JP3187440U

JP3187440U - コバエ捕獲器

Info

Publication number: JP3187440U
Application number: JP2013005357U
Authority: JP
Inventors: 純一東
Original assignee: 純一東
Priority date: 2013-09-17
Filing date: 2013-09-17
Publication date: 2013-11-28
Anticipated expiration: 2023-09-17

Abstract

【課題】室内にセットし、積極的に捕獲しやすく、また、人体や環境にやさしく、安全なコバエ捕獲器を提供する。
【解決手段】有底の四角筒状のケーシング本体１を設け、本体１の内側面中途には、上げ底板部２を設け、上げ底板部２の中央には、ケーシング本体１の内幅αと同一、若しくは幅狭の寸法を有し、且つ表・裏両面に粘着剤３を塗布したリボン４の末端部４ａを固定して設け、リボン４をケース本体１内でジグザグ状に折り畳み、リボン４の先端部４ｂには吊り下げ用の穴５を設け、上げ底板部２には、下部に通じる穴部を１または複数個設け、穴内に、コバエを誘引する素材Ｘを収納する部屋７を設ける。
【選択図】図１

Description

この考案は、コバエ捕獲器に関するものであり、特に、屋内で発生するコバエの捕獲を目的とした捕獲器である。

従来、コバエは、ショウジョウバエなどの小さなハエの総称であり、ショウジョウバエ、キノコバエ、ノミバエ、チョウバエ等が含まれ、室内で飛遊されると不潔であり、また、鬱陶しいものであった。

このように、コバエはハエの一種ではなく、前記のそれぞれのコバエもそれぞれの生態があって、見た目にも似ており、それぞれの種類によって発生場所が異なり駆除が困難であった。

それに対して、従来よりコバエもハエの捕獲も、依然として長年用いられているハエ取りリボン紙を使用したりしている。

しかし、このハエ取りリボン紙は、あまり捕獲できないものであった。その原因は、厨ごみにおける残飯や食物をポリ袋に入れて捨てている匂いの方に虫が集まり、その結果、リボンの方には偶然とまるコバエ程度しか捕獲できないものであった。

また、近年ストロー状の筒体の表面に粘着剤を塗布し、これを円板状の固定盤に複数本差し込んで固定して卓上でコバエを捕獲する捕獲器が存在している。

しかし、この捕獲器は、表面に粘着剤を塗布したストローが、一本づつ、フィルム状の袋に収納されており、これを取り出す際、ストローに塗布した粘着剤が袋の内面に付着しており、取り出し難く、使いがっての悪いものであった。

そこで、この考案の課題は、室内に簡単にセットでき、人体や環境にやさしく安全であり、また、積極的に捕獲しやすいコバエ捕獲器を開発・提供することにある。

そこでこの考案は、上記の課題を解決すべく、ケーシング内に、リボンを折り畳んで収納でき、且つ、ケーシング内には、コバエを誘引できる天然物である素材を入れておくコバエ捕獲器である。

この考案によると、リボン（３）はジグザグ状に折り畳まれてケーシング本体（１）内に収納されているため、従来の巻いた状態のリボン（３）より引っ張り出し易いとの効果を奏する。

また、ケーシング本体（１）の底部には部屋（６）を形成し、内部にコバエを誘引する素材（Ｘ）を入れているため、該ケーシング本体から臭うため、コバエ（Ｙ）を直接、誘引することができるため、効果は覿面であり、従来の３〜５倍を捕獲でき、しかも、素材（Ｘ）は安全なものであり極めて有益なる効果を奏する。

さらに、使用後には一般ゴミとして廃棄処理でき、誘引する素材は化学薬品を使用することなく、環境る優しく、一般のハエを含む虫にも当然対応でき、ランニングコストも安価である等の効果を奏するものである。

この考案の一実施例を示す一部欠截正面図である。この考案の一実施例を示す一部欠截側面図である。図１中ａ−ａ拡大平面図である。この考案の折り畳み収納状態を示す説明図である。この考案の使用状態を示す斜視図である。この考案の使用の結果状態を示す斜視図である。

以下、この考案について詳細に説明する。尚、この考案においては、以下の記述に限定されるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲においては適宜変更可能である。

先ず、この考案の一実施例を図１に基づいて詳述すると、有底の四角筒状のケーシング本体（１）を設け、該本体（１）の内側面中途には、上げ底板部（２）を設け、該上げ底板部（２）の中央には、前記ケーシング本体（１）の内幅（α）と同一、若しくは幅狭の寸法を有し、且つ表・裏両面に粘着剤（３）を塗布したリボン（４）の末端部（４ａ）を固定して設け、前記リボン（４）をケース本体（１）内でジグザグ状に折り畳み、該リボン（４）の先端部（４ｂ）には吊り下げ用の穴（５）を設け、該上げ底板部（２）には、下部に通じる穴部（６）を１または複数個設け、該穴内に、コバエ（Ｙ）を誘引する素材（Ｘ）を収納する部屋（７）を設けたことを特徴とするコバエ捕獲器から構成される。

尚、リボン（４）の末端部（４ａ）並びに先端部（４ｂ）には、所定の幅、粘着剤（３）を塗布しない部分を設けており、セットする際、手に粘着剤（３）が付着しないよう配慮されている。

また、コバエ（Ｙ）を誘引する素材（Ｘ）の一例としては、固形物であれば臭いでつられる魚の小片であったり、さらに臭いを拡大させるよう水も一緒に入れるものである。

さらに、コバエ（Ｙ）を誘引する素材（Ｘ）が液状物であれば、例えば、果実ジュースやビールの飲み残しを入れることも効果があるものである。

さらに、リボン（４）の長さ寸法は、家庭のキッチンに配置してあるシンクの高さ寸法に合わせて検討すればよい。

また、吊り下げた場合、ケーシング本体（１）が錘の役目を果たし、風等でリボン（４）が揺れることがない。

この考案のコバエ捕獲器の技術を確立し、実施することにより、産業上利用できるものである。

１ケーシング本体
２上げ底板部
α 内幅寸法
３粘着剤
４リボン
４ａリボン末端部
４ｂリボン先端部
５吊り下げ用の穴
６穴
７部屋
Ｘ誘引する素材
Ｙコバエ

Claims

有底の四角筒状のケーシング本体（１）を設け、該本体（１）の内側面中途には、上げ底板部（２）を設け、該上げ底板部（２）の中央には、前記ケーシング本体（１）の内幅（α）と同一、若しくは幅狭の寸法を有し、且つ表・裏両面に粘着剤（３）を塗布したリボン（４）の末端部（４ａ）を固定して設け、前記リボン（４）をケース本体（１）内でジグザグ状に折り畳み、該リボン（４）の先端部（４ｂ）には吊り下げ用の穴（５）を設け、該上げ底板部（２）には、下部に通じる穴部（６）を１または複数個設け、該穴内に、コバエを誘引する素材（Ｘ）を収納する部屋（７）を設けたことを特徴とするコバエ捕獲器。