JP3187744U - フレア工具 - Google Patents

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善治 森
智司 古谷
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Abstract

【課題】フレア加工を正確に行うことができるフレア工具を提供する。
【解決手段】チューブの端部を保持する複数の保持穴を複数有するゲージバー8と、ゲージバー8の長手方向に沿ってゲージバー8に対してスライドするヨーク本体2と、ヨーク本体2に保持されチューブの端部に押圧してフレアを形成する円錐状のコーンと、を備えるフレア工具1であって、ゲージバー8が、底面に長手方向に沿って形成されるガイド溝と、ガイド溝にガイドされ長手方向にスライドするゲージバー8の外縁に沿った形状のチューブ端部規制具11であって、ゲージバー8の上面の位置にチューブの端部の先端の位置を合わせる規制面を有するチューブ位置規制部と、ガイド溝にかみ合う突出部と、突出部からゲージバーの底面に沿って保持穴側に延出する延出部と、チューブ位置規制部側と突出部側とをつなぐ側面部と、を有するチューブ端部規制具11と、を備えることを特徴とするフレア工具1。
【選択図】図1

Description

本考案は、チューブの接続端部にフレアを形成するフレア工具に関する。
従来、冷暖房配管工事等において、チューブの接続端部に接続金具を取り付けるためのフレアを形成する工具として、ゲージバーに保持されたチューブの端部内に逆円錐形のコーンを押し当てハンドルの回転によりチューブにフレア加工を施すフレア工具が一般的に用いられている。
当該フレア工具においてフレア加工を行う場合には、まず、ゲージバーを左右に開いて加工を行うチューブのサイズに合ったゲージバーの穴にチューブの端部を挿入し、ゲージバーの上面の位置にチューブの端部の位置を合せてゲージバーを閉じる。そして、フレア工具のヨーク本体をチューブが保持されている穴の上に移動させ、クランプハンドルを回転させてヨーク本体をゲージバーに固定する。そして、ハンドルを回転させることで、コーンが降下してコーンがチューブの端部内に押し当たり、端部を押し広げることでチューブの先端にフレアを形成することができる。
フレア工具は一般的に鋼鉄製で重く作業性が優れないために、チューブの端部の位置をゲージバーの上面の位置に合せる時や、合わせた後ゲージバーを閉じる時に、チューブの端部の位置がゲージバーの上面の位置からずれてしまう場合がある。チューブの端部がゲージバーの上面の位置からずれた状態でチューブがゲージバーに保持されているとチューブのフレア形状の仕上がりが不良となる場合や、チューブが破損する場合がある。そのため、再加工による時間と材料費の無駄が生じることになる。
本考案はこのようなフレア工具の課題を解決するものであり、フレア加工を確実に行うことができるフレア工具を提供することを目的とする。
本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、その考案の要旨とするところは以下のとおりである。
(1)チューブの端部を保持する複数の保持穴を複数有するゲージバーと、複数の前記保持穴が形成される前記ゲージバーの長手方向に沿って前記ゲージバーに対して相対的にスライドするヨーク本体と、前記ヨーク本体に保持されチューブの端部に押圧してフレアを形成する円錐状のコーンと、を備えるフレア工具であって、前記ゲージバーが、保持されるチューブのフレアが形成される側とは逆側の底面に前記長手方向に沿って形成されるガイド溝と、前記ガイド溝にガイドされ前記長手方向にスライドする前記ゲージバーの外縁に沿った形状のチューブ端部規制具であって、前記ゲージバーのフレアが形成される側の上面の位置にチューブの端部の先端の位置を合わせる規制面を有するチューブ位置規制部と、前記ガイド溝にかみ合う突出部と、前記突出部から前記ゲージバーの底面に沿って前記保持穴側に延出する延出部と、前記チューブ位置規制部側と前記突出部側とをつなぐ側面部と、を有するチューブ端部規制具と、を備えることを特徴とするフレア工具。
(2)上記(1)の構成において、前記ヨーク本体は、前記ガイド溝にかみ合う突出部を有し、前記ガイド溝にガイドされてスライドすることを特徴とする。
(3)上記(1)または(2)の構成において、前記チューブ端部規制具は、前記ゲージバーの側面と前記上面との角部に沿った形状の第1角部と、前記ゲージバーの前記側面と前記底面との角部に沿った形状の第2角部と、を有することを特徴とする。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1の構成において、前記チューブ端部規制具の前記延出部は、複数の前記保持穴のうち最も径が大きい保持穴に重ならない位置まで延出していることを特徴とする。
本考案によれば、フレア加工を正確に行うことができるフレア工具を提供することができる。
フレア工具の外観図である。 フレア工具の断面図である。 フレア工具の外観図である。 チューブ端部規制具を備えるゲージバーの上面図である。 図4に示したゲージバーの底面図である。 図4に示したゲージバーのA−A’断面図である。 ゲージバーの変形例である。
以下、本考案の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態のフレア工具1の外観図である。図2は、フレア工具1の断面図である。図3は、フレア工具1の図1に示す正面側から見た外観図である。図4は、ゲージバー8の上面図である。図5は、図4に示したゲージバー8の底面図である。図6は、図4に示したゲージバーのA−A’断面図である。
フレア工具1は、たとえば冷暖房配管工事等において、チューブの接続端部に接続金具を取り付けるためのフレアを形成する工具である。
本実施形態のフレア工具1は、ヨーク本体2と、軸部4と、フィードハンドル5と、クランプ部6と、ゲージバー8と、チューブ端部規制具11と、コーン10、チューブ端部規制具11などを備える。
ヨーク本体2は、フィードハンドル5を回転させることでハンドルの軸方向に移動するコーン10を内部に備える。また、ヨーク本体2は第1の保持部21と第2の保持部22を有する。第1の保持部21と第2の保持部22は、ゲージバー8をコーン10の下方においてスライド可能に保持する。
第2の保持部22には、後述するゲージバー8に形成されるガイド溝8cにかみ合ってヨーク本体2をゲージバー8に沿ってスライドさせるためのガイドピン12が形成される。本実施形態ではガイドピン12は、図3において第2の保持部22のゲージバー8に対向する面に上向きに2本配置される。なお、図3は、ガイドピン12の構造がわかるように、チューブ端部規制具11を外した状態を示している。2本のガイドピン12は図2において破線で示すように、ヨーク本体2のスライド方向に沿って配置される。2本のガイドピン12が後述するゲージバー8の長手方向に沿って形成されるガイド溝8cにガイドされるため、ヨーク本体2をゲージバー8の長手方向(複数の保持穴8bが配列される方向)に沿って安定してスライドさせることができる。
第2の保持部22には、図3に示すように押圧部であるボールプランジャー部14が形成される。なお図3では、一点鎖線で囲まれたボールプランジャー部14の部分についてボールプランジャー部14の構造が分かるように断面構造を示している。ボールプランジャー部14は、ヨーク本体2をゲージバー8に対して相対的にスライド移動させる際に、ヨーク本体2を各保持穴8bの位置に合せやすくするための位置決めのための部材である。ボールプランジャー部14は、鋼球14aと圧縮ばね14bとケース14cなどで構成される。鋼球14aが圧縮ばね14bにより付勢されており、鋼球14aはゲージバー8に対して押圧している。鋼球14aはリング14dによりケース14cから飛び出ないように押えられている。後述のようにゲージバー8のボールプランジャー部14側には、ゲージバー8に形成される各保持穴8bの位置に凹部8dがそれぞれ形成されている。ヨーク本体2をゲージバー8に対してスライドさせていくと、付勢されている鋼球14aがそれぞれの凹部8dにはまり込むため、ヨーク本体2を各保持穴8bの位置に簡単に位置合わせすることができる。
ヨーク本体2の第1の保持部21は、ゲージバー8のクランプ部6側の側面との間に隙間を有するように形成される。この隙間により後述のようにゲージバー8の一方(可動側バー82)を他方(固定側バー81)に対して開くことができる。なお、第1の保持部21とゲージバー8との間に隙間があっても、ガイドピン12がガイド溝8cに案内されるので、ヨーク本体2はゲージバー8に対してガタつくことなく安定してスライドさせることができる。
軸部4は、周囲にねじが形成され、ヨーク本体2に対して螺合している。軸部4の一端側(図1や図2では上部)にはフィードハンドル5が配置され、軸部4の他端側(図2では下方)にはコーン10が配置されている。フィードハンドル5を回すことで軸部4がヨーク本体2に対して螺進し、回転方向によりコーン10をゲージバー8に対して押し下げたり、引き上げたりすることができる。
フィードハンドル5は上述の通り、コーン10を移動させるためのハンドルである。フィードハンドル5の形状は回転させることができれば特に限定されない。フィードハンドル5の回転軸位置には、電動ドリルなどの工具でフィードハンドル5を回転させることができるように、四角あるいは六角などのビットを差し込む回転工具接続用の穴が形成されてもよい。
軸部4の下方に形成されるコーン10は、ゲージバー8に保持されたチューブの端部を回転しながら押し広げて、フレアを形成する部材である。コーン10は円錐状の形状である。コーン10は図2に示すように、コーン10の先端の位置は常に軸部4の回転中心の位置にあるが、軸方向に対して傾いて形成されるいわゆる偏心コーンである。フィードハンドル5を回転させるとコーン10が偏心して回転し、チューブを広げていくため、ムラの少ないフレアを形成することができる。図2では、コーン10はゲージバー8まで降下した状態を示しているが、ゲージバー8をスライドさせる場合には、フィードハンドル5を回してコーン10を上方に退避した状態で行う。
なお、軸部4は、図2の断面図に示すように、内部のスプリングなどによって構成されるクラッチ機構を備えてもよい。クラッチ機構は、フィードハンドル5を回転させてフレアを形成している際に、フィードハンドル5を回転させるトルクが所定のトルクに達した場合にフィードハンドル5が空転し、コーン10がそれ以上チューブ側に移動しないようにする機構である。これにより、コーン10がチューブに対して過剰に押し当てられて異常なフレアが形成されることを防ぐことができる。
クランプ部6は、ヨーク本体2をゲージバー8に対して固定する部材である。クランプ部6は、クランプハンドル6aと、クランプハンドル6aによって回転する軸部6bなどで構成される。軸部6bはヨーク本体2に螺合している。クランプハンドル6aを回転させると、軸部6bがヨーク本体2に対して螺進し、軸部6bの先端部6cがゲージバー8に当接する。クランプハンドル6aを回して先端部6cをゲージバー8に強く押し当てることで、ゲージバー8を閉じてチューブを保持穴8bによって確実に保持させるとともに、ヨーク本体2をゲージバー8に対して固定することができる。なお、後述するようにゲージバー8のクランプ部6側の側面には、ゲージバー8のチューブを保持する保持穴8bの位置に、溝部8eが形成されている。先端部6cはこの溝部8eの形状に合うように形成されており(本実施形態では円錐台形状)、クランプハンドル6aを回転させて先端部6cを溝部8eにはまるように固定することで、ヨーク本体2の位置をゲージバー8の保持穴8bの位置に位置決めして固定することができる。
ゲージバー8は、フレア加工を行うチューブの先端部分を保持する。ゲージバー8は図4に示すように、径の異なる様々な規格のチューブを保持できるように、複数の保持穴8bが形成されている。ゲージバー8はリング8aを軸として開いて2つに分割する。本実施形態のゲージバー8は、第1のバーである固定側バー81と、第2のバーである可動側バー82とで構成され、可動側バー82がヨーク本体2に対してリング8aを回転軸として開くことができる。各保持穴8bの上方には、フレア形成面8gが形成される。フレア形成面8gは、チューブの端部に決まった形のフレアを形成するための傾斜面である。具体的には、図2に示すように、まずコーン10が回転しながら降下していくことで、チューブの端部が押し広げられる。そしてゲージバー8の保持穴8bの上方に形成されるフレア形成面8gにチューブの端部が当たるまでコーン10によって広げられることで、決まった形状のフレアが形成される。なお、本明細書において、上面とはゲージバー8の保持穴8bの開口部を有し、フレア形成面8gを有する側をいい、保持したチューブの端部がある側をいう。また、底面とは保持穴8bの開口部を有し、フレア形成面8gが形成される面の反対側の面をいう。側面とは、上面と底面の両側の側面であり、凹部8dや溝部8eが形成される面をいう。
固定側バー81には、ガイド溝8cと複数の凹部8dとが形成される。ガイド溝8cには、ヨーク本体2の第2の保持部22において前後に配置される2本のガイドピン12がかみ合っており、ゲージバー8の長手方向に沿ったヨーク本体2の相対的なスライドをガイドする。また、固定側バー81には、チューブ端部規制具11がゲージバー8の長手方向に沿ってスライド可能に固定されており、ガイド溝8cにはチューブ端部規制具11の突出部71がかみ合っている。
複数の凹部8dは、ボールプランジャー部14の鋼球14aがはまり込むことでヨーク本体2の位置決めを補助するための穴である。フレア工具1においてチューブにフレアを形成する場合には、チューブを保持した保持穴8bの位置にヨーク本体2内のコーン10の回転中心(軸部4の軸心)の位置を正確に合せる必要がある。そのため、コーン10の回転中心位置が保持穴8bの中心に位置する場合に、鋼球14aが凹部8dにはまり込むように、ボールプランジャー部14と凹部8dの位置が設定されていればよい。本実施形態では凹部8dは、固定側バー81の側面における各保持穴8bの中心位置にそれぞれ形成される。従って、ボールプランジャー部14の鋼球14aも、ヨーク本体2の第2の保持部22における、コーン10の回転中心の位置からスライド方向に対して直交する方向の延長線上に配置されればよい。
可動側バー82には、クランプ部6の先端部6bがはまる複数の溝部8eが形成されている。本実施形態では、先端部6cが円錐台形状であるため、溝部8eは円錐台状の穴である。各溝部8eは、凹部8dと同様に、可動側バー82の側面における各保持穴8bの中心位置にそれぞれ形成される。なお、本実施形態では、ボールプランジャー部14と各凹部8dによって、ヨーク本体2が各保持穴8bの位置に位置決めされるため、可動側バー82側に溝部8eを設けなくてもよい。
チューブ端部規制具11は、フレアを形成するチューブの端部の先端の位置をゲージバー8の上面の位置にあわせるにあたり、チューブ端部規制具11の規制面がチューブ端部と接触し、チューブ端部をゲージバー8の上面と同一面の位置よりも上方に飛び出さないように規制することでチューブ端部の位置決めをする部材である。チューブ端部規制具11は、板状部材からなり、本体部70と突出部71から形成される。本体部70は、図6に示す通り、ゲージバー8の外縁に沿った形状に形成され、ゲージバー8の上面に沿うチューブ位置規制部70c、ゲージバー8の上面と側面の角部8fに沿う第1角部70a(図6において点線で囲われた部分)、ゲージバー8の側面に沿う側面部70d、ゲージバー8の底面と側面の角部8fに沿う第2角部70b(図6において点線で囲われた部分)及びゲージバー8の底面に沿い突出部71の位置から保持穴8b側に延びる延出部70e等で構成される。ゲージバー8は略直方体に形成されているため、チューブ位置規制部70c及び延出部70eは互いに平行に形成され、側面部70dはチューブ位置規制部70c及び延出部70eに対し直角となる向きに形成される。また、チューブ位置規制部70cは、ゲージバー8の図4における平面視において、少なくとも一部が保持穴8bに重なるように、保持穴8b側に突き出ており、チューブの端部を規制する規制面を有することで、チューブ端部の位置をゲージバー8の上面の位置に正確に合わせることができる。一方、延出部70eは、ゲージバー8の底面において、保持するチューブに干渉しないように保持穴8bに重ならない位置まで延びている。本実施形態では、図5に示すように、ゲージバー8の長手方向に直行する方向において、最も外側に開口部の端部がある、最大の径の保持穴8bに重ならない位置まで延出部70eが延びている。突出部71はゲージバー8の長手方向に長い略直方体状に形成され、ガイド溝8cにかみ合う。当該構成により、チューブ端部規制具11は、チューブ端部をゲージバー8の上面の位置と同一面の位置で規制し位置合わせすることができる。
さらに、本体部70は、図6に示す通り、ゲージバー8の外縁に密接している。具体的には、本実施形態において、ゲージバー8の上面と側面の角部8fおよび底面と側面の角部8fは面取りされてラウンドした形であるが、チューブ端部規制具11の第1角部70aおよび第2角部70bも角部8fに沿って、緩やかにラウンドしながら直角に屈曲した形状に形成される。ゲージバー8の上面、側面および底面には、それぞれチューブ位置規制部70c、側面部70d及び延出部70eが密接している。また、延出部70eの端部は、保持穴8bとガイド溝8cとの間にあればよい。チューブ端部規制具11のガタツキ防止の観点からは、最も径の大きい保持穴8bに重ならない直前の位置まで延びていることが好ましい。
突出部71も、図6に示す通り、ガイド溝8cに密接している。具体的には、本実施形態において、ガイド溝8cは、A−A’断面において、チューブ端部を挿入する方向よりもゲージバー8の短手方向(図6の左右方向)に長い略長方形であるが、突出部71も、A−A’断面において、チューブ端部を挿入する方向よりもゲージバー8の短手方向に長い略長方形に形成され、ガイド溝8c内の各面に突出部71が密接する。さらに、ガイド溝8cは、ゲージバー8cの長手方向に沿って形成されるが、突出部71も、ガイド溝8cに沿ってゲージバー8の長手方向が長手方向となるような幅を持ち、ガイド溝8cに隙間なくかみ合う。
延出部70eの端部が保持穴8bとガイド溝8cとの間の範囲に形成され、突出部71がガイド溝8cに密接することにより、チューブの端部を規制して位置合わせする際、チューブ端部規制具11がチューブを挿入する方向にガタツクことを防ぐことができる。さらに、本体部70がゲージバー8に密接し、突出部71がガイド溝8cに密接していることにより、チューブの端部を規制する際、チューブ端部規制具11とゲージバー8との間に隙間が生じることを防ぐことができる。つまり当該構成により、チューブの端部を規制する際に生じるチューブ端部規制具11のガタツキが防止されるので、チューブの端部の先端の位置をゲージバー8の上面の位置にぴったりと合わせてチューブを保持することができることができる。
以上が、本実施形態のフレア工具1の構成である。次に、フレア工具1によってフレアを形成する際の動作を説明する。
まず図1に示すようにヨーク本体2をリング8a側に寄せた状態でゲージバー8を開いて、加工対象のチューブの口径に合う保持穴8bにチューブ端部規制具11をスライドさせる。該保持穴8bにチューブを端部から挿入し、チューブ端部がチューブ位置規制部70cに接触するところまで挿し込んで、ゲージバー8を閉じる。チューブ端部規制具11はゲージバー8に密接しているため、チューブの端部の先端の位置をゲージバー8の上面の位置と同一面の位置にぴったりと合わせた状態でチューブを保持することができる。なお、本実施形態ではゲージバー8は固定側バー81がガイド溝8cと2本のガイドピン12によって固定されているので、可動側バー82を固定側バー81に対して開閉する。
次にチューブ端部規制具11を移動させるとともにヨーク本体2をチューブを保持している保持穴8bの位置に移動させる。たとえば図2に示すように、チューブが複数の保持穴8bのうち大きい方から3番目の保持穴8bに保持されている場合には、チューブ端部規制具11をヨーク本体2とは逆の方向へ移動させるとともに、ヨーク本体2を当該保持穴8bの位置に移動させる。本実施形態ではボールプランジャー部14と凹部8dにより、ヨーク本体2を保持穴8bの付近に移動させれば付勢されている鋼球14aが凹部8dにはまり込むため、簡単にそして正確にヨーク本体2の軸部4の回転中心(コーン10の先端部の位置)を保持穴8bの中心の位置に合せることができる。また、ガイド溝8cとガイドピン12によって、ヨーク本体2をゲージバー8に対して安定してスライドさせることできる。なお。ヨーク本体2をスライドさせれば、チューブ端部規制具11はヨーク本体2に押されてスライドするので、ヨーク本体2をスライドさせることでチューブ端部規制具11を移動させてもよい。
次に、クランプハンドル6aを回転させてクランプ部6の先端部6cを対応する溝部8eに押し込んでチューブを保持させるとともに、ヨーク本体2をゲージバー8に対してしっかりと固定する。
次に、フィードハンドル5を回転させてコーン10を保持穴8bに保持されているチューブに対して押し当てていき、コーン10を回転させながらフレアを形成する。上述のクラッチ機構を備える場合であれば、クラッチ機構が動作してトルクがコーン10に伝わらなくなった時点でフレアが完成する。その後、以上と逆の手順でフィードハンドル5、クランプハンドル6aを逆に回し、ヨーク本体2をリング8a側に寄せてゲージバー8を開き、チューブを保持穴8bから外せばフレア形成の作業が完了する。
以上の本実施形態のフレア工具によれば、チューブ端部規制具11により、ゲージバー8でチューブを保持する際にチューブ端部の先端の位置をゲージバー8の上面の位置と同一面の位置に正確に位置合わせすることができるので、チューブ端部の破損を生じることなく所定の形状のフレアを確実に形成することができる。
従って、本実施形態によりフレア加工を高精度で正確に行うことができるフレア工具1を提供することができる。
なお、本実施形態では、チューブ位置規制部70cの端部は、ゲージバー8の上面において山形状に形成されていたが、これに限られない。すなわち、チューブ位置規制部70cの少なくとも一部が図4の平面視において保持穴8bと重なる位置まで延びていればどのような形状でよい。チューブ位置規制部70cの少なくとも一部が保持穴8bの上方まで延びていれば、チューブの端部の先端の位置をゲージバー8の上面の位置と同一面の位置にぴったりと合わせることができる。
また、本実施形態では本体部70および突出部71はゲージバー8の長手方向に幅をもって形成されていたがこれに限られない。本体部70および突出部71の長手方向の幅を狭めてもよく、図7に示すように本体部70および突出部71の長手方向の幅をさらに広げてもよい。幅は特に限定されないが、幅がより広ければ、チューブ端部規制具11の長手方向のガタツキを防ぐことができ、チューブの端部との接触面積も大きくすることができるため、チューブ端部の先端の位置をゲージバー8の上面の位置と同一面の位置にガタツキなくより正確にあわせることができる。
また、ヨーク本体2は、第2の保持部22において、ガイドピン12を備えているが、これに限られない。つまり、ヨーク本体2は、ガイドピン12を備えていなくてもよい。この場合でも、チューブ端部の先端の位置をゲージバー8の上面の位置と同一面の位置にガタツキなく正確にあわせることができる。
また、ヨーク本体2は、第2の保持部22において、ボールプランジャー部14を備えているが、これに限られない。つまり、ヨーク本体2は、ボールプランジャー部を備えていなくてもよい。この場合でも、チューブ端部の先端の位置をゲージバー8の上面の位置と同一面の位置にガタツキなく正確にあわせることができる。
本考案を特定の態様により詳細に説明したが、本考案の精神および範囲を逸脱しないかぎり、様々な変更および改質がなされ得ることは、当業者には自明であろう。
1 フレア工具
2 ヨーク本体
4 軸部
5 フィードハンドル
6 クランプ部
8 ゲージバー
10 コーン
11 チューブ端部規制具
12 ガイドピン
14 ボールプランジャー部

Claims (4)

  1. チューブの端部を保持する複数の保持穴を複数有するゲージバーと、複数の前記保持穴が形成される前記ゲージバーの長手方向に沿って前記ゲージバーに対して相対的にスライドするヨーク本体と、前記ヨーク本体に保持されチューブの端部に押圧してフレアを形成する円錐状のコーンと、を備えるフレア工具であって、
    前記ゲージバーが、
    保持されるチューブのフレアが形成される側とは逆側の底面に前記長手方向に沿って形成されるガイド溝と、
    前記ガイド溝にガイドされ前記長手方向にスライドする前記ゲージバーの外縁に沿った形状のチューブ端部規制具であって、前記ゲージバーのフレアが形成される側の上面の位置にチューブの端部の先端の位置を合わせる規制面を有するチューブ位置規制部と、前記ガイド溝にかみ合う突出部と、前記突出部から前記ゲージバーの底面に沿って前記保持穴側に延出する延出部と、前記チューブ位置規制部側と前記突出部側とをつなぐ側面部と、を有するチューブ端部規制具と、
    を備えることを特徴とするフレア工具。
  2. 前記ヨーク本体は、前記ガイド溝にかみ合う突出部を有し、前記ガイド溝にガイドされてスライドすることを特徴とする請求項1に記載のフレア工具。
  3. 前記チューブ端部規制具は、前記ゲージバーの側面と前記上面との角部に沿った形状の第1角部と、前記ゲージバーの前記側面と前記底面との角部に沿った形状の第2角部と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載のフレア工具。
  4. 前記チューブ端部規制具の前記延出部は、複数の前記保持穴のうち最も径が大きい保持穴に重ならない位置まで延出していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載のフレア工具。
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