋とから成り、
    前記内蓋の開口周縁部は、中央部に向けて低くなった開口覆い板部で覆われて、当該内蓋の中央部に、短チューブが連結された前記翼状針を投入する翼状針投入口が形成されていることを特徴とする点滴用翼状針廃棄ケース。
  2. 前記開口覆い板部における前記翼状針投入口に臨む部分には、投入される翼状針をガイドするための略短筒状の投入ガイド部が下方に向けて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の点滴用翼状針廃棄ケース。
  3. 前記ケース本体は、平面視で長方形状であって、前記内蓋には、一般の注射針、注射液アンプル等を投入する一般注射針類投入部が併設され、
    前記ケース本体の廃棄収容空間は、仕切板により、翼状針と一般注射針類との各廃棄収容空間に分離されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の点滴用翼状針廃棄ケース。
  4. 前記一般注射針類投入部の投入口は、放射方向に切割が形成された複数の弾性片で閉塞され、一般注射針類の投入時において、前記各弾性片が弾性変形して投入口が形成される構成であることを特徴とする請求項3に記載の点滴用翼状針廃棄ケース。
  5. 前記一般注射針類投入部の投入口には、一般注射針の基端の鍔部を引っ掛けて注射筒から抜き取るための注射針抜取り溝が放射方向に形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の点滴用翼状針廃棄ケース。
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