JP3187378U - 二酸化塩素を用いた消臭装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲環境に左右されることなく、十分な消臭能力を得ることができる二酸化塩素を用いた消臭装置を提供する。
【解決手段】二酸化塩素ガスを発生させ二酸化塩素ガスにより空間を消臭する第1の消臭剤3と、第1の消臭剤3とは異なる方式で空間を消臭する第2の消臭剤4と、第1の消臭剤3を収容する第1の収容部12と、第2の消臭剤4を収容する第2の収容部14と、少なくとも第1の消臭剤3および第2の消臭剤4の消臭成分が出入りする孔部16とを備えた容器2と、を備えた。
【選択図】 図2

Description

本考案は、二酸化塩素を用いた消臭装置に関する。
従来、室内空間における臭気を消臭するための技術や製品が多々知られている。例えば、消臭成分が含まれた液体を消臭対象にスプレーするスプレータイプのものや、一箇所に固定されて使用される置き型タイプのものがある。この置き型タイプの製品は、例えば容器内部にゾル状やゲル状の消臭剤を充填し、容器に設けられた孔から消臭成分を放出することにより消臭する(例えば特許文献1参照)。
特開2008−93125号公報
スプレータイプの消臭装置は、使用者が臭気源の位置や臭気の強度に応じて自由に使用できる。しかし、置き型タイプの消臭装置は、上述した通り一般的には一箇所に固定されて使用されるものである。このため、置き型タイプの消臭装置は、臭気源の位置や臭気の強度、臭気源となる物質の種類などの条件が変化する中で、安定した消臭能力が求められることになる。このような背景から、置き型タイプの消臭装置は、環境によっては、要求される消臭能力が得られないと使用者に感じられてしまうという問題があった。
本考案はこのような事情を考慮してなされたもので、周囲環境に左右されることなく、十分な消臭能力を得ることができる二酸化塩素を用いた消臭装置を提供することを目的とする。
本考案に係る二酸化塩素を用いた消臭装置は、上述した課題を解決するために、二酸化塩素ガスを発生させ前記二酸化塩素ガスにより空間を消臭する第1の消臭剤と、前記第1の消臭剤とは異なる方式で空間を消臭する第2の消臭剤と、前記第1の消臭剤を収容する第1の収容部と、前記第2の消臭剤を収容する第2の収容部と、少なくとも前記第1の消臭剤および前記第2の消臭剤の消臭成分が出入りする孔部とを備えた容器と、を備えたことを特徴とする。
本考案に係る二酸化塩素を用いた消臭装置においては、周囲環境に左右されることなく、十分な消臭能力を得ることができる。
(a)は本考案に係る二酸化塩素を用いた消臭装置の一実施形態を示す斜視図、(b)は消臭装置の正面図。 図1(b)のII−II線に沿う縦断面図。 消臭装置の蓋体を解放した状態を示す斜視図。
本考案に係る二酸化塩素を用いた消臭装置の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1(a)は本考案に係る二酸化塩素を用いた消臭装置の一実施形態を示す斜視図、(b)は消臭装置1の正面図である。
図2は、図1(b)のII−II線に沿う縦断面図である。
図3は、消臭装置1の蓋体11を解放した状態を示す斜視図である。
消臭装置1は、図2および図3に示すように、容器2と、第1の消臭剤3および第2の消臭剤4とを備える。
容器2は、本体10および蓋体11を備える。本体10は、第1の消臭剤3を収容する第1の収容部12と、第2の消臭剤4を収容する第2の収容部13とを備える。本体10は、第1の収容部12と第2の収容部13とを仕切る、鉛直方向に設けられた仕切板14を備える。第1の収容部12は、仕切板14に対して本体10正面側に設けられ、第2の収容部13は仕切板14に対して本体10背面側に設けられる。蓋体11は、本体10を覆い、容器2の大部分の外観を成す。図1に示すように、蓋体11は、容器2の設置時における上面15に、孔部16を複数個備える。
第1の消臭剤3は、二酸化塩素ガスを発生させこの二酸化塩素ガスにより空間を消臭する消臭剤である。第1の消臭剤3は、例えば顆粒状の二酸化塩素ガス発生源である。この二酸化塩素ガス発生源は、空気中の炭酸ガスや水分と反応することにより、二酸化塩素ガスを発生させるものである(例えば国際公開第1998/038865号、特開2011−173758号公報)。ガス発生源は、例えば、亜塩素酸アニオン源を担持した多孔質担体である。亜塩素酸アニオン源は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の亜塩素酸塩、好ましくは亜塩素酸ナトリウムである。多孔質担体は、ゼオライト、セピオライト、シリカゲル、珪藻土、パーライト、モンモリロナイトなどである。第1の消臭剤3は、通気性を有する消臭剤収容袋20に収容される。収容袋20は、例えば不織布、ポリエチレンなどの樹脂フィルムでコーティングされた紙など種々の材料で形成することができる。なお、二酸化塩素ガスの濃度は、ガス発生源の量、亜塩素酸アニオン源の担持量、収容袋20の開口率などにより制御される。なお、二酸化塩素は、消臭の他にも、ウイルス・細菌の除去、かびの抑制、アレルゲン対策などの機能も併せて有する。
第2の消臭剤4は、第1の消臭剤とは異なる方式で空間を消臭する種々の消臭剤を適用することができる。本実施形態においては、第2の消臭剤4は、イオン交換により空間を消臭する消臭剤である。第2の消臭剤4は、消臭剤容器21に収容されたゲル状のイオン交換体であり、例えばポリアクリル酸アリルスルホン酸共重合体グルコースとポリヒドロエチルメタクリラートエタノールアミン共重合体グルコースとからなる、陽イオン交換体と陰イオン交換体とである。第2の消臭剤4には、さらに芳香源を含有してもよい。これにより、消臭装置1は消臭機能に加えて芳香機能を有することができる。
なお、第2の消臭剤4はイオン交換体の他にも、植物成分由来の消臭剤などを適用することができる。
次に、本実施形態における消臭装置1の作用について説明する。
消臭装置1は、例えばリビング、トイレ、玄関などの居住空間やオフィスなどの使用者が消臭を希望する空間に設置される。消臭装置1は、孔部16から容器2外へ放出された第1の消臭剤3と第2の消臭剤4との消臭効果により居住空間などの臭気を消臭する。また、併せて除菌などを行う。消臭装置1の臭気源となる物質は、イオン化した物質やイオン化していない物質、または有機化合物や無機化合物など多種多様である。消臭装置1は、イオン化した物質には第2の消臭剤4を作用させ、イオン化していない物質には第1の消臭剤3を作用させる。
具体的には、第1の消臭剤3は、二酸化塩素ガスにおける酸素原子のフリーラジカルの強力な酸化作用により悪臭成分を分解消臭する。一方、第2の消臭剤4は、イオン化して空間に浮遊している物質と帯電中和する。また、二酸化塩素ガスによる酸化作用による消臭は瞬時に行われ、イオン交換体の帯電中和反応による消臭は持続的に行われる。このように、消臭作用の異なる2種類の第1および第2の消臭剤3、4により、消臭装置1による消臭は効果的に行われる。
なお、第2の消臭剤4に芳香成分が含有された場合には、第2の消臭剤4により芳香成分の香気までもが消臭されないよう、芳香成分はイオン交換体と反応しない物質である必要がある。さらに、第1の消臭剤3の二酸化塩素ガスが芳香成分を分解しないように、二酸化塩素の発生濃度が設定される必要がある。具体的には、二酸化塩素ガスが空間濃度0.001ppm〜0.1ppmで徐放されるようにして使用するのが好ましい。0.001ppmより低い濃度で徐放させると、二酸化塩素の必要量が不足して十分な消臭効果が得られないためである。また、0.1ppmを超える濃度で放出させると、二酸化塩素の刺激臭自体が芳香成分の香質に影響を及ぼすためである。
このような本実施形態における消臭装置1は、周囲環境に左右されることなく効果的な消臭能力を得ることができる。すなわち、置き型の消臭装置は、臭気の位置や強度、種類などの条件が変化する中で定位置に設置されて使用されるものである。このため、二酸化塩素のみ、またはイオン交換体のみを用いた置き型の消臭装置の場合においては、二酸化塩素が作用できる物質のみ、またはイオン交換体が作用できる物質のみに有効であった。これに対して、本実施形態における消臭装置1は、第1の消臭剤3、第2の消臭剤4を共に配置したため、臭気の要因となる種々の物質に対する消臭能力を備えることができる。これにより、消臭装置1は定位置に設置されたとしても、使用者が満足する消臭作用を与えることができる。
また、消臭剤として二酸化塩素を単独で用いた場合、使用者に対して二酸化塩素の刺激臭を与える可能性がある。しかし、本実施形態における消臭装置1は、二酸化塩素ガスと共にイオン交換体を放出するため、二酸化塩素の欠点である刺激臭が緩和される。すなわち、第1の消臭剤3、第2の消臭剤4は、どちらも悪臭物質に対して素早く反応し、両薬剤の濃度は消費に伴い低下する。消臭に用いられない余剰の残留二酸化塩素ガスは、時間が経過すると酸素に分解してなくなる一方、分解するまでの間は刺激臭を与える。しかし、この残留二酸化塩素ガスと第2の消臭剤4とが反応することにより、二酸化塩素ガスの刺激臭は緩和され得る。なお、第1または第2の消臭剤3、4と臭気源となる物質との反応は瞬間的に行われるため、2つの消臭成分どうしが消臭よりも先に反応し相殺してしまうということはないと考えられる。
本考案のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、考案の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、考案の範囲や要旨に含まれるとともに、実用新案登録請求の範囲に記載された考案とその均等の範囲に含まれる。
1 消臭装置
2 容器
3 第1の消臭剤
4 第2の消臭剤
10 本体
11 蓋体
12 第1の収容部
13 第2の収容部
14 仕切板
15 上面
16 孔部
20 消臭剤収容袋
21 消臭剤容器

Claims (5)

  1. 二酸化塩素ガスを発生させ前記二酸化塩素ガスにより空間を消臭する第1の消臭剤と、
    前記第1の消臭剤とは異なる方式で空間を消臭する第2の消臭剤と、
    前記第1の消臭剤を収容する第1の収容部と、前記第2の消臭剤を収容する第2の収容部と、少なくとも前記第1の消臭剤および前記第2の消臭剤の消臭成分が出入りする孔部とを備えた容器と、を備えたことを特徴とする二酸化塩素を用いた消臭装置。
  2. 前記第1の消臭剤は、通気性を有する消臭剤収容袋に収容された顆粒状の二酸化塩素発生源であり、
    前記第2の消臭剤は、消臭剤容器に収容されたゲル状のイオン交換体である請求項1記載の消臭装置。
  3. 前記容器は、前記容器の設置時における上面に前記孔部を複数個備えた請求項1または2記載の消臭装置。
  4. 前記第1の消臭剤には、さらに芳香成分が含有された請求項1〜3のいずれか1項記載の消臭装置。
  5. 前記容器は、前記第1の収容部および前記第2の収容部とを備えた本体と、前記孔部を備えた本体を覆う蓋体とを有する請求項1〜4のいずれか1項記載の消臭装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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