JP3187546U - 直線描画補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】整髪機能を備え、筆記用具による直線の描画を補助する携帯可能な直線描画補助具を提供する。
【解決手段】基部2と、基部の一端に設けられ、筆記用具の移動を基部の長手方向に沿った直線方向に規制し、かつ長手方向に沿って目盛り7を設けた移動規制部3と、基部の他端に設けられ、先端が基部の長手方向に直交する方向に向かって配置された複数の櫛歯5からなる櫛部4と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】基部2と、基部の一端に設けられ、筆記用具の移動を基部の長手方向に沿った直線方向に規制し、かつ長手方向に沿って目盛り7を設けた移動規制部3と、基部の他端に設けられ、先端が基部の長手方向に直交する方向に向かって配置された複数の櫛歯5からなる櫛部4と、を備える。
【選択図】図1
Description
この考案は、筆記用具による直線の描画を補助する直線描画補助具に関する。
書類上に、修正などのための二重線や、記載部分を強調するためのアンダーラインを引く場合、フリーハンドで描画するのは難しく、うまく描画できない場合が多い。また、フリーハンドで描画した場合は、直線が曲がってしまったり、直線が波打ってしまったりして、見た目がよくない。特に公式の書類やビジネスでやりとりされる書類に記載された文字などを削除する際に直線を用いる場合には、通常、定規などの補助具を用いておこなわれることが一般的である。
また、従来、髪の毛の長さを測るために目盛りをつけたクシが提案されている(たとえば、下記特許文献1、2参照。)。
しかしながら、外出先などで急に直線を描画しなければならない場合、フリーハンドでの描画を避けるために、他の代用品を用いておこなわなければならない。また、そのためだけに、定規などを常に携行するのも余り効率的ではない。
一方、櫛は、ビジネスマンの身だしなみとして、通常、常に携行する場合が多く、上記代用品として用いられる場合が想定されるが、櫛の背部が直線になっていないものが多く、直線をきれいに描画できなかったり、描画に失敗してしまうという問題があった。
また、上記先行技術文献に記載された技術は、いずれも、美容師が用いる櫛であり、また、直線描画をするための補助具としての機能を備えてはおらず、直線を容易にかつ確実に描画することができるとは限らない。
この考案は、上述した従来技術による問題点を解消するため、常に携帯することができ、容易に筆記用具による直線の描画を補助することができる直線描画補助具を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の考案にかかる直線描画補助具は、筆記用具による直線の描画を補助する直線描画補助具であって、基部と、前記基部の一端に設けられた、前記筆記用具の移動を当該基部の長手方向に沿った直線方向に規制する移動規制部と、前記基部の他端に設けられた、先端が当該基部の長手方向に直交する方向に端部へ向かって配置された複数の櫛歯からなる整髪機能を有する櫛部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の考案にかかる直線描画補助具は、請求項1に記載の考案において、前記基部の前記移動規制部の近傍に、当該基部の長手方向に沿って目盛りを設けたことを特徴とする。
また、請求項3の考案にかかる直線描画補助具は、請求項1または2に記載の考案において、前記移動規制部は、前記基部の長手方向と直交する方向に、端部へ向かうほど当該基部の幅が小さくなるようにテーパ部を設けたことを特徴とする。
本考案にかかる直線描画補助具によれば、直線描画をする機能と整髪機能の両方の機能を実現することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この考案にかかる直線描画補助具の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(直線描画補助具の構成)
図1は、本考案の直線描画補助具を示す正面図である。図1において、筆記用具による直線の描画を補助する直線描画補助具1は、基部2と、基部2の一端(図1における「A」側)に設けられた移動規制部3と、基部2の他端(図1における「A’」側)に設けられた、複数の櫛歯5からなる櫛部4と、把持部6から構成される。
図1は、本考案の直線描画補助具を示す正面図である。図1において、筆記用具による直線の描画を補助する直線描画補助具1は、基部2と、基部2の一端(図1における「A」側)に設けられた移動規制部3と、基部2の他端(図1における「A’」側)に設けられた、複数の櫛歯5からなる櫛部4と、把持部6から構成される。
基部2の長手方向の長さは、たとえば156mm、長手方向と直交する方向の長さは、26mm〜33mm程度であるとよい。図1では、長手方向と直交する方向の長さは、把持部6側とその反対側とでほぼ同じとしているが、たとえば、把持部6側が33mm程度、その反対側が26mm程度であってもよい。
基部2の材質は、移動規制部3による直線描画機能、櫛部4による整髪機能を達成するための硬度を備えたものであればよい。たとえば、プラスチック、べっ甲、セラミック、つげや竹などの木材、アルミニウムやチタンなどの金属であってもよい。ノベルティーグッズとする場合は、対費用効果を考慮して材質を選定することができる。基部2は、移動規制部3、櫛部4、把持部6を一体形成により同一の材質で作成できる。また、移動規制部3、櫛部4、把持部6をそれぞれ異なった材質によって作成してもよい。
移動規制部3は、筆記用具の移動を当該基部の長手方向に沿った直線方向に規制する。直線描画補助具1の基部2を用紙の上に置いて基部2を押させた状態で、移動規制部3、すなわち図1における基部2の「A」側の端部の直線部分に筆記用具の先端を当てて、当該直線部分に沿って筆記用具を移動させることによって、用紙に直線を描画することができる。筆記用具は、ボールペンのほか、鉛筆、シャープペンシル、万年筆、サインペン、蛍光マーカーなどであってもよい。
櫛部4は、先端が基部2の長手方向に直交する方向に端部(図1における「A’」側)へ向かって配置された複数の櫛歯5からなる。このように複数の櫛歯5が設けられることによって、櫛部4は、頭髪を整える整髪機能を有する。櫛歯5の幅は、たとえば0.5mm程度であり、また、櫛歯5の間隔は、たとえば1mm程度である。櫛歯5の幅および間隔は、頭髪の状態や整髪の仕方によって変更することができる。
また、基部2は、図1に示すように、把持部6を備えてもよい。把持部6は、宣伝広告用スペースとし、文字や画像などを印刷してもよい。これによって、本考案の直線描画補助具1を宣伝広告用のノベルティーグッズとして活用させることができる。図示を省略するが、把持部6は備えていなくてもよく、その分、櫛部4を基部2の長手方向のほぼ全体にわたって設けてもよい。
また、移動規制部3は、その近傍に、基部2の長手方向に沿って目盛り7を設けるとよい。図1において、目盛りは、1ミリ単位で、15cmの長さにわたって設けている。これにより、移動規制部3は、定規として、長さを計る機能を備える。また、移動規制部3が定規のように見えることから、本考案にかかる直線描画補助具1が、単に整髪機能のみを備えていると認識し、直線描画機能を備えているということを知らない者に対しても、移動規制部3が直線となっており、直線を引くのに利用できるということを容易に知らしめることができる。すなわち、目盛り7がついており、定規としても機能を有していることから、移動規制部3は直線であり、直線を描画するのに便利であると、利用者に容易に想像させることができるという効果を奏する。
また、図示を省略するが、把持部6の文字、画像、および移動規制部3の目盛り7は、基部2の両面に設けてもよい。両面に設ける場合には、把持部6の文字、画像の内容を変えてもよい。また、目盛り7のスケールを変更してもよい。表面には、目盛り7を1ミリ単位で設けるとともに、その裏面には、目盛り7をたとえば5ミリ単位で設けるようにしてもよい。
図2は、本考案の直線描画補助具を示す断面図である。具体的には、図1において、矢印A−A’の方向から見た断面図である。図2において、基部2は、移動規制部3側の端部の幅(厚さ)が、たとえば4mm程度であり、櫛部4側の端部の幅(厚さ)が、たとえば2.5mm程度であるとよい。
また、移動規制部3は、基部2の長手方向と直交する方向(図2における右側方向)に、端部へ向かうほど基部2の幅(厚さ)が小さくなるようにテーパ部8を設けている。このテーパ部8は、たとえば、30度〜45度程度が好ましいが、これに限定されるものではない。
このように、移動規制部3が、テーパ部8を設けることによって、筆記用具を水平に置かれた用紙に対してほぼ垂直方向に立てなくても、用紙の所望の位置、すなわち移動規制部3の端部に近い位置にペン先を当てることができる。すなわち、テーパ部8を設けることにより、筆記用具を作業者の手前側に傾けた状態でも、筆記用具の先端が移動規制部3の端部から離れることがなく、それによって、所望の位置、すなわち、移動規制部3の端部付近に確実に直線が描画できる。
つぎに、本考案にかかる直線描画補助具による直線描画方法について説明する。図3−1および図3−2は、本考案の直線描画補助具を用いた直線描画方法の一例を示す説明図である。図3−1は直線の描画前、図3−2は直線描画後の状態を示している。
図3−1において、直線描画補助具1の利用者は、まず、用紙の上に、本考案の直線描画補助具1を置いて、左手で櫛部4を上から押さえる。その際、用紙の上の直線を描画したい位置に移動規制部3の先端を合わせる。そして、右手で筆記用具9を持って、筆記用具9のペン先を移動規制部3の先端に沿わせて、移動規制部3の直線部分に沿って、左側から右側方向へ筆記用具9を移動させる。左利きの場合には、上記とは反対となる。
そうすると、図3−2に示すように、移動規制部3の直線部分に沿って、直線が描画される。移動規制部3の端部が直線になっているので、端部に沿って筆記用具を移動させることによって、用紙に直線が容易に描画できる。また、同じ長さの直線を描画したい場合は、移動規制部3の目盛り7を確認しながら、描画するとよい。このようにして、本考案の直線描画補助具1を用いて直線を描画する。
左手で櫛部4を押さえるので、通常の定規と比べて、櫛歯5と用紙との間に摩擦が生じやすくなり、直線を描画する際に直線描画補助具1自体がずれにくくなる。それによって、直線の描画を失敗する可能性を低くすることができる。
図4は、本考案の直線描画補助具を用いた整髪方法の一例を示す説明図である。図4に示すように、本考案の直線描画補助具1を用いて整髪する場合は、たとえば直線描画補助具1の把持部6を把持し、櫛部4を頭髪に当ててとかすことによって、櫛歯5の間に頭髪が挟まることで、整髪がおこなわれる。
図5は、本考案の直線描画補助具をケースに収納した状態を示す説明図である。図5に示すように、本考案の直線描画補助具1をケースに収納することによって、本考案の直線描画補助具1を鞄や上着のポケットなどに入れた場合であっても、櫛部4の櫛歯5の破損を防止することができ、整髪機能を損なうことがない。また、移動規制部3が破損したり変形したりすることを防止することができ、直線描画機能を損なうことがない。また、図示は省略するがケース10の表面に宣伝広告用の文字や画像を印刷などにより記載するようにしてもよい。また、ケース10の表面に直線描画補助具としての使用方法について記載してもよい。
以上のように、整髪するための櫛として本考案にかかる直線描画補助具1を携帯することによって、必要なときに容易にかつ確実に直線を描画することができる。これによって、必要なときにその都度、定規などを探さなくても、書類に取消し線やアンダーラインをよりきれいに描画することができる。
また、従来、ホテルなどのアメニティーとして用意されている櫛であれば、一度あるいは数度使用されるだけで廃棄されることになる場合が多い。しかし、直線描画補助具であることによって、その利便性を考慮し、廃棄されずに携行されることが期待できる。その分、把持部6などに記載した宣伝広告機能をより長く持続させることができる。したがって、ノベルティーグッズとして最適である。
さらに、ケース10をつけて、ケース10に直線描画補助具1を収納させて携帯させることにより、直線描画補助具1をより長く携帯させることができ、さらに、宣伝広告機能をより長く持続させることができる。
1 直線描画補助具
2 基部
3 移動規制部
4 櫛部
5 櫛歯
6 把持部
7 目盛り
8 テーパ部
9 筆記用具
10 ケース
2 基部
3 移動規制部
4 櫛部
5 櫛歯
6 把持部
7 目盛り
8 テーパ部
9 筆記用具
10 ケース
Claims (3)
- 筆記用具による直線の描画を補助する直線描画補助具であって、
基部と、
前記基部の一端に設けられた、前記筆記用具の移動を当該基部の長手方向に沿った直線方向に規制する移動規制部と、
前記基部の他端に設けられた、先端が当該基部の長手方向に直交する方向に端部へ向かって配置された複数の櫛歯からなる整髪機能を有する櫛部と、
を備えたことを特徴とする直線描画補助具。 - 前記基部の前記移動規制部の近傍に、当該基部の長手方向に沿って目盛りを設けたことを特徴とする請求項1に記載の直線描画補助具。
- 前記移動規制部は、前記基部の長手方向と直交する方向に、端部へ向かうほど当該基部の幅が小さくなるようにテーパ部を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の直線描画補助具。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005074U JP3187546U (ja) | 2013-09-02 | 2013-09-02 | 直線描画補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3187546U true JP3187546U (ja) | 2013-12-05 |
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Family Applications (1)
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JP2013005074U Expired - Lifetime JP3187546U (ja) | 2013-09-02 | 2013-09-02 | 直線描画補助具 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3187546U (ja) |
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- 2013-09-02 JP JP2013005074U patent/JP3187546U/ja not_active Expired - Lifetime
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